

※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)
「フリーターのまま、いつまでいるのか…」と不安を感じている人も多いでしょう。
確かに、このままでいることは正社員と比べて休みがとりやすい、仕事上の責任が軽いなど自由な点が多く、正社員にならずに一生フリーターでいることを考えている人も多いです。
しかし、いつまでもフリーターとして働くことは正社員と比べてデメリットが大きいでしょう。
そこで、この記事では、フリーターのメリット・デメリットを考えたうえでいつまでに正社員を目指すべきなのかなどについて解説します。
この記事の目次
フリーターとしていつまで働けられるかを考える

いつまでフリーターでいることができるかとう具体的な指針・定義は存在しません。
しかし、正社員として企業側から応募が歓迎されるのはほとんどが20代までで高くても35歳までが一般的となっています。
30代中盤以降の正社員採用は高い専門スキルや正社員のマネジメント経験などが求められるため、実務経験を積んでいることが前提となっている求人が中心となっており、フリーターからの転職は難しいです。
フリーターも中途社員として採用される
基本的に新卒向け以外の求人は即戦力となることを前提として採用を行っています。
フリーターが中途採用として応募するにあたっては、専門のスクールに通うなどして仕事をするのに必要なスキルを身に着ける必要があります。
しかし、先ほど解説したように週5のフルタイムで働いても稼げる金額が月20万円程度であり、スクールに通うお金を捻出するのは大変でしょう。
それに、フリーターができる仕事は単純作業が多い傾向にあり、なかなか仕事を通して正社員になるためのスキルを身に着けるのも難しいです。
「未経験OK」の求人は本当に未経験でも採用してくれる?
フリーターが応募しやすい求人として「未経験OK」と記載されている求人が挙げられます。
未経験OKの求人は若い人のポテンシャルに期待して採用を行っているのでスキルが無くても「若さ」と「やる気」さえあれば採用してもらえる可能性が高いです。
しかし、このような求人は先ほど解説したように基本的に20代まで、年齢を高めに設定している企業であっても35歳までが応募条件となっています。
そのため、「未経験OK」と書いてある求人でも、年齢が高ければ高いほど採用してもらえない可能性が高いです。
また、未経験OKといっても、経験者の採用をしないわけではないので、スキルの高い経験者が応募してきた場合は、フリーターではなく経験者の方が優先される傾向があります。
フリーターはいつまで続けてもいいが、正社員になるタイムリミットがある
このようにフリーターから正社員を目指すにはタイムリミットがあります。
一生独身で生きていく場合は、老後に自分が大変な思いをするだけですが、結婚して家庭を持つことを考えると一生フリーターでいる場合家族を養うのが難しいです。
現代は学歴社会と言われており、特に都市部で暮らすなら子供を大学・専門学校まで通わせることを見据えて貯金を行う必要があります。
しかし、フリーターの年収では子供の学費を稼ぐどころか毎日の生活を送れるだけのお金を稼ぐことすら大変でしょう。
リミットギリギリになって正社員を目指して後悔しないためにも、正社員になれる年齢、収入格差、ローン、結婚、出産、子供の教育費などを考え、タイムリミットがあることを理解し、なるべく早く正社員を目指すべきでしょう。
20代の内にフリーターから正社員に就職を成功させたい人は、フリーターの就活ノウハウを一通り解説している以下の記事を参考にしてください。
実際に正社員就職を成功させたフリーターの体験談も読むことが出来ます。
フリーターの定義とメリットとは?

フリーターとは15歳から34歳までで学生ではなく、正社員にならずにパートもしくはアルバイトの仕事をしている人のことを言います。
2017年の日本におけるフリーター人口は152万人であり、大体100人に1人がフリーターということになります。
入社も退職もやりやすい [フリーターのメリット1]
まず、フリーターはアルバイトなので正社員と比べて入社・退社しやすいです。
したがって、仕事探しに苦労しませんし、仕事が自分に合わないと感じたらすぐに辞めることができます。
そのため、「興味がある」程度の仕事であっても気軽にチャレンジすることが可能です。
正社員は一度会社に入社してすぐに辞めると次の転職に影響があります。
したがって、一度就職したら気軽に転職できないことを理解してしっかり考えて仕事を選ばなければいけません。
休みの自由度が高い [フリーターのメリット2]
また、フリーターシフトや休みの自由度が高いというメリットもあります。正社員だと会社の都合を考えて休みを取らなければいけません。
しかし、アルバイトやパートなら基本的に休みたい時に休めるうえ、長期の休みも取りやすいです。したがって、プライベート重視の毎日を送ることができます。
それに、フリーターはシフト通りに働くため、残業も少ないです。
万が一残業が発生してもアルバイトやパートなら働いた分給料に反映されるので、稼ぎたい時に稼いで休む時に休むことができます。
仕事に伴う責任が少ない [フリーターのメリット3]
それにアルバイト・パートなら正社員と比べて仕事に伴う責任も少ないです。
正社員として働く場合、特に上のポジションを任されると部下の失敗の責任を自分が取らなければいけない場合もあります。
しかし、フリーターのままであれば基本的に職場にいる正社員の指示に従って働くこととなるので、職場のルールを破ったなど重大な問題を起こさない限り責任を問われることがありません。
フリーターは気楽に生活できる
このようにフリーターのままでいるメリットはたくさんあります。正社員と比べて自由で責任も少ないため、一生フリーターのままだと責任などを気にせずプライベート重視した毎日を過ごし、気楽に働けると言えるでしょう。
フリーターでいることのデメリット

一生フリーターとして働くのは気楽で良いように思えますが、フリーターとして働くことにはもちろんデメリットもあります。
このデメリットを理解せずに一生フリーターとして働き続けると後で後悔してしまう可能性があり、しっかりデメリットも理解しておく必要があるでしょう。
収入が少ない [フリーターのデメリット1]
まずフリーターとして働いていると正社員と比べて収入が少ないです。
アルバイト・パートの時給を1,000円と考えると、週5日のフルタイムで働いても年収は200万円弱です。
時給もそれほど上がるわけではないことから、年齢が上がれば上がるほど同世代と給与の面で差がついてしまいます。
休むと収入ゼロ [フリーターのデメリット2]
フリーターの場合、体調を崩したりプライベートのために仕事を休んだりしたらその分給料が減ってしまいます。
特に大けがをした時など長期間仕事を休んだ場合、その期間一切給料が発生しません。
したがって、正社員よりも万が一の時に備えて稼ぎが少なくてもしっかり貯蓄をする必要があります。
雇用やシフトに安定性はない [フリーターのデメリット3]
それに加え、フリーターは正社員と比べて雇用やシフトの安定が保証されていません。
そのため、会社都合でシフトを減らされたり、クビになってしまったりするリスクもあります。
スキルが身につかず体力だけ無くなる [フリーターのデメリット4]
アルバイト・パートの仕事は単純作業が多い傾向にあり、スキルが身に着きにくいです。
単純作業の仕事の場合スキルよりも体力が求められることが多いですが、年齢が高くなればなるほど体力は衰えていきます。
そのため、若い人を積極的に採用する傾向があり、年齢が高くなればなるほど万が一今のアルバイト・パート先をクビになってしまった時に次の職場が見つかりにくいということも理解しなければいけません。
年金などの支給額が減るかも [フリーターのデメリット5]
また、フリーターでも保険や年金制度を必ず利用しなければいけません。フリーターだと国民年金・国民健康保険に、正社員だと厚生年金・健康保険に加入することとなります。
国民年金・国民健康保険だと毎月全額自分で負担する必要がありますが、正社員が加入する年金は企業と折半となるため、正社員の方が年金・保険の負担額が少ないです。
フリーターの少ない収入で保険や年金を支払うのは大変で、中には保険料や年金を支払えない人もいます。特に収入が少なかった月は年金・保険料の支払いが大変でしょう。
社会的信用が低い [フリーターのデメリット5]
それに、フリーターはすぐに仕事を辞めることができる、正社員と比べて収入が低く、毎月稼げる金額もシフトに入れる日数によって変動するなどといった理由から、社会的な信用が低いです。
万が一家や車など高額な買い物をするとなると、ローンを組む人が大半でしょう。しかし、アルバイト・パートは社会的な信用が低いために審査に落ちてしまうことが多いです。
また、クレジットカードの中には審査が甘めでフリーターでも通ることができるものも存在しますが、種類が限られています。
クレジットカードは種類によって還元率が高いなどといったものもあり、選択肢が広い方が良いでしょう。正社員であれば高額な借金を抱えていない限り大半のクレジットカードの審査に通ります。
年齢が高くなるごとにフリーターでの生活は厳しくなる
このようにフリーターでいることはデメリットが大きいです。特に年齢が高くなればなるほどフリーターのままでいるリスクは大きくなっていきます。
一生フリーターでいることにはこのようなリスクを伴うことを理解したうえで働く必要があります。
正社員として働くメリット

フリーターは雇用が安定せず、年齢が高くなればなるほど大変であることがわかりました。
それに対して正社員は雇用が安定しており、給料も勤務年数などに応じて上がっていくため万が一のことに備えて貯蓄がしやすいなどメリットだらけです。
固定給で給与をもらえるのが一般的
やはり正社員はフリーターとは違い、ほとんどの会社が固定給です。毎月安定した金額を稼ぐことができる点は大きいメリットでしょう。
企業によってはインセンティブがある企業も存在します。
インセンティブがあれば結果を出すことで給与を上乗せしてもらえることから、同世代が稼いでいる年収よりも給与を稼ぐことができ、とにかく結果を出して稼ぎたいと考えている人ならやる気を持って仕事に取り組めるでしょう。
ボーナスで年収がさらに高まる
また、ボーナスがあれば毎月の給与とは別にまとまった金額を受け取ることができます。
アルバイトやパートなら欲しいものが高額だった時に、シフトを増やしてお金を稼いだり、生活を切り詰めたりしてお金を貯めなければいけません。
しかし、正社員でボーナスを受け取ることができれば、年に1~2回高額な収入があるので定期的に自分へのご褒美に高額なものを買ったり、旅行に出かけたりすることができます。
年金の支払額が半額になる
それに、正社員になれば厚生年金に加入することができるため、年金の支払いを会社が半分負担してくれます。
正社員でも最初のうちはフリーターの時とそれほど稼げる金額が変わりませんが、年金・保険料の負担が減るため、生活も楽になるでしょう。
スキルアップすると更に給与が増える
正社員になって経験を積めば、経験や社歴に応じて責任のある仕事を任せてもらえ、固定給が増える可能性が高くなります。
現代においては一つの企業で働き続けるだけでなくキャリアアップのために転職をする人も多いです。
しかし、30代を超えると転職するにあたって仕事に必要な技術的なスキルに加えてマネジメントスキルも求められます。
そこでマネジメントを任せてもらえると、今働いている職場以上に自分が活躍できる職場へ転職できるスキルが身に着きます。
経験と人脈を使って起業もできる
また、経験や仕事に関する知識に加えて、仕事を通して知り合った人と交流を深め、人脈を増やせば独立して起業することも可能です。
起業して経営者になれば、自分が社長として人を雇うことになるのでマネジメントの仕事に専念することができます。
それに、企業で働いていると毎年給与査定によって給料が上がりますが、稼げる金額は限られてしまいます。
そこで経営者になれば自分の給与も自分で決めることができるため、大幅な年収アップも見込めるでしょう。
子育てがかなり楽になる
それに加え、やはり将来結婚をして子供が欲しいと考えているなら、フリーターでは見通しが立たない状態だったとしても、正社員になることで見通しが立ってフリーター時代に崩れてしまった人生設計を立て直すことができます。
子供には少しでも良い環境を用意したいと考えている人が大半でしょう。
正社員になれば収入が経験や勤務年数に応じて上がっていくことから家族で安定した生活を送ることができるうえに、子供を大学まで通わせるための貯蓄も可能です。
40代に後悔しないためには、20代の内に正社員を目指す
このようにフリーターから正社員になることは特に肉体労働が辛くなる40代以降の年齢になった時の負担を軽くできると言えるでしょう。
実際に35歳以上の高齢フリーターは社会問題にもなっています。そうならないためにも20代の内に正社員を目指しましょう。
フリーターをいつまでできるか考える前に、正社員転職を決めたら早く動こう!

フリーターとして働く期間が長いほど年齢が高くなり、正社員を目指しづらくなってしまいます。そのため、正社員を目指すことを決めたらすぐに行動に移す必要があるでしょう。
ただ、フリーターの場合、アルバイトやパートしか経験していないので、ビジネスマナーが身に着いていないことが多いです。
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フリーターの就職活動は対策をしないと失敗してしまうことが多いので、就職エージェントを活用して正社員を目指しましょう。
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※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)
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