
大卒ニートの割合は、約1.1%です。
これは大学卒業後に就職せず、かつ就職活動も行っていない若者の数を示しており、一定数の若者が社会参加に踏み出せていない現状を表しています。
その背景には、就職活動への不安や自信のなさ、進路を決めきれないまま卒業を迎えてしまうことなど、さまざまな要因があります。
この記事では、こうした割合の実態や原因に加え、就職に向けて踏み出すための具体的な方法について解説しています。
現状を変えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- 大卒ニートになる原因には、理想と現実のギャップ、就職活動での失敗によるモチベーション低下などがある
- 大卒ニートになる人の特徴は、真面目すぎる性格、コミュニケーションに対する苦手意識など
- 大卒ニートから脱出するには、就職支援会社の利用、資格の取得などもおすすめ
- 正社員就職が厳しくなる
働いていない期間があると「即戦力」として見なされず、企業からの評価が下がってしまう - 誰かに依存しないと生活できなくなる
経済的、精神的な自立心が育たず、社会に出る準備が整わない - 社会的信用が落ちる
収入がなく、職歴が空白のままだと、経済的な信用は得るのが難しい - 生涯年収が下がる
正社員として働き続けた人と比べ、生涯年収が半分以下になる可能性がある - 肉体的・精神的な不調が悪化する
不規則な生活や運動不足、ストレスなどが原因で、心身の健康を損なってしまう

この記事の目次
大卒ニートの割合
労働政策研究・研修機構の資料によると、大卒ニートの割合(大学卒業後に無職で何もしていない割合)は1.1%です。
男女別に見ると、男性は1.5%、女性は0.8%が大卒ニートの状態にあります。
【大卒】卒業後の進路
| 職種 | 男性 | 女性 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 正社員(公務含む) | 80.7% | 82.5% | 81.7% |
| アルバイト・パート | 8.3% | 7.6% | 7.9% |
| 契約・派遣等 | 3.6% | 5.2% | 4.5% |
| 自営・家業 | 1.3% | 1.1% | 1.2% |
| 失業 | 2.4% | 1.1% | 1.7% |
| 無職で何もしていない | 1.5% | 0.8% | 1.1% |
| 無職で進学準備等 | 2.1% | 1.4% | 1.8% |
| その他・在学中 | 0.1% | 0.2% | 0.2% |
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容|付表1-1 性・学歴別離学直後の状況(詳細)p.54」
大卒者の約8割が正社員就職を果たしていることに比べると、大卒ニートはおよそ100人に1人と少数に思えるかもしれません。
とはいえ2023年度の大卒者数590,162人(※)をもとに概算すると、毎年約6,500人がニート状態になっていると考えられるため、決して小さな数字ではないことが分かるでしょう。
※出典:文部科学省「令和5年度学校基本調査|2.大学(学部)卒業者 p.6」

大卒がニートになる原因
大卒がニートになる原因は、「就職先が決まらなかった」「就職先があったが断った」「大卒後に就職したが退職した」「大学院に進学できずにニートになった」などが挙げられます。
面接が苦手、自己PRがうまくできない、理想の企業や職種にこだわりすぎてなかなか決まらないなど、就職活動で上手くいかなかった人もいるでしょう。
また、一度就職したものの退職してしまい、すぐに就職せずにニートになるパターンもあります。
- 就職先が決まらずに大卒ニート
- 就職先があったが断ってニート
- 大卒後に就職したが退職してニート
- 大学院に進学できずにニートになった
の4タイプに分けて、大卒ニートになった原因を探っていきましょう。
1. 就職先が決まらずに大卒ニートになった
このタイプは大卒ニートになってしまう原因の中でも、特に多いタイプです。
大学在学中に他の学生達と同じ時期に就活を始めたにも関わらず、内定をもらうことができない方がいます。
就職活動において、書類選考が通らなかったり、何度やっても面接が苦手で上手くいかなかったり、といったことでやる気を無くしてしまうため、内定が無い状態で卒業してしまいます。
そして、まだ時期的に余裕がある、という理由でしばらく休んでから再開しようと考えていても、過去の失敗を思い出してしまい就活を始められなくなってしまいます。
こうした状況から大卒ニートになることがあります。
気分転換をするなどして、気持ちを切り替えることでやる気やモチベーションを維持することが大切です。
2. 就職先があったが断ってニートになった
大学在学中に数社の会社から内定をもらったにも関わらず、その内定をもらった会社が第一志望ではないという理由で内定を辞退して、そのまま大卒ニートとなってしまいます。
このタイプは、自分がやりたい仕事へのこだわりが非常に強く、それ以外の仕事ではやりがいを見出すことができない方に多い傾向があります。
諦めずに続けることは大事ですが、早いうちに働きたいと考えている場合は折り合いをつけて、別の職業へ就くことを検討してみましょう。
新卒で目標の仕事に就けなかったとしても、社会人としてのスキルを身につけて、将来的に目標を達成することもできます。
3. 大卒後に就職したが退職してニートになった
大卒後、内定をもらった会社へ新卒で入社して退職したタイプです。
社会人生活に慣れなかったり、入社した会社がブラック企業で体力的・精神的な負担が大きくなってしまったりして退職するケースが存在します。
このような場合、会社で働くということに苦手意識・抵抗感が生まれ、その後の就職活動に気持ちが向かない可能性があります。
さらに、正社員への就職だけでなく、アルバイトやパートといった仕事へも就きづらい精神状況へ陥る方もいます。
他にも、自分が理想としていた仕事内容と異なっていたり、自分が思っていたよりも仕事ができなかったりと、理想と現実のギャップに耐え切れないことでやめるケースも少なくありません。
もし今現在、就職活動を行っている方は、入社する予定の会社の評判や実際に働いている方の話を聞いておきましょう。
労働環境を確認しておくことで、これらの状況を回避することができます。
4. 大学院に進学できずにニートになった
大学院に進学できずに大卒ニートになってしまう人もいます。
たとえば修士取得を目指していたものの、大学院の試験に落ちてしまい、そのまま卒業してニートになってしまうケースが挙げられるでしょう。
特に「◯◯分野の研究を2年間しっかりしたい」「開発者の就職で有利になるから大学院に進みたい」と強く考えていた場合、試験失敗の落ち込みは激しく、就職活動への意欲がまったく湧いてこないこともあります。
このように大学院に進学できなかったことで目標を見失い、行動する気力も失ってしまう人も多いのです。
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大卒ニートが就職活動をしない理由
大卒ニートがなかなか就職活動に踏み出せていないのは、やる気の問題だけではありません。
厚生労働省の「就業希望の若年無業者が求職活動をしていない理由(2022年)」によると、以下の理由が多くを占めています。
- 病気や怪我が治らないから
- 自分に自信がないから
- 急いで仕事に就く必要がないから
- 希望する仕事が見つからないから
- 仕事を探したものの見つからないから
大卒ニートから就職活動を始めようとする場合、そもそも自分がなぜ就職活動の一歩を踏み出せていないのか理解しておくことが重要です。
ここからは、厚生労働省の調査結果をもとに、大卒ニートが就職活動をしない理由を解説していきます。
病気や怪我が治らないから
うつ病や不安障害など、精神的・身体的な不調によって就職活動の1歩が踏み出せていないケースは多くあります。
体調が安定しないと、面接はおろか就職活動に安定して取り組むことが難しくなるため、結果的にニートの現状を続けてしまっていることが考えられます。
この場合、焦って就職活動を進めてもミスマッチな職場に就職しかねませんので、まずは治療やリハビリを優先することが大切です。
病気や怪我が治った後は、無理のない範囲で社会復帰を目指す意識を持っておくと良いでしょう。
なお、国や自治体の就職支援サービスでは、医療機関と連携したサポートを行っているケースもありますので、1人で抱え込まず相談することもポイントです。
自分に自信がないから
大卒ニートの多くは、「自分なんて雇ってもらえないのではないか」「社会に出るのが怖い」と感じ、自信を失っている傾向があります。
周囲の同年代が働いている姿と、無意識に比較して劣等感を抱くとともに、就職活動そのものを止めてしまうことも少なくありません。
しかし、企業は必ずしも完璧な人材を求めているわけではありません。
むしろ、ニート経験をしていないような人で正社員として活躍していたとしても、完璧でない人の方が多いとすら言えます。したがって、面接で「これから頑張りたい」という姿勢を伝えられれば、充分正社員になる事は可能と言えます。
自己肯定感を取り戻すためには、小さな成功体験を積むことが効果的なため、アルバイトや短期インターンから始めるのも有効です。
成功体験を重ねることで自信が回復し、次第に正社員就職へのモチベーションも高まるでしょう。
急いで仕事に就く必要がないから
実家暮らしで生活に困っていない場合、「今は働かなくてもいい」という意識が芽生え、就職活動を先延ばしにしてしまうケースがあります。特に親が経済的に支えてくれる環境では、日常生活に不自由がなく、社会復帰へのモチベーションがどうしても上がりづらいでしょう。
しかし、ニートの期間が長引けば長引くほど空白期間が拡大し、再就職が難しくなる点は注意しておく必要があります。
将来的な自立を見据える場合は「半年以内で就職活動を始める」など、具体的な期限を設けることが重要です。
どうしてもはじめの1歩に躊躇してしまう場合は、とりあえず就職サービスに登録してから考えるといったライトな行動でも良いでしょう。
希望する仕事が見つからないから
就職活動をしたいと考えたものの、そもそもやりたい仕事が分からなかったり、自分にマッチしている仕事が見つからないという理由で就職活動をしないケースも考えられます。
この場合、自分のことが理解できていないと考えられますので、自己分析と業界研究から始めると良いでしょう。
そもそも自己分析や業界研究が面倒だと感じてしまう場合は、就職エージェントのアドバイザーとキャリア面談を行い、自分が興味のある領域を見定めることもおすすめです。
自分に完璧にマッチしている仕事を最初から探すのではなく、少しでも関心がある仕事を見つけようという柔軟な姿勢を持ってみてください。
仕事を探したものの見つからないから
一度就職活動をしたものの、結果が出ずに諦めてしまうニートも見られます。何社も落ちてしまうと「自分には価値がない」と感じやすく、再挑戦するモチベーションを失ってしまうのです。しかし、就活はタイミングや運の要素も大きく、一度の失敗で挫折する必要はありません。
特に大卒ニートの場合は、就活対策を徹底することで理想の就職を実現できる可能性を高められます。就職エージェントを通じて応募すれば、アドバイザーによるサポートが受けられるため、通過率が上がる傾向が見られます。
就活そのものに難しさを感じている人は、就職エージェントの利用も検討してみてください。
大卒ニートになりやすい人の特徴
大卒ニートになる方にはそれぞれ特徴があり、原因と共に理解しておかなければ対策が難しくなってしまうので、確認しておきましょう。
性格が真面目すぎる
大卒ニートになりやすい人の特徴の1つに、性格が真面目すぎる点が挙げられます。
真面目な性格は、決して悪いことではありません。しかし、就職活動において一歩踏み出す決断を鈍らせる場合があります。
「面接や適性検査で失敗したらどうしよう」
「失敗して誰かに迷惑をかけたらどうしよう」
上記のような心配事を想像するかもしれません。
これらの心配事が積み重なると、萎縮してしまい面接で本来の実力が発揮できないでしょう。
一方で、真面目な性格は、物事をよく考えて慎重に行動できるという長所もあります。
自分の性格をネガティブに捉えるのではなく、企業で働く際に自分がどのようにして活躍できるのかをエントリーシートや、面接でアピールしてください。
コミュニケーションが苦手と思い込んでいる
次に挙げられる特徴はコミュニケーションが苦手、ということです。
人と上手くコミュニケーションが取れないことで人間関係を築くことが難しく、職場に居づらくなって退職する方がいます。
また、多くの企業で求められる人材の要素の一つとなっているのがコミュニケーション能力です。面接においてこの点を重視している場合、内定までの道のりが遠ざかってしまう恐れがあります。
さらに、コミュニケーションが苦手という方は、相談できる友達が少ない傾向もあり、就職活動が上手くいかない時に誰かに相談してアドバイスをもらう、ということも難しくなってしまいます。
失敗したことを一人で抱えていると、就職活動へ恐怖心を抱くこともあるので、気軽に話のできる人が近くにいることは大切です。
親が面倒を見てくれるから就職に意味を見いだせない
親が生活の保護をしてくれることも大卒ニートの特徴となっています。
親が高所得者であることにより、生活が保護され、働く理由と学ぶ理由を見いだせないケースがあります。
親の収入があることで、自立する必要がないと感じる他、消極的な人の場合は社会でのプレッシャーや悩みといったストレスに耐えながら働こうとは考えづらくなってしまいます。
しかし、養ってくれる人がいなければ、自分が働いて稼がなければならないので、ニートになる可能性は低くなります。あえて親元を離れることも大切なことです。
挫折の経験がない
これまでに大きな挫折の経験がないことも、大卒ニートになりやすい人の特徴です。
就職して初めて挫折を経験することで、学生時代の挫折よりも、心身的に大きなストレスを感じます。
学生時代はスムーズに過ごしてきたと予想できるため、自分のどこを改善すれば良いかわからない方もいるでしょう。
さらに、面接の不合格や上司からのミスの指摘が続くことで、人格否定されているような気分になる方もいます。
挫折を乗り越えることは、自分が大きく成長するきっかけです。しかし、人によっては社会に対して恐怖心を抱く方もいます。
つらい出来事が続いてメンタル的にしんどいときは、家族や友人、専門機関へ相談してください。
心身を壊してしまうと社会復帰が遅くなるため、無理のし過ぎには注意しましょう。
他人への関心が薄い
最後は、他人への関心が薄いことです。
他人に興味がないため、周りからどう見られているのか気になりません。
その結果、就職するための行動よりも、ニートでい続ける選択をする方がいます。
他人への関心のなさは、一見デメリットのように見えますが、以下のような強みに置き換えられます。
- 人間関係のストレスを受けにくい
- 自分の軸をしっかりと持っている
上記の2点は、強みとして面接や、エントリーシート(ES)でアピール可能です。
企業で働く上で協調性は大切です。
しかし、他人への関心が薄いという性格も捉え方を変えるだけで強みにもなります。
他人への興味のなさを悲観するだけではなく、うまく活用しニートからの脱出の糸口にしましょう。
就活失敗がトラウマになっている
大卒ニートになりやすい人の特徴としては、就活でうまくいかなかった経験がトラウマになっていることも挙げられます。
なぜなら自己否定をされたと感じ、社会に出るのが怖くなってしまうからです。
たとえば、どの会社からも内定をもらえないことで「自分は社会に必要とされていないのではないか」と自信を失ってしまう就活生は少なくありません。
こうした就職活動での辛い経験がトラウマとなり、社会で働くことに大きな不安を抱えてしまう人も多いのです。
やりたいことがない
やりたいことが見つからずに大卒ニートになってしまう人も一定数の割合存在します。
目指す方向性が定まっていないと就職活動でモチベーションを保つのが難しく、自己肯定感が低くなりやすいからです。
特に就活の時期に夢や目標が定まっていない学生は、こうした状態に陥りやすいでしょう。
また、自分がどんな仕事に向いているか分からない学生は、過去の経験を振り返る「自己分析」が不足しているケースも多いものです。
結果として職種を絞れず、自分が活躍できるイメージも浮かばないため就職意欲が下がり、そのままニートになってしまう傾向も見られます。
大卒ニートの末路
大卒ニートの末路として考えられるケースを5つ紹介します。
- 正社員就職が厳しくなる
- 誰かに依存しないと生活できなくなる
- 社会的信用が落ちる
- 生涯年収が下がる
- 肉体的・精神的な不調が悪化する
- 正社員就職が厳しくなる
働いていない期間があると「即戦力」として見なされず、企業からの評価が下がってしまう - 誰かに依存しないと生活できなくなる
経済的、精神的な自立心が育たず、社会に出る準備が整わない - 社会的信用が落ちる
収入がなく、職歴が空白のままだと、経済的な信用は得るのが難しい - 生涯年収が下がる
正社員として働き続けた人と比べ、生涯年収が半分以下になる可能性がある - 肉体的・精神的な不調が悪化する
不規則な生活や運動不足、ストレスなどが原因で、心身の健康を損なってしまう
正社員就職が厳しくなる
大卒ニートの末路としてまず考えられるのが、正社員就職が厳しくなることです。
なぜなら働いていない期間(ブランク)があると「即戦力」として見なされず、企業からの評価が下がってしまうことが多いからです。
たとえば労働政策研究・研修機構の調査を見ると、フリーター継続期間が長くなるほど正社員に就職できる割合が低くなることが分かります。
具体的には、フリーター継続期間が1年以内の場合は約7割が正社員就職を果たしていますが、3年を超えると約6割に下がり、5年を超えると約3割まで落ちます(※)。
大卒ニートの中にはアルバイト経験がそこまでない人も多いかと思うので、スキルに乏しいぶん、フリーターよりも就職難易度が高まる可能性があることは理解しておきましょう。
※出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容 p.128」
誰かに依存しないと生活できなくなる
大卒ニートの末路としては、誰かに依存しないと生活できなくなることも挙げられます。
親や兄弟などに頼り続けると自立心が育たず、社会に出る準備も十分に整わないからです。
たとえば実家暮らしで、家事も食事の準備もすべて任せっきりの生活を送っていると生活力が身につかず、一人暮らしをすることに強い不安を感じてしまうでしょう。
このように誰かに依存した生活が続くと、経済的にも精神的にも自立できなくなり、ニート生活から抜け出すのが難しくなるのです。
社会的信用が落ちる
社会的信用が落ちることも、大卒ニートがたどる末路として考えられるでしょう。
収入がなく、職歴が空白のままだと、経済的な信用を得るのが難しくなるからです。
ニート生活が続くと、次のような影響が出る可能性があります。
- クレジットカードの審査に通りにくくなる
- 賃貸物件の入居審査が通らないことがある
- 住宅ローンや車のローンを組むのが難しくなる
このように社会的信用が落ちると選択肢が狭まり、不自由な生活を強いられる可能性があることも理解しておきましょう。
生涯年収が下がる
このままニート生活を続けると、生涯年収が大きく下がってしまう恐れもあります。
労働政策研究・研修機構の調査によると、大卒の正社員とフリーターでは男性でおよそ1億円、女性は約8,000万円の差が見られます。
ニートの場合は収入がないことから、この差はさらに広がるでしょう。
| 大学卒の生涯年収(※) | 正社員 | フリーター (フルタイムの非正社員 |
|---|---|---|
| 男性 | 2億5千万円 | 1 億5千万円 |
| 女性 | 2億円 | 1 億2千万円 |
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2024|生涯賃金など生涯に関する指標 p.302 p.318」
※学校を卒業してすぐに就職し、60 歳まで継続して務めた場合の生涯賃金(退職金を含めない)
上記のデータから分かるように、正社員として働き続けた人と比べ、ニート生活を長く続けると生涯年収が半分以下の割合になる可能性があるのです。
肉体的・精神的な不調が悪化する
大卒ニートの末路としては、肉体的・精神的な不調が悪化することも考えられます。
不規則な生活や運動不足、ストレスなどが原因で、心身の健康を損なってしまう可能性があるからです。
たとえば昼夜逆転の生活を送っていると体のリズムが狂い、免疫力の低下や、高血圧や糖尿病、脳卒中などのリスクが高まることが知られています。
不安な気持ちを誰にも相談できずにいるとストレスがたまり、不安障害などの精神疾患を発症してしまう可能性もあるでしょう。
このようにニート生活を続けると心身ともに健康状態が悪化し、社会復帰がさらに難しくなってしまう場合があるのです。
大卒ニートから脱出するためのすべき行動6選
社会復帰に向けて、大卒ニートが取り組んだ方が良いことを6つ紹介します。
- 規則正しい生活を送る
- 短期アルバイトを始める
- 資格を取得する
- 職業訓練としてのボランティア活動を行う
- インターンシップに参加する
- なぜニートになったかを振り返る
1. 規則正しい生活を送る
1つ目は、規則正しい生活を送ることです。
ニート期間が長くなると、昼夜逆転して生活リズムが乱れます。そこで、ニートを脱出するためには、以下のような規則正しい生活が重要です。
- バランスの良い食事を摂る
- 朝に散歩や日中に軽い運動をする
- 決まった時間に起床する
- 十分な睡眠を取る
まずは、自分のできそうなことからでいいので、生活リズムが乱れていた人は少しずつ規則正しい生活を送るようにしましょう。
2. 短期アルバイトを始める
いきなり正社員として働くことに抵抗がある大卒ニートの方には、短期アルバイトを始めるのがおすすめです。
短期アルバイトは、自分に合わないと感じた場合、すぐに別のアルバイトに変更可能です。
短期アルバイトであれば、正社員よりも雇用される確率が高くなります。
さらに、真面目に勤務することで、正社員に昇格するチャンスがあるでしょう。
労働意欲はあるが、正社員はまだハードルが高いと感じる方は、短期アルバイトを検討してください。
3. 資格を取得する
3つ目は、就職に有利な資格を取得することです。自分が就きたい職業に関する資格の取得を目標にしましょう。
目標を設定するのは、モチベーション維持や、やる気を出すには大切なことです。
さらに、どのようなスキルが必要なのかも調べてリストアップしておき、資格の勉強と同時に行うことで効率良く就職活動を進めることができます。
ただし、あらゆる資格を取得しようとしすぎると、勉強に集中できなくなる恐れがあるため、必要最低限の資格に絞って勉強を進めましょう。
4. 職業訓練としてのボランティア活動を行う
いきなり就職することに不安を感じる方は、職業訓練としてのボランティア活動への参加がおすすめです。
厚生労働省は、若者の労働をサポートする目的で、ジョブパスポート事業を展開しています。
対象者は、13歳から30歳までの学生と社会人です。
ジョブパスポートを利用するメリットは、以下の4つです。
- 職業選択の幅を広げられる
- 自分の知らなかった世界に触れられる
- 就職する前に社会経験を積める
- 企業に対してボランティア活動を公式にアピールできる
ボランティア活動であれば、自分に興味のある分野に挑戦できます。
さらに、参加者同士で共通の話題があるため、コミュニケーションも取りやすいでしょう。
出典:厚生労働省「ジョブパスポートのご案内」
5. インターンシップに参加する
最後は、インターンシップに参加することです。
インターンシップに参加することで得られるメリットは、以下の3つです。
- 採用のミスマッチを防げる
- 就職後の働く姿を想像できる
- 企業の社風、職場の雰囲気を理解できる
企業のホームページだけでは、わからない情報を知る貴重な機会になります。
一部のインターンシップは選考なしで参加できます。ほかにも、給与が発生するものがあるため、興味がある方は一度調べてみてください。
6. なぜニートになったかを振り返る
ニート生活から抜け出したい方は、「自分がなぜニートになってしまったのか?」を振り返る時間を持ちましょう。
根本的な原因が分かると、今後の対策を立てやすくなるからです。
たとえば「やりたいことが見つからなかったこと」が原因の場合、自己分析をしっかりと行うことで自分の性格にマッチする仕事や業界が見つかるかもしれません。
過去の自分と向き合うことは辛いかもしれませんが、原因を明確にすることで、次にどう行動すればいいのかが見えてきます。
就職に向けて一歩踏み出したい方は、ニートになった原因もぜひ考えてみてください。
大卒ニートから正社員になる具体ステップ
大卒ニートが正社員を目指す上では、段階的に行動していくことが重要です。
まずは自己分析を行い、自分の強みや興味を整理した後に業界研究と職種理解を進めましょう。
その上で、就職サービスを活用しながら応募書類を整えます。さらに、面接対策や内定後までの準備を一貫して行うと、大卒ニートでも正社員になれます。
まずは、大卒ニートから正社員になる具体的なステップと、それぞれのステップで意識すべきポイントを詳しく解説します。
1. 自己分析をする
大卒ニートが正社員を目指す上では、まず自己分析から始めます。
これまでの経験や学んだことを振り返り、自分の強みや興味関心の方向性を整理しましょう。
特に学生時代の専攻やアルバイト経験、サークル活動を具体的なエピソードとともに棚卸ししておくことがポイントです。
また、大卒ニートの場合、「なぜ就職せずにニートを選んだのか」も自己分析の一環として向き合うことが重要です。
ニートになった理由から得た気づきをもとに、どんな働き方を目指したいか定めることで就職活動の軸が出来上がります。
就職エージェントの面談活用が効果的
自己分析のやり方に悩んでしまうような場合は、就職エージェントの活用がおすすめです。
就職エージェントに登録することで、専任のアドバイザーがキャリア面談を実施してくれるため、対話を通じて自己分析を深めていけるようになります。
特に自己分析は自分が気づけていないような強みや特性を明らかにしていくことが重要なため、アドバイザーの質問を通じて内省することが有効です。それだけでなく、自己分析を経て分かった自分の特性に応じて求人も紹介してくれるため、スピーディーな就職活動が実現できます。
2. 業界研究と職種理解を進める
自己分析で自分の興味関心の方向性が固められたら、業界研究と職種理解に進みます。
同じ仕事であっても、業界によって働き方や待遇が大きく変わってきますので、まずはどんな業界があるのかを調べ、就職先の企業の方向性を見つけていきます。
合わせて、自分の強みが活かせる職種にはどのようなものがあるのかもチェックします。
例えば人と関わることが好きであれば販売職や営業職、ものづくりに関心があるなら製造業やIT職種が候補に入ってきます。
職種を選ぶ際は、大学で学んだ知識を活かせる分野を探すことで、面接時の説得力も増します。業界や職種をしっかりと理解した上で就職活動に臨めば、志望動機や自己PRに一貫性が増すだけでなく、就職後にミスマッチを感じにくくなるため、早期離職を防止することにも繋がります。
3. 就職サービスに登録する
大卒ニートから就職活動をスムーズに進めるには、複数の就職サービスに登録することが重要です。
サービスごとに応募できる求人やサポート内容が異なり、特に就職エージェント・求人サイト・ハローワークの3つを併用することで効率が上がります。
ハローワーク以外の就職サービスは自宅で気軽に登録できるため、本格的に就職活動を進めていくタイミングで登録をすると良いでしょう。
なお、1人の担当者に就職準備から内定獲得までサポートをし続けてもらえるサービスは就職エージェントのみとなりますので、手厚いサポートを求めている場合は、就職エージェントを活用することがおすすめです。
就職エージェント
就職エージェントは、専任のアドバイザーがキャリア面談から求人紹介、面接調整まで代行してくれるサービスです。
大卒ニートの場合、履歴書の書き方やニート期間の伝え方に悩む人も多いですが、就職エージェントであれば履歴書の添削や模擬面接といったサポートが受けられます。
それだけでなく、就職エージェントが企業と自分の間に常に介在してくれるため、面接日時調整や年収交渉、入社時期の調整を代わりに行ってくれる点もポイントです。
サービスによってはニートの就職支援に特化しているようなものもありますので、慣れるまでは様々な就職エージェントに登録してみると良いでしょう。
求人サイト
求人サイトは、会員登録後に自分の好きなタイミングで求人を閲覧し、応募することで就職活動を進める方法です。特に大卒ニートが就職しやすい未経験歓迎や学歴不問の求人を多く見つけられるため、興味のある仕事を幅広く比較検討できる点が特徴です。
一度に閲覧できる求人は、サイトによって数千件から数十万件程度と幅がありますので、幅広く求人を探したい人は複数の求人サイトの併用がおすすめです。
自分のペースで就活を進められる一方、就職エージェントやハローワークのようなサポートはないため、就活に慣れていない人が求人サイトだけで内定を目指すのはやや難易度が高い点には注意が必要です。
ハローワーク
ハローワークは国が運営する公共職業安定所であり、全国各地に施設が設置されている点が特徴です。
足を運ぶことで掲載されている求人に応募できるだけでなく、職員にキャリア相談ができたり、無料の就活セミナーに参加できるため、就活初心者におすすめできます。
ハローワークに掲載されている求人には地域に根ざした中小企業のものが多く、特に地元で腰を据えて働きたいと考えている大卒ニートにおすすめできます。
応募書類の書き方や面接練習など、一通りのサポートが受けられる一方、求人の件数が多すぎて、どれを選んだらいいか分からなくなりがちな点には注意が必要です。
また、初めてハローワークを利用する際は足を運ばなければならないため、まとまった時間を作れないと利用が難しい点もあらかじめ認識しておきましょう。
4. 応募書類を作成する
就職サービスに登録した後は、書類選考の通過を目指す上で重要な応募書類の作成に入ります。
特に大卒ニートの場合、履歴書における空白期間の説明を簡潔かつ前向きにまとめる意識を持っておきましょう。また、職務経歴書においては、アルバイトやボランティア経験を含め、これまでの取り組みや成果を具体的に記載します。
合わせて、志望動機や自己PR欄は、これから応募する企業をイメージして作成することがポイントです。業界研究や職種理解、自己分析の内容もおり混ぜながら応募書類を準備すると、書類選考の通過率を上げられるだけでなく、面接との一貫性が生まれて内定を獲得しやすくなります。
応募書類作成のポイント
応募書類を作成する際は、採用担当者が一目で内容を理解できるよう、簡潔で具体的な文章構成を意識することがポイントです。
例えば志望動機は「なぜその企業なのか」「自分の強みをどのように活かすのか」を軸に、200文字から300文字程度でまとめると良い印象を与えられます。
また、自己PRでは大学時代の経験や学んだスキルを交え、成果よりも成長姿勢を伝えるとポジティブな印象に繋がります。
ニート経験がある場合は、生活習慣を整えたり資格を取ったりしたなど、前向きな行動を添えることでより良い応募書類が作成できます。
一度作成した応募書類は、就職エージェントのアドバイザーに提出して添削を受けることもおすすめです。
5. 求人に応募する
応募書類を準備できたら、実際に求人に応募していきます。
大卒ニートの場合は書類選考で見送りになることも少なくないため、少しでも気になる求人を見つけたら応募するといった意識を持っておくことがポイントです。
また、応募する際には、応募先の企業について事前に求人票や企業のホームページ、就職口コミサイトなどを確認するなど、企業研究に取り組んでおくことも意識しましょう。
合わせて、応募後に書類選考に通過すると、求人サイト経由の場合は企業から連絡が来ますので、すぐに返信することが重要です。
6. 面接対策を行う
大卒ニートの場合、面接でポテンシャルや意欲の高さをアピールするためにも、入念に面接対策を行いましょう。
面接対策としては、よく聞かれる自己紹介や志望動機、これまでの経歴等の質問に対し、自分の言葉で自然に回答できるまで練習しておいてください。
また、大卒ニートの場合は、ニートになった理由やニート期間に何をしていたのかが問われることも多いため、就職エージェントの模擬面接を活用しながら、企業に前向きな印象を与えられるまで準備することも大切です。
合わせて、服装や身だしなみも評価対象に入ることもありますので、スーツやシャツは清潔感を意識してください。
7. 面接〜内定
面接当日は、面接時間に遅れないようスケジュールをしっかりと管理する意識を持っておきます。無事に面接が終わったら、24時間以内を目安として企業側にお礼メールを送ることで、誠実な印象を残せるため覚えておいてください。
無事に内定連絡を受けたら、給与や勤務地、勤務時間等の条件を書面で必ず確認します。
少しでも疑問があれば、早めに企業側に質問することで後々のミスマッチを防止できます。
また、複数者から内定をもらえた場合は、希望条件や将来のビジョンを軸にすぐに比較検討をしましょう。
なお、就職エージェントを通して内定した場合は、アドバイザーが条件交渉や入社日の調整を代行してくれるため、スムーズに次のステップに進めます。
8. 内定から就職までの過ごし方
就職内定が決まってから入社までの期間は、社会人生活に備える準備期間として生活リズムを整えましょう。次に、入社後に役立つビジネスマナーや基本的なパソコンスキルをオンライン講座などで学んでおくと安心です。
もし入社までの不安や緊張が大きい場合は、就職エージェントの担当者や友人に相談しつつ、心の準備を整えることがおすすめです。
特にブランク期間の長いニートの場合は、就職までに基本的なスキルを身に付けておくことで職場に馴染みやすくなる点を意識しておいてください。
大卒ニートからでも正社員になれる理由
大卒ニートでも正社員になれるのは、社会全体で人手不足が深刻化しており、正社員不足に悩む企業が半数もあるからです。
また、大卒というだけでも学歴上有利であることや、ニート向けの公的支援が充実している点も正社員になれる理由として挙げられます。
ここからは、大卒ニートからでも正社員になれる理由として、具体的なデータや数値から解説していきます。
正社員不足に悩む企業が半数もあるから
帝国データバンクが発表した「人手不足に対する企業の動向調査(2025年7月)」によれば、正社員の人手不足を感じている企業の割合は50.8%と、約半数もあることが分かっています。
このことから、日本において少子高齢化が続いていて、中小企業から大企業まで人材確保に苦労していることが言えます。
このような背景もあり、社会人未経験者やニート経験がある人でも、意欲やポテンシャルをアピールできれば採用対象になりやすい環境と言えるでしょう。
特に20代の大卒ニートの場合、基礎学力やスキルの吸収力を評価されやすいため、育成前提で採用する企業も多く見られます。
大卒というだけで学歴上は有利だから
「大卒でもニートだから高い評価を得づらいのではないか」と感じてしまうかもしれませんが、そもそも日本において大卒は決して多くはありません。
令和2年国勢調査の結果によれば、2020年時点で大卒以上の学歴を持つ人は、日本の25%程度しかいないことが分かっています。
つまり、大卒というだけでニートの経験があっても、一定の基礎知識や継続力を持っている人として評価してもらえる可能性が高いと言えます。加えて、大卒以上を募集している求人にも応募できるため、職業選択の幅が広い点も有利です。
同じニートであっても、大卒未満と大卒では企業からの評価も大きく変わってきますので、面接対策でリカバリーをすれば充分正社員になれる可能性があると言えます。
ニート向けの公的支援が充実しているから
ニートからの就職活動はどのようにすればいいか悩んでしまうかもしれませんが、国や自治体ではニートの社会復帰を支援する取り組みが拡充しているため、うまく活用することにより正社員としての社会復帰を十分に可能です。
例えば、厚生労働省の「地域若者サポートステーション」が挙げられます。
専門のカウンセラーによるキャリア相談や職業体験、就活セミナーなどが無料で受けられるため、経済的な負担を抑えながら就職活動が進められます。
また、ハローワークやジョブカフェでもニートの専門窓口が整備されていますので、自信を取り戻しながら段階的に社会復帰を目指せる環境が整っているのは嬉しいポイントです。
未経験歓迎の求人は数万件以上募集されているから
大卒ニートの場合は具体的な実務経験がないため、未経験歓迎の求人に応募していくことが基本となります。
未経験歓迎の求人数は、数千件から数万件が常時募集されていますので、応募先がないような事はほぼないと言えます。特にITエンジニアやサービス職、営業職など人手不足が顕著な分野においては未経験者採用が活発です。
大卒ニートでも、コミュニケーション能力や意欲の高さをアピールすることで、十分にチャンスがあるでしょう。
なお、未経験歓迎の求人であれば、就職後に手厚い研修制度や育成体制が整っていることも多く、ニートからキャリアをリスタートしやすい点もポイントです。
大卒ニートが就職活動で検討したいおすすめの仕事
大卒ニートにおすすめの仕事を5つ紹介します。
- ルート営業
- プログラマー
- 販売職
- 事務職
- 地方公務員
1. ルート営業
ルート営業は「未経験者歓迎」の求人が多いため、大卒ニートにおすすめです。
ルート営業は、既存顧客への定期的な訪問をする中で、新商品やサービスの提案を行う仕事です。
営業職は未経験者の募集が多く、特に20代は採用において成長性やポテンシャルを重視してくれる会社が少なくありません。
そのため、ニートからでも正社員として就職できる可能性が高いでしょう。
| 平均年収 | 447万円 |
| 役に立つ資格 | ・ビジネス実務法務検定 ・FP(ファイナンシャル・プランナー) ・販売士 |
| 向いている人 | ・ コミュニケーション力が高い人 ・ プレゼンテーションが得意な人 ・ 交渉に自信がある人 ・ 行動力がある人 ・ 責任感の強い人 |
出典:マイナビエージェント「法人営業|職種別平均年収ランキング」
2. プログラマー
プログラマーは人手不足が深刻な仕事のため、大卒ニートにおすすめです。
主な仕事内容は、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてプログラミング(コードの記述や動作確認)を行うことです。
IT業界は人手不足の会社が多く、他のIT系職種に比べてプログラマーは「未経験OK」の求人の割合が特に多くなっています。
研修が充実している会社も多いので、「スキルがないから不安」「文系だけど大丈夫かな…」と感じている大卒ニートの方も挑戦してみましょう。
| 平均年収 | 557.6万円 |
| 役に立つ資格 | ・基本情報技術者試験 ・応用情報技術者試験 ・情報セキュリティマネジメント試験 |
| 向いている人 | ・好奇心が旺盛な人 ・学習意欲が高い人 ・ものづくりが好きな人 ・論理的な思考が得意な人 ・コツコツとした作業が得意な人 |
出典:厚生労働省「プログラマー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
3. 販売職
販売職も「未経験者歓迎」の求人が多いため、大卒ニートにおすすめです。
販売職は店舗での接客や、商品の販売を行う仕事で、デパートやショッピングモール、家電量販店などで働くことが一般的です。
特別なスキルや資格がなくても働きやすい一方、人手不足に悩んでいる店舗が多いため、社会人未経験の大卒ニートでも比較的就職しやすい仕事といえるでしょう。
| 平均年収 | 361万円 |
| 役に立つ資格 | ・販売士 ・登録販売者 ・ビジネス実務マナー検定 |
| 向いている人 | ・性格が明るい人 ・人と接するのが好きな人 ・コミュニケーション力が高い人 ・サービス精神が旺盛な人 ・チームワークを大切にできる人 |
出典:厚生労働省「デパート店員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
4. 事務職
事務職は、技術職・専門職と比べるとそこまで高いスキルが求められないので大卒ニートにおすすめです。
主な仕事内容は、書類作成やデータ入力、電話対応などです。
事務職は基本的なパソコン操作ができれば応募できる求人が多く、仕事をするにあたって必須の資格なども特にありません。
オフィスの中で働く時間がほとんどで、在宅で働ける会社も多いので、「週5日働くのは体力的に不安…」と感じている大卒ニートでも働きやすい仕事といえるでしょう。
| 平均年収 | 510.9万円 |
| 役に立つ資格 | ・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) ・日商簿記検定 ・秘書検定 |
| 向いている人 | ・事務処理能力が高い人 ・正確に作業ができる人 ・パソコン操作が得意な人 ・相手の立場で物事を考えられる人 ・サポート的な仕事をしたい人 |
出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
5. 地方公務員
地方公務員は社会人経験がなくても応募できるため、大卒ニートにおすすめです。
地方公務員とは、都道府県庁や市町村役場などで働く公務員のことです。
地方公務員法において「公務員試験は誰にでも平等に受けられる試験」と定められているため、社会人経験がないニートであっても公務員試験を受験できます。
なお、年齢制限を30歳前後に設定している自治体が多いので、自分が受験対象に当てはまるかどうか事前に確認しておきましょう。
| 平均年収 | 478.3万円 |
| 役に立つ資格 | ・行政書士 ・社会福祉士 ・公認会計士 |
| 向いている人 | ・地域社会に貢献したい人 ・ルーティン作業が苦ではない人 ・丁寧な作業が得意な人 ・誰にでも誠実に対応できる人 ・安定した仕事に就きたい人 |
出典:厚生労働省「地方公務員(行政事務) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
誰でもつまずくことはあるので、大卒ニートから脱出して就職しよう
大卒ニートになる原因は、主に気持ちの面でネガティブになることが多いことにあります。
しかし、このような気持ちになった時は、誰でもうまくいかないことはある、という風に気持ちを切り替えて前向きに就職活動へ取り組むことが重要です。
また、一人では解決できない悩みや不安を抱えている時は専門家の力を借りて、現状を変える方法があります。
専門家は様々なケースに対応してきた経験と知識を持っています。
自分では気がつかない欠点や改善案を出してもらうことができるため、積極的に利用しましょう。






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