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高校卒業後フリーターになるのはあり?メリットやデメリットも解説

高校卒業後フリーターになるメリット・デメリット

高校卒業後にフリーターとして働くことには、自由な時間を持ちながら社会経験を積めるといったメリットがあります。

人間関係のストレスを感じにくく、夢を追い求められるといった特徴もあるものの、収入や社会的信用といった面でリスクも伴います。
また、高校卒業後フリーターの期間が長くなると、正社員就職がしにくくなるといったデメリットもありますので、短期的な魅力だけでなく、将来どういった影響があるのかあらかじめ確認しておくことが重要です。

この記事では、高校卒業後フリーターになるメリットやデメリット、将来正社員を目指す際のポイントや仕事の探し方を網羅的に解説します。

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高校卒業後フリーターとして働く人の割合は?

独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、高校卒業後フリーターとして働く人の割合は40.7%です。(アルバイト・パート・契約社員・派遣の合計)一方、正社員として働く人の割合は49.4%と半数近くの人が正社員として働いていることが分かります。

つまりフリーターとして働く高卒よりも、正社員として働く高卒のほうが多い、ということです。

正社員(公務含む)アルバイト・パート契約・派遣等自営・家業失業無職で何もしていない無職で進学準備等その他・在学中合計
高卒49.435.84.93.01.51.91.51.9100.0

参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容

ちなみに正社員の就業割合で見ると、大学・大学院卒は「76.2%」、専門・短大・高専卒は「61.5%」と、こうした学歴に比べると低くなっています。
それでもおよそ2人に1人は正社員就職を実現していることからも、高卒からの正社員就職は決して不可能ではないことが分かるでしょう。

参考:厚生労働省|若年者雇用を取り巻く現状(p.14)

高校卒業後にフリーターになる7つのメリット

高校卒業後にフリーターになることで、働く時間など自由が効いたり、責任の重い仕事が少ないことで仕事を通じたストレスを感じにくいといったメリットがあります。

また、芸能活動やスポーツなど夢を追いながら生活できたり、様々な仕事経験を積めるという点はフリーターならではの特徴と言えます。

他にも、正社員と違い時給制で働くことが多いため、働いた分だけ稼げるというのも若いうちは大きなメリットになりえます。まずは高校卒業後にフリーターになるメリットを6つの観点から解説します。

メリット1:人間関係のストレスを感じない

1つめのメリットは、人間関係のストレスをそこまで感じずに済むことです。

たとえば会社で正社員として働くと、上司や先輩といった社内の人だけでなく、社外の人と交流する機会も多いものです。必然的にさまざまな人と接することになるため、自分の性格とはどうしても合わない人とも仕事をしなければいけません。

一方でフリーターの場合、勤務先のスタッフとのやり取りは生じるものの、関係性としては狭いため、正社員ほどストレスを感じずに働けることも多いのです。

メリット2:働いただけ稼げる

2つめのメリットは、働いただけ稼げることです。

たとえば正社員の場合、基本的には毎月支払われる給料は固定です。どれだけ成果を上げても給料に反映されないこともあり、インセンティブ(追加の報酬)が発生するような仕事でもない限り、給料の上乗せはそこまで期待できません。

一方でフリーターの場合、働く気持ちさえあれば、複数の勤務先を掛け持ちするなども可能です。時給こそ正社員と比べると低いですが、そのぶん勤務時間を増やせばある程度の額は稼げるため、「働いた時間に見合う給料をしっかり手にしたい」と考える人にとっては特に大きなメリットといえるでしょう。

メリット3:働く時間など自由が利く

3つめのメリットとしては、働く時間などの融通が利きやすいことです。

正社員の場合には、基本的には出勤時間が定められています。たとえば13:00~16:00までは必ず働き、それ以外の出勤時間は社員に任せる「フレックス制」を採用する会社も増えてはいますが、それでも勤務時間の全てを社員の裁量だけで決められる会社はほぼありません。

一方でフリーターの場合には、個人の予定に合わせてシフトを提出できます。夕方以降は趣味の時間にあてたいので早朝から働く、または朝が弱いので夕方~深夜にかけてシフトを入れるなど、このように自分の希望するスタイルに合わせた働き方を実現しやすいのはフリーターだからこそのメリットといえるでしょう。

メリット4:他の活動と両立しやすい

フリーターは、シフト制など柔軟な働き方を選びやすいため、趣味やスポーツ、芸能活動など自分がやりたいことや夢を追いながら生活できるといった、他の活動と両立しやすいメリットが挙げられます。

株式会社マイナビの「フリーターの意識・就労実態調査(2024年版)」では、フリーターをしている目的は「趣味のため」と回答している割合が34.8%にも登ります。フリーターは正社員のように勤務時間が固定されていないため、自分の好きなように毎日を過ごせます。

特に若いうちに幅広い経験をしたい人や、将来の選択肢を探している人にとって、時間的な自由度は非常に魅力的と言えるでしょう。

メリット5:責任の重い仕事が少ない

正社員と比べ、フリーターは判断が必要になるような責任の重い仕事が少なく、ルーティンワークのように働けることから、精神的な負担が軽い点もメリットと言えます。例えば、接客業では基本的に接客やレジ業務、飲食店であれば調理補助や配膳といった役割が中心です。

責任の範囲が限定されていることもあり、プレッシャーを感じにくく、自分のペースで仕事に取り組めます。特に社会に出たばかりの高校卒業後の人や、気軽に働き始めたい人にとっては適した選択肢と言えるでしょう。

ただし、責任が軽い分キャリアアップや昇給の機会が限られる点は理解しておく必要があります。

メリット6:様々な仕事経験を積める

フリーターは、同期間で複数のアルバイトを経験できるため、幅広い職種や業界に触れながら働ける点もメリットです。飲食、販売、コールセンター、物流など様々な現場で働くことで、自分の適性を見極めるきっかけを作れます。

社会に出てからすぐに正社員として就職すると職種が固定されて視野も狭まりがちですが、フリーターであれば短期間で多様な職場を経験できるため、将来のキャリア選択に役立つこともあるでしょう。

メリット7:就活に必要なスキルを身につけられる

フリーターは自由に使える時間が多い働き方のため、必要に応じて社会人として求められる基本的なスキルを習得できる点もメリットです。例えば、ハローワークの職業訓練を活用すれば、プログラミングやWebデザイン、設計、飲食など様々な知識やスキルを習得できます。

それだけでなく、アルバイトを通じて得られるコミュニケーション力やチームワークは、正社員就職においてどんな仕事においても評価される素質です。職業訓練での経験やアルバイトでのエピソードを具体的に伝えれば、就職面接における自己PRとしても活かせるでしょう。

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高校卒業後にフリーターになる6つのデメリット

高校卒業後にフリーターになるのは、メリットだけでなくデメリットも存在します。

柔軟な働き方や幅広い経験が得られることと引き換えに、同年代と収入に差が出たり、そもそも雇用や収入が不安定な点は生活していく中で不安を感じることに繋がります。

また、社会的信用が低いことを生活でも実感しやすく、正社員を目指そうとしてもフリーター期間が長いことでなかなか就職ができない状況に陥ってしまうリスクも考えられます。

ここからは、高校卒業後にフリーターになるデメリットを6つの観点から解説していきます。

デメリット1:収入に差が出る

高校卒業後にすぐに正社員就職した場合は、勤務年数に応じて昇給していくことがほとんどです。一方、フリーターは時給がほとんど変わらないため、中長期的に見た時に正社員として就職した人よりも収入に差が出てくるといったデメリットがあります。

厚生労働省の「非正規雇用」の現状と課題によれば、正社員の場合は年齢を重ねることに平均賃金が右肩上がりで上がっていきますが、フリーターの場合は25歳から29歳が頭打ちとなり、その後どれだけ年齢を重ねても賃金が上がらないといった実態があります。

このように、将来収入に大きな差が出ることで、家庭を持った時や老後に満足のいく生活ができなくなるリスクに繋がります。

デメリット2:雇用が不安定である

2つめのデメリットは、雇用が不安定なことです。

特別な事情がない限り、会社としては正社員をクビにすることはまず不可能です。しかしアルバイトやパートは「非正規」の社員ということもあり、会社の業績悪化などに伴って職を追われてしまうケースは珍しくありません。

雇用の不安定さは、給料が急に減ってしまう不安はもちろん、「いつクビになるか分からない……」といった点で精神的な不安定さも引き起こします。そうした意味で、フリーターは安定とはほど遠い働き方ともいえるのです。

デメリット3:休んだら収入が減る

3つめのデメリットは、休んだ場合に収入が減ってしまうことです。

当然といえば当然ですが、フリーターは勤務したぶんだけ給料が手に入ります。これは「働けば働くだけ稼げる」といった点でメリットともいえますが、一方で体調を崩してしまったり、入院したりした場合には収入が大きく減ってしまうことも意味します。

一時的ならまだしも、休職期間が数か月にわたってしまうと生活に与える影響は大きく、場合によっては病気の体にムチ打って働く、または借金をして切り抜けるなど、辛い日々を送らざるを得ない可能性もあるのです。

フリーターはきつい、将来に焦りを感じている人は、こちらの記事も参考にしてください。

デメリット4:収入そのものに余裕を持てない

フリーターは時給制の仕事がほとんどであり、勤務時間やシフトによって収入が大きく左右されます。それだけでなく、フルタイムで働いても正社員の給与に及ばないケースが多く、収入そのものに余裕を持てないことでプライベートを充実させにくいといったデメリットがあります。

株式会社マイナビの「フリーターの意識・就労実態調査(2024年版)」では、若年層のフリーターが正社員として働きたい理由に「アルバイトでは稼げないから」と回答している割合が42.5%に登ります。

収入に余裕がないと、病気や怪我など突発的な出費に対応しづらかったり、十分な社会保障を受けられないなどのリスクに繋がります。

デメリット5:フリーター期間が長引くほど就職で不利になる

株式会社マイナビの「フリーターの意識・就労実態調査(2024年版)」によれば、若年フリーターは「費用負担が重い」という理由で、リスキリングに取り組めていない人が多くなっています。

言い換えれば、フリーター期間が長引けば長引くほど正社員としてアピールできるスキルが充分でなくなり、就職に不利になると言えます。

また、企業は職歴に空白期間がある人に対して長く働いてくれるのか疑問を持つ傾向にあります。面接においても、フリーターになった理由や何をしていたのかをうまく答えられないとマイナスな印象を与えてしまい、内定が獲得できない状態に陥るリスクが考えられます。

デメリット6:社会的信用が低い

フリーターとして働いていても社会的信用が高まることがなく、将来のライフプランに大きな悪影響をもたらす可能性があります。三菱UFJ銀行の記事によれば、住宅ローンの審査において勤務年数は重要な審査項目の1つであることが示されています。

社会的信用が低いことで、住宅ローンだけでなくクレジットカードや自動車ローンの申し込みなどの経済的側面だけでなく、結婚を考える上での1つの壁になり得る点はリスクとして認識しておく必要があります。

年収シミュレーション
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高校卒業後フリーターになった人におすすめの仕事の特徴

大学卒業後にフリーターになった人が正社員を目指す際は、未経験からでも挑戦できて社会的需要が高い仕事を選ぶことが重要です。特に業務内容が分かりやすく、正社員登用制度を備えた職場であれば、安心してキャリアを歩み始めることができます。

また、フリーターから正社員を目指す場合は、明確にアピールできるスキルが少ないことが考えられますので、多くの人が発揮できるコミュニケーション能力が活かせる仕事がおすすめです。

ここからは、大学卒業後にフリーターになった人におすすめの仕事の特徴を5つの観点から解説していきます。

社会的に需要が高い仕事

介護や物流、ITエンジニアなど社会的に需要が高い仕事は人手不足の傾向が強く、未経験からでも採用されやすい状況にあります。社会的需要が高い仕事は今後の雇用が安定しているだけでなく、スキルアップによって手に職をつけられることから、フリーターにおすすめの仕事と言えます。

加えて、需要が高い仕事は長期的に求人募集が続くこともあり、将来転職活動をしたいとなった時も応募する先に困りにくくなるといったメリットも考えられます。特に高校卒業後、一度フリーターを経験した人にとって、安定したキャリア形成ができるのは生活においても安心材料となり得ます。

業務内容が分かりやすい仕事

特に高校卒業後、フリーターしか経験したことがない場合は、正社員になった後に1人立ちできるまでスキルを身に付けられるかが重要なため、マニュアルが整備されているなど、業務内容が分かりやすい仕事がおすすめです。

例えば販売や接客業、事務職といった仕事は業務内容が明確でイメージしやすく、未経験からでも安心して取り組めるでしょう。これらの仕事は複雑な専門知識がなくても働けるため、早い段階で業務になれることができる点も魅力的なポイントです。

未経験者歓迎の仕事

フリーターから正社員を目指す場合、未経験者歓迎の求人に応募することで、採用される可能性を高めることも期待できます。

例えば、営業職や介護職等の仕事は経験よりもポテンシャルやコミュニケーション力を重視する企業が多く、高校卒業後に正社員経験がない人でも採用されやすい傾向があります。また、未経験者を多く採用している企業であれば、教育制度や研修体制を整えていることも多く、基礎から学びながらスキルアップに取り組める点も魅力です。

近年では未経験者歓迎の求人も増えてきていますので、これから求人を探す際は未経験者歓迎の求人を中心に比較検討すると良いでしょう。

コミュニケーション能力が活かせる仕事

接客系のアルバイトでフリーター経験を積んだ人であれば、コミュニケーション能力が活かせる仕事も検討すべきです。例えば営業職やコールセンターなどの仕事は、社内外の人とのやりとりを通じて信頼関係を築く力が求められるため、フリーター経験をそのまま活かしやすい職種と言えます。

また、コミュニケーション能力が求められる仕事は成果が数字で見えやすいといった傾向もあり、努力次第で学歴に関係なく昇進やインセンティブによる収入アップも期待できます。

高校卒業後にフリーターを経て正社員を目指す人にとって、これまでの経験を武器にできる仕事は理想のキャリア形成を早期に実現できるでしょう。

正社員登用制度がある仕事

いきなり正社員になることに不安を感じる場合は、正社員登用制度がある先でアルバイトをすることがおすすめです。正社員登用制度があれば、一定期間アルバイトや契約社員として勤務した後に正社員にステップアップできるといった特徴があります。

特にミスマッチの少ない就職を実現したい人にとっては、職務経験を積みながら働きやすいと感じる職場に正社員として働けるといった魅力があります。興味がある場合は、バイト先を探す際に正社員登用制度があるか確認しておくことをおすすめします。

高校卒業後フリーターになった人が正社員になるメリット

高校卒業後にフリーターになった人が正社員になることで、収入が増えたり安定するといったメリットがあります。他にも、スキルを身に付けて中長期的なキャリアを積み上げられたり、福利厚生によって生活を充実させられるといったメリットもあります。

ここからは、それぞれのメリットについて4つの観点から解説していきます。

収入が安定する

正社員になると毎月の給与が固定給として支払われるため、フリーターの時のようにシフトや労働時間によって収入が変動する心配がなくなるといったメリットがあります。
固定給によって生活費や将来の貯蓄計画を立てやすくなり、精神的な安心感が高まります。

また収入が安定することで金融機関の審査が通りやすくなるなど、社会的信用を得やすくなることも副次的なメリットと言えるでしょう。

収入が増える

正社員の場合、昇給や昇格によって収入を増やしていけるといったメリットも挙げられます。ジェイックが調査した結果においても、「非正規雇用から正社員就職した後の月収は増加した」と回答した割合が80.5%にも登っています。

加えて、賞与がある会社であれば定期的に臨時収入を増やすこともでき、資産形成ができるようになるだけでなく、趣味などでの自由な買い物ができる幅が増えるなど、生活水準を引き上げるようなメリットにも繋がります。

中長期的にキャリアを積み上げられる

フリーターだと業務範囲が限定されるため、身に付けられるスキルも制限されてしまいますが、正社員になると責任のある仕事や専門性の高い業務に関わる機会が増え、中長期的にキャリアを積み上げられるといったメリットがあります。

特に若いうちから安定した会社で異動や研修制度を通じながら、新しい分野に挑戦してスキルを身に付けていくことで、将来的にマネジメント職や専門職への仕事に挑戦できるチャンスも得られます。

福利厚生が受けられる

正社員として働くことで、社会保険や厚生年金、健康診断、育休・産休制度など、生活を支えられるような福利厚生を受けられる点もメリットです。また、会社によっては住宅手当や資格取得支援などの生活やキャリア形成をサポートする制度があり、金銭的なメリットが受けられることもあります。

他にも、提携施設の利用料金が割引になったり、オフィスにあるお菓子が食べ放題などユニークな福利厚生を持つ会社もあるため、フリーターのときには感じられなかったような働くメリットがあると言えます。

高校卒業後フリーターになった人が正社員になるデメリット

高校卒業後にフリーターになった人が正社員になることで、働く時間が固定されたり、人間関係でストレスを感じやすくなるといったデメリットがあります。また、フリーターよりも業務範囲が広くなることもあり、苦手な仕事を任されることがある点も注意すべきポイントです。

ここからは、それぞれのデメリットについて3つの観点から解説していきます。

毎日決まった時間に働く必要がある

正社員は基本的に毎日決まった時間に出勤するような働き方になるため、フリーターのように自由なシフト調整をしづらく、人によっては働きにくさを感じるといったデメリットが挙げられます。

急な用事の対応もしにくくなるため、時間の制約ができる点はあらかじめ注意しておく必要があるでしょう。

どうしても決まった時間に働くことに抵抗感がある場合は、工場スタッフや介護職などシフト制のある求人を中心に探してみることもおすすめです。

苦手な仕事を任されることがある

正社員は責任の大きさや業務範囲が広がることもあり、苦手な仕事を任されることがあるといったデメリットもあります。特に総合職として就職すると、自身のスキルと合わない業務を任されることもあり、精神的なプレッシャーを感じる場面もあるでしょう。

一方、様々な業務に触れることで新しいスキルを習得する機会にもなるため、中長期的なキャリア形成ができる点は魅力とも言えます。どうしても特定の領域の業務で働き続けたい場合は、技術系の仕事への就職を検討してみてください。

人間関係でストレスを感じやすくなる

正社員は社内の同僚や上司と長期的に関わることになるため、人間関係でストレスを感じやすくなる点もデメリットの1つです。特に配属や評価が関係する場面では人間関係の摩擦の影響を受けやすく、精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。

どうしても正社員になった後に人間関係に慣れない場合は、上司や人事に相談することも有効です。それでも解消しなければ転職という選択肢も選べますので、社風も意識して就職活動をしたい人は企業の内情を知っている就職エージェントに相談してみてください。

高校卒業後にフリーターになった人の仕事の探し方

高校卒業後にフリーターになった人が仕事を探す場合は、就職エージェントやハローワークなど第三者のアドバイザーが就活をサポートしてくれるようなサービスを活用することがおすすめです。

合わせて、多くの求人を自由な時間に閲覧できる求人サイトを使えば、将来の選択肢を大幅に広げられるでしょう。

ここからは、高校卒業後にフリーターになった人の仕事の探し方として代表的なものを3つご紹介します。で参考にしてみてください。

探し方1:ハローワークの利用

ハローワークは、厚生労働省が運営する機関です。各都道府県にいくつか設置されており、求人の検索や応募、さらには就職活動に関わる相談や、書類の添削・模擬面接といった選考対策を受けられることもあります。

利用の対象者は特に定められていませんが、中小企業の求人が多いので、こうした企業への入社を考えている人は多くの求人に出会える可能性があるでしょう。

探し方2:就職サイトの利用

就職サイトとは、求人を検索できるWebサイトのことです。自分で求人を見つけ出し、気になる企業があればサイト上から応募できます。「職務経歴書の書き方」や「面接マナー」などの情報が掲載されているサイトも少なくありません。

就職サイトの利用者も特に定められていませんが、特にサポートはつかないので、自分ひとりでマイペースに就職活動を進めたい人に向いている方法といえるでしょう。

探し方3:就職エージェントの利用

就職エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが就職活動をサポートしてくれるサービスです。主に次のようなサービスを無料で受けられます。

  • キャリアアドバイザーとの面談
  • 希望条件にマッチする求人の紹介
  • 応募手続きの代行や面接日程の調整
  • 書類や面接などの選考対策

このように就職エージェントではさまざまな支援を受けられるため、特に就職活動がはじめての人に向いています。

エージェントによっては「10代・20代のフリーター」の支援を専門としていたり、「営業職」「事務職」など職種ごとに特化した求人を扱っていたりするため、自分がそのエージェントの利用対象者に当てはまるか?についてあらかじめチェックしたうえで利用することをおすすめします。

まとめ

高校卒業後にフリーターとして働く人の割合と共に、そのメリット・デメリットについて解説してきました。

高卒でフリーターとして働く人は約41%、一方で正社員として働く人は約49%と、正社員として働く人のほうが割合としては多くなっています。
特に今回紹介した「IT業界」「飲食業界」「運輸業界/製造業界」は、学歴問わず、未経験からでも採用している企業が多いため、フリーターからの正社員就職は決して夢ではありません。

自由に働けるのはフリーターの大きな魅力ですが、正社員就職を早めに果たしておくことが、生活面、そして精神面に大きな安心感を与えるのも事実です。

ぜひ、就職に向けて行動を起こしていきましょう。

「高卒 卒業後 フリーター」によくある質問

高校卒業後のフリーターの割合は?

「高校卒業後のフリーターは半分以下」の章で解説している通り、高卒者の「35.4%」がフリーターとして働く道を選んでいます。他の学歴の人の割合も紹介していますので参考にしてください。

高校卒業後にフリーターになった人の仕事の探し方とは?

高校卒業後にフリーターとして働く人の中には、安定性や将来のことを考え、正社員として働くことを希望する人も多いでしょう。おすすめの仕事探しの方法を「高校卒業後にフリーターになった人の仕事の探し方」の章でご紹介します。

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高藤 薫元ジェイック キャリアアドバイザー
元 株式会社ジェイックのキャリアアドバイザー|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター