
フリーターが中途採用で正社員に転職しようとする際、即戦力が求められる傾向や、正社員経験のある人材がライバルとなるなど、転職が難しいと言われる理由が存在します。
しかし、企業がフリーターを採用する際の懸念点を理解し、未経験歓迎の求人を積極的に探すなどの対策をとることで採用されるチャンスを拡大することが可能です。
この記事では、中途採用の担当者がフリーターに抱く印象や、採用されやすいフリーターの特徴を具体的に解説します。さらに、求人サイト、転職エージェントなどを活用した求人の探し方や、履歴書・職務経歴書の作成、面接対策のノウハウも紹介。フリーターから正社員を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
- 「中途採用されやすいフリーターの特徴4選」を具体的に解説
- 中途採用では即戦力を期待される。フリーターとしての職歴を活かせる仕事を選ぼう
- 職歴の無い仕事を目指すなら、未経験OKの求人がオススメ




この記事の目次
フリーターが正社員の中途採用で就職できる理由
多くの企業がフリーターを採用対象としているため、フリーターでも中途採用への応募を通して就職することは十分に可能です。
実際、正社員を目指したフリーター経験者のうち、「6割以上が正社員として就職できた」という調査結果もあります(※)。
企業側では「正社員転換制度」を導入する動きが広がっており、非正規雇用(アルバイト・パートなど)から正社員へと登用されるチャンスも増えています。
学校を卒業(中退)してから3年以内であれば「既卒」として新卒枠に応募できる場合もあることから、フリーターであっても正社員就職を諦める必要はありません。
※出典:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213「大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」p.124
理由1:フリーターの約6割が正社員に就職できているから
労働政策研究・研修機構の調査によると、正社員を目指したフリーター経験者(東京都在住)のうち、66.6%が実際に正社員として就職できています。
男女別では、男性72.0%、女性62.3%とやや差がありますが、どちらも半数を上回っていることが特徴です。なかでも30~34歳の正社員就職率は68.5%と最も高く、30代を超えても十分にチャンスがあることが分かります。
10代後半~20代前半のデータはありませんが、年齢が若いほど採用されやすい傾向があるため、「フリーターの6割以上は中途採用で就職できる可能性がある」といえるでしょう。
▼正社員になろうとした割合のうち、正社員になれた割合(2021年調査/都内在住者)
| 男女計 | 男性 | 女性 | |
|---|---|---|---|
| 25~29歳 | 63.6% | 66.7% | 61.2% |
| 30~34歳 | 68.5% | 75.2% | 63.0% |
| 合計 | 66.6% | 72.0% | 62.3% |
出典:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213「大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」p.124
理由2:「正社員転換制度」の導入企業が増えているから
厚生労働省の調査によると、「正社員転換制度」を導入している企業は年々増加しています。
こうした傾向からも、フリーターが中途採用で正社員を目指せる可能性が高まっているといえます。
正社員転換制度とは、アルバイトや契約社員などの非正規雇用で働く人のうち、一定の条件を満たした人を正社員へ登用する仕組みのことです。
令和5年の調査では「正社員転換制度」を導入している事業所は59.9%と6割近くにのぼり、平成30年(53.4%)、平成25年(48.3%)から着実に増加していることが分かります。
こうした背景からも、フリーターは中途採用を通じて正社員を目指せるチャンスが広がっているのです。
▼正社員転換制度の有無
| 調査年 | 制度がある | 制度がない |
|---|---|---|
| 令和5年 | 59.9% | 36.9% |
| 平成30年 | 53.4% | 39.6% |
| 平成25年 | 48.3% | 45.6% |
出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況|4 正社員への転換について 表6」p.8
理由3:新卒枠に応募できる可能性があるから
学校を卒業または中退しても「既卒」として新卒枠に応募できる可能性があります。
新卒採用ではポテンシャルや将来性を重視する企業が多いため、アルバイト経験しかないフリーターでも正社員として採用されるチャンスがあるのです。
一般に「既卒」とは、卒業・中退から3年以内で正社員として働いた経験がない人を指す言葉です(※)。
厚生労働省の令和5年度調査によると、新卒枠で正社員を募集した事業所のうち「既卒者も応募可能」と回答した割合は72%でした。そして、そのうち40%が既卒者を採用しています。
以上の理由から、卒業後にフリーター生活を続けていても、既卒として新卒枠に応募することで正社員を目指せる道は残されているのです。
▼新規学卒者における既卒者の採用状況(令和5年度/全産業計)
| 新卒枠で既卒者が応募可能だった企業 | 72% |
| 既卒者の採用にいたった企業 | 40% |
出典:厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況|(3)既卒者の応募可否及び採用状況」p.14
※厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況」では、既卒を“学校卒業後すぐに調査対象事業所に就職する者以外で、35歳未満の者をいう。勤務経験の有無は問わない”と定義しています
「中途採用は難しい」とフリーターが言われる理由
「フリーターは中途採用で内定を取ることは難しい」と言われるのは、“即戦力”として活躍する人材を企業が求めているからです。
中途採用では、入社後すぐに成果を出すことが期待されます。
その点、フリーターは「即戦力としては活躍できそうにない」と判断されやすく、採用で不利になりがちです。
さらに、中途採用は新卒採用と比べて募集人数が少ないうえに、退職者や欠員の補充といった“ピンポイントの採用”が中心です。
企業としても「即戦力を短期間で確保したい」という事情があるため、スキルや経験の少ないフリーターは採用を見送られるケースも少なくありません。
理由1. 即戦力が求められる傾向があるから
中途採用枠でフリーターから正社員に転職するのが難しい理由は、中途採用は新卒者枠で募集された人材よりも即戦力としての働きが求められることが多いからです。
求人票の応募条件には、「営業経験2年以上」「法人営業の経験がある方」と書かれていることがあります。
したがって、その仕事に精通した技能や資格を持っている人や、前職がその仕事に近いものであった人などが採用されやすいのです。
しかし、中途採用の求人の中に「未経験歓迎」と書かれたものがあり、業界や職種の経験がなくても応募することができます。求人サイトで「未経験歓迎」の条件で検索したり、転職エージェントに未経験で応募できる求人を紹介してもらいましょう。
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フリーターから中途採用で、経験よりも人柄や意欲を重視して採用している企業への転職に成功した実績が多数あります。
フリーターの転職支援経験豊富なアドバイザーが、転職活動の相談や面接対策を行いますので、ぜひ相談してみてください。




理由2. 正社員経験者がライバルになるから
先ほど中途採用にも「未経験歓迎」の求人があると説明しましたが、未経験歓迎の求人で応募する場合、「第二新卒」などと呼ばれる正社員経験のある人材がライバルとなります。
フリーターも第二新卒も、ポテンシャル重視で採用することは同じですが、企業はビジネススキルや正社員経験を経て得た忍耐力のある人材を求める傾向があります。
そのため、正社員経験のないフリーターは、選考で不利になりやすいと言われています。
理由3. 募集人数が少ないから
新卒採用は、数十名~数百名と募集している企業が多いですが、中途採用は数名の募集であることが多いです。そのため、倍率が高くなり、書類選考の通過率も低くなります。
新卒採用の書類選考通過率は50%と言われているのに対し、中途採用の書類選考通過率は30%前後と言われています。さらに未経験だともっと書類選考通過率は下がります。
フリーターから正社員に転職するなら、少なくとも5社は応募し、履歴書や職務経歴書でのアピールが重要となります。
理由4. 採用期間が短いから
新卒採用では長期間をかけて選考が行われるのに対し、中途採用では必要な人材を短期間で採用することが求められることが多いです。このため、企業は迅速な選考プロセスを行う一方で、転職者にとっては企業が求めるタイミングに合わない場合、選考から外れるリスクが高まります。
また、採用期間が短いためにじっくりと準備する時間が取れず、面接で実力を十分に発揮できないケースも見られます。このような採用スピードの差異が、転職活動の難しさにつながっています。




フリーターから正社員に就職した体験談
フリーターから正社員として就職した人の体験談を2つ紹介します。
どちらも大学を中退し、初めての就職活動に不安を抱えていました。しかし、そうした中でも自分と向き合いながら努力を重ね、正社員就職を実現させています。
それぞれのエピソードから分かる「就職成功のポイント」も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【R.Aさん】正社員として働く同級生に感化されて就活を決意
R.Aさんはテニス部の活動に熱中するあまり、単位不足によって4年の冬に留年が決まりました。その後、大学を中退して3ヶ月ほどフリーター生活を送っていましたが、春になり、同級生たちが社会で活躍する姿を見て就職を決意します。
就職活動の経験がなく、中退というハンデもあったため、一人での就活に不安を感じて就職エージェントに登録。講座に参加する中で、これまでネガティブに伝えていた中退理由が前向きな内容へとブラッシュアップしていったようです。
また「内定がゴールではない」という講師の言葉をきっかけに、「入社してから自分はどうなりたいのか」についても真剣に考えるようになりました。
結果として、「人と関わる仕事をしたい」「資格を取得したい」「手に職をつけたい」という就活軸を全て満たす施工管理の会社に中途採用で就職が決まりました。
就職成功のポイント
R.Aさんが就職できたのは、中退後に早い段階で就職活動を始めたことが勝因といえます。
空白期間が長引くと中途採用で不利になりやすいですが、R.Aさんは中退から3ヶ月ほどで就活をスタートさせました。
「中退理由の伝え方」や「就活軸の整理」など、キャリアアドバイザーの助言を素直に受け止め、改善を重ねたことも就職成功のポイントです。
【F.Sさん】初めてのアルバイトで自信を掴み、正社員就職へ
「大学は人生の夏休み」という漠然としたイメージを抱いていたと話すF.Sさん。しかしコロナ禍によって思い描いていたような大学生活を送れず、中退を決めました。
とはいえ「やりたいこと」が見つからず、まずは“自分探し”としてリゾートバイトで全国を回ることに。人生初のアルバイトを経験する中で「自分でもやればできる」という自信を手にし、「人のためになる仕事をしたい」という目標も生まれたようです。
その後、既卒として新卒枠に応募できると知り、本格的に就職活動をスタート。就職エージェントのサポートを受けつつ、「土日祝休み」などの“外面”だけでなく、企業の課題やお客様への姿勢といった“内面”にも目を向けるようになりました。
結果として、当初の目標だった「人のために何かできる仕事」ができる企業に出会い、入社を決めました。
就職成功のポイント
F.Sさんが就職できたのは、「行動力」と「目標の明確化」が要因といえます。
まず、“自分探し”としてリゾートバイトに挑戦したことで自信を取り戻し、「人のために働きたい」という目標も見つかりました。
そして「人のためになる仕事をしたい」という気持ちを大切にし、自分と価値観が合う会社かどうか冷静に見極めたことで納得のいく就職につながったのです。
【20代フリーター】中途採用で正社員として就職する方法
20代のフリーターが正社員就職を目指す場合、まずは「未経験歓迎」と記載された求人に応募してみましょう。
中途採用では基本的に経験者が求められますが、「未経験歓迎」と書かれている求人はスキルや実績、実務経験などを重視しない傾向があります。そのため、アルバイト経験しかない20代でも正社員として採用されるチャンスがあるのです。
また、就職支援サービスを活用して就活を進める方法も一般的です。たとえば「わかものハローワーク」や「20代向けの就職エージェント」を利用すれば、専任のアドバイザーが内定獲得まで手厚くサポートしてくれます。
方法1:「未経験歓迎」の正社員求人に応募する
スキルがなくても採用される可能性があるので、正社員を目指す20代フリーターは「未経験歓迎」と書かれた中途採用求人に応募しましょう。
少子化などの影響により、多くの業種で20代の若手社員が不足しています。特に販売職やサービス業、ドライバーは人手不足が深刻なため、フリーターを含め、20代未経験者の採用に積極的な会社が少なくありません。
未経験歓迎の求人に応募することで、20代フリーターでも正社員として働くチャンスが広がります。求人サイトを利用する際は、「未経験歓迎」「未経験OK」といった検索条件をぜひ選択して求人を探してみてください。
方法2:わかものハローワークを使う
わかものハローワークとは、主に正社員を目指す34歳以下を支援する公的機関です。
厚生労働省が運営しており、全国に21か所の専用施設があります。
在学者・フリーター問わず利用でき、若者の就職に詳しいキャリアアドバイザー(就職支援ナビゲーター)が担当制で支援してくれることが特徴です。
次のようなサポートを無料で受けられるので、就活が不安な20代フリーターの方はぜひ利用してみましょう。
- 職業相談
- 就職セミナー
- 職業訓練
- 応募書類の作成支援、面接対策など
- 全国の求人情報の検索・閲覧
- 企業説明会
- 面接会
方法3:20代向けの就職エージェントを使う
就職エージェントとは、専任の担当者が就職活動を無料で支援してくれるサービスです。求人紹介や選考対策など、内定獲得に向けて様々な面でフォローしてくれます。
エージェントによって特徴は異なりますが、なかには20代を専門に支援するエージェントもあります。
こうしたエージェントは「未経験OK」の正社員求人を多く扱っていたり、フリーター経験をアピールする方法を教えてくれたりするため、正社員就職を目指す20代にとって特に心強い存在といえるでしょう。
プロのサポートを受けたい方は、20代特化型のエージェントもぜひ活用してみてください。で、ぜひ相談してみてください。




【30代フリーター】中途採用で正社員として就職する方法
30代の場合、中途採用では20代よりもスキルや専門知識が重視されます。そのため就職活動と並行して、スキルの習得や資格取得にも時間をあてましょう。
たとえば「職業訓練」に参加すれば、就職に役立つスキルがほぼ無料で身につきます。不動産会社への就職を目指す場合は「宅建」の勉強をするなど、応募する業界に直結する資格を取得すると評価がさらに高まるでしょう。
人手不足の業界への応募も一つの方法です。特に「建設業」や「運輸・倉庫業」は慢性的に人材が不足しており、30代フリーターでも正社員として採用されるチャンスが十分にあります。
方法1:職業訓練に参加する
年齢を重ねるほど専門スキルが中途採用で重視されるため、30代フリーターが正社員を目指す場合は「職業訓練」への参加を検討しましょう。
職業訓練とは、就職に必要なスキルをほぼ無料で学べる公的制度です。ビジネスパソコン科、Webアプリ開発科などがあり、実務に直結する知識や技術を2〜6か月ほどで習得できます。
フリーターの場合、職業訓練の中でも「求職者支援制度」の利用がおすすめです。
月10万円の給付金を受けながら受講でき、就職サポートも受けられます。
スキルがあると就職で有利になるので、30代フリーターの方は職業訓練を活用してみてください。
方法2:資格を取得する
「実務経験の不足」というハンデを補えるため、正社員就職を目指す30代フリーターは資格取得を目指すのもおすすめです。
30代を過ぎると、企業は即戦力として働ける人材を求める傾向が強まります。その点、資格を持っている人は「業務に関わる専門知識を持っている」と評価され、中途採用で有利になるケースが多いのです。
たとえば「宅地建物取引士」や「電気工事士」など、その資格を持っていないと携われない“独占業務”がある国家資格は特に評価されます。
資格を取得すると学習意欲や向上心も企業にアピールできるため、就職成功の可能性が高まるでしょう。
方法3:人手不足の業界を検討する
人手不足の業界は採用の門戸が広いため、30代を過ぎたフリーターでも正社員を目指しやすい傾向が見られます。
帝国データバンクの2025年7月の調査によると、正社員の人手不足割合が最も高いのは「建設業」でした。「情報サービス業」「メンテナンス・警備・検査業」「運輸・倉庫業」も人手不足が深刻です。
慢性的に人材が不足している業界では、事業を維持するために人材確保が最優先課題となります。そして10〜20代の若年層だけに絞ると応募が集まりにくいため、30代以上の業務未経験者にも採用対象を広げるケースが増えているのです。
以上の理由から、正社員を目指す30代フリーターの方は人手不足の業界への就職も検討してみましょう。
参考:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2025年7月)」
中途採用でフリーターを採用する企業の不安【対処法あり】
中途採用でフリーターを採用する企業は、「継続力や忍耐力がないのでは?」「就職意欲が低いのでは?」といった不安を抱きます。
正社員経験がない場合は「ビジネスマナーが十分に身についていないのでは?」と思われるケースも少なくありません。
こうした不安を解消するには、入社後の目標を考えておくことや、「正社員を目指す理由」を前向きに伝える準備をしておくことが効果的です。
ビジネスマナーに不安がある方は、サポステの「ビジネスマナー講座」を受講しておきましょう。
ここでは、企業がフリーターに抱く3つの不安と対処法を解説します。
不安1. すぐに辞めてしまうのでは?
アルバイトは責任範囲が限定的なため、「正社員としての責任やプレッシャーに耐えられるだろうか」といった懸念を抱かれることがあります。
短期間で複数のアルバイトを転々としている場合も、継続力の面で不安を持たれる可能性があるでしょう。
企業は中途採用にかけたコストを無駄にしたくないため、長く働いてくれる人材かどうかを慎重にチェックします。その点、フリーターは上記の理由から「すぐに辞めてしまうかもしれない」と思われてしまうケースが多いのです。
対策:入社後の目標を考える
「この人は長期的に会社で成長し、貢献してくれるだろう」という前向きな印象を持ってもらえるため、入社後の目標を明確にしておきましょう。
目標を持っているということは、入社後を見据えて働こうとしている証拠です。そのため、フリーターが抱かれがちな「すぐに辞めてしまうのでは?」といった懸念を払拭できる可能性があるのです。
入社後の目標は、「短期目標(入社後3ヶ月〜1年)」と「中長期目標(3年後・5年後)」の2つに分けて考えておくのがおすすめです。
▼例:建築会社の「施工管理」を目指す場合
| 短期目標 | まずは現場の安全ルールや危険箇所を徹底的に頭に入れ、安全管理の意識を常に持ち続ける。 先輩社員に指摘される前に危険を察知し、安全確保に向けて自主的に行動・改善できるようになる。 |
| 中長期目標 | 3年後には、小規模な改修工事で工期・品質・安全・予算を計画通りに管理し、利益を確保できる管理者になる。 5年後には「1級施工管理技士」の資格取得を目指すとともに、職人さんや発注者から「◯◯に任せれば安心だ」と信頼される存在を目指す。 |
不安2. 就職意欲が低いのでは?
フリーター期間が長いと「本当はアルバイト生活が良いのでは?」と思われ、正社員就職に対する意欲を疑われることがあります。
アルバイトに比べると正社員の働き方は“窮屈な側面”があるため、企業としては「自由さを手放してでも正社員として働く覚悟があるか」を確かめたいと思っています。
厚生労働省の令和5年度の調査を見ても、若年正社員を採用する企業が最も重視していたのは「就業意識・勤労意欲・チャレンジ精神(72.7%)」でした(※)。
これは「学歴・経歴(22.4%)」を大きく上回っており、それだけ就職意欲が中途採用で重視されていることが分かります。
※出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況|(2)若年正社員の採用選考にあたり重視した点(複数回答) 表4」p.7
対策:正社員就職の理由を前向きに伝える
正社員就職への覚悟が伝わると、「就職意欲が低いのでは?」という印象を払拭できます。そのため、フリーターから正社員を目指す理由はできるだけ前向きに伝えることを意識しましょう。
フリーターの中途採用では、「なぜ正社員として働きたいのですか?」という質問がよくされます。このときのポイントは、「アルバイト経験からの学び」と「就職後の強い意志」をバランスよく伝えることです。
具体的には、次の2つのステップで整理してみてください。
- フリーター経験を通じて得た気づきや課題
- フリーターの働き方では達成できない目標
本気度や覚悟を示すためにも、正社員として働きたい理由は前向きな内容を伝えましょう。
アルバイトで様々な仕事を経験する中で、特に接客の現場で「自分の働きが会社の売上に直結する」という点にやりがいを強く感じました。
しかしアルバイトでは裁量や責任の範囲に限界があり、「もっと深く事業の成功に貢献したい」という思いが芽生えたことから、正社員として働くことを決意いたしました。
不安3. ビジネスマナーが身についていないのでは?
フリーターの中には社会人経験が乏しい人も多いため、「ビジネスマナーが身についていないのでは?」といった不安を持たれる可能性もあるでしょう。
厚生労働省の調査では、若年正社員を採用する企業が重視する項目として「マナー・社会常識」がトップ3に入っています。
実際、正社員として働くと、取引先への対応や、信頼を損なわないメールや文書の書き方など、あらゆる場面でビジネスマナーが求められます。
一方、アルバイトは定型業務が中心で、社外の人と関わる機会も少ないため、「社会人としてのマナーが十分に備わっていないのでは?」と思われやすいのです。
※出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況|(2)若年正社員の採用選考にあたり重視した点(複数回答) 表4」p.7
対策:「サポステ」の就職講座に参加する
ビジネスマナーに不安がある人は、「地域若者サポートステーション(通称:サポステ)」の就職講座に参加してみましょう。
サポステとは、働くことに悩みを抱えている若者の就職支援を行っている公的機関です。
「ビジネスマナー講座」を無料で受講できることが特徴で、身だしなみやお辞儀の仕方、電話対応や名刺交換などのマナーを学べるほか、職場でのコミュニケーションの取り方も学べます。
中途採用の面接でもビジネスマナーは見られているため、社会人としての基本をしっかり押さえておきたい方は「ビジネスマナー講座」を受講しておきましょう。




フリーターが中途採用で正社員就職しやすい仕事
フリーターが中途採用で採用されやすい仕事としては、営業職、販売職、飲食店の店員、事務職、ドライバーが挙げられます。
営業職や販売職、飲食スタッフは「対人スキル」が特に必要な仕事です。そのため、アルバイト経験で培った接客力やコミュニケーション力が高く評価されやすいでしょう。
事務職は基本的なパソコン操作を身につけていれば挑戦しやすく、ドライバーに関しては普通自動車免許があれば応募できる求人も少なくありません。
営業職[フリーターが中途採用で就職しやすい仕事 1/5]
営業職は、自社のサービスを顧客に提案・販売することで、契約や取引を獲得する仕事です。業界によって扱う商品やサービスは異なりますが、顧客の課題を把握し、解決に導く提案力が求められます。
営業は学歴や職歴を問わずにチャレンジできる求人が多く、フリーターが中途から挑戦しやすい職種の一つです。また、成果が評価されやすく、頑張り次第で収入やキャリアアップを目指せます。
コミュニケーション力に自信のある方や、顧客の課題を解決したいと考える方におすすめの職種です。
| 平均年収 | 533.5〜620.4万円 |
| 必要なスキル | ・コミュニケーション力 ・課題解決力 ・提案力 ・汲み取り力 |
| 向いてる人 | ・コミュニケーションを取るのが好きな人 ・要望を汲み取れる人 ・信頼関係を築くことが得意な人 |
| 仕事に就くためには? | ・特別な学歴や資格は不要 ・市場動向について情報収集したり、担当する製品やサービスに興味を持つことが重要 |
販売職 [フリーターが中途採用で就職しやすい仕事 2/5]
販売職は、洋服や化粧品、スポーツ用品や携帯電話などさまざまな商品を店舗でお客様に提案・販売し、購入をサポートする仕事です。接客やレジ対応、商品管理やディスプレイなど幅広い業務に対応します。
販売職は未経験のフリーターからでも始めやすい特徴があります。お客様対応を通じて、敬語やビジネスマナーを身につけられるだけでなく、コミュニケーション力も磨かれるため、将来のキャリア形成にも効果的です。
人と接することが好きで、担当する商品に興味を持てる人は販売職に向いていると言えます。
| 平均年収 | 361.0〜515.7万円 |
| 必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・ビジネスマナー ・担当する商品知識 |
| 向いてる人 | ・コミュニケーションを取るのが好きな人 ・明るくはきはきと対応できる人 ・柔軟に対応できる人 ・気配りや観察力がある人 |
| 仕事に就くためには? | ・特別な学歴や資格は不要 ・担当する商品の知識や市場動向のキャッチが重要 ・販売士の資格を取得すると、小売業全般を理解するうえで効果的 ・求人広告などから応募可能 |
飲食店の店員[フリーターが中途採用で就職職しやすい仕事 3/5]
飲食店の店員は、接客や配膳、レジや簡単な調理補助などを行い、来店したお客様に快適なサービスを提供する仕事です。ファミレスやカフェ、居酒屋など店舗の業態によって業務内容は異なりますが、未経験のフリーターからでも始めやすい特徴があります。
フリーターとして接客経験がある人だけでなく、人と話すのが好きな人やチームで働くのが得意な人に向いています。
飲食店の店員はシフト制で働く場合が多く、働き方の柔軟性があるため、自分の生活リズムに合わせやすい職種です。
| 平均年収 | 327.9〜358.9万円 |
| 必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・臨機応変な対応力 ・体力 |
| 向いてる人 | ・明るく元気に対応できる人 ・コミュニケーションを取るのが好きな人 ・人と関わるのが好きな人 ・チームで働くのが好きな人 |
| 仕事に就くためには? | ・特別な学歴や資格は不要 ・パートやアルバイトからの正社員登用も可能 ・飲食店での就業経験がある場合は有利に働きやすい |
事務職[フリーターが中途採用で就職しやすい仕事 4/5]
事務職は、書類作成やデータ入力、電話・来客対応や備品管理など、企業の業務を支える仕事です。事務職には一般事務や営業事務、医療事務や介護事務などさまざまな種類があり、仕事内容や求められるスキルも異なります。
たとえば、医療事務ではレセプト業務が含まれており、医療に関する基礎知識が求められます。
事務職は基本的なPC操作やビジネスマナーがあれば挑戦しやすく、未経験からでもおすすめの職種です。黙々と作業するのが得意な人や、チームを縁の下から支えるのが好きな人には向いていると言えます。
座り仕事が中心になるため、体力に不安がある人にもおすすめです。
| 平均年収 | 478.3〜510.9万円 |
| 必要なスキル | ・基本的なPCスキル ・ビジネスマナー ・事務処理能力 |
| 向いてる人 | ・丁寧に作業ができる人 ・コツコツと働くのが得意な人 ・縁の下からチームを支えるのが好きな人 |
| 仕事に就くためには? | ・特別な学歴や資格は不要 ・PC操作が欠かせないため、基本的なPCスキルを習得しておくと有利 ・ハローワークや求人サイトから応募可能 |
ドライバー[フリーターが中途採用で就職しやすい仕事 5/5]
ドライバーは、トラックやタクシーなどの車両を運転し、荷物や人を目的地まで安全に運ぶ仕事です。配送ドライバーや送迎ドライバー、ルート配送など種類が多く、企業や業務によって勤務スタイルも異なります。
普通自動車免許のみの保有や未経験でも応募できる職種もあるため、フリーターからでも挑戦しやすい点は魅力的です。
1人で業務することが多いため、人間関係のストレスの少なさが特徴です。また、ドライバーの種類によっては荷物の積み込みや積み下ろしなどが必要になるため、体力に自身のある人にもおすすめできます。
| 平均年収 | 393.6〜485.3万円 |
| 必要なスキル | ・普通自動車免許 ・職種によっては大型免許が必要 ・安全運転への意識 ・時間管理能力 |
| 向いてる人 | ・運転するのが好きな人 ・人との関わりが少ない仕事をしたい人 ・体力に自信がある人 |
| 仕事に就くためには? | ・特別な学歴は不要 ・普通自動車免許は必須。職種によって必要な運転免許は異なる ・ハローワークや求人広告から応募可能 |
「フリーター 中途採用」によくある質問
中途採用されやすいフリーターの特徴は、4つあります。例えば、忍耐力や精神の強さがあるか?前向きで積極的な姿勢があるのか?基本的なビジネスマナーが出来ているか?履歴書面接対策をちゃんとできているか?説いた特徴です。詳しくは、本編の「中途採用されやすいフリーターの特徴は?面接官のチェックポイント」で解説をしておりますので、是非参考にしてみてください。
中途採用者がフリーターに抱く印象は、職場を転々としている、正社員になれなかった人材、社会的常識から教える必要がある、仕事能力が低いのでは?といった4つの印象があるため中途採用がされにくいのです。詳しくは、本編の「中途採用担当がフリーターに抱く印象」で解説を行っております。






当社の就職に関するコンテンツの中から、フリーターから正社員への就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。





































