
20歳でフリーターの方が、正社員就職するのは十分に可能です。 企業の多くが、少子高齢化の影響で若い人材を求めており、あなたの熱意や将来性に期待しているからです。実際に、職務経験が少なくても、20代であれば積極的に採用を検討する企業は多数存在しますが、「まだ若いから」と就職を先延ばしにすると、将来的な不安は徐々に膨らんでいくでしょう。
この記事では、20歳のフリーターが正社員として就職するための具体的な方法や、企業が求める人物像、そして今すぐ行動すべき理由を詳しく解説します。この貴重な機会を逃さず、あなたの理想のキャリアを実現しましょう。
- 20歳のフリーターは就職はできる!求められているのは「熱意」や「将来性」
- 「20歳のフリーターが正社員として就職する5つの方法」を試してみよう!
- 「正社員就職を有利にする3つの方法」も要チェック
- フリーターの就職活動には3~6ヶ月程度かかる。早めに実行に移していこう




この記事の目次
20歳フリーターでも正社員就職は可能
20代前半のフリーターが正社員へ転職している割合は、男女ともに30%以上のため、20歳フリーターも正社員就職は可能です。
労働政策研究・研修機構の調査によると、過去1年間に非正規雇用から正社員に移行した割合は、20~24歳で32.7%です。
従って、20代前半の約3人に1人が正社員として就職している計算になります。これは、企業が若年層に対してポテンシャル採用を行なっており、将来性や意欲を重視するケースが多いことが理由と推測できます。
【20~24歳の非正規雇用から正社員への移行率(2017年調査)】
| 性別 | 移行率 |
|---|---|
| 男性 | 38.4% |
| 女性 | 32.7% |
| (男女計) | 32.7% |
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③-平成29年版「就業構造基本調査」より-図表2-44」p.72このように統計データから見ても、20歳のフリーターが正社員になることは珍しくありません。若いうちは採用市場でも有利な場合が多いため、早めに就職活動を始めると正社員就職の可能性を高められます。
20歳フリーターが「やばい」といわれる4つの理由
20歳フリーターが「やばい」といわれるのは、フリーターを長く続けると正社員就職が難しくなるうえ、収入や労働条件、将来的なキャリアで不利になる可能性が高いからです。
労働政策研究・研修機構の調査によれば、フリーターの期間が長引くと、正社員になれる割合が低下していきます。また、昇給やボーナスの機会が少ないため、収入が伸びにくい傾向があるのです。
また、フリーターは正社員と異なり、シフトの削減や雇用の終了によって働き続けられない場合があります。さらに、責任や権限が限られるため、スキルアップやキャリアアップが難しい点も指摘されています。
理由1. フリーター期間が長くなると正社員就職率が下がる
労働政策研究・研修機構の調査によると、フリーターを継続する期間が短い場合は正社員になれた割合が高く、期間が長くなるほど低下する傾向が明らかになっています。
【フリーターの継続期間と正社員になれた割合】
| 期間 | 男性 | 女性 | 合計(男女計) |
|---|---|---|---|
| 1年以内 | 74.7% | 64.6% | 68.8% |
| 1~2年 | 64.2% | 58.8% | 61.2% |
| 2~3年 | 68.9% | 47.5% | 56.6% |
| 3~4年 | 69.0% | 55.8% | 61.1% |
| 4~5年 | 51.4% | 28.8% | 37.9% |
| 5年以上 | 44.3% | 24.5% | 32.3% |
出典:労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から|図表4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合」p.128
フリーターの期間が1年以内の場合は、70%近くが正社員になれている一方、5年以上になると30%前後まで下がります。つまり、同じフリーターでも、期間が長い人ほど正社員就職が難しくなるのです。
このように、フリーターの期間が長くなるほど、正社員就職の可能性が下がるため「やばい」といわれることが多いのです。
理由2. 収入が安定しない
フリーターを続けていると、長期的に収入額の増加が見込めず、経済的に不安定な状況に置かれることになります。
フリーターと正社員を比較した際に、大きく差が出るのが収入面です。
厚生労働省の調査によると、正規雇用(正社員)の給与は平均32万3,400円に対し、フリーターを含む非正規雇用の給与は平均21万6,700円でした。
なぜ、このような差が生じるかというと、フリーターには昇給・昇格・ボーナスを受け取れる機会がほとんどないからです。正社員は責任が伴う仕事をしている分、評価される機会にも恵まれます。入社当初は正社員もフリーターも賃金に大きな差はありませんが、年数を重ねるにつれて、賃金格差は広がっていくので注意しておきましょう。
賃金構造基本統計調査の資料の中には、年齢別の平均給与データもあります。
| 年齢階級 | 正規雇用(正社員)の 賃金(千円) | 非正規雇用の 賃金(千円) |
|---|---|---|
| ~19歳 | 183.9 | 167.9 |
| 20~24歳 | 216.6 | 183.0 |
| 25~29歳 | 250.9 | 204.9 |
| 30~34歳 | 283.7 | 207.6 |
| 35~39歳 | 315.9 | 208.3 |
| 40~44歳 | 341.8 | 210.2 |
| 45~49歳 | 361.3 | 209.9 |
| 50~54歳 | 388.4 | 212.0 |
| 55~59歳 | 393.0 | 210.5 |
| 60~64歳 | 329.8 | 248.8 |
| 65~69歳 | 299.2 | 224.2 |
| 70歳~ | 280.1 | 205.6 |
| 年齢計 | 323.4 | 216.7 |
年齢を重ねるにつれて、正規雇用と非正規雇用で賃金格差が大きくなっていくことが分かります。
正社員が昇給していく一方で、フリーターは基本的に「働いた時間分」でしか給与が支払われません。そのため、年齢を重ねても収入が伸びづらく、年齢を重ねるにつれて正社員との給与格差が開いていくのです。
理由3. 労働条件が不利になる
フリーターは正社員に比べて雇用が不安定なため、不利な労働条件にあると言えます。
- フリーター:有期雇用
- 正社員:無期雇用
フリーターと正社員では、上記のように雇用形態が異なります。
有期雇用とは「契約期間が定められている雇用」です。一年契約であれば、一年ごとに更新するかどうかを話し合います。勤務先が希望しなければ、更新されない可能性もあります。
一方、無期雇用は、定年以外に期間の定めがありません。つまり、解雇されにくい雇用形態といえます。正社員が解雇されるのは、「無断欠勤が多いなど、勤務態度が著しく悪い」「情報を漏洩するなど、会社に大きな損害を与えた」のような、重大な問題行動が見られる場合に限られます。少なくともフリーターと比べれば、解雇されにくい立場であるのは間違いありません。
実際に、コロナ禍において、正社員の雇用は守られた一方で、非正規雇用のパートやアルバイトのシフトが減らされたり解雇になったという話が多く聞かれました。また、年齢を重ねて体力が落ちたり、アルバイト先の人員状況が変われば、シフトを減らされるかもしれません。
現状が良くても、将来にわたって不安が消えないのは、フリーターの大きなデメリットといえるでしょう。
理由4. スキルアップができない
フリーターは、正社員に比べて仕事の範囲や権限・責任の度合いが大きく異なるため、スキルアップが期待できないという一面もあります。
もう少し具体的にいうと、正社員には以下のようなスキルアップやキャリアアップの機会があります。
- 権限を与えられて、自分自身の実績や成果を上げられる
- 成果や実績が評価され、昇格・昇給する
- 部下を育成するなど、マネジメントも任せられる
正社員にはフリーターよりもプレッシャーが掛かるものの、より重要な業務に携わるチャンスも与えられます。やり遂げれば実績になりますし、上手くいかなくても学びが得られるでしょう。少なくとも「新しいことに挑戦した」ことは、自信や成長につながります。
また、マネジメントに携われるのも正社員ならではです。年次が上がれば「人材育成のスキル」も求められ、これは転職でも有効な要素になります。
一方、フリーターは正社員の指示を受けて仕事をするのが一般的です。フリーターにもスキルアップを感じられる場面はありますが、正社員に比べれば権限や責任が少ない分、その機会は限定的です。
フリーターの業務は「多くの人がこなせる定型化された仕事」が中心であるため、突出した成果が表れにくく、キャリアアップにも繋がりにくいのです。
まずはこれをしよう!20歳フリーターが就職活動を始める前の3つの準備
20歳のフリーターが正社員就職を成功させるためには、就職活動を始める前に自分の強みを知り、自身に適した就職支援サービスを活用しつつ、よくされる質問の回答を用意することが大切です。
なぜなら、自分の強みを明確にすると企業にアピールしやすくなるうえ、面接で説得力のある回答ができるからです。
また、フリーター向けの転職支援サービスを活用すれば、未経験歓迎の求人紹介や面接対策のサポートを受けられるため、効率的に就職活動を進められます。
1. 自己分析を通して「強み」を見つける
自己分析によって自分の強みを知ると、応募書類や面接で説得力のある自己PRを伝えられるため、採用担当者から高く評価されます。
まずは、これまでの経験を書き出してみましょう。アルバイトや学校生活などを振り返り、以下の内容を整理します。
- どのような役割を任されたか
- どのような工夫をしたか
- 周囲からどのように評価されたか
行動と結果を具体的に書き出すと、自分の強みを見つけやすくなります。
また、診断ツールを活用する方法もおすすめです。厚生労働省の「マイジョブ・カード」では、自分の強みや応募先で活かせる能力をまとめられます。
このように、自己分析を丁寧に行うと、自分の強みを客観的に把握できます。就職活動を成功させるため、過去の経験を振り返りながら、自分らしい強みを見つけておきましょう。
2. フリーターに強い就職支援サービスを使う
フリーターの就職支援に特化したサービスは、未経験者の採用に積極的な企業とつながっているため、内定を得られる可能性が高まります。
一般の求人サイトでは経験者向けの求人も多く、自分に合う仕事を見つけにくい場合があります。一方で、フリーター向けの就職支援サービスでは、職歴よりもポテンシャルを重視する企業の求人を多く扱っているため、就職活動を効率的に進められるのです。
フリーターの職歴のみの場合でも、キャリアアドバイザーが過去の経験や得意なこと、希望する働き方を丁寧にヒアリングしてくれます。そのうえで、企業に評価される履歴書の作成や面接対策もサポートしてくれるため、自信を持って選考に臨めます。
20歳のフリーターが自分に合う企業を効率的に見つけるためにも、就職支援サービスを上手に活用しましょう。
3. フリーターがよくされる質問の回答を用意する
「卒業後にフリーターになった理由」や、このタイミングで「正社員を志望する理由」を面接で聞かれる可能性が高いため、前向きな回答ができるように準備しておきましょう。
「卒業後になぜ正社員ではなく、フリーターを選んだのか」「なぜ今、正社員として働きたいのか」という質問に対して曖昧な回答をした場合、計画性がない人だと採用担当者が判断する可能性があります。
そのため、フリーターの経験から学んだことや、将来のキャリアを考えて正社員を目指したことなどを具体的に伝えることで、前向きな印象を与えましょう。
よくある質問:卒業後はどのように過ごしていましたか?
卒業後の過ごし方を面接で聞かれた場合、フリーターの経験から学んだことを具体的に示し、「就職への準備期間」だった旨を伝えましょう。
採用担当者は、仕事への責任感や成長意欲を見極めたいと思っています。そのため、仕事へ真剣に向き合った経験を具体的に伝えると、印象が大きく変わります。
高校卒業後は、コンビニエンスストアで働いていました。レジ対応や商品の品出し、売り場の整理、公共料金の支払い対応など、店舗業務全般を担当していました。
この先、正社員として働くうえで必要だと考え、報告・連絡・相談を徹底することや、周囲と協力しながら業務を進めることを意識し、コミュニケーション能力やチームワークのスキルを高めることも努力してきました。
また、来店されるお客様が商品を探しやすいよう、売り場の乱れに気づいた際はすぐに整え、人気商品の在庫が少なくなっている場合は早めに補充するよう意識していました。
この経験を通じて、働く楽しさと責任感を学び、今後は正社員として長く働きつつ、さらに成長していきたいと考えています。
このように、仕事への姿勢や努力、経験を具体的に説明すると「入社後もしっかり働いてくれそうだ」と採用担当者からの評価が高まります。
よくある質問:なぜ正社員として働こうと思ったのですか?
「長期的にキャリアを築く重要性に気づいた」など、反省を踏まえて行動していることを面接で伝えると、成長意欲のある人物として高く評価されます。
なぜなら、フリーターから正社員を目指す場合、「なぜ最初から正社員として働かなかったのか」と人事担当者が疑問を持つ可能性があるからです。
卒業後はフリーターとして働いていましたが、働く中で将来について真剣に考えるようになりました。フリーターでは任される仕事に限りがあり、長期的に成長していくためには正社員になって、責任ある仕事に挑戦することが必要だと感じたからです。
当初は将来について深く考えずに働いていた部分もあり、その点は反省しています。しかし、フリーターの経験を通して、働くことの大切さや、自分のキャリアを主体的に考える重要性を学びました。
今後は正社員として経験を積み、スキルを高めながら長く働けるキャリアを築いていきたいと考えています。
企業は、失敗や遠回りをしてもそこから学び、次に活かせる人材を評価するケースがあります。そのため、正社員になりたい理由と併せて、その考えに至った理由を説明すると説得力が増します。
【5つの悩み別】20歳フリーターが真っ先に取り組むべきこと
20歳のフリーターが将来を変えるためには、今の悩みに合わせて具体的な行動を1つずつ始めていきましょう。なぜなら、悩みを抱えたままでは就職活動を先延ばしにしがちなため、状況が変わらないまま時間だけが過ぎていくからです。
例えば、やりたいことが分からないときは「自分の苦手なことを考える」、モチベーションが続かない場合は「就職成功者の体験談を参考にする」など、行動のきっかけを作るのがおすすめです。
将来の不安や自信のなさがある場合は、考え方や行動を少し変えると前に進めます。このように、悩みに合った具体的な対策を知ると、今の状況から一歩踏み出せます。
悩み1. やりたいことがない
20歳は社会経験がまだ多くないため、どのような仕事が自分に合うのか分からない人が多くいます。世の中には多くの職種や働き方がありますが、経験した仕事が限られていると、自分に合う仕事を判断できず、「やりたいことがない」と感じるからです。
このように、20歳のフリーターが「やりたいことがない」と感じる背景には、社会経験の少なさや仕事への理解不足が関係しています。将来の方向性が見えないと悩む人は多く、決して特別な状況ではありません。
対策:苦手なことを考える
やりたいことが分からない場合は、好きなことを探すよりも「苦手なこと」から仕事の方向性を考えると効果的です。
なぜなら、人は興味のあることよりも、向いていないことの方が明確になっているケースが多く、そこから自分に合う仕事を見つけやすくなるからです。
例えば、自分が苦手だと感じることを次のように書き出してみましょう。
- 人と話すのが苦手
- 同じ作業を繰り返すのは向いていない
- 数字を扱う仕事は得意ではない
苦手な要素を書き出すと、自分に合わない仕事の特徴が見えてきます。
また、フリーターの経験を振り返るのも有効です。例えば「接客は苦手だったが、裏方作業は楽しくできた」など、経験から得られた気づきは仕事選びのヒントになります。
悩み2. 就職活動のモチベーションが湧かない
将来のために就職活動をしなくてはいけないと理解していても、具体的に何から始めればよいか分からず、行動に移せない20歳フリーターの方は多くいます。
企業研究や履歴書の作成、面接対策など、就職活動には多くの準備が必要なため、手間だと感じて意欲が湧かない場合があるからです。
さらに、今はフリーターの収入で生活が成り立つため就職活動の優先度が上がらず、「まだ大丈夫」と考える人も少なくありません。このような理由から、就職活動に対する意欲が持てなくなります。
対策:フリーターの就職体験談を見てみる
就職活動のモチベーションを高めるためには、フリーターから正社員になった人の体験談を読むと、就職活動の方法や不安の乗り越え方を理解できるため、行動のイメージを持ちやすくなります。
就職支援サービスのサイトでは、フリーターから正社員就職した人の体験談が多く紹介されています。以下のサイトでは、就職活動を始めた理由や苦労した点、どのように準備をして内定を獲得したのかなどのエピソードが多く掲載されているため、確認してみましょう。
このような体験談を見ると「自分と同じ状況の人も就職できている」と実感できるため、不安が和らぎます。そのため、就職活動へ前向きに取り組む意欲が高まるでしょう。
悩み3. 将来に対して漠然とした不安がある
フリーターとして働いていると、毎月の収入は得られるものの、昇給やキャリアアップの機会が少ないため「このまま年齢を重ねてもいいのだろうか」と感じて不安になる場合があります。
20代は社会人としての経験がまだ少なく、仕事の選び方やキャリアの築き方、今後の収入などに関する情報が限られているケースがあります。そのため、進む方向が見えづらく、将来に対して不安を抱える恐れがあるのです。
また、同世代の友人が正社員として働き始めると、安定した働き方や収入について考える機会が増え、このままでいいのかと不安が頭をよぎります。
このように、20歳のフリーターが将来に不安を感じる理由は、仕事の選び方やキャリア、収入などの情報が限られており、将来の姿をイメージしにくいためです。
対策:今日できることに1つだけ取り組む
今日できる行動を1つだけ決めて実行すると、小さな目標が達成感につながるため、将来の不安を少しずつ改善できます。大きな目標を立てるよりも、小さな行動を積み重ねる方が取り組みやすく、就職活動を前向きに進められるからです。
例えば、以下のような取り組みから少しずつ始めてみましょう。
- 就職支援サービスの情報を調べる
- 求人サイトで気になる仕事を探す
- 自己PRの内容を考える
このような小さな行動でも、続けると就職活動は前へ進みます。最初は短時間でも構わないので、無理のない範囲で取り組むことが大切です。
まずは「今日できること」を1つだけ決めて、できるところから実践してみましょう。
悩み4. 同年代と比べて落ち込むことが多い
同世代の近況を知る機会が増えると、自分の状況と比較して、不安と焦りを感じる人が多くいます。SNSや友人との会話を通じて、同世代の近況が目に入りやすい現代では、このような比較による落ち込みがより一層起こりやすくなっているからです。
正社員として働いている同世代と比較したとき、収入や働き方、将来の安定性などに差を感じる場面があり「自分だけ取り残されているのではないか」と感じて、気持ちが沈む20歳フリーターの方も少なくありません。
対策:比較対象を「過去の自分」に変える
同世代と比較して落ち込む場合は、他人ではなく「過去の自分」と比べると、自分自身の成長に目を向けられるため、前向きな気持ちになれます。
例えば「今日は求人を〇件見た」「自己分析を進めた」など、小さな変化も立派な進歩です。昨日よりも今日、先週よりも今週の自分に目を向ける習慣が身につくと、自分の歩みを実感できるため、就職活動をより前向きに進める原動力になります。
また、自分の行動をメモに残す方法もおすすめです。取り組みを振り返ると、自分が着実に前へ進んでいると気づけます。
このように、他人のペースに流されず、自身の変化や積み重ねに目を向けると、自分らしいペースでキャリアを切り開けるのです。
悩み5. アピールできることがない
就職活動では自己PRを求められる場面が多いため、自分には特別な経験や強みがないと悩む人が多くいます。
フリーターとして働いていると、正社員のような職務経験がない場合が多く、「企業に評価してもらえる経験がないのではないか」「面接で話せることがないのではないか」と不安になるケースが多くあるからです。
20歳は社会経験がまだ多くないため、仕事を通して大きな成果を出した経験や専門的なスキルがないと考え、「自分には強みがないからアピールできない」と感じる場合もあります。
対策: 資格取得を目指す
アピールできることがないと感じる場合は、資格の取得を目指して努力した経験を伝える方法があります。資格の勉強に取り組むことで、学習意欲や継続力をアピールできるからです。
例えば、以下の資格は未経験でも比較的挑戦しやすく、就職活動でも活かせる資格として知られています。
- ITパスポート
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
- 日商簿記
例えば「毎日1時間勉強した」「試験日から逆算して学習計画を立てた」などの経験も、努力や計画性を示す具体的なエピソードとして伝えられます。まずは、興味のある分野の資格を調べるところから始めてみましょう。
20歳フリーターが正社員を目指しやすいおすすめの職種
20歳のフリーターが正社員就職を目指す場合は、ITエンジニアや事務職、営業職、介護職など、未経験から挑戦しやすく、若手の採用が多い職種を選ぶのがおすすめです。
なぜなら、企業によっては経験よりも若さや意欲、ポテンシャルを重視するケースが多いため、20歳のフリーターも採用されやすいからです。
人材不足が続いている業界や、育成を前提として採用する企業では、フリーターから正社員として就職できる可能性があります。自分に合った職種を見極めて、積極的に挑戦してみましょう。
職種1. ITエンジニア
ITエンジニアは人材の需要が高く、未経験から育成する企業も多いため、正社員就職を目指す20歳のフリーターにおすすめです。
ITエンジニアは、システムやアプリの開発、プログラムの作成、ネットワークやサーバーの運用などを行う仕事です。IT業界は慢性的な人材不足といわれており、未経験から研修を受けながら働ける企業もあります。
顧客からニーズや問題点を聞き出したり、チームで作業したりするため、ITの知識とスキルだけでなく、コミュニケーション能力も必要です。
20歳であれば、将来性を重視したポテンシャル採用の対象になる可能性が高く、フリーターから正社員として就職できるチャンスがあります。
| 平均年収 | 752.6万円 |
| 役に立つ資格 | ・基本情報技術者 ・応用情報技術者 |
| おすすめな人 | ・プログラミングやコードに興味がある人 ・システムやアプリの仕組みに興味がある人 ・一つのことに粘り強く取り組める人 |
出典:厚生労働省「システムエンジニア(基盤システム) – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
職種2. 事務職
事務職は特別な資格や経験がなくても応募できる求人が比較的多いため、正社員就職を目指す20歳のフリーターに向いています。
事務職は、データ入力や書類作成、電話対応、スケジュール管理など、会社の業務をサポートする仕事です。基本的なパソコン操作ができれば、未経験でも応募できる求人が多くあり、働きながらスキルを身につけられます。
企業によっては、若手社員を育成する目的で事務職を採用するケースもあるため、社会人経験が少ない20歳でも挑戦しやすい職種といえるでしょう。
| 平均年収 | 529.6万円 |
| 役に立つ資格 | ・秘書検定 ・マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS) ・ビジネス・キャリア検定 |
| おすすめな人 | ・電話対応やメールのやり取りが苦手でない人 ・細かい作業が苦にならない人 ・社内の様々な部署と関わる仕事がしたい人 |
出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
職種3. 営業職
営業職は学歴や職歴よりも人柄や意欲を重視する企業が多いため、正社員就職を目指す20歳のフリーターにおすすめです。
営業職は、企業の商品やサービスを顧客に提案し、契約や販売につなげる仕事です。顧客との会話を通じてニーズや課題を把握し、その内容に合った商品やサービスを提案します。
営業職は未経験からスタートする人も多く、研修制度を用意している企業も少なくありません。そのため、営業経験がない20歳のフリーターでも、基礎から学びつつ働けます。
また、人と話す力や行動力が評価されるため、アルバイトの接客経験が活かせるという特徴もあります。努力や実績が給与に反映される場合があるため、昇給やインセンティブによる収入アップを目指せる点も魅力です。
| 平均年収 | 618.3万円 |
| 役に立つ資格 | ・自動車運転免許 ・営業士 |
| おすすめな人 | ・人と話すことが好きな人 ・実力で評価されたい人 ・断られてもめげずに行動できる人 |
出典:厚生労働省「食品営業(食品メーカー) – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
職種4. 介護職
介護職は慢性的な人材不足が続いており、未経験歓迎の求人も多いため、正社員就職を目指す20歳のフリーターにおすすめです。
介護職は、高齢者や介護が必要な人の日常生活をサポートする仕事で、食事や入浴の介助、生活支援、レクリエーションの企画などを行います。
介護業界は人材の需要が高く、未経験でも働きながら資格の取得を目指せる施設が多い点も特徴です。実務者研修や介護福祉士などの資格を取得すると、担当できる業務の幅が広がり、昇給やキャリアアップにつながる可能性もあります。
20歳であれば体力の面や柔軟性を評価されやすく、若い人材を歓迎する職場も多いため、将来性のある仕事として検討できる職種です。
| 平均年収 | 376万円 |
| 役に立つ資格 | ・介護職員初任者研修 ・介護福祉士実務者研修 ・介護福祉士 |
| おすすめな人 | ・お年寄りと話したり関わったりするのが好きな人 ・利用者の小さな変化や体調に気を配れる人 ・介護福祉士や社会福祉士のような専門職を目指したい人 |
出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)」
20歳フリーターのお金事情
フリーターの月収は働いた時間によって変動するうえ、税金や社会保険の負担によって手取りが変わる可能性があるため、収入や税金、社会保険の仕組みを理解しておきましょう。
一定の収入を超えると、住民税や所得税が発生したり、社会保険の加入が必要になったりする場合があります。
また、扶養に入るかどうかによって、収入が変わるケースもあります。そのため、収入の状況に合わせて制度を理解しておくことが、生活設計を考えるうえで重要です。
20歳フリーターの月収はいくらですか?
20歳フリーターの給料は、月収20万円程度です。
「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」によると、20歳〜24歳のフリーターの給料は、月給19.6万円となっています。
ただし、これは額面での給料であり、月収20万円の場合の20歳フリーターの手取りは、約16万円です。
一方、20歳〜24歳の正社員の給料は月給22.1万円です。正社員は健康保険・厚生年金などの社会保険料もかかるため、手取りは約17.5万円となります。
| 年齢階級 | 正社員 | 正社員・正職員以外 |
|---|---|---|
| 20~24 | 22.1万円 | 19.6万円 |
20歳のフリーターと正社員では、給料に大きな差はないと思うかもしれませんが、フリーターと正社員の給料の差は20代後半以降に開いていきます。
これは、正社員としてキャリアを積み、20代後半ごろになるとチーフやマネージャーに昇格する人が増えるからです。
フリーターがバイトリーダーになっても時給が数十円上がるだけなのに対し、正社員は昇格すると年収が数万円〜数十万円程度上がります。
今は正社員になるメリットを感じていなかったとしても、長期的に見れば早く正社員になり、キャリアを積むことで生涯年収を大幅に上げることができます。
20歳フリーターの平均貯金額はいくらですか?
求人情報サービス「an」の調査によると、20歳フリーターの平均貯金額は、49.9万円でした。一人暮らしの場合は18.8万円、実家暮らしの場合は58.1万円となりました。
20歳フリーターの手取り額が16万円とすると、一人暮らしの場合は月に1〜2万円、実家暮らしの場合は3〜6万円貯金ができるでしょう。
20歳フリーターは扶養に入った方がいい?
20歳フリーターが扶養に入っていると、所得税や住民税の負担が軽減されるだけでなく、社会保険料の支払いも親が負担するため、手取り収入が増える可能性があります。
しかし、一方で年収が一定の金額を超えると扶養から外れ、自分で税金や社会保険の支払いをしなければならなくなります。さらに、親が扶養控除が受けられなくなり、親の税金負担も増えます。
フリーターが扶養に入るか外れるかは、年収や将来の計画によって異なります。収入が少ない場合には、親の扶養に入って税金や社会保険の負担を軽減することが推奨されますが、逆に収入が多い場合には扶養から外れて手取り収入を増やすことが有利となる場合もあります。自身のライフスタイルや将来の目標に応じて、最適な選択を検討しましょう。
20歳フリーターにかかる税金
20歳フリーターにかかる税金は、「住民税」「所得税」です。税金がかかる年収はいくらからなのか、どれぐらい引かれるのかについて解説します。
住民税
20歳のフリーターの年収が100万円を超えると、次の年から「住民税」の支払い義務が生じます。自治体により住民税がかかる年収は異なりますが、90万円〜100万円を超えると、住民税がかかります。
住民税は、基礎控除や保険料控除などの所得控除を引いた金額の10%なので、月給20万円の場合、住民税は月1万円程度かかります。
所得税
アルバイトの収入が年間で103万円を超えると親の扶養から外れ、所得税がかかるようになります。
所得税は、収入から各種控除を差し引いた残額に税率をかけて算出されるため、収入が高くなるほど税額も増えます。
月収20万円の場合の所得税は月5千円前後です。
以上のように、フリーターがアルバイトなどで収入を得る際、親の扶養を外れることで所得税や住民税の負担が増える点を理解し、適切に対策を立てることが求められます。
20歳フリーターにかかる年金
国民年金とは、老後や、障害者などになったときに備えて加入する保険です。日本国内に住む20歳以上60歳未満の人は、原則として国民年金に加入することが義務づけられています。
20歳のフリーターが親の扶養を外れると、国民年金の加入が必要になります。国民年金は日本国内に住む20歳から60歳未満のすべての人に加入の義務があり、月々の保険料を支払うことで将来の年金受給資格を得ることができます。
国民年金の保険料は定額で、 令和6年度(令和6年4月~令和7年3月まで)は月額16,980円です。
しかし、収入が少ない場合は保険料の支払いが負担になることもあります。そんな場合には、収入や家庭の状況に応じて保険料の全額または一部の免除を申請することができます。
なお、フリーターが年収130万円を超えると社会保険の適用対象となり、国民年金ではなく厚生年金に移行する場合があります。そのため、収入に応じて自分の年金制度を見直すことが必要です。
厚生年金は事業所が社会保険に新規加入する際に設定されるもので、国民年金よりも将来受け取る年金額が高くなる特徴があります。
厚生年金の保険料は労使折半で、勤務先と本人がそれぞれ半分ずつ負担します。これにより、フリーターの負担が国民年金よりも少なくなる場合があります。
20歳フリーターにかかる社会保険料
フリーターとして働いている方が親の扶養を外れると、社会保険料の一つである国民健康保険の負担が発生します。国民健康保険は、日本の公的医療保険制度で、年収130万円を超えると原則として親の扶養に入ることができなくなり、自身で加入する必要があります。扶養から外れると、毎月保険料を自分で支払わなければならず、その負担が家計に大きな影響を与えることがあるので注意が必要です。
国民健康保険料は、前年度の収入をもとに計算されます。そのため、フリーターとしての年収が高いほど、保険料も高くなる傾向にあります。具体的な保険料額は住んでいる自治体によって異なりますが、フリーターであっても安定した収入がある場合は、その負担を考慮に入れることが大切です。

まとめ
20歳のフリーターが正社員就職を目指す方法などについて解説してきました。
20歳は社会全体で見るとかなり若く、若手人材が足りずに悩んでいる企業も多いことから、フリーターであっても採用してくれる企業は多く存在します。しかし、働く意欲に乏しかったり、応募企業を適当に選んでいる様子が感じられる人を企業は採用しません。
そこで大切なのが、しっかりとした準備のもと就職活動に臨むことです。ひとりで就活を進められるか不安な場合は「就職カレッジ®」にご相談ください。数多くのフリーターを支援してきたプロのキャリアアドバイザーが、あなたをしっかりサポートします。




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