
フリーターから正社員になるには、求人サイトや転職エージェント、ハローワークを使って未経験歓迎の正社員求人に応募する方法や、アルバイトからの正社員登用、職業訓練校に通うなどの方法があります。
この記事ではフリーターから正社員になる方法とコツ、転職におすすめの仕事まで幅広く解説していきます。この記事を読んで、正社員になるまでのステップについて理解を深めてみてください。
- フリーターから正社員になる方法は「転職活動」「正社員登用」「紹介予定派遣」がある
- フリーターから正社員になる流れは①求人探し②履歴書・職務経歴書の作成③面接
- 約67%の人がフリーターから正社員への転職に成功している!
- 未経験歓迎・経験不問で募集している業界・職種があるので転職は可能!
- フリーターから正社員への転職におすすめの職種は「営業職」「アドバイザー職」「製造職」など
- フリーターから正社員になるメリットは「雇用の安定」「収入アップ」
- 求人サイトから応募する
求人サイトから正社員の求人に応募し、自分で選考対策をする - 転職エージェントを活用する
転職のプロにサポートしながら就活する。就活を一人で進めるのが不安な方におすすめ - ハローワークに相談する
転職希望地のハローワークに相談する。地方で働きたい方におすすめ - アルバイトや派遣からの正社員登用
アルバイト先で正社員として雇ってもらえないか相談する - 公務員試験を受ける
公務員試験の勉強し、公務員試験に合格する - 職業訓練校に通う
資格取得することで転職が有利に!専門職に転職したい人におすすめ - 紹介予定派遣を利用する方法
一定期間派遣社員として働いた後、正社員登用を検討する - 無期雇用派遣
派遣会社に正社員として雇用され、派遣先で業務を行う - 知人の紹介
知人から転職先を紹介してもらう




この記事の目次
フリーターから正社員ってなれる?
フリーターから正社員になることは可能です。 なぜなら、2021年に正社員になろうとしたフリーターのうち、正社員になれた割合は66.6%だからです。 正社員を希望するフリーターのうち、7割近くが正社員になれていることが分かります。
近年は人手不足傾向にあり、企業が経験やスキル不問で積極的に採用を行っているため、フリーターから正社員になれる可能性があります。
また、フリーターから正社員になれる年齢の制限はありません。なぜなら、20代後半のフリーターの63.6%、30代前半のフリーターの68.5%が正社員に転職できているからです。しかし、業界・職種によっては未経験で採用するのは30代前半までとしているところもあるため、30代前半までに正社員に転職した方がいいと言われています。
| 年齢 | 正社員になれた割合 |
|---|---|
| 25~29歳 | 63.6% |
| 30~34歳 | 68.5% |
参考:労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から」
アルバイトや新卒の就活よりは難しい
フリーターから正社員への転職は可能ですが、アルバイトの選考や、新卒の就活と比べると難しい傾向にあります。
企業にもよりますが、一般的に新卒採用の書類選考の通過率は約50%と言われており、一方で中途採用の書類選考通過率は30%前後と言われています。さらにフリーターで正社員未経験だと書類選考通過率はもっと下がります。
そのため、しっかりと選考対策をし、複数の求人に応募しないと転職は難しいでしょう。
新卒一括採用は、企業が毎年一定の時期に行う大規模な採用活動です。これに対し、フリーターからの採用は、個別の求人によって柔軟に行われることが多いです。そのため、採用人数が少ないことから、内定を獲得するのが難しい傾向にあります。
また、新卒採用はポテンシャルや人柄を重視し、入社後に育成する方針で採用します。一方、フリーターの採用は中途採用となるため、ビジネスマナーや即戦力も求められる傾向にあるため、新卒採用よりも難易度が上がります。
しかし、一部の求人では、フリーターで正社員未経験であっても、新卒と同じように経験不問でポテンシャルや人柄を重視して採用するものもあるので、「未経験歓迎」「経歴不問」の求人を探しましょう。
| 新卒採用 | フリーターの採用 | |
|---|---|---|
| 採用活動時期 | 6月から9月(通年のところもあり) | 通年 |
| 入社時期 | 4月か10月 | 通年 |
| 採用人数 | 数名~数百人 | 数名 |
| 採用基準 | ポテンシャル | ポテンシャル・ビジネスマナー・即戦力 |
フリーターから正社員への転職が難しい理由について詳しく知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。
フリーター期間が短いほど転職しやすい
フリーター期間が短い方が、転職しやすい傾向があるため、転職を考えているなら早めに就職活動を開始することをおすすめします。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、フリーター期間が1年以内の場合の正社員への転職率は68.8%であるのに対し、フリーター期間が1年~4年あると正社員転職率は60%前後、フリーター期間が4年以上あると正社員転職率が40%をきっていることが分かります。
| フリーター期間 | 正社員転職率 |
|---|---|
| 1年以内 | 68.8% |
| 1年~2年 | 61.2% |
| 2年~3年 | 56.6% |
| 3年~4年 | 61.1% |
| 4年~5年 | 37.9% |
| 5年以上 | 32.3% |
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構 労働政策研究報告書 No. 213『大都市の若者の就業行動と意識の変容』
これは、年齢が上がるにつれて求められる経験、スキルも上がっていき、アルバイトは職歴としてみなされないため、フリーター期間が長ければ長くなるほど転職が難しくなる傾向があるからです。
学校卒業後3年以内であれば既卒・第二新卒枠で応募できる!
高校や専門学校、短大、大学など、最終学歴の学校を卒業してから3年以内であれば、既卒枠や第二新卒枠の求人に応募することができます。
既卒とは、学校卒業後一度も就職経験がない人を指し、卒業後3年以内までが目安です。第二新卒は、学校卒業後に就職してから3年以内の人を指します。
既卒・第二新卒向けの求人は、新卒と同じような扱いとなり、即戦力よりもポテンシャル重視で採用を行います。
そのため、学校卒業後3年以内であれば、即戦力となる経験がなくても、既卒・第二新卒枠であれば就職しやすいというメリットがあります。
フリーターから正社員になれる理由
以上のような理由でフリーターから正社員への転職が難しいと言われていますが、転職は無理ではありません。
そこで、フリーターから正社員になれる理由について説明します。
1. 経験よりも人柄・ポテンシャルが重視される
フリーターから正社員への転職を考える際、多くの企業が求めるのは、必ずしも豊富な経験や特定のスキルだけではありません。
特にフリーターからの転職者に対しては、その人自体のポテンシャルや人柄が重視されることが多くあります。これは企業が「将来の成長」を期待しているからです。
以下の表は、フリーターを正社員として採用した企業が、選考において重視した点を表したものです。
| フリーターの正社員への採用選考にあたり重視した点(複数回答) | >数値(%) |
|---|---|
| 学歴・経歴・経験 | (7.9) |
| 職業に関する知識・技能 | (68.7) |
| 年齢 | (5.9) |
| マナー・社会常識 | (59.8) |
| 組織への適応性 | (33.4) |
| 職業に関する資格・免許 | (19.9) |
| 業務に関する専門知識 | (17.5) |
| コミュニケーション能力 | (52.5) |
| 仕事に対する意欲・熱意 | (7.8) |
| 体力・ストレス耐性 | (11.0) |
| その他 | (1.2) |
「職業意欲・勤労意欲・チャレンジ精神」が最も多く、次に「コミュニケーション能力」「マナー・社会常識」が多くなっています。一方、「学歴・経験」を重視する企業の割合は7.9%となっています。
このことから、経験よりも意欲があるか、コミュニケーションできるか、基本的なビジネスマナーがあるかが重視されていることが分かります。
2. 人手不足で採用ハードルが低い業界・職種がある
フリーターから正社員になれる理由は、人手不足で採用ハードルが低い業界・職種があることも挙げられます。
人手不足の業界や職種では、即戦力となる人材の採用が難しいため、未経験の人材を採用し、入社後に育成する方針をとっている企業が多くあります。
例えば、多くの企業で募集している営業職や販売職、スキルを持った人材が少なく人材ニーズが高いエンジニア、人手不足傾向の施工管理や介護職などがあります。
未経験で積極的に募集している企業では、研修制度が整っていたり、未経験で入社して活躍している社員が多いため、未経験でも安心して正社員に転職することができます。
フリーターから正社員への就職体験談をもっと見たい方は、以下の記事も読んでみてください。
フリーターから正社員を目指すべきなのか
正しい知識を持つことで、イメージではなく客観的な事実に基づいた“最善の判断”ができるようになります。そのため正社員就職に迷っている人は、まずはフリーターを取り巻く状況を知ることが大切です。
たとえば、一見するとフリーターから正社員になるのは難しく思えるかもしれませんが、実際には「約6割が正社員就職に成功している」というデータもあります(※)。
ここでは次の3つのポイントに分けて、正社員を目指すうえで知っておくべき情報を紹介します。
- 採用の現状
- 正社員になる経済的・精神的なメリット
- フリーターの“現状維持”がもたらす3つのリスク
※出典:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213「大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」p.124
1.「もう遅い」は嘘!正社員を目指す人が知っておきたい採用の現状
フリーターの約6割が正社員就職に成功しており、未経験者採用の動きも広がっています。
そのため、フリーターだからといって正社員就職が大きく不利になる時代ではないのです。
「正社員になれないのでは…」と不安を抱く人もいますが、実際のデータを見るとむしろ追い風が強まっています。年齢を重ねていても就職を実現している人は多く、「もう遅い」と考える必要はありません。
ここでは、フリーター就職の現状を調査データをもとに紹介します。
フリーターの約6割が正社員就職に成功している
フリーターから正社員を目指した人のうち、約6割以上が就職に成功しています。
東京都在住のフリーター経験者を対象にした調査では、正社員を目指した人の66.6%が実際に正社員になっており、「3人に2人は就職できている」という結果でした。
20代前半のデータはありませんが、25〜29歳では63.6%、30〜34歳では68.5%が正社員として働き始めています。特に30代前半の男性は75.2%と高水準です。
年齢を重ねても多くの人が就職できているため、「フリーターだからもう遅い」ということはないのです。
▼正社員になろうとした割合のうち、正社員になれた割合(2021年調査/都内在住者)
| 年齢 | 男女計 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
| 25~29歳 | 63.6% | 66.7% | 61.2% |
| 30~34歳 | 68.5% | 75.2% | 63.0% |
| 合計 | 66.6% | 72.0% | 62.3% |
出典:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213「大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」p.124
未経験者の採用に積極的な会社が増えている
株式会社マイナビ「中途採用状況調査2025年版(2024年実績)」によると、2023年と2024年を比較した場合、「未経験者の採用に積極的」と回答した企業が前年より増えていました(※1)。
このデータからも分かるように、たとえフリーター経験しかなく、未経験の仕事に挑戦する場合であっても、正社員就職のチャンスが広がりつつあるのです。

※1 画像引用・出典:マイナビ「中途採用状況調査2025年版(2024年実績)2025|⑥2025年の採用見通し」p.14 本調査期間」12月18日(水)~12月25日(水)
未経験者の採用が進んでいる背景には、慢性的な人手不足から、応募者の間口を広げて人材を確保する動きが強まっていることが考えられます。
実際、2018年度と比べ、未経験募集の求人数が3.2倍に増えているという別のデータ(※2)もあるように、「未経験者採用」に積極的な会社は少なくありません。
以上のことから、フリーターから正社員を目指す人にとって、以前よりも就職を実現しやすい環境が整いつつあるのです。

※2 画像引用・出典:リクルートエージェント
2. 正社員になる経済的・精神的なメリット
「正社員になると忙しくなりそう」「責任が重くて大変そう」といった不安だけに意識が向くフリーターは多いですが、実際にはそれ以上に大きなメリットがあります。
たとえば毎月の収入が増えることで生活にゆとりが生まれ、社会保険や福利厚生によって生活の安心感も高まります。「契約を切られるかも…」という不安から解放され、精神的な安定につながることも多いでしょう。
ここでは、フリーターから正社員を目指す「経済的なメリット」と「精神的なメリット」を紹介します。
経済的なメリット
厚生労働省「令和2年 賃金構造基本統計調査」によると、正社員(正職員)と非正社員(非正職員)では月給に大きな差が見られます。つまり正社員として働くことで収入アップが期待でき、生活にゆとりが生まれる可能性があるのです。
たとえば20代後半の男性の場合、正社員の平均月給は約28万円であるのに対し、非正社員(フリーターなど)は約20万円となっており、その差は約8万円です。
また、正社員は50代後半には約43万円に達しますが、非正社員は25万円ほどと伸びず、年齢が上がるほど賃金格差が広がることも分かります。
正社員の場合、毎月の給与の他に、賞与(ボーナス)や資格手当、住宅手当といった福利厚生や手当が支給される場合もあります。
このように安定した収入と充実した待遇が得られる点は、フリーターから正社員として働く大きなメリットと言えるでしょう。

画像引用:出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査の概況|第6図 雇用形態、性、年齢階級別賃金(令和2年)」p.7
精神的なメリット
フリーターから正社員になると、「将来への漠然とした不安が軽くなる」という点で大きな安心感を得られます。正社員は雇用が安定しているため、「契約を切られるかもしれない」「収入が途絶えるかもしれない」といった不安から離れられるのが大きなメリットです。
会社の一員として責任ある仕事を任されるようになると、仕事の手応えや成長も実感しやすくなります。評価される機会も増えるため、承認欲求が満たされ、自己肯定感が上がるケースも珍しくありません。
さらに、社会保険に加入できたり、有給休暇を取得しやすくなったりと、生活の安定につながる制度を利用できるのもポイントです。
正社員として働くと気持ちに余裕が生まれ、安心して働けるようになるでしょう。
3. フリーターの“現状維持”がもたらす3つの大きなリスク
フリーターはシフトの自由度が高く、人間関係の負担が少ないといった良さもあります。しかし正社員と比べ、長期的には“大きなリスク”を抱えた働き方である点には注意が必要です。
生涯年収が1億円以上変わる可能性があること、生活の選択肢が限られやすいこと、老後の備えが難しいことなど、「将来の安心」に関わるリスクは特に見過ごせません。
ここでは年収・社会的信用・将来性の3つの観点から、フリーター生活を続けるリスクを解説します。
年収
「ユースフル労働統計2024」によれば、最終学歴が同じでも、正社員と非正社員(フリーターなど)では生涯年収に大きな開きが生まれることが分かっています。
たとえば大卒女性の場合、正社員の生涯年収は約2億3千万円ですが、非正社員は約1億2千万円です。つまり卒業後も非正社員として働き続けると、約1億1千万円もの差が生まれる可能性があるのです。
毎月の給与の差は小さく見えても、それが長年積み重なると生涯で1億円ほどの差になります。このように、生涯にわたって「経済的な損失が広がる恐れがある」という点は、この先もフリーター生活を続ける大きなリスクといえるでしょう。
▼男性:生涯年収の比較(退職金を含まない)
| 学歴 | 非正社員(フリーターなど)※1 | 正社員 ※2 | (差) |
|---|---|---|---|
| 大卒 | 1億5千万円 | 2億8千万円 | 1億3千万円 |
| 高卒 | 1億3千万円 | 2億5千万円 | 1億2千万円 |
▼女性:生涯年収の比較(退職金を含まない)
| 学歴 | 非正社員(フリーターなど)※1 | 正社員 ※2 | (差) |
|---|---|---|---|
| 大卒 | 1億2千万円 | 2億3千万円 | 1億1千万円 |
| 高卒 | 1億1千万円 | 1億9千万円 | 8千万円 |
出典:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2024|21 生涯賃金など生涯に関する指標」p.303-304,p.318-319
※1 学校卒業後フルタイムの非正社員となり、そのままフルタイムの非正社員を続けた場合の 60歳までの生涯賃金(退職金を含めない)
※2 同じ企業で、60歳で退職するまでフルタイムの正社員で勤め続ける職業生涯(退職金を含めない)
社会的信用
フリーター生活が長く続くと、社会的信用を得ることが難しくなります。
社会的信用とは、「この人は安定して収入を得ているか」「約束どおり支払いができるか」といった、“生活の基盤がどれだけ安定しているか”を示すものです。
この信用度は、一般に「正社員として働いているか」「収入が安定しているか」などで判断されるため、フリーター生活が続くと社会的信用が下がり、賃貸物件を借りる際やクレジットカードなどの審査で不利になりがちです。
こうした結果として生活の選択肢が制限される可能性がある点も、フリーターの現状維持がもたらすリスクといえるでしょう。
将来性
収入が一気に途絶えるリスクや、年齢を重ねたときの体力的な衰え、そして年金の少なさによる老後の不安など、フリーターの働き方には将来性の面で気がかりな点もいくつもあります。
時給制の仕事はシフトが減るだけで収入が大きく下がり、ケガや病気で働けなくなると経済的に安定しません。肉体労働が中心の場合は、30代後半以降に体力が落ち、ケガのリスクが高まることで長く続けにくくなるケースもあります。
国民年金だけで老後を迎えると受け取れる金額が少なく、生活費をまかなうのが難しくなる可能性もあるでしょう。
このようにフリーターの“現状維持”には、「将来的に生活を維持できなくなる可能性が高まる」というリスクがあることも理解しておいてください。
フリーターから正社員になる方法
フリーターから正社員になるには、①求人サイトから応募する②転職エージェントを活用する③ハローワークに相談する④アルバイトからの正社員登用⑤公務員試験を受けるなどの方法があります。

それぞれの方法について詳しく説明します。
方法1:求人サイトから応募する
フリーターから正社員になる方法の一つ目は、求人サイトから正社員の求人に応募する方法です。
求人サイトとは、求人を一覧で確認できるWebサイトのことです。希望条件を設定し、その条件にマッチする求人があればサイト上で企業に直接応募できます。
求人サイトから応募後、企業からメールや電話で連絡が来ます。その後、履歴書や職務経歴書を提出し、書類選考に通過すれば面接を複数回受けます。
求人サイトから応募する方法は、自分のペースで転職活動を進められる一方で、初めて転職活動をする方は進め方が分からず、就活が上手くいかないというデメリットがあります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・時間・場所を選ばず求人検索ができる ・自分のペースで転職活動を進められる | ・転職活動のやり方を自分で調べて進めなければならない ・企業の担当者と直接連絡のやりとりをしなければならない |
就活のやり方をイチから教えてもらいたい、一人で転職活動を進めるのが不安という方は、次に紹介する転職エージェントを活用する方法がおすすめです。
フリーターから正社員への転職では、「未経験歓迎」「経歴不問」と書かれた求人に応募します。なぜなら、求人の応募条件に「営業経験2年以上」などと記載されていることが多いからです。
「未経験歓迎」と書かれた求人であれば、フリーターで正社員経験がなかったり、応募職種の経験がない場合も選考に通過できる可能性があります。
また、高卒や専門卒、短大卒の場合は、応募条件に「大卒・大学院卒」と書かれた求人には応募できないため、「学歴不問」と書かれた求人を選びましょう。
求人サイトの絞り込み機能で「未経験歓迎」「経歴不問」「学歴不問」の項目にチェックをつけて求人検索すると、効率よくフリーターが応募可能な求人を見つけることができますよ。
また、求人サイトに関しては、こちらの記事もご覧ください。
方法2:転職エージェントを活用する
転職エージェントとは、転職活動を無料でサポートしてくれるサービスです。主に次のサポートを受けられます。
- 求人紹介
- 企業への応募
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接アドバイス
- 企業との面接日程の調整
- 企業との給与交渉
転職エージェントを利用するメリットは、転職のプロが相談にのってくれることです。「フリーターから正社員になりたいけれど、どんな仕事に就職すればいいのか分からない」、「就職活動の進め方が分からない」、「何をアピールすればいいか分からないと」いった悩みを相談することができます。
たくさんの人の転職を支援してきたプロからのアドバイスを受けることで、転職の成功確率が高まります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・転職のプロが転職相談にのってくれる ・希望をヒアリングし、求人紹介してくれる ・選考対策をしてくれる ・企業との連絡を代行してくれる | ・自分で求人を探すことはできない ・地域や希望条件によっては求人が少ない ・企業の担当者に直接連絡できない |
フリーターの転職に強いエージェントがおすすめ!
フリーターから正社員転職を目指す場合は、未経験でも転職できる求人を多く扱っているエージェントを使うと良いでしょう。
私たちジェイックが運営する転職エージェントは、フリーターをはじめ、社会人未経験者の転職サポートに特化しており、紹介する求人は正社員のみです。フリーターの方の転職支援実績を豊富に持つプロのキャリアアドバイザーが二人三脚でサポートさせていただきますので、はじめての就職活動でも安心して進められます。
方法3:ハローワークに相談する
ハローワークは、全国に500ヵ所以上設置されている国の施設です。求人の検索や応募、転職活動の相談・支援などを無料で受けられます。
転職エージェントとハローワークの違いは、国や自治体が運営しているかと、民間企業が運営しているかです。
また、転職エージェントでは地方の求人の掲載が少ない傾向がありますが、ハローワークは地方も多数掲載されています。その理由は、ハローワークは企業が無料で求人掲載できるため、全国各地の求人が豊富です。
しかし、その反面求人が多すぎて選ぶのは大変です。また、掲載されている情報は基本的な情報のみなので、自分で情報収集する必要があります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・国が運営しているので安心 ・全国各地の求人が豊富 | ・求人が多すぎて選ぶのが大変 ・掲載されている情報が少ないため、自分で調べなければならない |
方法4. アルバイトや派遣からの正社員登用
アルバイトや派遣社員として働いている場合、その経験を活かしてフリーターから正社員を目指す方法もあります。企業によっては、アルバイトや派遣社員からの正社員登用制度を設けているところも多いです。
正社員登用されるには、日頃から意欲的に働き、周囲の信頼を得ることが重要です。具体的には、責任感を持った仕事ぶりや積極的な提案などで、自分の存在価値をアピールするのが効果的です。
しかし、アルバイト先によっては正社員登用制度がないことや、正社員を募集していないタイミングもあるため、注意が必要です。
さらに、正社員登用制度が設けられていても、登用実績がないケースも存在します。以下に厚生労働省が調査した正社員登用制度のある会社の割合と、実際の登用実績をまとめました。
| 合計 | 登用実績あり | 登用実績なし | |
|---|---|---|---|
| 割合 | 76% | 42% | 34% |
76%の企業が正社員登用制度を設けていますが、登用実績がある企業は約半数にとどまっています。そのため、登用制度の有無だけでは正社員に登用されるかは判断できません。
まずは一度アルバイト先の店長や上司に相談してみましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・仕事内容や職場環境を把握しているので安心 ・アルバイトでの活躍が評価されやすい | ・アルバイト先によっては正社員登用制度がない ・正社員を募集していないタイミングもある |
方法5. 公務員試験を受ける
公務員試験は、学歴にかかわらず受けられ、試験に合格すれば公務員として転職することができます。公務員は安定的で、福利厚生も充実しているというメリットがあります。
しかし、公務員試験は受験資格に年齢の条件が書かれていることがあるため、注意が必要です。30歳前後までとしているところが多いため、募集要項をチェックしましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・安定している ・福利厚生が充実している | ・受験資格に年齢の条件が設けられていることがある ・試験勉強をしなければならない |
方法6. 職業訓練校に通う
フリーターから正社員になるには、職業訓練校に通い、仕事に必要な知識や資格を取ってから転職する方法もあります。
職業訓練校に通うことで、技術が求められる職種や、求人票の応募条件や歓迎条件に資格が書かれている職種への転職に有利になります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・技術や資格を取得することで転職しやすくなる | ・受講や資格取得に時間がかかる |
職業訓練校で学んで取得できる資格には、プログラミング、電気設備、宅建士、介護サービス、簿記、Webデザインなどがあります。
- Web制作コース
- プログラミングコース
- CADコース
- 国際ビジネスコース
- パソコン実用コース
- 造園・土木・施工コース
- ビル管理(メンテナンス)コース
- 介護職員養成コース
- ネイリスト養成コース
- 簿記・経理コース
- 保育士養成コース
- 医療事務コース
ただし、職業訓練校に通うためには試験に合格する必要があります。一般的に試験内容は面接と筆記の2つがあります。実施する自治体によって出題内容は異なりますが、筆記試験は「国語」と「数学」がメインであり、難易度は中学校レベルです。
また、面接は個人面接とグループ面接の2パターンがあり、志望理由や現在の就職活動内容などを聞かれる傾向です。
職業訓練校に通うためには試験を受ける必要がありますが、スキルを身に付けたら転職で有利になりやすいメリットがあります。
方法7. 紹介予定派遣
フリーターから正社員になる方法の一つに、紹介予定派遣があります。
紹介予定派遣とは、派遣社員として一定期間働いた後、企業側と本人双方の合意のもとで正社員として雇用される形態です。この方法を利用すれば、実際の業務を経験しながら、自分がその会社や業務に適しているかどうかを確認することができます。
さらに、企業側もあなたの働きぶりを見て判断するため、相互に納得した形での正社員登用が可能です。
ただし、派遣期間を経ても必ず正社員になれるわけではありません。企業側と本人間でミスマッチがあると、正社員採用が見送りになるケースもあります。
さらに、通常の派遣と異なり書類選考や面接が設けられていたり、直接雇用されなかったりするため、注意が必要です。
紹介予定派遣は以下のメリットとデメリットがあるため、しっかりと把握しておきましょう。
| 内容 | |
|---|---|
| メリット | ・企業の実態を見てから判断できるため、ミスマッチが起こりにくい ・未経験の職種や業界に挑戦しやすい ・派遣会社が交渉を代行してくれる |
| デメリット | ・必ず正社員として採用されるわけではない ・書類選考や面接が設けられている ・直接雇用されない可能性がある |
方法8. 無期雇用派遣
無期雇用派遣もフリーターから正社員になりたい方にとって一つの選択肢になります。
無期雇用派遣とは、派遣会社に正社員として雇用され、派遣先企業で働く雇用形態のことです。
通常の派遣との違いは、正社員なので雇用が安定していることです。派遣先での業務や契約が終了しても、無期雇用派遣であれば次の派遣先に配属されます。
無期雇用派遣は、未経験歓迎で大量採用しているところも多いため、フリーターから未経験で正社員になりやすいというメリットもあります。
無期雇用派遣の仕事を探すには、求人サイトや転職エージェントで探すか、派遣会社のホームページから応募します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・未経験歓迎で大量採用しているため、転職しやすい ・雇用が安定する | ・短期間で職場が変わる可能性がある |
方法9. 知人の紹介
知人の紹介も、フリーターから正社員へのステップとして有効な方法の一つです。知人からの推薦は、企業に対して信頼性を持たせる大きな要素となります。信頼できる知人に、自分が転職を考えている旨を伝え、紹介をお願いしてみましょう。
ただし、個人の信用がかかっているため、責任感を持って仕事に取り組む姿勢が求められます。日頃のネットワークを活用し、自分に合った仕事を見つけてください。
加えて、知人からの紹介であるため、自分に合わない職場でも辞退しにくいといったデメリットも存在します。そのため、紹介に頼りすぎず、選択肢の一つとして捉えることが重要です。
知人の紹介は信頼を得やすい分、より慎重な判断が求められます。以下のメリットやデメリットを押さえたうえで、慎重に検討をしてください。
| 内容 | |
|---|---|
| メリット | ・企業の情報を入手しやすい ・選考に進みやすい ・採用の可能性が高い |
| デメリット | ・知人との関係が悪化する可能性がある ・仕事に対する責任感がより求められる ・自分に合わなくても辞退しにくい |
フリーターから正社員になるメリット
フリーターから正社員になるメリットは、雇用や給与の安定のほかに、収入アップや社会保障・福利厚生の充実といったメリットがあります。
- 雇用が安定する
- 給与が安定する
- 賞与がある
- 昇給がある
- 社会保障を受けられる
- 福利厚生がある
それぞれのメリットについて詳しく説明します。
1. 雇用が安定する
フリーターから正社員になる一番のメリットは、雇用が安定することです。
フリーターは、景気やアルバイト先の経営状況が悪くなったときに真っ先に影響を受けやすい傾向があります。一方、正社員は特別な理由がない限り解雇されることはなく、安定した雇用が保障されています。
フリーターを続けていると、急な解雇により収入がなくなってしまったり、働き口が見つからず苦労するリスクがあります。
フリーターから正社員になることで、将来の不安が解消され、安心して生活することができます。
2. 給与が安定する
正社員は、毎月固定の給与が支払われるので、給与が安定するというメリットがあります。
アルバイトは時給で働いた分しか給料が出ない一方、正社員は祝日がある月も同じ額の給与が支払われます。
アルバイトは毎月同じ程度のシフトで入れるとは限らないため、月によっては収入が少なく、生活が苦しくなる時があるでしょう。
フリーターから正社員になることで、安定した収入を得ることができます。
3. 賞与がある
フリーターから正社員になるメリットの一つに、賞与があることが挙げられます。
アルバイトで賞与をもらえる企業は少ない一方、正社員の場合、ほとんどの企業で賞与制度が適応されています。
厚生労働省が発表した「令和元年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況」によると、86.8%の会社で正社員に賞与支給制度が適用されています。一方、フリーターを含む非正規労働者にも賞与支給制度を適応している会社は35.6%です。
賞与の支給額は月給の1ヶ月〜2か月分が相場で、年に2回支給されることが多いため、賞与があるだけで年収が40万円〜80万円程度上がります。
フリーターから正社員になり、賞与を受け取ることで年収を大幅に上げることができます。
4. 昇給がある
フリーターから正社員になると、昇給があることもメリットの一つです。
正社員として働き経験を積んでいくと、出来る仕事の範囲が広がったり、出せる成果も大きくなっていきます。そういった変化にあわせて給料も上がっていく昇給制度というものがあります。
アルバイトでも昇給制度があるところもありますが、時給が数十円上がる程度で、正社員と比べると昇給額は低い傾向にあります。これにより、年齢を重ねるごとにフリーターと正社員の給与の差はどんどんと開いていきます。
以下は、正社員と非正規労働者の年齢別の給与を示したものです。正社員の給与は年齢が上がるにつれて増えていくのに対し、フリーターの給与はほとんど変わらないことが分かります。
| 正社員(千円) | フリーター(千円) | |
|---|---|---|
| 〜19歳 | 192 | 170 |
| 20歳〜24歳 | 228 | 194 |
| 25歳〜29歳 | 263 | 216 |
| 30歳〜34歳 | 294 | 221 |
| 35歳〜39歳 | 327 | 220 |
| 40歳〜44歳 | 354 | 220 |
| 45歳〜49歳 | 374 | 217 |
| 50歳〜54歳 | 394 | 222 |
| 55歳〜59歳 | 404 | 221 |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
その結果、フリーターと正社員では、生涯で稼げる年収に大幅な差が出てしまいます。厚生労働省の調査によると、フリーターと正社員の生涯年収の差は1億6千万程度と言われています。
早めにフリーターから正社員になることで、生涯年収を最大化することができます。
5. 社会保障を受けられる
正社員になると、充実した社会保障制度を受けることができます。例えば、健康保険や厚生年金、雇用保険など、生活や医療費の補助が受けられるようになります。
フリーターから正社員になると、社会保険に加入することができます。(※フリーターでも女権を満たせば加入ができます)
正社員が加入する社会保険には、「健康保険」「介護保険」「厚生年金保険」「労災保険」「雇用保険」などがあります。
病気やケガで働けなくなった時、出産や育児、介護で働けなくなった時も、社会保険に加入していれば「傷病手当」「出産手当」「介護手当」が支給されます。
そのため、フリーターから正社員になることで、将来の不安を軽減し、安心した生活を送ることが可能になります。
また、正社員とフリーターでは加入できる年金制度に違いがあります。
正社員が加入できる「厚生年金」に加入していれば、老後に受け取れる年金の額が「国民年金」のみの場合に比べて多くなります。
以下は、厚生年金と国民年金を比較した表です。
| 厚生年金 | 国民年金 | |
|---|---|---|
| 加入対象 | 会社員 | 自営業、学生、アルバイト、無職 |
| 保険料 | 収入によって異なる | 一律(16,590円/月※1) |
| 支払い | 加入者と勤めてる会社で折半 | 加入者が全額支払い |
| 最低加入期間 | 1か月 | 10年 |
| 付加年金 | 加入できる | 加入できない |
| 加給年金 | 支給される | 支給されない |
| 将来の受給額 | 146,000円※2+国民年金 | 65,075円※2 |
| 遺族年金 | 生計を一にする子供、妻、55歳以上の夫、 父母、祖父母がいる場合に支給される | 生計を一にする子供がいる場合 に支給される |
| 生涯年金 | 障害等級表1~3級のいずれかに該当すれば支給される 3級に達していなくとも支給される場合がある | 障害等級表1~2級に該当する障害にある間に支給される |
※1 2022年度の場合※2 2021年度の平均年金月額
6. 福利厚生がある
フリーターから正社員になると、受けられる福利厚生が増えます。
福利厚生とは、基本給以外にも従業員や家族に対して行うサービスで、代表的なのは以下のものです。
- 住宅手当(家賃の一部を会社が負担する)
- 健康診断や人間ドック
- ジムなど運動施設の利用補助
- 結婚祝い金
- 出産祝い金
- 短時間勤務制度
- 託児所や保育施設の設置
- 育児休暇
- 資格取得の支援(受験料を会社が負担するなど)
- テレワークの導入
- 確定拠出年金制度の導入
- 財形貯蓄制度の導入
どのような福利厚生を導入しているかは会社によって異なり、個々の会社が独自に設けている制度もあります。
会社が福利厚生を充実させる目的は、従業員やその家族の満足度を上げて、少しでも長く働いてもらうことです。つまり会社からすると、福利厚生は「役職者や長く働ける正社員ほど手厚くしたい」と考えるのが自然でしょう。
このような狙いがあるため、フリーターは受けられる福利厚生が少ない、あるいは無い場合も珍しくありません。正社員に比べると、受けられる福利厚生が少ない事は間違いないでしょう。
福利厚生は、実質的に収入に直結します。例えば、家賃を月に2万円負担してくれるなら、実質月の給料が2万円アップしたようなものです。先ほど「正社員とフリーターの給与には差がある」とお伝えしましたが、それ以外にも生活水準ベースで見ると、より大きな差があると考えられます。
フリーターから正社員になるデメリット
フリーターから正社員になるメリットがたくさんある一方で、デメリットもあります。
アルバイトでシフトにあまり入っていなかった人からすると、正社員になることで自由な時間が減ってしまったり、仕事の責任が重くストレスを感じるかもしれません。
- 自由な時間が減る
- 仕事の責任が増える
- 仕事や働く場所の自由度が下がる
1. 自由な時間が減る
フリーターから正社員に移行する際には、自由な時間が減ることがしばしばデメリットとして挙げられます。フリーターとして働く際にはシフト制で勤務時間が比較的柔軟である場合が多く、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。しかし、正社員になると、基本的には週5日のフルタイム勤務となるため、自由に使える時間が大幅に減ることが予想されます。趣味や家族との時間の確保が難しくなることがあり、その調整が必要になるかもしれません。
2. 仕事の責任が増える
フリーターから正社員になると、仕事の責任が増えたことをデメリットに感じるかもしれません。フリーター時代に比べて、担当する業務が増えたり、長期的なプロジェクトに関わったりすることが求められます。
さらに、同僚や後輩の指導など、新たな役割が追加されることもあります。このような責任の増加はプレッシャーとなることがありますが、それと同時に自己成長の機会ともなり得ます。
3. 仕事や働く場所の自由度が下がる
フリーターから正社員になると、仕事の内容や働く場所の自由度が下がる場合があります。フリーターとしては、さまざまな業種や職場を体験できることが利点となることがありますが、正社員になると特定の職種や業界に固定されることが一般的です。
このことにより、異なる職場環境を経験する機会が減少します。また、転職する際には、今までのキャリアを考慮した上で次の職を選ぶ必要があるため、選択肢が狭まることがあります。
フリーターから正社員になるまでの流れ
フリーターから正社員になるまでの流れは以下のようになります。
- 求人探し
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 面接
- 内定
1. 求人探し
フリーターから正社員になるための第一歩は、求人探しです。求人サイトや転職エージェントを活用し、自分に合った求人を見つけることが重要です。興味のある業界や職種を絞り込んでおくと、効率的な求人探しが可能になります。また、友人や知人からの紹介も有力な情報源となることがあります。
求人探しをする際は、以下の項目を意識すると自分の希望にあった求人を見つけやすくなります。
- 勤務地
- 職種
- 企業の特徴(上場企業や外資系企業など)
- 休日の特徴(土日祝日休みや完全週休2日制など)
- 福利厚生の内容
また、なるべく短期間で就活を成功させたいと考えているなら、条件で絞り込みすぎず、幅広く受けることがポイントです。アルバイトの選考よりも書類選考の通過率は低いため、少なくとも10社以上応募することをおすすめします。
とはいえ、手当たり次第に応募をしてしまう方法はおすすめできません。求人の中には避けた方がいい求人もあるからです。具体的に、避けた方がいい求人の特徴は以下のとおりです。
- 業務内容が具体的ではない
- 通年を通して求人が出ている
- 年間休日が極端に少ない
企業のHPなども参考にすると、求人票からは得られない情報を入手できる場合もあるため、併せて確認しておきましょう。
2. 履歴書・職務経歴書の作成
求人を見つけたら、次に書類選考の準備をします。フリーターから正社員への転職では、履歴書に加えて職務経歴書を提出します。
履歴書は学歴や経歴、資格などを一覧にまとめ、職務経歴書では経験してきた業務内容やそこで得たスキルなどをまとめます。フリーターとしての経験も含め、これまでの経歴を詳細に記載しましょう。
特に、自分の強みやスキル、過去の実績を具体的にアピールすることが重要です。
また、応募する企業や職種に合わせて、内容をカスタマイズすることも大切です。正社員としての職務内容を理解し、自分がそれにどう貢献できるかを明確に示すことがポイントです。
履歴書と職務経歴書はそれぞれ記載すべき項目が異なります。それぞれの主な記載項目は以下のとおりです。
| 応募書類 | 記載項目 |
|---|---|
| 履歴書 | ・学歴・経歴・保有資格・志望動機・自己PR |
| 職務経歴書 | ・経歴要約・職務内容・得られた経験やスキル・保有資格・自己PR |
履歴書には基本情報を、職務経歴書には仕事を通じて得られた経験やスキルを記載します。
一方で、履歴書や職務経歴書を書く際に、「アルバイトの経歴を書いていいか」とフリーターの方は悩むかも知れませんが、アルバイトの経歴の記入は問題ありません。むしろ、正社員経験がない場合は、アルバイトの経験が実績やスキルの証明になるため、積極的にアピールしましょう。
3. 面接
書類選考に通過したら、面接のステージに進みます。
企業は、フリーターに対して「働く意欲が低いのではないか」「すぐに辞めてしまうのではないか」と懸念することが多いため、フリーターから正社員になりたいと思ったきっかけや意気込みなどを伝え、意欲をアピールしましょう。
たとえば、「接客を通して人と関わる仕事にやりがいを感じ、長く働ける環境でスキルを活かしたいと考え正社員を目指した」など、経験から得た意欲を伝えると効果的です。
また、フリーターとしての経験がどのように正社員としての業務に役立つかを具体的に伝えることが求められます。
以下のようにスキルと活用できる場面を整理しておくと、面接の際に説明しやすくなります。
| フリーター経験で得たスキル | 正社員の業務に役立つ場面 |
|---|---|
| コミュニケーション能力 | 社内での仕事をスムーズに回せるだけでなく、顧客との信頼関係の構築に役立つ。 |
| 責任感 | 与えられた仕事を責任を持ってやり遂げられ、業務を任せられやすくなる。 |
| 柔軟な対応力 | 急な予定や業務指示の変更に対して柔軟に対応できるようになる |
| 基本的なビジネスマナー | 電話対応や顧客対応など、仕事を円滑に進めるうえで役立つ |
面接の準備として、自己分析や企業研究を徹底的に行い、自分の強みを企業にどう活かせるかを明確にしましょう。
4. 内定
面接をクリアすると、最終的に内定が出ることになります。内定をもらった場合は、労働条件や待遇をしっかり確認し、自分の希望に合っているかを再度検討しましょう。納得のいく条件であれば、正式な入社手続きを進めます。
内定をもらうことはゴールではなく、新しいスタートです。そのため、引き続き自己研鑽を怠らず、入社後のキャリアアップを目指して努力していくことが大切です。

採用担当者が「落とす人」「採用する人」の決定的な違い
フリーターの正社員採用にあたり、採用担当者が「落とす人」と「採用する人」を分ける大きなポイントは“働く姿勢”です。実際、多くの企業はスキルや実務経験よりも「どれだけ前向きに働こうとしているか」を重視しています。
厚生労働省の調査でも、若者を正社員として採用する際に企業が最も重視しているのは「就業意識・勤労意欲・チャレンジ精神(72.7%)」です。
次に「コミュニケーション能力(66.9%)」「マナー・社会常識(58.1%)」が続き、“仕事に取り組むうえで基盤となる力・知識”に関わる項目も上位に並んでいます。
出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況|(2)若年正社員の採用選考にあたり重視した点 表4」p.7
1. 正社員として働く覚悟があるか
フリーターは「忍耐力がない」「責任感が薄い」と思われがちなため、正社員として責任を持って働く覚悟や、長期的に働く意欲を示すことが欠かせません。
たとえば面接でキャリアプランを聞かれた際に「特にありません」と答えると、「正社員として働く覚悟がない」と判断されて選考で不利になります。一方で具体的なビジョンを伝えられれば、「就業意欲が高い」として評価されるでしょう。
過去の経歴よりも“前向きに働こうとする姿勢”が重視されるので、フリーターから正社員を目指す際は「働く覚悟」を言葉で示せるように準備しておきましょう。
2. コミュニケーション力があるか
フリーターは「チームで働いた経験が乏しい」と思われやすく、コミュニケーション力にも不安を持たれがちです。
たとえば、面接官の質問の意図をつかめず的外れな回答をしたり、終始うつむき加減で自信なさそうに話したりすると評価が大きく落ちてしまいます。
そのため面接では、まずは相手の話をしっかり聞き、質問の意図を理解してから答えることが大切です。アルバイト経験で身につけた「接客力」や「協調性」のアピールも効果的でしょう。
コミュニケーション力はどの業界・職種でも重要なスキルのため、強みとして伝えられるように準備しておくことをおすすめします。
3. 社会人としてのマナーが身についているか
フリーターは社会人経験が乏しいぶん、「基本的なマナーや社会常識が身についていないのでは?」と思われることもあります。
企業がこれらを重視するのは、“会社の顔”としてお客様の前に出したときに失礼な印象を与えないかを確認したいからです。たとえば、挨拶ができない、服装が乱れているといった点があると、企業全体の印象も悪くなってしまいます。
フリーターの採用では、履歴書の書き方や面接の入室マナーなど、選考のあらゆる場面でマナーがチェックされています。そのため細かな部分まで気を抜かず、社会人の基礎的なマナーを身につけていることを示しましょう。
フリーターから正社員転職を成功させる6つのコツ
フリーターから正社員への転職は可能ではありますが、決して簡単なものではありません。そこで、成功率を高めるための7つのコツをご紹介します。
- アルバイト経験を棚卸しする
- 未経験歓迎の求人に応募する
- 応募企業について調べておく
- 選考マナーを理解しておく
- 履歴書と職務経歴書の質を上げる
- 面接はポイントを押さえて対策する
- 就職エージェントを利用する
では、それぞれについて見ていきましょう。
コツ1:アルバイト経験を棚卸しする
アルバイト経験の棚卸しは、フリーターから正社員への転職を成功させるうえで重要です。
アルバイト経験の棚卸しとは、今までのアルバイトを通して得られた経験や強み、スキルを明確にすることです。
アルバイト経験を棚卸しすると、以下のメリットを受けられます。
- 得られた経験やスキルを可視化できる
- 自分の得意や価値観がわかる
- 履歴書や職務経歴書をスムーズに書ける
- 転職する際のミスマッチを防ぎやすい
また、棚卸しをする際は、以下の方法を参考にするとスムーズに行えます。
- アルバイト経験をすべて書き出す
- それぞれのアルバイトで担当した仕事内容を具体的に振り返る
- 業務の中で評価されたことや得られた経験などを書き起こす
- その中から自分の強みやスキルを言語化する
棚卸しで言語化した強みやスキルを活用すると、フリーターから正社員への転職を成功させやすくなるでしょう。
コツ2:未経験歓迎の求人に応募する
未経験歓迎の求人に応募する方法も、転職を成功させるうえで効果的です。未経験歓迎の求人であれば、職務経歴に関わらずに採用されやすい傾向にあります。
一般的に、未経験歓迎の求人には以下の特徴があります。
- 事業拡大などで積極採用をしている
- 特別なスキルが必要ない場合が多い
- 未経験からでも始めやすい教育体制が整っている
- 人手不足の業界である場合が多い
未経験歓迎の求人であればポテンシャルを重視して採用している場合が多いため、やる気や熱意を積極的に伝えましょう。
コツ3:応募企業について調べておく
フリーターから正社員への転職を成功させるには、応募企業についてしっかりと調べておくことがポイントです。なぜなら、応募企業について調べていないと、以下のようなデメリットがあるからです。
- ミスマッチが起きる可能性がある
- 「入社意欲が弱い」という印象をもたれて採用されにくい
- 面接で「入社後のキャリアプランは?」と聞かれたときに答えられない
応募企業のことを調べるほど、ミスマッチを減らし、面接でスムーズに回答しやすくなります。必ず応募企業について調べましょう。
具体的には以下の情報を調べておきましょう。
- 事業内容や強み
- 社風や考え方
- 社長や役員の声
- キャリアプランなど
応募企業について調べた情報をもとに自己PRを作成すると、企業に好印象を与えられます。特に、自分のビジョンと会社の方向性が合致していると伝えることで、入社意欲を鮮明に伝えられます。
たとえば、以下のように調べた情報を自己PRに活かせると自分の強みをアピールできるでしょう。
| 調べた情報 | 自己PR例 |
|---|---|
| 事業内容や強み | 御社の〇〇事業は業界内でも独自性があり、さまざまな場面で生活を支えていると知りました。 これまで接客の仕事を通して「人に貢献する喜び」を実感しているため、御社のサービスをより多くの人にお届けして他社に貢献したいと考えています。 |
| 社風や考え方 | 御社の「挑戦し続ける」という社風に魅力を感じました。 私は学生時代から新しいことに積極的に取り組んで成果に結びつけており、御社の社風と私の価値観が一致すると感じております。 御社に入社した際にも積極的に挑戦し続け、成果に結び続けたいと考えております。 |
| 社長や役員の声 | 社長メッセージの「人を大切にする」という言葉に共感しました。 仕事を進めるうえで人とのつながりは欠かせない要素と考えており、今までもチームワークやコミュニケーションを大切にしてきました。 |
| キャリアプランなど | 御社の導入している「未経験から専門職を目指せるキャリア制度」に魅力を感じました。 前職とは異なる経理職に携わりたいと感じており、ステップアップができる環境で意欲的に取り組みたいと考えております。 |
ただし、自己PRを考える際は、企業研究で得た情報をただの知識として伝えるのではなく、自分の経験やキャリアプランと結びつけてPRするとより効果的です。
コツ4:選考マナーを理解しておく
選考マナーの理解も、フリーターから正社員へと転職するうえで重要です。書類選考と面接では、それぞれ注意すべきポイントが異なります。選考の際に押さえておくべきマナーは以下のとおりです。
| 選考 | 押さえておくべきマナー |
|---|---|
| 書類選考 | ・学歴や職歴は正式名称で正確に記入する ・採用担当者が読みやすいように簡潔かつ丁寧に書く ・空欄は作らない ・誤字脱字をしない |
| 面接 | ・開始時間の10分前を目安に到着しておく ・あいさつをしっかりとする ・相手の目を見て話す ・相手の話を遮らずにしっかりと聞く ・清潔感のある身だしなみを意識する |
最低限のマナーを押さえられていないと、面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。転職を成功させるうえでマナーの遵守は重要なので、しっかりと押さえておきましょう。
マナーに関しては、特に服装に気を付けてください。男性は白いワイシャツに濃い青などのネクタイが基本です。女性は白に近い色のシャツやブラウスに、肌に近い色のストッキングが基本スタイルです。
フリーターから正社員を目指す場合、第一印象でその後の面接結果が左右されてしまう可能性があります。「清潔感がある」「明るくハキハキとしている」といった印象を与えることができれば、好印象を残すことができます。面接マナーについては次の記事もご参照ください。
コツ5:履歴書と職務経歴書の質を上げる
フリーターから正社員への転職を成功させる1つめのコツは、履歴書と職務経歴書の質を上げることです。
書類選考を通過しない限り面接にも進めませんし、面接は応募書類に書かれた内容をもと実施されるため、書類のクオリティをあらかじめ高めておくことは欠かせません。
フリーターが履歴書を書く際は、次のポイントを意識しましょう。
- アルバイト経験は書いてもOK
- 社会保険に加入していたアルバイトについて優先的に記載する
- 応募職種で活かせるアルバイトの業務内容は、勤務期間が短かくても書く
ポイントを踏まえた履歴書の職歴と志望動機の例を以下にまとめたので、参考にしてください。
| 年 | 月 | 職歴 |
|---|---|---|
| ◯◯ | ◯ | 株式会社〇〇(アルバイト)入社 |
| ◯◯ | ◯ | 株式会社〇〇(アルバイト)退職 |
| ◯◯ | ◯ | 株式会社〇〇(アルバイト)入社 |
| ◯◯ | ◯ | 株式会社〇〇(アルバイト)退職 |
| 現在に至る | ||
| 以上 |
| 志望動機 | 飲食店で接客業務を担当する中で、積極的にコミュニケーションを取り、お客様に笑顔で過ごしてもらうように心がけていました。その中でお客様から感謝のお言葉をいただく機会も増え、仕事にやりがいを感じています。 貴社はコミュニケーションを大切にする社風と伺っており、アルバイト経験で培った私のコミュニケーション力を発揮できると感じております。以上のことから、人と関わる仕事に興味を持ち、正社員として貴社に貢献したいと考え、志望いたしました。 |
職務経歴書に関しては、次のポイントを意識して作成してみてください。
- 仕事内容は細かく記載する
- アルバイトを通して身に付けた知識やスキルについて書く
- 仕事をする上で、心掛けていることを書く
- 後輩指導の経験があれば盛り込む
- 応募する職種に活かせる経験や強みを書く
以下の例を参考に、職務経歴と自己PRの質を高めましょう。
2022年4月〜2024年9月 株式会社〇〇
事業内容:小売店 資本金:2,000万円 従業員数:150名
| 期間 | 事業内容 |
|---|---|
| 2022年4月〜2024年9月 | 2024年4月 アルバイトとして入社 【担当業務】 接客・レジ対応・商品陳列・補充・在庫管理・売場レイアウトの提案・作成・新人スタッフの教育 【実績】 ・在籍店舗の前年比120%を達成 |
| 自己PR | 小売店でアルバイトとして勤務する中で、お客様への丁寧な接客対応と売り場の改善提案を通じて、前年比売上120%を達成しました。 また、複数のタスクを同時にこなす中で、優先順位を意識して働いたり、トラブルの際でも落ち着いて対応する力を身に付けました。これまでアルバイトで得られた経験を活かし、より責任のある立場で店舗経営やスタッフ育成に携わりたいと考えています。 |
履歴書・職務経歴書ともに書くのがはじめての方には、次の記事もおすすめです。
コツ6:就職エージェントを利用する
転職エージェントの利用は、フリーターから正社員転職を成功するために重要な要素です。転職エージェントを利用すると、さまざまなサポートを受けられ、転職活動をスムーズに進められます。
転職エージェントの利用で受けられる一般的なサポート内容は以下のとおりです。
- キャリアカウンセリング
- 求人紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 企業との日程調整
- 内定後の条件交渉
- 入社後のフォロー
また、転職エージェントを利用すると、一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえる可能性もあります。非公開求人とは企業が求人サイトなどに公開していない求人であり、事業の核になる求人や条件の良い求人が多い傾向があります。
以上のように、転職エージェントを利用すると転職活動をスムーズに進められるため、転職成功率を高められるでしょう。
就活に悩んだら“就職カレッジ®”という選択肢も。
● 年間1000人以上のフリーターやニートの方が正社員に※
● 入社後のサポートも充実で安心
● ずーっと無料
▶ 詳しくは「就職カレッジ」で検索※2023年2月~2024年1月「就職カレッジ」参加者からの正社員未経験者就職決定人数
【回答例あり】フリーターが内定を獲得するための面接対策
フリーターから正社員の内定を獲得するには、「よく聞かれる質問」の回答をしっかりと準備しておくことが欠かせません。
- フリーターとして働いていた理由
- 正社員就職を目指す理由・アルバイトの成功経験
これらの質問は、フリーター採用で特に重視される「働く覚悟」や「強み」を企業が確かめるうえで重要な項目です。
それぞれの答え方や回答例を紹介しますので、面接通過率を高めたい方はチェックしておきましょう。
1. フリーターとして働いていた理由
フリーターとして働いていた理由を説明するときは、「反省」と「成長の姿勢」を伝えることが大切です。
具体的には、次の流れで回答を組み立てましょう。
- フリーターになった理由を素直に伝える
- 反省点や学びを伝える
- どのように改善・成長につなげているか伝える
フリーターの採用にあたり、企業は過去の経歴ではなく“前向きな姿勢”を重視しています。
つまり「どんな理由でフリーターになったか」よりも、その経験をどう受け止め、この先にどうつなげようとしているかをチェックしているのです。
そのため、まずはフリーターになった理由を正直に伝えたうえで、自分なりの反省や改善に向けた行動をアピールしましょう。
フリーターとして働いていた理由は、進む方向が定まっていなかったためです。
大学では理学部に在籍していましたが、授業内容に関心を持てず、そのまま自分の本当に進みたい方向性を決めないまま卒業してしまった点を反省しています。
卒業後はアルバイトを2つ掛け持ちし、特に携帯ショップでの接客にやりがいを感じました。現在はそちらのシフトを増やし、社会で活かせる接客力を高めるために業務に取り組んでいます。
2. 正社員就職を目指す理由
正社員就職を目指す理由を説明するときは、「長期的に働く意欲」を伝えることが大切です。
具体的には、次の流れで回答を組み立てましょう。
- フリーターとして感じた限界を伝える
- 正社員として実現したいことを語る
- その会社で挑戦したい理由を添える
多くの企業は、フリーターを採用する際に「すぐに辞めないか」という点を心配します。
「収入を上げたいから」「生活が不安だから」といった理由だと入社意欲が伝わりづらいため、正社員就職を目指す理由を聞かれたときは「その会社で実現したいこと」を含めつつ、長く働きたいという思いを伝えましょう。
正社員を目指す理由は、より責任ある業務に挑戦したいと考えたからです。
携帯販売店で接客を経験する中で店舗運営に興味を持ちましたが、アルバイトでは売上管理や人材育成に関わる機会が少なく、成長の面で限界を感じました。
御社には、店舗スタッフからマネジメント職へと挑戦できる環境があると伺っています。私自身、将来的には店舗運営に挑戦したいと考えているため、御社で正社員として責任を持って働き、店舗運営を任される人材へと成長していきたいと考えています。
3. アルバイトの成功体験
アルバイトの成功体験を説明するときは、「応募企業で活かせる強み」を伝えることが大切です。
具体的には、次の流れで回答を組み立てましょう。
- 成功体験を結論として伝える
- 具体的なエピソードを語り、自分の強みを示す
- その強みを応募企業でどう活かしたいか伝える
成功体験を面接官が聞く理由は、「自社で活かせる能力や強みがあるかどうか」を知りたいからです。そのため、面接では成功体験の内容を話すだけでなく、「その強みが会社の業務でどう役立つのか」まで伝えましょう。
成功体験は、携帯販売店のアルバイトで販売成績を改善できたことです。
はじめは商品の特徴ばかり説明してしまい、思うように契約につながらず苦労しました。そこで、これまでは「自分が話すこと」中心だった点を反省し、来店者のニーズを丁寧にヒアリングする接客方法に切り替えたところ、最適なプランを提案できるようになり、契約数を月20件から35件へと伸ばすことができました。
この経験から、「相手の課題を聞き出し、最適な提案につなげる力」が身についたと感じています。御社で営業職として働く際も提案力を活かし、お客様の課題解決に貢献していきたいと考えています。
フリーターから正社員になれるおすすめの仕事8選
フリーターから正社員を目指す場合は、次の8つの仕事がおすすめです。
- 営業職
- アドバイザー職
- 施工管理
- 介護職
- システムエンジニア
- 事務職
- 製造職
- 警備員
それぞれの仕事について、仕事内容や向いている人の特徴、平均年収などを紹介します。
※年収参考:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
平均年収の算出:「きまって支給する現金給与額×12」+「年間賞与その他特別給与額」(※千円以下切り捨て)求人ボックス給料ナビ
仕事1:営業職
営業職は、自社の商品やサービスを顧客に販売する仕事です。個人向けに保険商品や住宅を販売する「個人営業」、企業に向けて製品などを提案する「法人営業」の2つに大きく分かれます。
営業職は、多様な業界で募集しているため求人数が多く、資格不要なので、未経験歓迎で募集している企業も多く、フリーターから正社員になりやすい仕事です。
営業職は常に誰かに会う仕事であるのため、コミュニケーション力が高い人に向いています。仕事にはノルマが設定されることが一般的であり、目標に向かって努力することにやりがいを感じる人にも向いているといえるでしょう。一方、ノルマ達成に向けて会社から強いプレッシャーをかけられる場合もあり、メンタル的な面でのタフさが必要になる点には注意が必要です。
営業職の平均年収は、男性562万円、女性434万円です(※)。※「その他の営業職業従事者」の平均年収を参照
| 仕事内容 | 商品やサービスを顧客に販売する仕事 |
| 向いてる人 | コミュニケーション力がある人、タフな人 |
| 年収 | 男性562万円、女性434万円 |
営業職については、次の記事もご覧ください。
仕事2:アドバイザー職
アドバイザー職とは、個人や企業からの相談に乗り、その解決策を一緒に考えていく仕事です。「キャリアアドバイザー」「美容アドバイザー」など、さまざまな種類が存在します。
アドバイザーの仕事は、接客のアルバイトなどによって得た傾聴力や提案力を活かしやすく、未経験でも比較的始めやすいため、フリーターから正社員への転職におすすめです。
アドバイザー職は、傾聴力がある人に向いています。人の話に耳を傾けられる人、誰かの話を聴く側に回ることが多い人には適性があるでしょう。ただ、相手の悩みに共感し過ぎると自身のメンタル不調につながるおそれもあるため、自分と相手との間に境界線をしっかり意識すること、その見極めが冷静にできることが重要です。
| 仕事内容 | 相談に乗り、その解決策を一緒に考えていく仕事 |
| 向いてる人 | 傾聴力がある人 |
| 年収 | 384万円 |
仕事3:施工管理
施工管理の仕事は、建設現場でのスケジュール管理や工程調整を行う役割を担います。
体力とコミュニケーション能力が求められますが、未経験者にも門戸が開かれているため、フリーターから正社員になりたい方におすすめです。技術を身につけることで長期的なキャリアアップが期待できます。
施工管理の平均年収は、632万円と高い水準となっています。未経験でも比較的高年収であり、資格を取得することでさらに年収を上げることができます。
| 仕事内容 | 建設現場でのスケジュール管理や工程調整を行う仕事 |
| 向いてる人 | ・体力がある人 ・コミュニケーション能力がある人 |
| 年収 | 632万円 |
平均年収出典:厚生労働省「建築施工管理技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
仕事4:介護職
介護職とは、要介護者(介護を必要とする人)の生活をサポートする仕事です。老人ホームや障碍者支援施設で働くことが一般的です。
介護職は全国各地でニーズがあり、人手不足解消のために資格不要、年齢・経歴不問で積極的に募集しているため、フリーターから正社員になりやすい仕事と言えます。
介護職は、誰かの喜ぶ顔がやりがいにつながる人に向いています。入浴や着替え、排せつの補助など大変な面もありますが、「ありがとう」の言葉を多く受けられる仕事であり、人をサポートする仕事に就きたい人は検討してみましょう。業界全体が慢性的な人手不足であるため、ひとりあたりの業務量が多い可能性がある点には注意が必要です。
資格がなくても働くことはできますが、転職後は国家資格の「介護福祉士」の取得に挑戦することをおすすめします。介護福祉士の資格を持っていると、給料アップや、施設内の高い役職で働ける可能性があります。資格取得の支援制度がある職場もあるので事前にチェックすると良いでしょう。
| 仕事内容 | 要介護者(介護を必要とする人)の生活をサポートする仕事 |
| 求められるスキル | 誰かの喜ぶ顔がやりがいにつながる人人をサポートする仕事に就きたい人 |
| 年収 | 男性391万円、女性343万円 |
※「介護職員(医療・福祉施設等)」の平均年収を参照
介護士や介護資格について以下の記事で詳しく解説しています。
仕事5:システムエンジニア
システムエンジニアとは、主にITシステムの構築を担う仕事です。システムに求める要件などを企業の担当者にヒアリングし、その要件に沿う仕様書を作り上げます。その後はプログラマーなどに指示を出しつつ、システム完成までの一連の流れを仕切っていきます。
システムエンジニアは、IT業界が急成長し人材ニーズが高まっている一方で、エンジニア不足傾向にあることから、未経験で募集している企業が多数あります。
未経験でも挑戦しやすく、高年収を目指すことが可能なので、フリーターから正社員を希望する方にも人気の職種の一つです。
システムエンジニアの平均年収は557.6万円と、高めの水準となっています。入社後に技術を学んでいく必要がありますが、スキルを身につけることで高年収を目指すことが可能です。
システムエンジニアに向いているのは、協調性をもって仕事を進められる人です。発注元の企業の社員だけでなく、社内のメンバーをまとめていく役割も求められるためチームプレーに自信がある人は活躍できるでしょう。ITシステムにはトラブルがつきものなため、何か問題が起きた場合は深夜でも復旧作業に当たる必要があるなど、突発的な対応に見舞われる可能性がある点には注意が必要です。
| 仕事内容 | ITシステムの構築を担う仕事 |
| 求められるスキル | 協調性のある人 |
| 年収 | 557.6万円 |
参考:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「システムエンジニア(業務用システム)」
システムエンジニアについて詳しく知りたい場合には、次の記事もご参照ください。
仕事6:事務職
事務職とは、社内で事務作業をおこなう仕事です。書類作成や売上管理、データの打ち込みなど、基本的には社員のサポート業務を担います。
事務職は、基本的なPCスキルやオフィスソフト(word、Excel、PowerPoint)の操作スキルがあれば未経験でも始めやすく、ワークライフバランスを取りやすい職種なので、フリーターから正社員を希望する方に人気の仕事の一つです。
事務職は、作業をコツコツと行える人に向いています。パソコンに向き合い、細かな数字を扱う場面が多いため、そうした作業でも集中力を切らさず、ミスなく取り組める人は社内で重宝されるでしょう。いわゆるマニュアル仕事が多いため、「常に新しい仕事に挑戦したい!」と考えている人は仕事に飽きてしまう可能性がある点には注意が必要です。
事務職の平均年収は、男性609万円、女性406万円です(※)。※「総合事務員」の平均年収を参照未経験から事務職で就職する場合、年収は低めとなりますが、「土日休み」「残業少なめ」「オフィスワーク」の働き方を希望する方におすすめの仕事です。
| 仕事内容 | 書類作成や売上管理、データの打ち込みなど、社内で事務作業をおこなう仕事 |
| 求められるスキル | 作業をコツコツと行える人集中力を切らさず、ミスなく取り組める人 |
| 年収 | 男性609万円、女性406万円 |
事務職に興味がある場合は次の記事もチェックしてみてください。
仕事7:製造職
フリーターから正社員になりたい方には、製造職もおすすめです。製造職とは、主に工場内で機械のセッティングや操作、材料の加工や、製品の検品などを行う仕事です。
製造職はモノづくりが好きな人に向いています。重厚な機械から日用品まで工場によって扱う商材はさまざまですが、どの分野でも製品が作られていく過程を間近で見ることができるのは醍醐味でしょう。一方、怪我のリスクと常に隣り合わせという点はあらかじめ理解しておきましょう。
転職にあたっては「危険物取扱者」や「機械保全技能士」を取得していると、選考の際に有利に働く場合があるでしょう。
製造職の平均年収は、男性447万円、女性313万円です(※)。※「その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)」の平均年収を参照
仕事8:警備員
警備員は、商業施設やオフィスビルなどの警備を行う仕事です。見回り作業のほかに、入退館の受付や、監視カメラのチェックなども行います。
警備員は責任感が強い人に向いています。場合によっては身の危険を感じることもありも、ほかの職種以上に注意深く仕事をする必要はありますが、「人々の安全を守る」という使命に意欲を燃やせる人であれば大きなやりがいを感じられるでしょう。
警備員の資格(検定)は、担当する施設ごとに分かれています。たとえば、商業施設やオフィスビルでは「施設警備業務検定」、空港では「空港保安警備業務検定」、一般道の交通誘導では「交通誘導警備業務検定」を持っていると、採用時に評価されるでしょう。
警備員の平均年収は、男性353万円、女性327万円です。
他にもフリーターから正社員になれる職業について知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。


フリーターから正社員になりやすい「職種」の見極め方
フリーターから正社員になりやすい職種が気になる方は、job tagの「未経験でも比較的入りやすい職業」をチェックしてみてください。実務経験がほぼ求められない職種を一覧で確認できるため、フリーターでも挑戦しやすい仕事を理解できます。
求人サイトを使う際に、「社員登用あり」の条件を設定して求人を絞り込むのも効果的です。社員登用が多い仕事を把握できるため、どの職種が正社員就職につながりやすいか把握できるでしょう。
人手不足の業界は未経験者の採用に積極的なため、帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査」を確認するのもおすすめです。
1. Job tagで「未経験でも比較的入りやすい職業」を確認する
フリーターから正社員になりやすい職種を知りたい人は、まずはjob tagの「未経験でも比較的入りやすい職業」のページを確認してみましょう。
このページには、就業前の実務経験がほぼ必要ない職種が100個ほど掲載されています。
それぞれの職種の具体的な仕事内容や就職する方法、平均年収なども確認できるため、興味がある仕事があればぜひチェックしてみてください。
- 事務・事務用機器操作(営業事務、データ入力など)
- 販売(書店員、ペットショップ店員など)
- サービス(マンション管理員、調理補助など)
- 生産(家具製造、検査工など)
- 建設(とび、解体工など)
- 運搬・包装(倉庫作業員、ドライバーなど)
- 清掃(ビル清掃、ハウスクリーニングなど)
参考:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」
2.「社員登用あり」が多いアルバイト求人を確認する
アルバイト求人サイトによっては、検索条件で「社員登用あり」を設定できます。そしてこの条件で求人を絞り込むことで、どの業界や会社が社員登用を多く実施しているか、つまりフリーターから正社員になりやすい仕事かどうか見えてきます。
社員登用とは、勤務状況や実力などが評価されると、その勤務先の正社員として採用される制度です。通常の採用試験より内定のハードルが低く、入社後のミスマッチも防ぎやすいため、正社員就職のルートとして積極的に検討したい選択肢です。
社員登用を目指せるアルバイト求人が多い仕事としては、倉庫作業、販売・接客、飲食チェーン、警備などがあります。正社員就職を考えているフリーターの方は、これらのアルバイト求人への応募も検討してみましょう。
3. 人手不足の業界をチェックする
人手不足の業界は人材確保のため、未経験者や社会人経験が少ない人の採用に積極的です。そのためフリーターから正社員になりやすい職種を探す際は、「人手不足の業界」について調べることも効果的な方法といえるでしょう。
たとえば帝国データバンクでは、およそ2〜3か月に一度のペースで「業種別の人手不足割合」に関する調査結果をWeb上に公開しています。
2025年10月の調査結果を見ると、「建設」「情報サービス」「運輸・倉庫」で特に人手不足が深刻なことが示されています。
実際、こうした業界では未経験者の採用が活発です。そのためフリーターから正社員就職を目指す方は、こうした採用ニーズの高い業界への応募も検討してみてください。

画像引用:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2025年10月)」
フリーターから正社員に関連する質問
1. フリーターから正社員になる流れは?
フリーターから正社員になる流れは、①求人探し②履歴書・職務経歴書の作成③求人応募④面接⑤内定承諾⑥アルバイトの退職⑦入社という流れになります。フリーターから正社員として転職するまでには、2ヶ月~3か月程度かかるのが一般的です。3か月程度かかることを見越して就活スケジュールを立てましょう。
2. フリーターの限界はいくらですか?
フリーターの限界は、時給1000円で働く場合は月給19万円、年収228万円です。しかし、住民税、所得税の負担を避けて働きたい場合の限界は100万円、所得税の負担を避けて親の扶養内で働く場合の限界は103万円、社会保険料の負担を避けたい場合は130万円が限界です。
「103万の壁」「130万の壁」を是正するための支援施策は2024年10月から行われますが、アルバイト先によって実施するところと実施しないところがあります。
まとめ
フリーターが正社員として転職できるのかについて、ここまで解説してきました。フリーターから正社員としての転職は可能ではありますが、希望者全員が就職できるわけではありません。この記事で紹介した「正社員転職する方法」「正社員になるポイント」「正社員になるメリット・デメリット」における、以下のポイントが重要になります。
- 一日でも早く(できれば20代の内に)転職活動を行うこと
- 将来が見通しづらいからこそ、正社員の「雇用と収入」の安定性を重視すること
- 「フリーターの就職・転職に強みのあるエージェント」を活用すること
転職活動がはじめての方や、内定が獲得できるか不安を感じている方は、弊社ジェイックの転職エージェントをご活用ください。求人の紹介だけでなく、就活講座や面接会など、正社員への転職に役立つさまざまなサポートを無料でご用意していますので、ぜひお気軽にアクセスしてください。




当社の就職に関するコンテンツの中から、フリーターから正社員への就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。




































