

※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)
学校を卒業しても就職先が見つからず、24歳になってもフリーターを続けているという人は多いでしょう。
だんだんと、現状や将来に対する不安が増しているのではないでしょうか。しかし、24歳であれば、まだまだ正社員になれる絶好の年齢です。
ここでは、20代後半もフリーターを続けていくことのデメリットや、正社員になるための就活の方法、ありがちな失敗例を紹介していきます。
この記事の目次
24歳は社会からの引く手あまた!

日本の就職システムでは、高校や大学の最終学年で就職活動を行って内定を受け、卒業すると一斉に企業に勤めだすのが一般的な流れとなっています。
新卒で入った社員は、企業で研修を受けて戦力となるように育てられていくのです。世界的に見てもこの慣行は非常に珍しく、日本独特のものといえるでしょう。
そして、かつては、もしも新卒採用の段階でつまずいてしまったら正社員になることは難しいのが一般的でした。
しかし、現在はこの状況が変わりつつあります。将来性のある若い人材であれば、積極的に採用していこうと考える企業が増加しているのです。
24歳であれば、まだまだ可能性・将来性のある年齢ですので、人材市場においては非常に高い需要があります。
実際、18歳から24歳のいわゆる「若年フリーター」は、2017-2018年の間で3万人も減少しているというデータがあります。
参考:労働力調査(詳細集計) 平成30年(2018年)平均(速報)結果
また、卒業後に正社員として就職したものの、直ぐに辞めてフリーターになった人もいるでしょう。
このようなケースに該当する人は、就活では第二新卒と呼ばれています。第二新卒も、現在の人材市場では需要が高まりつつある状態です。
これは、企業にとって第二新卒は以下のメリットがあるからでしょう。
- やる気があり素直
- 社会で働いた経験があるため、基本的なビジネスマナーが備わっている
- 経験はあるものの、特定の色には染まっていないため指導しやすい
このようなメリットを企業に与えられる24歳であれば、フリーターでも正社員になれる確率は高いでしょう。
就活を成功させるためにやっておくべきこと

就活で成功するためには、事前に入念な準備を行うことが大切です。ポイントは、しっかりとした自己分析を行うことでしょう。
自己分析とは、簡単にいうと、自分の特徴や価値観を探ることです。
スタンダードな方法として、子どもの頃からの行動を振り返って紙に書きだしていき、そのときどう感じたか、またどうしてそのような行動をしたのかなどを深堀りしていくというものがあります。
24歳までの自分の行動を突き詰めていくことで、自分がどのような人間でどういった仕事に向いているのかを知ることができるのです。
自分が本当は何をしたくて、どうなりたいのかなども見えてくるでしょう。24歳までフリーターだった理由や、将来のキャリアプランを見つめなおすことができます。
面接では、自己分析を行う過程で把握した自身の特徴や行動原理などから、採用担当者がポジティブな印象を抱くような前向きな内容を取りだして伝えるようにすると良いでしょう。
フリーターとして働いて得たスキルや経験から仕事に活用できそうなことはないか考えることも大切です。
また、自分ひとりでの就職活動に限界を感じている場合は、エージェントやハローワークといった就職支援サービスを利用して第三者のアドバイスを受けることも有益でしょう。
フリーターの就活には就職支援サービスがオススメ

新卒での就職活動では、悩んでいるときは大学の就職課などで相談できますし、友人同士で励ましあってがんばることもできるでしょう。
しかし、24歳のフリーターになるとそうもいきません。相談できる相手もいず、孤独になりがちです。
履歴書の書き方や面接での受け答えにしてもこれで良いのかを自分で判断するのは難しく、就職活動でつまずくと進めなくなってしまう可能性があります。
そうならないために、フリーターが就職活動をするときは、就職支援サービスを活用することが望ましいです。
多くの人が就職支援サービスと聞いて思い浮かぶのは、ハローワークでしょう。しかし、民間企業が運営している就職支援サービスも多く存在します。
ハローワークと民間の就職支援サービスの違いを簡単にまとめたので、参考にしてみてください。
ハローワーク | 民間の就職支援サービス | |
求人 | 地元の求人が幅広く揃っている | 運営会社が選定した企業がそろっている |
就職アドバイザー | 職員が利用者全員の相談を受ける | 専任アドバイザーが何でも相談に乗る |
主なサービス | 職業訓練やセミナー、求人の検索 | 個別の履歴書添削や面接対策、求人の紹介など |
まとめると、ハローワークは一人で行う就職活動のお手伝いに強く、民間の就職支援サービスは手厚いマンツーマンの就活サポートが強い傾向があります。
(※あくまで傾向で、それぞれのサービス毎に特徴は異なります。)
フリーターの就職に強い就職支援サービスを選ぼう!

就職支援サービスはたくさん存在し、それぞれ特徴が異なりますので、登録するときは慎重に選ぶ必要があります。
なぜなら、たとえば経験豊富な転職者用の転職支援サービスに登録しても、24歳のフリーターではそもそもサポートを受けられない可能性が高いからです。
就職支援サービスを利用するときは、フリーターの就職支援を重視し、一定の実績があるところを選びましょう。
この記事を書いている私たちジェイックは、20代のフリーターを中心に正社員就職をサポートしている就職支援サービスを運営しています。
これまでに支援してきた人数は1万4000人、就職成功率は81.1%に及び、24歳周辺のフリーターからよく利用いただいています。
また、ジェイックの大きな特徴として、就職前のサポートだけでなく就職した後の長期サポート体制が整っていることも上げられます。
就職はゴールではありません。入社してから安心して長く働き続けられることが大切です。そこで、ジェイックは就職後も無料で相談にのるなど手厚いサポートを行っています。
ジェイックを通して就職した場合の定着率は91.5%、離職率は5.7%で、圧倒的な安定感に結びついています。
24歳フリーターが若くても就活に失敗する理由とは?

フリーターでも24歳なら、正社員として就職しやすい傾向があることは確かです。
もしも、就職活動がうまくいかないのであれば、いくつかの理由が考えられます。それぞれの理由を見ていきましょう。
履歴書の書き方が間違っている
就職活動では、応募時に履歴書や職務経歴書を志望企業に提出します。
この履歴書の書き方が誤っていると書類選考で落ちてしまい、先に進むことができません。
たとえば、誤字脱字が多かったり、写真貼付欄にプリクラやスマートフォンで撮影してプリントした写真を加工したものを貼っていたりする場合です。
もう24歳なのに、いい加減な仕事をするのでは?、ビジネスの場にふさわしい行動がとれないのでは?と判断されてしまう可能性が高いでしょう。
履歴書を書き上げた後は、間違いがないか何度も見直すことが大切です。誤字や脱字があったときは、修正液で訂正するのではなく面倒でも書き直しましょう。
また、履歴書には証明写真機かスタジオで撮影した物を貼ります。
面接対策が不十分
面接では、採用担当者は応募者が企業に貢献できる人材か、入社意欲は高いかなどを見ています。
そのため、まずは社会人としてふさわしい身なりを整えていくことが大切です。紺などの落ち着いた色のビジネススーツを着用し、髪も清潔にまとめていきましょう。
一般的な24歳会社員であれば、ビジネススーツを着こなし、髪や靴などの身だしなみもできていてる年齢です。
また、面接で聞かれる質問はある程度想定できます。フリーターの採用面接では、自己紹介や志望動機のほか、24歳までフリーターを続けていた理由が問われることが多いでしょう。
これらの質問に対してきちんと説明できるよう、事前に回答をまとめておくことが必要です。
回答を丸暗記するのではなく、こう答えようという内容と方向性を決めておくと良いでしょう。
最低限のビジネスマナーが備わっていない
面接では、基本的なビジネスマナーが備わっているかどうかも見られます。ビジネスマナーは、仕事の場において関係者同士が気持ちよく過ごすために大切なものです。
ビジネスマナーが身についていなければ、気持ちよく一緒に仕事を行えませんし、取引先やお客様に不快感を与える恐れもあります。
新卒であれば研修で教わるでしょう。しかし、24歳で中途採用の場合、企業はそのような手間をかけません。フリーターであっても、大目に見られない可能性はあります。
最初からマナーの身についている人を採用しようとします。そのため、基本的なビジネスマナーが備わっていなければ、面接で落とされる可能性は高いのです。
ブランクの理由をしっかり説明できない
企業は、正社員歴のないフリーターを24歳まで続けていた理由を知りたがります。
「難関資格の取得を目指していたため、正社員にならずに勉強をしていた」など納得のいく理由がある場合は正直に答えましょう。
問題は、「なんとなく仕事をしたくなかった」「遊んでいたかった」といったケースです。
正直に答えると、就労意欲を疑われ、採用してもすぐに辞めてしまうのではと思われてしまう可能性が高いでしょう。
なるべくポジティブな印象を与えられるような表現で伝えるなど、工夫することをおすすめします。
やりたい仕事が見つからず、就職活動もうまくいきませんでした。
フリーター期間にやりたいこと、できることを24歳まで考え続け、御社ならそれができると考え応募に至りました。
将来のキャリアプラン、やりたいことが不明瞭
面接では、入社してどのように働きたいと考えているのか聞かれることがあります。
これは、志望動機にも関わってくることです。自己分析を行って、自分は何をやりたいのか、将来的にどのようなキャリアを目指したいと思っているのかを把握しておきましょう。
24歳であれば、20代後半にはどんなキャリアを歩み、30代以降ではどんなプランがあるのかも考えておきましょう。
フリーターの定義とメリット・デメリット

一般に、フリーターという言葉は「パートやアルバイトをしている人」といった意味合いで使われます。
しかし、実は、フリーターには厳密な定義はありません。曖昧な意味あいで使われることが多いです。
厚生労働省では、平成30年度の労働力調査を行う際に便宜上次のような定義づけを行っています。
- 年齢は15~34歳
- 学生ではなく、パート、アルバイトをしている人
同調査の結果では、フリーターの数は2018年の平均で143万人でした。これは、前年より9万人減少していることになります。
内訳をみると、男性のフリーターは66万人いて、これは前年より4万人の減少です。女性は77万人で、5万人が減少しています。
緩やかに減少しているとはいえ、フリーターとして働く人はたくさんいることがわかるでしょう。
一般に、フリーターはあまり良くないイメージをもたれがちです。しかし、フリーターとして働くことには、いくつかのメリットがあります。
- 正社員より気軽に始めやすく辞めやすい
- シフトを組みやすく、自由度の高い働き方ができる
- 時給制のところが多く、働いた分は給料に反映される
- 基本的に残業はあまりない
ただし、もちろんフリーターとして働くにはデメリットもあります。
- 雇用が安定せず、正社員と比べて解雇されやすい
- 基本的に昇給がない、あっても時給10円アップなどで大幅に上がることはないことなどから、収入の増加が見込めない
- 社会的な信用が低い
20代後半になってもフリーターを続けるとどうなる?

20代前半の内は、フリーターと正社員では収入に大きな違いはありません。
そのため、24歳までは正社員よりも自由度の高い働き方ができるフリーターに、魅力を感じる人もいるでしょう。
しかし、20代も後半になってくると、フリーターを続けていることでさまざまなデメリットが出てきます。
まず、収入に大きな開きが出てきます。正社員は昇給がありますので、通常であれば給与は毎年アップしていきます。
しかし、フリーターは昇給がないか、あってもわずかなものであることが多いです。このような違いがあることで、年数を重ねるごとに収入面で大きな差となって表れてきます。
フリーターではボーナスや諸手当がないことも珍しくなく、あっても少ないため、思うように貯金ができないことが多いです。
将来に対する十分な備えができず、不安も大きくなっていくでしょう。
すでに述べたように、20代前半のうちは人材市場において需要があるため、24歳のフリーターでも正社員として就職できる可能性は高いです。
しかし、20代後半になってくると、状況は変化します。一般の企業では、20代後半や30代は中堅の立場です。大卒の24歳なら2年目社員となっており、今後の幹部候補として会社から期待されることもあるでしょう。
24歳を超えると、立場的にそれなりのマネジメント能力や即戦力が求められるようになります。
企業の中途採用試験でも求職者の経歴や経験、能力が重視されるようになるため、正社員採用は難しくなるでしょう。
24歳フリーターに関するよくある質問
いいえ、24歳から就活をしてももちろん大丈夫です。「24歳は社会からの引く手あまた!」で触れていますが、24歳はまだ非常に若く、企業側から見ても需要が高い年齢です。将来性があるため、現状がフリーターであっても、就職できるチャンスはあります。ただし、早めに行動は開始すべきです。
不安な方は、ぜひジェイックの「就職カレッジ」へご参加ください。24歳未経験からでも、正社員就職が可能です。就職講座や書類選考なしの面接会などのサービスをご利用いただけるため、はじめての就職活動でも安心です。
「20代後半になってもフリーターを続けるとどうなる?」で触れていますが、20代前半まではフリーターでも比較的就職しやすいといえます。しかし20代後半になると、同年代で正社員として働いている人たちのレベルが上がってくるため、中途採用のハードルが上がりやすくなってしまうのです。
24歳フリーターからの就職をお考えの方は、ジェイックの「就職相談」へお申込みください。国家資格を保有するプロのアドバイザーが在籍していますので、就職を有利に進めることが可能です。まずはお気軽にご相談ください。
まとめ:24歳なら正社員就職に間に合う!フリーターを卒業するなら今

24歳なら、まだまだ人材市場の需要が高いことは確かです。しかし、フリーターから正社員に転職するためには、ポイントを押さえた就職活動を行うことが大切です。
事前の入念な準備も必要でしょう。ひとりで就職活動を行っていては、改善点がわからず、うまくいかない可能性もあります。
そこで、就職支援サービスの力を借りるのも有益なひとつの方法でしょう。一人での就活にこだわらず、自分の就職に有利になる選択肢を選びましょう。
未経験就職に強い「就職カレッジ®」とは

ご利用の流れ



※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)