「フリーターにおすすめのバイトって、何だろう?」と知りたい方もいるのではないでしょうか?
こちらの記事では、フリーターにおすすめのアルバイトや、面接に落ちてしまう原因・対処法を解説しています。フリーターがバイトを探すときの重要なポイントもお伝えしますので、気になる方は最後までご覧ください。
- 「フリーターにおすすめのバイト10選」を、仕事内容・平均時給・向いている人の特徴・注意点の項目を中心にくわしく紹介します
- バイトが決まらない時は【服装、志望動機、訪問時の対応】を見直してみよう
- フリーターとしてバイトをするよりも、正社員就職がおすすめ!8つの理由を解説
この記事の目次
フリーターにおすすめのバイト10選
バイト探しを始めたものの、多種多様なバイトがあって迷う方もいることでしょう。さまざまな仕事にチャレンジできるのがフリーターのメリットですが、無職の期間が長引かずに済むように、なるべく採用されやすいバイトを選ぶのがポイントになります。
そこで、フリーターにおすすめのバイト10選をご紹介しましょう。
- 飲食店
- コンビニ
- スーパー
- イベントスタッフ
- ホテルスタッフ
- 警備員
- アミューズメントスタッフ
- 家庭教師
- 工場・製造
- 事務
それでは、仕事内容・平均時給・向いている人の特徴・注意点の項目を中心に解説していきます。あなたの性格や適性・理想の働き方ができそうな仕事を選ぶ参考にしてください。
《参考》
おすすめバイト1:飲食店
仕事内容
飲食店の仕事は、ホールでの接客とキッチンでの調理に分かれています。ホール業務は、注文を受けたり、料理を運んだり、レジで精算したりする接客業務がメインです。また、後片付けにテーブルの清掃なども行います。
キッチン業務は、調理場での料理や洗い物、食品の仕込みなどを行います。数多くの料理を素早く作る必要があるため、包丁の扱い方をはじめ調理スピード、盛り付けなど料理のスキルが上がります。
24時間営業のチェーン店もあれば、個人経営のレストランもあります。
平均の時給
平均時給は、約951円です。24時間営業のファミレスでは、深夜や早朝の時間帯は時給が上乗せされることもあります。
向いている人
飲食業界は人手不足の店舗が多く、すぐにでも働ける人は採用されやすいでしょう。まかないが付いているお店だと、食費の節約にもなります。
将来、自ら飲食店を開きたいなどの夢がある人は、個人経営のレストランであれば勉強になることも多いかも知れません。
注意点
お店が混雑する時間帯は、ホールもキッチンも手が足りず、時間に追われて大変だという声が多いようです。ピーク時にはお客様をお待たせすることも多くなるので、接客には気を遣うという声もあります。また長時間の立ち仕事で、足腰に負担がかかるようです。
また、特にファミレスのバイトは、応募前に店舗に行ってスタッフの雰囲気を確認したり、面接時にシフトの条件(土・日・祝日の勤務が必須かどうか、など)を確認したほうが良いでしょう。
おすすめバイト2:コンビニ
仕事内容
レジ業務や品出し、商品補充、おでんや中華まんなどの簡単な調理、清掃などのほか、荷物の発送や切手・たばこの販売など、業務は多岐に渡ります。店内にあるコピー機やATM、チケット販売機などは、お客さまから使い方を聞かれたときにきちんと答えられるように、使い方を把握しておく必要もあります。
平均の時給
平均時給は、約1,094円です。
向いている人
短時間からでもOKの場合が多いため、バイトの掛け持ちをしたい人に向いています。営業時間が長く、シフトの選択肢も多いため、融通が利きやすいのも魅力です。
また、マニュアルがしっかりしており、最初は大変でも覚えてしまえば比較的ラクだという声もあり、初心者でも挑戦しやすいバイトといえそうです。
注意点
深夜や早朝の時間帯は日中よりも時給が高めに設定されていますが、生活の時間帯が不規則になったり、少ない人数で業務に当たることになる場合もあり、よりハードな勤務になります。
また、コンビニは幅広いサービスを取り扱っていますので、臨機応変な対応が求められます。バイト経験者からは「覚えることがたくさんあって大変」という声が多く、特にはじめは混乱するようです。しばらくすると仕事に慣れてスムーズに対応できるようになるので、働き始めてしばらくが踏ん張りどころです。
おすすめバイト3:スーパー
仕事内容
スーパーのバイトと言えばレジ係のイメージが強いですが、商品陳列などの業務もありますし、お惣菜の調理や肉・魚の切り分けといったバックヤードの仕事もあります。いずれにしても食品を扱うことが多いため、身だしなみや振る舞いに清潔感が求められます。
平均の時給
平均時給は、約992円です。
向いている人
コンビニのバイトと似ていますが、短時間でもOKの場合が多く、バイトの掛け持ちをしたい人に向いています。担当業務の種類が多く複雑なコンビニに比べれば、スーパーでは担当業務がより限定される傾向がありますので、アルバイトの初心者に向いていると言えるでしょう。
注意点
スーパーで勤務する人には中高年層が多いため、同僚との交流という点ではそれほど楽しい職場ではないかもしれません。ただ、飲食店ほど忙しい時間帯に大きなムラがなく、業務自体も難しくないので、比較的ストレスなく働けるようです。
おすすめバイト4:イベントスタッフ
仕事内容
短期バイトの定番の一つが、イベントスタッフのバイトです。イベントの代表例は、「コンサート」「ライブ」「フェス」「スポーツの試合」「ヒーローショー」「販売会」「セミナー」など、実にさまざまです。
イベントスタッフのバイトは、主に運営のサポート業務です。たとえば、グッズ販売やチケットもぎり、会場の案内、会場の設営・運営、警備などがあります。どのような仕事をするかは当日に知らされることも多いようです。
平均の時給
平均時給は、約1,052円です。基本的には、半日~1日がかりの勤務が多い傾向です。交通費が別途支給されるかはケースバイケースであり、特に交通が不便な場所でのイベントは事前の確認が重要です。
向いている人
イベントの開催は休日に多く、土日祝日、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などの期間に集中的に働きたい人に向いています。半日~数日間の仕事で、それなりに収入が得られるのもポイントです。単発の仕事が多いため、職場の人間関係に気を使わなくてがないところがラクという声もあります。
注意点
イベントスタッフは、長時間の立ち仕事であることがほとんどです。屋外イベントでは、暑さや寒さが厳しい環境での仕事になり、体力も求められます。
また、マナーやルールを守ってもらえないお客様の対応など苦労する場面もあるようです。
運がよければ、ライブやコンサートのリハーサル風景や、スポーツの試合を間近で見られる場合もありますが、あくまで「運営側」の立場を忘れずに勤務に集中することが大切です。
おすすめバイト5:ホテルスタッフ
仕事内容
ホテルスタッフの仕事も多岐にわたります。フロントやクロークの仕事は宿泊客の受付や案内、客室係は部屋の清掃やベッドメイクなどを行います。レストランでのホール担当やキッチン業務、結婚式やパーティを行う宴会部門などでもバイトの募集があります。
フロントの仕事は、お客様の受付やカギの受け渡し、チェックアウト時の精算、電話対応などを行います。クロークとして、お客様の荷物を預かる業務を兼ねることもあります。
客室係は、お客様が利用した部屋の清掃を行います。ベッドメイク、タオルなどのリネンを交換し、ゴミの回収などを行い、掃除機をかけます。ホテルによっては備品の在庫管理や調理の手伝いが業務に含まれることがあります。
ホテルにレストランがあるところでは、ホールスタッフのバイトも募集しています。ホテルのレストランはお皿が大きく重いものが多いので、慣れるまでは大変と感じるかもしれません。
平均の時給
平均時給は、約989円です。
向いている人
基本的な挨拶や会話のやりとりができる人、人とコミュニケーションを取ることが好きな人に向いています。
ホテルで働くとレベルの高い丁寧な接客対応や正義作法が身に付きます。海外からのお客様が多いホテルでは語学のスキルを活かせたり、バイトが語学習得のきっかけになることもあるでしょう。
また、ホテルは24時間稼働しているため、日中だけでなく、深夜シフトでの夜勤もあり、自分の希望の時間に合わせて働きたい人にもおすすめです。
注意点
フロントやクロークの仕事では、作業内容や宿泊プランを覚えるのに時間がかかったり、理不尽なことを言うお客様の対応に苦労する場面もあるようです。
また、客室係の仕事は、限られた時間内に複数の客室の清掃と整頓業務を行うため、集中力と体力が求められる仕事であることは理解しておきましょう。
おすすめバイト6:警備員
仕事内容
施設やイベント会場などの警備や監視が主な仕事です。
警備員は、道路や駐車場、イベント会場、ショッピングモールやビルなどで、誘導や警備を行います。監視員は、プールや試験会場などで、主に安全確保や不正防止などを目的として監視する仕事です。
平均の時給
平均時給は、約1,156円です。
向いている人
長時間の立ち仕事や、屋外勤務の場合は暑さ・寒さに対応できる体力がある人や、夜勤など不規則な勤務に耐性がある人に向いています。人々や施設の安全を守ることにやりがいを感じられること、広い視野で冷静に状況を確認できることが求められます。
注意点
屋外での仕事や長時間立ちっぱなしの業務があったり、職場によって夜間のシフトもあります。トラブルに対応する場合もあるため、危険が伴う仕事であることは認識しておく必要があります。
おすすめバイト7:アミューズメントスタッフ
仕事内容
テーマパークやゲームセンターなどの娯楽施設で、接客、案内、チケット販売、清掃、機械のメンテナンスなどを行います。
テーマパークや遊園地には規模やコンセプトなど様々なものがありますが、アルバイトで多いのは運用に関するお仕事です。たとえばアトラクションの受付、お客様の誘導や案内などがメイン業務になります。事故があってはならないので、安全面での確認業務も重要です。レストランでの調理や配膳、グッズショップでの販売、園内の清掃などを担うクリーンスタッフなどのお仕事もありますが、いずれも丁寧な接客が求められます。募集している職種のなかから、自分の興味や経験にあわせて選ぶとよいでしょう。
また、ゲームセンターのバイトは、主にフロア内の巡回を行い、お客様からの問い合わせに対応するのが基本的な業務になります。ほかにもフロアの清掃やゲーム機のアルコール消毒、ゲーム機の動作確認やメンテナンスをします。
平均の時給
テーマパークについては、東京・大阪・名古屋の三大都市圏の「レジャー施設業務全般」における平均時給は約1,079円です。
ゲームセンターの平均時給は、約985円です。
早朝や深夜の割増手当のほか、土日祝日や年末年始、夏休みなど繁忙期などは別途手当がでることもあるようです。
向いている人
テーマパークやゲームが好きで、接客対応が苦手ではない人にはぴったりの仕事です。
また、スタッフ数が多めでシフト調整がしやすいようで、好きな曜日・時間帯に働きたい人やバイトの掛け持ちをしたい人に向いています。
注意点
テーマパーク、ゲームセンターは共通して立ち仕事が基本です。慣れないうちは体力的にキツイと感じる可能性があります。毎日たくさんのお客様がやってくるので、中にはマナーが悪かったり無理なことを求めてくる人もいるかも知れません。対応が難しい場合には無理をせず、社員スタッフに対応してもらいましょう。
また、常に音楽や効果音、ゲーム機の音が鳴っている中で勤務するので、大きな音が苦手な人や聴覚への悪影響を心配する人には不向きと言えるでしょう。
おすすめバイト8:家庭教師
仕事内容
家庭教師は、生徒の家を訪問し勉強のサポートをする仕事です。一人の生徒につき、週1~2回、90分~120分程度が一般的なペースです。教える科目は生徒のニーズに合わせ、「宿題の解説」や「苦手科目の指導」「受験対策」などを行います。最近では、オンライン家庭教師も増えています。
平均の時給
登録会社からの紹介であれば時給1200~2000円以上の場合が多く、時給とは別に交通費が支給されるところもあります。時給額は、生徒の年齢や受験対策の有無など難易度によって変わります。
向いている人
人に教えることが得意な人にぴったりのバイトです。教え子の成績が良くなり志望校に合格できた場合などは、成果が目に見えて現れるのでやりがいもあります。
基本的には室内で椅子に座って授業をするため、体力的にはラクな業務になります。
勤務形態は「週1日・1科目からOK」「1日90分~」など、時間割が固定されていることが多いのでWワークを希望する人にも適しています。
注意点
時給は高いのですが、あまりまとまった額にならないという点には要注意です。一回の授業は1.5~2時間が主流のため、時給が良くても1日の稼ぎは少ないとの声が多数あります。そのため、他のバイトをかけもちしている人もいるようです。
また、成果が出ないときのプレッシャーがキツイと思う人もいます。特に「教え子が受験に合格できなかった」など、生徒の保護者からの期待に応えられないときはツライようです。
おすすめバイト9:工場・製造
仕事内容
製造工場などでの、ライン作業と呼ばれる仕事が中心業務です。部品の組み立てや原材料の加工、箱詰めや袋詰め、出来上がった製品をチェックする検品、積み込み、工場や備品の清掃などを担当することもあります。
ライン作業では一定の作業を繰り返す、検品では不良品を目でチェックする、積み込みでは梱包された荷物をトラックに積み込むなど、どれもシンプルで覚えやすい業務が多いので、未経験でも短期間で慣れることができるでしょう。その分、製品の品質を維持するための集中力も求められます。
扱う製品は、ケーキやパン、弁当、加工肉、コンビニのお惣菜などの食品のほか、自動車や家電の部品など多岐に渡ります。
平均の時給
平均時給は、約1,200円です。
向いている人
作業に没頭できる人には最適です。また、製品ができあがっていく過程が見られることにやりがいを感じられる人にも向いています。
日勤、夜勤、深夜勤務などシフト制勤務が多く、スタッフの人数が多いため、都合に合わせて調整しやすいでしょう。単発や短期の募集も多くあります。
注意点
ライン作業に慣れないうちは、スピード感に戸惑うこともあるようです。また、同じことを繰り返すことが苦手な人には向いてない仕事かもしれません。冷凍工場など職場の温度に対応できるか否かの問題があったり、場合によっては重い荷物を運ぶ必要があるなど、体力的にキツい職場もあるようです。
おすすめバイト10:事務
仕事内容
一般事務のバイトは、データ入力・資料作成などのパソコンで行う業務や、書類の仕分けやファイリング、郵便物の送付や消耗品の発注、お茶出しなどの来客対応、電話・メール対応などを行います。マニュアルなどが用意されていることが多く、繁忙期のみなどの短期や期間限定のバイトもあります。
平均の時給
平均時給は、約1,085円です。
向いている人
業務範囲は募集内容によって異なりますが、オフィスワークがしたい方におすすめです。
座っていることが多いので体力に自信のない人や、固定時間で働きたい人に向いています。
パソコンでの作業が多いため、WordやExcelなどの基礎的なPCスキルを持っていると歓迎されます。
注意点
冷暖房完備のオフィスでのデスクワークであるため希望者が多く、応募してもなかなか採用されない場合があります。一般事務の経験やパソコンスキルがある方が評価されますので、自分に足りない要素を事前に身に付けたり、給与や勤務地などの条件面がすべて希望通りでなくても「未経験者でもOK」なバイトでまずは事務経験を積む、というような工夫が必要になるかも知れません。
フリーターがバイトの面接に落ちる原因
次に、フリーターがバイトの面接に落ちてしまう原因について解説します。バイトの面接になかなか受からない場合は、以下にご紹介するような原因が考えられます。
より好みしている
フリーターである期間が長くなり年齢を重ねてくると、応募できるバイトの選択肢が狭くなってきます。応募先を過度により好みをしていると、なかなかバイト先が決まりません。
服装や髪形で好印象を与えることができていない
面接では、まずは見た目の印象が大切です。服装や髪形がきちんとしていないと、それだけで不採用になってしまうこともあります。
面接時の言葉遣いやマナーがなっていない
面接の際にマナーや言葉遣いがきちんとしていないと、面接官にはマイナスの印象を残してしまいます。基本的な礼儀作法やビジネスマナーがよく分からないという方は、ネットや書籍で調べて、普段から意識して生活しましょう。実際にやってみなければ、イザというとき咄嗟に対応できませんので要注意です。
フリーターの面接対策やマナーについて知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
自己PRがうまく伝えられない
自分のプラス面(強み、得意なこと)とマイナス面(弱み、苦手なこと)を理解できていないと、面接官にあなたの魅力を伝えることができません。応募書類の自己PR欄にもしっかり書き込めるよう、一度しっかり自己分析をやってみることをおすすめします。
極度に緊張してしまう
面接時に多少緊張するのはよくあることですが、極度に緊張してしまうと面接官から「大丈夫かな?」と不安視されてしまうこともあります。表情が固いと暗い印象を与えてしまうかも知れません。意識的にリラックスすることが大切です。
ネガティブになっている
バイトがなかなか決まらないと、落ち込んでしまうのは仕方が無いことです。しかし、ネガティブな気持ちのまま面接に臨むと、それが面接官に伝わり、よりマイナスの印象を与えてしまいます。
給与や待遇に関する質問ばかりしてしまう
気になることではありますが、給与や待遇のことばかり質問してしまうと印象が悪くなる可能性があります。面接時には、自分のやる気を伝えることに集中した方がいいでしょう。
フリーターでバイトが決まらない時の対処法
バイトに応募してもなかなか採用にならないと、焦ったり落ち込んでしまうこともあるでしょうて。不採用が続いてしまったら、以下3つのポイントについて見直してみましょう。
- 服装
- 志望動機
- 訪問時の自らの対応
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。あなたが改善できる部分があれば、すぐに取り入れてみてください。
服装を確認する
服装がだらしなかったり、髪型やメイク(ネイルも含む)が派手すぎたりすると、面接官に「常識が無い人」というネガティブな印象を与えてしまいます。
面接時の服装に迷ったときは、男女を問わずビジネススーツを着用しましょう。清潔さやシワがないかも必ずチェックします。髪型についても、しっかりと整えてから面接に挑みましょう。
志望動機を見直す
志望動機は「仕事に対する前向きな姿勢」につながる内容になっていますか?
あなたの適性や経験・強みをアピールして、それらを活かせる場で働きたい、スキルアップしたいなど、応募先の仕事に対する意欲をアピールしましょう。
訪問した時の対応を見直す
面接のために会社や職場を訪問した時の立ち居振る舞いや、コミュニケーションの取り方も見直してみてください。
訪問時の挨拶からはじまり、面接での会話、面接後に立ち去る時までを含めて、面接官はあなたの言動をチェックしています。丁寧な言葉遣いを心がけることはもちろんですが、姿勢の良さであったり、相手の目を見て話せるかどうかなども意外に重要なポイントです。アルバイトといっても、社会人として働くことに変わりはありません。ビジネスマナーに詳しくない人は、関連する本やネットなどで面接時のマナーを身に付けましょう。
フリーターがバイトを探すときの重要なポイント
フリーターがバイトを探す際にチェックしたい、重要なポイントについて解説します。
仕事内容
興味・関心がある仕事や、あなたの得意なことを活かせる仕事であれば、採用される可能性が高まります。また、正社員登用制度がある会社であれば、バイトとして活躍することで、いずれは正社員になれるかも知れません。同じ職場で正社員になれなくても、バイトでの成果が評価されれば、他社で正社員就職を目指すことも可能になるでしょう。
アルバイトを「今、お金を稼ぐための手段」だけにしないで、せっかくあなたの貴重な時間を使うのですから「将来、もっと給与の良い、やりがいのある仕事をするためのステップ」と捉えてみてください。バイト探しの基準が、きっと変わってくるはずです。
職場の環境
どんなにやりがいのある仕事でも、職場の人間関係が良好でなければ働き続けることは困難です。特にチームで仕事をする職場ほど、人間関係の善し悪しが働きやすさに直結します。
飲食店や販売のバイトであれば、応募前にユーザーとして一度訪れてみることをおすすめします。どのような人がどんな風に働いているかをチェックすれば、失敗を防げるでしょう。
もし、事前に職場の様子を調べられない場合は、以前その職場で働いていた人から話を聞いたり、ネットの口コミ(ユーザーとスタッフの両方について)を参考にするのも一案です。
時給
生活費を自分でまかなう必要があるフリーターにとって、時給の高さは重視すべきポイントです。しかし、時給のみを基準にバイトを決めることはおすすめできません。高い時給をアピールしている求人は、実はかなり大変な仕事であったり、離職率が高い職場だったりするおそれもあります。
仕事選びで給与面をもっとも重視するのであれば、なるべく若いうちに正社員就職へと方針を切り替えるのが良いでしょう。
シフトの融通
シフトの融通が利くかどうかは、仕事以外で一定の時間が掛かる用事のある人や、Wワークで多く稼ぎたい人にとっては重要なポイントです。可能であれば、面接のときにあなたの希望のシフトに対応してもらえるかを確認すると良いでしょう。
家からの距離
自宅と職場の距離も重要な要素です。時間の有効活用や通勤時のストレスを考えると、なるべく自宅から近い職場が良いでしょう。
バイト先によっては、交通費の支給がなかったり、上限が決められているケースもありますので、要注意です。
フリーターとしてバイトをするよりも、正社員就職がおすすめ
ここまで「フリーターのバイト探し」について解説してきましたが、実は「正社員として就職する」方が断然おすすめです!この章では、その理由を解説します。
バイトよりも就職の方がおすすめの理由
バイトよりも正社員に就職するメリットは、以下の通りです。
- 解雇されにくい/失業しにくい
- 収入が安定する/生涯賃金が高くなる
- 社会保険の完備
- 福利厚生の充実
- 社会的信用が高い
- 教育研修制度がある
- 退職金が支給される
- 年金支給額が多い
それぞれの内容や、正社員として企業に勤務する場合はどのような制度があるのかについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひチェックしてみてください。
就職におすすめのサービス
ここからは、フリーターから正社員に就職する際に活用したい3つのサービスについて紹介します。
- ハローワーク
- 就職サイト
- 就職エージェント
以下で、それぞれの方法について解説します。「自分に合う方法はどれか?」を考えながら読み進めてください。
方法1:ハローワークを利用する
ハローワークは、厚生労働省が設置する「公共職業安定所」の愛称で、求職者や人を採用したい中小零細企業に国が無償で支援を行っています。求職者に対して提供しているサービスは、具体的に以下のものです。
- 職業紹介
- 就活の進め方相談
- キャリアコンサルティング
- 就活セミナー
- 職業訓練
中でも「職業訓練」はハローワークならではのサービスで、数か月間にわたって就職に役立つ知識やスキルを学べます。無料で学べる上に、さまざまなコースがあるのも特徴です。
ハローワークの主な対象者は「地元の中小企業への就職を検討している人」です。そのため大企業の取り扱い求人は少なく、これはハローワークの大きな目的でもある「地域の総合的雇用を活性化すること」に関連しています。
ハローワークを利用する際の注意点は、主に以下の3つです。
- 住んでいる地域の管轄となるハローワークで手続きが必要
- 主体的に行動しないと就職しづらい
- ブラック企業が紛れている場合がある
ハローワークは全国各地に設置されており、登録をすればどこに行ってもサービスを受けられますが、求職者登録だけは管轄のハローワークで行う必要があります。
他にも、ハローワークは民間の就職支援サービスに比べて、数多くの求人情報を取り扱っているのが特徴です。多くの求人があることはメリットですが、自分の中である程度「働きたい会社像」が明確でないと、結局どこの会社に応募すればいいか迷ってしまう可能性もあります。
そして、もう1つ注意したいのは「ブラック企業が紛れている場合がある」ということです。ハローワークは求職者だけでなく、企業側も無料で求人を掲載できます。国が設置している機関であり、公平性を担保するために審査も比較的に厳しくはないようです。そのため、採用活動にお金をかける余裕がない企業や、採用した人が次々に辞めてしまう企業が一定数紛れている可能性があることは理解しておきましょう。
これらの点を踏まえると、ハローワークの利用は以下の人におすすめです。
- 地元の中小企業で働きたい
- 自己分析や企業分析ができており、働きたい会社像が明確である
- ブラック企業を自分で見極められる
参考「厚生労働省:公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績」
方法2:就職サイトの利用
就職サイトとは、インターネット上でさまざまな求人情報を閲覧できるサイトです。業種や職種・勤務地・年収などの条件を入力すれば該当する企業を検索でき、気に入った求人があれば応募できます。
就職サイトごとに得意とする分野が異なるため、対象者は就職サイトによって異なります。
- 幅広い求人を掲載しているもの(doda、リクナビNEXTなど)
- 対象年代を限定したもの(マイナビ転職、キャリトレなど)
- 業種や職種に特化したもの(Green、クリーデンスなど)
- 女性向けのもの(女の転職typeなど)
大きくはこのように分類されています。あなたの属性に合った就職サイトを選んで登録しましょう。
「自分に合うサイトがよく分からない」という人は、まずは複数のサイトを組み合わせて使ってみるのも良いでしょう。中でも、幅広い求人を掲載している大手の就職サイトに1つ、年代に合ったサイトに1つ、興味のある仕事に特化したものに1つなど、バランスよく組み合わせるのがおすすめです。
また、就職サイトを利用する際の注意点は、以下の3つです。
- 自分で企業を見極める必要がある
- 書類選考を通過できないことも多い
- 日程調整など企業とのやりとりは全て自分で行う
ハローワークと同様、求人情報を見て応募を判断するのはあなた自身です。自分で企業を上手く見極められないと、適さない企業や職種に就職してしまう可能性もあります。
企業側から「求めている人材とマッチしない」と判断されれば、書類選考を通過できないことも多くあります。この点、転職エージェントでは、企業側と求職者側の情報を把握していることもあり、マッチングを考慮した上での応募になるため書類選考を通過しやすいのですが、就職サイトで就活を成功できるかは、個人の実力や経歴による部分が大きくなります。
また、企業と直接やりとりをすることになります。このあたりも手続きを代行しているハローワークや就職エージェントと比べて、面倒に感じる人もいるでしょう。
一方で、就職サイトはインターネット上で24時間365日利用できるため、自分のペースで就活を進めたい人にはおすすめです。
方法3:就職エージェントの利用
就職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが求職者の相談に応じて適した企業を紹介したり、就職までの一連のサポートを行います。
就職エージェントを活用する際の注意点は、以下の3つです。
- 自分のペースで就活しづらい
- 応募できる求人の選択肢が少ない
- 担当者との相性によっては、ストレスを感じる可能性がある
基本的にはエージェントから紹介された求人に応募するスタイルです。「担当者との相性がよくない」と思う場合は、変更を申し出ましょう。大抵の場合は応じてもらえます。
就職エージェントは手厚い支援が強みなので「就活をどう進めたら良いか分からない」「専門家に相談しながら就活を進めたい」という人におすすめです。フリーターの人は就職活動の経験が少ないので、フリーターから正社員を目指す人にとっては相性の良いサービスと言えるでしょう。
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私たちジェイックも、就職エージェントを運営しています。
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まとめ
この記事では、フリーターにおすすめのバイトや、バイトの面接に受からない場合の対処法について解説してきました。
アルバイトは自由度の高い働き方ではありますが、給与の低さや雇用の不安定さ(正社員よりも解雇されやすい)などの理由から、長く続けることは決しておすすめできない働き方です。フリーターを続ける特別な事情がないのであれば、なるべく年齢が若いうちに正社員を目指すのが得策です。
バイト生活を卒業して正社員として就職をするのはなかなか大変ではあるものの、トライしてみる価値はあります。「フリーターから正社員就職をしたいけれど、就職活動のやり方がわからない」という方は、お気軽にジェイックへご相談ください。これまで多くのフリーターの方たちが、ジェイックを通じて正社員就職を成功させています。あなたも、そんな先輩たちに続きましょう!
「フリーター おすすめバイト」によくある質問
「無職期間を最小限にできるように、採用されやすいバイト」であることと、「自分の性格や特性にあった仕事を選ぶこと」です。
比較的採用がされやすいバイトに応募しても受からない場合は、何かしらネックになっている原因があるかも知れません。本記事で、予想される理由を7つピックアップしていますので参考にしてください。