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引きこもりは仕事を一人で探すべきでない?就職支援サービスを解説

引きこもりからできる仕事があるのか知りたい方向けに、在宅でもできる仕事など、引きこもりにおすすめの仕事をご紹介します。
就職支援をしているサービス等についても触れていますので、サービスの活用も検討してみましょう。

引きこもりの状態の方で働くことが怖いと感じていたり、今の状態では仕事ができないと悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。そんな方には、ひきこもり状態から引きこもりから仕事をできる状態かのチェックリストも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

あなたのお悩み聞かせてください
正社員未経験に強い就職支援サービス
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記事のPoint
  • 引きこもりから就職するなら、在宅OK、未経験OKの仕事をチェックしよう!
  • 引きこもりの人におすすめの仕事には、工場作業員、Web関係の仕事、介護の仕事などがある
  • 引きこもりからの仕事探しには、求人サイト、就職支援サービス、ハローワークの職業訓練などを活用しよう!

あきらめる必要はない!引きこもりでもできる仕事はある

引きこもりの生活が続くと、仕事を見つけることは難しく感じるかもしれませんが、引きこもり経験がある人でもできる仕事は決して少なくありません。

正社員として働くことはハードルが高いかもしれませんが、アルバイトからであれば比較的働き始めやすいです。アルバイトのなかには、経験やスキルを求められない職種も多く、引きこもりの人でも挑戦しやすいといえるでしょう。

また、近年は在宅でできる仕事や簡単な軽作業の求人も増加しており、こちらも引きこもり経験のある人におすすめです。おすすめの職種については記事の後半でも紹介します。

まずは今の自分の状況を考えながら、無理のない範囲で取り組める仕事から始めてみることが大切です。一人で仕事探しをすることが難しい場合には、積極的に第三者に相談してみましょう。

この記事の下部でひきこもりにおすすめの仕事12選も紹介していますので、参考にしてみてください。

まずは引きこもりから仕事をできる状態か確かめよう

引きこもりの人が仕事を探し始める前に、まずは仕事ができる状態かどうかを確かめることが大切です。たとえば、心身の健康状態に不安があるのに無理して仕事を始めてしまうと、健康状態が悪化してしまう恐れがあります。

自分が仕事を始められる状態かを判断するために、以下のチェックリストを使って確認してみましょう。チェックリストはあくまで判断材料のひとつですが、無理をしないためにも自分の状態をしっかりと見極めることが重要です。

参照:

一般社団法人 京都自立就労サポートセンター「セルフチェックシートと評価シートを活用するための手引き」
厚生労働省「平成27年度 社会福祉推進事業 就労準備支援事業評価ガイドライン」「就労準備支援、就労訓練事業ガイドラインについて」

引きこもりから仕事をできる状態かの3つの観点

ここでは、厚生労働省の就労準備支援事業で作成されたGN25評価シートなどのガイドラインをもとに、仕事ができる状態かを判断するために必要な3つの観点について解説します。まず、判断の基準となる3つの観点は以下の通りです。

  1. 日常生活において自立できていること
  2. 社会生活において自立できていること
  3. 就労のための自立ができていること

日常生活における自立には、生活習慣が整っていること、心身の健康状態が良好であることなどが含まれており、健康に働き続けるために必要不可欠な項目です。

社会生活における自立は、コミュニケーション能力の向上や社会的なつながりの改善が含まれており、職場で円滑な人間関係を築くために必要な力といえます。

就労のための自立とは、就労意識の向上など、いわゆる「働きたい気持ち」「働き続ける自信」を持つということです。

ただし、上記の全ての自立を満たしていない状態でも仕事に挑戦することは可能です。満たさなければいけない指標としてではなく、自分が仕事を始められる状態かどうかの判断に活用してみてください。

引きこもりから仕事をできる状態かのチェックリスト

ここでは「引きこもりから仕事を始められる状態かどうか」を確認するためのチェックリストを記載します。

このチェックリストは、引きこもりから仕事に取り組める状態か、社会復帰が可能かどうかを判断するためのチェックリストです。以下の全ての項目を満たす必要はありません。チェックリストを活用し、自分が仕事を始められる状態か確認してみましょう。

引きこもりから仕事をできる状態かのチェックリスト
  • 就寝、起床時間がある程度、整っている
  • 規則正しく食事をとれる
  • 約束の時間を守り行動することができる
  • その場に応じた身だしなみができる
  • 健康状態は良好
  • 週5日間休まずに活動ができる
  • 感情のコントロールができており、 イライラしたり落ち込んだりしても安定した気持ちに戻していける
  • 自分で目標を考え、 設定することができる
  • その場に応じたあいさつや言葉遣いができている
  • 自分の意思や気持ちをまわりの人に伝えることができる
  • 大勢の人と一緒に協力して作業に取組むことができる
  • その場の雰囲気に合わせて自分の感情や行動をコントロールできる
  • 人の話を聞くときは聞くことに専念し、 内容や気持ちを理解することができる
  • 自分の得意不得意を理解し、受け入れることができる
  • 働きたい気持ちがある
  • 働き続ける自信がある
  • 休憩をはさみながら1日、何かに集中することができる
  • 希望する仕事に就くための情報・資料を集める意思がある
  • 興味関心のある仕事、業務がある
  • 希望する仕事・業務につくための知識や技能を持っている

参照:セルフチェックシートと評価シートを活用するための手引き

このチェックリストの内容は少々ハードルが高いため、全ての項目において完璧である必要はありません。チェックリストのうち10個の項目を満たせていれば、自信を持って仕事に挑戦してよいでしょう。

就職の専門家にアドバイスを受けることもおすすめ

チェックリストで自分の状態について確認したものの、「自分で仕事が始められるかどうか判断するのは難しい……」という場合もあるでしょう。そのときは、就職エージェントのキャリアアドバイザーのような専門家にアドバイスをもらうこともおすすめです。

とくにジェイックの就職アドバイザーは、引きこもりやニートの経験がある人への相談経験が豊富なため、現在引きこもりの人でも相談しやすいアドバイザーです。少しでも不安があるなら積極的に利用してみましょう。

性格お仕事診断
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引きこもりの仕事の探し方

引きこもり人のなかには社会人経験がない・少ない人も多く、「仕事を続けられるかどうか心配」という人もいるはずです。

ここでは引きこもり経験のある人でも続けやすい・挑戦しやすい仕事の探し方を紹介します。

1. 在宅/リモートで働ける仕事を選ぶ

引きこもり経験が長い人のなかには、毎朝の出勤や職場での人間関係に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。自宅にいながら働ける「在宅ワーク」「リモートワーク」は、引きこもりの人がチャレンジしやすい仕事のひとつです。

在宅(リモート)でできる仕事として、具体的には以下が挙げられます。

  • データ入力
  • Webライティング
  • デザイン
  • 事務作業
  • プログラミング

簡単なパソコン作業ができる人であれば、就業経験がなくても業務に取り組める仕事もあります。また、プログラミングやデザインなどのスキルや知識があれば、経験を生かせます。

在宅での仕事に挑戦してみたい場合は、まずはクラウドソーシングサービスを利用するのがおすすめです。クラウドソーシングサービスについては、後述するのでそちらも参考にしてみてください。

2. 未経験者の募集をしている企業を選ぶ

引きこもり経験者のなかには、これまで働いた経験がない・少ないという人もいるのではないでしょうか。

職歴やスキルがあまりない状態の場合には「未経験者OK」と記載されている求人に応募してみることがおすすめです。未経験者を募集している求人であれば、研修制度も整っている可能性が高く、実務を通じて仕事を身につけられるでしょう。未経験者の募集が比較的多い職種としては、接客・販売、運送、清掃などが挙げられます。

反対に「経験者優遇」と記載のある求人は、企業が即戦力の人材を求めているケースが多いため、引きこもり経験のある人は採用されにくい傾向にあります。

また、求められるスキルや能力も高いため、引きこもり経験が長い場合には未経験者の募集をしている企業を選ぶことがおすすめです。

3. 求人サイトやクラウドソーシングサービスを利用する

引きこもりの人が仕事を探す際には、まずは求人サイトやクラウドソーシングサービスを利用するのがおすすめです。求人サイトやクラウドソーシングサービスでは、自宅から近い求人募集や在宅・リモートで取り組める仕事を見つけられます。

近年では、リモートワークが可能な求人情報が増えています。外出や人とのコミュニケーションに抵抗がある人は、在宅・リモートワークから挑戦してみるのがおすすめです。

ただし、在宅・リモートワークのなかには単価が低く、十分な収入を得られない仕事も少なくありません。また、在宅ワーカーを狙った悪質な案件もあるため、安全な仲介サービスを利用する、報酬や仕事量をきちんと確認するといった注意が必要です。

4. 就職支援サービスを利用する

自分で仕事を探すのが難しい場合は、厚生労働省が運営するハローワーク(公共職業安定所)や、就職エージェントなどの就職支援サービスを活用することもおすすめです。

特に就労経験が少ない場合には、求人サイトやクラウドソーシングサービスで自分に合った求人情報を見つけられないこともあるでしょう。就職支援サービスを利用することで、就職に対する不安や悩みも相談できます。引きこもりからの仕事探しに不安を感じている人は、積極的に利用することがおすすめです。

ハローワークでの仕事探しについては、以下の記事で詳しく解説しています。ハローワークの利用を検討している方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

ハローワークで仕事探しをするメリットは?仕事探しの方法までを解説

5. 職業訓練を受けて選択肢を広げる

引きこもりから仕事を探すときに起こりやすい問題として、スキル不足によって応募できる求人が限られることが挙げられます。企業が求める技術・スキルがないために希望する職種に応募できない場合には、職業訓練を受けてみることがおすすめです。

職業訓練はハローワークや就労移行支援事業所で実施されていることが多く、そのほとんどは働きたいという意思があれば無料で受講できます。特にパソコンスキルに関する講座やビジネスマナー講座など、社会に出て働くうえで有利になる講座が豊富です。自分に合った講座を受講することで、応募する求人の選択肢を広げられるでしょう。

職業訓練の受講を検討している方は、職業訓練について詳しく解説している以下の記事も参考にしてみてください。

ハローワークの職業訓練校とは?メリット・デメリット、人気のコースを紹介

引きこもりにおすすめの仕事12選

引きこもりにおすすめの仕事

引きこもりの方が仕事に就くための方法は意外とあることが理解できたでしょうか。次に、引きこもりからの社会復帰におすすめの仕事をご紹介します。

1.工場の作業員

工場の作業員は仕事柄、従業員同士が常にコミュニケーションをとる必要はあまりありません。休憩中などには交流があるかもしれませんが、仕事中に話しているとミスや事故につながるリスクがあるため黙々と仕事取り組む職場が多く、引きこもりだった人にも適しているでしょう。

加えて、マニュアル通りに作業をこなしていくことが求められるので、自分で考えながら業務に取り組むというよりも、ある程度決められた作業を正確にやりたい人にも適しています。

2.警備員

警備員は、他者からコミュニケーションを要求されることが比較的少ない仕事です。また、夜勤を選んだ場合、人が少ない職場で働くことができるだけでなく、ほかの仕事と比べて時給が高いというメリットもあります。

警備員の仕事には、さまざまな種類があります。たとえば、施設の入り口などいつも同じ場所にいるものや、交通誘導、決められたコースを巡回するものなどです。警備員は未経験からでも始めることができるため、社会復帰をするときにも適した仕事といえるでしょう。

3.配送員

荷物の配送や集荷などを担当する配送員は、普通免許を取得していればOKの職場も多くあります。大手企業でも常に求人募集が出ていて、給料も比較的安定しています。運転が得意で、仕事中も一人で過ごすことが苦にならない人ならば、適性があります。

配送・集荷の際にはお客さんと顔を合わせますが話す時間が短く済むため、しがらみがなく気楽さがある点も特徴です。また、最近では玄関など指定の場所に荷物を置いたり、専用BOXに入った荷物を集荷するなど、人と接触しない配送方法も増えているため、会話が苦手な人も仕事がしやすいでしょう。

4.Webライター

Webライターは文章を書くことが主な仕事のため、パソコンがあれば自宅で完結できる仕事も少なくありません。正しい文章力・表現力や構成力などの基礎が備わっていることは必須ですが、適性のある人であれば、実務を通じてスキルを身につけていくこともできます。

未経験者の場合、まずはクラウドソージングサイトなどで少額の案件からコツコツと実績を積んでいくか、アルバイトなどで企業に入り、仕事を覚えていく方法があります。フルリモートの仕事もあるなど柔軟な働き方もしやすいため、自宅で仕事がしたい人におすすめです。

5.プログラマー・Webエンジニア

パソコンに向かってひとりで作業をすることが得意な人には、プログラマーも向いています。プログラマーとして働くならスキルは必要であるものの、人とのコミュニケーションがそれほど発生しないという特徴があります。また、プログラマーの仕事の場合、リモートワークを取り入れている会社も増えてきているので、在宅で働くことも可能です。

さらに、プログラマーならキャリアアップ・収入アップも狙うことができ、将来的にはフリーランスでの活躍も期待できます。

6.Webデザイナー

WebデザイナーとはHPやWebサイトをデザインする仕事で、近年企業や個人からの需要が高まっています。Webデザイナーになるにあたって特別な資格は必要なく、HTMLとCSSに関する知識と技術を身につけることで、未経験でも仕事に取り組めます。

簡単なプログラミングを学習する意欲のある人や、デザインに関する創造力が豊かな人におすすめの職業です。

また、Webデザイナーの特徴として、リモートワーク・在宅ワークでの求人情報が非常に多いため、引きこもりでも挑戦しやすい仕事のひとつです。

7.動画編集

動画編集の仕事は、スキルがあれば自宅にいながら収入を得ることができる仕事です。講座を受けたり、書籍や動画などを参考に独学で学んだりすることも可能です。いまはYoutubeをはじめとした動画コンテンツの需要が高まっているため、参入する人も多いものの、職業として必要とされてきていることは確かです。

動画編集の経験を積むことで、将来的に自分でコンテンツを発信したり、企業に就職して働いたりすることもできるでしょう。

8.イラストレーター

イラストレーターの仕事の場は、雑誌や広告など以外にも、たとえばLINEスタンプやWebサイトに使用するイラストなど多岐にわたります。SNSで発信するなどして自分のイラストが広く知られるようになっていけば、仕事の依頼も増えていくでしょう。

ただし、完全な独学でイラストレーターになるのは難易度が高いといえます。グラフィックデザインの仕事などからスタートするか、デザインや絵の基礎を学んだりすることはやはり必須といえるでしょう。ほかに在宅でできる仕事をしながら、副業などからスタートするのもひとつの手です。

9.アフィリエイター

アフィリエイターは、ブログやサイトなどで商品を紹介し、その商品が売れたり広告がクリック・再生されたりすることで、広告主から成果報酬をもらう仕事です。アフィリエイトの全般やWebサイト、SEO、商材に関する知識などが求められるため、アフィリエイター専業で生計を立てるのは簡単ではありません。

しかし、自宅にいながら好きな時間に仕事ができるという点は強みです。正しい知識やノウハウを身につけることができれば、うまくいけば引きこもりの人には適性があります。

10.介護

介護は、未経験者や無資格者でも就きやすい仕事のひとつです。介護業界は慢性的な人手不足であるほか、需要は年々高まっています。肉体的・精神的に大変な仕事である反面、未経験からスタートして介護の仕事にやりがいを感じる人も一定数います。資格を取得することで、将来的なキャリアアップも望めます。

介護の仕事は誰にでもチャンスがあるため、元引きこもりの人なども活躍しています。高齢者から必要とされたり感謝されたりすることで、自分の存在意義を感じられるという人も多いのです。

11.農業

黙々と作業に取り組むのが好きな人の場合は、農業に携わるという選択肢もあります。ただし、農業をやるといっても「畑も持っていないのに無理だ」と感じる人も多いでしょう。農業を始めたいという希望がある場合、たとえば引きこもりの支援団体が提携している農家に問い合わせて仕事を探す方法もあります。

このような農家の場合、引きこもりに対してある程度の理解があることも多く、周囲の人の協力を得ながら社会復帰を目指せるというメリットもあります。

12.データ入力

データ入力とは議事録の作成や音声データの文字起こしなどを行う仕事であり、パソコン入力ができる人であれば未経験でも取り組めます。クラウドソーシングで求人が掲載されていることが多く、パソコンさえあれば在宅で手軽に取り組むことが可能です。

ただし、データを入力する単純な作業であるため、仕事の楽しさややりがいを感じる機会は少ないかもしれません。また、特殊なスキルを必要としないため、スキルアップにもつながりにくいといえるでしょう。

しかし、働き始めるにあたって挑戦しやすい職業であり、特に地道な作業が得意な人には非常におすすめです。

引きこもりの仕事探しのポイント

引きこもりの仕事探しのポイント

最後に、社会とのかかわりを断っていた引きこもりの人が就職活動をするためのポイントをご紹介します。引きこもりの方は「自分に合った働き方ができる環境」や「長く働いていけること」を重視して、仕事探しをしましょう。

無理は禁物

今現在引きこもりである人のなかには、「このまま引きこもりを続けていると、将来が不安」「家族から働きなさいといわれる」など、さまざまな事情を抱えている人も多いでしょう。このようなケースでは就職を焦ってしまい、結果として就職活動自体が長期化してしまうこともめずらしくありません。社会復帰を目指すのは素晴らしいことですが、自分の状態を整えることが最優先です。

また、心身の問題などが原因で、働くことが難しい状態であるにもかかわらず、無理をして就職したことによって再び引きこもりに戻ってしまう可能性もあるという点にも注意が必要です。

「働こう」と意欲がある場合でも、まずは仕事探しを始める前に「本当に働いて大丈夫な状態なのか」という点をしっかりと見極めることが大切です。

たとえば、引きこもりになった原因が心身の病気であった場合です。うつ病などのメンタル面を含めて、今現在も心身に異常があるなどの疑いが認められる場合には、就職活動をスタートする前に専門医に相談することが欠かせません。

加えて「外に出るのがつらい」という状態であれば、急に働き始めるのは極めて困難です。外出することが難しい場合は、まずは「図書館に出かけてみる」「近所に買い物に行く」など、無理のない範囲内で家の外に出るところから始めてみましょう。

週5正社員にこだわらない

就職活動を行うときに「正社員でなければ」「週5フルタイム勤務が普通」などの従来の考え方に縛られてしまい、なかなか就職先が決まらないことがあります。

ただし引きこもりの人の場合、いきなり週5のフルタイム勤務として正社員就職をすると、これまで仕事をしていなかった反動で疲れやストレスがたまってしまう恐れがあります。過剰にストレスがたまると、仕事を続けること自体が難しくなってくるでしょう。そして、就職後に上手くいかず挫折を味わうと再び引きこもりとなってしまい、ますます自信を喪失してしまうこともあります。

引きこもりからの就職を目指す場合、ハードルは極力下げて、たとえばアルバイトや派遣社員、時短正社員などのような雇用形態を選ぶなどして比較的短時間・週数回の勤務からスタートすると、無理なく働くことができる可能性が高いといえます。

最初のうちは勤務時間が短くても「自分は働ける」という自信をつけることを優先し、仕事を長く続けていけるような環境をつくっていくことも大切です。フルタイムの正社員を目指すのは、そこからでも遅くありません。

ペースを守りやすい仕事を選ぶ

自分のペースを守りやすい仕事を選ぶようにすると、引きこもりでも仕事が続けやすくなります。たとえば、リモートワークやフレックスタイムを導入している会社や外回りの営業など、自分である程度スケジュールを組める仕事ならば、時間の配分を自分で考えることができるので、自分のペースをキープしやすくなるでしょう。

また、これまで引きこもりだった人の場合、他者から細かい指示や注意をされるのが苦手ということもめずらしくありません。加えて、毎日決まった時間に出勤する必要がある仕事は、引きこもりだった人にとっては続けにくいという側面もあります。そのため、自分にとって無理なく働ける仕事を見つけることも重要です。

たとえば「やるべきことさえやっていれば、上司などから細かいことはいわれない」というタイプの仕事なら「働きやすい」と感じる人も多いでしょう。

あまり人と関わらない仕事を選ぶ

引きこもりの人のなかには「コミュニケーションをとること自体が苦手」という人も一定数見られます。自宅の部屋に引きこもっていた期間が長いほど、他者とコミュニケーションをとることに対して恐怖心や苦手意識を持っている可能性は高いといえます。

実は、対人関係のストレスは、退職理由のなかでも常に上位にランクインする傾向にあるのです。このことからもわかるように、多くの人にとって対人関係によるストレスは、精神的な負担が大きいものといえるでしょう。

そのため、コミュニケーションに苦手意識を抱きやすい人の場合は、人と関わる機会が少ない仕事を選んだほうが、働きやすい可能性が高まります。無理をして人とたくさん関わらなくてもできる仕事も比較的あるため、上手に職業選択をしましょう。

引きこもり期間の説明を考えておく

引きこもり経験のある人、特に長い期間の引きこもり経験がある場合には、履歴書や職務経歴書が空白だらけになってしまうというケースがあります。

アルバイトや就職の面接では、この空白期間に関して採用担当者から質問されることが多いため、引きこもっていた期間に対する説明を事前に考えておきましょう。

「なぜ引きこもり状態になったのか」「その期間何をしていたのか」などの質問が予想されます。答えにくい場合もあるかもしれませんが、なるべく正直に回答した方が印象が良いです。そして、働きたい意思があること、働くことに前向きであることをきちんと伝えることが大切です。

引きこもりにおすすめの就職支援サービス

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引きこもりの就職について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

引きこもりの就職の不安と対処法【就活の方法も解説する】

「引きこもり 仕事」によくある質問

ここでは、引きこもりの人が仕事を探しはじめるときによくある質問をいくつか紹介します。仕事探しのポイントやおすすめの就職支援サービスについても解説しているため、仕事をはじめようと考えている方は参考にしてください。

引きこもりにおすすめの仕事は?

引きこもりの人にとって働くことや仕事探しは億劫なものですが、引きこもりに向いている仕事というものも探せばあります。この記事を参考に仕事探しを始めましょう。

引きこもりで仕事探しをするポイントは?

社会との関わりを断っていた引きこもりの仕事探しに無理は禁物です。この記事では引きこもりの人が仕事を探すうえで気を付けたいポイントについて解説しています。参考にしてみてください。

引きこもりにおすすめの就職支援サービスは?

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引きこもりから仕事復帰はできる?

引きこもりから仕事を始めるときには、ほとんどの人が不安を感じるでしょう。しかし、引きこもり期間があったとしても、仕事に復帰することは可能です。

ただし、心身の健康状態に不安がある場合や生活環境が安定しない場合には、無理に仕事復帰をするのはやめましょう。自分に合ったタイミングを見つけて、仕事に復帰することがおすすめです。

引きこもりから正社員への社会復帰については、以下の記事で詳しく解説しているため、疑問や不安がある人は参考にしてみてください。

引きこもりニートから正社員へ社会復帰する方法【就職しやすい職種/就職活動の方法を紹介】

まとめ

引きこもりの方でも、これから社会復帰をして仕事を始め、活躍していくことは必ずできます。引きこもりの方が仕事を探す際には、どのような働き方をしていきたいのか、自分に合った仕事は何なのかを知っておくことがもっとも大切です。

一方で長年引きこもりをしていた人の場合、その期間がブランクと見なされてしまい、就職活動や仕事探しをすることはそう簡単ではないかもしれません。一人でがんばるのではなく就職支援サービスに頼り、効率的に就職活動をするのがおすすめです。引きこもりの方に特におすすめなのが、無料で利用できる就職支援サービスです。理由は、費用のことを心配せず就職活動に専念できるためです。ジェイックで提供しているサービスも、すべて無料でご参加いただけます。これから働きたいと考えている引きこもりの方は、ぜひご相談ください。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」