
フリーターの末路は、収入の不安定さから、正社員のように昇給やボーナスがなく、社会保障も少ないため、生活ができなくなるリスクが高まることが考えられます。
一方で、好きな仕事を選べたり、柔軟な働き方ができたりする自由度の高さからアルバイトを選びたくなる人が多いのも事実です。
本記事では、フリーターの悲惨な末路を回避するための方法について詳しく解説していきます。




フリーターが直面する厳しい末路7選
フリーターの悲惨な末路として、以下のようなものがあります。

1. 一生懸命働いても収入が上がらず貯金がたまらない
フリーターの悲惨な末路として、一生懸命働いても収入が上がらず貯金がたまらない可能性があります。なぜなら、フリーターは有期雇用のケースが多く、昇進や昇給がしにくいためです。
収入が上がらないと以下のようなデメリットがあります。
- 結婚相手として選んでもらえない
- 住宅ローンを組めず家の購入ができない
- 貯金ができず老後の生活が困難になる
フリーターのままでいると、収入が上がらず将来設計がしにくいです。以下の表に正社員とフリーターを含む非正社員の生涯賃金をまとめたので、参考にしてみてください。
| 男性 | 女性 | |||
| 高卒 | 大卒 | 高卒 | 大卒 | |
| 正社員 | 2億880円 | 2億5,150万円 | 1億5,440万円 | 2億190万円 |
| 非正社員 | 1億2,950万円 | 1億4,750万円 | 1億810万円 | 1億2,050万円 |
参考:労働政策研究 研修機構「生涯賃金など生涯に関する指標」
2. 雇用が安定せず常に将来の不安がつきまとう
フリーターの末路として、雇用が安定せず常に将来の不安がつきまとうことが考えられます。なぜなら、アルバイトは有期雇用のケースが多く、突然仕事がなくなるリスクがあるからです。
さらに、近年はAIの進歩が目覚ましいため、今フリーターで働いている仕事も近いうちになくなる可能性があります。
一方で、正社員は無期雇用なので解雇のリスクが少ないです。変化の激しい現代において、フリーターのままだと常に将来の不安がつきまとうようになってしまうでしょう。
3. フリーター歴が長くなれば採用率が低くなりやすい
フリーター歴が長くなるほど、正社員への採用率は低下する傾向があります。理由は以下の通りです。
- 職務経験の不足
- スキルや専門性の欠如
- 社会性がないと思われる
労働政策研究・研修機構の報告書によると、フリーター経験者が正社員になれた割合は、以下の表のようにフリーター期間が短いほど高いことがわかります。
| フリーター期間 | 正社員になれた割合 |
|---|---|
| 1年以内 | 68.8% |
| 1〜2年 | 61.2% |
| 2〜3年 | 56.6% |
| 3〜4年 | 61.1% |
| 4〜5年 | 37.9% |
参考:労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容」
また、体力が求められるアルバイトでは若い人が有利なため、年齢を重ねるほどアルバイトの採用も厳しくなりやすいでしょう。
4. 社会的信用度が低くなり審査に通りづらくなる
フリーターの末路として、社会的信用度が低くなり審査に通りづらくなることが考えられます。フリーターは正社員と比べて収入や雇用が不安定なため、金融機関や不動産業界などで信用が低いとみなされるからです。
その結果、以下のような審査に通りづらくなる可能性があります。
- クレジットカードの審査
- 賃貸の入居審査
- 銀行のローン審査
上記の審査は、安定した収入と社会的信用が重要なため、フリーターのままだと審査が通りづらくなるでしょう。
5. 老後も生活のために働き続けなければいけない
フリーターの末路として、老後も生活のために働き続けなければならなくなる可能性があります。フリーターは収入が不安定で貯金がしづらく、十分な生活費を確保できないリスクが高まるからです。
その結果、高齢になっても働かざるを得ない状況に陥ってしまいます。老後も働き続けることには以下のようなデメリットがあります。
- 昔よりも体力がなくなりすぐ疲れてしまう場合がある
- 仕事を覚えるスピードが遅くなり思うように働けない
- 年齢を理由にアルバイトの採用を断られる可能性がある
フリーターの末路として、老後に厳しい労働環境が待ち受けていることを忘れてはいけません。
6. パートナーと結婚できない可能性がある
フリーターのままでいるとパートナーと結婚できない可能性があります。理由は以下の通りです。
- 雇用が安定していないので生活が見通しが立てにくいから
- 社会的信用が低いため結婚相手として選んでもらえないから
以下の表は正社員とアルバイトの結婚率をまとめたものです。参考にしてみてください。
| 年齢層 | 男性 | 女性 | ||
| 正社員 | アルバイト | 正社員 | アルバイト | |
| 20-24歳 | 8.6% | 2.6% | 3.3% | 10.9% |
| 25-29歳 | 31.7% | 7.4% | 19.7% | 39.1% |
| 30-34歳 | 57.8% | 13.6% | 43.3% | 63.2% |
| 35-39歳 | 68.6% | 19.3% | 54.2% | 76.6% |
参考:労働政策研究 研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状②」
7. 友人と話が合わなくなる場合がある
フリーターのままでいると、友人と話が合わなくなる場合があります。理由は以下のような違いがあるためです。
- 収入の違い
- ライフステージの違い
- 休日や生活リズムの違い
また、総務省統計局の調査によると、正社員とフリーターの数は以下の表の通りです。
| 正社員 | 2,192万人 |
| 非正社員 | 1,033万人 |
参考:総務省統計局「労働力調査(基本集計) 2025年(令和7年)1月分」
正社員の数は非正社員の約2倍となっており、友人の多くは正社員であると考えられます。
年齢を重ねていくにつれ、友人は結婚・子育て・住居購入など、人生の節目を経験していくでしょう。その一方で、フリーターだとライフステージが変わらず、アルバイトの毎日になりがちです。
そのギャップから話が合わなくなっていく場合があるでしょう。

この先の末路に影響大!フリーターが知っておくべき社会情勢
フリーターの末路を考えるうえでは、物価上昇や実力主義への移行、AIの普及、将来の先行きが不透明な社会情勢を理解しておくことが重要です。
これらの変化は、収入の増えやすさや仕事の選択肢、老後の生活設計などに大きな影響を与える可能性があります。特に、雇用や収入が変化しやすいフリーターは、社会の動向による影響を受けやすい立場といえるでしょう。
今後の社会情勢によっては、フリーターと正社員の収入やキャリア、将来の生活における差がさらに広がる可能性もあります。
1. 物価上昇(インフレの波)
今後の生活に大きく影響を及ぼす要素なので、物価上昇(インフレ)はフリーターが知っておきたい社会情勢のひとつです。
近年は食料品や光熱費、家賃など生活に必要な支出が増え、以前よりも生活費の負担が重くなっています。一方で、フリーターは時給が上がらなければ収入が増えにくく、物価上昇に収入が追いつかないケースも少なくありません。
また、正社員は昇給や賞与によって収入が増えやすいですが、フリーターはその恩恵を受けにくい傾向があり、同じ収入でも年々実質的な生活水準が低下しやすくなります。
2. 実力主義への移行(メンバーシップ型の崩壊)
スキルや経験がこれまで以上に重視される時代になっているため、実力主義への移行もフリーターが知っておきたい社会情勢のひとつです。
従来の日本企業では、年功序列や終身雇用を前提とした「メンバーシップ型雇用」が主流でした。しかし近年は、職務内容やスキルを基準に評価する「ジョブ型雇用」を導入する企業が増え、実力主義へ移行する流れが進んでいる傾向にあります。
そのため、市場で評価されるスキルや実務経験を持つ人ほど、収入やキャリアの選択肢を広げやすい環境になっているといえるでしょう。
3. AIの台頭(定型業務の代替)
働き方に大きな変化をもたらしている技術なので、AIの台頭もフリーターが知っておきたい社会情勢のひとつです。
近年は生成AIや自動化技術の普及により、データ入力や事務作業、接客の一部など、定型的な業務をAIやシステムが担う場面が増えてきました。一方で、企画力やコミュニケーション能力、専門知識を必要とする仕事の重要性は高まる傾向にあります。
そのため、今後は単純作業だけでなく、人にしかできない価値を発揮できる人材が求められる時代になっていくと考えられるでしょう。
4. 将来の先行きが不透明(老後2000万円問題・増税)
将来の生活設計に大きく関わる問題なので、先行きの不透明さもフリーターが知っておきたい社会情勢のひとつです。
近年は「老後2000万円問題」が話題となり、老後の資金計画に関心が高まるきっかけになりました。また、社会保障費の増加に伴い、税金や社会保険料の負担が今後も増える可能性が指摘されています。
こうした状況から、将来必要となる生活資金や老後資金について、これまで以上に長期的な視点で考える重要性が高まっているといえるでしょう。
厳しい末路が待っていてもフリーターを続ける理由4選
末路が悲惨でもフリーターを続けてしまう理由4選は以下の通りです。

1. 正社員よりも責任が重くなく気軽に働けるから
末路が悲惨でもフリーターを続けてしまう理由の一つは、正社員よりも責任が重くなく気軽に働けるからです。
正社員の業務は責任が大きく、成果を求められるプレッシャーがありますが、フリーターは軽作業や単純作業が中心で仕事の負担が軽い傾向にあります。
たとえば、コンビニでは正社員は売上管理やスタッフのマネジメントを担当するのに対し、フリーターはレジや品出しが主な業務となります。
こうした気軽さからフリーターを抜け出せなくなる人は多いでしょう。
2. 自由な時間を確保しやすいから
フリーターはシフト制のことが多く、自由な時間を確保しやすいです。1日の労働時間も柔軟に変更することができ、数時間だけの勤務や、週3〜4日の勤務が可能なケースもあります。
一方で、正社員は1日8時間、週5日間拘束されるため自由な時間を確保しにくいです。残業や休日出勤があれば、さらに拘束時間が増えるため、正社員を敬遠する人は多いでしょう。
自由な時間を確保できるのは魅力であり、フリーターを続けてしまう理由の一つです。
3. 就業先が合わなくてもすぐ仕事を変えられるから
就業先が合わなくてもすぐ仕事を変えられることは、フリーターを続けてしまう理由の一つです。アルバイトを1ヶ月以内に辞めた場合は、履歴書の職歴欄に辞めたと記載する必要がありません。職歴に傷がつかないからこそ、合わなければ気軽に辞められます。
正社員は短期離職でも必ず記載しなければいけないので、職歴に傷がつくリスクを考えると、簡単に仕事を辞められないでしょう。
フリーターは職歴を気にする必要がないため、就業先が合わなければ気軽に仕事を変えられます。
4. 好きな仕事を選んで働けるから
フリーターの末路が悲惨だとわかっていても続けてしまう理由の一つは、好きな仕事を選んで働けるからです。
正社員は選考が厳しく、やりたい仕事に応募しても受からない場合があります。一方、フリーターは比較的採用されやすいため、好きな仕事に挑戦しやすいです。
正社員だと副業が禁止されているケースが多いですが、フリーターは掛け持ちや副業が可能なため、夢を追いながら生計を立てられるでしょう。
たとえば、日中は好きな仕事をして、夜はコンビニの夜勤アルバイトというように柔軟な働き方ができます。
好きな仕事を選べる自由度の高さは、フリーターを続けてしまう大きな理由の一つです。
もし、20代の内にフリーターから収入の安定した正社員になりたい場合は、フリーターの就職活動のコツをまとめた以下の記事も参考にしてみてください。
賢い就活の進め方や、フリーターならではの履歴書・面接対策についても解説していますので、就職活動の知識があまり無い方こそ読んでみてください。
フリーターは何歳まで許される?年齢別のリスクと対策
フリーターでも正社員就職を実現できる可能性があるという点では、30代前半頃までは社会一般に見ると「まだやり直せる」と考えられることが多いです。
ただし、20代前半では空白期間が長くなるほど就職活動で不利になりやすく、20代後半になると正社員との収入差が徐々に広がり始めます。さらに、30代前半では未経験歓迎の求人が減少し、40代に近づくにつれて正社員就職の難易度はさらに高くなるでしょう。
しかし、年齢に合った対策を早めに講じることで、こうしたリスク・末路を回避できるうえ、正社員就職の選択肢を広げられる可能性は十分あります。
| リスク | 対策 | |
|---|---|---|
| 20代前半 | 空白期間が長くなるほど正社員就職が難しくなる | 既卒求人を活用する |
| 20代後半 | 正社員との収入差が大きくなり始める | 20代向け就職エージェントを利用する |
| 30代前半 | 未経験歓迎の求人が減少し始める | 職業訓練で専門スキルを身につける |
関連記事:フリーターはいつまで許される?フリーターだとやばい年齢を解説
20代前半がフリーターを続けるリスク
企業は若手に将来性を期待して採用する一方で、空白期間が長くなるほど採用を慎重に判断する傾向があるため、20代前半でもフリーターを続けることにはリスクがあります。
卒業後すぐは未経験者を積極的に採用する企業が多く、フリーター期間があっても就職しやすいケースは少なくありません。しかし、フリーター期間が長くなると「なぜ正社員として働かなかったのか」を問われる機会が増え、就職活動で不利になる可能性があります。
空白期間が延びるほど応募できる求人や採用される可能性が狭まりやすいため、早めにキャリアを考えることが重要です。
対策:卒業後3年以内であれば「既卒求人」に応募する
卒業後3年以内であれば新卒と同様の採用枠で応募できる企業もあるので、既卒求人を活用することが有効な対策です。
既卒求人は、社会人経験が少ない人や未経験者を前提として募集しているケースが多く、フリーターでも応募しやすい特徴があります。また、企業によっては研修制度や教育体制が充実しており、入社後に基礎から仕事を学べる環境が整っていることも少なくありません。
また、既卒者を積極的に採用している企業では、ポテンシャルや仕事への意欲を重視する傾向があります。そのため、卒業後3年以内であれば既卒向け求人も積極的に活用することで、正社員として就職できる可能性を高められるでしょう。
20代後半がフリーターを続けるリスク
正社員との収入差が大きくなり始める時期なので、20代後半もフリーターを続けることにはリスクがあります。
20代前半までは年齢を評価して採用する企業も少なくありません。しかし、20代後半になると実務経験やスキルを重視する企業が増え、フリーターから正社員への就職は徐々に難しくなる傾向があります。
また、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」でも、年齢が上がるにつれて正社員とフリーターを含む非正社員の賃金差は大きくなる傾向が見られました。
30代に近づくにつれて収入面の差はさらに広がりやすくなるため、将来の貯金額や生活水準にも影響が及ぶ可能性があります。


出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況|雇用形態別(第6図 雇用形態、性、年齢階級別賃金)」
(「正社員・正職員以外」には、派遣・契約社員などの非正規雇用労働者も含む)
対策:20代に強い就職エージェントを利用する
条件の良い非公開求人を紹介してもらえる可能性があるため、20代後半は就職エージェントを活用することが有効な対策です。
就職エージェントでは、一般の求人サイトには掲載されていない非公開求人を紹介してもらえる場合があり、給与や福利厚生などの条件が良い求人に出会える可能性があります。
また、応募書類の添削や面接対策だけでなく、自分では伝えにくい給与や入社条件の交渉を企業との間に立って代行してもらえるケースも少なくありません。
そのため、20代後半で正社員就職を目指す場合は、就職エージェントを活用することで、年収や待遇を含めてより良い条件で転職できる可能性を高められるでしょう。
30代前半がフリーターを続けるリスク
未経験者向けの求人が少なくなり始める時期なので、30代前半もフリーターを続けることにはリスクがあるといえるでしょう。
30代前半になると、企業は若手の育成よりも即戦力を求める傾向が強くなり、これまで以上に実務経験や専門スキルが重視されます。そのため、未経験から応募できる求人は20代と比べて少なくなり、応募できる仕事の選択肢も狭まりやすくなるでしょう。
40代に近づくにつれて、さらに「未経験歓迎」の求人は大きく減少するので、フリーター期間が長引くほど正社員就職のハードルは高くなる可能性があります。
対策:職業訓練で専門スキルを身につける
未経験から応募できる求人が限られてくるため、30代前半は職業訓練を活用して専門スキルを身につけることが有効な対策です。
職業訓練では、Webデザイン・プログラミング・CAD・経理・介護など、就職につながりやすい知識や技術を無料または低額で学べるコースが用意されています(テキスト代などは自己負担)。
また、訓練内容によっては資格取得を目指せるほか、履歴書でアピールできる実践的なスキルを身につけられる点もメリットです。さらに、訓練の種類や条件によっては、給付金を受け取りながら受講できる場合もあります。
専門スキルを習得することで応募できる求人の幅が広がり、未経験からでも正社員として採用される可能性を高めやすくなるでしょう。
フリーターが厳しい末路を回避する方法3選
フリーターの悲惨な末路を回避する方法3選は以下の通りです。
- 勤務日数・時間を増やして社会保険に加入する
- 今後の就業に役立つスキルを身につける
- できるだけ早く正社員として働く
詳しく解説していきます。
1. 勤務日数・時間を増やして社会保険に加入する
フリーターの悲惨な末路を回避するためには勤務日数、時間を増やして社会保険に加入することが大切です。
なぜなら、社会保険に加入することで以下のようなメリットがあるからです。
| 医療保障の充実 | 健康保険に加入することで、病気やけが、出産時に収入が保証される |
| 年金額の増加 | 厚生年金に加入することで、将来受け取る年金額が増加 |
| 障害時の保証強化 | 障害を負った際の保障が手厚くなる |
社会保険に加入するためには以下の条件を満たす必要があります。
- 週の勤務時間が20時間以上
- 給与が月額88,000円以上
- 2ヶ月を超えて働く予定がある
- 学生ではない
社会保険に加入することで、非常時の保障が手厚くなるため、安定した将来を目指せるでしょう。
2. 今後の就業に役立つスキルを身につける
フリーターの悲惨な末路を回避するためには、今後の就業に役立つスキルを身につけることが大切です。理由は以下のようなものがあります。
- スキルがあれば企業から評価されやすくなり、正社員として採用される可能性が高まる
- 専門的なスキルを身につければより高収入の仕事につける
- 将来の選択肢が増える
- 年齢による就職の不利を減らせる
スキルを習得する方法はさまざまです。以下の表にまとめたので、参考にしてみてください。
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 資格取得 | ・独学でも可能 ・就職時のアピールになる | ・取得に時間がかかる ・実務経験が必要なことも |
| 職業訓練校 | ・無料また低価格で学べる ・実践的なスキルが身につく | ・学べる内容が限られる ・期間が長い |
| スクール | ・最新スキルが学べる ・サポートが充実している | ・費用が高額になりやすい ・わからない時にすぐ質問できない場合がある |
3. できるだけ早く正社員として働く
フリーターの悲惨な末路を回避するためには、できるだけ早く正社員として働くことが重要です。なぜなら、フリーター期間が長くなるほど正社員になる難易度が上がるからです。
たとえば、フリーター歴5年の25歳と正社員歴2年の25歳では、企業は後者を優先して採用する傾向があります。
いきなり正社員になるのが不安なら、正社員登用が可能なアルバイトに切り替えるのも一つの方法です。
アルバイトから正社員になる場合は、職場環境をすでに理解している状態から正社員生活がスタートします。新しい環境に馴染めるかどうかなどを悩まずにすむでしょう。




フリーターが正社員就職を成功させる5つのステップ
正社員就職を成功させるには、就職支援サービスを活用し、自己分析から面接対策まで順番に進めることが大切です。
自己分析で自分に合う仕事を明確にしたうえで、応募書類を丁寧に作成し、未経験歓迎の求人を中心に応募することで、書類選考や面接を突破できる可能性を高められます。
▼フリーターが正社員就職を成功させる5つのステップ
- 無料の就職支援サービスに登録する
- 自己分析・キャリアの棚卸しをする
- 応募書類を作成する
- 未経験でも採用されやすい求人に応募する
- 面接で「よくある質問」の回答を用意する
ステップ1. 無料の就職支援サービスに登録する
自分に合った求人や就職支援を受けられるので、まずは無料の就職支援サービスに登録することが大切です。
就職活動では、一人で求人を探したり応募書類を作成したりすると、時間がかかるだけでなく、自分では気付けない改善点を見落としてしまうこともあります。
無料の就職支援サービスを利用すれば、求人紹介をはじめ、応募書類の添削や面接対策、キャリア相談などのサポートを受けられる点がメリットです。そのため、効率的に就職活動を進めやすくなるでしょう。
自分の状況や希望に合ったサービスを選ぶことで、就職活動をよりスムーズに進めやすくなります。
| 主な対象者(向いている人) | 向いていない人 | |
|---|---|---|
| 就職エージェント | ・正社員就職を目指す20〜30代・手厚いサポートを受けたい人 | 自分だけで就職活動を進めたい人 |
| わかものハローワーク | おおむね35歳未満で、ハローワークの支援を受けながら就職活動をしたい人 | 35歳以上の人 |
| サポステ | 働くことに不安があり、就職準備からサポートを受けたい人 | すぐに求人紹介や応募を進めたい人 |
ステップ2. 自己分析・キャリアの棚卸しをする
自分に合った仕事を見つけるために、自己分析・キャリアの棚卸しをすることが大切です。
やりたい仕事や自分に向いている仕事が明確になっていないと、応募する企業を選べず、就職活動が思うように進まないことがあります。また、就職できても仕事内容とのミスマッチが生じ、早期離職につながる可能性もあるでしょう。
自己分析をする際は、これまでの経験の中でやりがいを感じたことや、友人・家族・アルバイト先で褒められたことを書き出してみるのがおすすめです。あわせて、求人サイトなどでさまざまな仕事を調べることで、自分に合う職種が見つかりやすくなります。
自分の強みや興味を整理することで、就職活動の方向性を明確にしやすくなるでしょう。
ステップ3. 応募書類を作成する
書類選考の通過率を高めるために、応募書類は丁寧に作成することが大切です。
フリーターの場合、企業によっては職歴や空白期間を重視されることがあるので、履歴書や職務経歴書の内容が選考結果を左右する可能性があります。
誤字脱字をなくすことはもちろん、志望動機や自己PRはできるだけ具体的に記載し、各スペースの8割程度埋めることを意識しましょう。
また、短期のアルバイトを無理にすべて記載する必要はありません。応募先の仕事に関連するアルバイト経験や身につけたスキルを中心にまとめることで、仕事への適性や強みを伝えやすくなります。
空白期間についても、資格取得や勉強など取り組んだことがあれば積極的にアピールすることが重要です。
ステップ4. 未経験でも採用されやすい求人に応募する
正社員就職を成功させるために、未経験でも採用されやすい求人に優先して応募することが大切です。
フリーターから正社員を目指す場合、実務経験を必須とする求人ばかりに応募すると、書類選考や面接で不採用が続き、自信を失ってしまう可能性があります。
一方で「未経験歓迎」や「研修制度あり」と記載された求人であれば、人柄や意欲を重視して採用する企業も多く、正社員として採用される可能性を高めやすいでしょう。
特に、営業職・販売職・介護職などは未経験者を積極的に採用している企業も多く、フリーターから正社員を目指しやすい職種です。
まずは採用されやすい求人で正社員経験を積むことで、転職時に実務経験をアピールしやすくなり、将来的なキャリアや収入の選択肢も広げやすくなります。
ステップ5. 面接で「よくある質問」の回答を用意する
面接で自信を持って受け答えするためにも、よくある質問への回答を事前に準備しておくことが大切です。
書類選考を通過しても、面接で志望動機や自己PR、フリーター期間についてうまく説明できなければ採用につながらない可能性があります。そのため質問への回答をあらかじめ作成し、模擬面接などで繰り返し練習しておきましょう。
特にフリーターは以下の質問をされることが多いので、自分の言葉で一貫性を持って説明できるよう準備しておくことが重要です。
| よく聞かれる質問 | 回答例 |
|---|---|
| フリーターとして働いていた理由 | 適職を見極めるためにアルバイトを続けていました。 |
| 正社員になりたい理由 | 長期的にキャリアを築きたいと考えるようになったからです。 |
| アルバイト経験で活かせるスキルはあるか | 事務のアルバイトを通じて、周囲と協力して仕事を進める力を磨いてきました。 |
正社員で働きたいフリーターにおすすめな仕事5選
正社員で働きたいフリーターにおすすめな仕事は以下の5つです。
- 販売職
- 飲食店の店員
- 営業職
- 介護スタッフ
- 工場の作業員
平均年収や必要なスキル、向いている人や仕事に就くための方法もあわせて紹介します。
販売職[フリーターにおすすめな正社員の仕事 1/5]
販売職は、小売店で商品をお客様に提案し販売する仕事です。アパレル・家電・化粧品など、さまざまな業界で活躍できます。
学歴や資格が必要とされないことが多く、未経験でも始めやすいので、フリーターにおすすめな仕事です。また、アルバイトで接客の経験があればそのスキルを活かせるでしょう。
将来的に営業職や店長職へのキャリアアップすることで、収入を上げられる可能性があります。シフト制の勤務であることが多く、柔軟に働けるのが特徴です。
| 平均年収 | 361万円 |
| 必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・提案力 ・対応力 ・観察力 ・傾聴力 |
| 向いてる人 | ・アルバイトで接客の経験がある人 ・コミュニケーションが好きな人 ・販売する商品が好きな人 ・臨機応変な対応ができる人 ・提案力のある人 ・気配りのできる人 |
| 仕事に就くためには? | ・一般の求人応募 ・就職エージェント経由の応募 ・商品知識を身につけておくと良い ・アルバイトから始めて正社員登用を狙う |
参考:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「衣料品販売」
飲食店の店員[フリーターにおすすめな正社員の仕事 2/5]
飲食店の店員は、飲食店にて接客や厨房での調理などを行う仕事です。注文とり・料理の提供・レジ業務・清掃など、さまざまな業務を担当します。
未経験でも始めやすく、アルバイトから正社員に登用されるチャンスがあるため、フリーターの人におすすめです。シフト制の勤務が多いため、自身のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける点も魅力です。
正社員になると、アルバイトの管理や店舗の運営に関わる仕事に挑戦できます。経験を積んでいけば店長職へのキャリアアップも可能なため、安定した収入を得られるでしょう。
| 平均年収 | 327.9万円 |
| 必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・チームワーク ・接客マナー ・注意力 |
| 向いてる人 | ・人と接するのが好きな人 ・柔軟な対応ができる人 ・体力に自信がある人 ・アルバイトで働いた経験がある人 ・マルチタスクができる人 |
| 仕事に就くためには? | ・一般の求人応募 ・アルバイトから正社員への登用 ・飲食業界の知識やマナーを事前に学んでおくとよい |
参考:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「飲食チェーン店店員」
営業職[フリーターにおすすめな正社員の仕事 3/5]
営業職は顧客の課題を聞き取り、企業の商品やサービスを提案・販売する仕事です。住宅や広告、食品など扱う商品によって、仕事内容が異なります。
営業職は経験よりもコミュニケーション能力や意欲が重視されるため、フリーターでも挑戦しやすい仕事です。
勤務形態は主に正社員としての雇用が一般的で、固定給に加えて成果に応じたインセンティブが支給されることもあります。
ただし、勤務時間は企業や業種によって異なることから、顧客対応のために休日出勤する場合もあると理解しておきましょう。
| 平均年収 | 579.5万円 |
| 必要なスキル | ・セールス力 ・提案力 ・傾聴力 ・説明力 ・交渉力 ・コミュニケーション能力 |
| 向いてる人 | ・人と接するのが好きな人 ・コミュニケーション能力が高い人 ・体力のある人 ・人当たりがいい人 ・ノルマを達成する粘り強さのある人 |
| 仕事に就くためには? | ・一般求人に応募 ・就職エージェントを利用 ・ビジネスマナーや扱う商品の知識を習得 |
参考:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「広告営業」
介護スタッフ[フリーターにおすすめな正社員の仕事 4/5]
介護スタッフは、要介護認定を受けている高齢者や障害支援区分の認定を受けている障害のある人に対して、介護保険サービスを行う仕事です。食事・排泄などの身体介護や、調理・洗濯・掃除などの家事支援を行います。
介護施設のスタッフとして勤務する場合と、高齢者の自宅へ訪問するスタッフとして勤務する場合があります。
介護スタッフは未経験からでも始められるため、フリーターにおすすめの仕事です。また、介護業界は人手不足の傾向が続いているため、求人が多いです。
勤務形態はシフト制が一般的のため、早朝や夜勤勤務も発生する傾向にあります。
| 平均年収 | 371.4万円〜390万円(勤務先や資格によって変わる) |
| 必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・観察力 ・共感力 |
| 向いてる人 | ・思いやりがある人 ・人の役に立つことに喜びを感じる人 ・体力がある人 |
| 仕事に就くためには? | ・一般求人に応募 ・就職エージェントを利用 ・介護福祉士の取得や介護職員初任者研修受講をしていると有利 |
参考:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「訪問介護員/ホームヘルパー」
参考:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「施設介護員」
工場の作業員[フリーターにおすすめな正社員の仕事 5/5]
工場の作業員は、工場内で製品の製造業務、それに付随する構内清掃などの作業を行う仕事です。毎日定型的に決まった作業を行う場合と、非定型型でそのつど上司の指示等により作業する場合と職場によってさまざまです。
特別な資格や学歴を必要としない場合が多く、未経験でも始めやすい点が魅力です。また、ライン作業であれば人と関わることが少ないため、人間関係が苦手な人でも働きやすいでしょう。
コミュニケーションが苦手でも、技術や経験を積むことでキャリアアップや収入増加を目指せます。
勤務形態は工場の稼働状況や生産計画によって異なり、日勤・夜勤・交代制などがあります。
| 平均年収 | 340.1万円 |
| 必要なスキル | ・注意力 ・正確性 ・体力 ・チームワーク |
| 向いてる人 | ・正確に作業を行える人 ・体力や忍耐力がある人 ・異変に気づく注意力がある人 ・チームワークがある人 |
| 仕事に就くためには? | ・一般求人で応募 ・就職エージェントを利用 ・フォークリフトの資格があると有利 |
参考:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「工場労務作業員」
「フリーター 末路」に関するよくある質問
1. 夢追いフリーターの末路はどうなる?
夢追いフリーターの末路は、経済的・体力的な負担が大きくなり、夢をあきらめたときの選択肢が少なくなるリスクがあります。
アルバイトと夢の両立は難しく、十分な収入を得られないため、生活が不安定になりがちだからです。
また、年齢を重ねるにつれ体力的な厳しさが増し、病気や怪我で働けなくなると収入が途絶える可能性もあります。
現実的に何歳までならフリーターが夢を追えるのか知りたい人は、下記の記事を合わせて読んでみてください。
関連記事:フリーターが夢を追うのは何歳まで?夢を追いかけた末路を解説!
2. 一生フリーターでもなんとかなる?
一生フリーターだと経済的に苦しく、安定した生活を送るのは厳しい傾向にあります。なぜなら、収入や雇用が不安定になるからです。
また、社会的信用を得られず、住宅ローンや賃貸契約の審査が通りづらいこともあります。病気や介護など不測の事態に対する保証がなく、正社員よりも生活が破綻するリスクが高いのが特徴です。
就活が早ければ早いほど選択肢が広がるため、できるだけ早く動きましょう。
なお、下記の記事では一生フリーターだと辛い理由について詳しく紹介しているので、あわせて読んでみてください。
関連記事:一生フリーターでもなんとかなる?フリーターが辛い理由を解説
3. フリーターの末路を教えてください。
フリーターのままの生活を続けていると、生涯賃金に約3~4倍の差が生まれます。さらに、大きな金額でのローンが組みづらいことから、いざというときに後悔することになるでしょう。ジェイックではフリーターの方に特化した就職支援を行っていますので、お気軽にご相談ください。
4. フリーターを脱出する方法はありますか?
フリーターを脱出したいのであれば就職をするしかありません。ただし、就職をする方法は1つではありません。求人サイトや職業紹介所を使ったり、アルバイトからの正社員登用を狙ったりと方法は様々です。「フリーター生活から脱出するたった1つの方法は就職?就活方法を解説!」ではおすすめの就職方法も紹介していますので、是歩ご覧ください。
5. フリーターでも採用されやすい職種を教えてください。
フリーターでも採用されやすい職種は、未経験からでも働ける職種、あるいは人手不足の職種です。詳しくは「一刻もはやくフリーターから抜け出し正社員就職するには?」で紹介していますので、参考にしてみてください。
フリーターの末路に不安を感じるなら就職活動を
今回の記事では、フリーターの悲惨な末路とその回避方法、アルバイトを選びたくなる理由を解説しました。ポイントは以下の通りです。
- フリーターは収入の不安定さや社会的信用の低さにより、悲惨な末路を送る可能性がある
- 社会保障がないため病気などの不測の事態が起きたときに、生活が破綻してしまうリスクがある
- フリーターを続ける理由は好きな仕事ができたり、柔軟な働き方できたりするなど自由度が高いからである
フリーターの末路が悲惨になるのを回避するためにも、早めに正社員を目指すことが重要です。
今の自由を優先するのか、将来の相手を選ぶのか、慎重に考えてみてください。




当社の就職に関するコンテンツの中から、フリーターから正社員への就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。



































