

※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)
「引きこもりでも在宅ワークができるか不安…」という方もいるのではないでしょうか?
実は、在宅ワークは引きこもりの人におすすめの働き方です!
なぜなら、通勤が必要な仕事よりも気軽に始められる、在宅ワークも職歴になる、などの理由があるからです。
さらに、在宅ワークのメリットとデメリット、おすすめの在宅ワーク5選、在宅ワークをする場合の注意点についても詳しく解説します。
ご興味のある方は、ぜひ参考にしてください!
この記事の目次
引きこもりに在宅ワークをおすすめできる理由
現在、引きこもりの人はどのくらい存在するのでしょうか?
内閣府が公表した推計値では、15~39歳では54万1,000人、40~64歳ではさらに多く61万3,000人が引きこもりの状態にあるとされています。7割以上が男性で、7年以上引きこもる人の割合が増加しています。
出典:内閣府/令和元年版 子供・若者白書「長期化する引きこもりの実態」
また、引きこもるようになった理由の55.3%が「退職」や「職場での人間関係」など就労に関するものでした。
このような状況下で、有効な改善策のひとつに上げられるのが「在宅ワークという働き方」です。
在宅ワークが引きこもりの方におすすめできる理由は、主に以下の3つです。
- 引きこもりでも仕事をすることができる
- 気軽に始めることができる
- 在宅ワークをすると職歴になる
それでは、ひとつずつ解説していきます。
【理由1】引きこもりでも仕事をすることができる
引きこもっている人のなかには、働きたいという気持ちはあるけれど「外に働きに出るのは億劫」「病気やケガのために外で働くことができない」という方もいます。
在宅ワークであれば、引きこもった状態のままでも仕事ができます。たとえば、インターネット環境があればできる仕事であれば、通勤せずとも自宅で勤務が可能です。
引きこもりから一気に「通勤が必要な働き方」を目指すのが困難でも、「在宅ワーク」であれば引きこもり状態のまま仕事が始められるのです。自宅で働くことができれば、就業へのハードルがぐっと下がるのではないでしょうか?
【理由2】気軽に始めることができる
会社員やアルバイトよりも気軽に始められることも、引きこもりの方に在宅ワークをおすすめする理由です。
若年層の引きこもりの方には、高学歴ではないこと、学校を中退していること、就業経験がないことから、就職に前向きになれない人もいることでしょう。会社員はもちろん、学歴や職歴が不問のアルバイトでも、履歴書の提出を求められることはあります。
在宅ワークであれば、たとえば「クラウドソーシング」という方法もあります。クラウドソーシングとは、企業がインターネットを介して不特定多数に向けて業務を発注する雇用形態です。仕事の受注・発注から報酬の支払い・受け取りまで、すべてインターネット上で行われます。さらに、下記のような特徴から、在宅ワークの中でも特に気軽に仕事を始められるため、利用者が増加しています。
- 職歴・学歴不問、未経験可の仕事が多い
- 単発の仕事が多く、自分にできそうなレベルの仕事からトライできる
- インターネット環境とパソコンまたはスマホがあれば始められる
クラウドソーシングなら学歴を問われることはほぼありませんし、履歴書が不要な場合がほとんどです(専門知識やスキルが必要な仕事では、経験が問われることもあります)。また、未経験者でもできる簡単な仕事もたくさんあります。
さらに、単発の仕事も多いので、長く続けられるかどうかを不安に思う必要はありません。お試しでやってみて「これならできそう」と思えば続けても良いですし、自分に合わないと感じたら他の種類の仕事を探したり、クラウドソーシングでの仕事自体をやめることも自由です。
このように、出社や継続的な勤務が必要とされる仕事に比べて在宅ワークの方が、もっと気軽に「あなたに適した仕事」を試しながら探せるのです。
【理由3】在宅ワークをすると職歴になる
将来、就職したいと考えたときに、職歴が無いことや無職期間について尋ねられることに不安を感じている人も多いでしょう。
でも、在宅ワークで仕事をしていれば、それは立派な職歴として履歴書に記載できます。職場に出勤する働き方だけが職歴になるのではありません。
現在はフリーランスとして在宅ワークを本業にしている人も多く、さらにコロナ禍により在宅ワークがより広範囲に普及したため、在宅ワークの社会的な位置づけが以前よりも向上しています。
引きこもりであっても職歴があれば、将来の就職・転職活動で有利になりますし、無職の期間を減らしたり無くしたりできます。
引きこもりが在宅ワークをするメリット
引きこもりの人が在宅ワークをするメリットについて、主なものを3つご紹介します。
【メリット1】ニートではなくなる
在宅ワークをおすすめする最大の理由は、在宅ワークを始めた時点で「あなたがニートではなくなる」ことです。
厚生労働省によるニートの定義は「非労働力人口のうち、家事も通学もしていない人」、つまり収入が発生する仕事・家事・通学のいずれも行っていない人のことです。
在宅ワークは対価として報酬が支払われるため、ニートには該当しなくなります。ニート状態から抜け出したことから自己肯定感や自信が得られますし、心身の健康にも良い影響が期待できるでしょう。
【メリット2】通勤する必要がなくなる
通勤が不要になることも、在宅ワークのメリットです。特に満員電車での通勤や、車通勤での渋滞に悩んでいる方には、大きな魅力が感じられることでしょう。
通勤という行為そのものが無くなり、通勤に掛かる時間がゼロになります。職場用の服・靴・バッグなども不要です。毎朝、髪型や身だしなみを整える必要もありません。何より、「決められた時間に、決められた場所に居なければならない状態」ではなくなります。
また、職場への出勤がなくなることで、人と直接は顔を合わせることなく仕事ができます。基本的に在宅ワークでは、メール・チャット・電話などを使って業務連絡をします。引きこもりの方には、職場での人間関係に悩んで働けなくなった人が多いことは、前述のとおりです。上司や同僚、顧客や取引先など、多くの人たちと対面でやり取りを行う職場勤務とは異なり、在宅ワークであればさまざまなツールを介し必要最低限の業務連絡に留められるため、コミュニケーションや人間関係における苦痛を軽減できる可能性があります。
【メリット3】スキルを身につけることができる
在宅ワークを始めることで、新しい知識やスキルを習得できます。
もちろん、知識やスキルを身に付けるには、勉強や努力を適切に行うことが前提です。ただ、「仕事を通じて、あなた自身が成長できる環境に身を置けること」こそがメリットなのです。
たとえば、文章を書くスキルについて考えてみましょう。いくつか仕事を受けているうちに、読みやすい文章の書き方や、一定の時間内に書き上げるコツが身につくでしょう。また、記事を書くための情報収集や調査をする中で、さまざまな分野の知識を得ることもできます。
他にも、データ入力の仕事で経験を積み、タイピングスピードが速くなった人もいます。データ入力は出来高制であることが多いため、タイピングの速度アップは収入アップに直結するスキルです。
このように在宅ワークを通じて体得したスキルや知識は、いずれ就職・転職する際にもきっと役立つことでしょう。
引きこもりが在宅ワークをするデメリット
続いて、引きこもりの人が在宅ワークをするデメリットについても解説します。主なものを3つご紹介します。
【デメリット1】仕事上のやり取りが難しい
【メリット2】の中で紹介した「職場で人と直接会わなくて済む気楽さ」や「仕事の人間関係・コミュニケーションの煩わしさから解放される」ことと表裏一体になるのですが、仕事をする上で生じた疑問・迷い・トラブルなどを解決するためのやり取りについて、在宅ワークは職場での勤務よりもやや難しくなったり、より多くの時間や手間が掛かるでしょう。
職場であれば、近くにいる上司や同僚にすぐ相談したり尋ねれば数分で解決できるのに、在宅ワークでは相手の状況によってはそこまでスピーディに解消できないこともあります。電話やビデオ通話を介して口頭でやり取りできればまだ良いのですが、それが難しい場合はメールやチャットツールで文章を作り、相手からの返信を待たなければなりません。
自宅でひとり働くのは気楽な反面、「分からない時にすぐ相談できない」「仕事の悩みを共有できない」「ちょっとした雑談でリラックスする機会も失われる」というような点にストレスを感じる人もいるでしょう。
【デメリット2】人との関わりが減る
多くの人が集まる職場では、自分の担当する業務に直接関わらない人たちとも接する機会があります。一方、在宅ワークでは、あえて他部署や多職種のメンバーを集めたリモート会議や懇親会を設けない限り、担当業務に関わる人との最低限のコミュニケーションに留まります。
職種によっては「今日一日、誰とも話していない」という日が続き、物足りなさや寂しさを感じたり、仕事の張り合いやモチベーションの減退につながる恐れもあります。
ただ、コミュニケーションの取り方や量の好みは本当に人それぞれであるため、「人と接するのが苦手」「仕事に必要なコミュニーケーションがしっかり取れれば問題ない」という方にとっては、人との関わりが減る方がむしろ健全に続けられる働き方になるでしょう。
あなたのコミュニケーションに対する感覚や嗜好性は、あなたにしか感じられません。世間一般の常識や「こうでなければならない」という先入観に惑わされず、「あなたが快適にコミュニケーションを取れる働き方」を実現してください。
【デメリット3】運動する時間が減る
「テレワーク中に太った」という声がネット上で多く聞かれ、いわゆる「コロナ太り」が話題になりました。実は通勤時の徒歩異動や職場内での活動が、現代人にとっては運動習慣のひとつになっているのです。
在宅ワークでは通勤がないのでカロリーを消費できなかったり、職場での人目がないため仕事中についお菓子をつまみ食いをしたりと、運動不足や肥満につながる要素が増えます。
また、人目にさらされない事から外見への関心が減ったり、ビジネス向けの服装を着なくなったことで体形の変化に気付きにくい点にも注意が必要です。
在宅ワークをする人は、自ら強制的に運動習慣を作らなければ、確実に運動不足になります。特定のスポーツを定期的にしていたり、散歩が日課になっている場合は良いのですが、そうした運動習慣が無い人は意識的に新習慣を作りましょう。
たとえば「仕事の開始前と終了時に、ラジオ体操を行う」「ランチの前に室内でステッパーを使って15分歩く」「就寝前に30分、ヨガやストレッチをする」など、【運動する時間帯・運動の種類・所要時間の3点】をあらかじめ決めるのがおすすめです。そして一度決めたら、それを毎日続けましょう。毎日続けることで自然と習慣化され、いちいち「運動しなければ…」「でも面倒くさいな…」などと逡巡したり腰が重くなるのを防げます。
引きこもりにおすすめする在宅ワーク5選
引きこもりの方には、次の条件にあてはまる在宅ワークがおすすめです。
- 職歴や資格が必要ない
- 無料、あるいは低予算で始められる
- 仕事内容が比較的に簡単なもの
この章では、上記の条件に該当する、おすすめの在宅ワークを5つご紹介します。
- 1)Webライティング
- 2)動画編集
- 3)イラストレーター
- 4)データ入力
- 5)アフィリエイト
それでは、順番に詳しく見ていきましょう。
1)Webライティング
Webライティングは、Web上に掲載される記事を書いたり、編集やリライトをする仕事です。プログラミングのような専門知識やハイスペックなパソコンも必要ないため、未経験からでも取り組みやすい職種です。
webライティングは、クラウドソーシングサイトでも多くの案件が毎日更新されているので、初心者からベテラン向きまで幅広い仕事があり、自分の習熟レベルにあった仕事から始められます。
具体的なwebライティングの案件には、次のような内容があります。
- ブログ記事の作成
- 商品やサービスレビュー記事の作成
- シナリオ作成
- セールスレター作成
- 電子書籍の製作
上記の中でもブログ記事作成の案件数は多く、比較的書きやすいため初心者にもおすすめです。
Webライティングの報酬は「文字単価×文字数」で算出されるケースが多くあります。初心者は文字単価0.3〜0.5円が相場で、時給500円くらいしか稼げない案件もあります。ただ、初心者のうちは単価が低めでも「このテーマなら自分にも書けそう」という案件からスタートし、経験を積むことを優先するのがおすすめです。実績を積んで、徐々に高単価の案件にチャレンジしてみると良いでしょう。
ライターとしての実力がつき、業務量も増やせれば、専業で生計を立てることも可能です。特定の分野に特化した知見があれば安定した収入を確保することもでき、月収30万円以上稼ぐWEBライターも存在します。
2)動画編集
動画編集の仕事も、在宅ワークにおすすめです。
具体的な仕事内容は案件により異なりますが、カット編集、テロップ挿入、音楽挿入、効果音挿入、画像挿入などのスキルは必要です。これらのやり方を教えてくれるYouTube動画もありますので、独学で基礎的なスキルの習得が可能です。スキルが向上し、案件をひとつずつ着実に行っていけば、動画編集で生活費を稼ぐことも可能です。
仕事をするには動画編集ソフトが必要です。動画編集ソフトには無料のものと有料のものがあるので注意しましょう。無料のソフトはAviUtl、iMovie(対応OS Mac)などがあり、有料のソフトには、Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro Xなどがあります。最初は無料のソフトから始めるのが良いでしょう。自分は動画編集の仕事が好きで適性もあると感じられてから、ハイレベルで優良なソフトを使いましょう。
まずは自分でYouTube動画を作り編集をしてみると良いでしょう。その動画を発注元に見てもらい、案件の獲得を目指しましょう。
3)イラストレーター
イラストを描くのが得意な方は、イラストレーターとして在宅ワークができるかも知れません。YouTubeのサムネイル、Twitterのアイコン、企業のロゴ製作、オリジナルキャラクターの作成など、さまざまな案件があります。
業務委託として単発の案件を行ったり、アルバイトや派遣社員として時給制で仕事を受けるケースもあります。特に高単価で需要があるのはゲームのイラストです。
ただ、ペンタブやイラストソフトなどの基本的なツールが必要にはなります。また、業務内容によってはAdobeソフトのPhotoshopやIllustratorなどのスキルが求められ、ハイスペックなパソコンも用意しなくてはなりません。発注元によってはパソコンや周辺機器を用意してくれる場合もあるようなので、問い合わせてみるといいでしょう。
4)データ入力
データ入力作業とは、クライアントから指定されたデータをExcelや専用システムに入力したり、入力したデータの集計を行う仕事です。具体的な案件としては、名刺入力、アンケート集計、ネットショップへの商品登録などがあります。
キーボードが打てればできる案件がほとんどであり、就業経験や高度なパソコンスキルがなくても始めやすい在宅ワークです。データ入力は「1件につきいくら」という歩合制の仕事なので、タイピングに慣れてスピードがアップすれば効率よく稼げるようになります。正確かつスピーディーに作業をこなせる人はクライアントの信頼を獲得し、単価アップも期待できます。
データ入力の仕事は、クラウドソーシングでも多数の案件が掲載されています。特に経歴を聞かれることもないので、引きこもりの方でも応募が可能です。
また、営業事務や経理事務のような業務を在宅で行うケースも増えています。これまで事務職として働いた経験があれば、採用される可能性が高いでしょう。
データ入力のような仕事は、学歴や年齢を問わないことが多く、人柄重視で採用されます。
在宅は働いている様子が分からないので、「その日に与えられた仕事をきちんと完了させたか」「ミスなくできているか」などがシビアに問われます。
5)アフィリエイト
アフィリエイトとは、成果報酬型広告のことです。自身が運営するブログやサイトに広告を掲載し、その商品が購入されたりサービスが利用されることで成果報酬が得られます。
アフィリエイトを行うには、ASPと呼ばれるアフィリエイト広告を紹介しているサービスを利用するのが一般的です。具体的には、以下のようなサービスに登録すれば、アフィリエイトを始められます。
- クリック報酬型アフィリエイト:Googleアドセンス
- 成果報酬型アフィリエイト:amazonアソシエイト,楽天アフィリエイト,A8.net
上記以外のASPも存在しますので、「アフィリエイト おすすめ」などで検索すると良いでしょう。ただし、ASPに登録するためには自身のブログ・サイトが必要で、基本的に審査が行われます。特に、Googleアドセンスやamazonアフィリエイトは審査が厳しいので、その点は認識しておきましょう。
アフィリエイトは、利用するサービスによっては無料で始めることが可能なので、収入や貯金がない引きこもりでも元手を心配する必要がありません。ここまでご紹介した仕事とは異なり、依頼者からの報酬が確実に発生するタイプの仕事ではありません。軌道に乗れば、高収入や、既存記事からの不労収入も夢ではありませんが、アフィリエイトで稼げない人の方が大多数です。中にはアフィリエイトだけで月100万円以上稼いでいる方も存在するので、やり方によっては非常に多くの収入を得ることは可能です。
「発信したいことがある」「アフィリエイトについて勉強する意欲がある」という人は、ぜひチャレンジしてみてください。
引きこもりが在宅ワークをする際のポイント
引きこもりの方は、なるべく簡単な内容の在宅ワークから始めましょう。最初から難易度の高い仕事をしてうまくいかなかった場合、「また失敗したらどうしよう」と不安になったり、「もう仕事はしたくない」と考えてしまい、せっかくのモチベーションが失われてしまうからです。自分にできそうな内容の案件から始めて実績をコツコツ積みあげれば、在宅ワークに対する自信が持てるようになるでしょう。
他にも、引きこもりの人が在宅ワークを始める際のポイントを、3つご紹介しましょう。
【ポイント1】プライベートと仕事をはっきり分ける
在宅ワークは魅力の多い働き方ですが、難しい部分もあります。そのひとつが「プライベートと仕事をはっきり分けること」です。あなたの仕事ぶりを監視する人がいないため、ついネットやスマホで仕事に関係ない情報を見てしまう人もいるでしょう。また、やるべき家事が目に付いて気になることもあります。
そこで、以下のような方法を試してみてください。
まず時間帯を明確に分ける
はじめに、仕事とプライベートの時間帯を分けましょう。
オフィスでは周囲の目もあり自然と強制力が働きますが、勤務時間帯が決まっていない在宅ワークの場合はあなた自身で管理をしなくてはなりません。「◯時〜◯時は仕事」「◯時から30分休憩」「◯時で勤務終了」というように、はっきり時間帯を決めましょう。
基本的には、オフィス勤務と同じ時間帯がおすすめです。昼夜逆転では睡眠や体調の管理が難しくなる人も多いですし、取引先など仕事の相手方がオフィス勤務の場合は時間帯をそろえた方が効率よくスムーズにやり取りできるからです。
とりあえずスケジュールを組み立てて実践してみる
勤務の時間帯を大まかに決めたら、プライベートの時間も含めた生活スケジュールを組み立ててみましょう。
最初はその通りにできなくても構いません。実際に試してみて、想定した計画とどのくらい食い違うかを確認し、改善点を洗い出していきます。例えば、どうしても集中力の切れる時間帯があるなら、そこを休憩時間として最初からスケジュールに組み込むというような対策があります。
また、作業や工程にデッドラインを設けるのも有効です。「◯時までに終わらせる」という締め切りを設け、そこから逆算して各工程の内容や所要時間を想定します。その段階で時間的に難しいことが判明したら、「〇時までに、この工程までは完了させる」「〇時までに最終完成までは難しいが、7割程度の仕上がりを目指す」など、現実的なスケジューリングに微調整できます。仕事を時間内で着実に進めるために、こうした工夫を取り入れてみてください。
作業しやすい環境を用意する
自宅の作業スペースが集中しやすい環境かどうかも重要です。
まず、パソコンを使用して働くなら、パソコンはもちろんネット環境や周辺機器は必要です。高額品ですので最初は最低限必要な物から入手し、収入を得てから買い足していくのも良いでしょう。
データ入力やWEBライターの仕事などは、自分のパソコンにWordやExcelなどのソフトが搭載されているかの確認も必要です。ソフト購入費用はかかりますが、初期投資しなければ仕事ができないので仕方ありません。「初期費用を絶対に回収するぞ!」という気持ちで在宅ワークに取り組みましょう。
また、在宅ワーク用のデスクと椅子も、長時間使用が苦にならない、自分に合ったものを使うのが理想的です。コロナの影響で在宅勤務をする人が増加する中、長時間の使用に不向きなテーブルや椅子を使って腰痛や肩こりに悩まされた人も増えました。特に、良い椅子は腰痛や肩こりの予防になるため、できれば実際に店舗で直接試して選ぶのがおすすめです。
ほかにも、可能であれば在宅ワーク用の個室を用意する(個室が難しければ間仕切りなどで仕事以外の物が目に入らないよう工夫する)、デスク上には必要最低限のものしか置かない、といった対策もあります。作業に集中できる環境作りを、楽しみながら進めてください。
【ポイント2】仕事を投げ出さない
当然のことではありますが、仕事は途中で投げ出さないようにしましょう。
「自分は仕事をしているんだ」という自覚を持ち、納期を守る、職務を果たすことが重要です。ひとつずつ信頼を得てこそ仕事量や依頼が増え、それに伴って収入も増加します。
そこで、途中で仕事を投げ出さないためにも、引きこもりの方が在宅ワークに挑戦する際は、マイペースで無理なくできる仕事から始めましょう。時間的な制約に縛られない生活をしてきた人の中には、「時間や約束を守るのが苦手」「物事を最後までやり遂げられない」という方もいるかもしれません。まずは「簡単な仕事」「自分のペースで無理なくできる仕事」から始めてみてください。難易度が高い複雑な仕事や、業務量が多い仕事からスタートすると投げ出したくなってしまうおそれがあります。作業量が多すぎないか、やりたくない仕事なのに無理にやろうとしていないか、事前にしっかり確認しましょう。
【ポイント3】就職エージェントも利用してみる
引きこもりの状態から、自分ひとりで仕事を探して働き始めることが怖いという方は、まず就職エージェントの支援サービスを利用するところからスタートするのもおすすめです。
エージェントが紹介する仕事は在宅ワークが可能なものに限られませんが、就職に関する基礎知識を得たり、あなたの適性がある仕事について知ることは決して無駄にはなりません。
特に、私たちジェイックが運営する「就職カレッジ®︎」は、20代の正社員就職支援に強い就職エージェントです。「フリーター・ニート・第二新卒・既卒」といった就職活動に自信がない層を専門に就職支援を行っており、今までの就職支援実績は23,000名以上です。
また、就職カレッジ®︎では、就職支援のプロが教える「無料就職講座」が受講いただけます。この講座では、以下のようなカリキュラムを実施しています。
- 基本的なビジネスマナー
- 適職を見つけるための自己分析
- 企業研究の方法
- 履歴書の書き方
- 面接の個別対策
就職活動はもちろん、仕事の獲得を進めていくために必要なノウハウをまとめて学べます。このような無料就職講座の効果もあり、就職カレッジ®︎を利用した方の就職率は80%を超える実績を誇ります。
オフィス勤務・在宅ワークを問わず、できるだけ早く就職したいと考えている方は、就職カレッジ®︎の利用も検討してみてください。サービスはすべて無料です。
まとめ
ここまで、引きこもりの人におすすめの在宅ワークについて解説してきました。
在宅ワークは自宅にいながら仕事ができ、直接人と会わなくても良いというメリットがあります。知識やスキルを高めていけば、いずれ会社に勤務しなくても生活できるだけの金額を稼ぐことも不可能ではありません。
在宅ワークには、たとえば最低限のパソコン操作など、必要とされる知識やスキルがあります。ただ、そうした知識やスキルも、今や在宅で習得できる時代です。
在宅ワークは引きこもりの人にとって、始めるハードルが比較的低いと言える働き方です。「これならできそう」と思える在宅ワークがあったら、ぜひ気軽に始めてみましょう。その際、今回ご紹介した内容が少しでもお役に立てば幸いです。

こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい