
フリーターから正社員になった人は多数おり、フリーター歴10年で就活に成功した人や、就職して活躍している人などがいます。
弊社ジェイックは、正社員未経験の人の就職支援に強みを持っており、フリーターから正社員への就職支援実績が多数あります。そこで、ジェイックが支援した、フリーターから正社員になった人の体験談5選を紹介します。
同じような経歴や状況の人の体験談を読んで、就職するか、どうやって就職活動を進めるか検討してみてください。




この記事の目次
フリーターから正社員になった人の体験談5選
フリーターから正社員になった人の体験談をいくつか知ることで、「自分の場合はどうか?」といったイメージを沸かせることができます。
それでは、実際にフリーターから正社員になった人の体験談を5つご紹介します。
1.フリーター生活10年から正社員になった29歳女性
①フリーターになった経緯
私は高校を中退して、フリーターになりました。高校を中退した理由は、正直に言えば「遊んでいて、学校に行かなくなってしまった」ということです。高校中退ですから、最終学歴は中卒です。そのため、アルバイトの面接にもなかなか合格できませんでした。
いくつもの面接を受ける中でようやく採用されたのが、カラオケの店員のバイトでした。やっと見つかったバイトでしたので「辞めたら、次はない」と感じ、結局10年間同じバイトを続けることになりました。ただ、この「10年間、同じ仕事を続けていたこと」が、後に正社員就職の面接で大きなアピールポイントになったので、フリーター生活も無駄ではない、むしろ私にとって良い経験だったと思います。
②フリーターや就職活動で苦労したこと
カラオケ店での仕事にも慣れた頃、バイトの掛け持ちもしました。ファミレスの深夜帯の店員業務です。複数のバイトをすることで収入も増えましたし、20代半ばまでは「正社員になりたい」とは考えませんでした。正社員になることに、意義やメリットが見出せなかったからです。そのため、最初のバイトに合格してからは、順調なフリーター生活を送っていました。
ところが、新型コロナウイルス感染拡大により、この状況が一変しました。
③就職のキッカケ
私のバイト先は「カラオケ店」と「ファミレス」です。どちらも、コロナの影響を大きく受ける職場でした。メインのバイト先である「カラオケ店」は密な空間をおそれて客足が激減し、シフトも大幅に減ってしまいました。「ファミレス」も来店客が減り、さらに私が勤務していた深夜帯のシフトが「飲食店の時短営業」により、丸々無くなってしまったのです。収入は大幅に減り、このままでは生活が維持できないことが目に見えていました。
そんな状況の中、同じ職場で働く正社員の人たちは優先的にシフトに入れたり、休業補償があることを目の当たりにしました。私はあらためて「正社員として働く魅力・メリット」に気付き、これが就活をはじめるキッカケになりました。
ただ、私は就活をしたことが無かったので、どのようにすれば良いのかまったく分かりません。いろいろと検索する中で就職エージェントの存在を知り、ジェイックで社会人マナーの研修に参加しました。そして、研修を受けることで参加できる「面接会」で今の勤務先に巡り合うことができ、ジェイックに登録してから約1ヵ月で内定をいただくことができました。
④正社員になった今の状況や感想
勤務先は、ウォーターサーバーをメインの商材として扱う企業です。私は営業職として、既存のお客様に提案営業をしています。
この会社に就職しようと決めた理由は「お客様を大事にしている企業」だったからです。面接でお話しした社員の方と、私が仕事をする上で大切にしたいことがほぼ一致していたのが決め手になりました。また、入社後の早い段階から、社員の意見を採用してくれる社風であることに、やりがいも感じています。
フリーター経験が長くなるとバイト先を辞めることを躊躇してしまうと思いますし、学歴や経歴に自信が無くて勇気が出ない人もいると思います。実際に、私もそうでした。
でも、これらは正社員就職を諦める理由にはならないと思います。たとえばジェイックの研修は、無料で受講できます。まずは受講してみて、それから諦めるのかどうか決めてもいいと思います。自分の未来のために、一回勇気を出して、一歩進んでみるのがいいのかなって、私は思います。
フリーターの就職支援実績豊富なプロに相談するなら!
以上のように、弊社ジェイックは、フリーターの就職支援実績が多数あります。
フリーターの就職でつまづきやすいポイントや、フリーターならではの就活の悩みを熟知したプロがいるので、就職を考えている方はぜひ相談してみてください。
「まだ就職するか迷っている」「就職したいけれどやりたい仕事が分からない」「就職活動をどうやって始めればいいのか分からない」など、どんな悩みでも気軽に相談可能です。

2.大学中退フリーターから正社員になった23歳男性
①フリーターになった経緯
大学生活は、音楽部でのバンド活動に明け暮れていました。夜遅くまで仲間と演奏をして、そのため朝は起きられず、学校に行かなくなり、ずっとバイトをしていました。バイトをしてお金を貯め、そのお金でライブを行い、またお金が無くなったらバイトをするという繰り返しです。休学したのも音楽を続けるためでしたが、結局、仲間たちは卒業したり就職する中で、自分は大学を中退することになりました。
中退後、しばらくはフリーターをしていましたが、ある日「就職活動 大学中退」で検索してジェイックのことを知りました。
②フリーターや就職活動で苦労したこと
大学を中退して就活も未経験だったため、どうやって活動していいか分かりませんでした。ネットで検索する中でジェイックの就職支援サービスを知りました。登録した決め手は、充実した研修を受けられること。いきなり就活を始めるのは不安だったので、ひとつずつ段階を踏んで進めるのが良かったです。
研修は午前9時から始まるので、夜型だった生活から強制的に早起きが習慣になりました。生活習慣が変化することで、気持ちも良い方向にガラッと変わりました。
③就職のキッカケ
正社員として就職しようと考えたキッカケは、周囲の多くの友人が就職していったことです。友人と飲みに行っても、フリーターと正社員では話題が噛み合いません。「自分だけ、新しい場に踏み出せていない」「自分だけ、成長していない」と焦りました。
④正社員になった今の状況や感想
今の勤務先に就職して、約一年が経ちました。空調やエアコンのメンテナンス会社です。基本は営業職ですが、現場での作業にも携わりながら勉強をしているところです。まだ分からないことも多いので、学ばなければならない事が多くて大変ですが、頑張ろうと思っています。現場でお客様から「ありがとう」と言われるときに、仕事のやりがいを感じています。
私は、大学を辞めてから就職活動をはじめようかと迷っている期間がありました。今思えば、もっと早く動き出せば良かったと思います。大切なことは「踏み出すこと」だと、これから就職活動をする人に言いたいです。
3.大学卒業後リゾートバイトをしていた26歳男性
①フリーターになった経緯
学生時代、就活はしませんでした。大学2年の時にロンドンに旅行に行ったのがきっかけで、海外に興味を持ち始めたからです。ロンドンは1週間の旅だったのですが、「もっと長く滞在して、いろんな世界を見てみたい」と思いました。それで、周囲が就活を始めた頃に「卒業したら海外に行こう」と決めて、就活はせず、アルバイトでお金を貯めました。本音を言うと、「まだ働きたくない」という気持ちもあったと思います。
②フリーターや就職活動で苦労したこと
卒業後すぐに短期留学でフィリピンに3か月、そして一旦帰国してまたお金をためてワーキングホリデーでカナダに半年間行ってました。本来ワーキングホリデーは一年間なのですが、オーロラをみたりして、予定よりも早く資金面が苦しくなり、半年で終えました。
カナダから帰国した後、また海外に行くお金を貯めるために、リゾートバイトに応募しました。“ワーホリとか海外旅行に行きたい人がよくリゾートバイトをしている”という情報をネットで見て、「いい経験にもなるかな」と思ったんです。
リゾートバイトは3か月で辞める予定だったんですが、結構居心地の良い職場だったのと、働いていたホテルにお願いされたこともあって、結局1年間働きました。人間関係は本当に良かったです。ですが、続けるうちに、「そろそろ就職しよう!」という気持ちに変わっていったんです。
③就職のキッカケ
リゾートバイトには、派遣やバイトを長く続けてる人も多く、いろんな年代の人がいます。その中に38歳の派遣の方がいたんですが、その人が24歳くらいの正社員の女性にきつく怒られてるのを目撃して…。それを見て「自分だったら耐えがたい」と思い、就活することに決めました。
その頃、働いていたホテルから就職の誘いもいただいたんですが、そのホテルは僕の地元から4時間かかるところにあったので、「正社員で働くなら、もっと地元に近いところがいいな」と思い、自分で就活してみることにしました。
地元に戻っていくつかの人材紹介会社や、就職支援をしている会社に登録しました。そのうちの1つがジェイックです。一番最初に面談したのがジェイックだったのですが、詳しい話を聞いて、「ここを使って就職しよう!」と決めました。無料で就活講座を受けられるし、書類選考なしでたくさんの企業と一気に会えると聞いたので、自分で進めるよりも自分に合った企業を見つけやすいかな、と思ったんです。
④正社員になった今の状況や感想
集団面接会に参加して、今の会社に出会いました。注文住宅の建設やリノベーション、販売を行っている会社です。家を建てる際、床材や壁材に無垢の木など自然素材を使っていて、そんなところにも魅力を感じて、入社を決めました。
今は、戸建て注文住宅を希望するお客様の対応や、希望に合わせた間取りの提案を行っています。家に関する知識は全くなかったので、最初の1か月ぐらいはCAD(キャド。住宅の設計や製図を支援するソフト)の使い方を学び、それからお客様対応のやり方を教わりました。仕事の魅力は、イチから家の設計に携われて、その家が形として残ることだと思います。
「働こう!」と思ったのであれば、すぐに行動することが大切だと思います。その時に動かないと、結局ダラダラ過ごしてしまって、その生活に慣れると、「このままでも別にいっか」と思ってしまいますよね。そうならないためにも、働こうと思った時の気持ちを大切にして就活を進めていってほしいです!
4.早期退職後フリーターをしていた24歳男性
①フリーターになった経緯
大学受験に失敗した私は、自動車整備士の資格が取れる2年制の短大を受けて、そこに入学しました。国が指定する学校を卒業すると、実務経験がなくても受験資格を得られるので、卒業と同時に、“2級ガソリン自動車整備士”という資格を取得しました。
整備士としてディーラーに就職しましたが、入社4か月で退職してしまいました。直属の先輩とうまく人間関係を築けなかったことが要因です。当時の僕は人としても未熟で、自分からコミュニケーションをとることが苦手で、それであっさりと辞めてしまいました。
その後は、1年8か月程アルバイトを続けました。コールセンターやカラオケ店、ライブ会場のスタッフなど、自分を変えたいと思い接客関係の仕事をいろいろやりましたね。
②フリーターや就職活動で苦労したこと
就活では、まずハローワークに行きました。ハローワークでは業界・職種とも幅広く求人を紹介してもらいましたが、自分の適性も、業界・職種についてもよくわかっていなかったので、「この仕事どうですかって言われても…」みたいな感じでした。それと、こう言うと失礼なんですが、事務的に求人紹介してくれる感じで、あまり良い印象がなかったんです。
それで、「もっと丁寧にサポートしてくれるエージェントはないかな?」と思って、ネットで検索するようになりました。
③就職のキッカケ
短大を卒業して、整備士としての4か月とアルバイトでの1年8か月が経った頃、4年制の大学に行った友人たちは大学を卒業して、“4月から社会人”という時期でした。彼らを見ていて、バイトで生計を立てている自分が周りから取り残されていくような劣等感を覚えたことがキッカケです。
④正社員になった今の状況や感想
集団面接会では3社とマッチングして、第一志望だった今の会社に入社しました。病院やホテル、大型スーパー等の受付や事務、清掃などの業務を幅広く請け負っている会社です。
僕の今の仕事は、病院などで業務を行うスタッフさんたちのマネジメントです。スタッフの指導や調整、業務の数字管理、品質管理といったことですね。
うちの会社は、社員で入社すると、こうした現場のマネジメントか、または請負先開拓をする営業部門に配属されることが多いのですが、僕は現場マネジメントの仕事をしています。スタッフには年上の方も多くて、コミュニケーションに悩むこともあるのですが、それも自分の成長につながると感じているので充実しています。お客様から「いつも誠実に対応してくれるね。ありがとう」と褒めてもらえた時は、普段の姿勢や頑張りを認めてもらえた気がして嬉しいです。
就活中って、選択肢も多いし、その選択で人生が変わると思うと、行動が億劫になりがちだったりすると思うんです。でも行動しないと、自分のしたいことも、どんな就職先があるのかもわからないし、逆に行動することで今まで気づかなかったことに気づくこともあると思うんです。私は自分自身の経験からもそう思うので、ぜひ失敗を恐れず、頑張ってほしいです。
5.学校中退後フリーター、スポーツ一筋だった25歳男性
①フリーターになった経緯
私は、小・中・高とサッカーをやっていました。高校卒業後は、理学療法士になれる大学に推薦で入りました。「スポーツに絡むような仕事には興味がある。理学療法士なら関係があるんじゃないか」と思ったのが選択した理由です。でも、実際は、理学療法士にそこまで興味があったわけでもなければ、仕事内容や待遇についてちゃんと調べたわけでもありませんでした。そのため、実習や試験に対してモチベーションがあがらず、1年休学して、その間は焼肉屋でバイトとかしてたんですが、1年たって復学しても理学療法士への興味は持てず、中退しました。
②フリーターや就職活動で苦労したこと
大学中退後は、2年ぐらいフリーターをやってました。バイトは、焼肉屋を辞めて深夜のコンビニです。ずっと一人暮らしをしていたのですが、その頃の家賃は親にも出してもらっていました。甘やかされてますよね(苦笑)。実はその間、少しだけ公務員試験の勉強もしていました。「就職しなきゃ」とは思ってたんですが、特にやりたいこともなかったので「公務員にでもなろうかな」と。で、中退した年の翌年と、その次の年の2回、市役所とかを受けたんですが、どこも受からなくて。それで民間への就職を考え始めました。
③就職のキッカケ
ジェイックのことは、「中退 就職」で検索して見つけました。ホームページに「中退者の支援をしている」と書いてあったので、「まずは説明会に行ってみよう」と。
僕は理学療法士になるため専門的な大学を中退していることもあり、普通の就活のやり方が全くわかりません。だったら、一人でやるよりもカレッジに参加したほうが良さそうだな、助かるな、と思ったんです。
④正社員になった今の状況や感想
集団面接会では3社とマッチングしたのですが、個別面接で3社とも落ちてしまい、内定はもらえませんでした。その時にジェイックから「この会社を受けてみない?」と紹介されたのが、今の会社です。輸入車ディーラーで、僕は特にクルマ販売の仕事には興味がなかったのですが、かといって「これがやりたい」というのがあったわけでもないし、もともと僕は「どんな仕事をするか」よりも「どんな人と働くか」を重視していたので、面接を受けてみることにしました。そしたら、面接をしてくれた人がすごく魅力的な人だったんです。それで、「この人の下で働いてみたい」と思い、入社することにしました。
もちろん、クルマという高額なモノを売るので、大変なことはあります。お客様に対しては丁寧な接客が必要ですし、僕のことを信用してもらえないと購入にはつながりません。大変さはありますが、大変だからこそやりがいもあるというか、ご購入いただいた時やお客様に感謝された時は、本当に嬉しいですよね。
何か明確な目的があってフリーターをしている人以外は、ぜひジェイックを覗いてみてください。そこで僕みたいにやりたい仕事が見つかるかもしれないし、もし見つからなくても、何もしないよりは得るものがあると思うので。僕も今、大変なことはありますが、「フリーター時代の自分と、今の自分とどっちがいいか」と聞かれたら、迷わず「今の自分」と答えます。
廣中悠樹さんの就職成功体験談|株式会社ワールドモータースグループ
フリーターから正社員への就職は難しい?
フリーターから正社員への就職は、以下のような理由で難しいと言われています。
- 働く意欲が低いというイメージがある
- 責任感がないというイメージがある
- 即戦力となる経験やスキルがない
- 新卒と比べると未経験で応募できる求人が少ない
- 経歴の説明が難しい
- 就活に慣れていない
しかし、フリーターから正社員への就職体験談を紹介してきたように、フリーターから正社員への就職に成功した事例が多数あるため、就職は無理ではありません。
また、2021年のデータによると、正社員を希望する多くのフリーターが正社員になることができています。具体的には、25~29歳では約63.6%、30~34歳でも68.5%の人が正社員になれています。
そのため、自信を持って就職活動に挑みましょう。例えば適切な求人サイトや転職エージェントを活用することで、自分に合った企業を探すことができます。また、転職活動の初期段階から、履歴書の作成や面接対策に力を入れることで、自身のアピールポイントをしっかりと企業に伝えることが大切です。
フリーターから正社員になった人の特徴5選
フリーターから正社員になった人の特徴として、現状への危機感や就職への意欲が強いことが挙げられます。
また、就職に向けて自ら積極的に行動できたり、自分を客観的に見て改善する姿勢を持っていたりすることも特徴と言えるでしょう。
フリーターから正社員を目指すためには、実際にフリーターから正社員になった人の特徴を知ることが有効です。
それぞれ詳しく解説しますので、自分は当てはまるのか、今後どのように行動したらよいかを考えながら読み進めてください。
1. 現状への危機感や就職への意欲が強い
フリーターから正社員になった人の特徴として真っ先に挙げられるのは、現状への危機感や就職へ意欲が強いことです。
なぜなら現状への危機感や就職への意欲が強ければ強いほど、正社員就職に向けて必要な活動を行えるからです。
たとえばフリーターのままでは経済的に生活が厳しくなると実感していたり、知人が就職活動を始めたことを知ったりすると、危機感を感じる瞬間があるでしょう。
現状への危機感や就職への意欲が強いことは、フリーターから正社員就職に向けた行動力の源でもあるため、正社員になる人の特徴と言えます。
2. 就職に向けて自ら積極的に行動している
フリーターから正社員就職を成功させる人の特徴として、就職に向けて自ら積極的に行動していることも挙げられます。
なぜならフリーターから正社員就職を成功させるためには、考えたり調べたりするだけではなく、具体的な行動が欠かせないからです。
すぐ働かないといけない状態ではなくても、就職に向けた小さな行動を起こすことで、正社員への道が開かれやすくなります。
この記事の体験談を参考にしながら、就職に向けて自ら行動を起こしてみましょう。
3. 自己を客観的に見つめ、改善しようとする姿勢がある
自己を客観的に見つめ、改善する姿勢があることも、フリーターから正社員になる人の特徴と言えます。
なぜなら現状や自分がどのように見られているかを理解することで、企業に対して必要な説明とアピールができるようになるからです。
たとえば企業がフリーターに対して持ちやすい印象をインターネットで調べ、印象を払拭するために今後どうするかを積極的に選考で伝えるなどの方法があります。
自分の見られ方を客観的に理解しつつ、改善する姿勢をもつことで、フリーターから正社員になれる可能性は大幅に高まるでしょう。
4. すぐに行動する
すぐに行動を起こせることも、フリーターから正社員になる人の特徴です。
なぜならフリーターから正社員になるためには、行動することが必須であり、すぐに行動に移せる人は素直な印象を与えるからです。
事実として企業は、すぐに行動を起こさないフリーターに対し「正社員として働く意欲がないのではないか」と判断する傾向があります。
就職活動だけでなく、入社後の活躍も含めてすぐに行動できる人は、正社員になっても評価されやすいでしょう。
5. 就職支援サービスを積極的に利用する
フリーターから正社員になった人の特徴として、就職支援サービスを積極的に活用していることも挙げられます。
なぜなら就職支援サービスを活用することで、自分に合った求人探しだけではなく、応募書類や面接対策まで全てサポートしてもらえるからです。
自力では就職するのが難しい企業への就職が実現したり、応募書類の準備や面接対策をスムーズに進められれば、効率良く正社員になれるでしょう。
フリーターから正社員になりたい人は、就職支援サービスも積極的に利用しながら就職活動を進めてみてください。
フリーターから正社員になろうと思った4つのきっかけ
フリーターから正社員になろうと思ったきっかけとして、収入を安定させたいと考えることが挙げられます。
なぜならフリーターのままでは経済的な安定は見込めず、正社員の生涯年収とも大きく異なるからです。
年齢とともに就職難易度が上がること、将来のためにキャリアアップしたいと考えることも正社員を目指すきっかけとなるでしょう。
フリーターから正社員になろうと思ったきっかけについて知るのは、自分がこれからどうするかを考える機会になります。
それぞれ詳しく解説しますので、イメージしながら読み進めてください。
1.収入を安定させたいから
収入を安定させたいと考えることは、フリーターから正社員になろうと思ったきっかけとして頻繁に挙げられます。
なぜならフリーターのままでは経済的な自立が難しい傾向があるからです。
一例として、大卒で正社員になった人とフリーターになった人の生涯年収を記載します。
性別 | 正社員 | フリーター |
---|---|---|
男性 | 2億5,150万円 | 1億4,750万円 |
女性 | 2億190万円 | 1億2,050万円 |
参考:労働政策研究研修機構「ユースフル労働統計2024」
年収の違いをふまえれば、収入を安定させたいと考えるのは自然であり、フリーターから正社員になろうと思うきっかけになります。
2.年齢とともに就職難易度も上がるから
年齢とともに就職難易度が上がることも、フリーターから正社員になろうと思ったきっかけとして挙げられます。
事実としてフリーター継続期間が長くなればなるほど、正社員になれた人の割合は少なくなる傾向があります。
フリーター継続期間 | 正社員になれた人の割合(男女計) |
---|---|
1年以内 | 68.8% |
1年~2年 | 61.2% |
2年~3年 | 56.6% |
3年~4年 | 61.1% |
4~5年 | 37.9% |
5年以上 | 32.3% |
参考:労働政策研究報告書「大都市の若者の就業行動と意欲の変容」
年齢とともに就職難易度が上がると知って、正社員になろうと考えるのも当然と言えるでしょう。
3.将来のためにキャリアアップしたいから
将来のためにキャリアアップしたいと考えることも、フリーターから正社員になろうと思ったきっかけの一つとして挙げられます。
なぜならアルバイトのまま年齢を重ねても、給料や仕事内容、スキルが変わらない傾向があるからです。
事実としてボーナスがなかったり、責任ある仕事の経験が積みづらかったりすることも、将来への不安としてよく耳にする内容です。
将来を考えてキャリアアップしたいと思ったことをきっかけに、正社員になろうと思う人は多く存在すると言えるでしょう。
4.周りの影響で変わらないといけないと焦ったから
周りの影響で変わらないといけないと焦りを感じることも、フリーターから正社員になろうと思ったきっかけとして挙げられます。
たとえば学生時代の友人が就職や結婚をしたり、フリーターの友人が金銭的に困っているという話を聞いたりすると、焦りを感じることがあるようです。
友人や親戚から将来について心配されたことを、フリーターから正社員になろうと思ったきっかけとして挙げる人もいました。

フリーターから正社員になった人の就職先5選
フリーターから正社員になった人の就職先として、不動産・建設業界が挙げられます。また、商社やメーカー、サービス、ITなどもフリーターから正社員になった人の就職先と言えるでしょう。
事実としてジェイック就職カレッジでの紹介企業における、業界ごとの割合は下記のとおりでした。
業界 | 割合 |
---|---|
不動産・建設 | 27% |
商社・卸 | 26% |
メーカー | 23% |
IT・通信 | 6% |
サービス・その他 | 18% |
※端数、四捨五入で切上げ
2024/2~2025/1の当社「就職カレッジ」等の面接会参加企業又は個別に紹介した企業の業界割合
それぞれの業界について詳しく解説しますので、フリーターから正社員を目指す際の参考にしてください。
1.不動産・建設
不動産や建設業界は、社会のインフラを支える重要な役割を担っており、常に人材を必要としています。
中でも営業職や施工管理などの職種では、学歴や職歴よりも人柄やコミュニケーション能力、意欲が重視される傾向が強く、未経験者歓迎の求人も豊富です。
成果や資格取得などの努力が、給与に反映されやすい企業も多いため、頑張り次第で高収入を目指せる点も魅力と言えます。
体力に自信がある方や、人と話すことに抵抗がない方、目標達成意欲が高い方におすすめの業界として挙げられます。
2.商社・卸
商社や卸売業界は、メーカーと小売店をつなぐ流通の要であり、ルート営業や商品を管理・配送する物流管理などの職種で、未経験者向けの求人募集があります。
特にルート営業は、新規開拓よりも既存顧客との信頼関係構築が重要となるため、アルバイト経験の中で対人スキルを身につけている人は活躍しやすいと言えます。
商品知識は基礎から学べることもあり、安定した業界で人と関わる仕事がしたい方にはおすすめの業界と言えるでしょう。
3.メーカー
日本の基幹産業であるメーカー(製造業)も、フリーターから正社員になった人が多く存在する業界です。
なぜなら工場での製造業務や品質管理、軽作業などの職種は、専門的な知識や経験がなくても募集されていることがあるからです。
多くの工場では作業手順がマニュアル化されており、研修制度も充実しているため、未経験者でも安心して業務に取り組むことができます。
腰を据えて働くことができるため、ものづくりに興味がある方や、手に職をつけたいと考えている方におすすめの業界と言えるでしょう。
4.サービス
飲食店や小売店、ホテルなどのサービス業界は、フリーターから正社員になった人が多く存在する業界です。
なぜならフリーター時代の接客経験を最も直接的に活かせる業界だからです。
人手不足が続いていることから、ポテンシャル採用や育成に力を入れている企業も多く、フリーターから正社員として採用されるチャンスが豊富にあります。
お客様対応だけではなく、店長やエリアマネージャーなどのキャリアアップを目指すことも可能と言えます。
人と接することが好きな方や、感謝の言葉をかけてもらうことにやりがいを感じる方におすすめの業界として挙げられるでしょう。
5.IT・通信
IT・通信業界は今後も成長が見込まれる業界であり、学習意欲や今後活躍できる可能性の高い未経験者に対する採用にも積極的です。
特にインフラエンジニアやITサポートは人手不足を背景に、未経験者歓迎の求人が存在しています。
多くの企業では入社後に数カ月単位での研修を用意しており、基礎から実務的なスキルまで体系的に学ぶことができます。
資格取得やスキルの向上などの努力次第でキャリアアップが実現できるため、論理的な思考が得意な方や、学習意欲の高い方におすすめの業界と言えるでしょう。
フリーターから正社員になる就職活動の5つの流れ
フリーターから正社員になるための、就職活動の流れとして、求人サイトや就職エージェントに登録することから始めます。
上記と並行しつつ、自己分析や業界研究に取り組み、応募書類を作成しながら面接対策を進めるとよいでしょう。
フリーターから正社員になるための就職活動の流れを理解することで、正社員になるためにはどうしたらいいかを戦略的に考えられます。
それぞれ詳しく解説しますので、自分は何から始めたらよいかを考えながら読み進めてください。
1.求人サイトや就職エージェントに登録
フリーターから正社員になるために、まずは求人サイトや転職エージェントに登録しましょう。
なぜなら求人サイトと転職エージェントを併せて活用することで、応募できる求人数が増えるからです。自分に合った会社や仕事を見つけるためには、数多くの求人と出会うことが大事と言えます。
また、複数のサイトに登録すれば偏りのないアドバイスや情報をもらえるでしょう。
2.自己分析や業界・企業研究を行う
次は自己分析や業界・企業研究に取り組みましょう。
なぜなら自己分析を通じて自分の強みや働く上で大切にしたいことを明確にできるからです。また、業界・企業研究で自分に合った分野を探せば、やりがいを持って働ける可能性が高まるでしょう。
自己分析と聞いても何をしたらいいかわからない方は、以下の質問を自分にぶつけることから始めてみてください。
自己分析の項目 | 質問例 |
---|---|
強み | ・やっていて好きなことは何か(例:考える、体を動かす、文章を書く) ・人から褒められることは何か ・努力しているわけではないが、上手くやれることは何か |
働く上で大切にしたいこと | ・成果主義と年功序列、どちらがよいか ・年収とワークライフバランス、どちらを重視するか ・可能なら在宅勤務をしたいか |
業界・企業研究については、求人サイトや厚生労働省の職業情報総合サイト「しょくばらぼ」を参考にするとよいでしょう。
3.書類を作成して求人に応募する
フリーターから正社員になるためには、書類を作成して求人に応募することが欠かせません。
履歴書に加え、アルバイト経験がある方は職務経歴書も用意しましょう。
履歴書と職務経歴書は、経歴について分かりやすくまとめつつ、企業にアピールできることを記載するものです。
履歴書を作成するときの注意事項を記載しますので、確認してください。
- 西暦もしくは和暦で統一する
- 証明写真はスーツ着用で撮影する
- 誤字や脱字がないかを必ず確認する
また、職務経歴書の書き方については下記の記事でも解説しています。
フリーターから正社員を目指す時の志望動機の例文
履歴書には志望動機を書く欄があります。志望動機を記載する際のコツは、アルバイトで身につけた経験を活かしつつ、今後に向けた意欲を伝えることです。
志望動機の例文について記載します。
4.面接対策を行う
面接対策を行うことも、フリーターから正社員になるために必要不可欠です。
効果的な面接対策を行うには、面接官からよく聞かれる質問への回答を書き出し、自然に話せるよう練習を繰り返すとよいでしょう。
面接でよく聞かれる質問例を記載しますので、面接準備の参考にしてください。
- フリーターになった理由
- フリーターから正社員を目指す理由
- 業界、職種に対する志望動機
- 自分の長所と短所
- 逆質問
自分で回答を考えて準備するだけでなく、ハローワークや就職エージェントなどの就職支援サービスも活用することで、効率よく面接対策を進められます。
フリーターが面接でよく聞かれる質問と回答例については、下記の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
5.内定を獲得する
無事に内定を獲得したら、労働条件通知書と雇用契約書をもらえます。確認して入社の意思が固まったら、内定先に入社する意思を伝えましょう。
入社後のミスマッチを防ぐために、契約書では下記の項目について確認することをおすすめします。
- 労働契約の期間
- 雇用形態
- 給与
- 勤務時間
- 残業、休日出勤の有無
- 固定残業の有無
- 退職に関する事項
内容に問題がなければ署名・捺印を行い、正式に入社が決定します。
フリーターの就活の流れと、各ステップごとのコツについて知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
フリーターから正社員への就職を成功させる3つのコツ
フリーターから正社員就職を成功させるためのコツとして、未経験歓迎・職歴不問の求人に応募することが挙げられます。
また、アルバイトで得た経験をうまくアピールしつつ、これまでの経験や準備に自信をもつことも重要です。
フリーターから正社員就職を成功させるためのコツについて知ることで、より効果的に就職活動を進めることができます。
それぞれ詳しく解説しますので、自分の就職活動に活かすためにどうするかを考えながら読み進めてください。
1.未経験歓迎・職歴不問の求人に応募する
フリーターから正社員就職を成功させるコツとして、未経験歓迎・職歴不問の求人に応募することが挙げられます。
なぜなら未経験歓迎・職歴不問の求人は、学歴や職歴以上に人柄や今後活躍できる可能性を重視しているからです。つまり、フリーターから正社員に就職しやすい求人と言えるでしょう。
選考ではアルバイトの経験を活かしつつ、今後どのように活躍したいと考えているかを伝えることで、企業から好印象を持ってもらえるはずです。
1. 自己分析をしっかり行う
まず、自己分析をしっかり行うことが大切です。自分の強みや弱みを把握し、どのように企業にアピールできるのかを明確にしましょう。実際にフリーターから正社員になった人の体験談でも、自己理解を深めることで面接で自信をもって話すことができたという声が多く聞かれます。
2. アルバイトで得た経験を上手くアピールする
次に、アルバイトで得た経験を上手くアピールすることが大切です。フリーターとしての経験をただの空白期間にするのではなく、どのようなスキルを身につけたのか、生活の中でどんなことを学んだのかを整理し、それを伝えられるよう準備します。
3. 自信を持つ
最終的に、ポジティブな思考を持ち続けることも忘れてはなりません。フリーターから正社員への転職は難しいと感じられることもありますが、適切な準備と心構えがあれば、多くの人が目標を達成しています。自分の可能性を信じ、チャレンジしてみてください。
フリーターから正社員への就職はジェイックに相談しよう!
この記事では、弊社ジェイックを利用してフリーターから正社員になった人の体験談を紹介しました。
フリーターから正社員への就職を考えている方は、ぜひ弊社に相談してみてください。フリーターの就職活動を熟知したアドバイザーが、就職活動の悩みの相談や、選考通過するためのポイントをアドバイスしますので、お気軽にご相談ください。




当社の就職に関するコンテンツの中から、フリーターから正社員への就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。
例)フリーターから正社員を目指そうと決意しましたのは、経済的にも将来的にもフリーターのままでは厳しく、なるべく早くから正社員として働いた方が良いと考えたからです。アルバイトで培った対応力を活かしつつ、正社員として責任ある仕事に取り組むことで、キャリアアップを実現してまいりたいと存じます。自分のキャリアに関して、遅れが生じていることを重々承知していますので、この度の就職では人一倍の努力を惜しまず、貴社にて早期から活躍していく覚悟でおります。