
ニートから社会復帰するには、生活リズムを整えたり、外出する機会を増やすなど、日常生活から改善していき、短期間で働き始め、就職活動の準備をするなど小さなステップを積み重ねていきます。
この記事では、ニートから社会復帰をするための10つのステップを紹介しています。
社会復帰が怖いと感じる原因や、社会復帰に役立つ就職サービスも紹介していますので、ニートから脱出したい人はぜひ参考にしてください。
- ニートの人で社会復帰が怖い原因は、未経験からの不安や人間関係の不安など
- ニート状態から1年間で社会復帰した割合は40%ほど
- ニートから社会復帰するにはまずは生活習慣から整えよう!

大学卒業後、大手広告代理店にて広告営業職として従事。その後、一貫して8年間にわたり人材業界に身を置き、累計3,000回を超えるキャリア面談実績を積む。特に、フリーター・ニート・既卒といった若年層の就職支援に深く従事。

山田 純輝/キャリアコンサルタント
就職が怖いと感じるのは“分からない”から
就職が怖いと感じるのは、自分にはどんな仕事内容や働き方が合っているのか、どうすれば就職できるかが分からないのが大きな要因です。
まずは一人で抱え込まず、就職エージェントやハローワークなどを頼ってみてください。
プロからアドバイスがもらえるだけでなく、同じ境遇から就職や社会復帰を目指す仲間の存在を知るだけでも、心の支えになるかもしれません。
相談するときのコツは、相談先を一カ所に絞らないことです。担当者との相性もあるので、複数のサービスを並行で利用しながら、自分にとって相談しやすく信用できそうな相談先を見つけましょう。
また、実際に複数のサービスを並行利用することで、自己理解に納得感が出たり応募先の選択肢を多面的に知れたりすることをメリットと感じる方も多いようです。もし「合わない」と感じたら、退会や利用休止もできますので、まずは「情報収集」くらいの軽い気持ちで相談してみてください。
自分に合った働き方や仕事の存在を知ることで、今の恐怖は少しずつ期待に変わるかもしれませんので、ひとりで抱え込まずに人を頼ってみましょう。
- 生活習慣を整える
朝に散歩したり、読書の時間を設けるなどから始めるのもおすすめ - 外に出る習慣をつける
社会との接点を増やすことで、人とのコミュニケーションに慣れる - 自己分析を行う
自己分析を行うと、面接に活かせたり自分に合った企業が見つけやすくなる - 社会復帰の一番のハードルを考える
「何を恐れて行動できないのか」を明確にすることで解決策が見つかるケースもある - 自分に合った働き方から始める
いきなりの就職はハードルが高いなら、正社員以外の働き方から始めるのもおすすめ - 就職する日を決める
履歴書の完成、面接などの具体的な日付を決めて計画を立てるのがポイント - 就職相談する
就職の不安の相談や就職先の候補、就活のやり方を教えてもらう - 就職活動を始める
求人探し・応募書類の作成・面接対策などを行う - 入社に向けて準備する
出勤時間に合わせて生活リズムを整える - 無理せず休みの日はしっかり休む
不調を感じたら適切に休息を取る
- 働いた経験がない
過労や残業が多いという情報を目にし、過度に不安を感じている可能性もある - どうせすぐに辞める…と悲観している
過去の辛い経験などから自信が持てなっていて、社会復帰に対し臆病になっている - 人間関係をうまく築けるか不安
職場の人間関係は事前には分からず、過去の経験をもとに怖いと感じてしまう - 体力的に長く働ける自信がない
長いニート生活のせいで体力が落ち、疲れやすくなっていることがある - 自己肯定感が低い
「自分は何もできない」といったネガティブな感情に支配されていることがある - ニートに対する社会の目が怖い
周囲の目が気になると行動が慎重になり、積極的なアクションを起こせない - 「失敗できない」という意識が強い
就職面接で失敗することや、仕事でミスすることに対し、過度に恐れてしまう - 健康状態が良くない
健康状態に対する不安から「迷惑をかけてしまうかも…」などと心配してしまう
この記事の目次
- 1 ニートから社会復帰するには何からすべき?
- 2 ニートが本格的に社会復帰を目指す7ステップ
- 3 ニートが恐れる面接での失敗パターンと回避術
- 4 年齢・状況別 社会復帰のポイント
- 5 ニートから社会復帰した人の体験談
- 6 働くこと以外でニートから社会復帰を目指す選択肢
- 7 ニートが「社会復帰が怖い」と感じる原因8選
- 8 ニートが社会復帰するのは無理?
- 9 ニートからでも社会復帰が可能な理由
- 10 ニートから社会復帰しやすい職業の特徴
- 11 ニートの社会復帰におすすめの仕事5選
- 12 ニートが社会復帰後にきついことと対策
- 13 ニートの家族や周囲の人ができるサポート
- 14 「ニートの社会復帰」に関するよくある質問
- 15 まとめ
ニートから社会復帰するには何からすべき?
ニートから社会復帰するには、まず前向きな考え方に切り替えるのが大切です。
自分を責めたり他人と比べたりせず、完璧を目指さない姿勢を持つのが、社会復帰への第一歩になります。
また、生活習慣を整えるのも重要で、食事・睡眠のリズムを固定し、歩く習慣をつけると体と心の準備が整っていきます。
さらに、少しずつ会話を増やして社会との接点を作るのも、スムーズな社会復帰につながります。
「何から始めればいいかわからない」と感じている方は、次の内容を参考にしてみてください。
1. 前向きな考え方に切り替える
社会復帰を目指すうえで、まず大切なのは前向きな考え方に切り替えることです。
心が不安定な状態では、就職活動に踏み出す気力が湧いてきません。
考え方を少し変えるだけで、行動へのハードルがぐっと下がります。
特に意識したい3つの考え方を、くわしく見ていきましょう。
大事にしたい考え方:自分を責めない
自分を責めないことは、社会復帰を目指すうえでとても大切な考え方です。
厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」によると、ニート状態にある若者の約83%が「仕事をしていないとうしろめたい」と感じているとされており、多くの方が自己否定の気持ちを抱えているのがわかります。
しかし、過去の就活の失敗は能力不足ではなく、準備不足や応募先とのミスマッチによるものがほとんどです。
まずは以下を意識してみましょう。
- 就活がうまくいかなかった原因を、自分の性格ではなく「準備や環境」に求める
- 「あの頃の自分は頑張っていた」と過去の自分を認める
- 完璧でなくていいと自分に許可を出す
自分を責め続けるのは行動を妨げるだけで、社会復帰には何も役立ちません。
大事にしたい考え方:完璧にやろうとしない
完璧にやろうとしないことも、社会復帰を進めるうえで意識したい考え方です。
ニートの方は「失敗したらどうしよう」「うまくできなかったらどうしよう」との不安から、完璧を求めすぎてしまう傾向があります。
しかし、完璧主義になりすぎると一歩を踏み出すハードルが上がり、行動できないまま時間だけが過ぎてしまいます。まずは以下を意識してみましょう。
- 「60点でも前進する」と決めて、まず行動してみる
- 調子が悪い日は無理をせず、休息を取るよう自分に許可を出す
- 昨日の自分より少しだけ前進できたかどうかを基準にする
社会復帰を目指すためには、小さな積み重ねが大事です。
大事にしたい考え方:他人と比較しない
他人と比較しないことも、前向きに社会復帰を進めるために大切な考え方です。
SNSや周囲の近況が目に入りやすい現代では、「同い年なのに周りは正社員になっている」「自分だけが取り残されている」と感じてしまう方も多いでしょう。
しかし、他人と比べるほど自己肯定感が下がり、動き出す気力がさらに失われてしまいます。比較の習慣を手放すために、以下を意識してみましょう。
- SNSを見る時間を意識的に減らす
- 「過去の自分より一歩進めたか」を判断基準にする
- 他人の人生のペースと自分のペースは違うと意識する
社会復帰のスタートラインは人それぞれです。
他人ではなく、昨日の自分と比べることを習慣にしていきましょう。
2. 生活習慣を整える
ニートから社会復帰するには、まずは生活習慣を整えることが重要です。
なぜなら、生活習慣を整えると体力や集中力が回復し、社会復帰に向けて意欲的に取り組めるようになるからです。
具体的には、食事・睡眠の時間を固定する、寝る前のルーティンを決める、歩く習慣をつける、この3つが効果的です。
どれも今日からすぐに取り組める内容ですので、くわしくは次の内容を参考にしてみてください。
改善したい生活習慣:食事・睡眠の時間を固定する
食事・睡眠の時間を固定するのは、社会復帰に向けた体づくりの基本です。ニート期間中は外出や決まった予定が少ないため、生活リズムが乱れて昼夜逆転しがちです。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人は6時間以上の睡眠確保が望ましいとされており、規則正しい睡眠リズムを保つのが心身の健康に欠かせないとされています。まずは以下から取り組んでみましょう。
- 毎朝同じ時間にカーテンを開け、体内時計をリセットする
- 3食を決まった時間に食べる習慣をつける
- 就寝時間を固定し、休日も極端に寝だめをしない
少しずつ生活を整える意識が重要です。
改善したい生活習慣:寝る前のルーティンを決める
寝る前のルーティンを決めるのも、生活リズムを整えるうえで効果的です。「何となく夜更かしして眠れない」状態が続くと、翌朝起きられず昼夜逆転がさらに進んでしまいます。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、寝る前のリラックス習慣が睡眠の質を高めるうえで重要とされています。
以下のようなルーティンを取り入れてみましょう。
- 就寝1時間前にスマホやパソコンの画面を見るのをやめる
- 軽いストレッチや深呼吸で体をほぐす
- 翌日にやる作業を簡単にメモして「考えごと」を頭から切り離す
ルーティンを実行するだけでも、頭の中がすっきりしやすくなります。
改善したい生活習慣:歩く習慣をつける
歩く習慣をつけるのは、体力をつけるだけでなく、外出するきっかけにもなります。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、適度な運動が睡眠の質を高め、心身の健康維持に役立つとされています。最初は無理せず、以下のような小さな一歩から始めてみましょう。
- まずはポストに行くだけでもOKと決める
- 慣れてきたら近所を5〜10分歩くのを目標にする
- 時間帯は午前中など、日光を浴びやすい時間を選ぶ
ニート期間中は家にいる時間が長くなりがちですが、少し歩くだけでも気分転換になり「もう少し外に出てみようかな」と前向きな気持ちにつながります。
3. 少しずつ会話を増やす
社会復帰を目指すには、コミュニケーション能力を鍛えることが非常に重要です。
ニート期間が長いと人との関わりが減り、人間関係を築くスキルが低下しがちです。しかし、仕事では上司や同僚との適切なコミュニケーションが欠かせません。
日常で家族や近所の人と接することから練習を始め、小さな会話の成功体験を積むことがおすすめです。
また、地域若者サポートステーションや就労移行支援などの支援機関では、コミュニケーションスキルを学ぶプログラムがあるため積極的に活用しましょう。
就職講座の受講もおすすめ!
弊社ジェイックが運営する就職支援サービスでは、フリーターやニートなど正社員未経験や経歴の浅い方向けの就職講座を行っています。
受講生同士で意見交換や面接練習をする機会があるため、コミュニケーション能力を鍛えることにもつながります。
就職の不安を相談したい方や、就職講座の詳細を知りたい方は、ニートからの社会復帰の第一歩として、まずは就職アドバイザーとの無料相談を予約してみてください。

山田 純輝/キャリアコンサルタント
コミュニケーションは“挨拶”からで大丈夫
「コミュニケーション能力に自信がない」と悩む方の多くは、「面白い話をしたり場を盛り上げたりする力」だと勘違いしています。
しかし職場で求められるコミュニケーション能力として、まずは挨拶ができれば問題ない場合がほとんどです。
気の利いた雑談をしたり、相手を笑わせたりする必要は一切ありません。
実際に上司や先輩が最初に見ているのは、「最低限の挨拶ができるか」という点です。
いつもより少し大きな声で、相手の目を見て「おはようございます」「お先に失礼します」と言えるなら、働き始めるときのコミュニケーションとしては合格でしょう。
練習を重ねるうちに、挨拶だけでなく雑談もできるようになるかもしれませんので、気負わずサポステや就職カレッジのような同じ境遇の人がいる場に足を運んでみてください。
ニートが本格的に社会復帰を目指す7ステップ
ニートが本格的に社会復帰を目指すには、まず自己分析を行うのが大切です。
自分の強みや社会復帰を妨げている原因を把握すると、自分に合った働き方や就職先を見つけやすくなります。
次に、アルバイト・在宅ワーク・派遣・正社員など自分に合った働き方を選び、いつまでに就職するかを決めると行動に移しやすくなります。
就職支援サービスへの相談や応募書類の作成、面接対策まで順を追って進めるのが、社会復帰への近道です。
「何から手をつければいいかわからない」と感じている方は、次のステップを参考にしてみてください。
- 生活習慣を整える
朝に散歩したり、読書の時間を設けるなどから始めるのもおすすめ - 外に出る習慣をつける
社会との接点を増やすことで、人とのコミュニケーションに慣れる - 自己分析を行う
自己分析を行うと、面接に活かせたり自分に合った企業が見つけやすくなる - 社会復帰の一番のハードルを考える
「何を恐れて行動できないのか」を明確にすることで解決策が見つかるケースもある - 自分に合った働き方から始める
いきなりの就職はハードルが高いなら、正社員以外の働き方から始めるのもおすすめ - 就職する日を決める
履歴書の完成、面接などの具体的な日付を決めて計画を立てるのがポイント - 就職相談する
就職の不安の相談や就職先の候補、就活のやり方を教えてもらう - 就職活動を始める
求人探し・応募書類の作成・面接対策などを行う - 入社に向けて準備する
出勤時間に合わせて生活リズムを整える - 無理せず休みの日はしっかり休む
不調を感じたら適切に休息を取る
ニートから社会復帰するには、まずは生活リズムを整え、外出して人と接することに少しづつ慣れていくなど、日常生活の小さな一歩を積み重ねることから始めます。
社会復帰に向けて前向きに考えられるようになってきたら、短時間のアルバイトを始めたり、自己分析をしたり就職相談をするなど就職活動の準備を進めます。
就職先が決まり、入社してからも無理なく働けるよう、休みの日にはしっかりと休むことがポイントです。
1. 自己分析を行う
自己分析とは、自分の強みや価値観、これまでの経験を振り返り、自己理解を深める作業です。ニートの方でも、過去のアルバイトや学校生活など、自分を知るための材料はたくさんあります。
具体的には、今後に活かせそうな経験を思い出す作業や、社会復帰を妨げている原因を整理する作業が、自分に合った仕事選びや就職活動への第一歩になります。
自己分析の進め方について、くわしくは次の内容を参考にしてみてください。
自己分析の方法:今後に活かせそうな経験を思い出す
具体的には、以下の方法で自己分析を進めましょう。
- 成功体験や失敗体験を書き出す
- 褒められた経験を思い出す
- ストレスなく過ごせる環境を考える
正社員として働いた経験がなくても、過去のアルバイト経験や学校生活など、自分を知るための“材料”はたくさんあります。
自分に合った仕事に就くためにも、自己分析をしっかりと行いましょう。
自分の強みを発見することによって、「こういう仕事に向いているのではないか」「違う環境であれば上手くやっていけるのではないか」と社会復帰できる自信を持てるようになる効果があります。
また、自己分析をすることによって、やりたい仕事や理想の将来像が見つかることもあります。今後の方向性が明確になることによって、社会復帰に向けて行動を起こせるようになります。

山田 純輝/キャリアコンサルタント
「なぜ?」を5回で見えてくる、本当の自分
「自分のやりたいことや強みが分からない」と話す方をたくさん見てきましたが、それはまだ「自分の本音や特性」に出会えていないだけです。
自己分析を行う際は、ただ成功体験や褒められた経験などを書き出すだけではなく、一つのエピソードに対して「なぜ」を5回繰り返してみましょう。
例えば「作文で入賞した」なら、「なぜ入賞できたのか?」を考えます。
「書くのが好きだったから」という答えが出たら、さらに「なぜ好きなのか?」と問いかけます。「表現するのが好きだから」→「笑ってもらえるのがうれしいから」→「自分の言葉で人に影響を与えたいから」というように、「なぜ?」を繰り返すことで、自分が納得できる回答と出会える可能性が高まります。
おおむね5回「なぜ?」を考えると、本音や根本的な考えに気付けるので、目安にしつつ自分の経験を深ぼりしてみてください。
自己分析の方法:社会復帰を妨げる原因を考える
ニートから社会復帰するには、社会復帰の一番のハードルを考えることも重要です。
なぜなら、不安を理解することで、その解消に向けた対策を立てられるようになるからです。
社会復帰が難しいと感じる理由は、人間関係への不安、働くことへのプレッシャー、体力の欠如など、人それぞれ異なります。
まずは、自分にとって一番のハードルを見つけ、それを克服するための具体的な方法を考えてみましょう。
たとえば、対人の仕事が苦手な人や、職場の人間関係の構築に苦手意識がある人、在宅ワークを検討するのも手といえます。
ニートの状態からスムーズに社会復帰するためにも、自分にとっての不安要素を明らかにしましょう。
2. 自分に合った働き方を選ぶ
社会復帰を目指す際は、まず自分に合った働き方を選ぶのが大切です。
最初からハードルの高い働き方を選ぶと、なかなか一歩を踏み出せないまま時間が過ぎてしまう可能性があります。
以下の表を参考に、今の自分に合った雇用形態を選んでみましょう。
| 働き方 | メリット | 乗り越えるべき壁 |
|---|---|---|
| アルバイト | 単発・短時間から始めやすい | 時給が低い場合もある |
| 在宅ワーク | 通勤不要で自分のペースで働ける | 自己管理が必要 |
| 派遣社員 | 職種や期間を選びやすい | 契約更新がない場合もある |
| 正社員 | 安定した収入・賞与も期待できる | アルバイトより面接の難易度が高い |
主な働き方:アルバイト
アルバイトはシフト制が多く、固定シフトでない場合は働く時間を自由に決められます。短期や短時間のバイトもあるため、無理なくできそうなものから開始できます。
しかし、ずっとアルバイトのままだと、将来を考えたときに不安という人も多いでしょう。アルバイトは「ニートからの社会復帰のためのステップ」と考えて、期間を決めて取り組んでみることをおすすめします。
以下のような方は、まずアルバイトから始めるのをおすすめします。
- 長期間ニート状態が続いており、働くのに不安がある
- 体力や生活リズムにまだ自信が持てない
- コミュニケーションに苦手意識があり、責任の重い仕事は不安
アルバイトから始めると決めたら、まずは週2〜3日・1日4時間程度など、無理のないシフトで働ける求人を探してみましょう。
求人サイトで「短時間」「未経験歓迎」などのキーワードで検索するのが、最初の一歩としておすすめです。
主な働き方:在宅ワーク
通勤が難しい方や、自宅で働きたい方には在宅ワークが適しています。ライティング、データ入力、WEBデザイン、プログラミングなど、自分のスキルや興味に合った仕事をインターネット上で見つけることができます。
特に社会との関わりを持つのが不安な場合、在宅ワークから始めることで徐々に外部との接点を持つ準備ができます。ただし、仕事を継続するには自己管理が重要です。
在宅ワークはスキルがないと仕事を受けにくく、収入が安定するまでに一定の期間が必要な点は理解しておきましょう。
一方で、「まず自分の力で稼いでみたい」と考える方には向いています。
データ入力やアンケート回答など、スキル不要の簡単な仕事から始めてみましょう。
主な働き方:派遣社員
派遣社員は、ある程度自分のペースで仕事ができるという点で柔軟です。職種や仕事内容にはよるものの、業務を通じて一定以上のスキルを身につけることが可能です。
ただし、派遣先の業績等によっては契約更新がなくなる可能性があり、ずっと派遣社員として生計を立てるのはリスクが高いといえます。働きながら、自分の今後を検討して徐々に準備していくのがよいでしょう。
以下のような方は、派遣社員として働くのを検討してみましょう。
- ある程度働く意欲はあるが、いきなり正社員はハードルが高いと感じる
- 特定の職種や業界をまず試してみたい
- 勤務期間や職場環境を自分で選びながら働きたい
派遣として働くと決めたら、まずは派遣会社に登録するところから始めましょう。
複数の派遣会社に登録しておくと、紹介してもらえる求人の幅が広がります。
登録時に希望の職種や勤務条件を伝えておくことで、自分に合った求人を紹介してもらいやすくなります。
主な働き方:正社員
正社員は、未経験からでもしっかりとスキルが身につきます。
月給制かつ倒産以外でクビになることはまずないため、安定して働きたい方にはもっともおすすめです。
注意点として、平日の朝~夕方は仕事という生活になるため、体力的に疲れる人もいます。いきなり就職するのはハードルが高いと感じる人は、正社員以外の働き方から始めたほうが、スムーズに慣れることができる可能性があります。
以下のような方は、最初から正社員を目指すのがおすすめです。
- 安定した収入や雇用環境をできるだけ早く手に入れたい
- アルバイトや派遣を経ずに、キャリアをしっかり築いていきたい
- 就職支援サービスなどを活用しながら就活を進められる状態にある
正社員として社会復帰するために具体的に何をすればいいかは、次の項目で詳しく解説します。
3. いつまでに就職したいかを決める
自己分析をしたり、働き始めたことで、就職について前向きに考えられるようになってきたら、就職活動のスケジュールを立ててみましょう。
「いつまでに就職する」と決めると就職活動を計画的に進めることができ、時間だけがダラダラと過ぎていくことも防げるからです。
具体的には「〇年〇月〇日までに就職する」のように、具体的な日付を決めましょう。
そのうえで「1ヶ月後までに履歴書を完成させる」「2ヶ月後までに3社の面接を受ける」など、具体的な行動計画を立ててみてください。
就職に対する覚悟を固めるためにも、ニートから社会復帰を目指すときは就職したい日を先に決めましょう。
4. 就職支援サービスに相談する
社会復帰を目指すなら、1人で抱え込まずプロに相談するのをおすすめします。
就職活動の進め方や自分に合った求人探しは、経験のない方には難しく感じる場面も多いですが、支援サービスを活用すれば専門家のアドバイスを受けながら効率よく進められます。
主な支援サービスは以下のとおりです。
| サービス | 特徴 |
|---|---|
| ニート向け就職エージェント | 担当者が就活を個別サポート |
| ハローワーク | 全国展開・求人数が豊富 |
| ジョブカフェ | 若者向けの相談・職業体験が充実 |
| 地域若者サポートステーション | 15〜49歳が対象・地域密着型の支援 |
| 就労移行支援 | 自分のペースでスキルや就労準備ができる |
各サービスの詳しい内容は、次の項目で解説します。
おすすめサービス:ニート向け就職エージェント
ニート向け就職エージェントとは、就職経験がない方やブランク期間がある方に向けて、専任の担当者が無料で就活をサポートしてくれるサービスです。
利用するメリットと注意点は以下のとおりです。
- 自分に合った求人を探して紹介してくれる
- 模擬面接や書類添削など、個別サポートが充実している
- 同じ境遇から就職した先輩の事例を聞くと自信につながる
- 担当者との相性が合わない場合もある
- 自分のペースで就活したい人には合わない場合がある
就活全般を二人三脚で進めたい方は、ニート向け就職エージェントを利用してみましょう。
おすすめサービス:ハローワーク
ハローワークは、職業紹介を中心とした公的な就職支援機関です。
ニートの方に対しても個別相談や職業訓練の紹介を行っています。
特に「就職支援セミナー」や「模擬面接」などのプログラムを通じて、就職活動に必要な基礎的なスキルを身につけることができます。
また、アルバイトや派遣の求人情報も豊富に揃っているので、初めての社会復帰に取り組みやすい環境が整っています。
ハローワークの特徴としては、以下があります。
- 全国にあるため地域の求人に強い
- 面接や履歴書対策もしてくれる
- 条件を満たせば職業訓練を受講できる
ニートの方におすすめのサービスが、職業訓練です。条件に該当すれば、給付金を受け取りながら受講できます。ニートから就職のためのスキルを身につけることができるため、参加する価値はあるでしょう。
ハローワークを使って就職先を探すというより、社会復帰のひとつの選択肢として考えておくことをおすすめします。
ハローワークの仕事の探し方に関して詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
おすすめサービス:ジョブカフェ
ジョブカフェは、若者の就職を支援するサービスで、ニートやひきこもりの方が社会復帰する上で大切な役割を果たしています。
全国各地にあるため、お住まいの地域で手厚いサポートを受けることができます。特に20代、30代の方には、職業相談やセミナー、職業体験プログラムなどが充実しており、スムーズな社会復帰を支援しています。
ジョブカフェでは、専門のキャリアカウンセラーが個別の相談に応じて、一人ひとりの状況に合わせたアドバイスや支援を行います。
「アルバイトから始めたい」「派遣や正社員を目指したい」など、希望に沿った選択肢を提案してもらえるのが魅力です。また、人間関係やコミュニケーションに不安がある方に向けて、就職活動に役立つセミナーも定期的に開催しています。
さらに、職場見学や職業体験の機会も提供しており、実際の仕事を事前に体験できます。
特に、ニート期間が長く「働く経験がない」と感じる方にとっては、無理なく社会に出るための良いきっかけになるでしょう。
参考:厚生労働省「ジョブカフェにおける支援」
おすすめサービス:地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション(サポステ)は、15歳から39歳の若年層を対象にした就労支援機関です。
ここでは、キャリアカウンセリングや就労体験、企業見学などを通じて、社会復帰へのステップを進める支援が行われています。また、地域に密着したサポートを特徴としており、自分の生活圏内で利用しやすい点もメリットです。
初めて社会復帰を目指す20代や、再チャレンジを考える30代の方にとって、頼りになる施設です。
おすすめサービス:就労移行支援
就労移行支援は、ニートやひきこもり状態の方を対象に、職場体験やスキル訓練を提供するサービスです。
専門スタッフのもとで、コミュニケーションスキルの向上やビジネスマナーの習得が可能です。
また、一人ひとりに合わせた支援プログラムを設計してくれるため、自分のペースで無理なく社会復帰を目指すことができます。
5. 応募書類を作成する
応募書類を作成する際は、以下のマナーを守るのが大切です。
- 誤字脱字がないか、提出前に必ず見直す
- 会社名・学校名は略さず正式名称で記載する
- 空白期間がある場合は「求職活動中」など正直に記載する
- 手書きの場合は黒のボールペンを使い、丁寧に書く
ニートの方が特につまずきやすい履歴書の書き方や職務経歴書の書き方については、一人で抱え込まずプロに相談するのをおすすめします。
何を書けばいいか明確になり、書類選考の通過率向上につながります。
参考:ニートの履歴書の書き方!空白期間や志望動機のポイントを例文付きで解説
参考:ニートも職務経歴書の提出は必要?職歴がない場合の書き方を見本付きで解説
6. 未経験歓迎求人に応募する
ニートから社会復帰するコツは、未経験でも挑戦しやすい求人を選ぶことです。
なぜなら社会人経験が乏しいニートの方や、スキルに自信がない方でも採用される可能性があるからです。
未経験でもチャレンジしやすい職種は、以下の通りです。
- 警備員
- 介護職
- 接客業
これらの職種は人手不足が深刻なので、ニート期間が長い人でも採用されやすい傾向にあります。
未経験でも挑戦しやすい求人に応募することで、内定に大きく近づきましょう。
在であれば採用になる可能性があります。
求人を探す際は、募集要項を確認し、未経験歓迎の文言があるか確認してください。
7. 面接に向けて準備する
面接は事前準備の差が結果に大きく影響します。
特にニートの方は面接慣れしていないケースが多いため、本番前にしっかり準備しておくのが内定への近道です。
押さえておきたい基本マナーは以下のとおりです。
- 清潔感のある服装・髪型を整える
- 面接開始時間の5〜10分前には到着する
- 入室・退室時の挨拶や礼儀を事前に確認する
- 志望動機や自己PRを声に出して練習しておく
なかでも「空白期間に何をしていたか」は高い確率で質問されます。
正直に、かつ前向きな内容で答えられるよう、回答をあらかじめ準備しておきましょう。
体調が優れず空白期間が生じた時の答え方
体調不良が原因で空白期間が生じた場合は、以下の流れで答えましょう。
- 体調不良だった事実を簡潔に伝える
- 現在は回復し働ける状態である旨を伝える
- 今後は長く安定して働きたい意欲を示す
具体的な回答例は以下のとおりです。
体調を崩していた期間があり、療養に専念していました。
現在は回復し、医師からも就業の許可をいただいています。
健康管理に気をつけながら、長く貢献できるよう努めたいと考えています。
体調を崩していた時期があり、療養していました。
現在は回復しており、定期的な通院は必要ですが、就業には問題ないと医師から許可をいただいています。
業務に支障が出ないよう体調管理を徹底してまいります。
空白期間の回答を考える際は、以下のポイントをおさえておきましょう。
- 病名を細かく伝える義務はなく「体調不良」「療養」などの表現で問題ない
- 「現在は回復している」と必ず明確に伝える
- ネガティブな印象を残さないよう、前向きな意欲で締めくくる
働く気が起きず空白期間が生じた時の答え方
働く気が起きなかった場合は、以下の流れで答えましょう。
- 空白期間が生じた理由を正直かつ前向きな言葉で伝える
- 当時を振り返り、今はどう考えどう行動したかを伝える
- 現在は働く準備が整っている旨を示す
仕事に対するモチベーションが下がり、一度立ち止まって自分を見つめ直す時間が必要だと感じていました。
休養中は自己分析を行ない、自分に合った働き方や仕事をあらためて考えました。
今は気持ちも整い、長く働ける環境でしっかり貢献したいと考えています。
また「働く気が起きない」とそのまま伝えると、企業はマイナスな印象を持ちやすくなります。直接的な言葉は以下のように言い換えましょう。
| 直接的な言葉 | 言い換え |
|---|---|
| 働くのがめんどくさかった | 仕事へのモチベーションが低下し、立ち止まる必要があった |
| 何もしたくなかった | 心身のバランスを整えるために、休養期間が必要だった |
| やりたいことが見つからなかった | 自分に合った仕事を慎重に見極めていた |
ポジティブな言葉に言い換えるだけでも、企業からの印象が良くなるでしょう。
ニートが恐れる面接での失敗パターンと回避術
ニートが面接で陥りやすい失敗パターンとして、まず空白期間をごまかそうとする点が挙げられます。
その場しのぎの回答は面接官に不信感を与えるため、あらかじめ説明できる言葉を準備しておくのが大切です。
また、緊張しすぎて頭が真っ白になったり、質問に対してネガティブな回答をしてしまったりするケースも見られます。
緊張はどのような人でもゼロにはできませんが、事前に練習を重ねるうちに「緊張していても話せる状態」を作れるようになります。
面接に不安を感じている方は、次の内容を参考にしてみてください。
失敗パターン:空白期間をごまかす
空白期間について正直に答えると「怒られそう」「悪い印象を持たれそう」と不安になり、つい「特に何もしていませんでした」「少し休んでいました」とごまかしてしまうケースがあります。
しかし、曖昧な回答は面接官に「何か隠しているのではないか」「自己管理ができない人なのではないか」との不信感を与えやすく、逆効果になる場合がほとんどです。
空白期間は正直に伝えたうえで、今は前向きに働く準備ができている状況もセットで伝えるのが、面接官の安心感につながります。
回避術:空白期間の説明をあらかじめ考えておく
空白期間の説明をあらかじめ準備しておくと、本番でごまかさず自信を持って伝えられるようになります。
「何と答えよう」と焦って出た言葉は不自然に聞こえてしまいやすいため、以下のように事前に言葉を整理しておくのが大切です。
| 空白期間の説明 | 面接向けの言い換え |
|---|---|
| 何もしていなかった | 自分の方向性を見直す期間を設けていた |
| ずっと家にいた | 生活リズムを整えながら就職準備を進めていた |
| やる気が出なかった | 自己分析を行い、自分に合った仕事を模索していた |
| 体調が悪かった | 体調を整えることを優先していた |
言い換えの際は事実から大きくかけ離れないよう注意しつつ、前向きな表現でまとめるのがポイントです。
失敗パターン:緊張しすぎてしまう
ニートの方が面接で緊張しすぎてしまうのは、人と話す機会が少ない中で突然「見知らぬ人に評価される場」に臨むからです。
厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書」によると、ニートの方の約65%が「面接で質問に答えるのが苦手」と回答しています。
面接で緊張するのは決して珍しい傾向ではありません。
しかし、緊張しすぎると以下のような状態になりやすく、本来の自分を伝えられなくなってしまいます。
- 声が小さくなり、伝わりにくい話し方になる
- 頭が真っ白になり、準備していた内容が出てこない
- 早口になり、相手に内容が伝わりにくくなる
うまく話せないまま面接が終わると、後悔が残ってしまうでしょう。
回避術:緊張していても話せる状態にする
面接で緊張するのはごく自然なものですので、「緊張している自分はダメだ」と思いすぎる必要はありません。
大切なのは緊張をゼロにするのではなく、緊張していても話せる状態を作る点です。以下の方法を試してみましょう。
- ハローワークや就職エージェントに模擬面接をお願いする
- 想定される質問への回答を声に出して繰り返し練習する
- 面接当日は会場に早めに到着し、深呼吸で気持ちを落ち着ける
練習を繰り返すことで、多少緊張していても落ち着いて話せるようになります。
失敗パターン:ネガティブに回答してしまう
ニートの方は自己肯定感が低くなりやすいため、「自分には何もできない」「すぐ辞めてしまうかもしれない」などのネガティブな気持ちが、面接での回答ににじみ出てしまう場合があります。
たとえば「前職はストレスで続けられませんでした」「自信がないのでうまくできるかわかりません」などの答え方は、面接官に「入社後もすぐに辞めてしまうのではないか」「仕事への意欲が低いのではないか」との不安を与えやすく、採用に大きく影響します。
回避術:改善しようとした話で終わらせる
ネガティブな内容を話す場合は、必ず「改善しようとした行動」で締めくくるよう意識しましょう。
- 人間関係が苦手→関係性を良くしようと、自分から挨拶するのを徹底しました
- 仕事が続かなかった→自分に合った環境を見極めるために、自己分析をしっかり行いました
このように締めくくると、面接官に「課題に向き合える人だ」「入社後も前向きに努力できそうだ」との印象を与えやすくなります。
「ネガティブな話の後は改善を伝える」とあらかじめ決めておくと自然とくせがつき、本番でも落ち着いて話せるようになります。
失敗パターン:質問されると詰まってしまう
「あなたの強みを教えてください」「弊社を志望した理由を教えてください」などの質問に対して、頭が真っ白になり言葉が出てこなくなるケースがあります。
詰まってしまう原因は準備不足だけではなく、「正しい答えを言わなければ」「変な発言をしたらどうしよう」と考えすぎてしまうせいで思考が止まってしまうのが主な原因です。
また、ニート期間中に人と会話する場面が少なかった分、咄嗟に言葉をまとめる練習ができていない点も詰まりやすい要因のひとつといえます。
回避術:すぐ答えようとしない
質問されたらすぐに答えなければと焦ると、かえって頭が真っ白になりやすくなります。
混乱したまま話し始めると「回答がまとまっていない」「話が長い」との印象を与えてしまい、逆効果になる場合もあります。
質問を受けたらまず頭の中で内容を繰り返し、「少し考えさせてください」と一言伝えてから答えるようにしましょう。
数秒間を置くのは決してマイナスではなく、「真剣に答えようとしている」という誠実な印象を面接官に与えやすくなります。
年齢・状況別 社会復帰のポイント
20代ニートからの社会復帰
20代のニートから社会復帰を目指す場合、年齢的にまだ若いため、挑戦できる選択肢が豊富にあります。
たとえば、まずはアルバイトを通じて働く感覚をつかむことが効果的です。
未経験でも応募しやすい求人が多いため、自信を持って一歩を踏み出すことが重要です。
また、就労移行支援や地域若者サポートステーションなどの支援サービスを活用しながら、自分に合った職場を探しましょう。
特に規則正しい生活習慣を身につけることが社会復帰の基礎となりますので、日中活動を増やすことを心がけてください。
自己分析を行い、今後どのようなスキルを身につけたいかを考えるのも大切です。若いうちに経験を積むことで将来の選択肢が広がります。
30代ニートからの社会復帰
30代になると、社会復帰に対するプレッシャーが増えることがありますが、焦らず手順を進めることが大切です。まずは、自分の状況に合った働き方を見つけましょう。
例えば、派遣や在宅ワークは柔軟な勤務形態で、段階的に仕事を始めるのに適しています。
また、職業訓練校を利用してスキルを習得し、30代からでも始められる職種への応募を目指す方法も有効です。特に、支援サービスを活用することで就職活動を効率化できます。
重要なのは自分にできる仕事から始め、短期的な目標を設定することです。30代は即戦力が求められる場面も多いため、培った経験やスキルを前向きにアピールすることが成功のポイントになります。
長期ニートからの社会復帰
長期ニートの場合、社会との接点が減っているため、小さなステップから始めることが大切です。
まずは規則正しい生活習慣を取り戻し、日中活動を少しずつ増やしましょう。
アルバイトや短時間勤務など、少しずつ外部の環境に慣れるための選択肢を検討すると良いでしょう。
また、職業訓練や就労移行支援を利用することで、働くスキルや心構えを身につけることができます。
長期間のブランクがあっても、それは特別な価値観や経験として面接などで説明することが可能です。自分を責めるのではなく、褒めながら進む姿勢を持ち、無理のないペースで社会復帰を目指しましょう。一歩を踏み出すことで、自信が自然とついてきます。
就職経験なしからの社会復帰
就職経験がない場合、社会復帰への不安が大きくなることがありますが、未経験者歓迎の求人を積極的に探すことが大切です。アルバイトや派遣の仕事を選び、まずは「働くことに慣れる」ことを目標にしましょう。
また、地域の支援サービスやハローワークを利用すれば、スキル習得や履歴書作成のサポートも受けられます。特に、社会に不安を感じる場合は、就労移行支援事業所を活用して段階的に進むと安心です。
加えて、職場見学やインターンシップを通じて現場の雰囲気をつかむこともおすすめです。「自分はこれから成長する途中である」と考えることで、前向きな気持ちで取り組むことができるでしょう。
ニートから社会復帰した人の体験談
1. K・Sさんの就職成功体験談
次に、K・Sさんの就職成功体験談を紹介します。
K・Sさんは、大学卒業後に個人営業が合っていると思い、リフォーム会社の営業に就職しました。入社すると、同期10人中8人が4月中に退職するような激務の会社だったのです。
体育会系出身のK・Sさんは、激務は問題なかったのですが、夜中の9時まで営業するスタイルに疑問を持っていました。
ある日、営業した個人宅でお客様から「夜9時まで営業しているのは、おかしい」と言われたことで目が覚めます。
K・Sさんは6月頭に退職され、7月はニートとして過ごされました。このままでは良くないと感じ、両親からすすめられたジェイックの研修に参加を決意。
研修は企業向けの営業内容であり、個人営業との違いに驚きの連続でした。今では、家族のようなアットホームのような会社に勤務されています。
今回は、ジェイックの研修に参加したことで、新しい営業方法に出会えた事例です。
引用元:K・Sさんの就職成功体験談
2. 木部卓弥さんの就職成功体験談
次に、木部卓弥さんの就職成功体験談を紹介します。
木部さんは30歳でジェイックを利用し、社会人経験ほぼゼロの中、面談や就活講座で履歴書や自己PRの書き方を学び、就職に成功。
その後、入社して半年経った頃、親の体調が悪化したため、一度退職。3年弱は仕事をせずに家族に向き合う日々を過ごします。
再就職を決意した際、経歴や空白期間に不安があったものの、ジェイックの面談で自分では気付けなかった強みを言語化してもらえたことで、自信を取り戻しました。また、自己分析や面接練習で話す力を伸ばし、安心して社会復帰に臨めました。
木部さんは「ジェイックは、話すのが苦手な人でも手厚くサポートしてもらえるのでおすすめです」と話しています。
面談や講座を通じて自分の強みを再認識できた事例です。
引用元:木部卓弥さんの就職成功体験談
3. 土佐さんの就職成功体験談
次に、土佐さんの就職成功体験談を紹介します。
土佐さんは大学中退後、回転寿司でフリーター生活を3年半続けていましたが、彼女から「就職しなければ別れる」と言われ、23歳で就職を決意。
最初に訪れた人材紹介会社では派遣の仕事ばかり紹介され、正社員求人が豊富なジェイックの説明会に参加しました。カレッジ研修では名刺交換や敬語など社会人の基本を学び、飛び込み実習で準備の大切さと自信を得られたそうです。
研修後の集団面接会で第一希望の緑化資材メーカーへの就職が決定。社長の人柄や事業内容に惹かれ、「ここで働きたい」と即答したといいます。入社後は先輩に同行しながら仕事を学び、困ったことがあればすぐに相談できる環境の中で、自分のスタイルを作り成長することを目標にしています。
引用元:土佐さんの就職成功体験談
働くこと以外でニートから社会復帰を目指す選択肢
ニートから社会復帰するには、以下のような選択肢があります。
正社員以外にも多様な雇用形態で働くことや、職業訓練校で再就職に役立つ知識やスキルを学ぶこと、専門学校や大学に通うこと、公務員試験を受けて公務員になることなども選択肢としてあります。
自分に合ったペースで社会復帰できる道を考えてみてください。

1. 職業訓練校に通う
新しいスキルを学びたい場合や、キャリアの幅を広げたい場合には、職業訓練校に通うのがおすすめです。職業訓練校では実務的な技術を習得できるほか、就職に関する支援も行っています。
費用が抑えられる公的機関もあるため、経済的な負担が小さいのも魅力です。また、一定の条件を満たせば訓練期間中に給付金ももらえることもあります。
参考:厚生労働省「雇用・労働求職者支援制度のご案内」
2. 専門学校や大学に行く
専門的な知識を習得し、キャリアアップを目指したい場合には、専門学校や大学に進学する方法もあります。特に20代の方は時間を投資して学び直すことに価値があります。
医療やITなどの将来性の高い分野を選ぶことで、社会復帰後の安定した仕事に繋がる可能性が高まります。学びながら時間を有効活用でき、自己成長にも繋がる選択肢です。
3. 公務員を目指す
公務員は安定した職業として人気があります。特に20代のニートの方にも向いており、特定の試験をクリアすることで採用が可能です。市役所や公共施設などで働くことで、社会に貢献する実感を得られるでしょう。
ただし、採用試験のための準備期間が必要なため、計画的に取り組むことが重要です。
また、公務員試験を受けられるのは30歳前後までとしているところがあるため、募集要項を確認しましょう。
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ニートが「社会復帰が怖い」と感じる原因8選
ニートの社会復帰自体は可能ですが、なかなか踏み切れないという人も少なくありません。
ニートの社会復帰が怖いと感じる原因には何があるのか、考えられる5つをご紹介します。
1. 働いた経験がない
1つめの原因は、社会で働いた経験がないことです。
ニートの方の中には、アルバイト経験はあるものの、正社員として働いた経験がない方もいるでしょう。
長時間労働や過労といった情報をニュースなどで目にし、働くことにネガティブなイメージを抱いてしまうことも多いかもしれません。
働いた経験がないと「人間関係はうまくいくのかな…」「仕事は大変なことがやっぱり多いのかな…」といったネガティブなイメージを抱きやすいため、社会復帰が怖いと感じるニートの方が多いのです。
2. どうせすぐに辞める…と悲観している
2つめの原因は、「自分はどうせすぐに辞めるし…」と悲観的に考えてしまうことです。
ニートの方の中には、過去の辛い経験から自信が持てなかったり、社会に馴染めるか不安を感じていたりする方もいるでしょう。
「今回もすぐに辞めてしまうのでは?」「周りの人に迷惑をかけてしまうのでは?」といったネガティブな思考に陥り、社会復帰に対して臆病になってしまう方も多いかもしれません。
どうせすぐに辞める…と考えると就職活動へのモチベーションが上がらないため、社会復帰にあと一歩踏み出せないニートの方が多いのです。
3. 人間関係をうまく築けるか不安
3つめの原因は、職場の人間関係をうまく築けるか不安だからです。
ニートの方の中には、学生時代やアルバイトの経験から人間関係に苦手意識を持っている方も多いかもしれません。
「初対面の人と話すのが苦手」「大勢の前で話すのは緊張する」など、人見知りや緊張してしまう性格ゆえにコミュニケーションを取るのが苦手な人も少なくないでしょう。
人間関係をうまく築けるか不安な人は「他の社員とうまくやっていけるかな…」「上司に嫌われてしまったらどうしよう」といった不安も感じやすいため、社会復帰が怖いと感じてしまうのです。
4. 体力的に長く働ける自信がない
4つめの原因は、体力的に長く働ける自信がないことです。
ニートの方の中には、長期間にわたって運動不足の状態が続いていたり、生活リズムが不規則になっていたりする方も多いでしょう。
「体力がない」「すぐに疲れてしまう」と感じている方にとって、朝から晩まで働くことや、満員電車での毎日の通勤などはハードルが高く感じられるはずです。
体力面の不安があると「仕事に耐えられるかな…」「体調を崩してしまわないかな…」といった心配も抱きやすいため、社会復帰に一歩踏み出せない方が多いのです。
5. 自己肯定感が低い
5つめの原因は、自己肯定感が低いことです。
ニートの方の中には、「自分は何もできない」「どうせうまくいかない」といったネガティブな感情に支配されている方が少なくありません。
こうした方は周りの人と比べて劣等感を抱いたり、失敗を恐れてチャレンジを避けてしまったりすることも多く、自分に対して自信を持てません。
自己肯定感が低いと「自分には価値がない」「社会に貢献できない」といった思いも強くなるので、社会復帰を諦めてしまう方も多いのです。

高藤薫/元ジェイック就職アドバイザー
今の状況だけで自分をで判断しないことが重要!
今のあなただけで自分を判断しないでください。過去を振り返れば、きっと何かを一生懸命頑張っていた時があったはずです。それは部活でも、勉強でも、何でもいいんです。そして、未来は誰にも予測できません。
「自分は社会に必要とされないんじゃないか」と悩むこともあるかもしれませんが、そんなことは決してありません。実際に、ニート期間が長かった方でも、立派に就職して幸せな生活を送っている例はたくさんあります。
だから、今の状況だけで自分の価値を決めつけてしまわないでください。

山田 純輝/キャリアコンサルタント
自分と“小さな約束”をして自己肯定感を育てよう
自己肯定感は「自分でも育める」ものです。
自己肯定感を持つために大切なのは、他者と比べるのではなく、これまでの自分と比べることと言えるでしょう。
具体的には、まだやっていないことの中から自分が取り組むことを決め、それが実行できたかを自分で評価する方法があります。
例えば「朝起きたらカーテンを開ける」「5分だけ散歩する」といった、小さな約束を自分と交わし、それを守れたかどうかで自分を評価します。
その際、ハードルが高い内容ではなく、達成できそうな小さな約束から始めるのがポイントです。
小さな成功体験の積み重ねが、少しずつ「自分にもできるかも」という社会復帰に必要な勇気に変わり始めますので、スモールステップで取り組んでみてください。
6. ニートに対する社会の目が怖い
6つめの原因は、ニートに対する社会の目が怖いからです。
日本ではニートに対して厳しい意見を持つ人がまだまだ多いため、「冷たい目で見られるのでは…」といった不安から社会復帰をためらってしまう方も多いでしょう。
家族や親戚から就職を急かされたり、プレッシャーを受けたりした経験から、社会復帰にネガティブな印象を抱いているニートの方もいるかもしれません。
周囲の目が気になると行動が慎重になってしまうので、社会復帰に向けて積極的なアクションを起こせない方が多いのです。
7. 「失敗できない」という意識が強い
7つめの原因は「失敗できない」という意識が強いからです。
ニートの方の中には、ミスを強く叱られた経験や、受験に失敗したことで落胆し、引きこもってしまった方もいるかもしれません。
就職活動の面接で失敗したり、仕事でミスをしてしまったりすることに対し、過度に恐れてしまう方も多いでしょう。
失敗できないというプレッシャーを感じると「もう落ち込みたくない」「怒られたくない」という気持ちになりやすいため、社会復帰に対して恐怖心にも似た感情を覚えてしまう方も多いのです。
8. 健康状態が良くない
8つめの原因は、健康状態が良くないことです。
ニートの方の中には、長期間のひきこもり生活による運動不足や、不規則な生活習慣、ストレスなどによって体調を崩している方が少なくありません。
睡眠不足や食生活の乱れから、慢性的な疲労や倦怠感を感じている方も多いでしょう。将来に対する漠然とした不安から、精神的なストレスを抱えている方も多いかもしれません。
健康状態に不安があると「仕事をしてもすぐに疲れてしまうかもしれない」「体調を崩して迷惑をかけてしまうかも…」といった心配を感じやすいため、社会復帰に踏み出せない方が多いのです。




ニートが社会復帰するのは無理?
ニートの社会復帰は無理なのでしょうか?いいえ、決してそんなことはありません。
しかし、就職が簡単ではないことは事実です。
まずはニートの現状や、ニートからの就職成功率などについて見ていきましょう。
ニートからの社会復帰率
15~35歳のニートだった人は、合わせると1年間で40%近くが社会復帰しています。
独立行政法人労働政策研究・研修機構が公表した若年者の就業状況・キャリア・ 職業能力開発の現状 ③のデータでは、15歳〜34歳の男女でニートだった人が、1年後に正社員になった方が18%、非正規雇用になっているのは19.2%(パート・アルバイト、派遣社員、契約・嘱託・その他の合計)、合計で37.2%という結果です。
| 15~34歳 未就業者 | 社会復帰率 |
|---|---|
| 正社員就職への割合 | 18% |
| 非正規雇用への割合 | 19.2% |
| 合計 | 37.2% |
1年間で実に4割が社会復帰していると考えると、少なくない印象に思えますね。
一概に社会復帰が無理とは考えず、自分にとって無理のないペースで進んでいくことが大切になってくるでしょう。
ニートの数は年々増加傾向にある
15~34歳までの男女で、通学も家事もしていない若年無業者(ニート)の数は2020年時点で平均69万人です。なお、2018年は約53万人、2019年は約56万人と年々増加しています。なんらかの事情で、学校に通わず仕事にも就いていない独身の若者は一定数おり、今後も増えていく可能性があることが考えられます。
2020年からは新型コロナウイルスの影響で倒産や内定取り消しなどに遭い、予期せず仕事をしていない状況に置かれているという人もいるかもしれません。
年齢を重ねると社会復帰が難しくなっていく
ニートであっても20代前半など若いうちであれば、チャンスはまだまだたくさんあります。一方、年齢に比例して、社会復帰が大変になっていく傾向があります。
理由としては、ニート期間が長引いて年齢を重ねることで自信を失い引きこもり気味になることがあるほか、はじめて正社員にチャレンジするタイミングが遅ければ遅いほど、就職成功が厳しくなりがちということが考えられます。
労働政策研究・研修機構(JILPT)「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③」を参考にした、フリーターから正社員への就職成功率は以下の通りです。
- 20~24歳……32.7%
- 25~29歳……25.5%
- 30~34歳……18.1%
20代前半は約3人に1人、20代後半は約4人に1人、30代前半は約5人に1人が、フリーターから正社員に就職できていることになります。そのため、ニートからの就職はさらに難易度が上がる可能性があります。
ブランク期間(ニート期間)が長くなると社会復帰で不利になりがち
ニート期間が長いほど、就職には不利になることが想定できます。
ここでは、厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」のフリーター期間と就職率の関係性を見てみましょう。

フリーター期間が6か月以内では約6割以上ですが、1~2年で約半数程度、3年以上で約半数以下に落ちています。
バイトなどのフリーター期間を職歴とみなさない企業も一定数あるため、ニートの場合も同様に、ブランク期間が長いほど就職が大変になることが想定できます。
ニートからでも社会復帰が可能な理由
社会全体で人手不足が続き、未経験者を育成する前提で採用する企業が増えてきていることが、ニートからでも社会復帰できる大きな理由です。
介護や物流、ITなどを始め、幅広い分野で学歴や経験不問の求人が増えてきており、就職後の研修制度も充実してきています。
そのため、社会人経験がそもそもなかったり、ブランクがあるようなニートでも、意欲とポテンシャルの高さをアピールすれば、理想の職場に社会復帰することが可能です。また、段階的にスキルを積み重ねれば、アルバイトからの正社員登用や長期的なキャリアアップも実現できます。
ここからは、ニートからでも社会復帰できる理由を2つの観点で解説していきます。
正社員が不足している企業は半数以上あるから
日本の労働市場では、少子高齢化を原因とした慢性的な人手不足が深刻化してしています。
帝国データバンクの「人材不足に対する企業の動向調査(2025年1月)」によると、正社員が不足していると感じている企業の割合は53.4%に登ります。
中でも、中小企業やサービス業・物流・ITは、若手や未経験者であっても、やる気があれば採用したいと考える企業が増えています。したがって、社会復帰を目指すニートにとって採用の門戸が広がっている状況と言えます。
もちろん、従来のように学歴や職歴を重視する企業も残ってはいますが、人柄とポテンシャルを重視した参考に変化している企業も着実に増えていますので、就活対策に入念に取り組めばニートからいきなり正社員になることも可能です。
経験・学歴不問の求人は多いから
人手不足といった社会的背景を受け、求人サイトや就職エージェントでは、経験や学歴を問わない求人が非常に増えてきています。
株式会社リクルートの調査によれば、2018年から2022年にかけて、未経験者募集の求人が3.2倍にまで増加していると言われています。
また、パーソルキャリア株式会社の調査では、未経験職種で転職を成功させた人の割合は34%という結果もあり、これまでニートしかしてこなかったような人でも採用してもらえるような求人を見つけやすい状況にあります。
ニートから社会学級を目指す際は、スキルがないから無理と思い込む必要はありません。
柔軟な姿勢や学ぶ意欲、熱意をアピールすることで社会復帰を実現していく事は十分に可能です。
ニートから社会復帰しやすい職業の特徴
ニート状態から社会復帰を目指す場合、自分の状況や特性に合った職業を選ぶことが重要です。特に初めて働き始める方にとって、ハードルが低く、無理なくチャレンジできる職業を見つけることが成功の鍵になります。
以下では、社会復帰しやすい職業の特徴について解説します。
1. 未経験OK・研修あり
未経験歓迎で研修がしっかりしている職業は、ニートから社会復帰する際におすすめです。
未経験歓迎で募集している求人は、経験よりも人物重視の採用を行っていることが多く、ポテンシャルを評価してくれます。
そのため、スキルに自信がない方でも安心して始めやすく、社会復帰しやすいと言えます。
未経験から挑戦しやすい職種としては、以下のようなものが挙げられます:
- コールセンター:研修制度が整っており、未経験者でも安心して働ける職場が多いです。
- 軽作業スタッフ:倉庫の仕分け作業や梱包など、専門スキルが不要な仕事が多くあります。
- 介護職:需要が高く、未経験から始められる求人が豊富です。研修を受けながら資格取得を目指す道もあります。
- ITサポート:未経験OKの求人が多い分野で、求人によっては無料でプログラム教育を提供している場合もあります。
- 飲食業:接客や調理補助などから始められ、働きながらスキルを積んでいくことができます。
これらの職種は、20代や30代問わず挑戦しやすく、社会復帰に一歩踏み出すための選択肢としておすすめです。また、アルバイトから始めて正社員登用を目指せる職場も多いため、自分のペースでキャリアチェンジを進めることが可能です。

山田 純輝/キャリアコンサルタント
アルバイトから始めるメリット
「まずはアルバイトから」というのは、社会復帰に向けた極めて有効なステップであり、働く自信もチャンスも出てくるかもしれません。
実際にアルバイトは職歴として、書類選考や面接でアピールが可能な場合もあります。
例えば一つのアルバイト先で数年以上続けた経験や、応募先の企業でも活かせる経験は、特に有効と言えます。
また、アルバイトでも仕事を経験することで、「意外と自分にもできる」「もう少しやりがいのある仕事に挑戦したい」など、自分自身の変化に気付けることもメリットです。
アルバイトは正社員に比べて時間の融通が利きやすく、仕事の難易度や責任も程よいものから挑戦できるので、ハードルの低いところからスタートして大丈夫です。
気になる募集があれば、積極的に応募してみてください。
2. 人との関わりが少ない
社会復帰に伴い、いきなり多くの人とコミュニケーションを取る必要がある仕事は、精神的な負担になる可能性があります。そのため、人との接触が少ない職種も検討する価値があります。
例えば、データ入力や清掃、在宅ワークなどです。特に在宅ワークは自宅で作業できるため、生活リズムを徐々に整えつつ社会復帰を目指せる選択肢として注目されています。
3. 短時間・シフト自由・週1〜OK
フルタイムで働き始めることに負担を感じる場合、短時間勤務やシフトが自由な仕事からスタートするのも良い方法です。
例えば、コンビニのアルバイトや軽作業などは週1回から勤務可能な求人も多く、シフト調整がしやすいのが特徴です。働くペースを徐々に増やしていくことで、無理なく職場環境に慣れていけるでしょう。
ニートの社会復帰におすすめの仕事5選
ニートが社会復帰を目指す場合は、未経験者を募集している求人が多いような仕事がおすすめです。具体的には、事務職や販売職、営業職などの仕事はコミュニケーションが中心であり、過去の学歴や経験に関係なく内定をもらえるためおすすめです。
また、介護職や警備員などは体力仕事でニーズが高い職種は、ニートからの社会復帰でも安心して働き始められる傾向があります。
ここからは、ニートの社会腹筋おすすめの仕事を5つご紹介します。
求められるスキルや平均年収などもまとめて解説しますので、仕事選びに役立ててみてください。
1. 事務職
事務職は体力的な負担が少なく、ニートから始めやすい仕事です。
パソコン操作や書類管理などのルーティンワークが中心で、未経験からでも就職しやすく安定した環境で社会復帰を目指すことに向いています。
| 平均年収 | 510万円 |
| 求められるスキル | ・基本的なパソコン操作スキル ・正確なデータ入力や書類管理 ・スケジュール調整やコミュニケーション力 |
| 社会復帰に向いてる理由 | ・在宅勤務や時短勤務の求人もあり柔軟に働ける ・体力的な負担が少なくブランク明けでも始めやすい ・定型業務が多く段階的に慣れやすい |
| 関連する資格 | ・秘書検定 ・マイクロソフトオフィススペシャリスト |
平均年収出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
2. 販売職
販売職は未経験歓迎の求人が多く、社会復帰の第一歩として適している仕事です。
シフト制で生活リズムを緩やかに整えていきやすく、接客を通じてコミュニケーション能力も養えるため、就職後に自信を取り戻しやすいような特徴があります。
| 平均年収 | 361万円 |
| 求められるスキル | ・接客やコミュニケーション能力 ・在庫管理やレジ操作の基礎知識 ・状況に応じた臨機応変な対応力 |
| 社会復帰に向いてる理由 | ・未経験歓迎の求人が多く挑戦しやすい ・短時間勤務やシフト制で生活リズムを整えやすい ・顧客とのやり取りで社会性を自然に回復できる |
| 関連する資格 | ・販売士 ・サービス接遇検定 |
平均年収出典:厚生労働省「衣料品販売 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
3. 警備員
警備員は学歴や経歴に関係なく、未経験から挑戦できる仕事です。
1人での業務が中心でコミュニケーションの機会が少ないだけでなく、動き回るような働き方になるため、健康維持も期待できます。
規則正しい勤務形態で働ける職場が多く、生活習慣を立て直すことも期待できます。
| 平均年収 | 376万円 |
| 求められるスキル | ・安全確認やリスク察知能力 ・規律を守る責任感 ・冷静な状況判断力 |
| 社会復帰に向いてる理由 | ・体力を維持しながら働けるため健康管理につながる ・未経験からの採用が多く学歴や経歴を問われにくい ・コミュニケーションが苦手でも取り組みやすい |
| 関連する資格 | ・警備員指導教育責任者 ・施設警備業務検定 |
平均年収出典:厚生労働省「施設警備員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
4. 介護職
介護職は人手不足ということもあり、未経験者でも体力やコミュニケーション力があれば就職可能です。
就職後には資格取得補助制度を活用することでキャリアアップができ、手に職をつけられる点もおすすめできる理由です。
| 平均年収 | 371万円 |
| 求められるスキル | ・利用者への思いやりと観察力 ・身体介助や生活支援の実務スキル ・報告・連絡・相談などチームワーク |
| 社会復帰に向いてる理由 | ・人材不足で積極採用されており未経験でも始めやすい ・資格取得を通じてキャリアアップしやすい ・人と関わる中でやりがいや達成感を得やすい |
| 関連する資格 | ・介護職員初任者研修 ・介護福祉士 |
平均年収出典:厚生労働省「施設介護員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
5. 営業職
営業職は未経験募集の求人が多く、就職後も成果が数字で分かりやすい仕事のため、ニートからの社会復帰に向いています。
業務を通じて人と関わることで社会性をすぐに取り戻しやすかったり、経験を積めば評価や収入アップも期待できたりするなど、さまざまな特徴があります。
| 平均年収 | 618万円 |
| 求められるスキル | ・顧客との信頼関係を築くコミュニケーション力 ・提案力やプレゼンテーションスキル ・数値管理や目標達成への計画力 |
| 社会復帰に向いてる理由 | ・成果が目に見えやすくモチベーションにつながる ・幅広い業界で求人があり転職市場で需要が高い ・経験が評価されやすくキャリアの再構築に有利 |
| 関連する資格 | ・宅地建物取引士 ・ファイナンシャルプランナー |
平均年収出典:厚生労働省「広告営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
就職カレッジ®
ジェイックの「就職カレッジ®」は、正社員就職の支援サービスです。20代~30代・未経験からの正社員就職の成功実績が多数あるため、現在のご状況から正社員就職を成功させたいという方にぜひご利用いただきたいサービスです。
就職カレッジ®をおすすめする理由としては、以下があります。
- 社会人としてのマナーや就職に必要なスキルを講座で学べる
- 書類選考なしの面接会に参加可能
- 就職後も長期的な活躍のため研修を実施
就業経験がない・または少ない方を、短期間で企業で通用する人材へと育成し、内定獲得を実現します。
「就職したら終わり」ではなく、就職活動~入社後の定着まで手厚いサービスを提供します。


ニートが社会復帰後にきついことと対策
ニートが働き始めるなど社会復帰に成功した後でも課題に直面することがあります。
ニートが社会復帰後にきついと感じることは、以下のものが挙げられます。
これらの課題を乗り越えられないと、再びニートになってしまう可能性があります。
1. 生活リズム・体力が続かない
社会復帰後、多くのニートの方が最初に直面する壁が「生活リズム」と「体力」です。
特に昼夜逆転生活が長く続いた場合、早朝の出勤や長時間の勤務は大きな負担になります。
最初は体調を崩したり、疲労感が抜けない日々が続くこともあります。
対策としては小さな目標を設定し、無理のないリズム作りを心がけることが重要です。
具体的には、就労移行支援を活用して段階的に働く時間を延ばしたり、バイトや短時間勤務からスタートするのがおすすめです。また、ストレッチや軽い運動を取り入れることで体を慣らすことも効果的です。
2. コミュニケーションがしんどい
長期間ニート生活を送っていると、人と話すことに強い抵抗感を持つ方も少なくありません。職場で行う会話やチームでの共同作業が難しく感じ、ストレスに繋がることもあります。
対策としては、まずは親しい人や家族とのコミュニケーションを練習の場として活用しましょう。また、ハローワークや地域の若者サポートステーションなどの就職支援機関では、面接や職場でのコミュニケーション練習を行うことができます。特に「最初から完璧に」話そうとせず、少しずつ慣れることが大切です。
3. 仕事がうまくできない・自信を失う
復職後に特定の業務がうまく行えず、自己肯定感がさらに下がると感じる方がいらっしゃいます。特に未経験の職場では、期待に応えられない不安やプレッシャーも大きいでしょう。
この問題の解決には、未経験者歓迎や研修が充実した求人を選ぶことがポイントです。
また、就職後に分からないことや困ったことがあれば同僚や上司に相談する癖をつけることが重要です。自分一人で抱え込まないことで、少しずつ自信を取り戻せるようになります。
4. 再び引きこもりたくなる
社会復帰後に不安や挫折感から「もう一度引きこもりたい」と感じてしまうケースもあります。一度こうした気持ちに引きずられると、再び社会復帰のハードルが高くなります。
この状況を予防するためには、支援機関やメンター的存在のサポートを受けることが有効です。就労移行支援事業所などでは、社会復帰後の相談窓口やフォローアッププログラムを提供しています。また、自分を追い詰めず、必要であれば短期間の休職も視野に入れつつ、柔軟な心構えを持つことが大切です。
ニートの家族や周囲の人ができるサポート
1. 否定せず、話を聞く姿勢を持つ
ニート状態にある人は、自分自身に対する劣等感や社会に対する恐怖心を抱えている場合が多いです。そのため、家族や周囲の人が否定的な態度を取ると、さらなる自己否定感に繋がり、社会復帰が難しくなってしまいます。
相手の気持ちや考えを否定せず、まずは話をじっくりと聞く姿勢を持つことが大切です。支援機関での相談や、カウンセリングを受けるハードルを下げるためにも、安心して話せる環境が必要です。
2. 生活リズムを整えるサポート
社会復帰に向けて重要なステップのひとつは、生活リズムの改善です。昼夜逆転や不規則な生活は、働くための基盤を整える妨げとなります。
しかし、いきなり全てを変えることは負担が大きいため、まずは家族が適度に働きかけることで、少しずつ規則正しい生活リズムを意識してもらうことが重要です。
一緒に朝食をとったり、軽い散歩を提案するなど、無理のない範囲で接することがポイントです。
3. 自信を少しずつ取り戻せる環境をつくる
長期間ニート状態が続くと、自信を喪失しているケースが多々あります。そのため、家族や周囲の人が小さな成功体験を積み重ねるサポートをすることが大切です。
例えば、「家の手伝いをしてくれて助かった」「ありがとう」といった声かけひとつでも効果があります。また、アルバイトや就労移行支援スタッフとの関わりを通じて、できることを増やしていく手助けをするのも良い方法です。
4. 焦らせず、タイミングを待つ
ニートからの社会復帰には時間がかかる場合があります。本人に無理強いをしたり、焦らせたりすると、逆効果になることもあります。
特に30代や長期ニートの場合は、過去の失敗経験などから一歩を踏み出すのに抵抗を感じている場合があります。そのため、本格的に社会復帰を考えられるタイミングが来たときにそっと背中を押せるよう、家族として見守る姿勢を保ちましょう。
5. 支援機関・専門家の力を借りる
家族だけで支援を行うことには限界があります。社会復帰に向けた専門的な知識やノウハウを提供できる機関や団体の力を借りることが大切です。
例えば、就労移行支援事業所やジョブカフェなどのサービスを利用すれば、プロの支援員がその人に適した就職プランを一緒に考えてくれます。
また、専門家のアドバイスを受けることで、家族自身も心の余裕を持ちながらサポートを続けられるでしょう。
「ニートの社会復帰」に関するよくある質問
ニートとは、修学も就労もしておらず、社会復帰のための行動をしていない人を指します。日本では15歳から34歳までの若年層が対象として定義されており、家に引きこもっているだけではニートとは言いません。
また、ニートは就職活動をしていないという条件もあるため、裏を返せば就活に対して前向きに行動し始めた時点で、ニート脱却の第一歩を踏み出したことになります。
現状を正しく理解し、社会復帰に向けた行動を起こしていくことでニートを脱却できるため、小さな1歩として就職サービスに登録するところから始めてみるのもおすすめです。
規則正しい生活に戻していったり、短期のアルバイトなどから始めてみたりするのはよい方法です。
ニートを脱出するという強い意志は持ちつつも、無理のない程度に取り組みましょう。
ニートからの正社員就職が不安なときは、まずは小さな行動から始めてみましょう。就職のプロへ相談するのもそのひとつです。ジェイックの「就職相談」にお申込みいただければ、プロのアドバイザーが、社会復帰のステップについてアドバイスさせていただきます。
ニートの方が社会復帰できるように年々、支援サービスが拡充されてきています。自分がまずどのような働き方をしたいのかにもよりますので、この記事の「社会復帰支援をしているサービス」の中から自分に合った支援サービスを活用してみましょう。
資格を取得することで社会復帰を実現しやすくなることもあります。
特におすすめな資格として、事務系であればマイクロソフトオフィススペシャリストや日商簿記検定、介護であれば介護職員初任者研修、IT関連であれば基本情報技術者試験等が取得難易度と照らしておすすめできます。
資格を取得すれば、すぐに仕事へ活かせる知識があると捉えられ、選考において有利になるでしょう。ただし、資格取得をしなくてもニートから就職できる求人は多くありますので、資格勉強に時間を使いすぎてブランク期間を長くする事は避けるよう注意してください。

山田 純輝/キャリアコンサルタント
資格勉強と就職活動は“同時進行”が基本
資格取得のための学習と就職活動は並行で行うことが重要です。
なぜなら企業は資格の有無よりも、経験やブランク期間の有無を重視する傾向にあるからです。
資格が必須になる求人募集であれば学習を優先することも有効な手段になりますが、士業などを除き、資格取得のために就活を後回しにするのはリスクが大きいと言えます。
実際に採用担当者は「資格を持っている人」よりも「今すぐ前向きに働いてくれる人」を採用したいという考えを持っている場合が多いです。
学習すること自体は素晴らしく、企業によっては就職への意欲が高いと評価するケースもありますので、就職活動と学習は並行で取り組みつつ、書類選考や面接では資格取得の予定日や学習計画を伝えるとよいでしょう。
まとめ
ニートからの社会復帰は可能です。しかし「いきなり就職して働くのは怖い」と感じる気持ちもわかりますので、無理をしすぎないようにしましょう。
これまでまったく働いていなかったわけですから、復帰にはある程度ステップを設けて、少しずつできることを積み重ねていったほうが、結果として長く働けるようになるでしょう。
ニートからの社会復帰を考えている方は、ぜひ一度ジェイックへご相談ください。






元 株式会社ジェイックのキャリアアドバイザー|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター

当社の就職に関するコンテンツの中から、ニートの就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。





































