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引きこもりから社会復帰するには?難しい理由と支援サービスを解説

引きこもりから社会復帰するには?支援サービスやポイントを知ろう

引きこもりから社会復帰するのは無理ではありませんが、社会復帰するのが怖いと感じてしまうことから難しいと言われています。しかし、生活リズムを整える、周囲の人とコミュニケーションを取るなど、日常生活から改善していき、就職に向けて少しずつ準備していくことで社会復帰できるようになります。

この記事では、引きこもりから社会復帰するのが難しい理由、社会復帰するきっかけや方法について解説します。また、社会復帰支援サービスも紹介するので、ぜひ活用してみてください。

  1. アイデンティティが持てなくなってしまっているから
    「働ける自信がない」「社会に必要とされていない」と感じ、行動を起こせない
  2. 人と関わるのが怖いから
    長期間人と接していないため、人との会話やコミュニケーションに強い不安を感じる
  3. 過度なストレスを経験したため
    過去のトラウマからまた傷つくことを恐れる
  4. 生活リズムが乱れてしまうため
    昼夜逆転の生活に慣れてしまい、動く気力が沸かない
  5. 個人の力ではどうしようもないことが起きたから
    会社の倒産や病気による退職で自分の力ではどうしようもないと感じてしまう
  6. 社会的空白の期間について話をするのが苦痛である
    面接で空白期間について聞かれたときにうまく答えられない
  1. 生活リズムを整える
    日中に活動するために早寝早起きをする
  2. 周囲とコミュニケーションを取る
    人と話すことに慣れる
  3. 自分に合った無理のない働き方を考える
    無理なく働ける雇用形態や仕事内容を考える
  4. 就活の準備をする
    履歴書の作成や面接対策を行う
  5. 未経験でも挑戦しやすい求人に応募する
    求人サイトや就職エージェントを活用し、求人を探す
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記事のPoint
  • 引きこもりの期間が長くなるにつれて社会復帰の難易度は上がってしまう
  • 引きこもりから社会復帰を目指すなら、ハローワーク、ひきこもり地域支援センターのほか、ジェイックの就職カレッジ®なども活用しよう!
  • 引きこもりから社会復帰するコツは、無理せず自分のペースで、自分に適した働き方を見つけること
就職チャンステスト
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引きこもりの社会復帰は無理?

引きこもりからの社会復帰は無理ではありませんが、一般的に1度引きこもりになると、時間がたつにつれて社会復帰は難しくなるといわれています。

ここではそれを裏付けるデータを紹介しましたので、参考にしてください。特に今「引きこもりは楽そうでいいな」と思っている人にこそ、見ていただきたいデータです。

引きこもりの社会復帰率を紹介

日本の引きこもりの社会復帰率は、低い状態にあるといえます。

引きこもり状態の人の就業経験は15歳~39歳で62.5%、40歳~69歳で90.3%です。今の自分を変えたいと思う人は75.7%いますが、努力しても希望の職種に就けないとあきらめている人も61.1%います。

内閣府が行った調査では、引きこもりの数は生産年齢人口(15歳~64歳)において全国で推定146万人いると報告されています。50人に1人が引きこもりであるという結果でした。

仕事で外出する必要がなく、私用でもほとんど外出しない「広義のひきこもり」は、15歳から39歳で2.05%、40歳~64歳で2.02%の割合です。

参照:内閣府「こども・若者の意識と生活に関する調査 (令和4年度)」
15歳~36歳対象調査データ
40歳~69歳対象調査データ

引きこもりの働く意欲に関する調査

123人の引きこもりに対して行った調査では、74.8%が「働きたい」と回答しています。引きこもり状態にある人の働く意欲は、高いといえるでしょう。その一方で、「働きたいと思わない」人が17.1%います。

現在働きたいという思いがあるか(ひきこもり)

引用:オンラインを活用した ひきこもり支援の在り方に関する 調査報告書

次に、各世代の就労意欲に関する調査を紹介します。

年齢層就労したい就労したくない内容による無回答
20代以下72.70%13.60%0.00%13.60%
30代78.60%14.30%2.40%4.80%
40代73.20%19.50%0.00%7.30%
50代以上70.60%23.50%0.00%5.90%

どの世代の就労意欲調査でも「就労したい」と感じている人は70%以上おり、就労意欲は世代問わずに高いことがわかります。

年齢を重ねるごとに「就労したくない」人の割合が増え、40代では「働きたくない」人は20%近い結果でした。20代以下は「無回答」が13.6%いることから、実際には「就労したくない」人が結果以上にいる可能性があります。

引きこもりの継続期間に関する調査

続いて、引きこもりになってからの期間をまとめた表を紹介します。

現在の外出状況になってからの期間
15歳~39歳(690名)40歳~69歳(698名)
3か月未満17.8%3か月未満7.7%
3か月~6か月未満9.7%3か月~6か月未満3.7%
6か月~1年未満11.4%6か月~1年未満7.7%
1年~2年未満14.5%1年~2年未満11.0%
2年~3年未満15.1%2年~3年未満20.8%
3年~5年未満12.9%3年~5年未満15.0%
5年~7年未満5.4%5年~7年未満9.2%
7年~10年未満3.8%7年~10年未満7.7%
10年~15年未満4.6%10年~15年未満6.3%
15年~20年未満2.3%15年~20年未満3.2%
20年~25年未満1.0%20年~25年未満2.0%
25年~30年未満0.4%25年~30年未満1.6%
30年以上0.1%30年以上3.0%
無回答0.9%無回答1.0%

引用:内閣府「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)」
15歳~39歳対象調査データ
40歳~69歳対象調査データ

上記の表からわかるのは、以下の2点です。

  1. 15歳~39歳の若い世代の約4割は1年以内に社会復帰しているが、40歳~69歳は2割もいない
  2. 引きこもり期間が5年以上続くと、どの世代も社会復帰率が著しく低くなる

就職活動では、ニート(無職)期間が1年以上あると就職難易度が上がるといわれています。

この調査の結果から、少しでも年齢が若く、ブランクを空けずに就活をすることで社会復帰の可能性が高まることがわかります。

引きこもりからの社会復帰が難しい理由

引きこもりからの社会復帰が難しい理由は、自信を失い

  1. アイデンティティが持てなくなってしまっているから
    「働ける自信がない」「社会に必要とされていない」と感じ、行動を起こせない
  2. 人と関わるのが怖いから
    長期間人と接していないため、人との会話やコミュニケーションに強い不安を感じる
  3. 過度なストレスを経験したため
    過去のトラウマからまた傷つくことを恐れる
  4. 生活リズムが乱れてしまうため
    昼夜逆転の生活に慣れてしまい、動く気力が沸かない
  5. 個人の力ではどうしようもないことが起きたから
    会社の倒産や病気による退職で自分の力ではどうしようもないと感じてしまう
  6. 社会的空白の期間について話をするのが苦痛である
    面接で空白期間について聞かれたときにうまく答えられない

ここでは学術論文や実際の調査データの声から、社会復帰が難しい理由を大きく6つに大別しました。KHJ 全国ひきこもり家族会連合会のオンラインを活用した ひきこもり支援の在り方に関する 調査報告書から実際の調査の中の声を引用しながら、社会復帰を難しくさせている理由を解説していきます。

1. アイデンティティが持てなくなってしまっているから

引きこもりの社会復帰が難しい理由として、アイデンティティの喪失が挙げられます。

アイデンティティとは、自分自身の社会における存在意義であり、自らの価値を認めるために必要なものです。

引きこもりとアイデンティティの関係性において、下記の論文が発表されています。

このような視点から見ると、〈ひきこもり〉という状態は、社会からの期待を実現する手段を喪失した自己が、社会の期待に応えるという方向にも、自己実現を目指すという方向にも動くことができなくなっている状態と捉えることができる。いわば、社会と自己との結びつきの喪失である。

引用:札幌学院大学心理臨床センター「〈ひきこもり〉とアイデンティティ拡散

アイデンティティを持てなくなった引きこもりの人は、社会との関係性をなくしてしまった状態であるといえるでしょう。これは「自我同一性の拡散」と呼ばれる状態で、社会活動における自分の価値を見いだせなくなります。

このように、自分の存在価値を見失ってしまうことから、「働ける自信がない」「社会に必要とされていない」と感じ、行動を起こせなくなってしまいます。

企業に勤め社会復帰を目指すなら、面接を避けては通れません。自分の価値や企業に与えられるメリットをアピールするために、自分のアイデンティティが必要です。しかし、社会との関係性を失った状態の引きこもりの人にとって、社会における自己の存在価値を見つけることは難しい課題だといえます。

2. 人と関わるのが怖いから

人と関わることを恐れるあまり、社会復帰が遠のいている可能性があります。

社会の中ではコミュニケーションは必要不可欠ですが、対人関係が苦手な人もいます。実際に引きこもりなってしまった人は、コミュニケーションに対するハードルの高さを感じていました。

年齢相応の社会経験を積めていない上に、子供の頃から集団に適応できてこなかったため、一般就労時のコミュニケーションのハードルが非常に高い。いつも周囲に気を遣い、緊張しながら過ごしているが、それでもコミュニケーションでのミスは発生した。ミスの度合いが大きいと、集団内での立場が取り返しのつかないレベルで悪くなった。

引用:特定非営利活動法人 KHJ 全国ひきこもり家族会連合会「オンラインを活用した ひきこもり支援の在り方に関する 調査報告書」

仕事などで怒られることが続き、自信をなくして引きこもりになった人は多くいます。散々怒られた過去の経験が頭をよぎり、人と関わるのが怖いと感じてしまうのも無理はありません。

多くの引きこもりが、家族以外の人と関わらない生活を送っています。社会復帰したくても、コミュニケーションの壁が大きな問題となって立ちはだかっているのです。

3. 過度なストレスを経験したため

過度なストレスがきっかけで引きこもりになると、精神的ダメージから立ち直れず、社会復帰が難しくなります。

社会や法律がパワハラをどれだけ規制しても、暴言やいじめの被害者は増え続けています。

人の名前が覚えられずかなりおこられた。ば声をあびせられた。仕事が覚えられず、つかえない人間だと言われた。

引用:特定非営利活動法人 KHJ 全国ひきこもり家族会連合会「オンラインを活用した ひきこもり支援の在り方に関する 調査報告書」

自分を否定されるストレスに耐え続けた結果、心には大きな傷ができてしまうのです。過去のトラウマから失敗するのを恐れてしまい、ストレスから逃げるため、引きこもりの期間が長くなってしまいます。集団生活から離れている期間が長引くと、社会復帰したくても仕事に戻る意欲は失われていく一方です。

引きこもりが習慣化してしまうと、他人とのコミュニケーションが大幅に減り、他人に会うことだけでもストレスを感じ始めます。自己肯定感が下がり自分を否定し始め、すべてに対して前向きな行動ができません。

過度なストレスが原因で不安感を抱えたまま、引きこもり生活を続けている人がいます。

4. 生活リズムが乱れてしまうため

生活リズムの乱れが、社会復帰のハードルを上げている場合があります。昼夜逆転の生活は、社会のストレスから解放される反面、世間から取り残されてしまうからです。

朝から昼間にかけて太陽の光を浴びないと、体のリズムが崩れやすくなります。また、もともと人の体内時計は25時間程度の周期と言われており、時間を気にしない生活を続けていると昼夜逆転の生活になりやすいものです。

昼間は、世間にどんどん取り残されてしまうような不安、焦りにさいなまれ、辛くなることがあります。一方、みんなが寝ている夜は、周囲を意識せず、楽に過ごせることがあるようです。生活リズムだけ整えようとしても、本質的な解決には結びつきません。人との会話や日中の活動が増えていけば、生活リズムも自然に改善していきます。

引用:愛知県「ひきこもりにみられる症状と対応

社会の生活から切り離された引きこもりの人は、体内時間の周期が影響し生活リズムが崩れてしまいがちです。夜は何も気にしないで行動できるため、一度乱れてしまった生活リズムを整えることは簡単ではありません。

日中の行動時間が減り日光を浴びる機会が少なくなることで、うつ病などの健康上のリスクもあります。日光を浴びると、安心感を促すホルモンのセロトニンが分泌されますが、夜型の生活リズムではセロトニンを生み出せません。

生活リズムが乱れた引きこもりの人は、不安な気持ちから逃げるために、さらに外出を避けるようになるのです。

5. 個人の力ではどうしようもないことが起きたから

予想もしなかった事態によって、引きこもりになってしまうケースがあります。会社の倒産や病気による退職など、個人の力ではどうしようもありません。

実際に仕事が続けられなくなり、引きこもりになった人の声を紹介します。

一方的に事業主の都合で打ち切られた。そのため収入がなくなり生活が大変になった。文句を述べたらお礼として商品券が送られてきてそれでごまかされてしまった。

引用:特定非営利活動法人 KHJ 全国ひきこもり家族会連合会「オンラインを活用した ひきこもり支援の在り方に関する 調査報告書」

長時間労働の中で精神しっかんを発症して何も出来なくなった。働きたいと思っても、年れいのことや、最ていフルタイムから、もしくはフルタイムを目ざすことが社会ふっきの目安となっていて、出来る気がしない。

引用:特定非営利活動法人 KHJ 全国ひきこもり家族会連合会「オンラインを活用した ひきこもり支援の在り方に関する 調査報告書」

突然の解雇や労働環境が原因で精神疾患の発症してしまうことは個人の力ではどうにもならないことと言えるでしょう。

雇い止めの対応には、厚生労働省の「労働条件相談「ほっとライン」(Working Hotline)|厚生労働省」が相談に乗ってくれるでしょう。病気で仕事の継続が難しい場合、「傷病手当金」のような制度を利用できるケースもあります。

会社の倒産や病気による失業は、誰かが悪いというものではありません。適切な支援制度を状況に合わせて利用し、社会復帰を目指すことが先決です。

6. 社会的空白の期間について話をするのが苦痛である

引きこもりの人の社会復帰が難しいのは、面接で空白期間(ブランク)について話すのが苦痛に感じてしまうことも考えられます。

引きこもりが社会復帰するには、面接で引きこもり期間の質問をされる覚悟が必要です。

履歴書にひきこもり期間があると、面接での誤魔化し方を考える必要がある等の負担がある。履歴書を書くだけでも傷つく。数回面接に落ちた後、ひきこもり歴を隠すようになった。ひきこもり経験のある人間は、社会から必要とされていないのだと感じた。

引用:特定非営利活動法人 KHJ 全国ひきこもり家族会連合会「オンラインを活用した ひきこもり支援の在り方に関する 調査報告書」

採用担当者にどう思われているのかを考え始めると、ネガティブなことばかりが気になってしまいます。履歴書を書くことにも苦痛を感じてしまい、前向きな気持ちを持ち続けることは楽ではありません。

面接では、採用担当者が無職の期間について質問してくるのは間違いないでしょう。しかし自分に不利だからといって、引きこもりを隠してしまうと、経歴詐称になってしまうこともあります。

採用担当者が知りたいのは、引きこもりの詳細な話ではなく、働く意欲があるかどうかです。過去を反省して、これからの自分の考えを伝えられれば、採用試験を乗り越えられるでしょう。

引きこもりから社会復帰するきっかけ

引きこもりから社会復帰するきっかけにはどのようなものがあるのでしょうか。引きこもりになったきっかけと、社会復帰するきっかけについて解説していきます。

引きこもりになったきっかけ

厚生労働省の平成30年版厚生労働白書では、学校や職場など多くの時間を過ごす場所に引きこもりのきっかけがあることがわかっています。具体的には、職場やクラスになじめずに人間関係に悩むことや、挑戦した結果の挫折がひきこもりのきっかけに挙がっています。

引きこもりになったきっかけ
  • 不登校 (小学校・中学校・高校)
  • 職場になじめなかった
  • 就職活動がうまくいかなかった
  • 人間関係がうまくいかなかった
  • 病気
  • 受験に失敗した (高校・大学)
  • 大学になじめなかった
  • その他

このように、引きこもりになる原因は、日常生活で失敗した体験が影響しているのです。
また、コロナウィルスの流行によって、外出の機会が減るなどの社会的要因も引きこもりの要因となっています。

引きこもりになるきっかけは、環境に大きな原因があると考えられます。誰でも引きこもりになる可能性があるといえるでしょう。

引きこもりから社会復帰するきっかけ

引きこもりから社会復帰するきっかけには、以下のようなものがあります。

  • 成功体験を積めたとき
    自己肯定感が高まり、前向きな考え方ができるようになる
  • 周囲の環境の変化
    引きこもり続けていることに焦りや危機感を覚える
  • 専門家や支援機関のサポート
    自分一人では気づけなかった前向きな視点が得られる

自分は社会でやっていけないと自信を失っていた状態から、成功体験を積むことで自信がついたり、家族や友人の就職や定年退職、結婚などにより自分だけ取り残されたように感じ、焦りや危機感を覚えて前に動き出したい気持ちが沸くことがあります。

また、就職支援サービスなどで専門家に相談することで、自分の過去の失敗について前向きな視点が得られたり、似たような境遇の人が社会復帰に成功した事例を聞くことで社会復帰に向けた行動を起こしやすくなることがあります。

このように、何かに挑戦したり、人との接触をするなど、小さな一歩を踏み出すことで、社会復帰するきっかけに繋がります。

引きこもりから社会復帰するまでの流れ

引きこもりから社会復帰するまでの流れは以下のようになります。社会生活に戻るには、日常生活から少しずつ直していく必要があります。下記の順番で徐々に活動範囲を広げてください。

  1. 生活リズムを整える
    日中に活動するために早寝早起きをする
  2. 周囲とコミュニケーションを取る
    人と話すことに慣れる
  3. 自分に合った無理のない働き方を考える
    無理なく働ける雇用形態や仕事内容を考える
  4. 就活の準備をする
    履歴書の作成や面接対策を行う
  5. 未経験でも挑戦しやすい求人に応募する
    求人サイトや就職エージェントを活用し、求人を探す

それぞれ解説していきます。

1. 生活リズムを整える

規則正しい生活を送るために、まず生活リズムを整えるところから始めてください。生活リズムを整えるには、以下の点に注意して生活しましょう。

  • 早寝早起きする
  • 朝に散歩をする
  • バランスの取れた食事を摂る
  • 暴飲暴食をしない

日中に活動するためには、朝起きる習慣に戻す必要があります。自分が理想とする起床時間から逆算して、最低でも7時間の睡眠時間が取れるように行動してみましょう。朝の散歩は体内時計を整えるほかに、睡眠の質を向上させるのに効果的です。

1日3食のバランスの取れた食生活は、体の調子だけでなく心のバランスも整えてくれます。暴飲暴食を避けて、食事のリズムも一緒に整えていきましょう。

2. 周囲とコミュニケーションを取る

周囲とコミュニケーションを取って、誰かと交流するストレスに慣れていきましょう。

会社で働くうえで、必ず周りとの報連相が必要になります。就職活動でも、避けては通れない問題です。

初めは家族を相手にするところからで構いません。誰かの話を聞くだけでなく、自分の考えを伝えるようにしてください。

コミュニケーションの練習として、「自立訓練(生活訓練)事業所」や「引きこもりの当事者会」などを活用する方法もあります。

引きこもりを自分の力だけで乗り越えようとする必要はありません。コミュニケーションに壁を感じているなら、自分を理解してくれる人に協力してもらいましょう。毎日コミュニケーションを取り続けているうちに、自分の言葉で話せるようになるはずです。

3. 自分に合った無理のない働き方を考える

社会復帰して働き続けるなら、自分に合った働き方が必要です。世の中には多くの仕事があり、雇用形態も仕事によって分かれています。

正社員だけが正解ではないので、派遣・パート・アルバイトまで視野を広げて、働き方を探してみましょう。

フルタイム勤務が難しい場合、アルバイトでも社会復帰の大きな1歩です。週5日の勤務ができなくても、条件次第で働ける仕事があります。業務内容も自分の得意不得意を見直してから、考えてみましょう。

焦って働き方を決める必要はありません。無理せず働ける方法が、社会復帰を実現する企業選びの基準になります。

4. 就活の準備をする

引きこもりから抜け出すために、就活の準備は丁寧に進めていきましょう。

以下の準備が就職活動では必要です。

  • 自己分析をする
  • 業界・企業研究をする
  • 書類を作成する
  • 面接対策を入念に行う

順に説明していきます。

自己分析をする

求人に応募する前に、自己分析をすることで就職活動をスムーズに進められます。

自己分析には、自分の強み・弱みや価値観を客観的に判断できる効果があります。自分に合った仕事が見つけやすくなるだけでなく、就職後のミスマッチを防げることも大きなメリットです。

面接では自分が想定していない内容を質問されることがあります。自己分析で「働くうえで大切にしたいこと」「やりたいこと・やりたくないこと」を理由も含めて考えておけば、どんな質問にも慌てることなく回答できるはずです。

インターネットで探せば、無料で自己分析できるサービスがあります。ハローワークや就職・転職エージェントでも自己分析のサポートを受けられます。あなたの利用しやすい方法で、自己分析を進めていきましょう。

業界・企業研究をする

業界・企業研究は、志望動機を固めるために取り組んでいきましょう。

自己分析の結果と合わせれば、面接でどんな質問をされても困ることがなくなります。

業界・企業研究をすることで、就職後の仕事内容がわかります。興味を持った業界が自分に合っているかを事前に理解できれば、採用後に後悔することがありません。

また、企業が求める人物像やスキルを知り、企業ごとに合わせた選考対策を行えば、就業経験が少ない人でも採用される可能性が高まります。

業界・企業研究は1社1社に対して行う作業なので、時間と手間がかかります。引きこもりから社会復帰を成功させるために、粘り強く取り組んでください。

書類を作成する

企業に応募するためには、履歴書やESが必要になることがほとんどです。中途採用の場合、社会経験を見るために職務経歴書の提出が義務付けられる場合もあります。

書類の書き方次第では良い印象を与えられずに、書類選考を通過できない可能性があります。何度も書類選考で落ち続けてしまう人は、就職エージェントといったキャリアのプロによる添削を受けてみましょう。面接へ進むためには、書類選考の通過が最優先です。

添削指導を申し込むことに、初めは抵抗を感じてしまうかもしれません。

しかし、引きこもりから抜け出した先でも、誰かに相談しなければ解決できない問題は発生するはずです。1つのトレーニングだと思って、勇気を出して添削を申し込んでみてください。

面接対策を入念に行う

引きこもりの人は、面接対策に力を入れて取り組む必要があります。

面接のコミュニケーションは日常的な会話と違い、回答が難しい質問をされる場合もあります。引きこもりになった理由や、心身の健康状態などの質問に対して、好意的に受け取ってもらうために考え抜いた回答が必要です。

対人コミュニケーションに不安がある人は、自分で考えた回答に自信が持てないかもしれません。対策として、就職エージェントやハローワークのサービスを利用して、面接対策として模擬面接を行うことも有効です。

面接では回答内容も大事ですが、面接中の態度も採用担当者の評価基準に入ることがあります。面接の回答案を含めた面接練習も進めていけば、実際の面接でも自信を持って対応できるはずです。

5. 未経験でも挑戦しやすい求人に応募する

未経験でも挑戦できる求人を探して、応募をしていきましょう。ここまで紹介した準備が整っていれば、気になる求人へ積極的に応募して問題ありません。社会人経験があるなら、知識を持っている業種を選んで応募してください。

就職活動中でも、必要に応じて対策を継続する方が採用される可能性が高まります。もし、就職活動が進まなくなってしまったら、ここまでに紹介した内容を一度振り返ってみると改善点が見つかるはずです。

引きこもりから社会復帰した後の選択肢

引きこもりから社会復帰した後に取るべき選択肢を紹介します。

社会復帰後は企業に勤め、社会人生活を続けていくことになります。また引きこもりにならないように、会社勤めを続けられそうな選択肢を選んでください。

1. アルバイト

引きこもりから正社員の勤務が難しく感じるなら、アルバイトから始めてみましょう。アルバイトで経験を積んでから、正社員登用を目指す方法もあります。

働くことに慣れるまでは、勤務時間や出勤日数を調整してもらえることもアルバイトの強みです。できる範囲から取り組んで、徐々に社会復帰を目指せます。

アルバイトに応募する際には、自分の適性や心身の状況に合った仕事を選びましょう。自分に合った仕事なら、仕事を覚える速度が早くなり、仕事のストレスも軽減されます。

社会復帰の1歩がなかなか踏み出せないなら、まずはアルバイトから探してみましょう。

2. 派遣社員

派遣社員もアルバイトと同様に、社会復帰の最初のステップにおすすめです。

アルバイトより給与面で優れていますが、スキルや経験もアルバイト以上に要求されます。

就業経験がある人なら、アルバイトよりも経験を活かせる仕事が見つけやすいでしょう。実力が認められれば、正社員登用のオファーもありえます。

派遣社員のデメリットは、雇用が不安定なことです。仕事ぶりを評価されていたとしても、仕事がなくなれば契約更新されないケースもあります。

正社員ではないので責任のある仕事は任されず、経験を積むには不向きな選択肢です。しかし、就業経験がある人なら社会復帰しやすい点でおすすめの選択肢です。

3. 正社員

正社員としての勤務経験があるなら、培ってきた経験やスキルを活かせる仕事を探してください。内定までのハードルが低く、就職後も即戦力として仕事を任せてもらいやすくなります。

経験がある業種に復帰した場合は、職場の人間関係にも馴染みやすく、社会復帰がスムーズに進むでしょう。

正社員を目指すなら、後述する就職支援サービスの利用をおすすめします。就活の支援が行き届いており、内定までサポートを受けられます。

持っているスキルや経験を活かした仕事に就きたいなら、責任のある仕事を任せてもらえる正社員を目指して就職活動を進めていきましょう。

4. 専門学校

就職したい業界が決まっていて金銭的な余裕があるなら、専門学校に通うのも選択肢の1つです。専門的な知識やスキルを覚えつつ、生活リズムを整えていきましょう。

引きこもり期間が長いと、就職活動に悪影響が出ることがあります。専門学校に通うことで、就職する意欲をアピールできます。就職後も学校で学んだスキルを活かすことで、評価される仕事ができるでしょう。

専門学校に通うメリットは、スキルや経験だけではありません。学校で集団生活に戻ることで、コミュニケーション能力が鍛えられ面接で有利に働きます。

スキルが要求される業界に就職したい場合は、金銭状況と相談して専門学校を検討してみてください。

5. 大学

まだ年齢が20代前半で金銭的に余裕がある場合に限り、大学進学を検討する価値があります。通信制や夜間学校なら、アルバイトをしながら通学も可能です。

大学卒業の資格があれば、大卒以上を求めている企業に応募できます。

デメリットは大学卒業までに4年間の時間を失うことです。20代後半になれば、社会的に求められる人間性が変わってきます。入社したとしても、自分の同期は年下になり、同じ年の社員は目上の存在になる点も忘れてはいけません。

何も考えずに大学生活を送って、4年間の時間を無駄に過ごしてしまわないようにしてください。

引きこもりが利用するべき社会復帰支援サービスを紹介

引きこもりの方向けの社会復帰支援サービスには、公的機関が運営する「ひきこもり地域支援センター」「精神保健福祉センター」「地域若者サポートステーション」や、NPO法人の引きこもり支援、民間企業が運営する就職支援サービスなどがあります。

引きこもりの社会復帰支援サービスの種類
  • ひきこもり地域支援センター
  • 精神保健福祉センター
  • 保健所
  • 子ども・若者総合相談センター
  • 地域若者サポートステーション
  • 市区町村社会福祉協議会
  • NPO法人のひきこもり支援機関
  • ハローワーク
  • 就職カレッジ®(民間運営の就職支援サービス)

ひきこもり地域支援センター

ひきこもり地域支援センターは、都道府県・指定都市に設置された、ひきこもり専門の相談窓口です。社会福祉士や精神保健福祉士などの資格を持つひきこもり支援コーディネーターが配置されており、電話や来所による相談、訪問支援を通じて、適切な関係機関への早期連携をサポートします。

また、同じ悩みを持つ方が集まる居場所の提供や家族への相談支援も行っています。

ひきこもり地域支援センターでは、関係機関との連携体制の構築や、ひきこもりに関する普及啓発活動も行っています。

ひきこもり地域支援センターの支援内容

無料相談(本人・家族向け)

  • 電話・対面・オンラインで相談可能
  • ひきこもりの悩みや今後の支援についてアドバイス

専門機関への橋渡し

  • 必要に応じて、精神保健福祉センター、ハローワーク、福祉施設、医療機関などを紹介

訪問支援(自治体による)

  • 専門スタッフが自宅を訪問し、外出が難しい人をサポート

家族向け支援

  • 家族が集まる交流会や勉強会を実施
  • ひきこもりの対応方法や支援制度について情報提供

就労・社会復帰支援(地域による)

  • サポートステーションや職業訓練と連携し、就労をサポート
  • 小さな一歩から始められる活動の紹介

すべての都道府県・指定都市に設置されている(令和3年4月現在)ため、以下のページからお近くのひきこもり地域支援センターを探してみてください。

厚生労働省「全国の相談窓口はこちら」

精神保健福祉センター

精神保健福祉センターは、都道府県や政令指定都市が運営する公的な機関で、引きこもりを含む、心の悩みを抱える本人やその家族を対象に、電話相談や来所相談を行っています。また、同じ悩みを持つ人や家族のグループ活動も支援しています。

精神保健福祉センターの支援内容

相談支援(無料)

  • 本人や家族が電話・面談で相談できる
  • 精神的な不安や生活の悩みに対応

医療・福祉機関との連携

  • 必要に応じて精神科・心療内科の受診をサポート
  • 生活困窮者支援や就労支援機関と連携

訪問支援(地域による)

  • 外出が難しい人には専門スタッフが自宅訪問し、状況に応じた支援を提供

家族向け支援

  • ひきこもりの家族が相談できる場を提供
  • 家族向けの講習会やグループ支援を実施

以下のページから、お近くの精神保健福祉センターを探してみてください。

厚生労働省「全国の精神保健福祉センター」

保健所

保健所は、地域保健法に基づき、地域住民の健康の保持、増進活動の中心となる公的機関として、都道府県、指定都市、中核市その他の政令で定める市又は特別区で設置されています。

保健所では、精神保健対策の一環として、ひきこもり相談をはじめ、心の健康、保健、医療、福祉に関する幅広い相談を受け付けています。相談方法としては、電話相談や来所による相談があり、相談者の要望に応じて、保健師や精神保健福祉士が家庭訪問をして相談を行うことも可能です。

保健所の引きこもり支援内容

相談支援(無料)

  • 電話・窓口相談:ひきこもりに関する悩みを相談可能
  • 家族向け相談:親や家族が対応方法についてアドバイスを受けられる

医療・福祉機関との連携

  • 必要に応じて、精神保健福祉センター、医療機関、福祉サービス(生活困窮者支援など)を紹介
  • 発達障害や精神疾患の可能性がある場合は、専門機関への受診を案内

訪問支援(地域による)

  • 保健師や相談員が自宅を訪問し、状況に応じた支援を提供
  • 外出が難しい人に対し、社会との接点を持つきっかけを作る

訪問支援(地域による)

  • 保健師や相談員が自宅を訪問し、状況に応じた支援を提供
  • 外出が難しい人に対し、社会との接点を持つきっかけを作る

子ども・若者総合相談センター

子ども・若者総合相談センターは、内閣府の「子ども・若者育成支援推進法」に基づき、ニート、ひきこもり、不登校など社会参加や社会的自立に困難を有する子ども・若者等を対象とした総合相談窓口です。

子ども・若者総合相談センターの支援内容は、困難を抱える子どもや若者の育成支援に関する総合相談・助言、保護者のための面接相談、相談内容に応じた情報提供、専門機関との連携などです。

子ども・若者総合相談センターの支援内容

相談支援(無料)

  • 電話・対面・オンラインで相談可能
  • ひきこもり、不登校、就職・進学、対人関係などの悩みに対応
  • 本人だけでなく家族も相談OK

専門機関への橋渡し

  • 状況に応じて、ハローワーク、サポートステーション、精神保健福祉センター、NPO団体などを紹介
  • ひきこもり支援の専門機関と連携し、適切なサポートを提供

家族向け支援

  • 家族向け講習会・交流会を開催
  • 他のひきこもり家族と悩みを共有し、情報交換できる場を提供

就労・社会復帰支援

  • 必要に応じて、就労支援機関や職業訓練制度を紹介
  • 「いきなり就職」ではなく、ボランティア活動や小規模な仕事から始められる支援も

多くの自治体では「子ども・若者総合相談センター」という名称ですが、「若者総合窓口」「若者自立相談窓口」などの名称もあります。

年々設置数が増加していますが、未設置の市町村もあります。以下のページからお近くのセンターを探してみてください。

こども家庭庁「子ども・若者総合相談センター所在地一覧(令和6年4月1日現在)」

地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーションは、働くことに悩みを抱えている15歳~49歳の方に対し、就労に向けた支援を行う機関です。厚生労働省がNPO法人や株式会社などに委託して運営されており、各都道府県に必ず設置されています。

地域若者サポートステーションでは、以下のような支援を提供しています。

地域若者サポートステーションの支援内容

キャリアカウンセリング(無料)

  • 相談員が仕事に関する悩みや不安に対応
  • 自分に合った働き方や職業の選び方をアドバイス

ミュニケーション支援

  • コミュニケーション講座やグループワークを実施
  • 対人関係や面接の練習ができる

職業体験・職場見学

  • 実際の職場で働く体験ができるプログラムを提供
  • 「いきなり正社員は不安」という人向けのステップアップ支援

就職活動サポート

  • 履歴書の書き方や面接対策をサポート
  • ハローワークと連携し、求人紹介も実施

家族向け支援

  • ひきこもりや就労に悩む子どもを持つ家族向けの相談も実施

サポステ[地域若者サポートステーション]「全国のサポステ」

市区町村社会福祉協議会(社協)

市区町村社会福祉協議会(社協)は、地域の福祉向上を目的とした団体で、引きこもりや生活に困っている人向けの支援を提供しています。各市区町村に設置されており、無料で利用可能です。

市区町村社会福祉協議会の支援内容は以下のようなものがあります。

市区町村社会福祉協議会の支援内容

生活相談・引きこもり支援

  • ひきこもり当事者や家族が相談できる窓口を設置
  • 生活上の困りごとや、社会復帰に向けたサポートを提供

生活困窮者自立支援制度

  • 収入がない・生活が苦しい人向けに、就労支援や住居支援を実施
  • 社会福祉協議会がハローワークや福祉事務所と連携し、支援を調整

外出支援・居場所づくり

  • 地域でのボランティア活動や交流の場を提供
  • 引きこもりの人が社会との接点を増やせる環境を整備

緊急小口資金・福祉資金貸付

  • 生活費が厳しい人向けに無利子・低利子の貸付支援
    例:「緊急小口資金」「総合支援資金」などの貸付制度

家族向け支援

  • 引きこもりの家族が相談できる場を提供
  • 家族向け講習会・交流会を実施

以下のページからお住まいの地域の市区町村社会福祉協議会を探してみて下さい。

地域福祉・ボランティア情報ネットワーク「全国の社会福祉協議会一覧」

NPO法人のひきこもり支援機関

NPO法人のひきこもり支援機関は、各法人によって支援内容が異なりますが、一般的に、電話相談や面接相談に加え、訪問支援、居場所づくり、家族会、当事者会、生活寮など、独自の取り組みをしています。

NPO法人のひきこもり支援内容

相談支援(無料・低料金)

  • 本人や家族が電話・オンライン・対面で相談可能
  • 引きこもりの状況に合わせたアドバイスを提供

居場所支援(フリースペースの提供)

  • 外出が不安な人でも通える、安心できる居場所を提供
  • 自由に過ごせるスペースで、他の参加者やスタッフと交流できる

訪問支援(アウトリーチ支援)

  • 専門スタッフが自宅を訪問し、外出が難しい人をサポート
  • 家族とも連携しながら、段階的に社会との接点を増やす

就労・職業訓練支援

  • 軽作業や農業体験、ITスキル習得など、働く練習ができる
  • 就職活動のサポート(履歴書添削、面接練習、職業紹介)

家族向け支援

  • ひきこもりの家族が集まり、情報交換や支え合いができる場を提供
  • 家族向けの講習会や勉強会を実施

イベント・交流活動

  • 趣味活動(ゲーム・スポーツ・創作活動など)を通じた交流イベント
  • 自信をつけるための体験型プログラムを提供

ハローワーク

ハローワークは、引きこもりや長期間無職の人向けに、就職支援や職業訓練を提供する公的機関です。全国にあり、無料で利用できます。

ハローワークの支援内容

相談支援(ジョブカウンセリング)

  • 専門の相談員が、仕事の悩みやキャリアプランをアドバイス
  • 「いきなり就職は不安…」という人もOK

職業紹介・求人情報の提供

  • 全国の求人情報を閲覧・応募できる
  • 正社員・契約社員・パートなど、希望に合った仕事を探せる

職業訓練(ハロートレーニング)

  • 無料または低料金で、資格取得やスキル習得が可能
  • 例:PCスキル、介護、事務、IT、ものづくり など
  • 受講中は「職業訓練受講給付金(月10万円+交通費)」を受け取れる場合も

就職準備支援(ステップアップ支援)

  • コミュニケーション講座や模擬面接を実施
  • 就職に向けた心構えや応募書類の作成支援

サポートコーナー(若年層・長期無職向け)

  • 「わかものハローワーク」や「就職氷河期世代支援窓口」**で、個別サポートが受けられる
  • 必要に応じて、地域若者サポートステーション(サポステ)と連携

トライアル雇用(お試し就職制度)

  • 最大3ヶ月間、企業で試しに働ける制度(給与あり)
  • 本採用につながることも多く、未経験者向けの支援が充実

ハローワークの効率的な利用方法は下記のページで詳しく紹介しています。ぜひ読んでください。

ハローワークで仕事探しをするメリットは?仕事探しの方法までを解説

就職カレッジ®

ジェイックの「就職カレッジ®」は、正社員就職の支援サービスです。20代~30代・未経験からの正社員就職の成功実績が多数あるため、現在のご状況から正社員就職を成功させたいという方にぜひご利用いただきたいサービスです。

就職カレッジ®をおすすめする理由としては、以下があります

  • 社会人としてのマナーや就職に必要なスキルを講座で学べる
  • 書類選考なしの面接会に参加可能
  • 就職後も長期的な活躍のため研修を実施

就業経験がない・または少ない方を、短期間で企業で通用する人材へと育成し、内定獲得を実現します。
「就職したら終わり」ではなく、就職活動~入社後の定着まで手厚いサービスを提供します。

就職成功体験談S.Kさん
就職成功体験談S.Kさん

「引きこもり 社会復帰」によくある質問

引きこもりからの社会復帰は難しいの?

引きこもりからの社会復帰率は少数派です。この記事では、働く意欲や引きこもり期間についても紹介しています。

引きこもりが利用すべき社会復帰の支援サービスは?

支援サービスにつきましては、ジェイックのサービスであったり、ハローワークや引きこもり地域支援センターのご紹介をしております。

引きこもりでもステップを踏めば社会復帰できる!

この記事では、引きこもりの人でも社会復帰できる方法を、実態と合わせながら紹介しました。

引きこもりの人が社会復帰しようと思っても、状況を変えられないまま引きこもり生活を続ける人が多いのが現実です。

しかしあきらめる必要はなく、できることから自分自身を変えていくことで、徐々に社会復帰に近づいていきます。

ジェイックでは、引きこもりの人が社会復帰するためのサポートを行っています。フリーター就職支援実績が19年以上のジェイックは、ミスマッチの少ない社会復帰を実現し、非常に入社後定着率を誇ります。

ぜひジェイックの就職支援を受けて、自分に合った社会復帰を目指してください。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」