
「したい仕事がない」とニートの方が悩んでしまうのは、自分に自信がなく、「できる仕事なんてない…」と思っていることが一つの理由です。
こうした場合は、自己分析を通して自分の強みを見つけたり、「やりたくないこと」から考えてみたりすることで「やりたい仕事」が見つかる可能性もあります。
この記事では、したい仕事がないニートの方に向けて、仕事の探し方やおすすめの仕事を紹介します。
やりたいと思える仕事に出会いたい方は、ぜひ最後までご覧ください。




- したい仕事がないニートになってしまうのは、「できる仕事が無い」という思い込みや、働くことへの不安などに理由があることも
- ニートが自分のしたい仕事を探す方法には、「アルバイトから試す」「アドバイザーに相談する」などがある
- 自分のしたい仕事がないなら、ハローワークや就職支援サービスなどの活用がおすすめ
- 自分の適性がわかってないから
仕事に対する向き不向きを知ることで、自分の強みを活かす - 視野が狭いから
自分の知らない仕事が世の中に溢れていることを理解することが大切 - 理想が高過ぎるから
優先順位をつけ、妥協できる部分決めておくことも必要 - 自己肯定感が低く自分に自信がないから
自分にはできないと決めつける必要はない。職場で少しずつ覚えられることもある - 周りの目や世間体を気にし過ぎているから
世間体を気にし過ぎると、自分のやりたい仕事に挑戦できない可能性がある
この記事の目次
したい仕事がないと悩むニートはあなただけではない
「したい仕事がない」と悩んでいるニートの方にまずお伝えしたいのが、多くの人が「したい仕事がない」と悩んでいる、ということです。
リクルートワークス研究所の調査によると、あらゆる制約がなかった場合に「仕事や職業についてやってみたいことがない・わからない」と答えた人は4割以上にのぼっています。
つまり、したい仕事がないことは“普通”とも言えるのです。
そのため、自分に合った仕事がわからない現状を悲観する必要はありません。
むしろ「見つからないのは当たり前」「みんな悩んでいる」と考えることで気持ちが楽になり、仕事探しに前向きに取り組めるようになるでしょう。
出典:リクルートワークス研究所「仕事で「やってみたいことがない」人の多さを考える」
参照:大学生・社会人ともに抱える「やりたいことが分からない」という悩み 企業に求める軸に関する意識調査を発表|ポジウィル株式会社

山田 純輝/キャリアコンサルタント
まずは調べて、働くイメージを膨らませよう
ニートの方がしたい仕事がないと悩むのは、決して珍しいことではありません。
一番避けたいのは、「やりたいことがないから」と悩み続けた結果、動けなくなってしまうことです。
まずは、したい仕事がない自分を否定せず、世の中にどんな仕事があるか調べることから始めてみましょう。
たとえば、職業情報が豊富に掲載されている「job tag(※1)」をチェックするのもおすすめです。
実際に就職サイトで求人をチェックし、気になる仕事があれば「job tag」で仕事内容などを詳しく調べることで、働くイメージが少し湧くかもしれません。
また、興味のある仕事を見つけるうえで、「マイジョブ・カード(※2)」内の自己診断ツール(興味診断・価値観診断)も役に立ちます。
「この仕事は自分にできるのか」といった疑問が湧いたら、ニートの方の支援実績が豊富な就職エージェントに相談するのも一つの手です。
相談内容が決まっていなくても、空白期間があったとしても、ニートの方の支援実績が豊富なエージェントなら安心して利用できます。
「もっと早く相談すればよかった」「興味のある仕事が見つかった」と笑顔で話すニートの方も多いので、まずはひとつ就職エージェントを利用してみてください。
※1 職業情報提供サイト job tag(ジョブタグ):540を超える職業の仕事内容や就職方法、必要なスキルなどが掲載されている公的サイト
※2 マイジョブ・カード:職務経歴やキャリアプランなどをまとめて管理・見える化できる公的サイト。自己分析に役立つ診断ツールも無料で利用可能
したい仕事がないとニートが悩む理由と対処法
「したい仕事がない」と感じるニートの方には、自己肯定感の低さが根底にあるケースが多くみられます。
過去の失敗経験から「自分にできる仕事はない」と思い込み、求人を見ても動き出せない状態に陥りやすいのです。
また、就職への恐れや適性への無知、理想の高さも悩みを深める要因になります。さらに「ニートは仕事を選ぶな」という周囲の言葉が、かえって自分の本音を見えにくくしてしまうこともあるでしょう。
「したい仕事がない」という感覚は、決してめずらしくありません。
この記事では、その理由をひとつひとつ丁寧に解説しています。ぜひこのまま読み進めてみてください。
- 自分の適性がわかってないから
仕事に対する向き不向きを知ることで、自分の強みを活かす - 視野が狭いから
自分の知らない仕事が世の中に溢れていることを理解することが大切 - 理想が高過ぎるから
優先順位をつけ、妥協できる部分決めておくことも必要 - 自己肯定感が低く自分に自信がないから
自分にはできないと決めつける必要はない。職場で少しずつ覚えられることもある - 周りの目や世間体を気にし過ぎているから
世間体を気にし過ぎると、自分のやりたい仕事に挑戦できない可能性がある
理由1:自己肯定感が低く自分に自信がないから
「したい仕事がない」と感じるニートの方の多くは、自己肯定感の低さが根本にあります。
過去に仕事でミスを重ねたり、長いブランクへの不安から「自分にはどうせ無理だ」と思い込んでしまうのです。
こうした自信のなさは、求人を見ても「自分には合わない」と感じさせ、仕事探し自体を遠ざけてしまいます。
まずは「求人を1件だけ開いてみた」など、小さな行動を積み重ねることが大切でしょう。
対処法:できそうな仕事を探す
自己肯定感が戻ってから動き出そうと考えると、いつまでも行動できないままになりがちです。「自信がついたら」と待ち続けることが、かえって停滞を長引かせてしまうのです。
そのため、まずは短期・単発バイトなど、ハードルの低い仕事から始めるのがおすすめ。
いきなり正社員を目指すのではなく、小さな仕事経験を積み重ねながら、少しずつ自信を取り戻していきましょう。
理由2:就職失敗を恐れているから
「したい仕事がない」と感じるニートの方の中には、就職失敗への恐れが行動を妨げているケースも少なくありません。
「すぐ辞めたらまた周りに何か言われる」「前職と同じ失敗を繰り返すかもしれない」といった不安が、仕事探しへの一歩を重くしてしまうのです。
こうした恐れは、過去の経験が積み重なって生まれるものです。失敗の記憶が強いほど、次の挑戦に踏み出すことへのハードルも高くなりがちでしょう。
だからこそ、「完璧に準備してから」と考えすぎず、まずは小さな一歩を踏み出すことが大切です。
対処法:前回失敗した理由を分析・改善する
就職失敗への恐れを抱えたまま「自信がついたら動こう」と考え続けると、いつまでも行動できないままになってしまいます。
大切なのは、前回うまくいかなかった理由を冷静に分析することです。
たとえば、以下のように「なぜ?」を繰り返して掘り下げてみましょう。
- 体調を崩して辞めた → 残業が多かったから → 残業が少ない会社を選ぶ
- 人間関係がつらかった → ノルマによる競争があったから → ノルマのない職場を探す
このように原因を一段深く掘り下げると、次に避けるべき条件が自然と見えてきます。
「したい仕事がない」と感じるニートの方でも、まずは仕事の条件を明確にするだけで、仕事探しの視野は広がるでしょう。
理由3:自分の適性や仕事の種類を分かってないから
「したい仕事がない」と悩むニートの方の中には、自分の適性や仕事の種類への理解不足が原因になっているケースも多くあります。
適性が分からなければ、求人を見ても「自分に向いているのかどうか」がピンとこないのです。
また、そもそも世の中にどんな仕事があるかを知らなければ、興味を持つこと自体が難しくなります。知らない仕事に関心が生まれにくいのは当然でしょう。
つまり「したい仕事がない」のではなく、「まだ出会えていない」だけかもしれません。
適性と仕事の種類、この2つを知ることが、仕事探しの入り口になります。
対処法:jobtagの診断結果をもとに適職を知る
適性や仕事の種類が分からないなら、jobtag(ジョブタグ)を活用するのがおすすめです。jobtagとは、厚生労働省が運営する無料の職業情報提供サイトです。
登録不要で使えるため、「したい仕事がない」と悩むニートの方でも気軽に試せます。
診断ツールは以下の3種類です。それぞれの目的に合わせて使い分けられます。
- 職業興味検査:興味・関心から向いている職業を探せる
- 仕事価値観検査:仕事に対して何を求めるかをもとに適職を導き出す
- 職業適性テスト(Gテスト):能力面の特徴から適職を探索できる
いずれも10分程度で完了するので、まず一つだけ試してみるだけでも、仕事探しのヒントが見つかるでしょう。
理由4:理想が高すぎるから
「したい仕事がない」と感じるニートの方の中には、理想の高さが原因になっているケースも少なくありません。就職で失敗したくない気持ちが強いほど、条件へのこだわりも強くなりがちです。
理想が高すぎる状態とは、たとえば以下のような状況を指します。
- 給与・勤務地・残業・在宅など、すべての条件を満たす求人を探し続けている
- 少しでも気になる点があると「この仕事じゃない」と感じてしまう
- 好条件の求人ばかりに目が向き、応募まで踏み出せない
こうした状態が続くと、どの求人を見ても「これじゃない」となり、仕事探し自体が止まってしまうでしょう。
対処法:就職活動で譲れないポイントを1~2つに絞る
理想が高すぎて仕事が選べないなら、「絶対に譲れない条件」を1~2つだけ決めることがおすすめです。すべての希望を満たす求人を探し続けるよりも、優先順位を絞るほうが動き出しやすくなります。
譲れないポイントの見つけ方は、前職でつらかった理由をもとに考えると、明確になりやすいです。
考え方の例は以下を参考にしてみてください。
| 前職でつらかった理由 | なぜつらかったか | 譲れないポイントの見つけ方例 |
|---|---|---|
| 仕事の進め方 | 何を優先して作業すればいいかがわからなかった | 質問しやすい環境の職場を選ぶ |
| 通勤時間の長さ | 満員電車がきつかった | 自宅から30分以内で通える職場を選ぶ |
| 残業・休日出勤の多さ | 休む時間が取れず、体調を崩してしまった | 残業が月20時間未満、休日出勤が発生しづらい職場を選ぶ |
また、条件がすべて合致していても、実際に面接へ行くと「なんか違う」と感じることはあるでしょう。
反対に、条件が完璧でなくても、会ってみたら相性がいいと感じる場合もあります。
まずは「1つだけ条件を決めて応募してみる」という姿勢が、仕事探しの第一歩になるのです。

高藤薫/元ジェイック就職アドバイザー
「視野を広げると可能性が広がる!」
大切なのは、今の興味だけにこだわらず、もっと幅広い職種を知ること!世の中には約17,000種類もの職種があるといわれています。(参照:厚生労働省 第四回改訂「職業名索引」)
自分の限られた経験や興味だけで仕事を探すと、非常に狭い範囲しか見えなくなってしまいます。
視野を広げ、自分が知らなかった仕事や、共感できる企業にも目を向けてみましょう。「こんな仕事もあるんだ!」という発見を大切にしてみると、意外なところに自分にピッタリの仕事が見つかるかもしれませんよ!
理由5:「ニートは仕事を選ぶな」と言われたから
「仕事を選ぶな」という言葉を、ネットで見たことがある人も多いことでしょう。こういった言葉を見ると「仕事をしていない自分は、希望を持ってはいけないのか」と不安になったり、落ち込んだりしやすくなります。
また「選ぶな」と言われるほど、反発心や戸惑いが生まれ、かえって思考が止まってしまうこともあります。「したい仕事がない」という悩みも、こうした言葉に傷ついたことが影響しているのかもしれません。
対処法:「選んではいけない」という思い込みをなくす
「仕事を選ぶな」と言われる背景には、いきなり高い条件を求めると選考を通過しにくいという意味合いがあります。たとえば、ブランクがある状態で高倍率の人気職種だけを狙い続けると、就活期間が長引きやすくなるのです。
とはいえ、「一切選んではいけない」と言われると、仕事探し自体がつらく感じてしまうでしょう。そのため、まずは自分にできそうな仕事を選ぶことから始めるのがおすすめです。
小さな仕事経験を積み重ねることで、できることは着実に増えていきます。結果として、今後の仕事探しの選択肢も自然と広がっていくのです。

高藤薫/元ジェイック就職アドバイザー
「長期的な視点で仕事を選ぼう」
働きやすさや満足度は、条件だけで決まるものではありません。例えば、興味が持てる分野の仕事なら、自然と続けやすくなり、経験を積んでステップアップのチャンスも増えます。
最初から理想の条件を求めすぎるより、まずは「自分に合いそうな仕事」や「やってみたい仕事」を選んでみるのも大切。長い目で見たときに、結果として良いキャリアにつながる可能性もありますよ!
就活に悩んだら“就職カレッジ®”という選択肢も。
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したい仕事がないニートの状況から脱出するには?
「したい仕事がない」という状態から抜け出し、ニートの方が社会復帰を目指すには、まずは自分のマインドセットをプラスに変えることが大切です。
心身が健康でないと就職活動を続ける気力も湧かないため、生活リズムを整えることも欠かせません。
「来月までに就職活動を始める」など、具体的な目標を家族や友人に伝えると良い意味でプレッシャーがかかるので、就職に向けた行動を移しやすくなるでしょう。
人は“やらなくても良い理由”を探しがちなので、「求人を見てみよう」「履歴書を1行だけ書いてみよう」と思った瞬間にとりあえず手を動かしてみることも大切です。
1. 規則正しい生活を送る
次に有効なニートからの脱出方法は、規則正しい生活を送ることです。
規則正しい生活は、就職活動や仕事をしていく上での土台です。
何を行動するにしても健康な心身があって、初めて可能になります。
ニート生活が長くなると生活リズムが崩れ、朝寝て夜に起きる生活をしてしまうと日中の集中力が落ちます。また、就職活動のほとんどは日中になるため、高いパフォーマンスが発揮できません。
一方で規則正しい生活を送ることで、ストレスを軽減する効果があるためニートから脱出を考えている人は、規則正しい生活を送るように心がけましょう。
このように、些細な行動が将来の自分を支えてくれます。
2. いきなり天職を見つけようとしない
「したい仕事がない」と感じるとき、その背景には「もう失敗できない」という重さが潜んでいることがあります。自分にぴったり合った天職を探そうとするほど、仕事探しのハードルが上がり、動き出せなくなるのです。
そのため、まずは「好きかどうか」より「嫌いではないか」を基準に動いてみましょう。とりあえずやってみることで、「これなら続けられるかもしれない」と思える仕事に出会いやすくなります。
仕事を続けた経験を次の就活でアピールできれば、実際に天職を見つけた時もジョブチェンジがしやすくなるでしょう。
3. 就活することを家族や友人に話す
3つめは、就活をすることを家族や友人に話すことです。
「来月までに就職活動をする!」と公言することで、周囲の期待に応えようという気持ちが生まれ、仕事探しのモチベーションが高まるからです。
これは心理学では「パブリック・コミットメント」と呼ばれ、目標達成を促すテクニックとして知られています。
たとえば「今度〇〇の会社の面接を受けるんだ」と友人に話すことで「落ちたくない」という意識が生まれ、面接対策に力が入ることも珍しくありません。
周囲に宣言をすると「やらなければいけない」という気持ちになるため、就職活動の意欲を高めたい方はぜひ試してみてください。
4. 思い立ったらまずは行動してみる
4つめは、思い立ったらまずは行動してみることです。
何かやらなければいけないとき、人は5秒以上考えてしまうと「それをやらなくて良い理由」を探してしまうと言われています。
そこで大切なのが、思い立ったら5秒以内に動き出すことです。
これはメル・ロビンスという作家が提唱した「5秒ルール」と呼ばれるもので、目標達成や行動力アップに効果的な考え方として知られています。
たとえば「ハローワークで求人を探してみよう」と思ったときは、外は寒いかもな…明日にしようかな…と考えてしまうことを防ぐため、すぐに洋服を取り出して着替えることが効果的です。
「5秒ルール」を活用すると行動量が自然と増えるので、自分に向いている仕事に出会える可能性が高まるでしょう。
ニートの方におすすめの仕事探しの方法は、この先の「したい仕事がないニート必見!仕事を探す方法」でも解説しています。
無職期間が長いと就職で不利になる
「ハローワークに明日行けばいいや」「求人サイトに登録するかは明日考えよう」と行動を先延ばしにしてしまうと、就職で不利になる可能性があるので注意が必要です。
実際、無職の期間が6ヶ月を超えると採用担当者からの評価が悪くなることが知られています。そのため就職成功率を高めたいニートの方は、行動を後回しにするのではなく、早めの行動を心掛けましょう。
ちなみにブランクが長い人に対し、以下のようなネガティブな印象を持つ採用担当者は少なくありません。
- 働く意欲が低いのでは?
- 採用してもすぐに辞めてしまうのでは?
- 古い知識やスキルしか持っていないのでは?
無職期間が長いと選考で落ちる確率が高まるので、ブランク期間が長くなる前に就職活動を始めましょう。

山田 純輝/キャリアコンサルタント
ブランクは「3ヶ月」が節目。早めの対策が成功の鍵!
無職期間(ブランク期間)が3ヶ月以内であれば、企業からそこまでマイナス評価を受けることはありません。
実際に募集条件に「ブランク期間3ヶ月以内」を掲げる企業や、就職活動や資格の勉強などで3ヶ月ほどかかるケースは珍しくないからです。
ただし、無職期間が3ヶ月を超えると「就職意欲が低いのでは」「生活リズムやコミュニケーションに問題があるのでは」といった企業側の懸念が強まります。
事実として「ブランクが3ヶ月を超えた人は自動で不採用にする」という基準を設けている会社も見てきました。
上記のような懸念を払拭するには、アルバイトでも構わないので、まずは仕事経験を積むことが大切です。
「正社員経験がなくても、アルバイトを継続してがんばっているなら書類選考をします」という採用担当者の声も耳にします。
「ブランクは3ヶ月まで」としている会社であっても、アルバイト経験があれば応募書類に目を通してくれる場合もありました。
特にニート期間が3ヶ月以上ある方は、まずはアルバイトから始めてみることも検討してみてください。就職のチャンスが広がります。
「したい仕事がない」と悩んでいた人の就職体験談
「したい仕事がない」と悩んでいたニートの方でも、就職に成功した事例は多くあります。
今回は営業がつらくて転職を決めたあと次にどんな仕事をしたいのか分からず悩んでいた方や、やりたいことが見つからず中退した方、理想の仕事に就いたはずが退職してしまった方の就職体験談を紹介します。
3つの体験談に共通するのは、就職サービスでプロのアドバイスをもらったことです。一人で抱え込まずに動き出した点が、就職成功の分岐点になっています。
「自分にも当てはまるかも」と感じた方は、ぜひこのまま読み進めてみてください。
1. 営業が辛くて転職を決意…でも何がしたいか分からなかった
Tさんは営業職として働いていましたが、「本当にお客様に寄り添えているのかな」と疑問を感じ始めます。
転職活動をしていた時期もありましたが、「やりたいことが分からない」という壁にいつもぶつかっていました。
会社を辞めたい気持ちは強い一方で、「何をしたいのか?」という問いには答えを出せずにいたのです。
そんなとき就職エージェントに登録し、辛かった経験や、やりたくない仕事をキャリアアドバイザーが親身に聞いてくれたことで、「自分の思いや長所を言語化できた」と話します。
その結果、「最終的な成果が他人の判断ではなく、自分の努力やスキルで評価される仕事をしたい」という考えにたどり着き、ITエンジニアのような仕事に興味を持つようになりました。
参考:面談で“自分”を言語化されて自信がつきました! – ジェイック 就職カレッジ®︎
ポイント
「やりたい仕事」にTさんが出会えたのは、他の人と自己分析を行ったことがきっかけでした。
キャリアアドバイザーのような“就職のプロ”に相談すると、自分では気づかなかった特徴や強み、仕事に対する思いが見つかることは多いものです。
実際にTさんも、キャリアアドバイザーとの対話を通して価値観や長所を言語化できたことで、「スキルで評価される仕事をしたい」という方向性が明確になり、興味のある仕事を具体的に描けるようになりました。
2. やりたいことが見つからず中退…受け身な姿勢を改めて就職に成功
「大学に行けばやりたいことが見つかる」と思っていたAさんは、具体的な目標がないまま理学部に進学します。特に何も考えずアルバイトにも応募し、「なんとなく惰性で続ける」といった受け身の学生生活を送っていたようです。
コロナ禍でオンライン授業が中心となり、やる気を失ったことで留年を重ねた結果、大学も中退しました。
中退後は「何も分からないまま闇雲に面接を受けるのは避けたい」と考え、就活の基礎を学べる就職サービスに登録。そこで自分と似た境遇の仲間と出会い、「自分も頑張れば就職できるかもしれない」という自信を持てたようです。
「自分から行動しないとうまくいかない」という気づきも得て、就職活動を積極的に進めた結果、企業からの内定も手にできました。
参考:受け身な大学生活から一転、能動的な就職活動へ – ジェイック 就職カレッジ®︎
ポイント
Aさんが前向きな気持ちを持てたのは、「受け身の姿勢」から抜け出せたことが大きな要因といえるでしょう。
就職サービスに登録し、「受け身のままでは通用しない」と考えるようになってからは、自分から積極的に相談したり、行動に移したりするようになりました。
「大学に行けばやりたいことが見つかるはず」といった“受け身の考え方”から脱却し、“自分の手で未来を切り開いていく姿勢”を身につけたことで、就職活動を前向きに進められるようになったのです。
3. 理想の仕事に就いたが退職…したいことは別だと分かり就職成功
栄養士に憧れ専門学校へ進学して資格を取得し、新卒から3社にわたって栄養士として働いてきたSさんの話です。目指した仕事に就けたにもかかわらず、残業の多さや人間関係のつらさが重なり、退職を決意しました。
転職を機に自己分析を重ねた結果、気づいたのは「お客様のリアクションを間近で見たい」という本音です。栄養士として料理を作ることには向き合えても、本当にしたいことは別にあったと気付きました。
そこで就職サービスに相談したところ、視野が一気に広がり、接客にとどまらない幅広い選択肢と出会えたといいます。自分の考えを整理したからこそ、本当にやりたいことに気づき、就職につながったといえるでしょう。
詳しい体験談は下記からご覧ください。
参考:全く未知の業界への新しい挑戦 – ジェイック 就職カレッジ®︎
ポイント
Aさんの転機は「なぜその仕事をしたいのか」を言語化したことでした。就職サービスの担当者との面談を通じて「お客様のリアクションを間近で見たい」という自分の本音に気づいたのです。
それまで接客やパティシエに絞っていたAさんの視野は、この気づきをきっかけに一気に広がったといえるでしょう。その結果、自分に合う仕事と出会い、就職につながったといえます。
したい仕事がないニートが仕事を見つける方法
「したい仕事がない」と悩むニートの方には、まずやりたい仕事より「耐えられそうな仕事」を選ぶことがおすすめです。理想を追いすぎず、続けられそうな仕事から始めることで、動き出しやすくなるのです。
また、未経験から始められる仕事を選んだり、ニート専用の就職支援サービスに相談したりすることも、仕事を見つける有効な手段でしょう。自分の「強み」や「価値観」を把握することも、仕事探しの方向性を定めるうえで欠かせません。
「どの方法から試せばいいか分からない」という方は、ぜひこのまま読み進めてみてください。

山田 純輝/キャリアコンサルタント
バイト体験で見えてくる「自分の本音」
したい仕事が見つからないときは、まずはアルバイトから始めてみるのも一つの方法です。
実際に働いてみることで、自分が進みたい道や、逆に避けたい仕事が見えてくるケースは多いからです。
実際に私が支援したニートの方の中に、飲食店で接客のアルバイトを始めた方がいました。
その方は、仕事に取り組む中で「安定して働き続けるために手に職をつけたい」という思いが芽生え、未経験からITエンジニアを目指して就職を叶えました。
一方で「飲食店のような立ち仕事は体力的にきつい」と痛感し、事務職として働く道を選んだ方もいます。
仕事を経験すると、新しい「気づき」や「選択肢」が生まれます。自分が進むべき方向が見えてくるので、したい仕事がない方はアルバイトにもぜひ挑戦してみてください。
「意外と面白いな」「やれば案外できるな」といった、就職への少しの自信と可能性を感じられるはずです。
1. やりたい仕事よりも耐えられそうな仕事を選ぶ
「したい仕事がない」と悩むニートの方は、やりたい仕事を無理に探すよりも、続けられそうと思える仕事を基準に選ぶことで選択肢を絞りやすくなります。「嫌ではない」という感覚は、やりたいことより見つけやすいのです。
たとえば、以下のように「できないこと」から逆算すると、仕事のイメージが湧きやすくなるでしょう。
| 苦手・できないこと | 選ぶ仕事の方向性 |
|---|---|
| 朝早い仕事はつらい | 飲食店など夜シフトに入れる仕事 |
| 人と話し続けるのが苦手 | データ入力・軽作業など黙々とできる仕事 |
| 体を動かし続けるのがきつい | 事務・受付など座って行える仕事 |
「やりたいこと」が見つからなくて悩んでいる方は、まずハードル低く始められる仕事から探してみてください。
2. 未経験から始められる仕事を選ぶ
「したい仕事がない」状態でいきなり難しい仕事に挑戦すると、さらにやる気を失ってしまう可能性があります。そのため、未経験から始められる仕事を選ぶことがおすすめです。未経験者向けの職場は研修や教育体制が整っていることが多く、スモールステップで自信をつけやすい環境が揃っています。
特に、3年後に人材不足であると答えた割合の多い以下の業界では、未経験者を積極採用しているケースが多くみられます。
| 業界 | 3年後に人材不足であると答えた割合 |
|---|---|
| 建設業(施工管理補助・現場作業員など) | 83.6% |
| 情報通信業(ITサポート・データ入力・社内SEなど) | 76.8% |
| 運輸業・郵便業(配送ドライバー・仕分けスタッフなど) | 84.2% |
| 宿泊業・飲食サービス業(ホテルスタッフ・ホールスタッフなど) | 72.0% |
| 生活関連サービス業・娯楽業(店舗スタッフ・施設スタッフなど) | 71.3% |
参考::独立行政法人 労働政策研究・研修機構「人手不足等をめぐる現状と働き方等に関する調査 (企業調査・労働者調査)」
人材が不足している業界ほど、ニートの方でも採用されやすい傾向があるでしょう。
3. ニート専用の就職支援サービスに相談する
「したい仕事がない」という悩みは、ニート専用の就職支援サービスに相談するのがおすすめです。専用サービスであれば同じ悩みを持つ方の相談を多く受けているため、的確なアドバイスをもらいやすくなります。
主な支援サービスの特徴を以下にまとめました。
| サービス | 特徴 |
|---|---|
| 就職エージェント | ・専任アドバイザーが自分に合う求人を無料で提案 ・面接対策や書類添削もサポート |
| ハローワーク | ・国が運営する公共施設 ・職業訓練の受講や求人紹介など幅広く利用可能 |
どちらも怒られる場所ではなく、気軽に相談できる環境が整っています。「何がしたいか分からない」という状態のまま訪れても、まったく問題ないのです。
くわしくはハローワーク(厚生労働省)よりご覧ください。
4. 職業訓練校で興味のあるコースを選ぶ
いきなり仕事を始めることにハードルを感じるなら、職業訓練校を活用するのも一つの方法です。
職業訓練とは、就職に必要なスキルや知識を無料で学べる国の支援制度のことです。訓練に通った実績は履歴書にも記載でき、就活でのアピール材料にもなります。
コースは幅広く、たとえば以下のような分野があります。
- IT・パソコン:Webデザイン・プログラミングなど
- 事務・経理:ビジネスマナー・簿記・OAスキルなど
- 介護・医療:介護職員初任者研修・医療事務など
- 建築・設備:電気工事・CAD操作など
興味のあるコースを受講することで、仕事への理解が深まり、働くモチベーションも上がりやすくなるでしょう。くわしくは、お住まいの地域の訓練情報(厚生労働省)から調べられます。
5. 自分の「強み」を把握する
したい仕事を見つけるには、まずは自分の「強み」を把握することが重要です。
強みを理解することで、どのような仕事で力を発揮できるか、どのような環境で成長できるかが見えてくるからです。
心理学者のマーティン・セリグマン博士が創始・提唱している「ポジティブ心理学」においても、強みが発揮されているときに人は人生の充実度や満足度が高まるとしています。
ちなみにポジティブ心理学では、人が共通して持つ“普遍的な強み”を以下のように分類しています。
- 知識や知恵(創造性、好奇心、向上心、柔軟性、大局観)
- 勇気(勇敢、忍耐力、誠実、熱意)
- 人間性(親切心、愛情、社会的知性)
- 正義(公平さ、リーダーシップ、チームワーク)
- 節制(寛容さ、謙虚さ、慎重さ、自制心)
- 超越性(審美眼、感謝、希望、ユーモア、スピリチュアリティ)
たとえば「創造性」が強みであれば、企画職やデザインの分野で活躍できるかもしれません。
自分自身の強みがわからない方は、次の診断ツールを試してみてください。
- 厚生労働省「スキルチェック」
- ストレングスファインダー
厚生労働省「スキルチェック」
厚生労働省の「スキルチェック」は、自分の強みが見つかる診断ツールです。
全14問の質問に答えるだけで、自分が「得意なこと」と「苦手なこと」がわかります。
次の3つのうち、最も得意なスキルもわかるので、仕事探しの方向性を定めたいニートの方にもおすすめです。
- 基礎スキル(どの仕事でも必要なスキル)
- 対人スキル(人を相手にする仕事で必要なスキル)
- 対物スキル(機械などのモノを相手にする仕事で必要なスキル)
スキルチェックは、以下のサイトで無料で受検できます。
マイジョブ・カード「スキルチェック」
ストレングスファインダー
ストレングスファインダーは、自分の才能や強みを発見できるツールです。
177の質問に答えることで、34種類の資質の中から上位5つの資質がわかります。
全世界で3400万人以上が受けており、信頼性が高い診断ツールとして知られているので、自分の強みを正確に理解したいニートの方は受検してみましょう。
ストレングスファインダーを受検するには「アクセスコード」を購入する必要があり、以下3つの購入方法が用意されています。
- 公式サイトで購入する
- スマホアプリで購入する
- アクセスコードが付いた本を買う(『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』など)
6. 自分の価値観を把握する
仕事選びにおいては、自分の価値観を把握することも大切です。
価値観が明確でないと、何を基準に仕事を選べば良いかわからなくなるからです。
たとえば「社会の役に立ちたい」という価値観を持つ人が売上至上主義の会社に就職してしまうと、仕事のやりがいを感じにくく、不満を抱えてしまう可能性があるでしょう。
一方で「社会の役に立ちたい」という自分の価値観をあらかじめ把握していれば、医療・福祉、教育関係、NPO法人など、価値観に合った業種をしっかりと選べるようになります。
定着率の高い職種ランキング【就職後は長く働きたい】
就職後に長く働き続けたいなら、同業界・同職種への転職率(組織チェンジ率)が高い職種を選びましょう。同じ職種に転職し続けているということは、仕事自体への満足度が高い可能性があります。
以下は、転職活動における組織チェンジ率のTOP5です。
| 順位 | 職種 | 組織チェンジ率 |
|---|---|---|
| 1位 | 医療・福祉・保育・教育・通訳 | 69.3% |
| 2位 | 技能工・建築・土木 | 57.6% |
| 3位 | クリエイター・エンジニア | 51.9% |
| 4位 | 営業 | 40.4% |
| 5位 | コンサルタント・専門職 | 38.3% |
参考:株式会社マイナビ「マイナビ転職活動における行動特性調査2024)」
特に注目したいのは、1位の医療・福祉・保育・教育と2位の技能工・建築・土木です。
どちらも未経験から参入できる職種が多く、資格取得支援制度を設けている職場も少なくありません。
「したい仕事がない」と悩むニートの方でも、まずスキルを身につけながら働けることから、狙い目の仕事といえるでしょう。
したい仕事がないニートにおすすめの仕事8選
「したい仕事がない」と悩むニートの方には、まず保育補助がおすすめです。
資格がなくても始められる仕事で、子どもと関わりながら少しずつ現場経験を積めます。
また、場所を選ばず働けるWebライターや、未経験からでもスキルを身につけやすいシステムエンジニア(受託開発)も、仕事の幅を広げたい方に向いているでしょう。
黙々と作業したい方には工場作業員や建設・土木作業員、オフィスで安定して働きたい方には事務職も選択肢になります。
さらに、接客に慣れたい方には飲食店スタッフ、在宅勤務を視野に入れる方にはコールセンターも人気です。
各仕事の詳しい内容が気になる方は、このまま読み進めてみてください。
1. 保育補助
保育補助とは、保育士のサポートとして子どもの世話や保育環境の整備を行う仕事です。資格がなくても始められるため、「したい仕事がない」と悩むニートの方でも挑戦しやすい職種といえます。
人手不足が続く保育業界では未経験者を積極採用している施設も多く、働きながら保育士資格の取得を目指すことも可能です。
一方で、子どもと関わる仕事のため、体力的な負担や保護者対応など、精神面でのタフさも求められる点は把握しておきましょう。
| 平均年収 | 396万円 |
| 必要なスキル | コミュニケーション能力※資格不要 |
| 向いている人 | ・子どもが好き ・人の役に立つことが好きな方 |
| 仕事に就くためには? | ・保育施設 ・学童保育が出している求人へ応募 ・未経験歓迎求人が多数あり |
参考:厚生労働省「保育補助者-job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
2. Webライター
Webライターは在宅で仕事ができるため、ニートの方に向いています。
Webライターとは、Webサイトの記事を執筆する仕事です。
パソコンとインターネット環境があれば自宅で仕事ができるので、「誰かと一緒に作業をするのが苦手」「人と極力話さないで仕事をしたい」と思っているニートの方でもストレスなく働けるでしょう。
現場仕事や外回りの営業のような体力の消耗も少ないので、家に閉じこもっていた期間が長く、体力に自信がない方でも無理なく仕事を続けられます。
| 平均年収 | 351万円 |
| 役に立つ資格 | ・WEBライティング技能検定 ・日本語検定 ・SEO検定 |
| 向いてる人 | ・学習意欲が高い人 ・文章を書くのが好きな人 ・一人の作業が苦ではない人 |
| 仕事に就くためには? | ・Web制作会社に就職する ・編集プロダクションに就職する ・クラウドソーシングで仕事を受注する |
出典:求人ボックス 給料ナビ「ライターの仕事の年収・時給・給料」
3. システムエンジニア(受託開発)
システムエンジニア(受託開発)とは、クライアントから依頼を受けてシステムやアプリケーションの設計・開発を行う仕事です。未経験からでもプログラミングスクールや職業訓練を通じてスキルを身につけやすく、「したい仕事がない」と悩むニートの方でも目指しやすい職種のひとつといえます。
IT業界全体で人材不足が続いているため、未経験者歓迎の求人も多いです。また、スキルが蓄積されるにつれて年収アップが見込めるため、長期的なキャリアを描きやすい点も魅力でしょう。
一方で、納期のプレッシャーや残業が発生しやすい環境もあるため、入社前に職場環境を確認しておくことをおすすめします。
| 平均年収 | 574.1万円 |
| 必要なスキル | プログラミングの基礎知識(入社後習得も可) |
| 向いている人 | ・論理的に考えるのが得意 ・コツコツ取り組める方 |
| 仕事に就くためには? | プログラミングスクールや職業訓練で基礎を習得後に、未経験求人へ応募 |
参考:厚生労働省「システムエンジニア(受託開発)-job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
4. 工場作業員
工場作業員は特別なスキルや資格がなくても始められるため、ニートの方に向いています。
工場作業員とは、製品の製造に関わる様々な作業を行う仕事です。ライン作業で製品を組み立てたり、完成した製品の検査を行ったりと、仕事内容は多岐に渡ります。
未経験でもできる仕事が多く、多くの工場では研修制度が充実しているため、社会人経験がないニートの方でも安心して仕事に取り組めるでしょう。
| 平均年収 | 340.1万円 |
| 役に立つ資格 | ・フォークリフト運転技能講習 ・危険物取扱者 |
| 向いてる人 | ・体を動かすのが好きな人 ・黙々と作業をするのが得意な人 ・几帳面な人 |
| 仕事に就くためには? | ・工場に直接応募する ・派遣会社に登録して工場案件を紹介してもらう ・製造業の知識や技能を職業訓練校で身につける |
出典:厚生労働省「工場労務作業員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
5. 建設・土木作業員
建設・土木作業員とは、道路や建物・インフラの建設・整備に携わる仕事です。資格や経験がなくても現場補助からスタートできるため、「したい仕事がない」と悩むニートの方でも入職しやすい職種といえます。
建設業界は慢性的な人材不足が続いており、未経験者を積極的に採用している現場も多いです。また、働きながら資格を取得できる環境が整っている会社も多く、スキルアップとともに収入アップも見込めます。「まず体を動かして働いてみたい」という方には、特に向いているでしょう。
一方で、屋外での肉体労働が中心になるため、体力的な負担は大きいです。体を動かすことへの抵抗がないか、事前に確認しておくと安心です。
| 平均年収 | 415.1万円 |
| 必要なスキル | 体力※資格不要 |
| 向いている人 | ・体を動かすのが好き ・モノづくりに興味がある方 |
| 仕事に就くためには? | ・未経験歓迎の求人に応募 ・入社後に資格取得を目指せる |
参考:厚生労働省「建設・土木作業員-job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
6. 事務職
事務職は人と接する機会がそこまで多くないため、ニートの方に向いています。
事務職とは、書類の作成やデータ入力、電話対応などを行う仕事です。
事務処理能力や正確性が必要な仕事ですが、応募にあたって特別なスキルや資格は求められないケースがほとんどです。そのため、仕事経験やスキルに自信がないニートの方でも始めやすい仕事と言えるでしょう。
他の仕事に比べて残業も少ないため、プライベートな時間を大切にしたい方にもおすすめです。
| 平均年収 | 510.9万円 |
| 役に立つ資格 | ・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) ・日商簿記検定・秘書検定 |
| 向いてる人 | ・事務処理能力が高い人 ・正確に作業ができる人 ・パソコン操作が得意な人 |
| 仕事に就くためには? | ・企業の事務職に就職する ・派遣会社に登録して事務系の案件を紹介してもらう |
出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
7. 飲食店のスタッフ
飲食店のスタッフは「未経験歓迎」の求人が多いため、ニートの方に向いています。
飲食店のスタッフとは、レストランやチェーン店などでホール、またはキッチン担当として働く仕事です。ホールは席への案内や注文受付、料理の提供を行い、キッチンは調理や盛り付けなどを行います。
飲食店は未経験者でも丁寧に指導してくれるところが多く、多くの店舗がアルバイトから始められます。そのためニート期間が長く、「正社員としていきなり週5日働くのは厳しい…」と感じている方でも安心して働けるでしょう。
| 平均年収 | 327.9万円 |
| 役に立つ資格 | ・食品衛生責任者 ・調理師免許 ・ソムリエ・エクセレンス |
| 向いてる人 | ・料理が好きな人 ・明るく元気な人 ・体力に自信がある人 |
| 仕事に就くためには? | ・飲食店に直接応募する ・飲食店専門の求人サイトを利用する |
出典:厚生労働省「飲食チェーン店店員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
8. コールセンター
コールセンターはシフトの融通が利きやすいため、ニートの方に向いています。
コールセンターとは、電話やメールで顧客対応を行う仕事です。顧客からの質問に答えたり、注文を受けたりします。
ニートの方の中には、規則正しい生活を送れるか不安に感じている方も多いでしょう。その点、コールセンターの仕事はシフト制が多く、週3日や、1日5時間勤務などができる求人も少なくありません。
そのため仕事生活に慣れるまではゆっくりと働き、慣れてきたら少しずつシフトを増やしていく、といった調整が可能です。
| 平均年収 | 367万円 |
| 役に立つ資格 | ・コンタクトセンター検定(コン検) ・電話応対技能検定 ・ビジネス電話検定 |
| 向いてる人 | ・人と話すことが好きな人 ・電話対応に自信がある人 ・人の役に立つことが好きな人 |
| 仕事に就くためには? | ・コールセンター会社に就職する ・企業のコールセンター部門に就職する |
出典:厚生労働省「コールセンターオペレーター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
したい仕事がないニートに関するよくある質問
したい仕事がないニートに関する質問をまとめました。仕事の見つけ方を解説したので参考にしてください。
ニートが許されるのは30代までです。家族関係や恋人の有無により前後しますが、一般的には30代でしょう。
これは、ニートの定義が未就労の15〜34歳を指していたり、正社員に就職しやすい年齢が30代だったりするからです。
ニートの年齢に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ニート期間が長い場合、「社会でうまくやっていけるかな」「すぐに辞めてしまうかも」と不安になるのは自然なことです。
長く働いていなかったぶん、人との関わりに自信を持てない方も多いでしょう。
正社員就職に不安を感じるのは、それだけ「仕事をきちんとこなしたい」という前向きな気持ちの表れです。とはいえ企業側としては、ブランクが長い人にいきなり即戦力としての活躍を期待しているわけではありません。
新しい職場に慣れるには1年ほどかかることも珍しくないので、まずは「少しずつ慣れていけばいい」と自分に言い聞かせつつ、一歩ずつ進んでいきましょう。
やりたい仕事がないニートの方は、自分の「強み」と「価値観」を理解することから始めましょう。
強みを把握するには、厚生労働省の「スキルチェック」や、「ストレングスファインダー」などの診断ツールが役に立ちます。
自分の価値観を明確にしたいときは、「自分が大切にしていることは何か」を考えてみることがおすすめです。
また、ロールモデルの働き方を参考にしたり、「Will Can Must」のフレームをもとに考えてみたりすることも仕事探しでは効果的です。
それぞれの詳しいやり方は「したい仕事をニートが見つける方法」で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
ニートと新卒の就活は、企業が重視するポイントや、応募できる求人に違いがあります。
ニートの場合、「ブランク期間の理由」や「これからどのように働きたいか」といった意欲が採用で重視されます。年齢にもよりますが、学校卒業から3年以内(就職後3年以内)であれば「既卒・第二新卒向け求人」に応募でき、4年目以降は「中途採用枠」に応募する形が一般的です。
一方、新卒の就職活動は「ポテンシャル採用」が基本なため、経歴よりも成長性や人柄が重視されます。
業界や職種を問わず、専門知識や経験がなくても正社員として採用する企業が多いことも特徴です。
「働いていない期間は何をしていたのですか?」と面接官から聞かれたときは、就職に向けた“前向きな行動”を伝えることが大切です。
たとえば「資格勉強をしていた」「体力づくりをしていた」といった内容を話せると就職への意欲が伝わり、面接官に好印象を与えられます。
特別な取り組みをしていなかった場合でも、「何もしていませんでした」と答えるのは避けましょう。
たとえばニート期間中に家事を手伝っていた場合、「家事を通じて責任を持って行動する大切さを実感しました」といった形で、日常の経験を前向きに言い換えることもできます。
ニート期間の過ごし方(例)
・応募業界に関連する資格の勉強をしていました
・体調を整えるために生活リズムの改善に取り組みました
・家族のサポートを通して責任感が身につきました
空白期間を「就職に向けた準備期間」として伝えることで、誠実さと意欲の両方を企業にアピールできます。
上記の回答例を参考に、自分の経験をポジティブに伝えましょう。
「したい仕事がない」時に役立つ診断ツールは、厚生労働省が運営するjobtagの「自己診断ツール」です。
複数の診断が用意されており、中でも「職業興味検査」と「仕事価値観検査」は直感的に答えやすい設問が中心のため、自己分析が初めての方にも取り組みやすくなっています。気軽に取り組めるので、スキマ時間にも試せるでしょう。
気になる方は、ぜひ試してみてください。
ニートで仕事が怖い時は、まず「何が怖いのか」を言葉にすることから始めましょう。怖いと感じる気持ちは自然なことであり、その原因を明確にするだけで、次の一歩が見えやすくなるのです。
たとえば「人間関係が怖い」なら在宅・個人作業中心の仕事を、「一人で判断する場面が多いのが怖い」なら相談しやすい体制が整っている職場を選ぶことで、恐怖を和らげられるでしょう。
どう選べばいいか分からない時は、就職エージェントなどプロに相談するのがおすすめです。
まとめ
したい仕事がないニートの方は、自分の向き不向きを知ることから始めましょう。
仕事において「適性があるかないか」は、非常に大きな要素を占めます。自分に向いている仕事に就くことができれば、その後の社会人生活も充実したものになるでしょう。
一方で、あまり慎重になりすぎることもおすすめしません。
ニートからの就職はニート期間が短く若いほど有利ですし、考えすぎて行動しないでいるより、第一歩を踏み出すだけでも確実に状況は変わります。
できるだけ早く、就職へ向けて動き出しましょう。
ニートからの就職を検討している方は、以下のフォームからお気軽にご登録ください。
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元 株式会社ジェイックのキャリアアドバイザー|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター

当社の就職に関するコンテンツの中から、ニートの就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。




































