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大卒ニートの割合はどれくらい?末路や就職のコツ・成功体験談も紹介

大卒ニートの状態にある方の割合は7.7%と考えられます。

これは、文部科学省のデータから分かった大学卒業後に通学も就職もしていない方の割合です。

大学在学中に就職先や進学先が決まらなかったり、内定は手にしていたものの入社を決断できなかったりすることで、大卒でもニートの状態になりえます。

この記事では大卒ニートになる人の特徴や末路、大卒ニートを脱出するためにすべき行動について詳しく解説しています。

現在大卒ニートの方や、大卒ニートになりそうな方は、就職を成功させた体験談なども読みながら、今後の行動を考えてみてください。

記事のPoint
  • 大卒ニートになる原因には、理想と現実のギャップ、就職活動での失敗によるモチベーション低下などがある
  • 大卒ニートになる人の特徴は、真面目すぎる性格、コミュニケーションに対する苦手意識など
  • 大卒ニートから脱出するには、就職支援会社の利用、資格の取得などもおすすめ
  1. 正社員就職が厳しくなる
    働いていない期間があると「即戦力」として見なされず、企業からの評価が下がってしまう
  2. 誰かに依存しないと生活できなくなる
    経済的、精神的な自立心が育たず、社会に出る準備が整わない
  3. 社会的信用が落ちる
    収入がなく、職歴が空白のままだと、経済的な信用は得るのが難しい
  4. 生涯年収が下がる
    正社員として働き続けた人と比べ、生涯年収が半分以下になる可能性がある
  5. 肉体的・精神的な不調が悪化する
    不規則な生活や運動不足、ストレスなどが原因で、心身の健康を損なってしまう

大卒ニートの割合

文部科学省のデータによると、大卒でニートの方の割合は2024年で7.7%だと考えられます。2022年から2024年までの3年間における、大卒の進路の割合は以下のとおりです。

年度進学就職進学も就職もしていない
2022年12.4%74.5%9.4%
2023年12.5%75.9%8.2%
2024年12.6%76.5%7.7%

参考:文部科学省「令和6年度学校基本調査(確定値)について公表します

大卒ニートは、進学も就職もしていない割合に含まれます。

直近3年は進学も就職もしていない人の割合が減っているのに対し、進学・就職率は年々増加していることから、卒業後の進路を定めている人は増えていると言えます。

したがって、大卒ニートの数は減少傾向にあると言えるでしょう。

なぜ大卒なのにニートになってしまうのか?特有の原因と特徴

大卒ニートになってしまう方の特徴として、完璧主義やこだわりの強さから、就職先を決めきれないことが挙げられます。

新卒で入社する際に、少しでもいい会社に入りたいという気持ちや、仕事内容が自分に合っているかという不安がぬぐいきれないからです。

また、大学院への進学が叶わなかったり、就職する必要性を感じていないことから行動に移せなかったりするケースもあります。

それぞれ詳しく解説しますので、大卒ニートになる原因と特徴を正しく把握したい方は、一つずつ理解しながら読み進めてください。

原因1. 就職先が決まらずに大卒ニートになった

このタイプは大卒ニートになってしまう原因の中でも、特に多いタイプです。

大学在学中に他の学生達と同じ時期に就活を始めたにも関わらず、内定をもらうことができない方がいます。

就職活動において、書類選考が通らなかったり、何度やっても面接が苦手で上手くいかなかったり、といったことでやる気を無くしてしまうため、内定が無い状態で卒業してしまいます。

そして、まだ時期的に余裕がある、という理由でしばらく休んでから再開しようと考えていても、過去の失敗を思い出してしまい就活を始められなくなってしまいます。

こうした状況から大卒ニートになることがあります。

気分転換をするなどして、気持ちを切り替えることでやる気やモチベーションを維持することが大切です。

性格が真面目すぎる

大卒ニートになりやすい人の特徴の1つに、性格が真面目すぎる点が挙げられます。

真面目な性格は、決して悪いことではありません。しかし、就職活動において一歩踏み出す決断を鈍らせる場合があります。

「面接や適性検査で失敗したらどうしよう」

「失敗して誰かに迷惑をかけたらどうしよう」

上記のような心配事を想像するかもしれません。
これらの心配事が積み重なると、萎縮してしまい面接で本来の実力が発揮できないでしょう。

一方で、真面目な性格は、物事をよく考えて慎重に行動できるという長所もあります。

自分の性格をネガティブに捉えるのではなく、企業で働く際に自分がどのようにして活躍できるのかをエントリーシートや、面接でアピールしてください。

原因2. 就職先があったが断って大卒ニートを選んだ

大学在学中に数社の会社から内定をもらったにも関わらず、その内定をもらった会社が第一志望ではないという理由で内定を辞退して、そのまま大卒ニートとなってしまいます。

「この会社で本当にやっていけるのか」「仕事内容が合わない気がする」などの不安を感じてしまうことが理由として挙げられます。

「ブラック企業かもしれない」「第一志望ではない」といった不安や迷いがある場合にも、就職しない道を選ぶケースがあると言えるでしょう。

理想の条件や安心を求めて決断を先延ばしにすると、結果として既卒となり、新卒よりも選べる企業が少なくなるという現実に直面するはずです。

就職先が決まらずに大卒ニートになる人の特徴

真面目で責任感が強く、完璧主義な人が当てはまりやすいです。

毎回全力で取り組むからこそ就活で失敗した時に落ち込みやすかったり、準備が完璧になるまで行動しようとなかなか思えなかったりするからです。

完璧主義は真剣に考えている証拠でもあり、企業や職種によっては誠実な社員であると重宝されることもあります。

社会で活躍している先輩も、決して最初から完璧だったわけではないので、まずはハードルを下げて一歩を踏み出してみてください。

原因3. 大卒後に就職したが退職してニートになった

大卒後、内定をもらった会社へ新卒で入社して退職したタイプです。
社会人生活に慣れなかったり、入社した会社がブラック企業で体力的・精神的な負担が大きくなってしまったりして退職するケースが存在します。

このような場合、会社で働くということに苦手意識・抵抗感が生まれ、その後の就職活動に気持ちが向かない可能性があります。
さらに、正社員への就職だけでなく、アルバイトやパートといった仕事へも就きづらい精神状況へ陥る方もいます。

他にも、自分が理想としていた仕事内容と異なっていたり、自分が思っていたよりも仕事ができなかったりと、理想と現実のギャップに耐え切れないことでやめるケースも少なくありません。

もし今現在、就職活動を行っている方は、入社する予定の会社の評判や実際に働いている方の話を聞いておきましょう。

労働環境を確認しておくことで、これらの状況を回避することができます。

大卒で就職・退職してからニートになる人の特徴

責任感が強すぎる人が当てはまりやすいです。

なぜなら仕事で失敗して注意を受けた際、過度に自分を責めてしまい、つらくて辞めても「自分のせいだ」とふさぎこんでしまいやすいからです。

仕事でミスをして注意された経験のない人はほとんどいません。いくら注意していてもミスしてしまう時はあるので、すべてが自分の責任だと思いすぎる必要はないでしょう。

反省は大切ですが、失敗から学んだことを活かして、これからどうするかに目を向けてみてください。

原因4. 大学院に進学できずにニートになった

大学院に進学できずに大卒ニートになってしまう人もいます。

たとえば修士取得を目指していたものの、大学院の試験に落ちてしまい、そのまま卒業してニートになってしまうケースが挙げられるでしょう。

特に「◯◯分野の研究を2年間しっかりしたい」「開発者の就職で有利になるから大学院に進みたい」と強く考えていた場合、試験失敗の落ち込みは激しく、就職活動への意欲がまったく湧いてこないこともあります。

このように大学院に進学できなかったことで目標を見失い、行動する気力も失ってしまう人も多いのです。

大学院に進学できずにニートになる人の特徴

大学院への進学が「当たり前」だった人ほど、試験に落ちた時のショックが大きく、そのままニートになってしまう場合があります。

なぜなら研究以外の道を考えてこなかったため、急に将来が白紙になり、心の整理がつかずに動けなくなってしまうからです。

すぐに現実を受け入れるのが難しい場合はいったん休みましょう。

ある程度落ち着いてきたら、これまでの経験が就職でどう活かせるかを自分なりに整理してみてください。

大学院進学に向けて培ってきた論理的思考力や学習意欲は、就職活動でも評価される武器になります。

原因5. 急いで就職する必要がなく大卒ニートを選んだ

親が生活の保護をしてくれることも大卒ニートの特徴となっています。

親が高所得者であることにより、生活が保護され、働く理由と学ぶ理由を見いだせないケースがあります。

親の収入があることで、自立する必要がないと感じる他、消極的な人の場合は社会でのプレッシャーや悩みといったストレスに耐えながら働こうとは考えづらくなってしまいます。

しかし、養ってくれる人がいなければ、自分が働いて稼がなければならないので、ニートになる可能性は低くなります。あえて親元を離れることも大切なことです。

就職を急いでいないため大卒ニートになる人の特徴

「まだ若いし、いざとなればなんとかなる」と考える楽観的なタイプの人は、大卒ニートになる人の特徴として当てはまりやすいです。

急いで就職する必要性を感じていなければ、厳しい競争をしてまで就職しようとは思わないでしょう。

しかし、就活ではニートの状態が長引くほど、企業から「働く意欲が低い」と誤解され、就職の難易度が上がってしまうのも実情です。

就職活動は早めに動き出すほど将来の選択肢が広がりやすくなります。ぜひこの記事を参考に、できることから始めてみてください。

原因6.やりたいことがなくて大卒ニートになった

やりたいことが見つからずに大卒ニートになってしまう人も一定数の割合存在します。

目指す方向性が定まっていないと就職活動でモチベーションを保つのが難しく、自己肯定感が低くなりやすいからです。
特に就活の時期に夢や目標が定まっていない学生は、こうした状態に陥りやすいでしょう。

また、自分がどんな仕事に向いているか分からない学生は、過去の経験を振り返る「自己分析」が不足しているケースも多いものです。

結果として職種を絞れず、自分が活躍できるイメージも浮かばないため就職意欲が下がり、そのままニートになってしまう傾向も見られます。

やりたいことがなくて大卒ニートになる人の特徴

納得感できないと動けないタイプは、やりたいことがなくて大卒ニートになる人の特徴に当てはまりやすいです。

周りが就職活動をしていても、自分自身がなぜ大学を卒業したらすぐに就職する必要があるかを分かっていなければ、なかなか行動できないでしょう。

しかし、ニート状態の期間が長引くと面接で「何をしていたか」を問われる傾向にあり、目的のない空白期間は就活で不利になります。

自分の将来の選択肢をこれ以上狭めたくない人は、できるだけ早くから就職活動を始めてみましょう。

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大卒ニートが就職活動をしない理由

大卒ニートがなかなか就職活動に踏み出せていないのは、やる気の問題だけではありません。
厚生労働省の「就業希望の若年無業者が求職活動をしていない理由(2022年)」によると、以下の理由が多くを占めています。

  • 病気や怪我が治らないから
  • 自分に自信がないから
  • 急いで仕事に就く必要がないから
  • 希望する仕事が見つからないから
  • 仕事を探したものの見つからないから

大卒ニートから就職活動を始めようとする場合、そもそも自分がなぜ就職活動の一歩を踏み出せていないのか理解しておくことが重要です。

ここからは、厚生労働省の調査結果をもとに、大卒ニートが就職活動をしない理由を解説していきます。

病気や怪我が治らないから

うつ病や不安障害など、精神的・身体的な不調によって就職活動の1歩が踏み出せていないケースは多くあります。
体調が安定しないと、面接はおろか就職活動に安定して取り組むことが難しくなるため、結果的にニートの現状を続けてしまっていることが考えられます。

この場合、焦って就職活動を進めてもミスマッチな職場に就職しかねませんので、まずは治療やリハビリを優先することが大切です。
病気や怪我が治った後は、無理のない範囲で社会復帰を目指す意識を持っておくと良いでしょう。

なお、国や自治体の就職支援サービスでは、医療機関と連携したサポートを行っているケースもありますので、1人で抱え込まず相談することもポイントです。

自分に自信がないから

大卒ニートの多くは、「自分なんて雇ってもらえないのではないか」「社会に出るのが怖い」と感じ、自信を失っている傾向があります。
周囲の同年代が働いている姿と、無意識に比較して劣等感を抱くとともに、就職活動そのものを止めてしまうことも少なくありません。

しかし、企業は必ずしも完璧な人材を求めているわけではありません。
むしろ、ニート経験をしていないような人で正社員として活躍していたとしても、完璧でない人の方が多いとすら言えます。したがって、面接で「これから頑張りたい」という姿勢を伝えられれば、充分正社員になる事は可能と言えます。

自己肯定感を取り戻すためには、小さな成功体験を積むことが効果的なため、アルバイトや短期インターンから始めるのも有効です。

成功体験を重ねることで自信が回復し、次第に正社員就職へのモチベーションも高まるでしょう。

急いで仕事に就く必要がないから

実家暮らしで生活に困っていない場合、「今は働かなくてもいい」という意識が芽生え、就職活動を先延ばしにしてしまうケースがあります。特に親が経済的に支えてくれる環境では、日常生活に不自由がなく、社会復帰へのモチベーションがどうしても上がりづらいでしょう。

しかし、ニートの期間が長引けば長引くほど空白期間が拡大し、再就職が難しくなる点は注意しておく必要があります。
将来的な自立を見据える場合は「半年以内で就職活動を始める」など、具体的な期限を設けることが重要です。

どうしてもはじめの1歩に躊躇してしまう場合は、とりあえず就職サービスに登録してから考えるといったライトな行動でも良いでしょう。

希望する仕事が見つからないから

就職活動をしたいと考えたものの、そもそもやりたい仕事が分からなかったり、自分にマッチしている仕事が見つからないという理由で就職活動をしないケースも考えられます。

この場合、自分のことが理解できていないと考えられますので、自己分析と業界研究から始めると良いでしょう。

そもそも自己分析や業界研究が面倒だと感じてしまう場合は、就職エージェントのアドバイザーとキャリア面談を行い、自分が興味のある領域を見定めることもおすすめです。

自分に完璧にマッチしている仕事を最初から探すのではなく、少しでも関心がある仕事を見つけようという柔軟な姿勢を持ってみてください。

仕事を探したものの見つからないから

一度就職活動をしたものの、結果が出ずに諦めてしまうニートも見られます。何社も落ちてしまうと「自分には価値がない」と感じやすく、再挑戦するモチベーションを失ってしまうのです。しかし、就活はタイミングや運の要素も大きく、一度の失敗で挫折する必要はありません。

特に大卒ニートの場合は、就活対策を徹底することで理想の就職を実現できる可能性を高められます。就職エージェントを通じて応募すれば、アドバイザーによるサポートが受けられるため、通過率が上がる傾向が見られます。

就活そのものに難しさを感じている人は、就職エージェントの利用も検討してみてください。

大卒ニートの末路

大卒ニートの末路として考えられるケースを5つ紹介します。

  • 正社員就職が厳しくなる
  • 誰かに依存しないと生活できなくなる
  • 社会的信用が落ちる
  • 生涯年収が下がる
  • 肉体的・精神的な不調が悪化する
  1. 正社員就職が厳しくなる
    働いていない期間があると「即戦力」として見なされず、企業からの評価が下がってしまう
  2. 誰かに依存しないと生活できなくなる
    経済的、精神的な自立心が育たず、社会に出る準備が整わない
  3. 社会的信用が落ちる
    収入がなく、職歴が空白のままだと、経済的な信用は得るのが難しい
  4. 生涯年収が下がる
    正社員として働き続けた人と比べ、生涯年収が半分以下になる可能性がある
  5. 肉体的・精神的な不調が悪化する
    不規則な生活や運動不足、ストレスなどが原因で、心身の健康を損なってしまう

正社員就職が厳しくなる

大卒ニートの末路としてまず考えられるのが、正社員就職が厳しくなることです。
なぜなら働いていない期間(ブランク)があると「即戦力」として見なされず、企業からの評価が下がってしまうことが多いからです。

たとえば労働政策研究・研修機構の調査を見ると、フリーター継続期間が長くなるほど正社員に就職できる割合が低くなることが分かります。

具体的には、フリーター継続期間が1年以内の場合は約7割が正社員就職を果たしていますが、3年を超えると約6割に下がり、5年を超えると約3割まで落ちます(※)。

大卒ニートの中にはアルバイト経験がそこまでない人も多いかと思うので、スキルに乏しいぶん、フリーターよりも就職難易度が高まる可能性があることは理解しておきましょう。

※出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容 p.128

誰かに依存しないと生活できなくなる

大卒ニートの末路としては、誰かに依存しないと生活できなくなることも挙げられます。 

親や兄弟などに頼り続けると自立心が育たず、社会に出る準備も十分に整わないからです。

たとえば実家暮らしで、家事も食事の準備もすべて任せっきりの生活を送っていると生活力が身につかず、一人暮らしをすることに強い不安を感じてしまうでしょう。

このように誰かに依存した生活が続くと、経済的にも精神的にも自立できなくなり、ニート生活から抜け出すのが難しくなるのです。

社会的信用が落ちる

社会的信用が落ちることも、大卒ニートがたどる末路として考えられるでしょう。

収入がなく、職歴が空白のままだと、経済的な信用を得るのが難しくなるからです。

ニート生活が続くと、次のような影響が出る可能性があります。

  • クレジットカードの審査に通りにくくなる
  • 賃貸物件の入居審査が通らないことがある
  • 住宅ローンや車のローンを組むのが難しくなる

このように社会的信用が落ちると選択肢が狭まり、不自由な生活を強いられる可能性があることも理解しておきましょう。

生涯年収が下がる

このままニート生活を続けると、生涯年収が大きく下がってしまう恐れもあります。

労働政策研究・研修機構の調査によると、大卒の正社員とフリーターでは男性でおよそ1億円、女性は約8,000万円の差が見られます。

ニートの場合は収入がないことから、この差はさらに広がるでしょう。

大学卒の生涯年収(※)正社員フリーター
(フルタイムの非正社員
男性2億5千万円1 億5千万円
女性2億円1 億2千万円

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2024|生涯賃金など生涯に関する指標 p.302  p.318

※学校を卒業してすぐに就職し、60 歳まで継続して務めた場合の生涯賃金(退職金を含めない)

上記のデータから分かるように、正社員として働き続けた人と比べ、ニート生活を長く続けると生涯年収が半分以下の割合になる可能性があるのです。

肉体的・精神的な不調が悪化する

大卒ニートの末路としては、肉体的・精神的な不調が悪化することも考えられます。

不規則な生活や運動不足、ストレスなどが原因で、心身の健康を損なってしまう可能性があるからです。

たとえば昼夜逆転の生活を送っていると体のリズムが狂い、免疫力の低下や、高血圧や糖尿病、脳卒中などのリスクが高まることが知られています。 

不安な気持ちを誰にも相談できずにいるとストレスがたまり、不安障害などの精神疾患を発症してしまう可能性もあるでしょう。 

このようにニート生活を続けると心身ともに健康状態が悪化し、社会復帰がさらに難しくなってしまう場合があるのです。

大卒ニートから脱出するためのすべき行動6選

社会復帰に向けて、大卒ニートが取り組んだ方が良いことを6つ紹介します。

  • 規則正しい生活を送る
  • 短期アルバイトを始める
  • 資格を取得する
  • 職業訓練としてのボランティア活動を行う
  • インターンシップに参加する
  • なぜニートになったかを振り返る

1. 規則正しい生活を送る

1つ目は、規則正しい生活を送ることです。

ニート期間が長くなると、昼夜逆転して生活リズムが乱れます。そこで、ニートを脱出するためには、以下のような規則正しい生活が重要です。

  • バランスの良い食事を摂る
  • 朝に散歩や日中に軽い運動をする
  • 決まった時間に起床する
  • 十分な睡眠を取る

まずは、自分のできそうなことからでいいので、生活リズムが乱れていた人は少しずつ規則正しい生活を送るようにしましょう。

2. 短期アルバイトを始める

いきなり正社員として働くことに抵抗がある大卒ニートの方には、短期アルバイトを始めるのがおすすめです。

短期アルバイトは、自分に合わないと感じた場合、すぐに別のアルバイトに変更可能です。

短期アルバイトであれば、正社員よりも雇用される確率が高くなります。

さらに、真面目に勤務することで、正社員に昇格するチャンスがあるでしょう。

労働意欲はあるが、正社員はまだハードルが高いと感じる方は、短期アルバイトを検討してください。

3. 資格を取得する

3つ目は、就職に有利な資格を取得することです。自分が就きたい職業に関する資格の取得を目標にしましょう。

目標を設定するのは、モチベーション維持や、やる気を出すには大切なことです。

さらに、どのようなスキルが必要なのかも調べてリストアップしておき、資格の勉強と同時に行うことで効率良く就職活動を進めることができます。

ただし、あらゆる資格を取得しようとしすぎると、勉強に集中できなくなる恐れがあるため、必要最低限の資格に絞って勉強を進めましょう。

4. 職業訓練としてのボランティア活動を行う

いきなり就職することに不安を感じる方は、職業訓練としてのボランティア活動への参加がおすすめです。

厚生労働省は、若者の労働をサポートする目的で、ジョブパスポート事業を展開しています。
対象者は、13歳から30歳までの学生と社会人です。

ジョブパスポートを利用するメリットは、以下の4つです。

  • 職業選択の幅を広げられる
  • 自分の知らなかった世界に触れられる
  • 就職する前に社会経験を積める
  • 企業に対してボランティア活動を公式にアピールできる

ボランティア活動であれば、自分に興味のある分野に挑戦できます。
さらに、参加者同士で共通の話題があるため、コミュニケーションも取りやすいでしょう。

出典:厚生労働省「ジョブパスポートのご案内

5. インターンシップに参加する

最後は、インターンシップに参加することです。

インターンシップに参加することで得られるメリットは、以下の3つです。

  1. 採用のミスマッチを防げる
  2. 就職後の働く姿を想像できる
  3. 企業の社風、職場の雰囲気を理解できる

企業のホームページだけでは、わからない情報を知る貴重な機会になります。

一部のインターンシップは選考なしで参加できます。ほかにも、給与が発生するものがあるため、興味がある方は一度調べてみてください。

6. なぜニートになったかを振り返る

ニート生活から抜け出したい方は、「自分がなぜニートになってしまったのか?」を振り返る時間を持ちましょう。 

根本的な原因が分かると、今後の対策を立てやすくなるからです。

たとえば「やりたいことが見つからなかったこと」が原因の場合、自己分析をしっかりと行うことで自分の性格にマッチする仕事や業界が見つかるかもしれません。

過去の自分と向き合うことは辛いかもしれませんが、原因を明確にすることで、次にどう行動すればいいのかが見えてきます。

就職に向けて一歩踏み出したい方は、ニートになった原因もぜひ考えてみてください。

大卒ニートが考えやすい就職に対する誤解

大卒ニートが就職に対して抱きやすい誤解として、営業職はブラックであり、専門職には未経験から就職できないというものが挙げられます。

営業職はノルマ達成のために長時間労働が強いられたり、専門職は資格や経験が優先されたりするイメージが強いからです。

また、最初の就職先が一生を左右し「ニートになると就職できない」という誤解もよく耳にします。

それぞれの誤解について詳しく解説しますので、大卒ニートの就職に関する誤解と事実はどうなのかを知りたい方は、一つずつ理解しながら読み進めてください。

誤解1. 営業の働き方はブラックである

営業職がブラックであると誤解されるのは、ノルマを達成するために長時間労働や休日出勤が発生しやすいイメージがあるからです。

厚生労働省「月間実労働時間及び出勤日数」によると、全体の残業時間(所定外労働時間)は10.3時間に対し、営業の残業時間(超過実労働時間数)は下記の通りでした。

業種企業規模10人以上企業規模1,000人以上
自動車営業15時間20時間
機械器具・通信・システム営業11時間15時間
金融営業18時間20時間
保険営業1時間0時間
その他の営業11時間13時間

参考:総務省統計局(e-Stat)「賃金構造基本統計調査

上記をふまえると、営業職は極端に残業が多いとは言えず、扱う商品やサービスによって残業時間が異なります。

ノルマのきつさも業界や企業によって異なる傾向にあるため、ノルマが多くない企業も存在します。

誤解2. 専門職は未経験からだとなれない

ITエンジニアや製造業、建設などの専門職は未経験からでは就業できないということも、誤解と言えます。

もし上記の分野に興味があったとしても、知識がなければハードルが高いと感じてしまうでしょう。

実際は、研修制度や教育体制が整っている企業であれば、未経験であっても文系・理系に関係なく専門職にチャレンジできます。

大卒者は受験勉強を乗り越えたり、単位を取得して卒業した実績があったりするため、未経験の仕事でも学習スキルを活かせば活躍できる可能性があると判断されやすい傾向です。

大卒ニートで「未経験だから」とあきらめる必要はありません。

誤解3. 最初の就職先が一生を左右する

「新卒でないと有名企業に入れない」「新卒でないと丁寧に仕事を教えてもらえない」などの理由から、大卒ニートの方は一社目で全てが決まると思っている場合があります。

特に、一度入社したら長く働くのが当たり前だと思っている人ほど「失敗できない」というプレッシャーが重くのしかかりやすいです。

以下にあるindeedのデータによると、転職経験者は約6割、未経験者は約4割です。

対象者割合
転職経験者59.7%
転職未経験者40.3%

参考:indeed(Newsroom)「転職に関する5か国(日・米・英・独・韓)比較調査を実施

約6割の人が転職しているからこそ、最初の就職先に過度にこだわる必要はありません。

実際に経験やスキルを重ねてから、自分が望む有名企業に入社できる場合もあります。

誤解4. ニートになると就職できない

大学卒業後に時間が経っていたり、ニート状態の期間が長かったりすると「もう就職できない」と思い込んでしまう場合があります。

労働政策研究・研修機構のデータによると、1年前にニートだった方が正社員になった割合は下記のとおりでした。

年齢層男性女性
15歳~19歳16.1%16.4%
20歳~24歳20.6%22.7%
25歳~29歳22.0%18.3%
30歳~34歳12.5%10.7%
15歳~34歳計18.3%17.4%

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③

上記のデータから、20代の方であれば、約2割はニート状態から正社員就職に成功しています。

割合として少なく感じるかもしれませんが、決して不可能とは言えないでしょう。

大卒の強みを活かす就活の考え方・取り組み方

大卒の強みを就活で活かすには、ポテンシャル採用枠を狙いつつ、学習能力と意欲、論理的思考力をアピールできるとよいです。

なぜならポテンシャル採用は現在のスキルや経験よりも、将来性を重視する傾向にあるからです。

また、育成に力を入れている企業に応募することで、業界や商品・サービスについて学習できます。大学を卒業するために身につけた能力を仕事でも活かせば、入社してからの活躍が期待できるでしょう。

それぞれ詳しく解説しますので、大卒の強みを就活に活かしたい方はぜひ参考にしてください。

1. ポテンシャル採用を狙う

ポテンシャル採用とは、今のスキルや経験よりも、将来性や潜在的な能力を重視しています。

20代であれば職歴よりも人柄や意欲を重視する企業も多いため、大卒でニートの方はポテンシャル採用を狙った方がよいと言えます。

厚生労働省のデータによると、新卒と中途採用それぞれで重視されるポイントは下記の通りでした。

項目新卒中途採用
チャレンジ精神79.3%72.7%
柔軟な発想29.3%22.9%
マナー58.6%58.1%
組織への適応性53.2%51.8%
コミュニケーション能力74.8%66.9%
従順さ20.1%20.3%
体力・ストレス耐性36.2%31.4%

参考:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況

なお、30代以降は即戦力としての活躍が求められる傾向にあるため、未経験からチャレンジしたい方は、20代のうちにポテンシャル採用を狙うのをおすすめします。

2. 育成に力を入れている企業を狙う

大卒ニートの方が就職する際「仕事を急いで覚えてほしい」と言われるとプレッシャーを感じてしまうのも無理はありません。

教えてもらいながら徐々にステップアップしたい方は、応募先の企業が育成に力を入れているかを見るようにしましょう。

企業が育成に力を入れているかを確認するには、下記について見ておくとよいです。

項目確認する点
研修制度・研修の具体的な内容、期間、流れが記載されているか
・OJT(実務を通したトレーニング)が中心か
資格取得手当・毎月の資格手当はあるか
・資格取得の費用を会社が負担してくれるか

3. 大卒ならではの強みを積極的にアピールする

企業が大卒者に対して評価しているポイントの一例は、下記の通りです。

  • 論理的思考力
  • 基礎学力
  • 学習意欲

大学を卒業できているということは、さまざまなテストや課題提出を続けてきた証拠として見てもらえます。

就業時も論理的な思考や仕事・商品について学ぶ力が求められるため、上記についてアピールすれば「よい人材である」と採用担当者から思ってもらえる可能性が高まります。

もし学力に自信がない場合は「計画性をもって期日までに課題を提出した」「約束の時間に遅れなかった」など、自分では自然に行えていたことを伝えるのも効果的です。

就職を成功させた大卒ニートの体験談【リアルな声】

大卒でニートの状態から就職を成功させた方の体験談として、公務員試験に落ちてから就活に取り組み、見事内定を勝ち取った実例があります。

成功事例のように、新卒で就職しなかった理由を説明できるようになったり、ビジネスマナーを身につけて面接に臨めるようになったりすれば、高評価を得やすくなります。

また、夢をあきらめたり、会社を1カ月で解雇されたりしても、就職支援サービスを活用しながら就活を進めることで、自分に合った会社に就職した人もいました。

それぞれ詳しく紹介しますので、大卒でニートの状態から就職を成功させた人の事例を、就活の参考にしてください。

1. 卒業から1年経った後に就活を成功させた体験談

時期状況
大学4年公務員試験に落ち、進路未定で卒業
卒業後居酒屋でフリーター
一人での就活に苦戦
転機彼女との別れを機に就職支援へ登録
現在施工管理会社の正社員として就業中

Y.Tさんは公務員試験に落ちたショックを引きずり、卒業後は既卒フリーターになりました。

一人での就活では「なぜ新卒で就職しなかったのか」をうまく説明できず不採用が続き、将来への不安から自信を喪失していたそうです。

転機となったのは、就職支援サービスでの仲間との出会いでした。

同じ悩みを持つ仲間と励ましあい、「自分は一人ではない」と実感できたことで、苦手だった面接への恐怖を克服できたと話します。

結果的に第一志望の企業から内定を勝ち取り、現在は職場の良好な人間関係にも恵まれ、楽しく仕事ができている様子です。

無事に就職できたことで、罪悪感なく趣味に没頭できる余裕が生まれたことが最大の喜びであることを語っていました。

一人で就活に行き詰っていても、環境や方法を変えれば道は拓けることを教えてくれる事例と言えます。

参考:ジェイック就職カレッジ「Y.Tさんの就職成功体験談

2. 消防士試験に2年費やした方の成功体験談

時期状況
新卒入社カーディーラーに就職するも、半年で早期退職
退職後消防士を目指し2年間勉強するが、体力試験不合格で断念
転機友人の紹介で就職支援へ
現在貿易会社の正社員として、海外事業チームで活躍中

新卒で入社した会社を半年で辞めて消防士を目指した石渡さんは、筆記試験は合格したものの、体力試験が不合格となり、進路を見失ってしまいました。

友人の勧めで参加した就職支援で、講師の「会社は自分の力で変えられる」という言葉に感銘を受け、就業意欲が高まったと話します。

ビジネスマナーを学びなおして自信をつけ、見事5社から内定を獲得しました。

現在は第一志望だった貿易会社に入社し、英語を駆使して海外とやり取りする日々を過ごしておられます。

手を挙げれば任せてもらえる環境で、海外出張を任されるほど成長できたようです。

「自分で何かを成し遂げたい人は、民間企業こそ輝ける」と充実した表情で語っていました。

参考:ジェイック就職カレッジ「石渡弘樹さんの就職成功体験談

3. 家族と全力で向き合った後に就活を成功させた体験談

時期状況
20代役者として活動(アルバイト兼務)
30歳役者を引退し初就職するも、半年後に親の介護のため退職
30歳~33歳約3年間、無職で介護に専念(ニート状態)
現在33歳で無事に再就職に成功し、社会人として再スタート

木部さんは30歳で一度就職しましたが、親の介護のため半年で退職することになり、その3年間は「空白期間」を過ごしました。

状況が落ち着いて再就職を決意したものの「30代で職歴が浅く、直近3年は無職だったので面接で話せることが何もない」という事実に、大きな恐怖を感じていたそうです。

しかし、就職支援のアドバイザーは、木部さんの空白期間をネガティブに捉えることはなく、木部さんの強みを見つけ出し、言語化してくれました。

「無職の期間の無駄ではなかった」と気づけたことで、自信を取り戻すことができたと語ります。

その後は就職講座で会話力を磨きなおし、見事再就職に成功しました。

「コミュニケーションが苦手でも、一歩踏み出せば必ず変われる」と、過去の自分と同じ境遇で悩む人にエールを送っていました。

参考:ジェイック就職カレッジ「面談・就活講座を通して自分に自信がついた

4. 会計士を諦め民間企業への就職を成功させた体験談

時期状況
大学~卒業後会計士を目指して勉強に専念。就活はせず既卒に
挫折試験勉強に行き詰まり、将来への不安から夢を断念
就活初期「既卒」の壁に直面し、他社エージェントで自信喪失
現在未経験からシステムエンジニアとして活躍中

会計士を目指していたN.Hさんは、卒業後も勉強を続けていましたが、苦手科目の壁や将来への不安から夢をあきらめる決断をしました。

しかし、いざ就活を始めてみると「既卒」という立場の厳しさに直面し、最初に相談したエージェントでは希望を否定され「自分には選択肢がない」と自信を失ったようです。
そんな中、ジェイックのアドバイザーは「焦らなくてもいい」と不安を受け止めてくれたと話します。

その言葉に救われて前向きさを取り戻し、「未経験でも大丈夫」という言葉を信じて、まったく知識のないIT業界への挑戦を決意しました。

現在はシステムエンジニアとして、暖かい先輩たちに支えられながら日々成長を実感しているようです。

「案ずるより産むが易し」と、挑戦することの大切さを語っています。

参考:ジェイック就職カレッジ「会計士の資格取得から進路変更!全くの未経験職種へ

5. 会社を1ヶ月で解雇されてしまった方の成功体験談

時期状況
大学卒業後就職せず、友人とアート活動を行う(フリーター状態)
27歳初就職するも、営業ノルマ未達により1カ月で解雇
転機解雇翌日に就職支援に登録
現在Web広告代理店の正社員として活躍中

美大卒業後、就職せずにアート活動を続けていた玉井さんは、経済的な焦りから27歳で初めて就職しました。

しかし、過酷な営業活動で成果を出せず、わずか1カ月で解雇されたことから「自分には社会人として働く力がないのではないか」と自信を失ってしまったようです。

その後「もう一度、仕事の基本から教えてほしい」と思い、就職カレッジに参加しました。

研修で自己分析や実践的なワークを重ねたことで「自分も変われる」という手ごたえと自信を取り戻したと話します。

現在は興味があったWeb広告代理店に入社し、広告の企画から分析まで担当していますが、新人のプレゼン大会では優勝するほど成長しました。

「ここで得たビジネススキルを、いつか芸術の世界に還元したい」と新たな夢も持ち、イキイキと働いている様子です。
参考:ジェイック就職カレッジ「玉井千尋さんの就職成功体験談

大卒ニートが就職活動で検討したいおすすめの仕事

大卒ニートにおすすめの仕事を5つ紹介します。

  • ルート営業
  • プログラマー
  • 販売職
  • 事務職
  • 地方公務員

1. ルート営業

ルート営業は「未経験者歓迎」の求人が多いため、大卒ニートにおすすめです。

ルート営業は、既存顧客への定期的な訪問をする中で、新商品やサービスの提案を行う仕事です。

営業職は未経験者の募集が多く、特に20代は採用において成長性やポテンシャルを重視してくれる会社が少なくありません。

そのため、ニートからでも正社員として就職できる可能性が高いでしょう。

平均年収447万円
役に立つ資格・ビジネス実務法務検定
・FP(ファイナンシャル・プランナー)
・販売士
向いている人・ コミュニケーション力が高い人
・ プレゼンテーションが得意な人
・ 交渉に自信がある人
・ 行動力がある人
・ 責任感の強い人

出典:マイナビエージェント「法人営業|職種別平均年収ランキング

2. プログラマー

プログラマーは人手不足が深刻な仕事のため、大卒ニートにおすすめです。 

主な仕事内容は、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてプログラミング(コードの記述や動作確認)を行うことです。 

IT業界は人手不足の会社が多く、他のIT系職種に比べてプログラマーは「未経験OK」の求人の割合が特に多くなっています。

研修が充実している会社も多いので、「スキルがないから不安」「文系だけど大丈夫かな…」と感じている大卒ニートの方も挑戦してみましょう。

平均年収557.6万円
役に立つ資格・基本情報技術者試験
・応用情報技術者試験
・情報セキュリティマネジメント試験
向いている人・好奇心が旺盛な人
・学習意欲が高い人
・ものづくりが好きな人
・論理的な思考が得意な人
・コツコツとした作業が得意な人

出典:厚生労働省「プログラマー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

3. 販売職

販売職も「未経験者歓迎」の求人が多いため、大卒ニートにおすすめです。 

販売職は店舗での接客や、商品の販売を行う仕事で、デパートやショッピングモール、家電量販店などで働くことが一般的です。

特別なスキルや資格がなくても働きやすい一方、人手不足に悩んでいる店舗が多いため、社会人未経験の大卒ニートでも比較的就職しやすい仕事といえるでしょう。

平均年収361万円
役に立つ資格・販売士
・登録販売者
・ビジネス実務マナー検定
向いている人・性格が明るい人
・人と接するのが好きな人
・コミュニケーション力が高い人
・サービス精神が旺盛な人
・チームワークを大切にできる人

出典:厚生労働省「デパート店員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

4. 事務職

事務職は、技術職・専門職と比べるとそこまで高いスキルが求められないので大卒ニートにおすすめです。 

主な仕事内容は、書類作成やデータ入力、電話対応などです。

事務職は基本的なパソコン操作ができれば応募できる求人が多く、仕事をするにあたって必須の資格なども特にありません。  

オフィスの中で働く時間がほとんどで、在宅で働ける会社も多いので、「週5日働くのは体力的に不安…」と感じている大卒ニートでも働きやすい仕事といえるでしょう。

平均年収510.9万円
役に立つ資格・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
・日商簿記検定
・秘書検定
向いている人・事務処理能力が高い人
・正確に作業ができる人
・パソコン操作が得意な人
・相手の立場で物事を考えられる人
・サポート的な仕事をしたい人

出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

5. 地方公務員

地方公務員は社会人経験がなくても応募できるため、大卒ニートにおすすめです。

地方公務員とは、都道府県庁や市町村役場などで働く公務員のことです。

地方公務員法において「公務員試験は誰にでも平等に受けられる試験」と定められているため、社会人経験がないニートであっても公務員試験を受験できます。

なお、年齢制限を30歳前後に設定している自治体が多いので、自分が受験対象に当てはまるかどうか事前に確認しておきましょう。

平均年収478.3万円
役に立つ資格・行政書士
・社会福祉士
・公認会計士
向いている人・地域社会に貢献したい人
・ルーティン作業が苦ではない人
・丁寧な作業が得意な人
・誰にでも誠実に対応できる人
・安定した仕事に就きたい人

出典:厚生労働省「地方公務員(行政事務) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

まとめ

大卒ニートになる原因は、主に気持ちの面でネガティブになることが多いことにあります。

しかし、このような気持ちになった時は、誰でもうまくいかないことはある、という風に気持ちを切り替えて前向きに就職活動へ取り組むことが重要です。
また、一人では解決できない悩みや不安を抱えている時は専門家の力を借りて、現状を変える方法があります。

専門家は様々なケースに対応してきた経験と知識を持っています。

自分では気がつかない欠点や改善案を出してもらうことができるため、積極的に利用しましょう。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」