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24歳フリーターの就職は遅い?手遅れでない理由を解説!

24歳フリーターは手遅れじゃない!

24歳でフリーターの方でも、正社員就職は決して手遅れではありません。なぜなら、多くの企業が若手の人材を求めており、24歳であれば未経験でも採用されるチャンスが十分にあるからです。

実際に、20~24歳はフリーターから正社員への就職率が32.7%と最も高い年齢層です。しかし一方で、フリーターのまま年齢を重ねると、周囲からの見られ方や経済的な不安は増大する傾向にあります。

この記事では、24歳のフリーターが正社員就職を目指す上で知っておくべき企業側の視点や具体的な就職活動の進め方などについても詳しく解説します。

後悔のないキャリアを築くためにも一歩を踏み出しましょう。

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24歳フリーターの就職は遅い?

24歳でフリーターから就職するのは、遅くはありません。なぜなら、24歳なら若手とみなされ、スキルや経験がなくても未経験で採用している企業が多数あるからです。

また、24歳は、高卒で就職した人なら社会人7年目、短大・専門卒で就職した人なら4、5年目ですが、大卒で就職した人はまだ社会人3年目、院卒で就職した人はまだ社会人1年目です。同年齢で社会人経験が浅い人もいるため、入社後は先輩が丁寧に教えてくれる可能性が高いです。

ここでは、24歳のフリーターの就職が手遅れでない理由について詳しく解説していきます。

1. 24歳フリーターは企業から求められている

24歳は若手として企業から求められているため、就職は手遅れではありません。

リクナビネクストが企業の人事担当者46名に「フリーターを正社員として採用する場合、何歳ぐらいまでの方を対象と考えますか?」というアンケートを実施しました。

その結果によると「24歳まで」あるいは「25歳まで」と回答した企業の割合が最も多く、合わせて全体の60%にも上りました。この結果から、25歳までのフリーターであれば、正社員採用の可能性は十分あると考えられます。

年齢割合
23歳まで15%
24歳まで30%
25歳まで30%
27歳まで5%
28歳まで10%
29歳まで5%
35歳まで5%

これは多くの企業において、「若手の人材が不足している」ことが起因しています。

現在の日本は少子高齢化が急速に進んでおり、若手の人材確保に悩む企業も少なくありません。新卒採用で思うように人材確保ができなかった企業は、20代のフリーターや第二新卒・既卒を積極的に採用しています。

そのため、24歳なら新卒と同じように、経験やスキルよりも人柄やポテンシャルを重視して採用されるチャンスがあります。

2. 24歳で大卒なら既卒枠・第二新卒枠で応募できる

24歳で大卒の場合、正社員経験の有無にかかわらず、「既卒枠」または「第二新卒枠」を活用して就職活動を進めることが可能です。どちらもポテンシャル重視で採用されやすいため、フリーターからの正社員就職を目指す際に有利になります。

既卒・第二新卒とは

既卒:学校卒業後3年以内の未就業者

第二新卒:学校を卒業して就職した後、数年以内に離職した人

厚生労働省は企業に対し、「卒業後少なくとも3年以内の既卒者を新卒枠で応募可能とする」ことを推奨しています。そのため、24歳であれば、新卒扱いでの応募ができる可能性があります。未経験でも「これから育てたい若手人材」として評価されやすいのがメリットです。

第二新卒は、一般的には卒業後3年以内、年齢でいえばおおむね25歳くらいまでが対象とされることが多いです。第二新卒としての採用枠は業界や職種の経験不問で、未経験の仕事に応募することができます。

「早期離職=マイナス評価」と不安に感じる方もいますが、実際には第二新卒を積極的に採用する企業は増加傾向にあります。背景には、少子高齢化による若手人材の不足や、以下のような企業側の期待があります。

  • 一度は正社員として働いた経験があるため、基本的なビジネスマナーが身についている
  • 新卒よりも研修コストを抑えられる
  • 前職に染まりすぎておらず、柔軟に社風に馴染みやすい

こうした理由から、企業にとって第二新卒は「伸びしろのある若手」として魅力的な存在です。すでに就業経験がある方は、第二新卒としての就職活動も前向きに検討してみるとよいでしょう。

24歳で就職できる確率は?

24歳でフリーターから就職できる確率は32.7%です。労働政策研究・研修機構の調査によると、20〜24歳は、フリーターから正社員への就職率が最も高くなっています。一方、20代後半以降は就職率が下がっていきます。

年齢層正社員就職率
15~19歳29.9%
20~24歳32.7%
25~29歳25.5%
30~34歳18.1%
35~39歳15.5%
40~44歳15.6%

その背景には、20代前半が「ポテンシャル採用(育成前提の採用)」の対象となりやすいことがあります。企業は、社会人経験が乏しくても将来性を評価して採用する傾向が強いため、未経験でも正社員になれるチャンスが多くあるのです。24歳は特に新卒や第二新卒と重なる年齢層であることから、企業側も柔軟な姿勢をとりやすいと考えられます。

一方で、25歳以降になると「即戦力」や「職歴」が求められるケースが増え、フリーターからの正社員就職は徐々に難しくなる傾向があります。そのため、できるだけ早い段階で就職活動を始めることが重要です。

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③

手遅れになる前に就職を!実は、フリーター期間が長いほど就職しづらくなっていきます
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24歳のフリーターから就職成功した人の声

実際に、24歳のフリーターから正社員に就職した人は大勢います。以下、就職に成功した2名の方の体験記を紹介します。

体験談1:緑化資材メーカー勤務 24歳男性

僕は大学中退後にフリーターをしていましたが、23歳のときに「ちゃんと就職して、将来につながる仕事をしたほうがええかな」と思い、就活をはじめました。

正社員として働きたいと考えていたところ「紹介する求人はすべて正社員です」と書かれたJAICのホームページを見つけ、説明会に応募しました。正直なところ「ほんまに全部正社員なんかな」と半信半疑ではありましたが、JAICでは社会人の基礎を就職前に学べることを知り、研修への参加を決めました。

研修では面接練習はもちろん、名刺交換や敬語の使い方など、実用的な社会人スキルも学びました。実際の社会人と同じ立場で挨拶したり話した経験がこれまでなかったため、とても勉強になりました。また「就職」という、同じ目標に向かって進める仲間がいたことも心強かったです。

研修後は集団面接会に参加して、僕は緑化資材メーカーに就職が決まりました。第一希望の企業だったので、入社が決まったときは本当に嬉しかったです。

アルバイトから正社員になるのは、最初はきついかもしれません。しかし、仕事を覚えていくうちに楽しい出来事はたくさんありますし、社会に貢献している感覚も持てるでしょう。ぜひ頑張ってください!

体験談2:総合電子部品商社勤務 24歳男性

僕は家庭の事情と卒業に追われていたために就活する時間もお金もなく、高卒後5年間フリーターをしていました。その後、時間に余裕が生まれたのをきっかけに就活をはじめましたが、高校時代に就職活動を全く行えなかったため、何をしたらいいのか分かりませんでした。

そんなときに「7日間の研修で就活に関するスキルを学べる」というジェイックを見つけ、登録しました。研修では自己分析のセミナーや訪問アンケートの実習に参加しました。特に自己分析のセミナーは、その後の自己PR作成に役に立ったので参加して良かったと思っています。

また研修に参加したことで、自分の性格にも変化がありました。以前は、何事も思考ばかりを巡らせて行動に移すことが苦手でしたが、研修を受ける中で「少し考えたらとりあえずやってみるか」という考えに変わったのです。実は、この学びは入社後も活かされています。僕は「間違えたらどうしよう」という気持ちからなかなか電話に出られず、電話対応を苦手としていたのですが、今では問題なくできるようになりました。

研修後は、人工衛星のケーブルなどを製作している会社に応募し、無事に内定をいただきました。アルバイトはずっと続けていたものの「就職活動をしていない5〜6年間が原因で落とされるのではないか」と諦めていた部分もあったので、内定が決まった時は安心しましたね。ちなみに7日間の就活講座に参加してから、3週間以内に就職先が決まりました。

「経歴にブランクがある」「充実した高校生活を送れなかった」「大学を中退した」という人でも、やる気を出して就職活動に励めば、誰でも就職できると僕は思っています。最後まで諦めずにやれば報われると思いますので、頑張ってください。

24歳フリーターを続けるとやばい?

正社員と比べ、フリーターは収入が不安定で社会的信用が低いことから、安定した生活が難しくなります。特に20代後半に差し掛かる24歳からフリーター期間が長期化してしまうと、就職市場における競争力が低下し、選べる仕事も限られてしまうかもしれません。

不安や焦りが積もってしまう前に、正社員を目指して早めの行動を意識しましょう。まずは、24歳でフリーターを続けているとどういった点がやばいのかについて詳しく解説していきます。

収入が不安定で生活がままならない

フリーターは時給の仕事がほとんどであり、働く時間やシフトによって収入が大きく変動します。もし体調不良や勤務先の都合でシフトが減ると、生活費を払うことが難しくなるだけでなく、家賃すら払えなくなる状態にも陥ります。

加えて、正社員に比べて社会保険や福利厚生が不十分なケースが多く、病気や怪我のリスクが高い点もやばいと言われる理由です。24歳を過ぎてもこういった不安定な状況が続くと、経済的にも精神的にも負担がかかり続けることになるでしょう。

収入が増えていくことがほとんどない

フリーターは基本的に時給制で働くため、長時間労働をしない限り収入を増やすことができません。実際に厚生労働省が発表している年齢別の平均賃金のデータを見てみると、以下のようにまとめられています。

年齢正社員平均賃金(千円)正社員以外平均賃金(千円)
年齢合計348.6233.1
〜19歳201.6179.4
20〜24歳237.0197.3
25〜29歳272.8219.6
30〜34歳308.5221.9
35〜39歳340.3221.6
40〜44歳366.8222.6
45〜49歳390.5227.9
50〜54歳403.7223.3
55〜59歳420.4228.0

表から分かる通り、フリーターの場合は25歳まで平均賃金が上がっていますが、以降はほぼ横ばいとなっています。それに対し、正社員は定年となる60歳まで平均賃金が上がり続けていることから、中長期的に見たときの収入の高さは正社員の方が高いことが分かります。

年齢が上がってから正社員になったとしても、収入が上がっていく速度は基本的に変わらないため、将来もらえる収入を増やしたい場合はできるだけ早く正社員になることをおすすめします。

フリーター期間が長いほど就職で不利になる

労働政策供給研究・研修機構の調査によれば、フリーターの空白期間が長引けば長引くほど正社員になれる割合が減っていくことが分かっています。

具体的な数字で表すと以下の通りです。

空白期間合計男性女性
1年以内68.8%74.7%64.6%
1年から2年61.2%64.2%58.8%
2年から3年56.6%68.9%47.5%
3年から4年61.1%69.0%55.8%
4年から5年37.9%51.4%28.8%
5年以上32.3%44.3%24.5%

数字から推測できることとして、企業側は空白期間が長い24歳フリーターよりも、新卒や第二新卒などポテンシャルが高い人材を採用する傾向にあると言えます。

ただ、現時点でフリーターの場合は今この瞬間が1番若いことになりますので、できるだけ早く正社員就職を目指して活動していくことをおすすめします。

常に将来に対する不安が続く

フリーターは雇用が不安定であり、将来的に収入が減ったり途絶えてしまうリスクが常につきまといます。

契約更新やシフト削減は自身の努力だけでは避けられない部分が大きく、安定した生活基盤を築けずに将来に対する不安が続く点は、フリーターを続けるやばさと言えます。

この不安は精神的なものだけでなく、将来住宅ローンの審査や不動産賃貸契約審査が通りにくくなるなど、ライフイベントでも不便を感じることに繋がります。

少しでも将来に対する不安を取り除き、自分が理想の人生を描いていきたいのであれば正社員を目指すべきと言えます。

フリーターの就活やり方診断
フリーターの就活やり方診断

24歳で就職したら年収はいくらくらいですか?

24歳で就職すると、職種によりますが年収230万円〜300万円程度になります。令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)によると、高卒の初任給は16.7万円、高専・短大卒は18.4万円、大卒は21.0万円、大学院卒は23.9万円でした。

24歳で就職すると、新卒の初任給と同じ給与からのスタートとなるため、12ヶ月分と2か月分の賞与をもらえるとすると、年収230万円〜300万円前後です。

学歴初任給
大学院卒23.9万円
大学卒21.0万円
高専・短大卒18.4万円
高卒16.7万円

フリーターから正社員になることで、収入が安定する他にも、福利厚生が充実している、社会的信頼性が得られるといったメリットがあります。

24歳フリーターの就職に対する不安と対処法

24歳のフリーターから正社員を目指す場合、多くの人は年齢や経験不足に対する不安を抱えがちです。しかし、第二新卒枠や未経験歓迎の求人は依然として多く、就活対策次第で十分にチャンスがあります。

ここでは、24歳フリーターが就職に対して感じやすい不安と対処法を詳しく解説します。あらかじめ不安を具体化して対策を練っておくことで、不用意に焦ることなく就活に取り組めるでしょう。

年齢的に正社員になるのは難しいのではないか

24歳で正社員を目指そうとする場合、年齢的に難しいのではないかと感じてしまうかもしれません。しかし、実際には35歳までを若手採用枠として取り扱うとともに、未経験からの育成を前提としている企業も多く見られます。

特に人手不足が続く業界や職種は、年齢よりもポテンシャルや人柄を重視する傾向がありますので、自分の年齢でも採用してもらえるような求人を就職エージェントから紹介してもらうことで、年齢のハードルを乗り越えやすくなります。

正社員に戻ってもまたフリーターになるのではないか

正社員就職後に再びフリーターに戻ってしまうことを不安に感じている場合は、過去の職場環境や働き方が悪かった経験を引きずってしまっている場合が多いです。この不安を解消するためには、自分が何を重視して働きたいのかを就活の時点で明確にすることが重要です。

例えば、労働時間・仕事内容・人間関係・待遇などの条件を整理して優先順位を決めておくことで、ミスマッチを減らせます。また、就職前に企業研究を徹底することにより、再びフリーターに戻ってしまう状況を防止できるため、就職エージェントに相談しながら就活を進めることをおすすめします。

正社員ではなく派遣社員で経験を積んだ方がいいのではないか

派遣社員は正社員よりも雇用期間が限定される一方、幅広い職種や業界で経験を積むことができます。現時点で正社員経験がない場合、派遣社員で経験を積む事は次の良いステップに繋がる期待が持てる一方で、いきなり正社員として就職してしまうのも1つの手と言えます。

なぜなら、派遣社員で経験を積んでも企業によっては業務経験にカウントされず、結果的に年齢だけが上がってしまい、将来的な正社員就活が難しくなる可能性があるためです。

将来的に正社員を目指したいのであれば、派遣社員として数年間を過ごすのではなく、未経験者歓迎の正社員求人に応募した方が良いと言えます。

就職をしないで大学や専門学校に通ったほうがいいか

大学や専門学校への進学は、新たな専門知識をインプットできるようなメリットがありますが、何の目的もなく大卒の学歴を得た上で正社員就職したいといった目的なのであれば、わざわざ大学や専門学校に通う必要はありません。

昨今では全国的に人手不足が続いていることもあり、学歴不問の求人は多く募集されています。社会人経験年数が浅いうちは学歴に意識が向きやすいものの、ある程度年数が経ってくると実務経験やスキルだけが重視されるため、無理して正社員就職前に進学することは避けておくと良いでしょう。

どんな仕事をすればいいか分からない

24歳フリーターから正社員になろうと考え、いざ就活を始めようとしてもどんな仕事をすればいいか分からずに悩んでしまうケースがあります。この場合はまず自己分析を行い、自分の興味関心の方向性を明らかにするところから始めてみてください。

その後、幅広い業界や職種の情報収集を行って、未経験から挑戦しやすい求人に幅広く応募していくと良いでしょう。就職後にどんな仕事にマッチしているか明らかにしていくイメージを持っておくことで、就活をスムーズに進められます。

どうしてもどんな仕事をすればいいか分からない24歳フリーターは、就職エージェントに相談し、自分にマッチしている求人を紹介してもらうことをおすすめします。

24歳フリーターが正社員就職を成功させるステップ

24歳という若さであれば、フリーターしかしたことがなかったとしても、未経験採用枠でどんな職種でも挑戦できます。あらかじめ就職を成功させるステップを理解しておき、24歳という年齢を武器にして正社員の内定獲得を目指していきましょう。

ここからは、24歳フリーターが正社員就職を成功させるステップを5つに分解し、分かりやすく解説していきます。

1. 自己分析と業界研究を進める

就活をスタートさせる際は、まず自己分析を行いましょう。自己分析とは、過去を振り返って自身の強みや弱み、興味関心の方向を明確にする作業です。自己分析がしっかりできていれば、求人選びや面接対策を効率的に進められます。

また、働きやすい求人を見つけるためにも、業界研究を並行して行います。転職サイトの特集記事や業界ニュース、求人票などネットから収集できる情報を集めて、どんな業界に興味があるかをいくつかピックアップしておくと良いでしょう。

自己分析と業界研究を並行して行うことにより、就活におけるミスマッチを防ぐとともに、効率的に内定を目指せるようになります。

2. 就職サービスに登録する

就活の準備が整ったら就職サービスに登録します。

24歳フリーターで初めて正社員就職を目指す場合は、就職エージェントがおすすめです。就職エージェントであれば、自分にマッチしている求人を紹介してくれるだけでなく、キャリア相談や書類添削、面接対策など幅広いサポートを受けられます。

就職エージェントと併用して求人サイトやハローワークも利用しておくと、気になる求人を漏れなく探せるようになります。就職サービスにはお金がかかりませんので、少しでも気になるサービスを見つけたらまずは登録してみましょう。

3. 履歴書と職務経歴書を準備する

就職サービスに登録したら、求人に応募する前に履歴書と職務経歴書の準備を行います。履歴書や職務経歴書はそのまま書類選考の材料になりますので、特に職歴に自信がない場合は応募書類対策を心がけましょう。

フリーター経験しかない場合でも、アルバイトで培ったスキルやチームワークをエピソードとして盛り込むことで、魅力的な人材というアピールが可能です。応募企業ごとに応募書類をカスタマイズし、志望する求人に関連する経験やスキルを強調することを意識してみてください。

4. 気になる求人に積極的に応募する

24歳という若さを武器にするためにも、少しでも気になる求人を見つけたら積極的に応募していくことがポイントです。応募数を増やすことで面接経験を積めるため、短期的に正社員になりたい人にとって特に重要なアクションと言えます。

ただし、闇雲に応募するのではなく、必ず求人票をよく読んだ上で応募することを徹底してください。また、応募以降は面接が設定されることになるため、自身のスケジュール管理も徹底することがポイントです。

5. 面接対策をしてから面接を受ける

面接は採用を左右する最も重要な場ですので、事前に志望動機や自己PRを整理し、自分の言葉で堂々と話せるように準備しておきましょう。少しでも不安な場合は就職エージェントの模擬面接を受けておくことがおすすめです。

また、フリーター期間について質問される可能性が高いため、あらかじめフリーターになった理由と、フリーター期間中に得た学びやスキルをポジティブに伝えられるよう準備しておいてください。

それだけでなく、企業への逆質問を用意しておき、意欲や熱意を示すことができれば、24歳フリーターからでも正社員として就職することが可能です。

24歳フリーターの就職におすすめの職種

24歳はまだ若く、未経験から正社員を目指せる職種が多くあります。特に営業職や販売職、飲食・サービス業はポテンシャル採用を行う企業が多いだけでなく、コミュニケーション能力が磨けるため、20代におすすめの職種と言えます。

正社員就職に興味があるものの、どんな職種に就職したいか決まっていない人は、ここで紹介する職種の求人を見てみるところから就活を進めるのも良いでしょう。

1. 営業職

営業職は、学歴や経験よりもコミュニケーション力や行動力が重視されるため、フリーターからでも挑戦しやすい職種です。

成果が評価に直結することに加え、インセンティブ制度がある企業も多く、フリーター経験しかなくても高収入を目指せる点がポイントと言えます。

平均年収533万円
求められるスキル・コミュニケーション能力
・プレゼンテーション能力
・体力や粘り強さ
向いている人の特徴・人と話すことが好きな人
・目標達成にやりがいを感じる人
・柔軟に相手のニーズに対応できる人
関連する資格・営業士検定
・マイクロソフトオフィススペシャリスト

平均年収出典:厚生労働省「自動車営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

2. 販売職

販売職は接客スキルや商品知識を活かして働ける仕事であり、フリーター経験で居酒屋やレストランなどの接客力を身に付けている人であれば就職しやすいでしょう。

販売職として経験を積めば、将来的には店長やマーケティングバイヤーなど、様々な職種に挑戦できますので、今後のキャリアが長い24歳にとっておすすめできる仕事です。

平均年収361万円
求められるスキル・コミュニケーションスキル
・商品知識の習得力
・顧客ニーズの把握力
向いている人の特徴・明るく人当たりが良い人
・細やかな気配りができる人
・商品やブランドに興味を持てる人
関連する資格・販売士
・サービス接遇検定

平均年収出典:厚生労働省「衣料品販売 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3. 飲食・サービス業

飲食業やサービス業は人手不足の業界であり、未経験からの採用も活発です。

コミュニケーションが取れる人であれば、フリーターしかしたことがない人でも将来的にマネジメントのキャリアを歩むことが可能です。

ただし、シフト制で休みが不規則になる点はあらかじめ認識しておきましょう。

平均年収327万円
求められるスキル・接客スキル
・チームワーク力
・衛生管理知識
向いている人の特徴・人に喜ばれることが好きな人
・柔軟な勤務時間に対応できる人
・体力と忍耐力がある人
関連する資格・調理師免許
・食品衛生責任者

平均年収出典:厚生労働省「飲食チェーン店店員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

4. 施工管理

施工管理は建設現場の工程や品質を管理する仕事であり、24歳という若さであれば未経験からでも就職できる求人が多く見られます。

体力や責任感が求められる一方、将来的な需要も高く、手に職をつけられる点が魅力の仕事です。経験を積んだ上で資格を取得すれば、高い年収を目指すことも可能です。

平均年収632万円
求められるスキル・スケジュールやタスク管理能力
・現場でのリーダーシップ
・安全管理知識
向いている人の特徴・責任感が強い人
・計画的に物事を進められる人
・現場での人間関係を築ける人
関連する資格・施工管理技士
・建築士

平均年収出典:厚生労働省「広告営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

5. 製造スタッフ

製造スタッフは工場や製造ラインでの軽作業を担当する仕事であり、幅広い人を採用しているため、24歳フリーターからでも就職しやすい傾向にあります。

人とのコミュニケーションが苦手な人でも働きやすいような特徴がありますが、立ち作業が多く体力が求められる点は認識しておきましょう。

平均年収341万円
求められるスキル・機械操作や作業手順の理解力
・集中力と注意力
・品質管理スキル
向いている人の特徴・コツコツした作業が得意な人
・ミスを減らすための慎重さがある人
・黙々と作業を進められる人
関連する資格・危険物取扱者
・フォークリフト運転技能講習

平均年収出典:厚生労働省「水産ねり製品製造 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

24歳フリーターは就職サポートの活用がおすすめ!

24歳のフリーターから就職することは十分可能ですが、それでも不安はつきものです。特に、はじめて就活をする人や未経験職に応募する人は、何をしたらいいのか分からないことも多いでしょう。

そんなときは、就職エージェントの活用がおすすめです。就職エージェントでは相談者と個別に面談を実施し、それぞれにあった求人やキャリアプランを提示します。
また履歴書の添削や面接対策などのサービスも行っており、内定まで丁寧にサポートします。未経験だからこそ、頼れる就活のプロに寄り添ってもらうのがおすすめです。

さらに、私たちJAICでは、無料の就職講座を開講しています。就活の基本から社会人のマナーまで幅広く学べるカリキュラムを組んでいるため、はじめての就活でも安心して臨めます。
また研修を通じて受講者同士の交流もあるため、1人で就活をするよりも不安なく活動できるでしょう。

まとめ

ここまで、お読みいただき有難うございました。

  • 24歳のフリーターの人生は、全く手遅れじゃない
  • 迷ったら人に相談してみよう

本記事の要点は上記の2点です。最後にもう一度お伝えします。

人生は全く手遅れじゃない

フリーターは雇用や収入の安定性に欠けるため、不安を抱えながら日々を過ごすこともあるでしょう。しかし、人生は全く手遅れではありません。現在は少子高齢化により若手の人材が不足していることから、未経験者を歓迎している企業も多く、就職のチャンスはたくさんあります。

ただし26歳以上になると、フリーターが正社員として採用される可能性は低くなるため、あまり悠長にしている時間はありません。24歳のうちに就活を始めるのがおすすめです。

迷ったら、人に相談してみよう

就活を始めるにしても、何をしたら良いのか分からない人も多いでしょう。そんな時は1人で考えず、誰かに相談することをおすすめします。

特に就活においては、第三者目線で的確なアドバイスができる就職エージェントへの相談が効果的です。私たちJAICでも、フリーターから正社員を目指す就職相談を受け付けています。「とりあえず就職したい」「将来が不安だ」のようなざっくりとした内容でも構いませんので、お気軽にご相談ください。

仕事は人生の全てではありませんが、人生に大きな影響を与えるのは間違いありません。プロの力を借りつつ、納得のいく就職活動をしましょう。

「24歳 フリーター」によくある質問

24歳のフリーターは手遅れ?

そんなことはありません!24歳はまだまだ企業から求められる年齢層です。「24歳フリーターは手遅れじゃない!」の章では、24歳のフリーターが企業から求められる理由や、実際にフリーターから正社員へ就職できた人の体験記を紹介しています。

24歳のフリーターが不安と向き合う方法とは?

焦りや不安を感じた時は、感情に任せて突発的な行動をするのではなく、まずはその気持ちと向き合うことが大切です。「24歳フリーター、不安とどう向き合うか」ではフリーターが抱えやすい不安の内容と、不安への対処法をお伝えします。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター