
女性がフリーターでいると、プライベートを優先できるというメリットがある一方で、低収入による生活の困窮、結婚の難易度の上昇、老後の経済的な不安などのデメリットがあります。
この記事では、これらのデメリットを詳しく解説するとともに、正社員として就職することでこれらのリスクを回避する方法や、正社員就職が有利な年齢、フリーターから正社員になるための具体的なステップ、おすすめの仕事などを紹介します。
フリーターという働き方と、今後のキャリアについて考え、より良い将来設計に繋げましょう。




この記事の目次
フリーターのうち女性の割合は?
総務省統計局の調査によると、フリーターのうち、女性の割合は約54%です。
女性のフリーターの方が男性のフリーターよりも多いことが分かります。
| 男女計 | 男性 | 女性 | |
|---|---|---|---|
| フリーター | 132万人 | 61万人 | 71万人 |
参照元:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要」
※フリーターは若年層(満15歳~34歳)かつ男性は卒業者、女性は卒業で未婚の者のうち以下の者とした
- 雇用者のうち「パート・アルバイト」の者
- 失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
- 非労働力人口で、家事も通学もしていない「その他」の者のうち、就業内定しておらず、希望している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者


女性がフリーターを続けるメリット
女性がフリーターとして働くメリットとしては、以下があります。
プライベートややりたいことを優先できる
フリーターの場合、基本的にはシフト制の勤務体系となることが多いでしょう。そのため、プライベートや趣味などを大切に生活できます。「絵を描きたい」「バンド活動を続けたい」「資格の勉強をしたい」などの場合、時間に融通の利くフリーターは相性がよいといえます。
興味のあるアルバイトやパートの掛け持ちも可能です。「花屋と洋菓子屋の両方で働いてみたい」など、自分の気持ちや好きなことを優先しやすいといえます。
自分と向き合う時間ができる
フリーターは不安定な働き方である反面、いまは正社員などで働いている人のなかには「若いときのフリーター経験がいまに役立っている」とう人もいます。
女性の場合、結婚して子どもが産まれると、一定期間は、どうしても自分ではなく子どものことに時間を使うことになるでしょう。
若いうちに仕事に縛られず自由な生き方を経験したことで、自分が本当にやりたいことや向いていることを見つけられたケースもあるでしょう。
正社員よりも辞めるリスクが少ない
フリーター女性は、正社員と比べて仕事を辞めるリスクが少ない傾向にあります。たとえば、人間関係が合わなかったりパートナーの転居についていく必要が出たりしても、比較的スムーズに退職しやすいでしょう。
また、アルバイトは正社員よりも選考のハードルが低いため、辞めた後も次の仕事を見つけやすいです。正社員は経験やスキルがなければ再就職に苦戦する可能性があるため、辞める際のリスクはフリーターよりも大きいといえます。
さらに、正社員を辞める場合は、短期離職でも履歴書に職歴を記載しなければなりません。一方、アルバイトであれば、短期間で辞めても履歴書に書く必要はないケースもあります。
女性がフリーターを続けるデメリット
低収入で生活が苦しくなっていく可能性
フリーターのままでいると、どうしても収入が安定しないため生活が厳しくなります。
年収が低く、特に一人暮らしをしている場合は家賃や生活費の負担が重くのしかかります。また、将来的な貯蓄も難しいため、急な支出に対応できないリスクがあります。
結婚したい場合は難易度が上がる可能性
フリーターの女性は結婚相手を見つける難易度が上がる可能性があります。交際相手からも経済的な安定性を求められることがあるからです。
共働きを希望する男性の割合は増えてきています。
以下は、2015年と2021年の、男性がパートナーに望むライフコースについての調査結果を比較した表です。
共働きを希望する男性は、2015年よりも増加して最多となっていることが分かります。
| 2015年 | 2021年 | |
|---|---|---|
| 両立コース | 33.9 | 39.4 |
| 再就職コース | 37.4 | 29.0 |
| 専業主婦コース | 10.1 | 6.8 |
| 非婚就業コース | 3.6 | 6.5 |
| 共働きで子どもを意図的に持たない | 3.3 | 5.5 |
参考:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向調査 (2021年) 」
正社員として働いている女性に比べ、フリーターの場合は将来性への不安がつきまといます。結婚したとしても家庭経済が安定しないため、苦しい生活を強いられることがあります。
老後も働かないと経済的に苦しくなる可能性
フリーターのまま年を重ねると、老後も働き続けないと生活が苦しくなります。年金の受給額も低く、貯金も少ないため、定年後もパートやアルバイトで生計を立てる必要が出てきます。
公的年金シミュレーターで計算したところ、例えば年収500万円で正社員として働く場合、月にもらえる年金額は約15万円である一方、フリーターは月に約6万円程度しかもらうことができません。
老後もパートやアルバイトで働くのは、体力的にも精神的にも厳しいでしょう。
ですから、早いうちに安定した正社員の職を見つけることが重要です。
老後の生活設計をしっかり考えることが、将来の幸せにつながります。


フリーター女性がとれる選択肢
フリーターの女性が今後取っていける選択肢は様々あります。それぞれの選択肢を解説していきますので、今後のキャリアを考える参考にされてみてください。
正社員になる
- 安定性
給与や福利厚生が安定しているため、長期的に計画を立てやすいです。 - キャリアの積み重ね
長期間働くことで昇進やキャリアアップが可能です。 - デメリット
拘束時間が長くなる場合もあり、ライフスタイルの自由度が下がるかもしれません。
パート・アルバイトを続ける
- 柔軟な働き方
シフト制など、働く時間を自分で選べるため、プライベートとの両立がしやすいです。 - 収入の安定性が低い
月ごとの収入が変動することがあるため、計画的な貯金が必要かもしれません。 - 成長の限界
パートやアルバイトでは昇給やキャリアアップの機会が限られていることが多いです。
副業やフリーランスで稼ぐ
- 多様な働き方
Webライター、デザイン、翻訳、オンラインショップ運営など、得意分野で収入を得られるチャンスがあります。 - 時間とスキルが必要
自分で仕事を探し、スキルを磨く努力が必要です。最初は収入が不安定になることもありますが、軌道に乗れば高収入が期待できます。 - 自由度が高い
自分のペースで働けるため、ライフスタイルを大事にしたい人に向いています。
資格を取得して専門職に転職
- スキルアップで収入増が可能
看護師、美容師、調理師など、専門資格を取得すると収入が安定しやすいです。また、専門性のある仕事は人手不足が多いため、需要が高い傾向があります。 - 資格取得に時間とお金がかかる
勉強に時間がかかり、資格を取得するまでに費用が発生する場合があります。 - 将来性が高い
資格があれば再就職が比較的容易で、安定したキャリアを築きやすいです。
起業して自分のビジネスを始める
- 自由な働き方
自分でビジネスを運営することで、完全に自由な働き方が可能です。 - リスク
成功するまでに時間やお金が必要な場合があり、最初は収入が不安定になる可能性があります。 - やりがい
自分のビジネスが成長すれば、大きな収入と満足感を得られるかもしれません。
学校に戻ってスキルアップ
- 必要な準備
大学や専門学校で勉強し直して、新しいキャリアを目指すことも選択肢の一つです。 - 時間とお金が必要
再度学校に通うためには、学費と勉強の時間を確保する必要があります。 - 新しい可能性
学んだスキルを活かして、今まで考えなかった新しい職業に就くチャンスが広がります。
経済的な自立を考えなくとも結婚をして、専業主婦になるという選択肢も性別問わずございます。下記の記事も参考にしてみてください。
就活に悩んだら“就職カレッジ®”という選択肢も。
● 年間1000人以上のフリーターやニートの方が正社員に※
● 入社後のサポートも充実で安心
● ずーっと無料
▶ 詳しくは「就職カレッジ」で検索※2023年2月~2024年1月「就職カレッジ」参加者からの正社員未経験者就職決定人数
フリーター女性が正社員になると得られる安心感
フリーター女性が正社員になると、まず安定した収入が手に入ります。毎月決まった給与に加えて賞与が支給される可能性もあり、フリーター時代よりも経済的なゆとりが生まれるでしょう。正社員は収入が安定しているからこそ審査やローンにも通りやすくなります。
また、社会保険の保障によって出産やけがで働けない時期にも手当を受け取れたり、企業の研修制度を通じてスキルアップの機会も増えたりする点も嬉しいポイントです。
「将来のお金や働き方に不安がある」と感じているフリーター女性の方は、ぜひ次の内容を参考にしてみてください。
安定した収入が手に入る
フリーターから正社員になると毎月決まった時間に働くため、安定した収入を得られます。正社員になれば賞与が支給される可能性もあるでしょう。
以下の表は、女性の正社員と正社員以外(フリーターを含む)の1ヶ月の賃金と年間賞与その他の金額をまとめたものです。
■1ヶ月の賃金の違い
| 年齢 | 正社員の1ヶ月の賃金 | 正社員以外の1ヶ月の賃金 |
|---|---|---|
| 全体 | 31万4,600円 | 22万2,700円 |
| 20~24歳 | 25万4,200円 | 21万3,000円 |
| 25~29歳 | 28万9,100円 | 23万5,400円 |
| 30~34歳 | 30万4,000円 | 22万7,700円 |
■年間賞与その他特別給与額の違い
| 年齢 | 正社員の年間賞与その他 | 正社員以外の年間賞与その他 |
|---|---|---|
| 全体 | 81万5,600円 | 15万9,500円 |
| 20~24歳 | 40万700円 | 5万1,500円 |
| 25~29歳 | 68万3,500円 | 9万8,700円 |
| 30~34歳 | 74万円 | 10万9,200円 |
参考:政府統計の総合窓口「e-Stat」「令和6年賃金構造基本統計調査」
どの年代でも正社員の方が月収・賞与ともに上回っていますが、フリーターは自由にシフトを組める反面、月ごとの収入にばらつきが出やすい傾向があります。フリーターのまま働き続けると、長い目で見て収入面の差は大きくなっていくでしょう。
出産など働けない時の保障が手厚くなる
フリーターも正社員も社会保険に加入していれば、将来もらえる年金が増え、けがや病気、出産などで働けない時は手当を受け取れます。
ただし、老齢厚生年金・傷病手当金・出産手当金はいずれも標準報酬月額をもとに計算されるため、毎月の給料が高いほど受け取れる金額も多くなります。
それぞれの計算方法は以下のとおりです。
| 項目 | 計算方法 |
|---|---|
| 老齢厚生年金 | 平均標準報酬額×5.481/1000×被保険者加入期間の月数 |
| 傷病手当金 | 直近12ヶ月の標準報酬月額の平均÷30日×2/3 |
| 出産手当 | 直近12ヶ月の標準報酬月額の平均÷30日× 2/3 |
参考:厚生労働省「年金[年金制度の仕組みと考え方] 第3 公的年金制度の体系(年金給付)」
参考:厚生労働省「傷病手当金について」
参考:全国健康保険協会「出産手当金について | よくあるご質問」
フリーターの女性が正社員になれば、出産やけがなど万が一働けなくなった時の経済的な安心感が大きく変わります。
審査・ローンに通りやすくなる
正社員はフリーターよりも収入が安定しているため、各種審査やローンに通りやすい傾向にあります。具体的には、以下のような場面で有利になるでしょう。
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 賃貸物件の入居審査
審査では、安定した収入や勤務先の情報が重視されやすい傾向があります。
フリーターのままだと、希望する物件に住めなかったりローンを組めなかったりして、将来の選択肢が狭まる可能性があるでしょう。
フリーターから正社員になるだけでも社会的な信用が高まり、住まいや大きな買い物など人生の重要な場面で選択肢が広がります。
スキルアップの機会が増えやすくなる
フリーターから正社員になると、企業が提供する研修に参加できる機会が増えやすくなります。具体的には、OFF-JTと呼ばれる普段の仕事から離れて行うセミナーや講座、集合研修などに参加できる場合もあるため、業務に必要な知識やスキルを体系的に学べる機会もあるでしょう。
OFF-JTの実施状況を見ると、正社員と正社員以外では以下の差があります。
| 対象 | OFF-JTの実施率 |
|---|---|
| 正社員(新入社員) | 59.8% |
| 正社員(中堅社員) | 57.1% |
| 正社員(管理職層) | 51.0% |
| 正社員以外 | 31.2% |
参考:厚生労働省「令和6年度「能力開発基本調査」の結果を公表します」
フリーターのままではスキルアップの機会が少なく、将来仕事を変えたいと思っても同じような仕事しか選べなくなる可能性があります。
企業はスキルや経験を重視する傾向にあるため、正社員として研修の機会を活かしながらキャリアを積んでいくのが望ましいといえるでしょう。
女性がフリーターでも就職しやすいのは何歳まで?
女性がフリーターでも就職やすいのは一般的には29歳までです。
20代のうちはまだフリーターとしての生活も許容されやすいですが、30代に入ると就職の難易度が大きく上がります。
また、20代のうちは未経験でも入社後の成長を期待して採用している企業も多く、先輩からの丁寧なレクチャーや研修を受けることができます。しかし、30代になると即戦力が求められるため、未経験で就職できる業界・職種は限られてきます。
したがって、就職を目指す場合、女性がフリーターとして生活するのは、遅くとも30代前半までに見直す必要があるでしょう。
その時期に正社員としての就職を目指し、適切なキャリアステップを踏んでいくことが、安定した将来を築くための大切な要素となります。
フリーター女性が正社員になるまでの5ステップ
フリーター女性が正社員を目指すには、今のアルバイト先で正社員登用を目指す方法と、就職活動を始める方法があります。もし就職活動が必要な場合は、まず就職で譲れないポイントを整理するところから始めましょう。
自分の中で優先順位を決めておけば、焦って合わない会社を選んでしまうリスクを減らせます。
就職活動をする際は、挑戦したい仕事のピックアップや就職サービスへの登録、書類作成、面接対策と段階的に進めると効率的です。
「何から手をつければいいか分からない」というフリーター女性の方は、ぜひ次の内容を参考にしてみてください。
1. 就職で譲れないポイントを整理する
フリーターから正社員になる際は、就職活動を始める前に譲れないポイントを整理しておくと、焦って自分に合わない会社を選ぶのを防げます。何も決めないまま動き出すと「早く就職しなければ」と焦ってしまいがちです。その結果、入社してもすぐに辞めてしまい、結局振り出しに戻ってしまう可能性があります。
とくに、体調に心配がある人や家事・育児と仕事を両立させたい人ほど、事前に条件を明確にしておく必要があります。以下の表を参考に、自分に合った会社の選び方を整理してみてください。
| 特徴 | 選ぶと良い会社 | 避けた方が良い会社 |
|---|---|---|
| 育児と仕事を両立させたい | 産休・育休の取得実績がある会社 | 子育てへの理解が得られにくい会社 |
| 体調に不安がある | 時短勤務や在宅勤務に対応している会社 | 長時間労働が常態化している会社 |
| プライベートも大切にしたい | 年間休日数が多く残業が少ない会社 | 休日出勤や持ち帰り業務が多い会社 |
2. 挑戦したい仕事をいくつかピックアップしておく
挑戦したい仕事が決まっていないと、いざ応募する際に迷いやすくなります。
「どう仕事を選んだらいいかわからない」と思った場合は、次のポイントを意識しながら気になる仕事をいくつかピックアップしましょう。
- アルバイト経験が活かせそうな仕事を探す
- 未経験から始められる仕事に応募する
- 条件をこだわりすぎると選択肢が減る
「絶対に譲れない条件」以外は柔軟に考えながら仕事を探すのをおすすめします。
3. 就職サービスに登録する
就職サービスに登録する理由は、応募できる準備を整え、求人をいつでもチェックできる状態にしておくためです。
就職サービス1:ハローワーク
ハローワークは国が運営する就職支援機関で全国にあります。フリーター女性が利用する主なメリットとデメリットは、以下のとおりです。
- 地元企業の求人が豊富である
- 原則無料で職業訓練(ハロートレーニング)を受けられる
- 「マザーズハローワーク」が設置されている
- 企業側は無料で求人広告を出せるからこそ求人の見極めが重要になる
- 内定後はハローワーク側に対しても手続きが必要となる
なお、職業訓練(ハロートレーニング)とは無料でスキルを学べる制度のことです。
未経験の分野に挑戦したいものの、スキルがないと悩んでいる方にぴったりと言えるでしょう。また、マザーズハローワークとは子育て中の方向けの窓口で、育児と両立しやすい求人の紹介やキャリア相談が受けられます。
参考:厚生労働省「ハローワーク」
参考:厚生労働省「ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練」
参考:厚生労働省「マザーズハローワーク事業」
就職サービス2:就職エージェント
就職エージェントは、専任のアドバイザーが求人紹介から内定まで一貫してサポートしてくれる民間の就職支援サービスです。
フリーター女性が利用するメリット・デメリットは以下のとおりです。
- 面談で話した内容をもとに求人を提案してもらえる
- 企業との日程調整や条件交渉を代行してもらえる
- 求人の業種や地域に偏りがある場合がある
- 担当アドバイザーとの相性が合わないケースもある
一人で就職活動を進めるのが不安なフリーター女性には、プロのサポートを受けられる就職エージェントが向いているでしょう。
就職サービス3:求人サイト
求人サイトは、インターネット上で求人情報を検索・応募できるサービスです。メリットデメリットは以下のとおりです。
- 時間や場所を選ばず自分のペースで求人を探せる
- 豊富な求人数のなかから希望条件で絞り込める
- 応募や企業とのやりとりをすべて自分で行う必要がある
- 書類添削や面接対策などのサポートがない
サポートを受けながら就職活動を進めたい方は、就職エージェントの利用がおすすめです。求人サイトは、自分のペースで就職活動を進めたいフリーター女性に向いています。
4. 履歴書・職務経歴書を作成して応募する
フリーターから正社員を目指す場合、履歴書と職務経歴書の両方が必要です。それぞれの書き方を確認していきましょう。
フリーター向けの履歴書の書き方【職歴】
履歴書の職歴欄は、アルバイト経験であっても入社・退社の時期と勤務先名を正確に記載するのが基本です。以下の表を参考に作成してみてください。
| 年 | 月 | 職歴 |
|---|---|---|
| 2020年 | 4月 | △△株式会社にアルバイトとして入社(2022年9月退社) |
| 2022年 | 11月 | ◆◆株式会社にアルバイトとして入社(2024年3月退社) |
職歴が多い場合は応募先に関連する経験を優先して記載し、1ヶ月以内の短期・単発アルバイトは省略しても問題ありません。
フリーターの履歴書の書き方については「フリーターの履歴書の書き方!学歴・職歴・志望動機を例文付きで解説」の記事を参考にしてください。
フリーター向けの履歴書の書き方【志望動機】
志望動機は以下の流れで書くと採用担当者の目にとまりやすいでしょう。
- 正社員を目指すきっかけや意欲
- 入社後に成し遂げたいこと
- 自分の価値観と会社の方針が一致している点
- 会社に貢献したい気持ち
冒頭で正社員を目指す理由を入れると熱意が伝わりやすくなります。また、企業の理念に共感した点を具体的に書けば「なぜこの会社に応募したのか」が企業に伝わりやすくなります。
以下は、フリーター女性が事務職に応募する場合の例文です。
アルバイトの接客経験を通じて、お客様の要望を把握し対応する力が身につきました。この経験を活かし、正社員として長期的にスキルを積みたいと考えています。また、貴社の「お客様一人ひとりに寄り添う」という方針に共感し、接客で培った対応力を事務面でも活かせると感じました。入社後は丁寧な対応で信頼される事務職として貢献してまいります。
フリーターから正社員を目指す時の志望動機の書き方については「【例文つき】フリーターから正社員への就活での志望動機の書き方」の記事を参考にしてください。
フリーター向けの職務経歴書の書き方【職務経歴】
職務経歴書を書く際は、アルバイト経験であっても「どのような業務を担当し、何を身につけたか」を具体的に記載しましょう。採用担当者は職務経歴書を通じて、応募者の実務能力や仕事への姿勢を確認しているためです。
各項目の書き方は以下を参考に作成してみてください。
| 期間 | 事業内容 |
|---|---|
| 2020年4月〜2022年9月 | 2020年4月 アルバイトとして入社 【担当】 ・ホールスタッフとしてオーダー受付や料理の配膳、レジ対応を担当 ・売上管理やシフト調整にも携わり、店舗運営の効率化に貢献 【実績】 ・繁忙期には1日100名以上のお客様に対応 ・お客様アンケートで「接客満足度90%以上」を達成 |
なお、フリーターの職務経歴書の書き方については「フリーターの職務経歴書の書き方【見本・チェックリストあり」の記事を参考にしてください。
フリーター向けの職務経歴書の書き方【自己PR】
自己PRは自分が企業でどう活躍できるかを示すものです。アルバイト経験を交えて書いても問題ありません。自分の強みと企業が求める人物像が一致していると、企業からは「魅力的な人材だ」と思われやすくなるでしょう。
たとえば、企業が「相手の立場で考えられる人」を求めている場合、接客アルバイトで年齢や性格の異なるお客様と日常的に接してきた経験はアピール材料になります。自分の強みが分からない場合は、今までやってきた経験や、何をして喜ばれたかを書き出してみるとよいでしょう。
以下は自己PRの例文です。
私の強みは、相手に合わせた対応力です。飲食店のアルバイトでは、お子様連れのお客様に取り分け用の食器を先にお出しするなど、一人ひとりに合わせた接客を続けた結果、常連のお客様が増えました。貴社でもこの経験を活かし、信頼されるスタッフとして貢献したいです。
自己PRの書き方をより詳しく知りたい方は「フリーターの自己PRはバイト経験でもOK!-例文集・強み61選」の記事も参考にしてください。
5. 面接対策を行う
面接では以下の基本的なマナーを押さえておきましょう。
- 入室時のノックは3回する
- 着席は「おかけください」と促されてから座る
- 面接官の目を見てはっきりとした声で話す
- 退室時はお礼を述べてから退室する
マナーが守れていないと「社会人としての基本が身についていない」と判断され、評価が下がる可能性があります。
また、面接では「なぜフリーターだったのか」を質問されやすい傾向にあるため、企業に納得感を与えられる回答を準備しておくのが重要です。
次の見出しでは、理由別に回答のポイントと例文を紹介します。
なお、面接で聞かれやすい質問を知りたい方は「フリーターが就職面接で聞かれることとは?質問例・回答例」の記事もチェックしてください。
フリーターで働く理由:家庭の事情を優先していた
フリーターで働く理由がご家庭の事情だった場合、企業が懸念しやすいのは「正社員の仕事と両立できるのか」「今後も同じ理由で辞めてしまわないか」という点です。
企業の懸念を払拭するためにも、回答する際は以下のポイントを意識しましょう。
- 家庭の事情は簡潔に述べる(詳細まで説明する必要はない)
- 現在は就業可能だとはっきり伝える
- もし支障が出そうな場合は、その理由と続けるための対策もあわせて伝える
- 長期で働きたい意欲を述べる
以前は家族の介護が必要だったため、時間の融通が利くアルバイトを選んでいました。
現在は家族の体調も回復し、フルタイムで働ける状況が整っています。
今後は正社員として腰を据えて長く働き、御社の戦力になりたいと考えています。
フリーターで働く理由:やりたい仕事がなかった
やりたい仕事がなかった背景としては、主に以下2つのパターンが考えられるでしょう。
- 将来について真剣に考えていなかった
- こだわりすぎて仕事が見つからなかった
「将来について考えていなかった」と企業に伝えると、働くことに対して受け身な印象を持たれやすいです。また「こだわりすぎてやりたい仕事が見つからなかった」と企業に伝えると「現実的に自分の今後を考えられていない」と思われてしまいかねません。
どちらの場合もそのまま伝えるだけでは物足りない印象です。過去に対して反省を述べつつ、今は考えが変わり実際に行動していると伝えると説得力が出やすいでしょう。
以前は自分の将来について深く考えておらず、アルバイトを続けていました。
しかし、接客の仕事を通じてお客様に喜んでいただけることにやりがいを感じ、今までの経験を活かして正社員として成長したいと考えるようになりました。
現在は将来を見据えて積極的に就職活動に取り組んでおり、御社で長く働きながら成長していきたいと考えています。
フリーターで働く理由:気楽に働きたかった
フリーターで働く理由が気楽に働きたかった場合、企業の懸念は「責任感を持って働けるか」です。なぜ気楽さを求めていたのかを振り返ったうえで、今は考えが変わっていると伝えましょう。気楽さを求めていた理由別の対処法は以下をご覧ください。
| 気楽さを求めていた理由 | 対処法 |
|---|---|
| 過去の経験から社会に出るのが怖かった | なぜ今回社会に出ようと思ったか、怖さを克服するために何をしているのかを伝える |
| 肉体的・精神的に不安を感じていた | どういう部分が不安だったかを簡潔に伝え、今は大丈夫だと述べる |
| プライベートを重視したかった | 今までは生活の基盤を整えていた期間だと伝え、今は考えが変わった旨と今後への意欲を述べる |
以前は肉体的な不安があり、無理のない働き方を選んでいました。
現在は体調も安定し、アルバイトを通じて働くやりがいを実感しています。
今後は正社員として責任ある仕事に挑戦し、長期的に御社へ貢献したいです。
フリーターから正社員になった体験談をもっと見たい方は、以下の記事も読んでみてください。



フリーター女性におすすめな未経験から始めやすい仕事
フリーター女性が未経験から挑戦しやすい仕事として、一般事務が挙げられます。未経験から始められる求人が多く、土日休みの職場も多い仕事です。
ほかにも、接客経験を活かせるベーカリーショップ店員やコールセンターオペレーター、レンタカー店舗スタッフなども候補になります。
なお、今回ピックアップした仕事は厚生労働省「未経験でも比較的入りやすい職業」を参考に選出しました。それぞれの仕事内容や年収の目安を知りたい方は、このまま読み進めてみてください。
一般事務
一般事務は書類作成やデータ入力、電話対応など、社内の事務作業全般を担う仕事です。
アルバイトで電話対応やデータ入力を経験していれば、そのまま即戦力としてアピールしやすいでしょう。
ただし、企業によって高度なスキルを求められる場合があるため、求人票で具体的な仕事内容を確認しておくと入社後のミスマッチを防げます。
| 平均年収 | 529.6万円 |
| 必要スキル | ・基本的なPCスキル(Word・Excel) ・ビジネスマナー |
| 向いている人 | ・コツコツとした作業が得意な人 ・周囲のサポートにやりがいを感じる人 |
| 仕事に就くためには? | ・求人サイトに登録して未経験から始められる一般事務の求人を探して応募する ・MOSや日商簿記などの資格があると選考で有利になりやすい |
平均年収出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細」
ベーカリーショップ店員
ベーカリーショップ店員は、店頭でのパンの販売・接客を中心に行う仕事です。イートインスペースのある店舗では、ドリンクの提供や簡単な調理、配膳を任されることもあり、飲食系のアルバイト経験も強みになるでしょう。
ただし、早朝からの勤務やシフト制になる場合がある点には注意が必要です。応募前に勤務時間を確認し、自分の生活リズムと合うかどうかを確かめておきましょう。
| 平均年収 | 369.4万円 |
| 必要スキル | ・接客マナー ・食品衛生の基礎知識 |
| 向いている人 | ・人と接することが好きな人 ・食に興味があり丁寧な作業ができる人 |
| 仕事に就くためには? | ・お店で貼りだされている求人や求人サイトから応募する ・食品衛生責任者の資格があると選考で評価されやすい |
平均年収出典:厚生労働省「ベーカリーショップ店員 – 職業詳細」
コールセンターオペレーター
コールセンターオペレーターは、電話を通じてお客様からの問い合わせや注文の受付、商品・サービスの案内などを行う仕事です。業務はマニュアルや研修が整っている職場が多く、未経験からでも始めやすい点がフリーター女性にとって大きな魅力です。
コールセンターオペレーターは、経験を積むと、チームをまとめるスーパーバイザーへのキャリアアップも目指せます。ただし、クレーム対応が発生する場面もあるため、冷静に受け止めて切り替えられるかどうかは事前に意識しておきましょう。
| 平均年収 | 393.6万円 |
| 必要スキル | ・基本的なPCスキル(入力操作) ・傾聴力、正しい言葉遣い |
| 向いている人 | ・相手の話を丁寧に聞ける人 ・気持ちの切り替えが早い人 |
| 仕事に就くためには? | ・求人サイトや就職エージェントでコールセンターオペレーターの仕事に応募する ・特別な資格は不要 |
平均年収出典:厚生労働省「コールセンターオペレーター – 職業詳細」
レンタカー店舗スタッフ
レンタカー店舗スタッフは、来店したお客様への貸出・返却手続きや料金プラン・保険の説明などフロント業務を中心に、返却後の車両清掃や簡単な点検も担当する仕事です。接客と事務作業の両方があるため、アルバイトで接客やレジの経験があるフリーター女性におすすめです。
レンタカー業界は女性スタッフの丁寧な接客が評価される場面も多く、アルバイトから正社員登用を経て店長に昇格するケースもあります。ただし、連休や観光シーズンは繁忙期となり忙しくなるほか、洗車や車両移動など屋外作業も含まれるため、体力面も考慮しておきましょう。
| 平均年収 | 396万円 |
| 必要スキル | ・接客マナー ・普通自動車免許 ・基本的なPC操作 |
| 向いている人 | ・人と接するのが好きな人 ・接客も事務作業もバランスよくこなしたい人 |
| 仕事に就くためには? | ・求人サイトで未経験から始められるレンタカー店舗スタッフの仕事に応募する ・普通自動車免許が必須の企業が多い傾向にある |
平均年収出典:厚生労働省「レンタカー店舗スタッフ – 職業詳細」




【能力別】フリーター女性にオススメな就職先
さらに、能力別の女性にオススメな就職先を詳細に紹介します。
就職の参考にしてください。
コミュニケーションが得意
あなたが、コミュニケーション能力に長けているなら、下記の職種がおすすめです。
- 販売職
- 介護職
- 接客業
ほとんどが対面業務、もしくは人を相手にサービスを施す仕事です。
人を相手にするので、コミュニケーションを取る機会がたくさんあります。
- コミュニケーションに自信がある人
- 今、コミュニケーションを取る仕事をしている人
なら、上記の業界・職種の正社員を目指しても良いでしょう。
面接でも、コミュニケーション能力を活かしたい、今までの経験を活かしたい旨を伝えれば、有利に働く可能性もあります。
英語が得意
あなたが英語を得意としているなら、下記の職種がおすすめです。
- 英会話講師
- 接客業
- 販売職
英会話講師は、稀ですが未経験者でも募集しています。
ただし、大卒以上で日常会話を話せる程度のスキルが必要です。
販売職やサービス業、接客業を目指すのもアリです。日本には、たくさんの外国人観光客が訪れていて、外国人相手に英語を話せる人の需要があるからです。
外国人が訪れる販売店や飲食店などもあります。
また、ホテルや旅館といったサービス業も外国人を相手にする機会もため、英語を話せる人を必要としています。
視野を広げて考えてみると、英語を活かせる仕事はたくさんあります。
英語力を活かした仕事をしたいと考えている人は、参考にしてみてください。
パソコンが得意
あなたがパソコンを得意としているなら、下記の職種がおすすめです。
- 事務職
- プログラマー
事務職は、先述した通りデータ入力などのパソコンを使った作業がメインです。
パソコンを得意としているなら、事務職を目指すのはアリです。
プログラマーもパソコン業務がメインです。
前述のとおり、ITスクールで勉強してみるのも良いでしょう。
計算が得意
あなたが計算を得意としているなら、下記の職種がおすすめです。
- 経理職
- 会計職
経理職や会計職は、未経験でも募集している求人があります。
ですが、前述のとおり最低限「日商簿記2級」は取っておいたほうが有利です。
また、確実に経験を積んでから仕事に就きたいなら、経理補助から始めましょう。
補助をする仕事なので、最初の入り口としては入りやすいです。
細かい作業が得意
あなたが細かい作業を得意としているなら、下記の業界・職種がおすすめです。
- 事務職
- 製造業
- 清掃業
事務職は、先述した通り細かい作業が主な仕事です。
細かい作業が苦にならない、マメな性格の人に向いています。また、製造業も細かい作業が多いです。精密機械などの小さな部品を組み立てたり、手先が器用な人でないとできない仕事もあります。
大手自動車メーカーでも、女性の未経験者を募集しています。
※ただし、契約社員です。
また、清掃業も細かい作業が多いです。
清掃は、人目に付かないような場所まで、丁寧に仕事をする必要があります。
清掃の仕事もマメで細かい所まで気が回る人に向いています。
普段から清掃をするのが好きな人なら、仕事にしてしまう方法もあります。
また、清掃の仕事は1人で行う仕事もあるため、チームワークが苦手という人にもオススメです。
まとめ
フリーター女性には自由な働き方ができるメリットがある一方、収入面や将来の保障に不安を抱えやすいデメリットもあります。
正社員になれば、安定した収入や手厚い社会保険、スキルアップの機会など多くの安心感を得られるでしょう。
正社員を目指すなら、譲れないポイントの整理や挑戦したい仕事のピックアップから始めてみてください。
一人で進めるのが不安な方は、就職エージェントに相談すると、求人紹介から内定まで手厚いサポートを受けられます。

当社の就職に関するコンテンツの中から、フリーターから正社員への就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。




































