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施工管理からの転職におすすめの業種14選!転職成功させるコツも

施工管理からの転職におすすめの業種14選!転職成功させるコツも紹介
仕事選びFV

施工管理からの転職を検討している方の中には「本当に転職できるの?」「異業種でも大丈夫なの?」と不安を感じている方もいるでしょう。

この記事では、施工管理からの転職ができる理由をはじめ、施工管理からの転職におすすめの業種と転職成功させるコツなどについて詳しく解説します。施工管理からの転職におすすめの業種では、仕事内容や平均年収なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

施工管理からの転職は可能!その理由と体験談を紹介

施工管理からの転職は可能!その理由と体験談を紹介

結論からいうと、施工管理からであっても異業種への転職は可能です。

それでは、なぜ施工管理からの転職は可能なのか、その理由と体験談を見ていきましょう。

施工管理からの転職が可能な理由

施工管理の仕事で培ってきた工程を管理するスキル・マネジメントスキルは、たとえ異業種であっても活用でき、職種によっては必要となるスキルです。

その他にも、施工管理の仕事では以下のようなスキルが身についているため、企業へのアピールポイントとなります。

  • 書類作成・報告書・積算作成などの資料作成能力
  • 計画力・スケジュール管理能力
  • 交渉スキル・調整スキル
  • 重要度・緊急度などを考えて対応する判断力
  • コミュニケーションスキル
  • マネジメントスキル
  • 責任感 など

身についたスキルは人によって異なるため、自分にはどのようなスキルがあるのか考えておきましょう。

施工管理から転職した人の体験談

それでは、実際に施工管理からの転職を成功させた人の体験談を見てみましょう。

職種を変えるのがおすすめ

構成管理からIT系に行ったらめっくちゃ楽になって4年経ちます

ちなみにその前は別の施工管理会社に転職した時は前職と大差なかった

建築業はくそ 無駄な移動時間多すぎ

職種を変えるのがおすすめ

構成管理からIT系に行ったらめっくちゃ楽になって4年経ちます

ちなみにその前は別の施工管理会社に転職した時は前職と大差なかった

建築業はくそ 無駄な移動時間多すぎ

引用元:Twitter

28歳まで土木作業員(土工)をやってたんですけど当時の給料のあまりの低さから将来に不安を感じまして29歳から今年末まで土木施工管理の仕事をしてて派遣だった事もあり結婚を機に転勤のない企業に転職しようとコンサル会社に転職を決めました。

かなり遠回りした職業人生でしたが頑張ります!

引用元:Twitter

28歳まで土木作業員(土工)をやってたんですけど当時の給料のあまりの低さから将来に不安を感じまして29歳から今年末まで土木施工管理の仕事をしてて派遣だった事もあり結婚を機に転勤のない企業に転職しようとコンサル会社に転職を決めました。

かなり遠回りした職業人生でしたが頑張ります!

引用元:Twitter

新卒プログラマーになったけど向いてないなと転職して(サービス残業、長時間労働が嫌だった)

電子機器、電気設備、施工管理とかやってたけど向いてなくて結局プログラマーに戻ってしまったよ

10年は続いているから今の仕事が合ってるんだろうね

引用元:Twitter

Twitterを見てみると、たくさんの方が施工管理から異業種への転職を成功させているのが分かります。

施工管理からの転職におすすめの業種14選

施工管理からの転職におすすめの業種を14こ紹介します。

ビル管理

仕事内容ビルを安全・快適・安心に保つ仕事
平均年収約330~392万円
おすすめ理由・納期がない
・休憩時間が多い
・残業がほとんど無い

ビル管理とは、電気・衛生・空調設備を安全に運用し、定期的に点検やメンテナンスを行う仕事です。

気になる平均年収ですが「転職会議」によると年代によって異なるようです。

  • 20代前半:約330万円
  • 20代後半:約347万円
  • 30代:約392万円
  • 40代:約365万円

施工管理の平均年収よりも下がってしまいますが、納期や残業がなく、休憩時間も長いため、充実した仕事環境になるはずです。

参考:転職会議

設計事務所

仕事内容建築主の要望を聞きながら建物や設備の設計を行い、
設計通りに施工されているか監理する
平均年収約313~518万円
おすすめ理由・年収アップが期待できる
・短期間でスキル形成・成長が期待できる

施工管理の経験を活かしたい場合、設計事務所がおすすめです。

このとき、「CADオペレーター」の資格を保有していれば転職で有利になり、「一級建築士」の資格を保有していればキャリアアップ・年収アップも見込めます。

気になる平均年収ですが、「doda」によると建築設計事務所の平均年収は以下のようになっています。

  • 20代:約313万円
  • 30代:約378万円
  • 40代以上:約518万円

プロジェクトに1人で携わることもあり、その分短期間でスキル形成や成長でき、資格を取得すれば年収アップも見込めます。

参考:doda

都市再生機構

仕事内容都市の再開発
住宅・建物・敷地の維持管理業務
平均年収約604万円
おすすめ理由・残業時間が短い
・年収アップを見込める
・福利厚生が充実している

都市再生機構は、その名前の通り都市の再開発や、住宅内・建物・敷地内の維持管理業務を行う仕事です。

気になる平均年収を「openwork」で見たところ、以下のようになっていました。

  • 事務:約678万円
  • 総合職:約599万円
  • 技術:約576万円
  • 平均:約604万円

どの職種に就いても施工管理より年収は上回っており、残業時間も20時間以内と短くてワークライフバランスを保て、有給休暇の取得率も高いなど、福利厚生の水準が高いといったメリットがあります。

参考:openwork

建設業経理士

仕事内容建設業関連の取引で、
会計処理・帳簿作成・決算処理を行う
平均年収約405万円
おすすめ理由施工管理で培ったスキルを活かせる

建設業経理士は、建設業関連の取引で、会計処理・帳簿作成・決算処理を行う仕事です。

気になる平均年収は経理の仕事で約405万円だったので、建設業とはいえあまり変わらないのではないかと予想されます。

施工管理の仕事では原価計算・請求書の作成などにも携わっているため、これらの事務作業で培ったスキルを活かせるでしょう。

参考:求人ボックス 給料ナビ

ディベロッパー

仕事内容都市開発・マンション開発などの
大規模物件開発・街づくりを行う
平均年収約442万円
おすすめ理由・土日祝日休み
・年収アップが期待できる
・平均残業時間が20~30時間程度

ディベロッパーとは土地・街の開発事業者のことを指し、大規模な物件開発・街づくりを行う仕事です。

気になる平均年収を「マイナビ」で確認したところ、以下のようになっていました。

  • 20代:約384万円
  • 30代:約524万円
  • 平均:約442万円

土日祝日が休みで在宅ワークができ、年収アップも見込めるため、施工管理からの転職先におすすめです。

参考:マイナビ

建設コンサルタント

仕事内容インフラ建造物に関する工事の事前調査・計画立案・設計業務
平均年収約580万円
おすすめ理由・専門性が高い
・高収入

建設コンサルタントは、インフラ建造物に関する工事の事前調査・計画立案・設計業務を行います。

道路・河川・ダムなど国が整備・維持するインフラ建造物は、国土交通省や自治体などの行政機関が発案し実行されます。建設コンサルタントはそれらの事前調査・計画立案・設計などを行い、クライアント(国や自治体)に提案します。

平均年収は、「建設転職ナビ」によればおよそ580万円となっています。給与水準が高い理由は、高い専門性と資格が求められるからです。特に高年収を狙いたい場合は、技術士やRCCM(シビルコンサルティングマネージャ)などの資格を取得する必要があります。

ダムや防波堤、道路整備など人々の命と生活を守る仕事であること、手掛けた建造物が長年に渡り残り続けることに、やりがいを感じる方が多い職種です。

参考:建設転職ナビ

プロパティマネジメント

仕事内容不動産の運営・管理業務
平均年収約450万円
おすすめ理由・施工管理の経験で得た知識を活かせる
・将来性がある

プロパティマネジメントとは、不動産のオーナーから委託を受けてオフィスビルや商業施設などの運営管理を代行する仕事です。

具体的には、建物の維持・管理業務、賃借テナントの誘致や交渉、賃貸借契約業務の代行、賃料・共益費などの請求や回収、トラブル発生時の対応などがあります。

平均年収は、約450万円とされています。

持っていると有効な資格は、宅地建物取引士(宅建士)、マンション管理士などです。

人の生活やビジネスにおいて不動産は必ず必要な要素であり、昨今では不動産投資に対する需要が高まっているため、長く活躍できる職種といえるでしょう。

参考:マイナビエージェント

技術系の公務員

仕事内容公共工事を実施するため、
さまざまな業者に発注をかける
平均年収約450万円
おすすめ理由施工管理の経験を活かせる

技術系公務員の募集が各自治体で存在しているため、施工管理からの転職先として公務員もおすすめです。

気になる平均年収ですが「令和2年国家公務員給与等実態調査の結果」を見てみると、行政職棒給表【一】の平均月給が約40万円ほどなので、平均年収は約450万円前後となると予想されます。

施工管理で培った事務スキルを活かしながら、年収アップも見込めるため、施工管理からの転職先におすすめです。

参考:令和2年国家公務員給与等実態調査の結果|人事院

宅地建物取引士

仕事内容不動産の契約を進めていく
平均年収約350万円
おすすめ理由・手に職がつく
・人気の高い国家資格
・一定以上の需要が見込める

宅地建物取引士とは、不動産契約の内容説明・契約締結など、顧客とコミュニケーションをとって不動産契約を進めていく仕事です。

気になる平均年収ですが、indeedで確認してみると平均月給は約29万円。これを平均年収に換算すると約350万円となります。

資格を取得する必要はありますが、不動産契約は宅地建物取引士しかできないため、転職が有利になります。施工管理と同様、手に職がつき、一定以上の需要が見込めるため安定して稼ぐことができるでしょう。

参考:indeed

CADオペレーター

仕事内容CADソフトを使用した図面のトレース
複数の図面ごとに整合性を図る
平均年収約497万円
おすすめ理由・CADスキルを活かせる
・年収アップが期待できる

CADオペレーターとは、CADオペレーターを操作して設計図を作成する仕事です。

気になる平均年収を「求人ボックス 給料ナビ」で見てみると、約497万円となっていました。

CADオペレーターは、ものづくりが好きな人・几帳面な人・集中力がある人にピッタリと、施工管理にも通じるものがあるので転職先としておすすめです。

参考:求人ボックス 給料ナビ

マーケティング職

仕事内容利益をあげる仕組みをつくる
平均年収約507万円
おすすめ理由・将来性がある
・年収アップが期待できる
・施工管理と同様にやりがいがある

未経験からでも転職できるマーケティング職もおすすめです。企業が事業継続するために必要な売上・利益を上げるための仕組みを作る仕事です。利益を生み出す商品を開発していくためにはマーケティング職の存在は必要不可欠。

気になる平均年収を「求人ボックス 給料ナビ」で見てみると約507万円でした。

将来性のある施工管理からの転職なので、同じく将来性のある業種への転職を考えている方におすすめです。

参考:求人ボックス 給料ナビ

建設会社の営業職

仕事内容土地の所有者にマンション・商業施設などの建築を提案
平均年収約330万円
おすすめ理由技術的な質問にスムーズに答えられる

建設会社の営業とは、自社が提供できる商品を売り込んで利益をもたらす仕事です。前職が施工管理ということもあり、技術的な質問をされた場合、その場ですぐに答えられるというメリットがあります。

気になる平均年収ですが、indeedによると建築営業の平均給与は約28万円なので、年収に換算すると約330万円となります。

平均年収は施工管理時よりも下がってしまいますが、中小企業や大手企業によっても年収は異なるため、年収アップを図りたい方は大手企業に転職すると良いでしょう。

参考:indeed

インフラエンジニア

仕事内容システムやインターネットを使用するために必要な
サーバーやネットワークを設計・構築・運用・保守する
平均年収約546万円
おすすめ理由ITインフラがなくなることは考えにくい

インフラエンジニアとは、システムやインターネットを使用するために必要なサーバやネットワークを設計・構築・保守する仕事です。

気になる平均年収ですが「求人ボックス 給料ナビ」を見てみると約546万円でした。

施工管理と同様に社会貢献度が非常に高く、やりがいのある仕事です。また、半永久的に仕事がなくならないというメリットもあるため施工管理からの転職先としておすすめです。

参考:求人ボックス 給料ナビ

建設と無関係の営業職

仕事内容商品・サービスなどを提案して購入してもらう
平均年収約379万円
おすすめ理由未経験・年代に関係なく転職できる

営業職は未経験や年代に関係なく転職できる業種です。顧客のニーズ・課題解決に応える自社商品やサービスなどを提案し、購入してもらう仕事です。

気になる平均年収を「求人ボックス 給料ナビ」で見てみると約379万円でした。

しかし、営業職は歩合が設けられていることが多いため自分の頑張り次第で年収アップを期待できます。また、施工管理で培ったコミュニケーションスキルを活かすことができるため、転職先として営業職もおすすめです。

参考:求人ボックス 給料ナビ

施工管理からの転職でおすすめしない業種

逆に、施工管理からの転職をおすすめしない業種・職種にはどのようなものがあるのでしょうか。

結論からいうと、「ワークライフバランスが整わない業種」「年収が下がってしまう業種」の2種類です。

それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ワークライフバランスが整わない業種

ワークライフバランスが整わない業種は以下の通りです。

  • プラント
  • 地場ゼネコン
  • スーパーゼネコン
  • ハウスメーカー

それでは見ていきましょう。

プラント

プラント建設の施工管理は需要ありますが、ワークライフバランスが整うどころか、逆に悪くなる可能性があります。なぜなら、設備・専門業務(化学)の管理も重要になるからです。

プラントは大規模で予算も高額なことがほとんどで、その上プラントで扱う化学・ガス・石油などの知識や管理業務も必要になるため大変です。さらに、危険性の高いガス・物質を扱うことになるので、安全管理もシビアに行わなければなりません。

プラントは、常に緊張感を持って業務に臨まなければならないため、ワークライフバランスのことを気にする余裕もないほど大変な業種といえます。

地場ゼネコン

施工管理から転職を検討している方の中には「地方の地場ゼネコンなら大幅な残業もなく働けるのでは?」と考えている方もいるかもしれません。

しかし、地場ゼネコンでも中堅ゼネコンでも仕事内容は同じです。また、求められる業務品質が年々上がってきているため「残業が少ないところがいい」と考えている方には不向きといえます。

とはいえ、知り合いが地場ゼネコンで働いており、その人から「ワークライフバランスが整っている」と言われ、しっかりと確証が取れれば地場ゼネコンに転職しても問題ないでしょう。

スーパーゼネコン

施工管理から転職を検討している方の中には「大手に行けば労働環境が整うのでは?」と考えている方もいるかもしれませんが、それは間違いです。

むしろ大手の方が「転勤がある」「大規模現場の場合は数年入りっぱなし」など、生活が整わないことが多い傾向にあります。1人あたりの業務量はどこのゼネコンでも同じなので、ワークライフバランスが整っている業種に転職したい方には不向きといえます。

ハウスメーカー

ハウスメーカーの施工管理もゼネコン施工管理と同様、忙しいことに間違いありません。

中には営業と施工管理の仕事が一体になっているケースもあり、日中は営業と現場確認・夜は事務所で見積もりや発注などの事務作業といった多忙な仕事をこなさなければなりません。

さらに、休日に商談・打ち合わせが入れば休みもなくなってしまいます。このように、ハウスメーカーはワークライフバランスが悪いため、施工管理からの転職に不向きといえます。

年収が下がる業種

たとえワークライフバランスが整ったとしても、年収が下がってしまう業種もあります。

  • 不動産業界
  • 下請けメーカー

それぞれ見ていきましょう。

不動産業界

施工管理のような激務はなく、シフト制の勤務体制でキッチリ休みが取れるため、人気の転職先でもある不動産業界ですが、年収が下がってしまう可能性があります。

不動産業界の中でも営業職では「求人ボックス 給料ナビ」を見てみると、平均年収は約411万円となっています。施工管理の平均年収は約469万円なので、約60万円ほど下がってしまいます。

そのため、年収アップを図って施工管理から転職したい方には不向きな業界といえます。

参考:求人ボックス 給料ナビ

参考:求人ボックス 給料ナビ

下請けメーカー

施工管理からの転職で下請けメーカーを選ぶ方も少なくありませんが、建設業界は川下企業ほど利益を残しにくい業界構造なのであまりおすすめしません。

施工管理を経験している方なら分かると思いますが、下請けの見積もり通りに支払うケースは少なく相殺したりゴネったりするでしょう。

下請けメーカーは、商品の競争力が強くないと建設会社より利益を残しにくいという特性があります。そのため、施工管理以上の年収を取れる下請けメーカーは少なく、年収アップを図りたい方にとって不向きな業種なのです。

施工管理からの転職理由はきついだけではない!その他の主な理由まとめ

施工管理の仕事は、「きつい」「やめとけ」などの声を聞くことがありますが、何故、きついと言われるのか具体例を挙げて説明します。

施工管理がきつい理由とは?向いていない人の特徴と解決策を紹介!
施工管理がやめとけと言われる理由7選!働くメリットや向いている人を解説

休みが少ない

施工管理からの転職を考える理由として、まず挙げられるのは「休みが少ない」ことです。

ほとんどの仕事が週休2日制を導入している中、施工管理の職種において、まだまだ週休1日制の現場が多いのが現状です。また、悪天候などによって工期がギリギリの現場ともなれば、週に1回の休みでさえも返上し、仕事を進めなければならないこともあります。

家族との時間・趣味の時間が取れずに、施工管理からの転職を考える人が多い傾向にあります。

人間関係がうまくいかない

施工管理からの転職を考える理由として、次に挙げられるのは「人間関係がうまくいかない」ことです。

施工管理の仕事は、作業員・元請・自社の上司・他工種の人間など、さまざまな業種・年代の人たちと関わらなければならず、方向性の違いなどによって時折ぶつかる可能性もあるでしょう。

自分とは合わない人とも関わる必要があるため、それに嫌気が差して転職を考える方もいます。特に、20代・30代といった若い世代に多く、経験年数も少なくて立場的に年上に気を使わなければならないことが要因となっています。

不規則な現場条件

施工管理からの転職を考える理由として、次に挙げられるのは「不規則な現場条件」です。

現場によって、工事は夜間だけ・平日はできないなど、さまざまな条件が提示。このような現場に赴任された場合、現場条件に必ず従う必要があるため、夜型の勤務体制になるケースもあるでしょう。

また、複数の現場を管理している場合、平日は通常現場・土日は他現場など、全く休みが取れない、もしくは休めても現場は稼働しているので緊急の電話が鳴る可能性もあります。こういった不規則な現場条件が原因で転職を考える方もいます。

適切な評価がされていないと感じる

施工管理からの転職を考える理由として、最後に挙げられるのは「適切な評価がされていないと感じる」ことです。

先ほどの「仕事内容がきつい」と重なる部分もありますが、経験年数の多い方は上流の仕事を行うため、実務作業は20代・30代などの若手が行うことがほとんどです。

必死に現場を納めてきた割にその姿を会社にあまり見られておらず、給与に反映されないケースもあります。その結果、適切に評価されていないと感じ、転職を考える人もいるのです。

違う職種・業種へのチャレンジ

施工管理の仕事から他の仕事にチャレンジするために転職するケースも多くあります。

  • さらに専門的な職種への転職
  • 公務員への転職
  • 営業職など他職種への転職

以上が、よく聞かれる転職先です。順番に解説します。

さらに専門的な職種への転職

建築素材や建設機械に関する仕事であれば、施工管理の仕事で習得した建築分野の知識やスキルを活かせます。

上記以外にも、環境管理、安全管理や衛生管理システムなど、施工管理技士が目指せる専門分野は多岐に渡っています。

また、より高度な分野の研究をしたいと、建築関連の研究所や大学の研究者になるケースや設計コンサルタントになる場合もあります。

公務員への転職

建築や土木に関する技術系の公務員を目指す選択肢もあります。公務員試験の受験年齢などの条件は自治体ごとに異なりますが、施工管理技士の資格や業務経験があれば中途採用されるケースもあります。

技術系の公務員は、工事計画の立案から発注、工事完了まで総合的にマネジメントできる仕事です。インフラ整備にトータルで携わりたい人には、魅力的なポジションでしょう。

営業職など他職種への転職

施工管理の現場では多様な職種の人と関わり、各方面と調整しながら業務を遂行します。自治体などの公的機関、民間事業者、建設に関わる技術者や職人、さらには工事現場周辺の住民など、多くの人と臨機応変に対応できないと工事は進みません。

そのため、施工管理の仕事を通じて、おのずとコミュニケーション能力は高まってきたはずです。

コミュニケーションスキルは、たとえば営業職など、さまざまな仕事に共通して求められる能力です。施工管理の資格や経験を活かして建設業界の営業職に転職して活躍するケースも多くありますし、まったく別の業種における営業職や、その他の職種を目指す人もいます。

施工管理から転職しやすい異業種とは

これまで施工管理からの転職におすすめの業種を紹介してきました。では、施工管理から転職しやすい異業種にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここで詳しく見ていきましょう。

未経験採用が多い職種を選ぶ

施工管理から異業種に転職するためには、「未経験採用が多い職種を選ぶ」ことで、転職できる可能性を高めることができます。

未経験でも採用されやすい職種は「販売」「営業」などで、これらの仕事は需要が多くあるため、ポテンシャル採用をしている企業もあります。そのため、スキルやマネジメント経験に自信がない方でも転職できる可能性が高い職種であるといえます。

営業では、好成績を残せばインセンティブにより、年収を大幅アップできる可能性もあるため、転職前より年収アップを図りたい方におすすめです。

ただ「急募」「書類選考免除」「〇次面接免除」などと記載されている求人は、従業員が大量に退職した、もしくは慢性的に従業員が退職していく環境である可能性があるので注意が必要です。

必ずしもそうとは限らないため、気になる企業があればしっかり企業研究を行い、転職後に後悔しないようにしましょう。

20代なら異業種でキャリア形成も可能

未経験業界への転職を目指す場合、異業種でもキャリア形成ができる20代がおすすめです。

異業種転職の場合、これまで培ってきた自分の常識・経験が通用しない可能性があり、30代や40代など年齢を重ねるにつれて順応が難しくなってきます。また、企業としては長く働いてくれる人材を確保したいため、30代や40代の未経験者は採用しにくいのです。

20代であれば柔軟に異業種の風土に順応できる可能性が高く、企業側も積極的に採用しやすいという背景もあるため、キャリアチェンジは20代がおすすめなのです。どうしても30代以上の方で異業種に転職したい場合、社風・仕事内容が大きく変わりすぎない業界を選ぶと良いでしょう。

施工管理からの転職を成功させるコツ

ここからは、施工管理からの転職を成功させるコツを紹介します。

「異業種への転職で不安」「転職が初めてだから不安」という方は、ぜひ参考にしてください。

退職理由を明確にしておく

もし未経験から異業種への転職を検討している場合、退職理由を明確にしておく必要があります。なぜなら、転職理由の伝え方によって採用担当者が受ける印象が大きく変わるからです。

「前職の悪口」「ハードワークから解放されたい」といった転職理由では採用されるのは困難です。採用されるためにも「新しい分野でキャリアを積みたいと思った」など、ポジティブな転職理由を用意しておくと良いでしょう。

志望動機を明確にして自己PRを考える

施工管理からの転職を成功させるためには、志望動機を明確にしておくことも大切です。

「この業界を選んだ理由」「この会社を選んだ理由」などは面接で必ず聞かれることなので、しっかりと組み立てておきましょう。また、面接官は「入社したらそのように活躍してくれるのか」ということを考えながら面接・選考を行っています。

そのため「自分が入社したらどのような貢献ができるのか」という自己PRも考えておきましょう。

次のコツを紹介する前に、志望動機や自己PRをはじめ、履歴書・職務経歴書の作成ポイントについて紹介します。

履歴書

企業は、履歴書に記入されている「学歴・職歴・志望動機・通勤(転勤)の可否・健康状態」などを確認し、第一次のスクリーニングを行っています。

履歴書の作成に手書きの指定がないようであれば、履歴書フォームをダウンロードして入力しても問題ありません。

また、学歴の記入は最終学歴の1つ前からが一般的で、資格については級ごとの記入ではなく、1番レベルの高い級のみを記入します。例えば、1級建築施工管理技士と2級建築施工管理技士を保有している場合、記入するのは1級建築施工管理技士のみでOKです。

資格の中でも趣味に関するものは、趣味の欄に記入しましょう。

履歴書の中で最も印象への影響が大きいものは「写真」なので、服装や髪型などに注意しながらプロに依頼して撮影してもらうと良いでしょう。

職務経歴書

職務経歴書では「実務の応力の有無・応募意欲・転職履歴・社風に合うかどうか」などがチェックされています。

異業種に応募した場合、施工管理についてあまり知らず、あったとしても現場で指揮する仕事くらいの知識しかないことが多いです。そのため、ホワイトカラー系の仕事に応募した場合、事務スキルに不安を抱く採用担当者もいるでしょう。

実際、施工管理は幅広い仕事を担うため、書類作成スキル・PCスキルに長けている方が多いはずです。交渉スキル・調整スキルもあるはずなので、施工管理で身につけたスキルを相手に伝わるように書くことで成功する確率がグッと高まるでしょう。

職務経歴書を書く際のポイントは以下の通りです。

  • 職務経歴書は応募先に合わせて1つずつ作成する
  • どのような業務に携わってきたのか、仕事のイメージが相手に伝わるように記入
  • 施工管理で得たスキルや経験を応募先の業務にどのように活かせるかアピール
  • 応募先の業務に合わせて見出しや要約を入れ、読みやすくする
  • 施工管理から転職して取り組む意欲を示す

上記のポイントを参考に、職務経歴書を作成すると良いでしょう。

志望動機

異業種に転職する場合、最も重要なことは「志望動機」です。

企業にとって自社で活躍してくれるかどうかが重要で、企業側が求めることと志望動機がマッチしていれば採用率は自然と高まるでしょう。

志望動機では、応募者の仕事観を把握するために退職理由が訊かれることが多い傾向にあります。そのため、以下のようなことを明確にしておきましょう。

  • なぜ施工管理の仕事に就いたのか
  • なぜ施工管理を辞めたのか、転職するのか
  • 応募先企業に転職して何を実現したいのか

質問されたときにしっかり答えられるように考えておきましょう。

自己PR

施工管理は、技術的なこと以外にも多様なスキルが求められる仕事です。そのため、施工管理を経験していると異業種にも活かせるスキルがたくさんあります。

自己PRでは「前職の仕事を通じて〇〇の経験を積んできたので、御社の〇〇に活かせると考えています」などのように、仕事の経験をもとに作成するのがポイントです。

自己分析とスキルの棚卸しをしておく

未経験から異業種に転職する場合に必須なことが「自己分析」「スキルの棚卸し」です。

異業種に対してこれまで培ってきた経験・スキルをどのように活かせるかが分かり、志望動機に繋げることができます。そのため「自分はどのような性格でどのような仕事ができるのか」を振り返ってみましょう。

異業種であっても役立つスキル・性質は存在し、自分を深く知ることで論理的に説明することができるので面接でも好印象を与えられるはずです。

エージェントを利用する

施工管理からの転職だけではなく、どの業種からの転職であっても初めての場合、転職活動のノウハウがわからないことも多いでしょう。

そんな方におすすめなのが「エージェント」の利用です。

エージェントとは、応募書類の作成・面接対策など、就職・転職に関するあらゆることを無料でサポートしてくれるサービスです。そのため、就職・転職が初めてで、履歴書・職務経歴書の作成、面接に不安を感じる方はぜひ利用してみてください。

就活カレッジ®を利用して施工管理に転職しよう

施工管理からの転職で、より成功率を高めたい場合「就職カレッジ®」の利用がおすすめです。なぜおすすめなのか、就職カレッジ®の魅力をたっぷり紹介します。

未経験者の転職に特化している

就職カレッジ®は、フリーター・大卒中退・第二新卒など、正社員経験がない人の就職支援に特化しています。そのため、学歴・正社員経験の有無を気にすることなく就職・転職することが可能です。

就職カレッジ®に掲載されている求人の多くは「未経験者歓迎」なので、施工管理から異業種への転職を検討している方にピッタリです。

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就職カレッジ®では徹底したサポートを実施しているため、就職成功率は80%超え・入社後の定着率は90%超えとなっています。

一般的にフリーター・既卒の方が就職活動した場合の成功率は約34%ほどなので、就職カレッジ®を利用することで成功率が2倍以上になることがわかるでしょう。

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就職カレッジ®では就業前だけではなく、就業後まで徹底したサポートが受けられます。

就職支援してくれたキャリアアドバイザーが就業後もサポートしてくれるため、就業中に出てきた疑問をすぐに解決することができます。就職・転職することに対する不安を軽減できるため、異業種への転職を検討している方に最適です。

まとめ

今回は、施工管理からの転職について詳しく解説してきました。

施工管理はきついため転職を考えている方も多いでしょう。そのような方には、施工管理の経験を活かしながら転職できる「技術系の公務員・設計事務所・建設業経理士・建設会社の営業職」などの業種がおすすめです。

また、年収アップを図るなら「都市再生機構・CADオペレーター・マーケティング職・インフラエンジニア」などがおすすめです。

今回紹介した転職成功のコツを参考に、就職カレッジ®を利用してキャリアチェンジしてみてはいかがでしょうか。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター