
ハローワークはニートの方でも利用できます。実際に、長期失業者(ニート)が離職後に求人情報を入手した方法として最も多かったのは「ハローワーク等の公的機関」でした。具体的な利用率は以下のとおりです。
| 求人情報の入手先 | 利用率 |
|---|---|
| ハローワーク等の公的機関 | 92.3% |
| 自宅でのインターネット検索 | 66.5% |
| 民間の職業紹介会社 | 45.6% |
| 求人情報誌 | 45.2% |
| 新聞、折込広告、チラシなど | 40.1% |
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「長期失業者の求職活動と再就職状況」
ハローワークで就職を成功させるには、職業相談や求人検索、面接対策といったサポートを積極的に活用するとよいでしょう。
本記事では、ニートの方がハローワークでできることやハローワークの特徴などについてお伝えします。「ハローワークは怖い場所なのかな」「ニートでも本当に利用していいの?」と不安を感じている方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事の目次
- 1 ハローワークでニートは利用できます!
- 2 ニートがハローワークで出来ること
- 3 ニートが知っておきたいハローワークの特徴
- 4 ニートがハローワークを怖いと感じる理由と実情
- 5 ニートでハローワークがおすすめできる人の特徴
- 6 ニートがハローワークを利用する流れ
- 7 ニートがハローワークに行く時の服装や持ち物
- 8 ハローワークでニートが伝えるべきこと
- 9 ハローワークを利用した方の成功事例・失敗談
- 10 ニートがハローワークを利用するメリット
- 11 ニートがハローワークを利用する際のデメリット
- 12 ニートがハローワークを活用するコツ
- 13 ハローワーク以外の仕事の探し方
- 14 初めてハローワークを使うニートによくある質問
- 15 まとめ
ハローワークでニートは利用できます!
ニートであっても、ハローワークを活用することで正社員としての就職を実現できます。
ハローワークでは、職業相談や職業訓練、各種就活セミナーなど無料で受けられるため、経済的な負担を感じることなく就活を進められるのが大きな特徴です。
また、ハローワークは地域に密着した中小企業の求人票が多く、自分の生活圏にマッチした仕事を探しやすい点も魅力です。
加えて、はじめての就職を目指そうとする人やニートでも利用しやすいようにイチから就職活動をサポートしてもらうこともできますので、安心して就活に取り組めるでしょう。
就職エージェントに相談することで、働きながら転職活動を進められます。
ニートがハローワークで出来ること
ハローワークでは仕事を探すだけでなく、就職に関する相談やスキルアップのための職業訓練など、様々なサービスを無料で受けることが可能です。
それぞれのできることについて詳しく解説しますので、ハローワークの利用を考えているニートの人は内容を理解しておいてください。

職業相談
就職活動に初めて取り組もうとしているニートにとって、最初の一歩となるのが職業相談です。ハローワークの窓口に行くとキャリアカウンセラーが待っていますので、現状や希望条件を伝えれば、就職活動全般のアドバイスを受けられます。
具体的には、履歴書・職務経歴書の書き方のレクチャーや添削、自己分析の進め方、適性に応じた求人の紹介をしてくれるため、自分一人では見つけられない求人を知るきっかけになります。
特にハローワークは非常に多くの求人にアクセスできることもあり、相談内容をもとに求人を紹介してもらうことができれば、応募先に迷う時間を短縮し、早期の内定獲得に繋がりやすいといった特徴も見られます。
求人検索
ハローワークに設置されているパソコンを使ったり、家のネット環境からハローワークインターネットサービスを利用することで、ハローワークに掲載されている全国の求人情報を検索できます。
ニートの場合はまず地域の仕事から探すケースが多いため、地元密着型の多くの求人情報の中から応募先を探せるのは大きなメリットです。
また、求人検索の際は職種や雇用形態、給与など細かな条件を設定できるほか、未経験者歓迎の求人も多く見つけられるため、応募する求人が見つからないといった事はほとんどないでしょう。さらに、求人票には勤務時間や待遇など基本的な情報は網羅的に明記されていますので、応募前に求人の比較検討が可能です。
なお、求人検索システムは一度ハローワークで利用申し込みをすればいつでも利用できるため、自宅にいながら効率的に求人を探せる点も特徴です。
就職支援セミナー
ハローワークでは、就職活動の基本を学べる就職支援セミナーを定期的に開催しています。ニートや未経験者、ブランクがある人も対象となっており、応募書類の作成方法や面接での受け答え、ビジネスマナーなどを網羅的に学べます。
特にニートの場合、社会人経験だけでなく就職した経験がないようなケースも多いため、初歩的なセミナーから受講し、体系的に就職活動のやり方を学ぶのは有効です。また、グループワークを通じて同じ立場の参加者と交流できるセミナーもありますので、就活を進める際の孤独感の解消やモチベーションアップにも役立ちます。
就職支援セミナーはハローワークによっていつ実施されているか変わりますので、気になる人はハローワークの職員にセミナーの日程を聞くことをおすすめします。
職業訓練
ハローワークでは、民間の就職サービスで活用できない職業訓練が利用できるといった特徴があります。職業訓練ではスキルを身に付けながら就職を目指す人に最適な制度であり、IT ・介護・製造業を始め、幅広い分野のコースの知識や経験をインプットしながら就職を目指せます。
職業訓練の修了後は、資格取得のチャンスや企業とのマッチングの場が提供されることもあり、就職成功率も高められるでしょう。
求職者支援制度の申し込み
求職者支援制度とは、雇用保険(失業保険)を受給できない人が対象となる公的支援制度のことであり、職業訓練と生活支援給付金を組み合わせ、経済的に困難な状況にあるニートでも安心して就職活動を進められるような制度です。
具体的には、職業訓練受講中に特定の条件を満たすことで、月額10万円の給付金を受け取り続けられる制度となっており、ニートにとって負担が大きくなる生活費を賄うことが可能です。申し込みや手続きはハローワークのみが窓口となっており、職業訓練のコース選びから就職先の紹介まで一環したサポートを受けられます。
雇用保険の手続き
ハローワークは就職だけでなく、雇用保険に関する手続きの窓口でもあります。失業保険の申請や受給資格の確認、再就職手当等幅広い手続きが可能であり、ニートから正社員を目指す時はもちろん、正社員からニートになった時でも役立ちます。
特に雇用保険は様々な種類が存在していますので、ニート期間中にどのような支援が受けられるか明確になり、安心して就職活動を進められるようになります。ブランクが長く働くことに不安を感じている人にとっては、経済的な面でもハローワークが役立つでしょう。
応募書類の書き方・添削
就職経験が少ないニートにとって、履歴書や職務経歴書の準備は就職活動を進めていく上で大きなハードルとなり得ます。ハローワークでは、応募書類の作成サポートや添削の指導を行っていますので、書類選考の通過率を高めるための具体的なアドバイスが受けられます。
形式的な文法の誤りの指摘だけでなく、自己PRや志望動機の内容をハローワークの職員と一緒に考えられるため、自信を持って応募できるようになるだけでなく、理想の職場から内定をもらいやすくなるといったメリットがあります。
面接対策
面接に不安を感じる人であれば、ハローワークの面接対策の活用がおすすめです。特にニートの場合はこれまでの面接経験が少なく、面接官からの質問にどのように回答すれば良いか迷うことが多いため、実践的な練習を積むことが就職を目指す上で重要です。
ハローワークの面接対策では、職員が面接官役を務め、模擬面接のように具体的な質問をしていく中で改善点や好印象を与えるためのアドバイスが受けられます。
また、応募企業ごとの傾向を踏まえた面接対策も可能ですので、本番の面接で焦りにくくなるとともに、自分の魅力を最大限に伝えられるようになるでしょう。
就活に悩んだら“就職カレッジ®”という選択肢も。
● 年間1000人以上のフリーターやニートの方が正社員に※
● 入社後のサポートも充実で安心
● ずーっと無料
▶ 詳しくは「就職カレッジ」で検索※2023年2月~2024年1月「就職カレッジ」参加者からの正社員未経験者就職決定人数
ニートが知っておきたいハローワークの特徴
ハローワークの特徴は、中小企業の求人が多い点です。大手企業よりも中小企業の求人が中心となるため、企業規模にこだわらず幅広く仕事を探したい方に向いています。
また、ハローワークは地域密着型の求人が多いのもハローワークならではの特徴です。通勤時間を短くしたい方や地元で腰を据えて働きたい方には利用しやすいサービスでしょう。
さらに、ハローワークにはニートの方が利用しやすい若年層向けの「わかものハローワーク」や「新卒応援ハローワーク」といった専門窓口が用意されています。
各窓口の詳しいサービス内容や一般窓口との違いを詳しく知りたい方は、このまま読み進めてみてください。
特徴1:中小企業の紹介が多い
ハローワークに寄せられる求人情報の約96%が中小企業のものです。
中小企業であるかどうかは「資本金・出資額」と「従業員数」によって区分されますが、業種によって基準が異なります。
具体的な基準について、以下の表にまとめました。
| 業種 | 中小企業の定義 |
|---|---|
| 製造業 その他 | 資本金または出資の総額:3億円以下 常時使用する従業員数:300人以下 |
| 卸売業 | 資本金または出資の総額:1億円以下 常時使用する従業員数:100人以下 |
| 小売業 | 資本金または出資の総額:5000万円以下 常時使用する従業員数:50人以下 |
| サービス業 | 資本金または出資の総額:5000万円以下 常時使用する従業員数:50人以下 |
ただし、上記は「中小企業基本法」で言われている定義であり、他の法律では違う定義をする場合もあることは認識しておいてください。
ハローワークに多くの中小企業から求人情報が寄せられる理由のひとつは、「無料で求人を掲載できるため、採用のための資金に余裕がない企業にとってメリットがある」からです。
民間の求人サイトや就職エージェントを利用すると、掲載料や仲介手数料が発生します。
そんな中、ハローワークは完全無料で求人情報を周知できるため、中小企業にとって大きな魅力となっているのです。
特徴2:地域の求人が多い
ハローワークには管轄するエリアの求人情報が多いことも特徴です。
地方では民間の就職支援サービスの拠点が展開していない場合もあります。そういった地域において、中小企業の採用活動を活性化するのがハローワークの大きな役割といえるでしょう。
近年は「Uターン」「Jターン」「Iターン」での就職も増加傾向にあり、ハローワークは地域雇用を活性化させる役割も担っています。
Uターン・Jターン・Iターンについて、それぞれの区分けは以下の通りです。
- Uターン:地方で育ち都心で働いた人が、再び故郷で働くこと
- Jターン:地方で育ち都心で働いた人が、故郷に近い地方都市で働くこと
- Iターン:都心部から地方に移住して働くこと
都会での生活が合わない人や地方暮らしに魅力を感じる人、子育てしやすい環境を求める家族、親の介護のために実家に戻る人など、さまざまな理由で地方に移住する人が以前よりも増えています。
そうした人々の就職に関する支援に関しても、ハローワークは貢献しています。
特徴3:ニーズに応じた専用窓口がある
ハローワークには、ニートの方のニーズに応じた専用窓口が用意されています。「わかものハローワーク」や「新卒応援ハローワーク」など、年齢や状況に合わせたきめ細かいサポートを受けられるのが魅力です。
実際に、一般のハローワークと専用窓口では、受けられるサービス内容や対応の手厚さが異なります。具体的にどのような違いがあるのか、次の内容で詳しく解説していますので参考にしてください。
参考:厚生労働省「求人多数、未経験の転職もサポート!仕事を探す人のハローワーク」
ニート向け専用窓口:わかものハローワーク
わかものハローワークは、正社員就職を目指す若者を集中的に支援する専門窓口です。対象者はおおむね35歳未満の若年者で、ニートの方も利用できます。
主なサービス内容は以下のとおりです。
| サービス内容 | 詳細 |
| 担当者制の個別支援 | 担当者が就職まで継続してサポート |
| 応募書類の作成支援 | 履歴書・職務経歴書の書き方指導や添削 |
| 面接対策 | 模擬面接の実施とアドバイス |
| セミナー・講習 | 就職活動の進め方やビジネスマナーの講座 |
一般窓口では相談のたびに担当者が変わる場合もありますが、わかものハローワークでは同じ担当者が継続的に関わるため、信頼関係を築きながら就職活動を進められます。
参考:厚生労働省「わかものハローワーク」
参考:厚生労働省「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー一覧」
ニート向け専用窓口:新卒応援ハローワーク
新卒応援ハローワークは、新卒者や既卒者の就職活動を専門的に支援する窓口です。対象者は、大学院・大学・短大・高専・専修学校を卒業予定者、および卒業後おおむね3年以内の方です。
新卒応援ハローワークの主なサービス内容は以下の表を参考にしてください。
| サービス内容 | 詳細 |
| 担当者制の個別支援 | 担当者が就職まで継続サポート |
| 応募書類の作成支援 | エントリーシートや履歴書の書き方を指導 |
| 面接対策 | 模擬面接の実施 |
| 各種セミナー | 就活の進め方やビジネスマナー講座 |
一般のハローワークやわかものハローワークとの違いは、新卒者・既卒者に特化している点です。
参考:厚生労働省「新卒応援ハローワーク」
ニートがハローワークを怖いと感じる理由と実情
ニートの中には、ハローワークを「怖い」と感じている人がいます。そう感じてしまう理由は、大きく以下の6つだと考えられます。
- 説教されると思ってしまう
- 応募できる求人があるか分からない
- 利用方法が分からない
- 面接に自信がない
- ブラック企業を紹介されないか不安
- ニートとバレると見下されるかもしれない
以下でそれぞれの理由について解説し、これらの不安にどう対処したらいいのかについてお伝えします。
理由1:説教されると思ってしまう
ニートの方がハローワークで説教されると思ってしまう理由は、主に次のとおりです。
- 長期間の空白期間があることに強い引け目を感じている
- 職員から厳しい言葉をかけられるイメージを持っている
- 過去に周囲から否定的な言葉を言われた経験がある
自分の状況を理解してもらえず、批判されるのではないかという恐怖心が、ハローワークへ行く一歩を踏み出せない原因です。特に、自己肯定感が低くなっている状態では、些細な質問でも説教のように感じてしまう人もいるでしょう。
実情:ハローワークで説教される可能性は少ない
ハローワークは仕事探しを支援する場所のため、頭ごなしに怒られることは少ないでしょう。ただ「どうして今まで働かなかったのか」と聞かれると、説教されているように感じたり、担当者の話し方が厳しく聞こえたりする場合もあります。
空白期間について聞かれるのは説教のためではありません。働く覚悟ができているかを確認したり、今後の仕事紹介に役立つ情報を得たりするために質問している場合がほとんどです。
働くことに前向きな姿勢を示せば、職員も気持ちに寄り添ってサポートしてくれる場合もあります。
理由2:応募できる求人があるか分からない
ブランク期間が長いほど「自分を採用してくれる企業があるのか」といった不安が大きくなるはずです。そもそも応募できる求人があるかも分からず、ハローワークに行っても求人が見つからないのではないかと心配になるのも無理はありません。
求人の募集要件を見ても「実務経験〇年以上」「即戦力歓迎」などの条件が並ぶと、自分が働けるイメージが湧きづらいでしょう。就職したい気持ちはあっても「自分の経歴で本当に採用されるのか」と不安が強くなり、ハローワークへ行く勇気が出ないのです。
実情:経験不問で応募できる求人は多数ある
ハローワークには経験不問の求人が約36万件あり、実務経験がない方でも応募できる求人は豊富に用意されています。(2026年1月時点)
またハローワークは、若者向けや子育て中の方向けの窓口もあるため、幅広い層が応募できる求人を扱っているのが特徴です。募集要件を満たしている求人に応募し続ければ、就職できるチャンスは十分にあります。
ハローワークの職員に相談しながら自分に合った求人を探せば、働ける場所は見つかるでしょう。
理由3:利用方法が分からない
ハローワークを利用したことがないと、「サービスの使い方がよく分からなくて怖い」と感じる人もいます。誰もが初めてのことは不安に感じるものでしょう。
ハローワークにはさまざまなサービスがあり、目的に応じて活用方法も異なるため、余計に「どうしていいか分からない」と感じやすいのかもしれません。
実情:利用方法が分からない時は職員が教えてくれる
サービスの使い方が分からないのであれば、気軽にハローワークの職員に相談してみましょう。
- 利用登録をしたい
- 求人を探したい
- 職員に相談したい
- 職業訓練を受けたい
- 雇用保険の手続きをしたい
- 応募したい求人がある
これらの目的を伝えたり、そもそも自分に必要なサービスが分からなければそれも含めて尋ねてみましょう。
利用者にとってメリットがあるサービスばかりなので、知らずに見逃すのはもったいないですよ!
理由4:面接に自信がない
面接に自信が持てないと、就職活動そのものに不安を感じやすくなります。「うまく話せなかったらどうしよう」「何を聞かれるか分からなくて怖い」といった不安が強くなり、ハローワークへ行くことさえ抵抗を感じてしまう人も少なくありません。
実際に、ニートの方を対象とした調査では「面接で質問に答える」ことに苦手意識をもつ方が64.8%もいました。つまり、面接に自信がないのはあなただけではありません。多くの方が同じ不安を抱えているため、一人で悩む必要はないのです。
参考:労働政策研究・研修機構「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究 報告書」
実情:自信がなくても練習できる場が用意されている
一人で面接の準備をして「大丈夫かな?」と心配になるよりも、事前にアドバイスをもらえた方が自信を持って面接に臨めます。ハローワークに登録していれば面接練習を受けられるため、本番前に不安を解消できるでしょう。
また、面接は回数を重ねることで少しずつ慣れていくものです。面接に自信がなく、就職活動そのものがおっくうになっている方は、実践練習の機会を増やす目的で、まずはハローワークに登録してみるのも一つの方法です。
理由5:ブラック企業を紹介されないか不安
「ハローワークからブラック企業を紹介されないか不安」という人もいます。
たしかに、そう感じるのも無理はありません。なぜなら以下にような理由があるからです。
- ハローワークは取り扱い求人数が多い
- 企業が無料で求人を出せる
- 企業に対して厳しい審査をしていない
まず、ハローワークは民間の就職エージェントに比べて、取り扱い求人数が圧倒的に多いことが特徴です。
例えば、人材業界最大手の1社である「株式会社リクルート」の取り扱い求人数は約50万件です。
一方、ハローワークの取り扱い求人数は790万件もあります。
これだけ多くの求人を抱えていると、求人の質に差が出るのは致し方ないでしょう。
また、ハローワークは公的機関であることも特徴です。利用する個人はもちろん、求人企業に対しても公平性を担保しなければなりません。
求人の掲載に際して厳しい審査もないので、民間の就職エージェントに比べれば「ブラック企業」が紛れてしまうおそれはあります。
実情:ブラック企業を見極められると対策できる
あなた自身がブラック企業を見極めることができれば、この不安は解消できます。
数多くの求人情報を見比べて判断力を磨いたり、ハローワークとあわせて就職エージェントの相談サービスも活用することで「ブラック企業に就職しないための注意点」が分かります。
もう1点理解しておきたいのは、「人によってブラック企業の定義が異なる場合がある」ということです。
例えば、長時間労働をブラックと思う人もいれば、キャリアアップできるスキルが身につかない企業をブラックだと感じる人もいます。
人によって許容できるポイントや範囲が異なるため、他の人はブラックと感じても、あなたはブラックと感じないこともあるのです。
一般的な意味でのブラック企業を避ける工夫も大切ですが、同時に「あなたにとってのブラック企業とはどんなところか」も考えてみてください。
求人選びの一助になるはずです。
理由6:ニートとバレると見下されるかもしれない
意を決してハローワークへ行こうとしても、ニートだとバレると周りから拒絶されるのではないか、見下されるのではないかと不安を感じる方もいるでしょう。「長期間働いていない自分は、他の求職者とは違う」という引け目を感じてしまうためです。
また、職員だけでなく、周りで話を進めている人に対しても警戒心を抱いてしまいやすい傾向にあります。「自分の経歴を話したら変な目で見られるかもしれない」という恐怖心から、自分のことを話すのが怖いと感じやすくなるでしょう。
実情:ハローワークは誰かを評価する場所ではない
ハローワークに来ている周りの人は「早く手続きを終えたい」「自分は仕事を紹介してもらえるか」などと考えています。職員も「手続きにミスがないか」「求職者の希望に沿った対応ができているか」といったことに集中しています。
このように、ハローワークは他人を評価したり、じろじろ見たりする場所ではありません。むしろ、周りの人も「自分はどう思われるのか」と同じように不安を感じている場合もあります。
ニートでハローワークがおすすめできる人の特徴
ハローワークでは、様々な就職支援を受けられるだけでなく、他の就活方法とは異なる特徴やメリットが存在します。
特に以下のような特徴に当てはまるニートには、ハローワークの利用がおすすめできます。
- とりあえず就活を始めてみたい人
- 地元密着の企業で働きたい人
- たくさんの求人から比較したい人
これらの特徴に1つでも当てはまるニートの場合は、ハローワークの利用を検討してみると良いでしょう。
それぞれの特徴について詳しく解説します。
とりあえず就活を始めてみたい人
ハローワークは就職をしたいと考えている人の支援を中心に行っている施設のため、就活の方法が分からない人であっても、足を運ぶだけで就活が進められるといった特徴があります。
したがって、とりあえず正社員を目指してみたいものの、何からすればいいか分からないなどと考えているような人におすすめできます。
実際に現在はニートとして生活をしているものの、とりあえず就活を始めるためにハローワークに行くという人は少なくありません。
ハローワーク側も、就活が初めてという人を中心に就職支援を実施していることから、一つ一つ丁寧に就活のやり方を教えてもらうことができます。
地元密着の企業で働きたい人
ハローワークには、大企業から中小企業まで様々な規模の会社の求人が掲載されていますが、傾向としては地元に根ざした企業の求人が多いことから、地元密着の企業で働きたい人におすすめできます。
例えば、地域に根ざして数十年経営しているような地元密着型の企業や、就職後に転勤がないような企業の求人が多く見つけられるため、好きなエリアで働き続けられるといった希望を叶えやすいのが特徴です。
特に今住んでいるエリアで職場を探しているようなケースだと、求人検索から面接の実施までも早くなりやすいため、就活をスピーディーに進めることもできるでしょう。
たくさんの求人から比較したい人
通常、企業が民間の求人サイトに求人を掲載しようとする際はお金がかかります。
求人サイトにもよりますが、数十万円から数百万円ものコストがかかってくるため、求人を掲載したくても掲載できないような企業が少なからず存在します。
一方、ハローワークに求人掲載をするためには、基本的に企業はお金をかける必要がありません。したがって、民間の求人サイトに比べると求人の掲載数が多くなりやすいといった特徴があります。
このことから、たくさんの求人の中から応募先を比較検討したいと考えているニートにハローワークの利用がおすすめできると言えます。
ニートがハローワークを利用する流れ
ニートがハローワークを利用する流れは、直接行って利用する方法とオンラインで利用する方法の2つです。直接行く場合は、求職申込の手続きを行い、職業相談を受けてから求人を探して応募します。
オンラインで利用する場合は、自宅から求職者マイページを作成し、求人を探して応募します。外出せずに自分のペースで就職活動を進められるため、ハローワークに行くのが不安な方も利用しやすいでしょう。
ただし、オンライン応募はハローワークからの職業紹介とならないため、雇用保険の再就職手当等は対象外です。利用方法の詳しい手順が知りたい方は、ぜひ次の内容を参考にしてみてください。
1.ハローワークに直接行って利用する場合の流れ
ハローワークに直接行って利用する場合は、まず申し込み手続きを行います。最初に、ハローワーク内の端末で求職者情報を入力し、ハローワークカードの発行が必要です。
手続きが終わったら、希望者は仕事について職員に相談できます。就職活動のアドバイスをもらえるため、一人で悩むよりも効率的に進められるでしょう。
その後、求人を探して応募します。ハローワーク内のパソコンから求人を探し、求人票を印刷して窓口へ持っていくか、求職者マイページから求人を探して応募する方法があります。各ステップの詳しい内容が知りたい方は、次の内容を参考にしてください。
直接行って利用する流れ1:申し込み手続きを行う
【1文目と2文目の間】
求職申込だけであれば、必ず持参しなければならない書類はありません。ただし、筆記用具や履歴書、職務経歴書があるとスムーズに対応してもらいやすいでしょう。手続きは、ハローワーク内の端末で求職者情報を入力して行います。
入力が完了するとハローワークカードが発行され、次回からハローワークを利用する際には、そのカードを提示します。
【見出しの一番最後】
パソコン入力が難しい場合は、求職申込書を記入して窓口に提出する方法もあります。不安な方は、窓口で相談できるので安心でしょう。
参考:厚生労働省「求職申込書 【表面】」
直接行って利用する流れ2:仕事について相談する
申し込み手続きを行った後は、職業相談ができます。職業相談では、就職・転職活動の悩みを相談できるだけでなく、仕事探しについてもアドバイスをもらえます。
「どんな仕事が自分に向いているか分からない」「ブランク期間があるけれど就職できるか」といった悩みに対して、職員が具体的なアドバイスをくれるでしょう。一人で悩むよりも、専門知識を持った職員に相談することで効率的に就職活動を進められます。
直接行って利用する流れ3:求人を探して応募する
求人を探す方法は2つあります。1つ目は、ハローワーク内のパソコンから求人を探す方法です。応募したい求人が見つかったら求人票を印刷し、窓口へ持っていきます。
2つ目は、求職者マイページから求人を探す方法です。求職者マイページとは、自宅から求人検索や応募状況の確認ができるオンラインサービスで、外出せずに自分のペースで求人を探せるメリットがあります。利用するためには、事前にハローワーク窓口での登録が必要です。
オンラインで自主応募を進められる求人もありますが、ハローワークからの職業紹介とはなりません。雇用保険の再就職手当等は対象外であることを覚えておきましょう。
参考:厚生労働省「求職者マイページでできること(仕事をお探しの方へ)」
2.オンラインで利用する場合の流れ
オンラインで利用する場合は、まず求職者マイページを作成する必要があります。求職者マイページは、自宅のパソコンやスマートフォンから登録可能です。マイページを開設したら、求人に応募できます。
求人検索や応募中の求人の確認、選考が終わった求人の管理もマイページ上で行えるため、自分のペースで就職活動を進められるでしょう。
ただし、求人紹介や職業相談をしたい場合は、ハローワークへの来所が必要です。各ステップの詳しい内容が知りたい方は、このまま読み進めてみてください。
オンラインで利用する流れ1:求職者マイページを作る
自宅のパソコンやスマートフォンから求職者マイページに登録できます。すでにハローワークで求職登録をしている方は、最寄りのハローワークに連絡が必要です。
また、中学生・高校生(※)は、求職者マイページを利用できません。
求職者マイページを開設する流れは次のとおりです。
- アカウント登録ページにアクセスし仮登録する
- 届いたメールから本登録用のURLにアクセスする
- 基本情報・希望条件を入力して登録完了
画面の案内に従って進めるだけなので、初めての方でも迷わず登録できるでしょう。
※ 高校生:夜間・定時制および通信制の生徒が通学しながら就職活動をする場合などを除く
オンラインで利用する流れ2:求人を探して応募する
求職者マイページでは求人を検索したり応募したりできるだけでなく、応募中の求人や選考が終わった求人の確認も可能です。
オンラインで応募する際は「自主応募」のボタンを押して手続きを進める必要があります。ただし、これはハローワークを経由せずに選考を進める方法です。自分のペースで応募できる反面、ハローワークからの職業紹介とはならないため、雇用保険の再就職手当等の対象外となります。
ハローワークから直接求人を紹介してもらったり職業相談を受けたりしたい場合は、ハローワークへの来所が必要です。
ニートがハローワークに行く時の服装や持ち物
ニートがハローワークに行く時の服装は、清潔感のある服装であれば問題ありません。スーツを着る必要はなく、シャツやブラウスにパンツやスカートといったオフィスカジュアルな服装で十分です。
持ち物は、基本的に筆記用具とメモ帳があれば大丈夫です。ただし、失業保険の手続きや職業訓練の申し込みでハローワークに行く場合は、必要な書類が異なります。
失業保険の手続きでは雇用保険被保険者離職票や個人番号確認書類などが必要です。目的に応じて必要な持ち物を確認したい方は、以下で解説していますので確認してみてください。
ニートがハローワークに行く時の服装
ハローワークに行く時は、職業相談をする時であっても求人を検索する時であっても、私服で問題ありません。就活だからといって常にスーツでハローワークに行く必要はありませんので、認識しておきましょう。
ただし、最低限のマナーを意識することは重要です。
例えば、露出が激しい服装や派手な色味の格好を控えることや、髪型やヒゲを整えるといった意識は持っておきましょう。
あまりにもマナーからずれた服装をしてしまうと、就活への本気度が職員に伝わらずに適切なサポートを受けられない可能性があります。
もしハローワークで模擬面接や身だしなみに対するアドバイスを受けたい時は、面接の時を想定してスーツを着ることをおすすめします。
いずれにせよ、就活を進める上ではスーツが必須になるケースが多いため、あらかじめ準備しておくと良いでしょう。
ニートがハローワークに行く時の持ち物
ニートがハローワークに就活目的で行く際には特別な持ち物はありません。筆記用具や身分証明書があれば、ハローワークのサービスを問題なく受けられます。
ただし、初めてハローワークに行くと受け取ることができるハローワークカードは、2回目以降のハローワーク利用時に必要な持ち物となりますので、財布などに入れて持っていくことを忘れずに注意してください。
また、失業保険や職業訓練の申し込みなど、就職活動とは違う目的でハローワークに行く際は、それぞれ必須となる持ち物が変わってきます。
就活以外の目的でハローワークに行く際は、あらかじめどんな持ち物を持っていく必要があるのか職員に確認しておくことが大切です。
失業保険の手続きでハローワークに行く時の持ち物
失業保険の受給資格の決定手続きには、以下の書類が必要です。
- 雇用保険被保険者離職票(1、2)
- 個人番号確認書類(マイナンバーカード、通知カード、個人番号の記載がある住民票のいずれか1種類)
- 身元(実在)確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、官公署が発行した身分証明書・資格証明書など、いずれか1種類)
- 写真2枚(最近の写真、正面上三分身、縦3.0cm×横2.4cm)
- 本人名義の預金通帳またはキャッシュカード
個人番号確認書類と身元確認書類は、マイナンバーカード1枚で両方を兼ねられます。写真は本手続きおよび今後の支給申請ごとに個人番号カード(マイナンバーカード)を提示すれば省略可能です。
参考:ハローワークインターネットサービス「雇用保険の具体的な手続き」
職業訓練の申し込みでハローワークに行く時の持ち物
職業訓練はハローワークの職員と相談のもと、受けるかどうかを決めるのが一般的です。申し込みの意思を伝えると、必要な持ち物を教えてもらえます。
どの職業訓練を申し込むかによって必要書類は変わりますが、一例として以下にまとめました。
- 受講申込・事前審査書
- マイナンバー確認書類(マイナンバーカードなど)
- 身元確認書類(運転免許証など)
- 住民票の写し(世帯全員の記載があるもの)
- 収入を証明する書類(賃金明細書など)
- 預貯金通帳または残高証明
職業訓練受講給付金を受給する場合は、上記以外にも追加書類が必要になる場合があります。詳しくはハローワークに確認しましょう。
参考:厚生労働省「求職者支援制度・訓練受講のしおり」
ニートがハローワークに行く時の姿勢・スタンス
ニートがハローワークに行く際の姿勢やスタンスとしては、自分に合った求人や職場を見つけたいという気持ちがあれば問題ありません。
就活のことが分からなかったとしても、職員がイチから丁寧にレクチャーをしてくれることがほとんどのため、真剣に仕事を探しているといった姿勢が伝わるようなコミュニケーションを取りましょう。
また、求人を検索する際は、出来る限りフラットの目線を持っていくことも大切です。
会社や職業に対してネットで知ったような偏見を持った状態でいると、うまく求人が探せなかったり、就活を進めるスピードが遅くなってしまうことが考えられます。
自分の希望する求人の特徴をあらかじめ定めた上で、幅広く求人を検索するよう努めてみてください。
ハローワークでニートが伝えるべきこと
ハローワークを効果的に活用するためには、自分の状況を正しく伝えることが重要です。まずはニートになった背景や現在の生活状況を率直に説明することで、ハローワークの職員が適切な求人を紹介しやすくなります。
加えて、就職先に求める希望条件や自分の長所や短所をあらかじめ整理しておくことで、効果的なサポートを受けられるようになるでしょう。合わせて、就職活動に対してどんな不安があるかやサポートを受けたい種類を事前に伝えることで、より具体的なアドバイスに繋がります。
ここからは、ハローワークの職員にニートが伝えるべきことを5つの観点から詳しく深掘りしていきます。
1. ニートになった背景と現状
相談する際は、ニートになった理由や現在の生活状況を正直に伝えることが重要です。例えば、「体調不良や家庭の事情で就職が難しかったのか」「働く自信を失っていったのか」など、ニートの背景を話すことで相談員が適切な支援をしやすくなります。
ハローワークでの相談は就職に直結するわけではないため無理に隠す必要はなく、率直に話した方が今の自分に合った就職活動の進め方が見つかりやすくなることを意識しておきましょう。
2. 就職先に求める希望条件
ニートであっても、自分が働く上で重視したい条件を整理してしっかりと伝えることが重要です。勤務時間や休日、給与、勤務地など優先順位を明確にして相談すれば、担当者も求人を紹介しやすくなります。
ニートからの就職においては、まず働くことを優先するために「どんな求人でも良い」と伝える人が少なくありませんが、働く条件を全て妥協してしまうと、就職後に長続きしなかったり強いストレスを感じるリスクが高まります。
自分にとって最低限譲れない条件をはっきりと示すことで、結果的に自分らしく働ける職場と出会いやすくなるため、希望を率直に伝える意識を持ちましょう。
3. 自分の長所や短所
ニートの期間が長いと客観的な評価を受ける機会が少なくなり、自己理解が不十分になりがちになります。ハローワークでの相談時に自分の長所や短所を具体的に伝えることで、適性に合った求人を紹介してもらいやすくなります。
例えば、「集中力は高いものの人前で話すことが苦手」といったシンプルな情報であっても、十分に職種選びの参考となります。加えて、自己PRの作成や面接対策にも活かせるため、ハローワークで相談する前には自己分析に取り組んでおくと良いでしょう。
4. 就職活動に対する不安
ハローワークの面談は会社からの評価に関係はありませんので、就職活動に不安を感じていることを素直に伝えることも大切です。
「面接が怖い」「空白期間の説明方法が分からない」といった悩みは、多くのニートが抱える課題であり、担当者に伝えることで不安を和らげるための具体的な方法やアドバイスを受けられます。
場合によっては、模擬面接やグループワークを通じて実践的に不安を解消できる機会を与えてくれることもあるため、安心して就職活動を進めたい場合は、自分の心の中をさらけ出す意識を持っておくことをおすすめします。
5. 興味のあるサポート
ハローワークには求人の紹介を受ける以外にも、セミナーや職業訓練、面接対策を始め幅広いサポートが用意されています。その中で自分が興味を持っているサポートを伝えることで、適切な支援を受けやすくなります。
何も分からない中で漠然と就職に関する相談をするよりも、自分の興味のあることをはっきりと伝えることで、より自分に合ったサポートに繋がるだけでなく、効率的な就職が実現できるようになります。
ハローワークを利用した方の成功事例・失敗談
ハローワークを利用した成功事例には、自己理解や選考対策を行って内定を獲得したケースがあります。ハローワークの職業相談や面接対策を通じて自分の強みを整理し、それを企業にしっかり伝えられるようになったことで内定につながりました。
他にも、3年間のブランクがあっても内定を獲得した事例や、実務経験がなくても内定を獲得した事例もあります。一方で、失敗談には担当者によって対応に差が生まれやすい点が挙げられます。
利用者の体験談を知りたい方は、次の内容で具体的な事例をお伝えしますので参考にしてください。
成功事例1:自己理解や選考対策を行い内定を獲得
大学4年生の女性が、40社以上にエントリーするも一次面接を通過できず、新卒応援ハローワークに相談したケースです。
【抱えていた課題】
- 自分の強みや職業適性の理解が不十分
- 大手企業ばかりに目が向き、やりたい仕事が不明確
- 不採用続きで焦りや精神面の不安があった
【ハローワークで受けた支援内容】
- 職業興味検査・適性検査で自己理解を深めた
- 履歴書・エントリーシート作成指導でアピールポイントを明確にした
- 模擬面接に複数回参加した
【結果】
もともと興味があった印刷・出版関係の企業を中心に応募し、約4か月の支援期間を経て物流企業の総務事務で正社員内定を獲得されました(月収20万円)。入社後は「仕事が楽しい」と前向きに働いているそうです。
参考:厚生労働省「公共職業安定所(ハローワーク) の主な取組と実績」
成功事例2:3年間のブランクがあっても内定を獲得
大学卒業後3年間のブランクがある25歳女性が、わかものハローワークで支援を受けて就職したケースです。当時は祖父母の生活サポートや家事を行いつつ、単発のアルバイトをされていらっしゃいました。
【抱えていた課題】
- 大学卒業後3年間のブランクがあった
- 職種が定まらず、漠然と土日休みの事務職を希望
- 自己分析ができていなかった
【ハローワークで受けた支援内容】
- ブランクへの引け目や不安を仲間と共有するためグループワークに参加した
- 自己分析のサポートを受けた
【結果】
自己分析後は、土日休みの仕事にこだわらなくなり、箸専門店に正社員として就職されたそうです。
参考:厚生労働省「公共職業安定所」(ハローワーク) の主な取組と実績」
成功事例3:実務経験がなくても内定を獲得
専門学校卒業後、約13年間自主制作活動を続けながら飲食店でアルバイトをしていた32歳男性が、わかものハローワークで支援を受けて就職したケースです。
【抱えていた課題】
- 映像関係の就労経験がなかった
- 脚本から編集まで1人でこなせるスキルはあるが、求人情報が少なかった
【ハローワークで受けた支援内容】
- 自主制作で培ったスキルを応募書類で効果的にアピールする方法を学んだ
- 面接での質疑応答対策を受け、受け答えに自信をもてるようになった
【結果】
男性は約6か月の支援期間を経て、映像(企業用教育ビデオ)制作会社に正社員として就職しました。実務経験がなくても、自主制作で培ったスキルが評価されたようです。
参考:厚生労働省「公共職業安定所(ハローワーク) の主な取組と実績」
失敗談:人によって対応に差が生まれやすい
ハローワークの口コミでは、担当者によって対応に差が生まれやすい点が指摘されています。ハローワークの口コミをいくつかピックアップしましたので、参考にしてください。
親切、丁寧な人とそうでない人の差が激しい引用:Googleマップ
職歴書の添削をしてもらったが、翌週別の人が対応したら全否定された。本当に支援する気があるのかと思った引用:Googleマップ
電話の引き継ぎがされておらず、たらい回しにされた。たらい回しされたうえかけ直ししてくれないのに10分電話代を取られた引用:Googleマップ
丁寧に対応してくれる職員もいる一方で、職員によって指示が異なったり、引き継ぎが不十分だったりするケースがあるようです。
担当者との相性が合わない場合の対処として、別の職員に相談するのも一つの方法です。指示が異なる場合は「前回〇〇と言われました」と具体的に伝えると、認識のずれを防げます。
わかものハローワークなど担当者制の窓口を利用すれば、このような問題を避けられるでしょう。
ニートがハローワークを利用するメリット
ニートにとってハローワークの最大のメリットは、誰でも無料ですぐに利用できる点です。ハローワークは全国に設置されていることもあり、足を運びやすいだけでなく、特に地元求人を探しやすいといったメリットも見られます。
加えて、就職を促されるようなプレッシャーを感じにくい環境で活動できるため、精神的に負担が少ないといったメリットも見られます。ここからはニートがハローワークを利用するメリットを3つの観点で解説していきます。
1. 誰でも無料ですぐに利用できる
ハローワークは年齢や経歴に関係なく、誰でも無料で利用できるといったメリットがあります。窓口での職業相談や応募書類の添削、面接対策などのサポートはすべて無償で受けられるため、経済的に不安を感じているニートでも安心して利用できます。
加えて、予約なしでも様々なサポートが利用できるケースが多く、「就職活動を真剣に進めていきたい」と思い立った時にすぐ行動できる利便性も大きなメリットと言えます。
2. 地元密着型の求人を見つけやすい
ハローワークは全国各地に拠点を持っており、企業は求人票を掲載するのにお金がかからないということもあって、地元密着型の求人を見つけやすいというメリットがあります。特に中小企業や地域でのビジネスに特化している会社の求人が充実しているため、地元で働きたいと考えているニートにとって就職先を見つけやすいでしょう。
また、ハローワークの求人検索システムでは希望勤務地を細かく設定できるため、希望の通勤距離や生活スタイルにマッチした仕事を探せます。都市圏はもちろん、地方での就職を目指す場合にも有効なため、今の生活スタイルを大きく変えずに安定して働きたい人に向いています。
3. 就職を促すプレッシャーが少ない
ハローワークは国が運営している期間ということもあり、一般的に民間の就職エージェントと比べて就職を急かされるプレッシャーが少ないという声も見られます。ハローワークの職員は中立的な立場でサポートをしてくれるため、自分のペースで就職活動を進められる点もメリットです。
特にニートのようにブランクが長い人や自分への自信を見失ってしまっている人にとって、過度なプレッシャーがないことが安心感に繋がります。まずは相談だけでも利用可能で、徐々に就活の幅を広げられることもあり、就職活動に慣れていない人に適していると言えます。
ニートがハローワークを利用する際のデメリット
ハローワークの利用はメリットだけでなくデメリットも存在します。例えばハローワークには非常に多くの求人件数があり応募先を見つけにくい点や、一回一回相談相手が変わることで一環したサポートを受けにくいといったデメリットが挙げられます。
また、求人票に記載されている情報量が限られているため、実際の仕事内容や働くイメージを掴みにくいようなメリットも見られ、特に初めての就職活動の場合は進めにくさを感じることがあるかもしれません。
ここからは、ニートがハローワークを利用する際にあらかじめ知っておくべきデメリットを3つ解説していきます。
1. 求人が多く応募先を見つけづらい
ハローワークは、企業が無料で求人を掲載できるということもあり、求人数が非常に多いことがかえって応募先を絞り込みにくいといったデメリットに繋がります。特にニートの場合は職歴やスキルが限定的なケースも多く、自分に合った求人を探すのに時間がかかってしまうでしょう。
また、求人票はテキストのみでまとめられていることもあり、細かな業務内容が分かりづらく、応募に踏み切れないケースも少なくありません。
したがって、ハローワークで求人を絞り込んでいく場合は、相談員にアドバイスを求めながら情報収集をしていくことがポイントです。
2. 一人の相談員に継続してサポートしてもらえない
ハローワークでは窓口に行くたびに担当者が変わることが一般的であり、一人の担当者に長期的にサポートしてもらえないといったデメリットがあります。継続的なサポートが受けられないと自分の状況や希望を毎回説明し直さなければならず、ストレスを感じることもあるでしょう。
特にニートのように就職経験が少ない人にとっては、一環したサポートが受けられないことで不安を感じることもあります。一人の相談員に継続してサポートをしてもらいたい場合は、ハローワークではなく、民間の就職エージェントを活用することをおすすめします。
3. 求人票の情報が薄め
ハローワークの求人票は、仕事内容や職場環境に関する情報がシンプルにまとめられているため、内容が薄いと感じることがあります。もちろん給与や休日といった基本的な条件は確認できるものの、職場の雰囲気や環境などが分かりづらく、応募を躊躇しやすいデメリットに繋がります。
求人票の情報が薄いことで、入社後に「思っていた仕事と違う」とミスマッチを感じるリスクがあります。
したがって、ハローワークで応募する際は、企業の採用ページや口コミサイトで情報収集を行うとともに、面接で具体的に質問をしていくなど余計に手間がかかるようなこともあります。
ニートがハローワークを活用するコツ
ニートがハローワークを活用する上では、以下のコツを意識することが大切です。
- 求人の条件をはっきりさせる
- 自己分析に活かす
- 窓口で職業相談をする
- ネットサービスも活用する
- 気になる求人には積極的に応募する
それぞれのことについて詳しく解説します。
1. 求人の条件をはっきりさせる
ニートがハローワークを活用して就活をうまく進めるためには、求人に求める条件をはっきりさせておくことがコツとなってきます。
ハローワークには数多くの求人が掲載されているため、希望条件がはっきりしていないと、いつまでたっても求人を検索することに繋がってしまいます。
どんな仕事をしたいのかがイメージできなかったとしても、働く場所や勤務形態、希望する給与等の条件は最低でもはっきりさせておいた方が、職員に相談をする上でも重要となってきます。
最初のうちは希望条件が複数あっても問題ありませんので、自分がどんな求人を中心に探していきたいと考えているのか、あらかじめはっきりさせておくようにしましょう。
2. 自己分析に活かす
後悔をしない就活を実現するためには、自己分析をすることが非常に大切です。
自己分析とは、今までの経験を棚卸しし、強みと弱みを理解することで、自分に向いてる仕事の特徴を特定するのに役立つ分析のことを言います。
自己分析の方法が分からないというニートの人は、まずはハローワークを使って自己分析を進めるといった意識を持っておくと良いでしょう。
特にニートの場合は、日常的に人とコミュニケーションを取る機会が少ないため、他人の目線で自分の強みと弱みをアドバイスしてもらえる機会が少ないといった特徴があります。
ハローワークの職員と会話し、自己分析を深めるといった意識を持っておくことで、後々の就活を円滑に進められるようになるでしょう。
3. 窓口で職業相談をする
初めて就活に取り組むようなニートの場合、どんな仕事があるのかすら分からないケースもあります。特に就活に自信がないような人の場合は、窓口で職業相談をすることがコツとなってきます。
職業相談をすることで、自分が就職先に求めている条件を明らかにできるだけでなく、気になる職業の種類に当たりをつけることができるようになるため、就活をうまく進めやすくなるでしょう。
4. ネットサービスも活用する
ハローワークの求職申し込みをすることで、ハローワークだけでなく、自宅のパソコンやスマホから求人を検索できるようになります。
ネットサービスを活用することにより、自宅にいながらして就活を進められるようになるため、正社員になるまでの時間を短縮することが可能です。
家から出ることに体力を使ってしまうような実感のあるニートの場合は、ハローワークのネットサービスも活用しながら就活を進めるようにしてみてください。
5. 気になる求人には積極的に応募する
ハローワークにはたくさんの求人が掲載されているものの、それぞれ予定している採用人数が達成されてしまえば、求人募集がストップしてしまいます。
就職できるチャンスを出来る限り広げるためにも、気になる求人を見つけたら積極的に応募していくように意識しておきましょう。
ハローワーク以外の仕事の探し方
ハローワーク以外で仕事を探すには、就職サイトと就職エージェントを活用する方法があります。
特に、就職についてアドバイスをくれるハローワークと就職エージェントの違いを以下の表にまとめました。
ぜひ、参考にしてください。
| サービス | ハローワーク | 転職エージェント |
|---|---|---|
| 担当者制 | △(一部のみ) | 〇 |
| 企業との条件交渉 | X | 〇 |
| 非公開求人の紹介 | X | 〇 |
| 応募書類の添削 | 〇 | 〇 |
| 面接対策 | 〇 | 〇 |
企業との条件交渉や非公開求人の紹介を求めるなら、ハローワークよりも就職エージェントの方がおすすめです。きめ細かいサポートを受けたい方は就職エージェント、地元企業を中心に探したい方はハローワークといった使い分けをするとよいでしょう。
就職サイトの利用
ニートが仕事を探すなら、就職サイトの活用も1つの方法です。
就職サイトとは、求職者向けに求人情報を掲載したサイトを指します。
会員登録さえすれば無料で利用でき、数多くの求人情報を閲覧可能です。
気に入った求人があればサイトから応募もできます。
ハローワークにもインターネットサービスがあり、パソコンやスマートフォンから求人探しができますが、就職サイトはサイトごとに得意分野が異なります。
幅広い求人情報を取り扱う大手のサイトから、年齢・業種・職種などに特化したものまで様々です。
対象者がサイトによって異なるので、自分の属性に適したサイト選びが重要といえるでしょう。
就職サイトの主なサービス内容は、以下のとおりです。
- 求人情報の閲覧
- 求人の申し込み
- 就職および転職活動に関するコラムの閲覧
- 就職説明会やセミナーの案内
- インターンシップ情報の閲覧
- 適性診断や自己分析ツールの利用
就職サイトは、あなたの好きなタイミングで求人情報の閲覧や応募ができます。
そのため、働きながら求人の情報収集をしたい人や、マイペースで就活を進めたい人におすすめです。
就職エージェントの利用
ニートの人が正社員就職を目指すなら、就職エージェントを上手く活用するのがおすすめです。就職エージェントとは「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就職支援のプロがマンツーマンで、求職者の就活をサポートするサービスです。
就職エージェントの利用が特におすすめなタイプは、「就職支援のプロに相談しながら就活を進めたい」と考える人です。
これまでの経歴や自己PRに自信がないニートの人は、就職エージェントに相談することで効率よく就活を進められますし、自信を持って臨めるようになるでしょう。
就職エージェントは、会社ごとにサービスの対象が変わります。
- 第二新卒向け
- 20代向け
- 営業職に強い
- 女性向け
就職エージェントを利用するときは「このサービスは自分の属性に合っているか」をよく考えて登録しましょう。
複数の就職エージェントに登録しても構いません。
気になるものがいくつかある人は一通り登録して、利用しながら比較・検討していくのがおすすめです。
エージェントによってサービス内容も異なりますが、一般的には以下のサービスが利用できます。
- 求人の紹介
- 求人の申し込み
- 応募書類の添削
- 個別面談
- 面接対策
ちなみに、私たちJAIC(ジェイック)も就職エージェントを運営しており、ニートのような社会人経験が少ない人の就職支援を得意としています。
JAICの「就職カレッジ®️」では、就活やビジネスの基本が学べる「就職支援講座」も開催しております。
さらに就職支援講座の受講者は、社会人経験が無い人であっても採用したいと考えている優良企業20社と一斉に面接ができる「集団面接会」に参加できます。
書類選考なしで、1日に複数の会社と面接ができるため、最短2週間で内定の獲得も可能なしくみです。
就職できるか不安なニートの人にも、利用しやすいサービスとなっています。就職エージェントの活用に興味のある人は、ぜひご検討ください。
初めてハローワークを使うニートによくある質問
最後に、初めてハローワークを使うニートによくある質問を2つ取り上げて解説します。
ハローワークの雰囲気は?
ハローワークはお役所のようなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実際には就職を考えている人が多く集まるため活気があるだけでなく、職業相談などで会話する人も多いことから、常に話し声を聞けるなど居心地の悪さは感じにくいと考えられます。
また、自分と同じように就職活動を進めているニートやフリーターも多く見かけることができるため、1人で就活をしているわけではないという安心感を感じやすい点も特徴です。
ハローワークの求人はブラック?
ハローワークには様々な求人が集まるため、中にはブラック企業と呼ばれるような求人もいくつか存在します。だからといって、全ての求人がブラックというわけではありませんので注意してください。
ブラック企業の求人を見極めながら就活を進めたいと考えている人は、ハローワークだけでなく、ニートの就職支援に強い就職エージェントを活用することもおすすめです。
まとめ
本記事では、以下の内容を解説しました。
- ハローワークのサービスや特徴
- ニートがハローワークを怖いと感じる理由
- ハローワークを活用した仕事の探し方
- ハローワーク以外の就職方法
ハローワークは、決して怖いところではありません。むしろ「ニートのような人が就職できるように支援するのがハローワークの役割」なので、安心して利用しましょう。
また、ハローワーク以外の就職サイトや就職エージェントを併用するのも1つの方法です。
特にニートの人が専門家のアドバイスを受けながら就職活動を進めたい場合は、就職エージェントの強みが生かせるケースです。
中でも私たちJAICは社会人 未経験者の就職支援に特化しているため、ニートの人に相性の良いサービスといえるでしょう。
お気軽にご相談ください。






当社の就職に関するコンテンツの中から、ニートの就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。





































