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大学中退したい?その後の進路やメリットデメリットを徹底解説!

大学を中退したい?その後の進路やメリットデメリットを徹底解説!

大学を中退したいと考えるものの、中退した後にどのような進路が待っているのかや、メリットとデメリットを知りたいと不安に感じている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、大学を中退したいと考えている人が知っておきたい知識を幅広く解説します。これからの自分の進路に悩んでいる大学生の人は、ぜひ参考にしてみてください。

大学を中退したいと感じる理由5選

大学に入学するためには、多くの勉強時間と学習のためのお金をかけている人がほとんどです。中には大学受験で今までに経験したことのないような精神的ストレスを感じていた人もいるのではないでしょうか?

このように大変な思いをして入学した大学を、どうして中退したいと考えてしまうのでしょう。まずは大学を中退したいと感じる理由を5つ見ていきます。

1.大学の勉強についていけなくなった

大学中退理由として多く見られるのは、大学での勉強についていけなくなったというものが挙げられます。

大学は高校までとは異なり、自分で受講講義を選択し、必要な単位を取得することで進級・卒業が可能になりますが、勉強についていけずに単位が取得できないまま留年してしまった際には、いっそのこと大学を中退してしまおうと思いやすくなります。

また、それだけでなく必修科目の単位を落としたり、そもそも履修登録をしていなかったりといった自分が原因で進学が上手くいかないことも考えられますし、ゼミや研究室で上手く勉強についていけないといったことで中退を考えるケースは少なくありません。

2.友達との関係性に疲れた・失敗した

大学生になると、これまでの高校生活に比べて友達付き合いも大幅に自由度が増します。自分から積極的に行動してサークルに入ったり、声かけをしなければ一向に友達ができず、ひとり寂しい大学生活を送ることになります。

また、いざサークルに入ってみたはいいものの、上手く馴染めなかったり人間関係でトラブルを起こしてしまったりなどすれば、同じく人間関係に悩むことは避けられません。

このような人間関係の歪みやズレに耐えることができなくなった時、大学を中退したいと感じる人もいます。

3.学費が払えなくなってしまった

大学の学費は高校までの学費と比べて非常に高く、特に私立大学の理系学部の学費は年間でも100万円を超えるケースも珍しくなく、多額のお金が必要になるのが実態です。

奨学金や仕送りの受給、バイトなどをすることで学費や生活費をまかなう学生も多いですが、中には経済的に厳しい家庭で親からの援助が得られず、奨学金ももらえないためバイト漬けになるような人がいます。

大学の学費をまかなうためにバイト漬けになり、バイト漬けになることで大学の勉強についていけなくなるといった負のループに陥ってしまうことにより、最終的に大学を中退したいと考える人も一定数見られます。

4.他に夢中になれることを見つけた

現代の日本においては、大学に通うことが当然という価値観になっている傾向にあります。そのため、特に何か学びたいことがなかったとしても、とりあえず大学に進学するという人は多いでしょう。

特に目的もなく大学に通っている中で、自分が本当に夢中になれることを見つけられる人がいます。音楽や芸術、何らかのビジネスなど、大学以外に夢中になれることを見つけた時、大学に通うことの優先度が大きく下がることになります。

結果的に、進学や卒業のための単位が不足することになり、「それだったらいっそ、自分のやりたいことに一直線に頑張りたい」と考え、大学を中退するという選択を取る人も見られます。

5.転学や留学をすることになった

ポジティブな退学理由として、転学や留学といったものも挙げられます。

現役時代に第一志望だった大学を再受験したり、自分のやりたい学問が学べる他の大学や専門学校に転学することになったりすれば、必然的に今通っている大学を中退する必要が出てきます。また、留学を数年単位で行おうとする場合、大学を中退して本気で取り組むというケースも考えられるでしょう。

このように自分の本当にやりたいことを実現するため、前向きに大学中退という選択肢を取る人は少なくありません。

大学中退したいと考え行動に移す割合は2%

大学を中退したいと思う理由は人それぞれ様々であることを考えると、中退したい気持ちを抱えながら大学に嫌々通い続けている人も一定数いると考えられます。

その中でも、実際に大学を中退するといった行動に移す割合はどれくらいいるのでしょうか。

文部科学省の調査結果によれば、大学を中退する割合は2%前後ということが分かっています。実際の人数は毎年の大学生の数が変動するので一概には言えませんが、およそ5万人から8万人程度が目安となります。
大学中退者の割合は2%と少ないですが、実数では数万人が毎年大学を何らかの理由で中退していることを考えると、意外と中退という進路を選ぶ人が多いというのが分かります。

中退した方専門の就職支援サービス
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大学中退のメリット5選

大学を中退したいと感じても、すぐに衝動的に中退してしまっては今後の人生に大きな悪影響をもたらすことになります。大卒か高卒かは、今の日本において就職の選択肢が大きく変わる要因となりますので、慎重に判断する必要があるでしょう。

そのためにも、ここからは大学中退によるメリットとデメリットをそれぞれ解説します。まずは大学中退によって得られるメリットを4点紹介します。

1. 自由に使える時間が増える

大学は自由に時間割が作れるものの、真面目に勉強をしてストレートで卒業を目指そうとすると、特に1〜2年目はそこまで自由な時間を満喫できるということはありません。当然ながら、大学で勉強をして単位取得に努力するといった必要が出てきます。

大学を中退することにより、無理に大学に通う必要が一切なくなるため、本当の意味で自分の自由な時間が手に入ります。
今までやりたいと思っていたものの、大学で時間がなくて諦めていたことに挑戦できるようになるなど、行動の選択肢を無制限に持つことができるのは大きなメリットです。

2. ストレスから解放される

大学中退することで、人間関係や学業のプレッシャーなどのストレスから解放できるというメリットもあります。

無理に在籍を続けてしまうと、心身に悪影響を及ぼし、うつ症状や体調不良に発展するケースも少なくありません。中退を選ぶことは、こうしたストレスの根本原因から解放される手段になり得ます。

自分に合わない環境に居続けるよりも、一度リセットして別の道を歩むことで前向きな気持ちを取り戻しやすくなります。

精神的な余裕が生まれることで、アルバイトや資格取得、就職活動など新しい挑戦に集中できるようになり、自分に合った生活リズムや進路を再構築しやすくなる点は大きなメリットと言えるでしょう。

3. 学費の負担がなくなる

大学を中退することで、学費の負担がなくなることもメリットの一つです。

入学時に支払う料金を除けば、私立文系学生が1年間で支払う金額は100万円程度となり、家庭の経済事情によっては学費の支払いに首が回らないということも十分考えられます。

「親にお金で迷惑をかけているのが申し訳ない」と感じている人であれば、大学を中退することにより学費の負担がなくなるといったメリットもあるでしょう。

学部別に私立大学の1年間の学費をまとめてみると、以下の通りとなります。

学部授業料入学料施設設備費実験実習料その他総額
文系8150692256511482728319751261272437
理系113607425102917915961004627581690024
医学系2882894107627893136720041914001066491064
その他96907425483623570278917936191632148
平均93094324595118018634462914231482964

ただ、同時に中退によりそれまで大学生活のためにかけてきたお金が無駄になるといったデメリットと表裏一体となりますので、一概に手放しで喜べるメリットとは言えない点に注意が必要です。

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伏見 卓真/就職アドバイザー

中退して就職した方が金銭的に余裕ができることも?

自分でアルバイトをしながら、学費の全額、または一部を負担しているような方にとっては、中退することで生活に余裕が出る可能性は高くなります。

さらに、正社員として就職して収入を増やすことができれば、生活も豊かになるはずです。

もし生活を維持することが難しいほど困窮しており、奨学金など他の手立てでもお金が得られる当てがないのであれば、1つの選択肢として検討してみるとよいかもしれません。

4. 社会人経験を一足先に積める

大学中退から空白期間をほぼ空けずに就職できるのであれば、社会人経験を同学年よりも一足先に積めるといったメリットも挙げられます。

大学中退者は学歴的には高卒という扱いになりますが、高卒の平均年収はおよそ250万円ほどになりますので、仮に大学1年目で中退するのであれば、4年間の間で1,000万円程度の収入の差をつけることができるでしょう。
また、実務経験を積んで早めにキャリアアップのための転職をすることにより、同じ年齢であっても社会で活躍するスピードを早められるというのもメリットになります。

ただ、そもそも高卒と大卒では大卒の方が平均年収が高い傾向にあるため、生涯もらえる収入としては大卒の方が高いという点は知っておく必要があります。

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伏見 卓真/就職アドバイザー

長期的な視点で考えることが大切!

他の学生が学校に通っている間に働くことで、短期的にはスキルの面で差をつけることはできます。そのため、今後どのような仕事をしたいか、どんなキャリアにしていきたいかというビジョンが明確で、正社員として働くのであれば、早く働くことがメリットになるかもしれません。

しかし、逆を言えば、まだ少し将来についてフワッとした考えしかなく、中退後もなんとなくアルバイトを続けてしまいそうなのであれば、いま一度立ち止まって考えてみたほうがよいでしょう。

5. キャリアチェンジや再挑戦のきっかけになる

大学を中退することは、一度進んだ道を方向転換する大きな契機となります。専攻内容が自分の興味や適性に合っていない場合、在籍を続けても将来につながらない可能性があります。そこで中退を選ぶことで、「本当にやりたいこと」に時間と労力を振り向けられるのです。

例えば、プログラミングやデザインなど専門スキルを学ぶためにスクールへ通う人もいれば、働きながら実務経験を積み、実力でキャリアを築く人もいます。進学や資格取得など学び直しの選択肢もあり、大学中退は必ずしも失敗ではなく「再挑戦のスタート」とも言えます。

自分の意思で方向を選び直す経験は、その後の人生において大きな自信や強みにもなります。

大学中退のデメリット5選

大学中退にはいくつかメリットが考えられますが、やはりどうしてもデメリットの方が多くなります。

大学を中退したいのであれば、大学中退のメリットだけでなくデメリットもしっかりと理解した上で判断する必要がありますので、ここからは大学中退によるデメリットを5つ解説します。

1.最終学歴が高卒になる

大学を中退した場合、最終学歴は「高卒」となります。大学に在籍していた事実は履歴書に書けますが、卒業していなければ「大卒」とは認められません。

そのため「大卒以上」を応募条件としている企業や公務員試験などにはエントリーできない場合が多く、選択肢が制限されます。特に大手企業や専門職では大卒以上を前提にした採用が根強く残っているため、中退はハードルとなることがあります。また、大卒と高卒で異なる給与テーブルを設定している会社もあります。

昨今では学歴社会の波が緩やかになっているといった実態はあるものの、やはり高卒ということで制限を受けていると感じる人は少なくありませんので、大学中退によるデメリットは大きいと言えます。

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伏見 卓真/就職アドバイザー

条件差や不利なケースを知っておこう!

最初は不利であっても、入社してからの頑張りや業績次第で収入アップやキャリアアップがかなう可能性もあります。ただ、スタートから仕事の選択肢が狭まってしまったり、大卒者よりもスムーズにキャリアを形成できない可能性があるのも事実です。

自分が理想とするキャリアに中退という選択がネックにならないか、十分に調べておきましょう。

2.就職難易度が上がる

大学を中退することにより、就職する難易度が大きく上がることもデメリットの一つです。

大卒を募集条件としている求人には応募できなくなるため選択肢が狭まることはもちろん、選考において企業からネガティブな目線で見られることあります。

就職活動において、中退の経歴は面接官から必ず質問されるポイントです。中退理由に明確な納得感がなければ、「途中で投げ出す人」「継続力がない」といったネガティブな印象を与えてしまいます。採用側がリスクを避けたいと考える場合、中退歴は選考のマイナス要素になりやすいのです。

希望する仕事や企業に就職できる可能性が下がることは、将来において明確なデメリットとなります。

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伏見 卓真/就職アドバイザー

しっかり対策しないと面接の通過が難しいことも

就職面接では、中退した理由を問われることがほとんどです。
大卒を優遇する企業ばかりではありませんが、たとえ高卒を積極的に採用している企業でも、中退者に対するマイナスイメージや不安要素が拭えなければ、内定をもらうことはできません。
自己分析を通して、中退に至った本質的な要因と向き合い、経験を前向きに活かそうとする姿勢をアピールする必要があることに注意しましょう。

3.それまでの学費が無駄になる

大学中退により、これから必要になる学費がかからなくなるといったメリットがある反面、これまでかかってきた学費が無駄になるといったデメリットがあります。

大学受験のために塾や予備校に通っていた場合は、最大で50万円程度のお金を支払っていることになりますが、中退によりそのお金は全て無駄になるといって良いでしょう。

また、コストという観点では学費だけでなく、それまで費やしていた時間というものも無駄になってしまいます。

「大学という場所が自分には合っていなかった」という経験ができたとポジティブに考えられる人であれば問題ないかもしれませんが、そうでないなら大学中退はこれまでの人生に対しても大きなデメリットを与える選択と言えます。

4. 大卒と比較して給与が下がる

日本の多くの企業では、初任給や昇給の基準に学歴が影響します。厚生労働省や経済団体の調査でも、大卒と高卒では平均年収に100万円以上の差があるとされています。

大学を中退すると最終学歴は高卒扱いになるため、大卒者と同じ土俵で給与や待遇を得ることは難しくなります。また、昇進や管理職登用の段階でも学歴が影響する企業も多く、長期的に見ても給与水準が下がりやすいのは大きなデメリットです。

5. 周囲からの理解を得にくい

大学を中退すると、親や親戚、友人など周囲から「どうして辞めたのか」「もったいない」と言われることが少なくありません。社会的には「中退=挫折」というイメージが根強く残っているため、自分の意思で選んだとしても理解されにくいのが現実です。

その結果、自己肯定感が下がったり、就職活動に自信を持ちにくくなったりする場合もあります。周囲の評価や偏見が精神的なストレスになることもデメリットの一つです。

中退した方専門の就職支援サービス
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大学中退したい!その後の進路はどうなる?

大学中退によるメリットとデメリットをしっかりと認識し、それでも大学を中退したいという気持ちが変わらないのであれば、その後の進路を理解した上で中退するかどうかの判断を進めると良いでしょう。

ここからは、大学中退者のその後の進路として考えられる5つの選択肢について解説します。

フリーターとして働く

大学を中退した後は何事にもやる気が出ないといった人が少なくありません。また、大学を中退していることで親となんとなく距離を置きたいと思うことも往々にしてあるでしょう。
しかし、そのままだと収入がなく生きていくことができないため、仕方なくフリーターとして働くという進路を選ぶ人が一定数います。

フリーターであってもしっかりとシフトに入ることができれば、短期的には大卒初任給以上稼ぐことができるため、フリーターも悪くないかもと思うでしょう。
しかし、フリーターには昇給や昇格という概念がそもそもありませんし、社会保険や年金といった公的な支援が乏しいため、中長期的に考えればあまりにもその日暮らしな生き方というのが実態です。

大学を中退して一時的にフリーターになるのは良いのですが、フリーターであることが日常になってしまうと、数年後、数十年後に後悔する可能性が極めて高いため、早い段階から正社員としての就職を目指すことをおすすめします。

民間企業に就職する

大学を中退したことをきっかけに、真剣に自分の将来を考えて民間企業に就職するといった進路も少なくありません。確かに大学中退者は就職活動上不利ではあるものの、日本全体が少子高齢化で人手不足という実態がある以上、しっかり準備すれば正社員として就職することは問題なくできます。

民間企業に就職した後は学歴や中退実績はほとんど意味がなくなり、仕事における実績が全てとなります。そのため、就職後にリスタートして努力し続けることができれば、大卒の社員よりも会社で評価されるといったことも可能です。
また、民間企業に就職した後に転職をすることにより、キャリアアップやキャリアチェンジにも繋げることもでき、フリーターよりも充実した人生を歩めるでしょう。

公務員として就職する

実は公務員は大卒でなくても就職することが可能です。公務員の正規職員として就職するためには公務員試験に合格する必要がありますが、受験資格は年齢のみで学歴は関係ありません。

もちろん大卒の方が学力という意味で高いかもしれませんが、大学中退者であっても大卒並の地頭の良さはあると考えられますので、試験対策をしっかりすれば公務員として採用されることは十分に可能です。

知っての通り公務員はリストラがなく、かつ年功序列式に給料が上がっていきますので、一度就職できれば腰を据えて働くことができます。民間企業に存在する倒産リスクといったものも皆無となるため、将来の安心感が極めて高いのが特徴となります。

経済的理由などで大学を中退したいと考えている人は、公務員を目指してリスタートしてみても良いかもしれません。

他の大学や専門学校に再入学する

今通っている大学では学べないことがあると感じたような人は、大学を中退して他の大学や専門学校に再入学するといった進路も考えられます。

ただ、再入学のためには当然受験を再びしなければなりませんし、大学を中退して受験勉強に専念したとしても希望の学校に合格できるとは限らないため、非常にリスキーな選択肢とも言えます。

もし仮に、「今の大学だと就職に不利になりそうだから、ランクが上の大学に再入学したい」という考えて再受験を考えているのであれば、今の大学を卒業した後に希望する大学の大学院に進学するといった進路も検討すべきでしょう。
また、大学から専門学校に再入学した後は、基本的に進路が専門学校で学ぶことに限られてしまいますので、その選択をして本当に後悔しないかを念入りに検討することが必要です。

フリーランスになる

最近ではフリーランスという働き方も目立つようになってきていますので、大学を中退した後フリーターでも正社員就職でもなく、フリーターという進路を選ぶ人も増えてきています。

フリーランスとして働くためには一定の知見や実績がないと案件が獲得できませんが、上手く案件をこなせるようになれば会社員よりも大幅に稼いでいくことも可能です。
また、最近ではインフルエンサーや配信者のように、自分一人の力だけで稼いでいくといった生き方をしている人もいますので、「この分野であれば自分は他の人に負けない」ということが一つでもあるのであれば、フリーランスという進路を選んでみても良いでしょう。

ただ、フリーランスになってから稼げるようになるまでは、最短でも数ヶ月以上かかることがほとんどですので、経済的に厳しくなりやすいという点はあらかじめ認識しておく必要があります。

大学中退したら人生終了?

大学を中退したいと悩んでいる人は、中退後の人生が暗いものになってしまうのではないかという疑問を感じているのではないでしょうか?

ここからは、大学を中退したら人生終了になってしまうのかどうかについて解説します。

やり直しはいくらでもできる

大学中退は確かに人生において大きな決断の一つと言えますし、いわゆる「人生のレール」からは一時的に外れることになるでしょう。しかし、80年以上続く人生の中で考えるとたった一瞬の出来事とも言えますので、後からいくらでもやり直しはできます。

就職という観点に閉じて言うのであれば、中退をしてからも正社員として就職することはできますし、経験を積めれば大卒と遜色なく活躍することも可能です。
また、今後はさらに人手不足が加速していくとも言われてますので、近い将来には学歴が関係ない社会になっているかもしれません。

このことから、大学を中退しても人生終了になるとは言えず、そこまでネガティブに落ち込む必要はないでしょう。

大学中退が一生足を引っ張る事実になることも

一方で、大学中退という事実が一生足を引っ張る可能性もあります。就職の際は履歴書に学歴を記載することになりますが、自分の学歴は一生変わることがありませんので、中退した事実を背負いながら生きていくことになります。
また、結婚においても相手が大卒で自分が高卒という状況になれば価値観が変わってくるようなこともありますし、経済的に困ってしまうような状況にも陥るかもしれません。

このような将来のことを考えるのであれば、大学を中退してもすぐに人生終了とはならないものの、やがて大学を中退した事実が自分の首を締めてくることは可能性として認識しておく必要があります。

逃げ癖がつく点には注意

大学を中退することで、自分の性格や考え方が大きく変わってしまうことがある点には注意する必要があります。

具体的には、大学を中退することで「つらいことや嫌なことがあったら、その場から逃げればいい」という逃げ癖がつきやすい点に注意しましょう。

社会人になれば、どれだけストレスがかかる状況にあったとしても、逃げずに向き合い続ける粘り強さや根性といった精神力が求められることが多くなります。しかし、一度大学を中退した人は「途中で何かをほっぽり出してリセットする」という経験をしてしまっていますので、逃げることに抵抗がなくなりやすい傾向にあります。

逃げ癖は一種の性格とも言えますので、一度逃げ癖がつくと中々元には戻せません。逃げ癖が人生終了に繋がらないように、意識的に行動を変えていくことが大切になるでしょう。

中退した方専門の就職支援サービス
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大学中退したいと感じたら考えるべきこと

大学を中退したいと感じたら、メリットデメリットや進路を知る以外に考えるべきことがいくつかあります。

ここでは、大学を中退する前に考えて欲しい4つのことについて解説します。

1. 中退したいと感じている理由を言語化する

大学を中退するにせよしないにせよ、中退したいと感じた時点で自分がなぜそのように考えているのかを一度言語化しましょう。

今感じていることを言語化することで、自分を客観的な視点で見れるようになるため、判断を感情的なものから論理的なものにシフトすることが可能です。

もし大学を中退した後に就職活動をすることになれば、面接でほぼ確実に大学中退理由を聞かれることになりますので、言語化がそのまま面接対策になることもあります。

2. 中退した後のライフプランに向き合う

大学を中退すること自体は、自分自身が納得した結論なのであれば問題ありません。ただ、中退後に何かをすることなくダラダラと生活し続けることは問題です。
特に大学中退後に空白期間が長引けば長引くほど、就職できる可能性は加速度的に減っていってしまいます。

このことから、大学中退後のライフプランをしっかりと設計しておくことをおすすめします。具体的には、中退をしてから何を目標にリスタートを切るのか、そのためにまずは何をいつまでにしなければならないのかなどを言語化し、簡単でも良いのでスケジューリングしておくようにしましょう。

中退後のライフプランに向き合えないような場合は、大学を中退することを再検討することを強くおすすめします。

3. 休学という選択肢は取れないか検討する

大学に通うことを辞めたいという思いですぐに中退と考える人もいますが、大学に一時的に通わない選択肢としては「休学」というものがあります。

どれくらいの期間休学できるかは大学によって異なりますが、概ね2年を上限としている大学を多い傾向にあることから、短期的な留学や趣味への没頭などであれば中退ではなく休学という選択肢も視野に入れた方が良いでしょう。
また、休学中は基本的に学費が免除されるため、経済的に厳しい大学生であれば休学期間中にお金を稼いで、復学した後の学費に充てるといった方法も取れます。

今一度大学を中退したいと思っている理由は何かを言語化し、その理由が休学で解消できないかを考えてみましょう。

4. 親や友達に相談する

自分一人で考えていても結論が出ないのであれば、誰かに相談するのが一番です。恥ずかしいと感じてしまうでしょうが、親や友達に相談することで意外と中退したいという気持ちが晴れることもあります。

ただ、大学中退の相談はセンシティブな内容でもありますので、もし友達に相談するのであれば、信頼できる人数名程度に抑えておくのがおすすめです。

大学中退したいと感じた時の注意点

最後に、大学を中退したいと感じた時に注意すべきことを2つ解説します。

中退の事実は一生付きまとう

大学中退という事実は文字通り一生付きまといます。中退直後の就職活動はもちろんのこと、全ての転職活動において「学歴欄」に大学を中退した事実を記載し続けなくてはなりません。

いくら企業が経験を重視して採用活動をしているといっても、「大学を中退した人」という色眼鏡で見られることは覚悟する必要があります。

高卒と大卒は生涯収入が大きく変わる

高卒と大卒は平均年収が異なりますので、自ずと生涯収入も変わります。

  • 大卒/大学院卒:2億7,000万円
  • 高専/短大卒:2億2,000万円
  • 高卒:2億1,000万円
  • 中卒:2億円

労働統計によれば最終学歴と生涯年収の関係は上記のようになっています。大学中退者は高卒になりますので、生涯もらえるお金に6,000万円程度の差が出てしまうのです。
老後の生活を不自由なく過ごすためには2,000万円必要などという声もあることから、6,000万円という収入の差がどれだけ大きいかは言うまでもありません。

このような学歴による収入の差は、大学を中退するのであれば絶対に理解しておきましょう。

まとめ

大学を中退したいと思ったら、まずはその理由を明らかにしましょう。その上で、大学中退のメリットデメリットを認識し、その後の進路をある程度プランニングしておくことが重要です。

間違っても感情的に大学を中退してしまわないよう、この記事で解説したことを念頭に、後悔しない選択をしてみてください。

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  • 学歴に自信がないから就職できるか不安
  • 就職について、誰に相談したら良いか分からない
  • 中退しようかどうかを迷っている
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小久保 友寛キャリアコンサルタント
元株式会社ジェイック シニアマネージャー/「就職カレッジ®中退者コース」事業責任者。国家資格キャリアコンサルタント。これまで約1400名以上*の大学中退者やフリーターのキャリアカウンセリングや就職支援講座を行う。(*2014年8月~2020年7月)現在は、学生団体の活動支援や、企業・経営者への組織づくり支援、終活支援など、世代や立場を問わず「やりがい」や「いきがい」を育む取り組みを幅広く展開中。 「誰もが人生を楽しめる社会をつくる」──その想いは、「日本の中退を変える!」と掲げていた頃から今も変わりません。