
今フリーターで希望職種が決まっているなら、その仕事に関連する資格を取得するのがおすすめです。
一方、希望職種が決まっていない場合は、資格取得よりも先に就職活動を始めた方が、自分に合う仕事を見つけやすくなります。資格は就職で役立つ場合もありますが、選び方を間違えると時間や費用を無駄にしてしまう可能性があるためです。
この記事では、フリーターの就職で資格が役立つケースや、希望職種別におすすめの資格を紹介します。「資格を取ってから就職活動を始めるべきか迷っている方」や「就職に役立つ資格を知りたい方」は、ぜひ参考にしてください。
フリーターの就職で資格は意味ない?
フリーターの就職で資格が意味を持つかどうかは、取得する資格や活用方法によって異なります。主なケースは以下のとおりです。
【就職で意味がない資格】
| 資格の種類 | ポイント |
|---|---|
| 仕事と関係ない資格 | 希望職種との関連性が低く、評価されにくい |
| 誰でも取れる資格 | 保有者が多く、資格だけでは差別化しにくい |
【就職で意味がある資格】
| 資格の種類 | ポイント |
|---|---|
| 志望動機で使える資格 | 意欲や主体性をアピールしやすい |
| 応募条件の資格 | 応募の間口が広がり、選考で有利になる場合がある |
資格を就職で活かしたい場合は、ただ資格を持っていることよりも、仕事との関連があったり、アピールで使えたりするかが重要です。それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。
就職で意味がない:仕事と関係ない資格を選んだ時
フリーターの就職で資格が意味がないと感じやすい時は、希望する仕事と関係のない資格を取得した場合です。
例えば、事務職を目指しているのにアロマ関連の資格をアピールしても、企業側は仕事で活かせるスキルとは判断しにくく、即戦力として評価されにくいでしょう。また、資格取得には勉強時間や受験費用がかかるため、就職につながらない資格を選ぶと、その時間や費用が無駄になりやすい点にも注意が必要です。
就職を目的に資格を取得するなら、希望職種や業界で役立つ資格を選ぶことが大切です。
就職で意味がない:誰でも取れる資格を選んだ時
フリーターの就職では、誰でも取得しやすい資格だけをアピールしても、評価につながりにくい場合があります。
企業は資格を通して仕事で活かせる能力があるかを判断しますが、仕事に関係する資格であっても、多くの応募者が取得している資格なら差別化は難しいためです。
例えば、事務職で役立つ資格を持っていても、応募者の多くが同じ資格を取得しているケースも少なくありません。そのため「資格を持っていること」だけを強くアピールしても、思うような評価につながらないことがあります。
資格はあくまで強みの一つとして捉え、これまでの経験や仕事への意欲もあわせて伝えましょう。
就職で意味がある:志望動機で使える資格を取った時
就職で資格が意味を持つのは、志望動機に結び付けてアピールできる場合です。
志望動機で「〇〇の仕事に興味があります」と伝えるだけでは、説得力に欠けることがあります。しかし「興味を持ったため資格を取得しました」と伝えれば、企業から「自主的に学び、行動できる人だ」と評価されやすくなります。正社員経験が少ないフリーターにとっても、仕事への意欲や主体性を示す材料になるでしょう。
事務のアルバイト経験がある人なら「業務を通じてExcelの重要性を実感し、MOSを取得しました」と伝えれば、学ぶ意欲を企業へアピールすることが可能です。
また、未経験から介護職を目指す人の場合は「介護の仕事に興味を持ち、介護職員初任者研修を修了しました」と伝えれば、就職に向けて準備していることを示せます。
就職で意味がある:応募条件の資格を取った時
就職で資格が意味を持つのは、応募条件になっている資格を取得した場合です。資格がなければ応募できない求人もあるため、取得すれば応募できる求人の幅が広がります。
また「資格取得者優遇」の求人では、資格を持っているだけで選考が有利になる可能性もあります。特に未経験の業界へ挑戦するフリーターにとっては、資格が経験不足を補う材料になるでしょう。
職種ごとに必要とされやすい資格の例は、以下のとおりです。
| 職種 | 応募条件に書かれやすい資格 |
|---|---|
| 介護職 | 介護職員初任者研修 |
| 保育士 | 保育士資格 |
| 宅建士 | 宅地建物取引士 |
希望する職種の求人を見て、応募条件や優遇条件として同じ資格が多く記載されている場合は、取得を検討してみるのがおすすめです。
【希望職種別】フリーターの就職におすすめの資格
フリーターの就職におすすめの資格は、以下のとおりです。
| 職種 | おすすめの資格 |
|---|---|
| 事務 | MOS、秘書検定、日商簿記、CAD利用技術者 |
| IT | ITパスポート、基本情報技術者、CCNA |
| 介護 | 介護職員初任者研修、認知症介護基礎研修、レクリエーション介護士 |
| 営業 | 普通自動車免許、営業士、ビジネス実務法務検定 |
| 不動産 | 宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、マンション管理士 |
例えば、事務職ならMOSや日商簿記、IT業界ならITパスポートや基本情報技術者など、仕事に直結する資格を選ぶことが大切です。ここからは、各職種でおすすめの資格や、就職でどのように役立つのかを詳しく解説します。
事務|フリーターの就職におすすめの資格
事務職を目指すフリーターにおすすめの資格は、以下のとおりです。
| 資格 | 特徴 |
|---|---|
| MOS | Word・Excelなどの操作スキルを証明できる |
| 秘書検定 | ビジネスマナーや一般常識について学べる |
| 日商簿記 | 経理・会計の基礎知識を証明できる |
| CAD利用技術者 | CADを使う事務職で役立つ |
ファイナンシャルプランナー(FP)も事務職におすすめとされやすいですが、お金に関する資格のため、銀行や保険業界以外の事務では評価につながりにくい場合があります。まずは、希望する事務職で求められるスキルに直結する資格を優先しましょう。
それぞれの資格の特徴や活かせる仕事について、詳しく解説します。
1. パソコンスキルを評価してもらえる「MOS」
マイクロソフトオフィスのスキルをアピールできるのが、こちらのMOSです。
ちなみにMOSの試験では、ワードやエクセル、パワーポイントなどのスキルが問われます。
実務能力にポイントを置いた試験内容になっているため、パソコン操作に慣れていることを評価してもらいたいときにはぜひ取得しておきたい資格と言えるでしょう。
就活中の学生の受験率も高くなっています。
2. ビジネスマナーをアピールできる「秘書検定」
秘書検定は、高校生の間でも人気がある資格の1つです。
秘書検定では、ビジネスマナーや事務処理の知識などが試験内容になっており、社会人としての一般常識が問われるのが特徴です。
就活中にこの資格を取得しておくと、社会性があることを人事担当者にアピールすることができます。
したがって、社会人経験がないフリーターにとっても役立つ可能性が高い資格です。
3. 経理や財務の知識が問われる「日商簿記」
日商簿記は、日本商工会議所が主催する検定試験です。
経理や財務のスキルが問われるこの資格は、企業の経理部や財務部、総務部といったさまざまな職場で活かすことができます。
募集要項の応募条件にとくに資格が記載されていなくても、こういった業務に応募するときには取得しておいて損はない資格です。
事務職の場合も、中途採用などは概して実務経験が問われますので、正社員を目指すときや就活を有利にしたいときには取得を前向きに考えてみるのも1つの方法になるでしょう。
4. CADを使えると証明できる「CAD利用技術者」
フリーターの就職におすすめの資格はCAD利用技術者です。
CAD利用技術者試験は、2次元(2D)や3次元(3D)の設計図を描くためのソフトウェアの知識や操作スキルを証明する資格です。
試験はスキルレベルに応じて、2級から準1級、1級と段階的に分かれています。
特に、2級試験は初心者にも挑戦しやすい内容です。基本的なCADソフトの使い方から学べるため、ITや設計の経験がないフリーターでも独学や講座を通じてスキルを身に付けられます。
CADは需要が高くさまざまな業界で活躍できるうえ、在宅ワークなど柔軟な働き方も選べることから、自分のライフスタイルに合ったキャリアを実現しやすい仕事です。
参照元:CAD利用技術者試験 – ACSP 一般社団法人コンピュータ教育振興協会
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IT|フリーターの就職におすすめの資格
IT業界を目指すフリーターにおすすめの資格は、以下のとおりです。
| 資格 | 特徴 |
|---|---|
| ITパスポート | ITの基礎知識を幅広く証明できる |
| 基本情報技術者 | ITエンジニアとしての基礎力をアピールできる |
| CCNA | ネットワークの基礎知識や運用スキルを証明できる |
TOEICもIT業界で有利と言われる場合もありますが、未経験からIT業界を目指す場合は、英語力よりもITの基礎知識や学ぶ姿勢が重視される傾向があります。実務経験がなくても、IT関連の資格を取得していれば、就職に向けて自主的に学んでいることをアピールしやすくなるでしょう。
まずはそれぞれの資格の特徴や、どのような仕事で活かせるのかを詳しく見ていきましょう。
1. ITの知識があると証明できる「ITパスポート」
フリーターの就職におすすめの資格はITパスポートです。
ITパスポートはITに関する基礎的な知識を証明する国家試験で、社会人や学生が備えておくべきITの基本を問われます。
合格率は社会人で50%を超えており、受験者の約半数が合格しています。
誰でも受験できる資格で難易度がそれほど高くないため、IT未経験のフリーターでも独学やオンライン学習を活用することで十分に合格を目指せる試験です。
さらに、出題範囲はITの基礎だけでなく、経営戦略やマーケティング、セキュリティなど、幅広い分野をカバーしているのも特徴です。
営業職や事務職など、ITスキルを求める多様な職種でも活かせる資格といえるでしょう。
参照元:ITパスポート試験「iパスとは」
2. IT業界で活躍したい人が取得する「基本情報技術者」
フリーターの就職におすすめの資格は基本情報技術者です。
基本情報技術者試験は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格のひとつで、ITエンジニアとしての基礎的な知識やスキルを身に付けられます。
基本情報技術者試験には受験資格がなく、フリーターでも問題ありません。学歴や職歴を問わず挑戦できるため、IT未経験者でも基礎から体系的に学ぶことが可能です。
資格を取得することでITスキルを客観的に証明でき、エンジニア職だけでなく事務や営業など幅広い分野で評価されやすくなります。
企業のデジタル化が進む中「ITに強い人材」として認識されるため、手に職をつけて安定した仕事を目指すのに最適な資格です。
3. ネットワークの基礎知識が求められる「CCNA」
フリーターの就職におすすめの資格はCCNAです。
CCNAは、ネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズ株式会社が認定するネットワーク技術者向けの資格です。
ネットワークの基礎から応用までを学べるため、ITエンジニアの中でも特にネットワーク分野に携わりたい方に最適な資格とされています。
ネットワークエンジニアは、IT業界の中でも特に需要が高い職種です。
IT業界未経験のフリーターでもこの資格を取得することで、ネットワークエンジニアとしての基礎力をアピールでき、就職の可能性が大きく広がります。
さらに、未経験者でも挑戦しやすく独学やオンライン講座で学べるため、着実にスキルを習得して資格取得を目指せます。
参照元:CISCO「CCNA 認定」
介護|フリーターの就職におすすめの資格
介護職を目指すフリーターにおすすめの資格は、以下のとおりです。
| 資格 | 特徴 |
|---|---|
| 介護職員初任者研修 | 介護の基礎知識・技術を学べる |
| 認知症介護基礎研修 | 短期間で認知症介護の基礎を学べる |
| レクリエーション介護士 | レクリエーションの企画・運営スキルを身に付けられる |
介護業界は未経験歓迎の求人も多いですが、資格を取得しておけば介護の基礎知識や仕事への意欲をアピールしやすくなります。実務経験がなくても、介護について自主的に学んでいる姿勢を伝えられるため、就職活動でもプラスに働きます。
それぞれの資格の特徴や取得するメリットについて詳しく見ていきましょう。
1. 介護でスキルアップを目指せる「介護職員初任者研修」
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は、介護職を目指す人が最初に取得する基礎資格です。
高齢者や障害者の介護に必要な基礎知識とスキルを身に付けることが目的で、学歴や職歴を問わず、介護未経験者でも受講できます。
資格取得までに必要な時間は約1〜2カ月程度のため、フリーターでもスケジュールを調整しながら無理なく取得できるのが魅力です。
さらに、資格を取得すれば、正社員やアルバイトなど自分のライフスタイルに合わせて働き方を選べるので、無理なく仕事を続けられるでしょう。
家族の介護にも役立つなど、将来にわたって役立つスキルを身につけられます。
参照元:介護分野の職業訓練(求職者支援訓練)」を受講しませんか
2. 短期間で取得できる「認知症介護基礎研修」
認知症介護基礎研修は、認知症の基礎知識や介護方法を学べる研修です。
eラーニングを導入している自治体・実施機関も多く、1日程度で修了できる場合もあるため、短期間で介護の知識を身に付けたいフリーターに向いています。認知症への理解があることを示せるため、未経験から介護職を目指す際のアピール材料にもなるでしょう。
ただし、介護職の求人では「介護職員初任者研修修了者歓迎」と記載されていることが多いため、まずは介護職員初任者研修を優先するのがおすすめです。
参考:社会福祉法人東北福祉会「認知症介護基礎研修 eラーニング」
3. 運営力も身につく「レクリエーション介護士」
レクリエーション介護士は、高齢者が楽しめるレクリエーションの企画・運営方法を学べる資格です。
介護現場で役立つ実践的な知識を身に付けられるため、利用者とのコミュニケーション力や企画力をアピールしたいフリーターに向いています。介護施設ではレクリエーションを実施する機会も多く、資格を取得しておくと仕事への意欲を示す材料にもなるでしょう。
ただし、未経験から介護職を目指す場合は、まず介護の基礎知識を身に付けられる介護職員初任者研修を優先したほうが、応募できる求人の幅を広げやすくなります。
参考:一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会「レクリエーション介護士」
営業|フリーターの就職におすすめの資格
営業職を目指すフリーターにおすすめの資格は、以下のとおりです。
| 資格 | 特徴 |
|---|---|
| 普通自動車免許 | 外回り営業などで必要になることが多い |
| 営業士 | 営業の基礎知識や実践力を身に付けられる |
| ビジネス実務法務検定 | 契約や取引に関する法律の基礎を学べる |
秘書検定もビジネスマナーを学べる資格ですが、営業職との関連性は高くないため、優先度は高くありません。営業職では、商談や顧客対応に必要な知識に加え、行動力や提案力も重視されるため、業務に役立つ資格を取得しておくと就職活動でもアピールしやすくなります。
それぞれの資格の特徴や取得するメリットについて詳しく見ていきましょう。
1. いろいろな仕事に応用ができる「普通自動車免許」
普通自動車免許は、仕事内容にかかわらず取得しておくと有利になりやすい資格です。
ルート営業の仕事などは業務の中でも頻繁に車を使用することになりますので、自動車免許は高卒、大卒を問わず必須の資格です。
内勤の一般事務の場合も、買い物や出張の際に車を使う可能性はあります。
また、公共交通機関が利用しにくいエリアに会社があるときには、毎日の通勤にも普通自動車免許は必要になってきます。
実のところ、普通自動車免許を持っていると、運送会社のドライバーの求人にも応募することが可能です。
大型のトラックでなければ、普通自動車免許でも十分にトラックの運転ができますので、正社員のドライバーの求人に応募する際にも免許は役立ってきます。
2. 営業の基礎を身につけられる「営業士」
営業士は、営業活動の基本や顧客対応、提案方法などを体系的に学べる資格です。営業に必要な知識や考え方を基礎から身に付けられるため、未経験から営業職を目指すフリーターに向いています。
資格を取得しておけば、営業について自主的に学んでいる姿勢や仕事への意欲をアピールしやすくなります。
ただし、営業職は資格よりも人柄やコミュニケーション力を重視する企業も少なくありません。早く就職したい場合は、資格取得に時間をかけるよりも、まず就職活動を始めた方が近道になることもあります。
参考:日本営業士会「営業士」
3. 取引に関する内容を学ぶ「ビジネス実務法務検定」
ビジネス実務法務検定は、契約や取引、コンプライアンスなど、仕事で必要となる法律の基礎知識を学べる資格です。営業では契約内容を理解したり、取引上のリスクに気付いたりする場面もあるため、営業職への就職を目指すフリーターのスキルアップにも役立ちます。
資格を取得しておけば、営業に必要な知識を学ぶ姿勢をアピールできるだけでなく、法令を意識して仕事に取り組めるという印象も与えられるでしょう。
特に、法人営業や不動産営業など、契約書や法律に関わる業務が多い仕事を目指す方や、取引先から信頼される営業担当を目指したい方におすすめの資格です。
参考:東京商工会議所「ビジネス実務法務検定試験®」
不動産|フリーターの就職におすすめの資格
不動産業界を目指すフリーターにおすすめの資格は、以下のとおりです。
| 資格 | 特徴 |
|---|---|
| 宅地建物取引士 | 不動産取引の専門知識を証明できる |
| 賃貸不動産経営管理士 | 賃貸住宅の管理・運営に関する知識を学べる |
| マンション管理士 | マンション管理や運営の助言に必要な知識を身に付けられる |
不動産業界では専門知識が求められるため、資格を取得しておくと仕事への意欲をアピールしやすくなります。特に未経験から挑戦するフリーターにとっては、経験不足を補うアピールポイントになるでしょう。
また、不動産業界では資格手当を設けている企業も多く、取得すれば就職後の待遇やキャリアアップにつながる可能性もあります。それぞれの資格の特徴や取得するメリットについて詳しく見ていきましょう。
1. 高卒でも取得しやすい「宅地建物取引士」
就活中の学生からも人気がある宅地建物取引士は、れっきとした国家資格です。
この資格試験の場合、受験資格に学歴や実務経験などはとくに設けられていません。
試験では不動産取引の知識などが問われますが、テキストを勉強していれば高卒程度でも合格することは可能です。
したがって、大学や専門学校などを卒業していなくても取得できる可能性があります。
不動産業界などで正社員を目指すときには、宅地建物取引士の資格があると有利になることが多いです。
2. 賃貸住宅の知識を学べる「賃貸不動産経営管理士」
賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の管理や運営、入居者対応などに関する専門知識を学べる資格です。賃貸物件を扱う不動産会社への就職を目指すフリーターに向いています。資格を取得しておけば、不動産の知識や仕事への意欲をアピールしやすくなるでしょう。
賃貸仲介や賃貸管理の仕事に興味がある方はもちろん、物件管理やオーナー対応などの知識を身に付けたい方にもおすすめです。就職後も実務に活かせる場面が多く、未経験から不動産業界へ挑戦する際の強みになるでしょう。
参考:一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会「賃貸不動産経営管理士」
3. 助言できる立場を目指せる「マンション管理士」
マンション管理士は、マンションの管理組合や区分所有者からの相談に応じ、管理や運営に関する助言を行うための専門知識を証明できる国家資格です。不動産やマンション管理に関する幅広い知識を身に付けられるため、マンション管理会社などへの就職を目指すフリーターに向いています。
資格を取得しておけば、専門知識や学習意欲をアピールしやすくなり、就職後も管理業務や顧客対応で役立つでしょう。
ただし、マンション管理士は難易度が高く、合格までに時間や費用がかかることも少なくありません。早く就職したい場合は、まず未経験歓迎の求人へ応募し、働きながら資格取得を目指す方法もおすすめです。
参考:公益財団法人 マンション管理センター「マンション管理士試験」
資格にはどういう種類がある?
資格には幾つか種類がありますが、代表的なのが国家資格と民間資格です。
国家資格は国が認めている資格になりますので、民間資格よりも評価が高いのでは、と考えている方もいるでしょう。
しかしながら、実際には必ずしも国家資格のほうが優れているというわけではありません。
民間資格の中にも知名度の高い資格はたくさんあり、取得するに当たっても一定の知識やスキルが求められてきます。
国家資格は国の法律に則った国家試験の合格者に与えられる
国家資格は、「国が法律に基づき、国家試験等によって能力や技能を判定し、特定の職務に従事する資格を付与するもの」です。
この国家資格を取得するためには、所定の国家試験を受ける必要があります。
国家資格の代表的なものに挙げられるのが、医師や薬剤師、公認会計士などです。
こういった国家資格は、それぞれ難易度や受験資格などが異なります。
例えば、医師や薬剤師などは、大学で所定の課程を修了していること、などが受験資格の条件になっているため、高卒の方は現実的に取得が困難です。
また、女性から人気が高い管理栄養士の場合は、大学や短大、専門学校などの養成校を卒業していることや、実務経験が受験資格になっています。
このように、いろいろな受験資格が定められていることから、国家資格を取得するのは概して難しいというイメージがあります。
ただ、高齢化でニーズが高まっている介護福祉士や宅地建物取引主任者などは、高卒程度でも受験することは十分に可能ですので、取得する際の難しさはケースバイケースです。
ちなみに、気象予報士や中小企業診断士なども、国家資格の1つに挙げられます。
民間団体が発行するのが民間資格
一方、民間資格は、国家資格のような法的な裏付けなく、民間団体が一定の分野の能力を担保するために発行する資格です。
民間団体や企業などが独自に試験を行い、資格を付与するのがこのような民間資格と言えます。
民間資格の場合にも、実務経験や所定の課程を修了することが受験資格になっているものがあり、国家資格と同様に取得するためにはしかるべき準備が必要です。
民間資格の中でもとくに知名度が高いのが、臨床心理士や秘書検定、英検といった資格です。
実のところ、民間資格には高卒の方や就活中の学生から人気があるものが少なくありません。
語学関係の仕事を目指す方が多く受験しているTOEICやパソコンスキルを評価するMOSも、民間資格の1つ。
また、注目が集まりつつあるファイナンシャルプランナーやアロマテラピー検定なども、民間資格に含まれます。
フリーターの就職では国家・民間資格のどちらが有利?
フリーターから正社員を目指す場合、国家資格、民間資格のどちらを取得しておけば有利になるということはありません。
仕事内容にマッチした資格であれば、いずれの資格でも相応に評価されることが多いです。
また、難易度が高いからといって必ずしも評価されるわけではなく、あくまでも仕事の実務に役立つかどうかという点が就活ではチェックされます。
高卒、大卒を問わず、仕事に有利になるような資格を取得しておけば、就活を有利に進めて正社員になることも夢ではありません。
フリーターは資格勉強より就活した方がいい場合も多い
フリーターの立場からすると、資格取得は実務経験が少ない中で自分をアピールする手段の一つとなります。
しかし、資格取得よりも早めに就職活動をスタートする方が有利なケースも多いです。
なぜなら、資格を取るための時間とコストをかけることで、その間に得られる実務経験が失われる可能性があるからです。
企業は資格よりも実務経験やその人の実際の働きぶりを重視する傾向があります。
フリーターとして働きながら、早めに就職活動を始めることで、実務経験を積んだり、自分にとって適切な職場や職種を見つける機会が増えます。
実際の業務に携わることで、自分の適性や興味をより具体的に理解することができ、それが長期的なキャリア形成に役立ちます。
また、フリーター期間が長いほど就職しづらくなるというデータもあります。
未経験での就職は若い方が有利になるため、資格取得よりも就職活動を始めることを優先するといいでしょう。
まとめ
就活中のフリーターの方が早く内定を獲得したいときには、次のようなポイントを意識すると良いかもしれません。
- 仕事の実務に関係がある資格を取得する
- 社会人としての常識やパソコンスキルをアピールできる資格を取得する
- 就職支援サービスを利用する
就活をしている間は、情報収集や応募書類の準備などで忙しい日々が続きます。
このような中で資格取得を目指す場合、いろいろな資格に無暗に手を出すのではなく、優先順位を決めてトライするのがコツになるでしょう。
就活に有利になるかどうかを最優先し、仕事に関係がある資格から取得を目指していくのが現実的です。
例えば、英語を使った仕事に応募するときには、英検やTOEICなどの語学関係の資格を中心に取得を進めていきます。
資格があれば、実務経験が少なくてもやる気やポテンシャルなどを評価してもらえる可能性があるでしょう。
これと言って特殊な能力やスキルが求められていない場合は、正社員に必要とされるビジネスマナーや一般常識、パソコンスキルを評価してもらえる資格を取得しておくという方法があります。
この手の資格は、フリーターから正社員にステップアップする上でも有利になるケースが多く、就活に活かすことができます。
また、就職支援サービスを通じて必要なスキルを身につけるのも、1案になるでしょう。
就職支援サービスでは、就活を有利にするようなさまざまなサービスを提供しています。
この手のサービスは、高卒、大卒を問わず利用できる場合が少なくなく、自分に必要なサポートが受けられるというメリットがあります。
各種セミナーや相談サービスなども頻繁に利用が可能で、高卒や大学中退から正社員を目指したい、というときにも手厚いサポートを受けられるのが魅力です。
高卒や大学中退、フリーターの経験が長い方などは、自己アピールの仕方などで戸惑うケースもあるでしょう。
就職支援サービスを利用すれば、このような問題はほぼ解決することが多いです。
担当者が一人ひとりの状況に合わせたサポートをしてくれるため、採用担当者に評価してもらえるような自己アピールができるようになります。
実務経験のない未経験者でも応募できる求人を紹介してくれるなど、徐々にキャリアをアップできる方法で就活をサポートしています。
仕事を始めた後のアフターフォローも徹底しており、フリーターから正社員へのステップアップを全力で支えてくれるのが良い点です。
便利なサービスを利用して、ぜひ正社員の内定を獲得してみましょう。
フリーターの就職支援について知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
また、フリーターから正社員になる方法、就職活動のやり方について詳しく知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。




当社の就職に関するコンテンツの中から、フリーターから正社員への就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。




































