

※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)
28歳で無職または職歴がない人は、正社員での就職が難しいと感じているかも知れません。
無職や職歴なしの人は、その状態が続けば続くほど、就職のハードルが高くなっていきます。焦りを感じている方は、ぜひ早めに行動をはじめましょう!
この記事では、無職や職歴がなくても正社員就職を目指せる方法や、就活のポイントについて解説しています。
無職や職歴なしの現状を抜け出したいと考えている方は、参考にしてください。
この記事の目次
28歳で無職/ニートでも就職は可能!

「28歳の無職・ニートでも就職できる?」と心配している人もいるのではないでしょうか?
結論を申し上げると、その状況でも就職することは可能です!
実際、28歳で無職の状態から就職している人はたくさんいます。その理由を詳しく解説していきます。
28歳の無職/ニートの割合とは
総務省が行った調査「労働力調査(基本集計)2022年2月分」によると、25〜34歳における無職・ニートの割合は4.0%でした。おそらく、28歳で無職の人の割合も同じく4%程度と推測されます。
また、2022年の時点で無職の人は約180万人おり、理由ごとの人数を以下の表にまとめました。
分類 | 詳細の理由 | 人数 |
---|---|---|
仕事を辞めた | 定年または雇用契約の終了によって | 17万人 |
勤務先の都合 | 35万人 | |
自己都合 | 70万人 | |
求職活動中 | 学卒後、未就職 | 7万人 |
収入を得る必要があるから | 22万人 | |
その他 | 16万人 |
28歳を超えていくと徐々に厳しくなる
働き始めることはいつでもできますが、正社員での就職は28歳を超えると徐々に難しくなっていきます。厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によれば、年齢別の雇用形態に関する割合は以下の通りです。
正社員 | 正社員以外の労働者 | |
---|---|---|
15~19歳 | 62.7% | 36.3% |
20~24歳 | 71.8% | 28.0% |
25~29歳 | 73.2% | 26.8% |
30~34歳 | 64.0% | 35.7% |
上記の結果から、30歳を過ぎると正社員での就職が難しくなる傾向にあることがわかります。30代以降はポテンシャル(人材の潜在的な能力、将来の期待値)よりも、これまでの職務経験や実績をもとに判断されるようになるからです。
実際に、未経験者でも応募可能な求人では、応募年齢を「28歳まで」としている企業が多く、30代以降に就活を始めても就職できないケースが増えます。このような場合、引きこもりの状態になるおそれが高く要注意です。
就職を考えた時に動くことが重要
先ほどのデータからも、28歳のうちに就職活動を始めることが重要です。未経験でも無職でも、28歳の人が正社員として採用されやすいことには、以下のような理由があります。
- 多くの企業にとって、若い人材は貴重な存在だから
- 大卒と比べればキャリアに遅れはあるが、まだ挽回できる範囲だから
- 独立可能なスキルを身につける方が、ハードルは高いから
活躍できる人材になるには、ある程度の期間をかけてスキルアップする必要があります。入社後すぐに高業績をあげたり、高い年収を得られる仕事はありません。
30代以降は就職先が減少するだけでなく、無職期間が長いことによる気まずさから友人関係も疎遠になりやすいようです。キャリアだけでなく人間関係も失ってしまわないよう、思い立ったらすぐ行動に移すことが大切です。
28歳で無職/ニートのおすすめ仕事3選!
28歳で無職・ニートの人におすすめできる仕事は、以下の3つです。
- 販売職
- 営業職
- 介護職
それぞれの仕事について、解説していきます。
販売職【おすすめの仕事 1/3】
販売職は、店頭で接客して商品を販売する仕事です。他にも、レジ打ち(会計)、商品管理、店内のレイアウト決めなどの業務があります。
販売職は特別な資格やスキルを必要とせず、未経験でも入社後1つ1つの業務を覚えれば活躍できるので、無職の人の初キャリアにおすすめです。
一般的なキャリアパスとしては、接客がメインの販売員から、スタッフや売上を管理する店長・支店長などの管理職に昇進が想定されます。販売職の平均年収は340万円ほどで、以下のような人におすすめです。
- 人と接するのが好き
- どうしたら売上を伸ばせるかを、ストレスなく考えられる
- 扱う商材に興味がある
このようなタイプの人は、販売職に適性があるといえるでしょう。
営業職【おすすめの仕事 2/3】
営業職は、顧客の課題をヒアリングし、解決策となる商品やサービスを提案する仕事です。営業も特別な資格やスキルが不要である場合が多く、入社してから商品知識や営業手法などを習得すれば問題ありません。そのため、職歴のない未経験者でも挑戦しやすい仕事といえるでしょう。
先ほど紹介した販売職と「商品を売る」という点は同じですが、違う点は、販売職は来客に接客・販売するのに対し、営業は自ら見込みとなりそうな顧客を開拓する必要がある点です。
また、同じ「営業」でも、働き方は以下のような種類に分かれています。
商材 | ・有形商材:家、クルマ、食品、電子機器など ・無形商材:保険、広告、コンサルなど |
顧客 | ・法人:求人広告、OA機器、設備、建築資材など ・個人:不動産、電気やガス、ネット回線など |
顧客との関わり | ・新規 ・既存 |
営業手法 | ・インサイドセールス:電話やメールで訪問のアポを取る ・フィールドセールス:実際に訪問して商談を進める ・カスタマーサクセス:問い合わせのあった顧客に営業する |
平均年収は500万円程度ですが、営業職は成果に応じてインセンティブ(ボーナス)が発生する企業が多く、人によって大きな差があります。
営業職に向いているのは、以下の特徴に当てはまる人です。
- 人と接するのが好き
- どうしたら売上を伸ばせるかを、ストレスなく考えられる
- 計画性がある
- 行動力がある
このようなタイプの人は、営業職の適性があるといえます。
介護職【おすすめの仕事 3/3】
介護職も、未経験者が就職しやすい仕事の1つです。
公益財団法人「介護労働安定センター」が平成30年に発表した「介護労働者の就業実態と就業意識調査結果報告書」によると、約8割の人が未経験から介護職に就いています。介護職は、以下の業務をメインで行います。
- 食事、入浴、排泄の介助
- 内服の管理
- 夜間の巡視
- デイサービス
- 看護師の助手(病院で働く場合)
現場経験を積み、「介護福祉士」などの資格を取得すれば、キャリアアップも目指せます。平均年収は350万円程度と、日本の平均年収430万円と比べるとやや低めといえるでしょう。介護職は、以下のような人におすすめです。
- 人の世話をするのに抵抗がない
- 気配りができる
- チームで仕事を進めるのが好き
- 夜勤など不規則な勤務体制でも問題ない
上記のようなタイプの人は、介護職の適性が高いでしょう。
参考:「公益財団法人 介護労働安定センター:介護労働者の就業実態と就業意識調査結果報告書」
28歳で無職/ニートが正社員就職するメリット
28歳で無職・ニートの人が、正社員で就職するメリットとしては以下の3つがあげられます。
- 安定した収入を得られる
- 職歴が手に入る
- 親を安心させられる
では、それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
安定した収入を得られる
正社員として就職すれば収入が安定し、金銭面のストレスが大きく減ります。無職の人は仕事から受けるストレスはないものの、常に経済的な不安を抱えています。
収入が安定すると、衣食住やライフイベントにおける選択肢が増えることは大きなメリットです。
正社員とフリーターの生涯賃金を比較すると、約1億円もの差があります。
- 正社員:2〜3億円
- フリーター:1〜1.5億円
安定した収入があることは、長い目で見ても大きなメリットといえるでしょう。
参考:「独立行政法人労働政策研究・研修機構:ユースフル労働統計2020労働統計加工指標集」
職歴が手に入る
先ほども「年齢を重ねるにつれて、実績や経験が評価されるようになる」とお伝えしましたが、正社員として勤務すればそれは職歴になります。
一方、フリーターとして働いた場合、正社員の職歴ほどには評価されないため、将来的な転職活動で不利になる傾向があります。非正規雇用では責任ある仕事を任されない場合が多いためです。実際に「フリーターは職歴とみなさない」という企業も珍しくありません。
職歴がないまま歳を重ねると、就活で以下のような印象を持たれがちです。
- 社会人として活躍できなかった人
- 忍耐力がない人
- スキルや経験がない人
職歴がないと転職やキャリアアップが困難になっていくので、20〜30代のうちにスキルや実績が身につく仕事に従事することをおすすめします。28歳であれば、これからの努力次第で市場価値を高められるでしょう。
親を安心させることができる
正社員として就職すれば、親や親戚にも安心してもらえます。20代で無職の子を持つ親は、子どもの将来を心配しています。まだ親が働いている場合は「自分が働けなくなった後、子どもはどうなるのか」と不安に感じていることでしょう。
「就職をきっかけに親が安心し、家族との関係が良くなった」という人は多いです。親との関係が良くなれば、あなた自身のストレスも軽減されるでしょう。
また、働くことで社会の役に立っているという感覚を持てるようになると、「無職の時は家に引きこもっていたが、就職して友人とも積極的に会えるようになった」という人もいます。このように、働くことは交友関係にも良い影響を与えるのです。
28歳の無職/ニートが就職活動で成功するポイント
28歳で無職・ニートの人が就職活動を成功させるには、以下の3つの項目について適切な対策が必要です。
- 履歴書
- 面接
- 企業研究
具体的な対策方法を、順に解説していきます。
履歴書対策を行う
無職の人が就職を目指す際は、なにより履歴書対策が重要です!
なぜなら、28歳で無職・職歴のない人は、書類選考を突破できないケースが圧倒的に多いからです。
多くの企業は「やる気のある人」「長く働いてくれる人」を採用したいと考えているので、履歴書ではこの2点を強くアピールしましょう。そのコツは、履歴書に「28歳まで無職だった経緯と、面接官が納得できる理由」を書くことです。
- 資格取得のため勉強をしていた
- 家族の介護が必要だった
上記のような理由で職歴がない場合、そのまま正直に伝えれば問題ありません。もし、ネガティブな理由で無職だった場合は「無職の期間を通じて学んだこと」と「就職を目指すようになったきっかけ」を前向きな表現で記載してみましょう。
面接対策を行う
面接は、企業が最も重視している選考過程です。
業界知識や仕事のやり方は入社後に教えられますが、人柄や適性は教育できるものではないからです。あなたの人柄を最も表すのが面接試験といえるでしょう。
- 不快感を与えない身だしなみ
- 明るい表情と態度
- 聞かれたことに対して分かりやすく回答
面接ではこれらが評価されますが、しっかりと対策すれば恐れるものではありません。ただ、面接対策は自分だけで充分に行うのが難しいため、後ほど詳しく解説する「就職エージェント」を活用して対策するのがおすすめです。
企業研究を行う
応募先企業は、企業研究をしっかり行ってから選定しましょう。企業をよく理解していないと入社後にミスマッチを感じやすく、早期の離職につながりやすいからです。企業研究で確認すべきポイントは、以下の2つです。
- 応募する求人の仕事内容は、自分の適性と合っているか
- 自分は、企業が求める人物像に当てはまるか
ハローワークや求人サイトで求人情報を見ても、どう判断すればいいか分からない場合は、企業が開催している説明に参加したり、問い合わせて確認するようにしましょう。
28歳の無職/ニートにおすすめの「就職カレッジ」とは
28歳無職から正社員就職を目指すなら、私たちJAICが提供している就職エージェント「就職カレッジ®」の利用がおすすめです。その理由は、以下の3つです。
- 20代・未経験者の正社員での就職支援に強みがあるから
- 無料の就職講座で、就活の準備や対策ができるから
- 入社後のサポートもあり、「定着率9割」という高い実績があるから
では、それぞれの理由について詳しく紹介していきます。
20代・初めての正社員就職に強い支援サービス
就職カレッジ®は「20代・未経験者の就職支援」に特化した就職エージェントです。そのため、無職期間が長かったり職歴のない人が活用しやすいサービスといえるでしょう。
また、就職成功率が高いことも大きな強みです。フリーター・既卒者が自力で就活した場合の就職成功率は約34%とされていますが、就職カレッジ®を利用した人の就職成功率は約81%の実績があります。
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まとめ
ここまで、職歴がなく就職できるか心配している28歳・無職の人に向け、以下の内容を解説してきました。
- 28歳、無職で職歴なしの状態から正社員就職ができるのか
- 職歴のない28歳の人におすすめの仕事
- 正社員就職を目指すメリット
- 28歳、無職で職歴なしの状態から正社員就職する際のポイント
- おすすめの就職支援サービス
28歳であれば、職歴がなくても正社員としての就職は可能です。
ただ、今のタイミングを逃すとだんだん困難になっていきますので、正社員を目指したい人は早めに就職活動をスタートさせましょう!

こんな人におすすめ!
- 自分に合った仕事や場所を見つけたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 会社に属する安定ではなく、能力/スキルの獲得による安定を手にしたい