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フリーターの貯金額はいくら?収入を増やす・支出を抑える方法を解説

フリーターの貯金額はいくら?収入を増やす・支出を抑える方法を解説

フリーター貯金額は、平均で約195万円とされています。
ただし、収入の安定度や生活環境によって差が大きく、しっかり貯金できている人もいれば、ほとんど貯められていない人もいるのが実情です。

それでも、収入の増やし方や支出の抑え方を工夫すれば、フリーターでも無理なく貯金を増やしていくことは可能です。

この記事では、フリーターの平均貯金額や実態、収入を増やす方法、支出を抑えるコツなどを分かりやすく解説します。

「貯金がなかなか増えない」「これから少しずつでもお金をためたい」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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フリーターの貯金事情

フリーターの平均貯金額は約195万円です。ただし実際には、少額からコツコツ貯めている人が多く、収入の安定度や居住環境によって貯金額には大きな差が生まれます。

さらに、どの金額帯の貯金が多いのか、貯金ゼロの割合はどの程度なのかといった実態や、一人暮らし・実家暮らしといった生活環境の違いも無視できません。

平均額だけでなく、貯金の分布や生活スタイルによる違いを知れば、自分の立ち位置を客観的に見直しやすくなります。

貯金が思うようにできていないと感じている方も、これから始めたい方も、ぜひこの先の内容を参考にしてみてください。

フリーターの平均貯金額はいくらですか?

フリーターの平均貯金額は全体平均で約195万円です。

以下は、マイナビの調査をもとにまとめたフリーターの平均貯金額です。

区分平均貯金額
全体平均195.5万円
15~24歳68.8万円
25~34歳167.9万円
35~44歳361.6万円

参考:株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)

フリーターの貯金額は、年齢が上がるにつれて増加する傾向があります。
ただし、働き方や収入の安定度によって差が出やすい点には注意が必要です。

なお、フリーターに限らず、全体の平均貯蓄額は次のとおりです。

年代平均貯蓄額
29歳以下245.1万円
30~39歳717.8万円

参考:厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況

30代になると貯蓄額が増えやすいのは、正社員として働く人が増え、収入の安定やボーナス・昇給が見込めるためです。

一方、フリーターは収入が不安定になりやすく、同じ30代でも貯金のしやすさに差が出やすいのが実情です。特に20代前半のフリーターは生活費や収入の不安定さから貯金が少なく「貯めにくい状態」といえるでしょう。

このように、貯金額は年齢だけでなく、働き方や収入の仕組みによって大きく左右されます。

フリーターの貯金額は実際いくらが多い?

フリーターの貯金額は、10万円未満や10〜30万円未満といった少額の層が多い傾向にあります。
実際に、10万円未満の方が18.7%、10〜30万円未満の方が18.0%と高い割合を占めています(参考:株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」)。

収入が安定しにくい働き方のため、生活費を確保しながら無理のない範囲で貯金しているケースが多いと考えられるでしょう。

また、貯金をしていない人も24.9%おり、珍しいことではありません。
ただし全体としては貯金をしている人のほうが多く、少額からでもコツコツ続けることが将来の安心につながるといえるでしょう。

一人・実家暮らしのフリーターの平均貯金額は?

求人サイトanの調査結果によるとフリーターの平均貯金額は、83.4万円です。

一人暮らしの場合は44.1万円、実家住まいの場合は93.4万円となっており、居住環境によってやはり差があり、家賃や光熱費、食費がいかに支出の多くを占めているかがよくわかる結果となっています。

全体一人暮らし同居家族あり
全体83.4万円44.1万円93.4万円
20-24歳49.9万円18.8万円58.1万円
25-29歳80.3万円48.8万円89.0万円
30-34歳114.5万円61.0万円126.4万円

一人暮らしのフリーターは、家賃や光熱費、食費などを自分で負担する必要があるため、貯金に回せるお金が限られやすい傾向があります。毎月の固定費が大きいほど、思うように貯金が進まないケースも少なくありません。

一方、実家暮らしの場合は住居費や生活費の負担を抑えやすく、比較的貯金に回せる余裕が生まれやすいのが特徴です。

同じフリーターでも居住環境によって貯金のしやすさには差が出やすいといえるでしょう。

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貯金なしフリーターはこういう時に困る

貯金がないフリーターは、冠婚葬祭のような急な出費が発生したときに困りやすい傾向があります。なぜなら、ご祝儀や香典、交通費など、短期間でまとまったお金が必要になる場面が多いからです。

さらに、体調不良で働けなくなった場合は収入が減り、生活費のやりくりが難しくなることもあります。自分が結婚するなどのライフイベントではまとまった資金が必要になり、準備がないと負担が大きくなりがちです。

急な出費や収入の変化に備えたい方は、次の内容を参考に、どのような場面で貯金の必要性を感じやすいのかを確認してみてください。

冠婚葬祭

まず20代に多いのが、結婚式などの冠婚葬祭。
結婚式に出席すると1回に3万円のご祝儀、2次会費用や衣装などで1万円程度は軽く飛んでいってしまいます。

月の収入が10万円の場合、家賃5万円、光熱費3万円、食費2万円とすると残りは1万円。どう見ても赤字です。

結婚式の場合はまだお断りして後日別にお祝いすることもできますが、お葬式となるとお断りするわけにもいきません。

急な冠婚葬祭での出費が一番痛いのは間違いありませんが、残念ながら20代の後半などは冠婚葬祭が重なる時期。ある程度の貯金がないと毎月の生活がかなり苦しくなってしまいます。

体調不良

フリーターが体調を崩してバイトを休むと、有給休暇を使わない限り、休んだ分だけ収入が減ってしまいます。さらに、しんどい状態で病院にかかれば診察料や薬代もかかるため、貯金がない場合は生活費とのやりくりが難しくなりがちです。

なお、業務外の病気やケガで長期の療養が必要になった場合、社会保険に加入していれば「傷病手当金」を受け取れる場合があります。

傷病手当金とは、病気やケガで働けず給与が支払われない期間に、生活を支える目的で一定額が支給される制度です。
(参考:全国健康保険協会「病気やケガで会社を休んだとき」)

ただし、社会保険に加入していないフリーターの場合、この手当金の対象外となるため、収入が途絶えた際の負担が大きくなります。

結婚

さらに、貯金がないということは、交際相手の自分への印象も下げてしまうことがあります。

将来的に結婚を視野に入れてお付き合いをしている場合、必ず結婚式や将来の子供の話になるでしょう。そんな時に貯金が全然ないと、相手はこの人と生活を共にしていけるのだろうか、子供が生まれても養っていけるだろうかと不安になりますよね。

特に20代後半ともなると周囲が結婚し始め、子供が生まれたなどの報告を聞く機会が増えてきます。貯金が原因で関係がギクシャクしてしまうこともよく聞く話です。

バイト先が無い時

また、会社の状況や方針が変わると真っ先にクビになるのはバイトであるフリーター。
クビになったら次のバイトを探せばいいやと思っている人もいるかもしれませんが、その次のバイトがすぐに決まるという保証はどこにもありません。

次のバイトが決まらず、かつ貯金もないと、家賃を滞納してしまったり、電気代が払えずに電気が止まってしまったりといった状況になりかねません。

老後

さらに、少し先の話にはなりますが、自身が年老いて働けなくなった時にも、日々生活していくためのお金は必要です。

以下の表は、加入している年金制度の違いによって、老後にもらえる年金の目安がどのくらい変わるのかを、厚生労働省の「公的年金シミュレーター」で試算したものです。
なお、この試算は20歳から59歳までアルバイトとして働き続けたケースを前提に計算しています。

加入状況年間の年金額1か月にもらえる年金額の目安
国民年金のみ83万円約6.9万円
社会保険に加入146万円約12.2万円

年間の差は約63万円となり、加入する制度によって老後に受け取れる年金額には大きな開きがあることが分かります。

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フリーターは貯金できない?お金が溜まりづらい理由

フリーターでも貯金はできますが、収入が一定額を超えると税金や社会保険料の負担が発生するため、手取りが増えにくくお金が溜まりづらい傾向があります。
年収が103万円以上になると負担がかかり始め、思ったほど貯金に回せないと感じる人も少なくありません。

また、正社員のようにボーナスが支給されない点も、貯金が進みにくい理由の一つです。まとまった収入が入りにくいため、日々の収入の中から少しずつ積み立てていく必要があります。

このように、フリーターは収入の仕組み上、貯金が難しいと感じやすい働き方です。理由や対策を詳しく知りたい方は、このまま読み進めて参考にしてみてください。

収入が103万円以上あれば税金・保険料がかかるため

収入が103万円以上になると税金や社会保険料の負担が発生し、思ったほど手取りが増えにくくなります。貯金のために働いても、その分すべてが残るわけではありません。

生活費は工夫で抑えられますが、税金や保険料は収入に応じて決まります。
仕組みを理解しておくと手取りの目安が分かり、貯金計画も立てやすくなるでしょう。

詳しくは「フリーターの税金はいくら?種類や税金シミュレーションまで解説!」も参考にしてみてください。

フリーターが払う税金:住民税

フリーターの場合、前年1年間の収入が約110万円を超えると住民税がかかるようになります。住民税は「前年の収入」をもとに計算されるため、収入が増えた翌年に負担が発生する点が特徴です。(参考:国税庁「家族と税」)

住民税は「所得に応じてかかる所得割(目安:所得の約10%)」と「一律でかかる均等割」の合計で決まります。例えば、収入が増えるほど所得割の金額が上がり、そこに毎年一定額の均等割が加算される仕組みです。(参考:総務省「個人住民税」)

ただし、住民税の細かい条件や金額は自治体によって異なるため、正確な負担額はお住まいの地域の情報を確認する必要があります。

住民税の目安や支払い方法について詳しく知りたい方は「フリーターは住民税をいくら払う?条件や金額の目安、支払い方も解説」も参考にしてみてください。

フリーターが払う税金:所得税

フリーターの場合、前年1年間の収入が103万円を超えると所得税がかかる可能性があります。これは、一定の控除を差し引いたうえで課税対象となる所得が発生するためです。(参考:国税庁「No.1800 パート収入はいくらまで所得税がかからないか」)

所得税は、所得額に応じて税率が決まる仕組みです。課税される所得が194万9,000円までであれば税率は5%となり、その金額に応じて所得税が計算されます。所得が増えると税率は段階的に上がりますが、あわせて控除される金額も設定されています。

(参考:国税庁「No.2260 所得税の税率」)

つまり、収入が増えた分すべてに高い税率がかかるわけではなく、所得に応じて段階的に計算されるのが特徴です。

フリーターが払う保険料:社会保険料

社会保険料とは、健康保険や年金などの公的な保障を受けるために支払う保険料のことです。フリーターでも、51人以上が働く企業などで一定の条件を満たすと、社会保険への加入が必要になります。(参考:厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」)

なお、保険料の金額は収入額や加入している健康保険、住んでいる地域などによって異なりますが、目安としては給与の約15%前後といわれています。

社会保険に加入した場合、保険料は会社と本人で半分ずつ負担します。また、厚生年金保険料の中には国民年金分も含まれているため、別途国民年金を支払う必要はありません。

一方、社会保険に加入しない場合は、国民健康保険と国民年金をそれぞれ自分で支払う必要があります。将来の年金や保障を手厚くしたい場合は、社会保険に加入しておく方が安心といえるでしょう。

社会保険料の目安や加入条件について詳しく知りたい方は「フリーターは社会保険いくら引かれる?加入条件やデメリットを解説!」も参考にしてみてください。

フリーターが払う保険料:国民健康保険料

国民健康保険料とは、社会保険に加入していないフリーターなどが、医療費に備えて支払う保険料のことです。勤務先の条件を満たさない場合は、国民健康保険に加入し、保険料を支払う必要があります。

保険料の金額は、収入額や住んでいる地域、年齢などによって決まり、同じ収入でも自治体によって差が出るのが特徴です。例えば新宿区の場合、令和7年度の概算では、年収100万円程度(介護保険なし)で年間約12万円前後の保険料がかかる目安です。(参考:令和7年度 国民健康保険料 概算早見表

また、国民健康保険に加入している場合は、国民年金保険料を別途支払う必要があります。国民年金保険料は、令和7年度時点で月額17,510円です。(参考:日本年金機構「国民年金機構」)

なお、傷病手当金や出産手当金など、働けなくなったときの手当を受けたい場合は、国民健康保険ではなく社会保険への加入が必要です。

正社員のようにボーナスがもらえないため

フリーターは正社員のようにボーナス(賞与)が支給されない、または支給額が少ないことが多く、貯金が増えにくい傾向があります。

以下の表は、正社員と正社員以外(フリーターなど)の年間賞与額の違いをまとめたものです。

年齢正社員の年間賞与額正社員以外(フリーターなど)の年間賞与額
20~24歳440,900円55,500円
25~29歳754,500円103,800円
30~34歳914,200円107,800円

参考:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査

上記の表から、同じ20〜30代でも正社員と正社員以外(フリーターなど)では、年間賞与額に大きな差があることが分かります。
まとまった収入が入りにくい分、毎月の給与だけで貯金をする必要があり、結果として貯金が増えにくくなりやすいといえるでしょう。

フリーターが収入を増やして貯金を作る方法

フリーターが収入を増やして貯金を作る方法は、まず店長にシフトを増やせるか相談することです。勤務時間が増えれば収入も増えやすく、今の環境のまま手取りを伸ばしやすいからです。

また、バイトを掛け持ちしたり、時給の高い職場へ移ったりすることでも収入アップが期待できます。さらに、副業を始めて収入源を増やす、将来的に正社員として働くといった選択肢も、安定した貯金につながる方法の一つです。

収入を増やす方法は一つではありません。自分の生活スタイルや働き方に合わせて、できそうなことから取り入れていくことが大切です。具体的な方法を知りたい方は、このまま読み進めて参考にしてみてください。

店長にシフトを増やせるか相談する

フリーターが収入を増やして貯金を作る方法として、まずは店長にシフトを増やせるか相談してみるのも有効です。積極的に勤務に入れば、教育係やリーダーを任されることがあり、役割が増える分、給料アップにつながる可能性もあります。

一方で、拘束時間が長くなるほか、お店の状況によってはシフトを増やせない場合もあります。また、同じ職場に長くいるとスキルの幅が広がりにくい点にも注意が必要です。

そのため、今の職場が働きやすく長く続けたいと考えている人や、まずは無理のない範囲で収入を増やしたい人に向いている方法といえるでしょう。

バイトを掛け持ちする

フリーターが収入を増やして貯金を作る方法の一つが、バイトを掛け持ちすることです。収入源が複数になるため、片方のシフトが減ってももう一方で補いやすく、収入の安定につながりやすくなります。

ただし、労働時間が増えれば休める時間が減り、疲れがたまりやすくなる点には注意が必要です。勤務先ごとのスケジュール調整も自分で行わなければならず、働き方によっては確定申告が求められる場合もあります。

申告をしないままだと、本来支払うべき税金の納付を求められたり、ペナルティが発生したりする可能性も考えられます。

そのため、体力や時間に余裕があり、安定した収入を確保したい人に向いている方法といえるでしょう。

時給の高いバイト先で働く

同じ時間働くのであれば、時給が高いバイト先を選ぶほど収入は増え、貯金もしやすくなります。例えば1日8時間働いた場合、時給1,200円なら9,600円、時給1,500円なら12,000円となり、1日で2,400円の差に。積み重なれば、収入差はさらに大きくなります。

一方で、時給が高い仕事には夜勤や体力を使う業務が含まれることも多く、身体的な負担が大きくなりがちです。さらに、期間限定の求人の場合、長期的な収入につながりにくい点にも注意が必要でしょう。

そのため、短期間で収入を増やしたい人や、体力に自信があり効率よく稼ぎたい人に向いている方法です。

副業を始める

収入を増やして貯金を作る方法として、副業を始めるのも一つの選択肢です。副業とは、本業のアルバイトとは別に、空いた時間で収入を得る働き方で、バイトの掛け持ちとは異なり、在宅ワークなど別の形で収入源を持つ点が特徴です。

仕事内容は、データ入力やライティング、デザイン、フリマアプリでの販売などさまざまです。バイトとは別に収入を得られるだけでなく、スキルが身につけば仕事の幅が広がり、将来的な収入アップにもつながります。

ただし、スキルが身につくまでは仕事を得にくい場合があり、本業とのバランスにも注意が必要です。また、副業の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。

なお、近年は国としても副業・兼業が推進されており、働き方の一つとして位置づけられています。(参考:厚生労働省「副業・兼業の促進に関する取組について」)

副業は、空いた時間を活用して収入を増やしたい人や、将来に向けてスキルを身につけたい人に向いている方法といえるでしょう。

正社員として働く

フリーターが収入を増やして貯金を作るには、正社員を目指すのも現実的な手段です。毎月の収入が安定しやすく、教育・研修を受けられる機会があるほか、クレジットやローンの審査にも通りやすくなる傾向があります。

また、将来的な収入面でも差が出やすい点は見逃せません。以下の表は、正社員とフリーターを含む非正社員の生涯賃金(退職金を除く)の目安を比較したものです。

学歴正社員(男性)非正社員(男性)正社員(女性)非正社員(女性)
高校卒2億880万円1億2,950万円1億5,440万円1億810万円
大学卒2億5,150万円1億4,750万円2億190万円1億2,050万円

参考:(独)労働政策研究・研修機構「生涯賃金など生涯に関する指標

大学卒の男性で比較すると、正社員と正社員以外の生涯賃金には約1億円の差があるとされ、働き方によって長期的な収入に大きな開きが生まれます。
安定した収入を土台に貯金を増やしたい場合、正社員として働くことは現実的な方法の一つです。

一方で、正社員の場合は勤務時間が固定され自由な時間は減りやすく、アルバイトより責任のある業務を任される場面も増えます。ただし、上司や先輩と相談しながら進めることが多く、いきなり大きな負担がかかるわけではありません。

正社員は収入の安定と将来の貯金を重視したい人、長く働きながらスキルを身につけたい人に向いている働き方です。

正社員になる方法:正社員登用制度を活用する

正社員を目指すなら、まずは正社員登用制度を活用するのがおすすめです。アルバイトや契約社員などから正社員へ切り替える仕組みで、今の職場で働きながら正社員を目指せます。

以下の表は、登用制度がある事業所の割合と、制度はあっても実際に登用実績があるかどうかを産業別にまとめたものです。

区分登用制度あり登用実績あり登用実績なし
産業計(合計)78%44%34%
卸売業・小売業85%42%43%
製造業77%44%33%
宿泊業・飲食サービス業84%41%43%

参考:厚生労働省「労働経済動向調査(結果の概要)」

産業全体で見ると、登用制度を設けている企業は多い一方、実際に登用が行われている割合は半数に満たない場合が多いとわかります。
制度があっても活用されていない場合もあるため、正社員を目指す際は制度の有無だけでなく、これまでの登用実績まで確認しておくことが大切です。

正社員になる方法:就職活動を行う

フリーターから正社員を目指すなら、まずは就職活動を始めることが基本です。年齢によって求められるポイントは異なり、20代はポテンシャル、30代はこれまでの経験やスキルが重視されやすくなります。

また、アルバイトの面接と比べて就職活動の面接は事前対策が重要です。企業は長く働いてくれる人材を求めているため、志望動機やフリーターになった理由などを具体的に聞かれることも少なくありません。

「責任の重い仕事を避けたかった」といった回答では不安を持たれやすいため、前向きな理由や今後の意欲を伝えられるよう準備しておくことが大切です。

さらに、就職エージェントを利用すれば、企業とのやり取りや書類作成、面接対策のサポートを無料で受けられる場合もあります。就活に不安がある場合は、こうしたサービスの活用も検討してみるとよいでしょう。

就職活動の流れや具体的な方法については「フリーターの就活のやり方がわからない人向け!流れ・方法を解説」もあわせて参考にしてみてください。

フリーターが100万貯金するには

フリーターが100万貯金するには、まず実家やルームシェアを活用して家賃を抑えましょう。家賃は毎月必ずかかる支出のため、住まいにかかる費用を見直すだけでも、貯金に回せる金額を増やしやすくなります。

さらに、通信費やサブスクなどの固定費を見直したり、家族の扶養に入って税金や保険料の負担を抑えたりすることも、貯金を続けるうえで効果的です。

100万円の貯金は一度に達成するものではなく、毎月の小さな積み重ねで実現していくものです。具体的な方法を知りたい方は、次の見出しから自分に合う工夫を取り入れてみてください。

実家やルームシェアで家賃を抑える

まず、支出の多くを占める家賃・光熱費・食費を節約する方法を考えましょう。一人暮らしをしており実家に戻ることができるのであれば、実家に戻ると一気に貯金できる額は増えていきます。

また以下は、一人暮らしだとかかりやすく、実家暮らしではかかりにくい費用の目安です。

項目月額平均(目安)
食料40,743円
住居40,146円
光熱・水道8,999円
家具・家事用品4,580円
室内装備・装飾品179円

参考:e-Stat「家計調査 家計収支編 単身世帯
※上記は34歳までの方に調査した結果です

実家暮らしであれば、すべてを自分で負担する必要がないケースも多く、その分を貯金に回しやすくなります。特に住居費や食費など支出が抑えられる点は、貯金を増やしたいフリーターにとって大きなメリットといえるでしょう。

家庭によっては難しい場合も

ただし、実家がバイト先とは遠い場所にあり、バイト先を変える必要がある、要介護者がいるのでバイトする時間が少なくなり収入が減る、食費は自分でまかなえと言われた、など家庭によっては事情もあります。

現在の生活での収入、支出と、実家に戻ったときの見込み収入、支出を比較して、貯金にまわせる額が多い方の選択肢を選びましょう。

住み込みやルームシェアで家賃を抑える

また、実家住まいが無理という方でも、住み込み付きのバイトに転職する、バイト仲間とルームシェアするという案もあります。

住み込み付きのバイトであれば家賃だけでも浮かせることができ、月に数万円はその分貯金にまわせるでしょう。

友人とルームシェアができれば、家賃や光熱費はシェアしている人数分だけ割安になりますので、一人暮らしよりははるかにお金は溜まります。

ルームシェアの場合のポイントは、シェアで浮かせたお金を友人たちとの遊びに使わずにしっかりと貯金するという意志を持つこと。今貯金をしているということを先に友人に伝え、同意を得ておくことも必要です。

固定費を下げる

フリーターが貯金を100万円達成するには、まず毎月必ず出ていく「固定費」を見直すことが大切です。固定費とは、毎月ほぼ決まった金額がかかる支出のことです。

固定費は一度下げると効果が続くため、収入を増やすよりも手軽に貯金を増やしやすくなります。

例えば、次のようなものが固定費に該当します。

固定費の例見直し方法
スマホ代格安SIMに乗り換える、プランを変更する
サブスク使っていないサービスを解約する
保険料補償内容を見直し、過剰な契約を減らす
通信費(Wi-Fiなど)プラン変更やセット割を活用する

中でも、フリーターがまず下げやすいのは「スマホ代」「サブスク」「通信費」など、生活スタイルを大きく変えずに見直せる項目です。まずは無理なく見直せる固定費から減らし、少しずつ貯金を増やしていきましょう。

家族の扶養に入る

フリーターが100万円の貯金を目指すなら、家族の扶養に入って支出を抑える方法があります。扶養とは家族に養ってもらっている状態のことで、親や配偶者の保険や税金の仕組みに入り、自分で払う税金や保険料の負担を軽くできる制度のことです。

扶養に入ると収入が103万円以下であれば所得税はかからず、健康保険証も発行されるため医療費の自己負担を抑えられます。実家暮らしなどで生活費が少ない場合は、その分を貯金に回しやすいでしょう。また、扶養に入ることで家族側の税負担が軽くなるケースもあります。

一方で、収入が103万円を超えると所得税が発生し、約110万円を超えると住民税がかかるのは扶養に入っていても変わりません。さらに、勤務先で社会保険の加入条件を満たす場合は、扶養ではなくアルバイト先の社会保険に加入する必要があります。

給料が入った時点でお金を分ける

どうしてもお金を使ってしまうという人は、給料が入った時点でお金を分けておくのが有効です。

銀行で自動積立定期預金口座に申し込みをすれば、給料が振り込まれた時点で自動的に積み立てしている口座にお金が移るので、使い過ぎを防ぐことができます。

給料が手取りで渡されるという方は、受け取った時点で封筒を分けておきましょう。

使う分、貯金する分の封筒に分け、貯金する分の封筒をもってすぐにATMに預け入れに行きましょう。そばにあると使ってしまうので、視界に入らないようにしておくと良いでしょう。

フリーターの貯金方法について知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

年収シミュレーション
年収シミュレーション

「フリーター 貯金」に関してよくある質問

フリーターの平均貯金額とは?

フリーターの平均貯金額は、25~29歳で約80万円。一方、20代正社員の平均貯金額は約160万円で、フリーターの平均貯金額と比較して2倍となっています。その理由については、「フリーターの貯金額の平均は?」の章をご覧ください。

フリーターが100万円貯金する方法とは?

「実家やルームシェアで家賃を抑える」「固定費を下げる」などの方法があります。それぞれの方法について、より具体的に知りたい方は「フリーターが100万貯金するには」の章をご参照ください。

フリーターは毎月いくら貯金した方がいい?

フリーターは毎月、手取り収入の10〜15%を目安に貯金するのが一般的とされています。無理なく続けることを前提に、まずは生活に支障が出ない範囲から始めるのがポイントです。

例えば、手取りが15万円の場合、毎月の貯金額は1万5,000円〜2万2,000円程度が現実的なラインです。余裕がある月だけ少し多めに回すなど、柔軟に調整すると続けやすくなります。

小さな金額でも積み重ねることで確実に貯金は増えていくため、まずはできる範囲から一歩ずつ始めてみましょう。

20代のフリーター女性は貯金がいくらあったらいい?

20代のフリーター女性の貯金額は、218万円以上あると安心できるでしょう。マイナビの調査によると、女性フリーターの平均貯金額は218.2万円です。(参考:株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査2024」)

218万円以上の貯金があれば、急な出費や生活の変化にも対応しやすくなります。

一方で、同調査ではフリーター女性のうち貯金がない人も約25%前後存在しています。必ずしも多くの人が十分な貯金を持っているわけではありません。

そのため、今は貯金がなくても、焦る必要はありません。毎月少しずつ積み立てるだけでも金額は増えていくため、まずは無理のない範囲から始めて、続けることを意識しましょう。

まとめ

フリーターの平均貯金額や100万円の貯金の仕方についてまとめました。

結婚や出産などの人生のイベントではどうしてもお金は必要。

フリーターとして働きながら貯金をすることも大切ですし、フリーターでいるよりも正社員として就職し、収入を安定させ経験を積んでおくことももちろん有効な選択肢です。

ぜひご自身のこれからを真剣に考えて、貯金や正社員転職を考えてみてくださいね。

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高藤 薫元ジェイック キャリアアドバイザー
元 株式会社ジェイックのキャリアアドバイザー|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター