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職業訓練のプログラミングコース一覧|メリット・デメリットや受講後の就職先を紹介

職業訓練のプログラミングコース一覧|メリット・デメリットや受講後の就職先を紹介
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職業訓練プログラミングを学んで手に職つけたい」「職業訓練でプログラミングを学んでも、自分にできるのか不安」「職業訓練でプログラミングを学んでも、意味がないのではないかと不安」など、職業訓練でプログラミングを受けようか迷っている人は多いのではないでしょうか?

職業訓練のプログラミング学習コースについて知ることで、自分がそもそも受講に向いているのか、向いているとしたらどれを受講すべきか分かり、受講後に就職できるイメージが湧くようになるでしょう。

この記事では、職業訓練校でプログラミングコースの一覧、受講するメリット・デメリット、受講に向いている人、受講後の就職先について紹介します。

職業訓練のプログラミングは意味ない?

職業訓練のプログラミングは意味ない?

職業訓練のプログラミングは意味がないという声も上がっていますが、本当に意味はないのでしょうか。まず最初に見ていきましょう。

無駄にはならない

職業訓練校でプログラミングを学ぶと、就職先の選択肢が広がるため、学んだスキルは無駄にはなりません。

プログラマーやエンジニアなど、ITスキルを持つ人材を求めている企業は多くあります。そのため就職活動で、職業訓練校で学んだプログラミングスキルを企業にアピールすることができます。

IT企業であれば、プログラマーやエンジニアなどの専門職以外の事務職や営業職でも、ITスキルを身につけていた方が仕事のさまざまな場面で役立つことがあります。

そのため、ITスキルを身につけていることで多くの企業において重宝される可能性があり、就職先の選択肢が広がるので、職業訓練校でプログラミングを学ぶことは無駄にはなりません。

未経験の就職先は限られる

未経験の場合は、職業訓練校でプログラミングを学んでも、就職先が限られてしまう恐れがあります。

転職の場合、専門職の求人の多くは実務経験のあるプログラミング経験者を求めています。そのため、スキルを学んだというだけでは、就職先が限られてしまいます。

しかし、未経験者でも働きながら学べる未経験者歓迎の求人も存在します。未経験の場合は、未経験者歓迎の就職先を探して応募するとよいでしょう。

未経験者の場合は、職業訓練校で一生懸命プログラミングを学んで、スキルを高めておくことが大切です。経験がなくても高いスキルを持っていれば、就職活動の際にアピールできます。そのため、経験の無さを高いスキルでカバーできるよう、スキルを高めておきましょう。

40代50代の人は+αのスキルを

40代50代で転職する場合は、職業訓練校でプログラミングを学んでも、プログラミングスキルだけでなく、マネジメントスキルなどと掛け合わせないと就職が難しいです。

企業は人材育成の観点から、20代30代といった若年層の採用を積極的におこないます。40代50代は、企業のなかでマネジメント側として活躍することが多いので、40代50代で転職する場合は、プログラミングスキルにプラスして、マネジメントスキルを身につけると効果的です。

マネジメントスキル以外にも、営業として優秀な成績を収めた経験・スキルなど、企業にアピールできるスキルを持っていれば効果的です。40代50代で転職する場合は、プログラミングスキルと掛け合わせられるスキルも身につけましょう。

職業訓練のプログラミング学習コース一覧

職業訓練のプログラミング学習コースは、どのような内容を学べるのでしょうか。

各学習コースで、どのようなスキルを身につけられるのか、どのような資格を取得できるのかを知って、どの学習コースが自分に向いているのかをみていきましょう。

デジタル分野プログラミング系コース

デジタル分野プログラミング系コースは、受講料無料で、初心者の受講も可能、就職支援が充実している求職者支援訓練の1つです。

女性の受講率も高く、事務やWEBデザイン、プログラミングなど就職活動に生かせるさまざまな訓練コースがあります。

WEBアプリケーションプログラマー養成科

WEBアプリケーションプログラマーは、プログラミング言語を用いて、パソコンやスマートフォンで動作するアプリ開発をおこなう仕事です。

このコースを通して、Webアプリケーション開発におけるプログラミング、要求分析、基本設計、詳細設計、開発、サーバ構築に関する知識及び技能・技術を身につけることができます。日商プログラミング検定EXPERT(Java)という資格も取ることができます。

WEBアプリケーションプログラマーの仕事は、PCに向かいコツコツと作業するので、正確で集中力のある人が向いています。他にも、プロジェクトチームを組んで仕事をすることもあるので、コミュニケーション力が高い人も向いています。

【求人例】

・仕事内容

Webアプリケーション・業務系システム開発および保守、制御系システム開発のいずれか。

顧客折衝・要件定義・設計といった上流工程だけでなく、ご自身で手を動かせる開発や実装まで。

・報酬例

月収: 217,000円~(Indeedより)

スマートフォンアプリケーションプログラマー養成科

スマートフォンアプリケーションプログラマーは、プログラミング言語を用いて、パソコンやスマートフォンで動作するアプリ開発をおこなう仕事です。

このコースを通して、スマートフォンアプリケーション開発におけるjavaプログラミング、基本設計、詳細設計、テストに関する知識及び技能・技術を身につけることができます。Javaプログラミング能力認定試験3級などの資格も取ることができます。

スマートフォンアプリケーションプログラマーの仕事は、さまざまなシステムを作成するので、効率的に仕事を進められる人が向いています。他にも、スマートフォンはどんどん進化していくので、常に最新技術を吸収してよりよいものを開発したいという探究心の強い人も向いています。

【求人例】

・仕事内容

お客様に合わせたWEBサービスの開発、スマホアプリの設計、開発、運用。

・報酬例

月収:300,000円 – 800,000円(Indeedより)

ソフトウェアプログラマー養成科

ソフトウェアプログラマーはプログラミング言語を用いてシステム開発をおこなう仕事です。

このコースを通して、ソフトウェア開発におけるPythonプログラミング、基本設計、詳細設計、テストに関する知識及び技能・技術を身につけることができます。Python 3 エンジニア認定基礎試験という資格も取ることができます。

ソフトウェアプログラマーの仕事は、プログラマーが書くプログラムコードによってソフトウェアは構成されているので、責任感が強く正確な仕事ができる人が向いています。他にも、間違いやエラーに気づける注意力のある人も向いています。

【求人例】

・仕事内容

ソフトウェア開発。業務は自社内開発が6割程度、SESが4割程度の比率。

Java/C#/PHPなどによる言語開発、AWSサーバの構築や顔認証デバイス連携システム、クローラー/Webサイトスクレイピング開発など

・報酬例

月収:240,000円 – 600,000円(Indeedより)

ネットワークエンジニア科

ネットワークエンジニアは、コンピュータネットワークの構築・運用・保守をおこなう仕事です。

このコースを通して、情報ネットワーク機器設定、サーバ構築、ファイアウォール構築、情報ネットワーク構築に関する知識及び技能・技術を身につけることができます。CCNA Routing and Switchingという資格も取ることができます。

ネットワークエンジニアの仕事は、ネットワークエンジニアはネットワークの構築・運用・保守と業務内容が多岐にわたるので、業務の全体像を見られる視野が広い人が向いています。他にも、ミスなく業務を遂行するために高い注意力のある人も向いています。

【求人例】

・仕事内容

大手クライアント企業のITシステム全般における運用・保守・設計・設計

・報酬例

月収:200,000円 – 220,000円(Indeedより)

公共職業訓練のプログラミング系コース

公共職業訓練では、キャリアアップや希望する就職を実現するために、必要な職業スキルや知識を習得することができます。

公共職業訓練の対象となるのは、主に雇用保険を受給している求職者です。専門的な技能を習得することができ、実施されるさまざまな科目のなかにプログラミングを使用するコースがあります。

組込みソフトウェア科

組み込みエンジニアは家電製品や機器などに搭載する制御システムの開発などをおこなう仕事です。

このコースを通して、産業用機器や家庭用機器などに組み込まれている小型のコンピュータおよび周辺回路について理解し、プログラミングの基礎から応用までの技術などを身につけることができます。訓練では資格関連知識を習得するので、任意でITパスポートや基本情報技術者などの資格も取ることができます。

組み込みエンジニアの仕事は、もくもくと作業に取り組める集中力がある人が向いています。他にも慎重で繊細な仕事が苦にならない人も向いています。

【求人例】

・仕事内容

自動車、ロボット、宇宙分野、産業用機器、家庭電化製品など、の組み込みシステムの設計・開発

・報酬例

月収:426,250円 (Indeedより)

スマート情報システム科

システムエンジニアは、コンピュータのシステム開発において、顧客の要望に沿ってソフトウェアの構築やシステムの設計などをおこなう仕事です。

このコースを通して、情報システムを構築するための基本技術と、サーバやデータベース等の構築技術を身につけることができます。訓練では資格関連知識を習得するので、任意で基本情報技術者、ウェブデザイン

技能検定などの資格も取ることができます。

システムエンジニアの仕事は、クライアントのニーズをヒアリングして、ITシステムを提案することがあるので、コミュニケーション力や提案力がある人が向いています。他にも技術力を高め続けることのできる勉強熱心な人も向いています。

【求人例】

・仕事内容

EC販売サイトの運営管理、広告出稿、売上分析、自社サイトの運営管理

・報酬例

月収:428,000円(Indeedより)

ICTエンジニア科

ICTエンジニアは、コンピューターのプログラムを利用して、顧客の要求を満たすシステムをつくり出す仕事です。

このコースを通して、情報システムを構築するための基本技術と、サーバ等の構築技術を身につけることができます。訓練では資格関連知識を習得するので、任意でITパスポート、基本情報技術者などの資格も取ることができます。

ICTエンジニアの仕事は、IT技術が好きで新しい技術を身につけていきたいという探究心の強い人が向いています。他にも地道な作業を繰り返しできる集中力が高い人も向いています。

【求人例】

・仕事内容

ICT事業(受託・SES業務) 基幹システムやWeb開発、ERPやIoTソリューションのプロジェクト

・報酬例

月収:280000円-700000円(Indeedより)

職業訓練のプログラミングコースで身に付くスキル

職業訓練のプログラミングコースでは、どのような身に付くスキルが身につくのでしょうか。

職業訓練のプログラミングコースでは、HTML/CSSのコーディングスキルや、環境構築するスキル、要件定義してどんなプログラムを組む必要があるかを考えるスキルが身につきます。具体的にみていきましょう。

スキル1. HTML/CSS

職業訓練のプログラミングコースでは、HTML/CSSのコーディングスキルが身に付きます。

HTMLは、WEBサイトに必要な部品を配置するための言語で、タグで文章を囲うことで意味付けをして、文章の構造を作ります。CSSはHTMLで作成した文章の構造を装飾してWebページの見た目を整えるための言語で、Webページのデザインをまとめて変更したり、微調整したりします。

HTMLとCSSの2つを用いて、サイトを作り上げていくので、HTML/CSS は基本的で重要なスキルとなります。コーディングとは、制作したデザインをWebサイトで表示させるために、プログラミング言語を使ってプログラミングコードを記述していく作業のことです。

コーディングをおこなう人を「コーダー」と呼び、プログラミングを行う人を「プログラマ」と呼びます。プログラマは必ずコーディング技術を保有しているので、プログラマを目指すのであれば、コーディング技術の習得は必須といえるでしょう。

スキル2. 環境構築

職業訓練のプログラミングコースでは、環境構築するスキルが身に付きます。

環境構築とは、システムやソフトウェアの実行環境や開発環境を整えることです。機材や回線、ソフトウェアなど動作に必要な要素を手配・導入し、利用者が実際に使用可能な状態に全体を整える作業をいいます。

プログラミングの環境構築には、プログラミング言語に応じたハードウェアとソフトウェアが必要になります。職業訓練のプログラミングコースでは、初心者にもわかりやすく教えてもらえるので、知識がなくても安心です。

環境構築をおこなうことで、プログラムコードを書いたり、実行したりすることができるので、環境構築はプログラミングに必須のスキルです。

スキル3. 要件定義

職業訓練のプログラミングコースでは、要件定義して、どんなプログラムを組み必要があるかを考えるスキルが身に付きます。

要件定義は、設計、実装作業の前工程としておこなわれ、ユーザーがそのシステムで何をしたいのか、なぜそのシステムが必要なのかなど、システムの目的に基づき分析、検討をおこない、何をどうシステム化するのかを決めます。

システム開発は、ユーザー求める要求を要件へ落とし込むところからスタートするので、クライアントの要求定義をいかにシステム化していくかを定義するかが重要です。

クライアント要求を正確に把握し、細かく的確にイメージすることで、具体的なシステムの全体像を把握する必要があるので、プログラミング技術以外にも、コミュニケーション能力などさまざまなスキルが必要になります。

職業訓練でプログラミングを受講するメリット

職業訓練でプログラミングを受講することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

就職先の選択肢が広がる

未経験の場合は、職業訓練校でプログラミングを学んでも、就職先が限られてしまう恐れがあります。多くの場合は、経験者が求められるからです。しかし、プログラミングスキルを持っていると就職先の選択肢が広がるのも事実です。

IT企業では、プログラマやシステムエンジニアなどの専門職以外の、営業でもプログラミングスキルは役に立ちます。クライアントに提案したり打ち合わせをしたりするときに、プログラミングスキルを活かして、より専門的に中身の濃い話をすることができますよね。

IT企業以外の業種や職種でも、プログラミングスキルは活かせるので、さまざまな企業でアピールすることができます。そのため、プログラミングスキルを持っていると就職先の選択肢が広がるというメリットを感じられるでしょう。

失業保険の手続きが楽になる

失業保険給付の手続きを一部代行してもらえることも、職業訓練でプログラミングを受講するメリットです。公共職業訓練を受講すると毎月末の失業認定日に訓練校側が失業手当の受給手続きを一括して代行してもらえるようになります。

通常は、失業認定日のたびに書類を用意してハローワークに通わなければなりませんが、公共職業訓練を受講すると、訓練校側が失業手当の受給手続きしてくれます。そのため、失業認定日にハローワークに行って自分で手続きする手間が省けるのです。

受講に集中して取り組むことができるので、大きなメリットですよね。職業訓練に真摯に向き合い、受講後就職できることをイメージして、スキルを身につけましょう。

職業訓練受講給付金をもらえる場合も

条件を満たせば職業訓練受講給付金をもらいながら勉強できる可能性もあることも、職業訓練でプログラミングを受講するメリットです。

訓練受講中の生活を支援するために、職業訓練受講給付金という給付金があります。職業訓練受講給付金は、月額10万円です。通所手当は、上限があり通所方法により支給額が異なります。

雇用保険を受給できる人は、雇用保険を受給しながら訓練を受講することができます。雇用保険を受給できない人は、支給要件に該当すれば職業訓練受講給付金の支給を受けることができます。

訓練の受講申込みや、給付金などの手続きは、原則として住所を管轄するハローワークでおこなわれます。一度問い合わせてみるとよいでしょう。

職業訓練でプログラミングを受講するデメリット

メリットの一方で、職業訓練でプログラミングを受講することには、どのようなデメリットがあるのか、みていきましょう。

受講期間が長い

受講期間が長いことは、職業訓練でプログラミングを受講するデメリットです。職業訓練でのプログラミング受講は、受講期間が長いので、就職まで時間がかかってしまいます。また、職業訓練受講給付金がもらえなかった場合、金銭的な負担も生じてしまいます。

職業訓練でのプログラミング受講期間は、基本的3か月~6か月ほどですが、一部のコースでは12カ月~24カ月実施します。

スキルを身につけるためには、長い受講期間を要しますが、その分就職まで時間がかかってしまいますよね。職業訓練でのプログラミング受講をする際は、受講期間も計算して就職活動する必要があります。

また、職業訓練受講給付金は、誰でももらえるものではありません。そのため、支給要件に該当しなかった場合は、もらうことができません。職業訓練受講給付金がもらえなかったら、金銭的な負担も生じてしまい、生活が苦しくなってしまいます。

パソコンに慣れていないと大変

パソコンに慣れていないと特に習得に時間がかかるので大変なことも、職業訓練でプログラミングを受講するデメリットです。職業訓練でのプログラミング受講では、オンライン訓練を受講するために、パソコンなどの機器や通信環境などが必要となります。

パソコンを使用して知識を学んでいくので、パソコンを初めて使う人や、普段パソコン作業をしない人などは、パソコンの基本的な操作方法から覚える必要があるので、最初は大変さを感じてしまう可能性があります。

パソコンは使っているうちに、操作に慣れていきます。プログラミングだけでなく、パソコンは、事務職や営業職などどのような職種でも業務で使用します。そのため、パソコンスキルは高めておいて無駄なことはありません。めげずに根気よく覚えましょう。

就職できても低い条件からスタート

就職先は限られるうえに、最初は悪い条件でのスタートになることも、職業訓練でプログラミングを受講するデメリットです。

未経験者向けの求人よりも、経験者向けの求人のほうがよい条件で出されていることがほとんどです。そのため、未経験者は、最初は悪い条件でのスタートになってしまうこともあります。

少しでもよい条件で就職するために、スキルを高めましょう。職業訓練で学ぶプログラミングの内容だけでなく、自主的に勉強して新たなスキルを身につけたり、営業スキルやマネジメントスキルなど、他のスキルを掛け合わせたりするなどして企業にアピールするとよいでしょう。

職業訓練のプログラミングに向いている人・向いていない人の特徴

これまで紹介したメリット・デメリットを踏まえて、職業訓練のプログラミングコースに向いている人・向いていない人の特徴をご紹介します。

向いている人の特徴

職業訓練のプログラミングに向いている人は、パソコンに一定慣れている人、できないことがあってもできるまで調べながら試行錯誤できる人です。

プログラミングは、常にパソコンを使用して作業をするので、パソコンが使用できること、慣れていることは、最低限必要になります。そのため、パソコンを使用することが好き、趣味や仕事で日常的にパソコンを使用しているという人は、職業訓練のプログラミングに向いています。

また、プログラミングはさまざまな知識や技術が必要になり、定期的なスキルのアップデートをおこないます。そのため難易度が高いと感じたり、高度な技術が必要な作業をおこなったりするときに、できないことがあってもできるまで調べながら試行錯誤できることが必要になります。

向いていない人の特徴

職業訓練のプログラミングに向いていない人は、最初から好条件の就職先を希望する人、新しいことにチャレンジしたくない人です。

未経験の場合は、好条件の就職先は多くはありません。そのため、最初から好条件の就職先を希望する人は、望む就職先が見つからず落胆してしまう恐れがあります。コツコツと努力を重ねてスキルを伸ばして、企業に必要とされる人材を目指すことが大切です。

また、プログラミングは世の中のITの進化にあわせて継続した知識や技術の学びが必要です。新しいことにチャレンジしたくない、同じことだけを変わらず毎日続けていたいといった人には、ストレスがかかる恐れがあるので、職業訓練のプログラミングに向いているとはいえません。

職業訓練のプログラミングについていけない場合

職業訓練のプログラミングを受講してみたけど、ついていけない場合はどうしたらよいのか見ていきましょう。

分からないことがあって当たり前

職業訓練のプログラミングについていけない場合は、分からないことがあって当たり前だと考えましょう。

プログラミングは、さまざまな知識が必要で難易度の高い内容もあるので、分からないことがあるのが当たり前です。

新しいことを覚えるときに、壁にぶつかったり、ついていけないと感じたりすることは、誰にでもあります。そのようなときは、「なぜ出来ないのか」「自分だけついていけていないのでは?」などと、ついていけないと感じる自分を責めたり、落ち込んだりしないようにしましょう。

分からないことがあって当たり前だと割り切って、前向きに学習していきましょう。

調べて問題を解決する習慣を

職業訓練のプログラミングについていけない場合は、調べて問題を解決する習慣をつけましょう。

わからないことを調べて解決することは、プログラマーの大事な要件の1つです。プログラマーは、細かい作業のなかで、さまざまな壁にぶつかることがありますが、その度に調べて解決して、業務を進めていきます。どんなに優秀なプログラマーでも分からないことは都度出てきます。

そのため、わからないことがでてきたら、その都度自分で調べて解決する習慣をつけると、プログラマーになってから将来的にも役に立ちます。

また、わからないことを調べて解決することは、プログラマーだけでなく、社会人として身につけておきたい基本的なスキルです。受け身ではなく、積極的に自分で考えて行動することができると、企業で好印象を与えられます。

きつい場合は途中で辞めることも可能

職業訓練のプログラミングについていけないとき、あまりに合わないと感じた場合は、コース変更して別のコースを受講することも可能です。

ただ、すぐにコース変更できるわけではなく、受講終了後1年間は他のコースを受けられません。そのため、辞める際は慎重に判断すべきです。

とはいえ、プログラミングが合わないと感じながら、無理して受講を続けると、ストレスの原因になります。また、ストレスから学習の効率が落ちてしまう恐れもあります。

人にはそれぞれ得意・不得意があります。自分の能力を最大限発揮できる仕事をすることが自分にとって、ストレスなく働けるでしょう。

職業訓練のプログラミングコースの就職先

最後に職業訓練のプログラミングコースの就職先についてみていきましょう。 どんな人に向いているかも併せて紹介します。

就職先1. Web制作会社

職業訓練のプログラミングコース受講後の就職先1つ目は、Web制作会社です。

仕事内容と向いている人

Web制作会社では、主に新規のWEBサイトを制作したり、WEBサイトのリニューアルやコンテンツの追加をおこなったりします。

プログラマーは、Webサイトに特化したプログラミングが業務の中心となります。システムエンジニアが設計した仕様書に沿って、Webシステムの開発をおこないます。

HTMLやCSSなどはもちろん、PHPやJavaScriptなどプログラミング言語を扱うスキルが必要になります。また、向上心を持って知識を学び続けることも必要です。

細かな作業が苦手ではなく、コツコツと仕上げていける集中力がある人は、Web制作会社での仕事に向いているでしょう。

求人例

・仕事内容

Web・オープン系、汎用機系、制御系のPG・SE業務

UNIX環境の受注システム構築、官公庁向け人事システム開発(Java)、グルメ・エンタメWebサイト制作など

・報酬例

月収: 300,000円〜(Indeedより)

就職先2. SES(エンジニア派遣会社)

職業訓練のプログラミングコース受講後の就職先2つ目は、SES(エンジニア派遣会社)です。

仕事内容と向いている人

SESとはソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約の一種であり、特定の業務に対して技術者の労働を提供する契約です。派遣エンジニアはプロジェクト毎に働くことが多いので、幅広いITスキルが必要なります。

SES契約では、システムエンジニアの能力を契約の対象とし、客先のオフィスに常駐して、技術的なサービスを提供します。そのため、客先のオフィスで円滑に業務を遂行できるよう、コミュニケーションスキルが必要でしょう。

初対面の人とでもすぐに打ち解けられるような順応性があり、コミュニケーション能力の高い人が、SESでの仕事に向いているでしょう。

求人例

・仕事内容

現状のシステム運用保守、新機能の追加開発、既存機能の改修、障害対策、障害対応など

・報酬例

月収:200,000円〜(Javaキャリより)

就職先3. ハードウェア製造会社

職業訓練のプログラミングコース受講後の就職先3つ目は、ハードウェア製造会社です。

仕事内容と向いている人

ハードウェア製造会社では、パソコンやスマートフォンなどの情報機器、プリンターなどの周辺機器、さらにそれを構成する電気回路などのハードウェアを開発しています。そのため、組み込みエンジニアを主に募集しています。

ハードウェア製造会社で扱うものには、電気機器だけでなく、機械全般が含まれることもあり、電気分野以外の知識も求められます。そのため、ハードウェアの性能など幅広い知識が必要になります。

また、プロジェクトを滞りなく遂行するためのプロジェクト管理能力も必要になるでしょう。

さまざまなハードウェアを扱うことための幅広い知識を得るために、継続的に学び続けることのできる探究心や熱心さがある人は、ハードウェア製造会社での仕事に向いているでしょう。

求人例

・仕事内容

産業機器・メディカルシステム機器・自動車用電子機器などの設計・開発などに関する組込製品のプロジェクトマネジメント、設計、開発

・報酬例

月収:231,000~443,000円(dodaより)

まとめ

以上、職業訓練でプログラミング受講を検討するにあたって必要な情報を紹介してきました。

職業訓練のプログラミングは意味ないという意見もありますが、学んだスキルが全くの無駄にはなることはありません。ただ、職業訓練で学習する内容だけだと、有利な条件で就職することは難しいため、個人的にも勉強をしたり、作品を作ったりするとよいでしょう。

どのコースを受けるかは、この記事で紹介した、それぞれのコースや仕事に向いている人を参考にしてみてください。

プログラミングができる人材は不足しているため、スキルや知識を正しく身につけることができれば就職できる可能性は十分にあります。職業訓練校でプログラミングを学び、スキルアップすることで、希望の企業への就職を実現しましょう。

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高藤 薫キャリアアドバイザー
株式会社ジェイック:キャリアコンサルタント|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ゼロフリ」配信中|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター