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手に職をつける仕事20選!それぞれのメリットとおすすめを紹介

手に職をつける仕事10選!それぞれのメリットとおすすめを紹介

手に職をつける仕事に興味がある方は多いのではないでしょうか。この記事では、手に職をつけるメリット・デメリットや、オススメの仕事20選、手に職をつけるためにすべきことをご紹介します。

記事のPoint
  • 「手に職をつける」とは、会社に依存しなくても自分で稼げる力を持つこと
  • 手に職をつける仕事のメリットとデメリットを理解しよう
  • 「手に職がつけられるオススメの仕事20選」を参考にしてみよう
  • 手に職をつけるポイントは「働きながら」「未来の需要」「スキルの掛け算」

手に職をつけられる仕事とは

手に職をつけられる仕事とは

「誰もが手に職をつける時代」がまさに今、やってきているといえます。

「手に職をつける」ことの明確な定義はありませんが、この記事では、「会社に依存しなくても、自分で稼げる力を持つこと」と定義をして進めていきます。

今の時代、メガバンクなどの大企業でも人員削減が行われる時代で、2019年にはトヨタ自動車が「終身雇用を維持できない」と衝撃的な内容を発表しました。

さらに、コロナ渦を過ぎた「アフターコロナ社会」では、WEB会議の発展や、AIやロボットの活用で、これまで安定的に働けていたサラリーマンの雇用が奪われてしまう可能性が高まっています。

今後は、手に職がないと、サラリーマンでも自営業でも、安心してお金を稼ぎ続けることは難しいといえるでしょう。

この記事では、「手に職をつける」ことについて、様々な視点からご紹介していきます。

手に職をつける仕事

手に職をつける仕事を大きく分けると、美容師や看護師のように資格が必要になる仕事と、デザイナーやプログラマーのように、資格が必要のない仕事もあります。

国家資格など、資格を持っていないとできない仕事は、比較的収入が高い傾向がありますが、競争も厳しいために資格取得の難易度も高く、時間やお金がかかることが特徴です。

逆に、WEBデザイナーやプログラマーなど、IT系の新しい仕事は、資格がなくてもはじめられ、働きながら手に職をつけることができるため、オススメの仕事といえるでしょう。

手に職がつく仕事の中には、グラフィックデザイナーや歯科助手など、女性が多く活躍している仕事も少なくありません。手に職をつけたい女性は、この先で紹介している「女性にオススメの手に職をつける仕事5選」も参考にしてみてください。

手に「めずらしい」職をつけると稼げる

手にめずらしい職をつけると、人より稼ぐことができます。

他の人が持っていないスキルほど貴重であり、自分の付加価値が高まるためです。

自動車運転免許を持っていても、手に職をつけたとはいえませんよね。

例えば以下のような、現在スキルを持つ人が少ない仕事ほど、稼ぐことができるでしょう。

  • データ分析やAIが使えるスキル
  • うつ病などの精神的な疾患を心理カウンセリングできるスキル

また、手に職をつけることは時間がかかるため、『未来に需要がなくならない仕事か?』『AIやロボットでなく、人にしかできない仕事か?』を考える必要があります。

資格不要!手に職がつけられるオススメの仕事20選

ここからは、資格不要で手に職がつけられるオススメの仕事をご紹介します。

資格取得には時間がかかり、資格取得をすることが目的になってしまうことがあるため、

資格がなくても未経験で働きながら、手に職がつけられる仕事をオススメしています。

また、手に職をつけるためには、最低でも5年単位の時間がかかるため、今後の社会でも需要がなくならない仕事であることが大切です。

未来の社会でも必要になる、オススメの仕事10選をご紹介します。

1. プログラマー

プログラマーは、コンピューターを動かすためのソフトウェアやシステムを、専門のプログラミング言語を使ってコーディング(コードを書く)していく仕事です。

特別な資格は必要ありませんが、時代の需要に合ったプログラミング言語を使えることが必要になります。

最近では、JavaScriptやPythonが人気です。

全く未経験という方でも、年齢が若ければ採用される可能性があります。

システム会社で働きながら多くの言語を覚え、プログラミングスキルを上げていくことで、手に職をつけることができます。

平均年収557.6万円
必要なスキル・プログラミングスキル
・ネットワークの知識
・ハードウェアの知識
・セキュリティの知識
・デバックスキル(バクの修正スキル)
向いている人・好奇心がある
・学習意欲が高い
・ものづくりが好き
・論理的な思考が得意
・コツコツとした作業が得意

出典:厚生労働省「プログラマー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

2. インフラエンジニア

インフラエンジニアは、企業の情報システムを構成するコンピューター機材の構成をデザインしたり、安定したネットワーク環境を整えるためのエンジニアリングをする仕事です。

聞きなれない仕事かもしれませんが、IT化が進む社会の中では需要が減らない人材です。

企業のシステムを動かすネットワークインフラが動いている限り、仕事がなくなることがないためです。

最近では、便利なクラウドサービスが増えているため、クラウドサービスを活用した環境を構築できるスキルを学ぶとより付加価値が高まります。

プログラマー同様に、年齢が若ければ未経験でも採用される可能性がありますので、チャレンジしてみましょう。

平均年収684.9万円
必要なスキル・サーバースキル
・クラウドスキル
・ソフトウェアスキル
・セキュリティスキル
・プログラミングスキル
向いている人・責任感が強い
・学習意欲が高い
・機械を触るのが好き
・細かなミスに気づける
・地道に作業を続けられる

出典:厚生労働省「システムエンジニア(基盤システム) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3. WEBマーケター

WEBマーケターも、手に職をつける仕事としてオススメです。

現在では多くの企業でWEBサイトを複数運用していて、WEBサイトを最適化し続けることが重要になっているためです。

WEBサイトを最適化するとは、以下のことを言います。

  • 広告の運用効果を上げる
  • サイト来訪者の滞在時間を延ばしたり、申込を増やしたりする施策を考える
  • SEO(検索順位を上げること)を考える

これまでのマーケティングの知識に加え、WEBサイトの言語であるHTMLやデータ分析のスキルがあると、より付加価値が高まるでしょう。

未経験での求人は少ないですが、今後も需要が下がらない、手に職をつけられる仕事といえます。

平均年収645.5万円
必要なスキル・SEO*の知識
・ライティング力
・デザインスキル
・WEB広告運用スキル
・アクセス解析スキル
向いている人・数字に強い
・柔軟性がある
・学習意欲が高い
・論理的な思考が得意
・新しいトレンドに敏感

出典:厚生労働省「Webマーケティング(ネット広告・販売促進) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

*SEO:検索エンジンの検索結果でWEBサイトを上位に表示させる施策

4. RPAエンジニア

RPAとは、Robotic Process Automationといって、PCを使う事務作業などの仕事を自動化できるソフトウェアロボットのことです。

例えば、単純な入力作業や簡単な計算や分析の作業は、ほとんどRPAに置き換えることが可能な時代になっています。

ただし、RPAは万能なAIではないため、業務に合わせて人間が適切にセッティングを行う必要があります。

このようなことができる人材をRPAエンジニアといいますが、現在は非常に数が少なく、

手に職をつけるチャンスがある仕事でしょう。

実際にRPAを開発する人材という意味ではハードルが高いですが、RPAのサービスを理解して、使い倒せる側の人材にチャンスがあります。

平均年収355万円
必要なスキル・業務改善スキル
・ヒリアングスキル
・システム開発の知識
・プログラミングスキル
・RPAツールの使用スキル
向いている人・柔軟性がある
・忍耐力がある
・論理的な思考が得意
・最新のIT技術に関心がある
・業務効率化に関わる仕事がしたい

5. カスタマーサクセスコンサルタント

最近では、カスタマーサクセスやカスタマーエキスペリエンスという、顧客の成功や顧客体験が重要であるといわれています。

各企業がカスタマージャーニーマップという、顧客が体験する地図をつくり、与えるべき顧客体験をデザインしようと努力していますが、専門家が少ないことが課題です。

企業のサービスや、企業自体の顧客体験をデザインし、コンサルティングできる能力は、この先長く必要とされると考えられます。

マーケティング会社やシステム会社で、働きながら学べるスキルになりますので、一度調べてみることをオススメします。

平均年収445万円 〜 800万円
必要なスキル・情報分析力
・業務設計スキル
・問題解決スキル
・コンサルティングスキル
・ファシリテーション能力*
向いている人・論理的な思考が得意
・リーダー経験が多い
・相手の立場で考えられる
・信頼関係を築くのが得意
・業務効率化に関わる仕事がしたい

*ファシリテーション能力:会議やディスカッションを円滑に進める力

6. 施工管理

ここまではIT系の仕事を多くご紹介しましたが、建設業の施工管理も手に職をつけられる仕事です。

施工管理とは、建設現場を管理するスペシャリストで、言い換えると現場監督になります。

現在では、オリンピック需要で建設業界の人材不足状態が続いています。

さらに、日本の建築物の多くは、高度経済成長期に建てられているため、今後の修繕需要も多くあるでしょう。

専門人材の高齢化も起きているため、20代であれば未経験でも採用される可能性が高く、オススメの仕事です。

平均年収632.8万円
必要なスキル・危機管理能力
・リーダーシップ
・臨機応変な対応力
・スケジュール管理能力
・コミュニケーション力
向いている人・体力に自信がある
・ストレス耐性が高い
・細部まで注意を払える
・人をまとめるのが得意
・建築関係の仕事に興味がある

出典:厚生労働省「建築施工管理技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

7. 福祉・介護士

福祉や介護の仕事は、高齢化が進む日本でますます必要になる仕事です。

AIやロボットが発展しても、福祉や介護のようなサービススキルの高い仕事がとってかわられることは考えづらいためです。

現在は給料が安い業界といわれていますが、介護×ロボット、福祉×AIのように、先端の技術と組み合わせて学んでいくことで、専門性を高めて、付加価値を上げることができるでしょう。

未経験でもチャレンジしやすい仕事であることも、オススメである理由です。

平均年収371.4万円
必要なスキル・介護手順の知識・福祉用具の使用スキル
・高齢者に多い病気の知識
・高齢者の身辺的なサポートスキル
・リフレクソロジー(癒やし)の知識
向いている人・聞き上手
・体力がある
・気遣いができる
・人と話すのが好き
・小さな変化に気づける

出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

8. 映像ディレクター

映像ディレクターは、映像をつくる際の企画や撮影、編集をコントロールしながら映像全体をデザインしていく仕事です。

今後は5Gの時代になり、スマホを使って見る映像コンテンツの需要がますます高まるといわれています。

自分ひとりのスキルで、映像の企画、撮影、編集までできれば、付加価値も高まります。

YouTuberのように、個人で映像コンテンツを発信することは、手に職をつける意味で非常に重要です。

映像を制作する会社に未経験で入り、撮影や編集も含めたプロのスキルを学ぶことがオススメです。

平均年収551.4万円
必要なスキル・企画力
・演出力
・映像編集スキル
・シナリオ構成力
・マネジメントスキル
向いている人・協調性がある
・映像作品が好き
・人を喜ばせるのが好き
・アイデアを出すのが得意
・細かな作業が苦にならない

出典:厚生労働省「映像編集者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

9. CADオペレーター

CADオペレーターは、建築士が書いた設計図面をCADデータに起こしていくことが仕事です。

最近では新しいCADソフトが出てきているため、BIMやCIMに対応できると需要が高いといえるでしょう。

新型コロナウィルスでの不安が高まっている社会では、オフィスのリノベーション需要が増えることが想定されているからです。

CADを使いながら、デザインや設計もできるようになると、より付加価値も高まるでしょう。

今後増えていくテレワークにも向いているので、手に職をつける仕事としてオススメです。

平均年収452万円
必要なスキル・計画力
・設計の知識
・製図の知識
・CADソフトの使用スキル
・基本的なパソコンスキル
向いている人・数字に強い
・集中力が高い
・ものづくりが好き
・建築系の仕事に興味がある
・細かな作業が苦にならない

出典:厚生労働省「CADオペレーター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

10. 営業

営業とは、対企業や対個人にモノやサービスを売る仕事ですが、手に職をつける意味でもオススメです。

未経験でも採用が多く、仕事としての需要はこの先もあると考えられるからです。

この先の社会では、売り方は対面からデジタルに変わっていくことが予想されますが、何かを売るとう本質は変わりませんから、自分なりのノウハウや経験を持つことで、手に職をつけることが可能です。

売ることに自信があれば、保険会社などのフルコミッション制の仕事にチャレンジしてみましょう。

サラリーマンでも、成績によって収入は青天井になります。

平均年収469.2万円
必要なスキル・交渉力
・ヒリアング力
・論理的思考力
・コミュニケーション力
・プレゼンテーションスキル
向いている人・打たれ強い
・行動力がある
・体力に自信がある
・相手の立場で考えられる
・一人作業が苦にならない

出典:厚生労働省「保険営業(生命保険、損害保険) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

11. キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーは、この先のキャリアに悩む人の相談を聞き、アドバイスを送る仕事です。

将来に対する漠然とした不安や、ワークライフバランスなど、こうした悩みに一人ひとり向き合い、その人にとっての理想のキャリアを一緒に考えていきます。

近年は転職者が増えているためキャリアアドバイザーの需要が高く、人が介在する価値が高い仕事のためAIでは難しい仕事ともいわれています。

また、たとえば営業経験がある人は「営業職専門のキャリアアドバイザー」として活躍できるなど、こうしたスキルの掛け算によって自分の価値をさらに高めることも可能です。

平均年収551.4万円
必要なスキル・提案力
・傾聴スキル
・情報収集力
・コーチングスキル
・応募書類
・面接の知識
向いている人・聞き上手
・学習意欲がある
・冷静に考えられる
・分かりやすく説明できる
・人の役に立つ仕事に興味がある

出典:厚生労働省「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

12. ケアマネジャー

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、高齢者や障がい者を支援する仕事です。 

主な仕事は、次の2つです。

  1. ケアプランの作成
  2. 要介護者の家族のサポート

ケアプランとは、支援方針や介護の内容などをまとめた計画書のことです。

要介護者(介護が必要な人)の家族と連携しつつ、利用者が安心して日常生活を送るための調整作業も大切な仕事です。

日本では高齢者が増えていくため、ケアマネジャーの需要は高まっています。

人の気持ちをくみ取る仕事のためAIに代替されにくく、福祉・介護領域の専門職のため、手に職をつけたい人にも適した仕事といえるでしょう。

平均年収421.6万円
必要なスキル・計画力
・介護手順の知識
・アサーティブスキル*
・福祉用具の使用スキル
・高齢者の身辺的なサポートスキル
向いている人・聞き上手
・忍耐力がある
・柔軟性がある
・スケジュール管理が得意
・相手の気持ちをくみ取れる

出典:厚生労働省「介護支援専門員/ケアマネジャー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

*アサーティブスキル:相手を尊重しつつ、自分の意見などを適切に伝えるスキル

13.データベーススペシャリスト

データベーススペシャリストは、データの効率的な管理や運用を担う仕事です。

主な業務はデータベースの設計や保守で、その他にはアクセス速度の向上や、システム全体を効率化する作業も行います。

社外の顧客を相手にする場合は、その企業のニーズをもとにデータベースの構築を行い、業務の最適化やセキュリティ対策などを施(ほどこ)します。

高度なIT技術と、データベースに関わる専門的な知識が必要なため、誰でも簡単になれる仕事ではありません。

勉強は大変ですが、そのぶん専門的な人材としての価値が高まるため、IT領域で手に職をつけたい人にはオススメの仕事といえるでしょう。

平均年収558.3万円
必要なスキル・クラウドの知識
・データベースの知識
・数学
・統計学の知識
・プログラミングスキル
・ビッグデータの処理スキル
向いている人・学習意欲が高い
・ものづくりが好き
・論理的な思考が得意
・テクノロジーに興味がある
・細かい作業が苦にならない

出典:厚生労働省「データエンジニア – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

14. ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業のIT運用に助言をする仕事です。

ITをうまく使いこなせず、社内の業務効率化が進まない会社は少なくありません。そこでこうした会社に対し、ITの専門家としての立場からアドバイスを送るのがITコンサルタントです。

具体的には、IT戦略の策定や、システムの選定や導入を支援し、実際の運用までサポートを行うこともあります。

ITの知識はもちろん、経営的な知見も必要な仕事のため、ITコンサルタントとして働くことで高い専門性が手に入ります。

企業へのITサポートはこの先も高いニーズが見込まれるので、長く安定して働き続けたい人にもオススメです。

平均年収684.9万円
必要なスキル・分析力
・情報収集力
・課題解決力
・IT運用
・活用スキル
・プレゼンテーション力
向いている人・体力に自信がある
・論理的な思考が得意
・ITへの興味関心が強い
・経営に関わる仕事に興味がある
・IT業界でキャリアアップしたい

出典:厚生労働省「ITコンサルタント – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

15. WEBライター

WEBライターは、WEB上の記事を執筆する仕事です。

ホームページの記事作成や、個人ブログの代筆、場合によっては取材や、キャッチコピーを考えることもあります。

社会で働いている以上、交渉をしたり、プレゼン資料を作ったり、チャット上でコミュニケーションをしたりと、「人に何かを伝える」という場面は出てきます。

その点、WEBライターとして働くとライティング力が手に入るので、仮に別の仕事に転職したとしても応用が効くのがメリットです。

フリーランスのWEBライターとして働いている人も多いので、手に職をつけて独立したい人にもオススメです。

平均年収351万円
必要なスキル・リサーチ力
・SEOの知識
・ライティング力
・校正
・校閲スキル
・基本的なパソコンスキル
向いている人・学習意欲が高い
・文章を書くのが好き
・一人の作業が苦ではない
・相手の立場で考えられる
・分かりやすく伝えるのが得意

16. 翻訳者・通訳者

翻訳者・通訳者は、外国語を日本語に直したり、外国人と日本人の間に立って意思疎通をサポートしたりする仕事です。

それぞれの代表的な仕事は、次の通りです。

翻訳の仕事

  • 小説や歌詞などの翻訳
  • 学術書や契約書などの翻訳
  • 映画やドラマなどの字幕制作

通訳の仕事

  • 企業同士の交渉の場面での通訳
  • 政治・経済交渉での通訳
  • スポーツ中継などのインタビューの通

翻訳者・通訳者ともにネイティブレベルの語学力だけでなく、高い日本語力も必要です。

海外と頻繁にやり取りする日本企業は多く、日本に訪れる外国人観光客も増えていることから、翻訳者と通訳者のニーズはこの先も増えていくでしょう。

平均年収翻訳者:571.7万円
通訳者:551.4万円
必要なスキル・語学力
・文章力
・読解力
・リサーチ力
・専門領域の知識
向いている人・語学への関心が高い
・相手の立場で考えられる
・何かを表現するのが好き
・外国の文化に興味がある
・一人作業が苦にならない

出典:厚生労働省「翻訳者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
出典:厚生労働省「通訳者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

17. カメラマン

カメラマンは、写真や映像を撮影する仕事です。

モデルの撮影や、テレビや新聞の報道現場、スポーツの競技場など、さまざまな領域で多数のカメラマンが活躍しています。

光の微妙な調整や、編集ソフトの操作など、カメラマンには確かな技術力が必要です。

シャッターを押すタイミングにはセンスも求められるなど、ただ単に「写真を撮る」という仕事ではないため、カメラマンとして働き始めたばかりの頃は想像以上に難しく感じられるでしょう。

一方、プロのカメラマンになると企業から直接声がかかるなど、自分で営業をしなくても次々と仕事が舞い込む状態もつくれます。

カメラに興味がある人やクリエイティブな仕事をしたい人は、ぜひ挑戦してみましょう。

平均年収521.2万円
必要なスキル・撮影スキル
・編集スキル
・営業スキル
・状況判断力
・撮影機材の知識
向いている人・体力がある
・忍耐力がある
・フットワークが軽い
・デジタル端末を触るのが好き
・クリエイティブな仕事に興味がある

出典:厚生労働省「商業カメラマン – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

18. 自動車整備士

自動車整備士は、自動車の修理や点検、定期的なメンテナンスを行う仕事です。

自動車整備士として働くには専門学校で自動車工学などを学び、国家資格の「自動車整備士資格」を取得する道が一般的です。とはいえ見習いとして働ける作業場も多いので、まずはタイヤやエンジンオイルの交換など、資格がなくてもできる仕事から始めても良いでしょう。

自動車は日常生活に欠かせず、メンテナンスの需要も常に存在します。最近はコンピュータで動いている車も多く、IT・デジタル領域の知識も必要なため、専門職の中でも特に専門性の高い仕事といえます。

車が好きな人や、安定した仕事に就きたい人は、自動車整備士をぜひ検討してみてください。

平均年収487.6万円
必要なスキル・自動車点検スキル
・自動車修理スキル
・整備機械
・工具の知識
・保安基準
・法規制の知識
・自動車の構造についての知識
向いている人・車が好き
・勉強熱心
・手先が器用
・体力がある
・機械を触るのが好き

出典:厚生労働省「自動車整備士 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

19. ライフコーチ

ライフコーチは、個人の目標達成や自己成長をサポートする仕事です。

「こういう人になりたい」「こういう生活を送りたい」といった漠然とした思いを具体的なステップに落とし込む仕事で、その夢に向けた伴走者としての役割も担います。

「相談に乗る」という側面だけを見ると誰でもできる仕事に思えますが、漠然とした思いを言語化するのは簡単なことではありません。

相談者の気持ちをくみ取る力や、本音を引き出す力、さらには心理学の知識も求められるなど、こうした専門的な技能が必要なことから「手に職をつけられる仕事」といわれています。

平均年収309.1万円
必要なスキル・提案力
・傾聴スキル
・承認スキル
・質問スキル
・心理学の知識
向いている人・聞き上手
・細かな変化に気づける
・相手の立場で考えられる
・人の成長を後押しするのが好き
・困っている人を直接サポートしたい

出典:<論文>西垣悦代(関西医科大学医学部教授)「日本のコーチに対するウェブ調査:コーチの現状と展望」p.14 (論文内の年収グラフをもとに平均年収を算出)

20. バリスタ

バリスタは、コーヒーを淹(い)れる専門職です。

カフェやコーヒーショップなどで働くことが一般的で、 コーヒー豆を選定したり、美味しいラテやカプチーノを淹れるために試行錯誤を繰り返したりします。

バリスタは、コーヒーの淹れ方や器具の使い方、コーヒー豆についての専門的な知識が必要な仕事です。

「ラテアート」などのデザインスキルや、新しいレシピの開発、お客様の要望を踏まえたコーヒーの提案など、こうしたさまざまな力が求められるため誰でも務まる仕事ではありません。

独立を目指す人も多いので、「将来的に自分のお店を持ちたい」と考えている人にもオススメです。

平均年収361万円
必要なスキル・接客スキル
・店舗運営スキル
・コーヒーの抽出技術
・ラテアートのスキル
・コーヒー豆の管理知識
向いている人・コーヒーが好き
・学習意欲が高い
・細かい作業が得意
・人と話すのが好き
・サービス精神がある

出典:厚生労働省「カフェ店員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

女性にオススメの手に職をつける仕事5選

手に職をつけたい女性にオススメの仕事を5つ紹介します。

在宅で働きやすい仕事も紹介しますので、育児と仕事のバランスを取りたい女性や、将来的にフリーランスを考えている人も参考にしてみてください。

  1. グラフィックデザイナー
  2. WEBデザイナー
  3. 歯科助手
  4. エステティシャン
  5. パーソナルトレーナー

手に職を付けたい女性におすすめの仕事について以下の記事で詳しく解説しています。

手に職をつけたい女性におすすめの仕事14選!就職のコツや年代別の注意点も解説

1. グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、印刷物のデザインを考える仕事です。

広告や雑誌、商品パッケージなどのイメージを考え、専用のソフトを使ってデザインに落とし込んでいきます。

グラフィックデザイナーは、依頼者の思いをくみ取り、漠然とした希望をしっかりと形にすることが求められる仕事です。

WEB領域だけでなく、動画やゲームなどでもグラフィックデザインの需要は高まっているため、将来性がある仕事をしたい女性にオススメです。

基本的にはパソコンがあればできる仕事のため、在宅で働きやすいことも魅力です。子育ての合間に仕事をしたい女性もグラフィックデザイナーを検討してみましょう。

平均年収509.3万円
必要なスキル・企画力
・デザインスキル
・色彩
・印刷工程の知識
・プレゼンテーションスキル
・グラフィックソフトのスキル
向いている人・流行やトレンドに敏感
・アイデアを出すのが得意
・イラストを描くのが好き
・チームで作業するのが好き
・タイムマネジメントが得意

出典:厚生労働省「グラフィックデザイナー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

2. WEBデザイナー

WEBデザイナーは、WEBサイト(ホームページ)を制作する仕事です。

サイトのデザインを担当することもありますが、どちらかというと「サイト設計者」としての仕事がメインです。

具体的には、依頼者の要望をもとにWEBサイトの目的を明確にしたり、画面のレイアウトや盛り込む機能を決めたりします。その後はプログラム言語などを使いつつ、実際に手を動かしながらサイトを制作していきます。

WEBデザイナーの中にはオフィスに出社せず働いている人も多く、完全在宅で働く女性も少なくありません。

小規模なサイトであればほぼ全ての作業を一人でできるため、フリーランスとして働きたい女性にもオススメです。

平均年収509.3万円
必要なスキル・企画力
・デザインスキル
・プログラミングスキル
・デザインソフトのスキル
・WEBマーケティングスキル
向いている人・好奇心がある
・学習意欲が高い
・論理的な思考が得意
・新しいトレンドに敏感
・パソコン作業が苦ではない

出典:厚生労働省「Webデザイナー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3. 歯科助手

歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士をサポートする仕事です。

治療器具の洗浄や消毒、器具の片付けなどの他に、来院患者の受付や会計、カルテの整理といった事務仕事も行います。

医療行為ができないため高度な技能は必要ありませんが、事務職や秘書といった他のサポート的な職種と比べると専門性が高い仕事です。施術のサポートも行うため、AIに代替されにくい仕事ともいえるでしょう。

歯科衛生士の99%以上が女性(※)というデータもあるなど、歯科医院・歯科クリニックでは多くの女性が働いています。歯科助手も女性が大半なので、女性が多い職場で働きたい人にオススメです。

※出典:公益社団法人 日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態調査報告書|回答者の性別」p.9

平均年収317万円
必要なスキル・事務処理スキル
・健康保険の知識
・診療介助スキル
・医療器具の知識
・レセプト*作成スキル
向いている人・気配り上手
・サポートが好き
・臨機応変に動ける
・細かい作業が得意
・マルチタスクが得意

出典:厚生労働省「歯科助手 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

*レセプト:医療機関が保険者に診療報酬を請求するための明細書

4. エステティシャン

エステティシャンは、顔・身体への施術や、脱毛を行う仕事です。

化粧品や専用の機器、自分自身の手を使ってお客様の血行を良くしたり、美容や健康についてアドバイスを送ったりします。カウンセリングをもとに課題を特定し、この先の施術方針を決めていくのも大切な仕事です。

エステを受けるのは女性客がほとんどです。身体に直接触れる仕事のため女性のエステティシャンを希望する人も多いため、エステサロンでは多くの女性が活躍しています。

美への関心は日本で急速に高まっているので、この先も長く需要が見込まれる仕事に就きたい人もチャレンジしてみましょう。

平均年収320.6万円
必要なスキル・施術スキル
・接客スキル
・事務スキル
・皮膚や化粧品の知識
・カウンセリングスキル
向いている人・美容に興味がある
・体力に自信がある
・細かい作業が得意
・人と接するのが好き
・サービス精神がある

出典:厚生労働省「エステティシャン – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

5. パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーは、筋トレ・ヨガなどのトレーニング指導や、栄養管理をマンツーマンで行う仕事です。

ジムの専属トレーナーとして働く人が多い仕事ですが、オンラインレッスンもしやすいため、自室にトレーニングマシンを置いて指導をするトレーナーも少なくありません。

自己流のトレーニングは怪我のリスクが高く、モチベーションが継続しにくい、というデメリットもあります。そのため、マンツーマンで肉体改造をサポートしてくれるトレーナーの需要が高まっています。

ダイエット目的で運動を始める女性も多く、女性ならではの体調管理や健康管理に詳しい女性トレーナーの需要も多いので、「女性のサポートをしたい女性」にも適した仕事といえるでしょう。

平均年収414.8万円
必要なスキル・傾聴力
・提案力
・フィットネスの知識
・栄養学
・生理学の知識
・体の構造に関する知識
向いている人・運動が好き
・人と話すことが好き
・女性の力になりたい
・相手の立場で考えられる
・分かりやすく伝えるのが得意

出典:厚生労働省「スポーツインストラクター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

手に職をつけるメリットとデメリット

ここからは、手に職をつけるメリットとデメリットをご紹介します。

手に職をつけられると、メリットしかないように感じます。

会社に依存しなくても稼ぐことができるため、仕事に困ることがなく、安心して人生を送っていけるように思うでしょう。

しかし、手に職をつける「職」を間違えてしまうと、職をつけたときには職自体の需要がなくなったり、思うように稼げなかったりする隠れたデメリットも存在します。

特に現在は、ITの発展により社会の変化が激しいので、未来を想像して職を選ぶ必要があるといえるでしょう。

手に職をつけるメリット

  • 学歴に依存しない
  • 仕事に困らず人生が安定する
  • 収入を増やすことができる

手に職をつけるメリットは多くありますが、まず学歴に依存しなくなることがあげられます。

いまだに大企業では、一流大学卒でないと出世できなかったり、特定の大学出身者で学閥(がくばつ)をつくっていることもあります。

このような学歴制限のある会社であれば、手に職があれば、辞める選択肢を取ることができます。

リストラを恐れる必要もなく、会社にも依存しなくなるため、人生が安定して幸せを感じやすくなります。

さらに、サラリーマンでは役職や勤続年数などで、給料の額が決められていますが、手に職があれば、社会の需要に合わせてあなたが値段を決められるので、一気に収入アップを目指すことも可能になります。

起業したり、フリーランスになることもできるので、人生に自由度が増すことも大きなメリットといえるでしょう。

手に職をつけるデメリット

  • 資格取得に時間やお金がかかる
  • 需要がなくなり、稼げなくなる可能性もある

手に職をつけるデメリットとしては、大きく2つあります。

1つ目は、資格取得をする場合、実際に仕事ができるまでに時間がかかりすぎることです。

収入が期待できる資格は、競争も厳しく、取得するまでに時間やお金がかかるため、年単位で時間がかかってしまうことがデメリットです。

資格にとらわれずに、働きながらスキルを上げられる仕事を探すことは大切です。

資格取得は、手に職をつける目的でなく、あくまで手段であることを肝に銘じましょう。

2つ目は、未来に突然需要がなくなる可能性があることです。

手に職をつける仕事を間違えてしまうと、社会の急速な変化で、AIやロボットに職を奪われてしまう可能性があるためです。

例えば、コールセンターで考えてみると、プロのオペレーターになったとしても、今後は自動音声の対応や、チャットボットの普及で、稼いでいくことは難しくなってしまいます。

このようなことを防ぐためには、「人にしかできない仕事」という視点を持って、どのようなスキルをつけるのか、冷静に考える必要があります。

手に職をつけるためにすべきこと

ここからは、手に職をつけるためにすべきことをまとめてお伝えしていきます。

手に職をつけるためにすべきことは、大きく3つです。

  • 資格取得に走らず、働きながら手に職をつける
  • 未来の社会でも需要がなくならない仕事を選ぶ
  • スキルの掛け算で、付加価値を高める

資格取得に走らず、働きながら手に職をつける

資格取得は時間がかかること、資格取得自体が目的になることが多いため、働きながら手に職をつけられる仕事を探すことが大切です。

会社によっては、未経験で採用し、外部の研修などに参加させて、手に職をつけることを支援してくれる優良企業もあります。

転職エージェントに、手に職をつけることを支援してくれる会社がないか、相談してみましょう。

未来の社会でも需要がなくならない仕事を選ぶ

選んだ仕事は未来の社会でどうなるのか、しっかりと想像し、需要を調べておきましょう。

特にAIやRPA、ロボット技術の進歩は加速度的に高まっているため、この先は職業の数自体が減っていく前提で、需要を冷静に判断する必要があります。

スキルの掛け算で、付加価値を高める

最後に、単一のスキルではなく、スキルを複数掛け算するだけで、専門家の数が少なくなり、一気に付加価値を上げることができます。

例えば、IT×営業や、マーケティング×AIなど、これまでの仕事に新しい技術を掛け算して専門性を高めることが大切です。

稼げる金額は、付加価値が高く、希少な人材であるほど上がりますから、自分で職業をつくってしまうイメージで、手に職をつけていくことを心がけましょう。

性格お仕事診断
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「手に職をつける」に関するよくある質問

資格なしで手に職をつけられる仕事はあるの?

資格なしで手に職をつけることの出来るお仕事は、「プログラマー」や「インフラエンジニア」などが存在します。もっと詳しく見たいという方は「手に職をつける仕事10選!それぞれのメリットとおすすめをご紹介!」を参考にしてみてください。

手に職をつけるメリットはあるの?

手に職をつけるメリットとしては、「学歴に依存しない」という事や「仕事に困らず人生が安定する」という事があります。もっと詳しく見てみたい方は「手に職をつける仕事10選!それぞれのメリットとおすすめをご紹介!」を見てみて下さい。

手に職をつけるためにやるべきことは?

手に職をつけるためにやるべきことは「資格所得に走らず、働きながら手に職をつける」という事や「未来の社会でも需要がなくならない仕事を選ぶ」などがあります。もっと詳しく見てみたい方は「手に職をつける仕事10選!それぞれのメリットとおすすめをご紹介!」を見てみて下さい。

手に職をつける際に悩んだときは?

手に職をつけるうえでどのような仕事をするか悩んだ際は、就職アドバイザーなどに相談する事お勧めします。「ジェイック」でもそのようなサービスがあるんで是非ご利用してみてください。

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古庄 拓執行役員兼マーケティング開発部長
株式会社ジェイック執行役員兼マーケティング開発部長。IT業界・コンサルティング業界等への転職支援からキャリアを開始。大学キャリアセンターとの就職支援プロジェクト(2021年2月末:102大学と連携)、新卒の就職支援事業、リーダー研修事業など、複数サービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。新卒の就職、中途の転職、また企業側の採用・育成事情に詳しい。 7つの習慣R認定担当インストラクター、原田メソッド認定パートナー、EQPI認定アナリスト等