
フリーターが月収30万円を稼ぐには、高時給の地域を選んで働いたり、深夜手当が付く夜勤に入ったりすることが現実的な方法です。
また、複数のアルバイトを掛け持ちして稼働時間を増やす方法も考えられます。
この記事では、月収30万円を手にするための具体的な方法や、手取りで30万円を確保するために必要な「額面金額」や「稼働時間」の目安を紹介します。
時給が高いアルバイトも3つ紹介しますので、収入を増やしたいフリーターの方は参考にしてください。
※本記事の内容は、2026年5月現在の法制度や統計データに基づいています。
今後の法改正や居住地域、勤務先の賃金規定、個人の状況(扶養の有無・社会保険の加入状況など)によって金額などは異なる場合もあるため、あくまで目安としてご活用ください
フリーターがバイトで月収30万円を稼ぐには?
フリーターが月収30万を稼ぐ方法としては、「休みなく毎日8時間働く」「夜勤のアルバイトを始める」「時給が高い地域で働く」「複数のアルバイトを掛け持ちする」の4つが挙げられます。
労働基準法の関係上、一つの職場で「毎日8時間・休みなし」で働くことは現実的ではありません。
そのため月収30万を目指す場合は、メインの仕事に加えて別のアルバイトを掛け持ちしたり、夜勤を組み合わせたりして稼働時間や平均時給を上げる方法が一般的です。
1. 休みなく毎日8時間働く
一つの目安として、「1日8時間・30連勤・時給1,296円(2026年3月の全国平均時給 ※1)」の条件で働いた場合、月収は30万円を超えます。
▼収入の計算(額面)
| 日給 | 1,296円 × 8時間 = 10,368円 |
| 月収(30日間) | 10,368円 × 30日 = 311,040円 |
毎日8時間働く生活は体力的にハードですが、睡眠や食事以外の「自由に使える時間」は1日あたり4〜5時間以上確保できるでしょう。
ただし、同じ職場で30日間休みなく働くことは労働基準法に抵触するため、原則としては不可能です。
また、1つの職場で週40時間を超えて働く場合は「割増賃金」も発生します。
なお、上記の計算はあくまでも「額面金額(※2)」です。
実際は社会保険料や税金が引かれるため、 最終的な手取り(口座に振り込まれる額)は24万円ほどになる点にも注意しましょう。
※1 出典:株式会社マイナビ「【2026年3月度】アルバイト・パートの平均時給レポート」p.2(調査期間:2026年3月1日〜2026年3月31日)
※2 額面金額(総支給額):社会保険料や税金などが引かれる前の合計金額。額面金額には、基本給や深夜手当、交通費などが含まれる
2. 夜勤のアルバイトを始める
夜勤のシフトに入ると「深夜割増賃金(深夜手当)」が支給されるため、日中の時間帯のみで働くよりも効率的に月収30万を目指せます。
労働基準法(※1)では、夜22:00〜翌朝5:00の間に働く場合、基本時給(※2)を25%以上アップすることを義務付けています。
ここでは、「時給1,300円・1日8時間・月25日」働いた場合の月収(額面)を比べてみましょう。
| 働き方 | 日給(実働8時間) | 月収(額面) |
|---|---|---|
| 昼間のみ | 1,300円 × 8時間 = 10,400円 | 260,000円 |
| 夜勤あり | 2,600円(日中)+ 9,750円(深夜)= 12,350円 日中(~22時):時給1,300円 × 2時間 = 2,600円 深夜(22時〜翌5時):時給1,625円(25%増)× 休憩除く6時間 = 9,750円 | 308,750円 |
※こちらのシミュレーションは簡易的なものです。
実際の支給額は、交通費の有無や手当などによって異なります
夜勤で効率的に稼ぎたい方は、以下の仕事をチェックしてみてください。
- 施設警備
- 介護スタッフ
- 物流センターの仕分け作業
- 24時間営業の店舗(コンビニ、ネットカフェなど)
※1 参考:労働基準法|e-Gov 法令検索(令和7年6月1日 施行)「(深夜業)第六十一条」
※2 基本時給:契約上の時給のこと(各種手当や割増賃金を含まないベースの金額)
3. 時給が高い地域で働く
都道府県ごとに最低賃金は異なるため、月収30万を目指すフリーターの方は「時給が高い地域」で働くことも検討しましょう。
最低賃金とは、雇い主が労働者に支払う“最低ラインの時給”のことです(※1)。
たとえば東京と沖縄では、最低賃金(地域別最低賃金)に200円ほどの差があります。
| 地域 | 最低賃金 (時間額/2026年5月時点) |
|---|---|
| 東京 | 1,226円 |
| 沖縄 | 1,023円 |
| (差) | (203円) |
出典:厚生労働省「令和7年度地域別最低賃金の全国一覧」
なお、同じ地域でも「平均時給」にはバラつきがあります。
たとえば関東エリア(1都6県)で比較すると、東京都の平均時給が1,412円であるのに対し、群馬県は1,142円と、270円もの差があるのです(※2)。
このように、時給は地域によって大きな開きがあります。
フリーターの方が月収30万を目指す際は、「どこで働くか」も重要なポイントといえるでしょう。
※1 参考:厚生労働省「最低賃金制度の概要」
※2 出典:株式会社マイナビ「【2026年3月度】アルバイト・パートの平均時給レポート」p.3 (調査期間:2026年3月1日〜2026年3月31日)
4. 複数のアルバイトを掛け持ちする
1日8時間勤務を30日続けると、計算上は月収30万に届く可能性もあります。
ただし同じ職場での30日連勤は法律的に厳しく、こうしたシフトに入れる職場もほぼないため、フリーターとして月収30万を稼ぐには複数の仕事を「掛け持ち」することが現実的な方法といえます。
- 昼間はカフェなどの接客業、深夜帯はコンビニで働く
- 固定のバイトを週5日こなし、空いた時間で配達員などのスポットワークを入れる
なお、2ヶ所以上から給与をもらっている場合、原則として自分自身で「確定申告(1年間の所得を計算して税金を納める作業)」を行わなければなりません。
仕事を掛け持ちする際の注意点は以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
フリーターが手取りで月収30万を手にするには?
フリーターが「手取り(口座に振り込まれる額)」で月収30万を手にするには、額面でおよそ39〜40万円ほど稼ぐ必要があります。
なぜなら、稼いだ金額がすべて手元に残るわけではなく、「社会保険料」や「税金」が差し引かれた後の金額が振り込まれるからです。
▼月収から差し引かれる主な項目
| 社会保険料(※) | ・厚生年金保険料 ・健康保険料 ・雇用保険料 |
| 税金 | ・所得税 ・住民税 |
※40歳以上は「介護保険料」の支払いも必要
一般に、手取り額は額面のおよそ75~85%ほどです。
たとえば額面(月収)が30万円の場合、社会保険料や税金で合計6万円ほど引かれるため、実際の手取りは24万円前後になります。
シミュレーション(社会保険料・税金を引いた手取り額)
社会保険料や税金を踏まえてシミュレーションしたところ、手取りで30万を超えるには、月収(額面)で約39万円を稼ぐ必要があることが分かりました。
- 時給1,100円の場合:約355時間/月
- 時給1,300円の場合:約300時間/月
- 時給1,500円の場合:約260時間/月
1つの職場でこれだけの時間を働くのは法律上難しいため、他のアルバイトの掛け持ちや、夜勤を組み合わせるなどの工夫が必要です。
▼シミュレーション(※)
| 項目 | 金額(月額) | 補足 |
|---|---|---|
| 額面(総支給額) | 390,000円 | 基本給 + 残業代 + 諸手当 |
| 厚生年金保険料 | -34,770円 | |
| 健康保険料 | -19,437円 | 協会けんぽの料率で計算 |
| 雇用保険料 | -1,950円 | 「一般事業」に従事 |
| 所得税 | -6,758円 | |
| 住民税 | -18,541円 | 前年の年収を468万円として算出 |
| (月収から引かれる額) | -81,200円 | |
| 【手取り】 | 約308,000円 |
- 2026年5月時点の一般的な法制度・料率に基づく概算です
- 条件:23歳以上40歳未満(介護保険料なし)、扶養親族なし、各種控除なし、賞与なし
- 正確な金額は、お住まいの地域や、加入している健康保険組合、前年の年収などにより異なります
月収30万はどんな仕事?フリーターにおすすめの高時給バイト3選
月収30万を目指すフリーターの方におすすめの仕事は、「家電量販店の販売・接客」「コールセンター」「新聞配達・ポスティング」の3つです。
どの仕事も平均時給が1,400円(※)を超えているだけでなく、未経験でも高時給でスタートできる求人が豊富な点も魅力です。
ここでは、それぞれの仕事について時給が高い理由や、月収30万に到達するために必要な稼働時間を紹介します。効率よく稼げるアルバイトを探している方は、ぜひ参考にしてください。
※出典:株式会社マイナビ「【2026年3月度】アルバイト・パートの平均時給レポート|1.<全国>職種別平均時給(詳細)」p.4 (調査期間:2026年3月1日〜2026年3月31日)
1. 家電量販店の販売・接客
家電量販店は平均時給が1,542円(※)と高いため、月収30万を目指すフリーターの方におすすめです。
主な仕事は、来店客への商品説明やレジ対応、在庫管理、新製品の品出しです。
時給が高い理由としては、製品に関する知識が求められることや、店舗によっては販売実績に応じた「インセンティブ(報奨金)」が支給されることが挙げられます。
▼家電量販店の販売・接客
| 月収30万の稼働時間(目安) | 約195時間(時給1,542円の場合) 1日8時間勤務:月25日ほどの出勤 |
| 向いている人 | ・家電やガジェットが好きな人 ・目標達成にやりがいを感じる人 |
| 体力的な負荷 | 基本は1日中「立ち仕事」のため、足腰への負担は大きい |
| シフトの入りやすさ | ・土日が繁忙期のため、週末に出勤できる場合はシフトの希望が通りやすい ・フルタイムで働ける職場も多い |
| 地域別の平均時給(※) | ・関東:1,612円 ・関西:1,334円 ・北海道・東北:1,420円 ・中国・四国:1,221円 |
※出典:株式会社マイナビ「【2026年3月度】アルバイト・パートの平均時給レポート」p.4, 6, 7, 9, 11(調査期間:2026年3月1日〜2026年3月31日)
2. コールセンター
コールセンターは平均時給が1,446円(※)と高いため、月収30万を目指すフリーターの方におすすめです。
主な仕事は、お客様からの問い合わせに電話で対応する業務、またはサービスを案内・提案する業務です。
時給が高い理由は、“企業の顔”として責任ある対応が求められることや、「顧客対応」という専門的なスキルが求められることが挙げられます(スキルは入社後の研修で習得可能)。
▼コールセンター
| 月収30万の稼働時間(目安) | 約208時間(時給1,446円の場合) 1日8時間勤務:月26日ほどの出勤 |
| 向いている人 | ・気持ちの切り替えが早い人 ・基本的なタイピング操作ができる人 |
| 体力的な負荷 | 室内での「座り仕事」のため、肉体的な疲労は少ない |
| シフトの入りやすさ | ・フルタイムから短時間まで、シフトの融通が比較的利きやすい ・土日祝の出勤や夜勤を歓迎している職場が多い |
| 地域別の平均時給(※) | ・関東:1,559円 ・関西:1,418円 ・北海道・東北:1,644円 ・中国・四国:1,298円 |
※出典:株式会社マイナビ「【2026年3月度】アルバイト・パートの平均時給レポート」p.4, 6, 7, 9, 11(調査期間:2026年3月1日〜2026年3月31日)
3. 新聞配達・ポスティング
新聞配達・ポスティングは平均時給が1,414円(※1)と高いため、月収30万を目指すフリーターの方におすすめです。
新聞配達の主な仕事は、早朝や夕方に新聞を各家庭に届けることです。ポスティングは、チラシなどをポストに投函する役割を担います。
時給が高い理由は、特に新聞配達は夜間・早朝手当が付くことが挙げられます。体力仕事で敬遠されがちなため、人材確保のために高時給で募集している事業所も少なくありません。
▼新聞配達・ポスティング
| 月収30万の稼働時間(目安) | 約213時間(時給1,414円の場合) 1日8時間勤務:月27日ほどの出勤 |
| 向いている人 | ・早起きが得意な人 ・一人で黙々と作業を進めるのが好きな人 |
| 体力的な負荷 | 自転車や徒歩での移動がメインのため、体力の消耗は大きい |
| シフトの入りやすさ | 早朝・深夜帯は人手不足のため、安定してシフトに入りやすい |
| 地域別の平均時給(※) | ・関東:1,515円 ・関西:1,417円 ・北海道・東北:1,330円 |
※出典:株式会社マイナビ「【2026年3月度】アルバイト・パートの平均時給レポート」p.4, 6, 7, 9, 11(調査期間:2026年3月1日〜2026年3月31日)
月収30万を稼ぎたいフリーターが取れる現実的な手段
フリーターとして月収30万円を稼ぐことが大変だと感じた場合は、現実的に以下のような手段を検討してみるようにしてください。
- 家計を見直して目標額を下げる
- 正社員を目指す
それぞれ詳しく解説します。
1. 家計を見直して目標額を下げる
まず前提として、自分はなぜフリーターとして月収30万円を目標に稼ぎたいと思っているのかを言語化するようにしてみてください。
例えば、趣味やプライベートに使えるお金を増やしたいという理由で月収30万円を目標金額としているのであれば、家計を見直し、月々の固定費を削減するだけでも目的を叶えられる可能性があります。
また、現在月収20万円台を稼いでいて、もう少しゆとりが欲しいという理由で月収30万円を目指したいと考えている場合は、今一度フリーターとして月収30万円を稼ぐことは難しいということを認識する必要があるでしょう。
ここまでの解説を読んで自分でも月収30万円を稼げそうだと考えるのであれば、1日あたりの働く時間を増やしたり、今よりも高い時給の求人を見つけることに努力してみてもいいかもしれません。
ただ、月収30万円が自分にとって現実的でないと感じるのであれば、稼ぐ目標額を下げることも検討してみてください。
2. 正社員を目指す
フリーターが月収30万円を稼ぐためには、毎日休みなくバイトに入り続けなくてはなりません。若いうちであれば体に無理のある働き方をしても乗り越えられるかもしれませんが、30代〜40代となってくると無理な働き方はできなくなってきます。
将来的にも月収30万円以上を安定的に稼いでいきたいと考えるのであれば、正社員を目指すのが最も現実的な手段と言えます。
正社員であれば、フリーターと異なり、週に2日の休みを取るような働き方で月収30万円を目指すことは十分に可能な範囲といえます。
また、正社員であればボーナスの支給が期待できるため、フリーターよりもさらに高い月収を稼ぎ続けられるでしょう。
高い月収と働きやすさを両立した働き方を希望するような人は、フリーターよりも正社員として働くことを選択するのがおすすめです。

フリーターと正社員の4つの違い
フリーターと正社員は「月収・昇給・働き方・社会的信用」の4つの面で大きな違いがあります。
フリーターが正社員並みの月収を稼ぐのは簡単ではなく、年に1回ほどの昇給の機会もほぼありません。
働き方については、フリーターは不安定ながらも自由度が高い一方で、正社員は安定しているぶん自由度は低いという特徴があります。
社会的な信用の面では、安定した収入がある正社員のほうが信頼されやすく、フリーターはローンの審査などで不利になりがちです。
1. 月収
フリーターの平均月収が20万円前後であるのに対し、正社員は30万円を超えており、両者には10万円以上の差があります。
この差が生まれる主な理由は、仕事内容と責任の重さです。
正社員と比べるとアルバイトの仕事はマニュアル化されていることが多く、特別な経験やスキルがなくても始められる仕事も多いため、時給は低くなりがちです。
一方、正社員は専門スキルや長期的な成果が強く求められるだけでなく、大きな責任も伴うため、これらの対価として基本給が高く設定されています。
以上の理由から、フリーターと正社員には「月収」に大きな差が見られるのです。
フリーターの平均月収は22万円
厚生労働省のデータをもとに平均月収をまとめると、以下の通りになります。
| 男女計(千円) | 男性(千円) | 女性(千円) | |
|---|---|---|---|
| 〜19歳 | 170.7 | 170.1 | 171.2 |
| 20〜24 | 194.8 | 202.0 | 189.8 |
| 25〜29 | 216.4 | 229.1 | 206.8 |
| 30〜34 | 221.4 | 238.1 | 210.5 |
| 35〜39 | 220.5 | 241.1 | 207.6 |
| 40〜44 | 220.6 | 245.6 | 207.6 |
| 45〜49 | 217.7 | 245.7 | 204.7 |
| 全体平均 | 226.6 | 255.0 | 203.5 |
出典:厚生労働省「(6) 雇用形態別にみた賃金」
このデータから分かる通り、フリーターの平均月収は22万6,000円ということが分かります。
また、男女差についても月収に反映されており、男性の方が女性よりも平均して5万円ほど平均月収が高いといった結果になっています。
この平均月収からも、フリーターが月収30万円を稼ぐのは難しいことであると理解できるのではないでしょうか。
正社員の平均月収は33万円
先程の厚生労働省のデータから正社員の平均月収をまとめると以下の通りになります。
| 男女計(千円) | 男性(千円) | 女性(千円) | |
|---|---|---|---|
| 〜19歳 | 192.8 | 193.5 | 191.8 |
| 20〜24 | 228.7 | 232.2 | 224.8 |
| 25〜29 | 263.6 | 271.4 | 252.6 |
| 30〜34 | 294.1 | 307.0 | 270.2 |
| 35〜39 | 327.0 | 344.8 | 286.4 |
| 40〜44 | 354.6 | 380.2 | 296.6 |
| 45〜49 | 374.5 | 406.4 | 304.5 |
| 全体平均 | 336.3 | 363.6 | 281.8 |
出典:厚生労働省「(6) 雇用形態別にみた賃金」
正社員の場合は、フリーターよりも平均月収がおよそ10万円高いことが分かります。
合わせて、正社員が月収30万円を超えてくるのは30代中盤が平均であるということも見て取れます。
2. 昇給
フリーターは昇給(※1)の機会が限られるのに対し、正社員は給与が定期的に上がっていくことも違いの一つです。
正社員は年1回のペースで給与が増えるケースが多く、実際に2025年の春闘における平均賃上げ額は15,356円にものぼりました(※2)。
これは月々の給与が1万5,000円以上アップし、年収ベースで見ると前年より20万円近く高くなる人が多かったことを示しています。
一方、フリーターは時給が数十円アップすることはあっても、月に1万円を超えるような昇給はなかなか期待できません。
このように、フリーターと正社員には「昇給」という点でも大きな違いがあるのです。
※1 昇給:「毎月の基本給が増えること」を意味する言葉
※2 出典:日本労働組合総連合会「2025春季生活闘争 まとめ」(平均賃金方式・加重平均)
3. 働き方
フリーターは自分のペースで働きやすい一方、正社員は「会社のルールに縛られやすい」という点にも違いがあります。
フリーターは「シフト制」が一般的なため、基本的には自分が働きたい時間を選べます。
ただし月収30万を目指すとなると、体力的にかなりハードな生活を送る可能性がある点には注意が必要です。
一方、正社員は勤務時間や休日が固定されているケースが多く、自由度は低くなりがちです。
しかし月収30万であれば、週休2日を確保しながら安定して支給を受けられる会社が多く存在します。
このように、フリーターと正社員には「働き方」の面にも違いがあるのです。
4. 社会的信用
フリーターは収入の変動が大きいため「不安定」と見なされやすく、正社員に比べると社会的な信用は高くありません。
フリーターは契約期間が定められており、シフトによって毎月の収入も左右されます。
その点、正社員は「無期雇用(※)」が前提のため、毎月の給与も保証されています。
たとえばローンを組む際、フリーターは「返済が滞るリスクがある」として審査に通らないこともありますが、正社員であれば「返済能力がある」と評価され、スムーズに審査が通ることも多いのです。
こうした「社会的信用」の差により、生活の様々な場面で影響が出ることも理解しておきましょう。
※無期雇用:契約期間の定めがなく、定年まで働くことが前提となっている雇用形態


フリーターは正社員になって月収30万を目指せる?
フリーターが月収30万円を目指したいのであれば正社員になることをおすすめしますが、そもそもフリーターである自分が正社員になることができるのか不安に感じている人も多いと思います。
実際にフリーターが月収30万円を目指して正社員になれるのかという点について、詳しく解説していきます。
1. 未経験から月収30万円以上稼げる求人も少なくない
フリーターで、かつ今まで正社員として働いた経験がないような未経験者であっても、いきなり月収30万円以上を稼げるような求人は少なくありません。
例えば、契約を取ってきたらとってきたぶん月収が増えていくような保険営業や不動産営業などの仕事であれば、コミュニケーション能力や行動力を活かすことで、フリーターであっても30万円以上の月収を稼ぐことが可能です。
また、就職後に一定のスキルの習得や学習が必要になってきますが、ITエンジニアなどは需要が高く、スキル次第で高い月収を目指すこともできます。
未経験から月収30万円以上の求人を見つけたい場合、求人サイトなどで検索条件を「未経験歓迎」「月収最低30万円」などの設定をして比較検討をすることがおすすめです。
もし自分でうまく求人を検索する自信がない場合は、就職エージェントにおすすめの求人を紹介してもらうのも良いでしょう。
2. フリーターであっても選考に大きな影響はない
「フリーターであることが正社員の就職に不利になってしまうのではないか」と感じてしまうかもしれませんが、およそ7割の企業は「フリーターであることが就職の評価に影響しない」と回答するデータがあります。
厚生労働省が行った調査によれば、フリーターであったことが正社員の評価にほとんど影響しないと回答した企業は68.1%(応募者が15〜34歳の場合)となっています。
一方、「フリーターであったことが正社員の就職においてマイナスに評価する」と回答した企業は13.5%(応募者が15〜34歳の場合)に留まります。
つまり、フリーターであったとしてもしっかりと面接の対策をして自分の魅力をアピールすることができれば、正社員として採用してもらえると言えるでしょう。
3. 求人募集数は右肩上がり
フリーターが正社員になれるかどうかについては、求人数の増減も影響してきます。
一般的に求人数が増えている状況は、多くの企業が人手を求めているという市境感になるため、フリーターであっても就職先を見つけやすいと考えることができます。
その観点でいうと、厚生労働省の発表データによれば新しく募集される求人数は右肩上がりで増えているといった事実が見られます。
一方で、求人に応募する件数はそこまで増えていないといった状況になっていることから、現在は1人の求職者に対して2件以上の求人があるような状態になっています。
つまり、求人数が増えていて応募する求職者が変わっていないということで、フリーターでも正社員就職をしやすい状況であるということが言えます。
月収30万を稼ぎたいフリーターにおすすめの正社員の仕事
正社員になって月収30万円以上を稼ぎたいと考えるフリーターには、以下のような仕事がおすすめです。
- 営業職
- ITエンジニア
- 施工管理
それぞれ仕事の特徴について解説しますので、自分にマッチしてそうなものを見つけたら、積極的に求人を比較検討してみてください。
1. 営業職
営業職(例:保険営業)は平均年収が540.6万円(※)のため、月収に換算すると45万円以上が狙えます。
※出典:厚生労働省「保険営業(生命保険、損害保険) – 職業詳細|職業情報提供サイト(job tag)」
仕事の内容としては、法人や個人に対してサービスを提案し、契約を取ってくるといったシンプルな仕事です。
コミュニケーション能力や行動力、プレゼンテーション能力があれば、フリーターであっても活躍できるという点がおすすめできるポイントです。
また、営業職はすべての仕事の中でもトップレベルに求人が多い仕事という点も特徴です。
加えて、フリーターでも内定を獲得しやすい未経験関係の求人が多いだけでなく、学歴や職歴に関係なく採用してもらえる求人が多いことから、就職のしやすさという点でも魅力的な仕事と言えます。
2. ITエンジニア
ITエンジニアは平均年収が578.5万円(※)のため、月収に換算すると48万円以上が狙えます。※出典:厚生労働省「システムエンジニア(受託開発) – 職業詳細|職業情報提供サイト(job tag)」
仕事の内容を大まかに解説すると、IT知識やプログラミング言語を用いてシステムやITサービスを設計・構築したり、開発や運用の業務を担う業務となっています。
幅広いIT知識を習得し、かつ就職後に勉強をし続けなければならないといった難しさはありますが、30万円以上の高い月収を狙えるという魅力があります。
それだけでなく、実力を身に付けることでフリーランスエンジニアとして働くなど、キャリアパスが幅広い点もおすすめできるポイントと言えます。
3. 施工管理
施工管理は平均年収が679.1万円(※)のため、月収に換算すると55万円以上が狙えます。
※出典:厚生労働省「建築施工管理技術者 – 職業詳細|職業情報提供サイト(job tag)」
仕事の内容としては、新しく建築物や土木工事などをする際に、複数の職人や業者を取りまとめ、工事がスケジュール通りに完了するように監督する業務となっています。
専門的な知識を求められるだけでなく、様々な立場の人を相手にしながら、コミュニケーションや調整を行っていくため、他の仕事よりもややハードな働き方と言われています。
ただ、施工管理は人手不足が常に嘆かれている仕事のため、フリーターであっても未経験から就職しやすいだけでなく、知識を身に付けてキャリアアップをしていくことも狙える点は魅力です。
フリーターが正社員になって月収30万を目指す際の注意点
最後に、フリーターが正社員になって月収30万円を目指そうとするときに注意しておくべきポイントを3つ解説します。
1. 月収だけで求人を判断しない
いくら月収30万円を稼ぎたいからといって、月収だけで求人を判断しないように気をつけましょう。
フリーターと異なり、正社員の場合は数年から数十年にかけて同じ職場で働くことを想定して就職活動を進める必要があります。
そのため、月収が高いことに越した事はありませんが、それ以上に仕事でのやりがいや自分のスキルが発揮できるかといった観点も意識することが求められます。
月収以外に求人をどのように判断していけばいいのか分からないという人は、就職エージェントなど就職支援のプロに相談をしてみるのも1つの手です。
2. いきなり求人に応募しない
すぐに正社員を目指そうとして、いきなり求人に応募することは避けましょう。
いくら求人数が増えていてフリーターが正社員になりやすい状況だと言っても、手当たり次第に求人に応募していては採用をしてもらうことはできません。
就職活動を始める際は、まず自己分析や業界研究など下準備をしてから求人を比較検討し、応募を進めていくことが大切になってきます。
フリーターが正社員を目指そうとする際は、まず自分がどういった仕事につきたいのかを考えることから始めてみてください。
3. 一人で就職活動をしない
特に正社員として就職した経験がなかったり、フリーターとして毎日忙しい日々を送っているような人は、1人で就職活動をしないように注意してください。
少しでも就職成功率を高めるためにフリーターにおすすめできるのが、就職エージェントの活用です。
就職エージェントに登録をすると、自分専任のアドバイザーが面談をしてくれるだけでなく、自分の希望や条件にマッチした求人を紹介してもらえるようになります。
加えて、自己分析や企業研究、履歴書の添削など就職活動に必要なサポートを幅広く行ってもらえますので、効率良く正社員を目指したい人は就職エージェントの利用を検討してみてください。
まとめ
フリーターが月収30万円を稼ぐには、毎日8.5時間を目安に働く必要があります。
休みがなく毎日働き続けなければならない計算になりますので、もし現実的でないと感じるような場合は正社員を目指すことも検討しましょう。
また、正社員を目指す就職活動に少しでも不安があるような人は、就職支援のプロである就職エージェントの利用がおすすめです。
就職エージェントの中には、フリーターの正社員就職支援に特化しているサービスもありますので、気になる就職エージェントを比較検討してみてください。




当社の就職に関するコンテンツの中から、フリーターから正社員への就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。







































