

※1. 就職支援サービス「就職カレッジ」の実施年数
※2. 2005/5/1~2023/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3.入社日2022/8/1~2023/1/31に入社した人材の3か月定着率
※4. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
大学中退してしまうと就活方法がわからず悩んでしまいますよね。そもそも大学を中退してしまうと就職活動が不利になると不安な方も多いでしょう。
実は大学中退後の就活には5つのポイントがあります。大学中退からの就活を成功させている方は、これらのポイントをしっかり押さえている方が多いです。
この記事では、大学中退後の就活がなぜ不利だと思われているのか、そして不利にならないようにするためにはどうすればよいのかを解説しています。この記事を読めば、大学中退という経歴でも大きなハンデを負うことなく就活を始められるでしょう。
- 「大学中退したけど、3年以内は新卒扱い」とは限らないので、要注意!
- 大学中退後に就職に成功した人は全体の約3割、正社員就職をしていない人も半数近く
- 大学中退者の就活を有利に進める「5つのポイント」をやってみよう!
大学中退しても新卒扱いになる?

厚生労働省「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」にある通り、国は、卒業後3年以内の既卒者を新卒として扱うよう企業に通達しています。これは、在学中に就職活動をしても就職先が決まらなかったなど、なんらかの理由で既卒者となった人たちに対して不利益な扱いをしないことなどが目的です。
大学中退者の最終学歴は「高卒」になりますが、大学中退をしても高校を卒業して3年以内であれば、便宜上は「高校を卒業して3年以内の既卒者=新卒」として扱われるという考え方になります。
しかし実際は、大学中退者は新卒ではなく中途採用扱いになるのが一般的です。「大学は中退したけれど、3年以内は新卒扱いしてもらえるから大丈夫だろう」という意識でいると、通常の新卒の学生と大きく差がついてしまうことになりかねません。
こちらの動画では、大学中退者の就職ハードルについて解説しています。4分ほどの動画で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
大学中退後の就活は厳しいのか
大学中退後の就活は厳しいと言われがちですが、実際にはどうなのでしょうか。大学中退者の就職率と、企業側/中退者側それぞれから見た大学中退の就職について解説します。
大学中退者の就職率
独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」によると、大学中退後に正社員就職できた人と就職までの期間は、以下の通りです。(一部抜粋)
- 大学中退から3か月以内:10.4%
- 大学中退から3年以内:11.8%
- 大学中退から3年後:2.4%
- 時期不明(大学中退後に就職したが、就職までの期間は不明):8.1%
- 正社員移行なし:45.7%
いかがでしょうか。大学中退後に就職に成功した人の割合は合計32.7%で、全体の約3割程度にとどまっています。一方で、大学中退後に正社員就職をしていない人も半数近くにのぼっています。
大学中退者の就職が難しいといわれる理由
一般的に大学中退者の就職が難しいと言われがちな背景には、企業側と本人側のそれぞれに、以下の理由があることが考えられます。
【企業目線】またすぐに辞めそうだと思われているから
大学中退者は、大学を辞めているという点で「うちの会社もすぐに辞めるのでは?」と懸念されがちな部分はどうしてもあります。
企業は、採用活動や人材育成に一定のコストをかけています。とくに新卒や社会人経験のない中退者・既卒者の場合、採用時にはスキルや知識がないことがほとんどです。そのため、入社後に育てていくことを想定している企業が大半です。
即戦力ではない人材に時間やお金をかけた結果、成果を出さないうちに早期離職されてしまうことは、企業として損失です。そのリスクを避けたい企業は、大学中退者を早期離職のリスクが高いと見なし、採用に慎重になっていっていることも少なくないといえます。
【本人目線】就活の進め方がわからないから
大学中退者の就職が決まりにくいのには、そもそも就活の方法がわかっていないケースが一定数あります。
大学中退者の就職は簡単ではありませんが、中退という経歴は、要は「就職する」までのハードルが上がるだけです。つまり、就職してからは関係なくなるケースがほとんどです。大学中退であることにとらわれすぎず、正しい就活方法を身につけることができれば、就職できる可能性はアップするのです。
しかし、周囲に中退者が少なく情報に乏しい、何から始めればよいのかわからないなどの理由から、なかなか就職できていない中退者も少なくないでしょう。
大学中退者の就活を有利に進める5つのポイント
大学中退者であっても、就活をして企業に就職することはもちろんできます。ただし、就活に際して意識しておくべき点はいくつかあります。大学中退者が就活を有利に進めるために知っておくとよい5つのポイントをご紹介します。
ポイント1.資格を取得する
まず、大学中退者は資格なしでも就職可能です。
「大学中退という経歴だから、少しでも就職しやすいように資格を取得したほうがよいのでは?」と迷っている方もいるかもしれません。しかし実際には、資格なしで就職できている大学中退者もたくさんいます。
一方で、希望の仕事をするために資格が必要・または資格があったほうが採用されやすいのであれば、資格を取得する意義は十分にあります。多少時間やお金がかかったとしても、長期的に考えればよい結果につながりやすいでしょう。
大学中退者が資格を取得するメリットなどについて、以下の記事でご紹介しています。
「資格なしで就職すべきか、資格を取得して就職すべきか」と迷っている大学中退者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント2.できるだけ早く就活を始める
前述の通り、すでにやりたい仕事が決まっていて、希望職種に就くために大学中退後に資格を取得することは、就職に有利な方法です。
一方で、なんとなく資格取得を目指すのであれば、大学中退後はできるだけ早く就活を始めたほうがよいといえます。たとえば簿記や宅建などの資格を取得しても、資格に関連する仕事でない限り、就職において特にプラスにはならないかもしれません。
早めに就活を開始することで大学中退後のブランク期間を短くできるだけでなく、社会人としてのスタートも早まります。
ポイント3.中退した理由をポジティブに伝える
大学中退の理由は、なるべくポジティブに変換して伝える準備をしておきましょう。「サボっていたら単位を落とし進級できなかった」「なじめなかった」などのネガティブな理由の人もいるかもしれませんが、それらを正直にそのまま伝える必要はありません。
ただし、大学中退の理由で嘘をつくのはNGです。たとえば、本当は個人的な事情で中退したのに「病気をして通えなくなった」「学費を払えなくなった」などの嘘の理由にして切り抜けようとしてしまうことです。
「辞めずに済む方法は本当になかったのか」などと聞かれたときに自信を持って答えられず、大学中退の理由が嘘であると見抜かれてしまう可能性が高くなります。
就活における大学中退理由の効果的な伝え方は、以下の記事でくわしくご紹介しています。
就活をするうえで、履歴書や面接における大学中退理由を上手にアピールしたい方はぜひ参考にしてみてください。
ポイント4.就活サイト(就職エージェント)を活用する
大学中退者の場合は自力で就活をがんばるよりも、民間の就活サイト(就職エージェント)を活用したほうが就職への近道となることも少なくありません。
ジェイックは、大学中退者に特化した就職支援を実施しています。中退者の方を対象とした就職支援は、以下5つの特徴を持つサービスです。
- 大学中退者などの就職に特化
- 就職成功率90.7%!!
- 中退者に特化した就職支援講座
- 中退者を採用したい20社と面接
- 手厚い入社後のサポート
ジェイックは大学中退者の正社員就職成功実績が豊富にあり、就職活動~入社後の定着に至るまで、中退者の方が自分に合った企業で活躍できるようになるためのサポートを実施しています。
これから就活を検討している大学中退者の方や、すでに就活をしているけれどなかなかうまくいかないという方は、ぜひジェイックへご相談ください。
ポイント5.ハローワークを活用する
大学中退者の就活方法に、ハローワークの利用があります。ハローワークというと「失業者が再就職のために通う場所」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、中退者などの若年層にも広くサービスを実施しています。
たとえば、就職のために必要なスキルや知識を習得できる「職業訓練」や、3か月の使用期間を経て正社員などの雇用へ移行できる(※雇用形態は求人による)「トライアル雇用制度」などの制度を活用し、大学中退からの就職を目指すことも可能です。
ハローワークを利用したからといって、ハローワークの求人に応募して就職しなければいけないわけではありません。どんな企業でも求人を出せるぶん求人の質にも差があるため、就活のひとつの選択肢として活用することをおすすめします。
大学中退者のハローワークの活用方法について、以下の記事でくわしくご紹介しています。
大学中退者がハローワークを利用することのメリットや利用方法などについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
「大学中退の就活」に関するよくある質問
「大学中退しても新卒扱いになる」でご紹介していますが、既卒3年以内は新卒扱いにするよう、国は企業へ通達しています。大学中退でも高卒ではあるので、表向きは、高校卒業から3年以内は新卒扱いということになります。しかし、企業側は大学中退者を新卒と見なすケースは少なく、中途採用としていることが大半です。
大学中退の経歴で就職を目指す方は、「ジェイック」のサービスがおすすめです。就職講座では中退をネガティブに捉えるのではなく、中退経験を活かした就職活動について教えています。中退者を対象とした書類選考免除の面接会に参加できるため、経歴がハンデにならず面接に臨んでいただけます。
大学中退後のブランク期間が長いと、どんどん就職に不利になってしまいます。ぜひジェイックの「就職相談」へお申し込みください。専任のアドバイザーが状況をお伺いしたうえで、今後についてアドバイスさせていただきます。
大学中退者の就活で注意すべきなのは、大学中退の理由は嘘をつかずポジティブに伝えること、就活サイト(就職エージェント)やハローワークなどの機関も上手に活用することなどがあります。くわしくは「大学中退者の就活を有利に進める5つのポイント」をご覧ください。
まとめ
大学中退者の就活は、新卒や通常の転職者と比較すると就職できるまでに時間がかかりがちという点はあります。一方で、就職先を見つけるまでは大変でも、入社すればそこからは仕事を覚えながらスキルや経験を重ねていくだけですので、ほかの人と条件は同じです。「大学中退だから」と引け目を感じて何もしないままでいるよりも、早い段階で、効率的な就活の方法を身につけて行動することをおすすめします。
大学中退者の就活について、以下の記事でもくわしくご紹介しています。
大学中退者の就職における大卒との違いや、大学中退者におすすめの相談先などについても触れていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

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