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27歳職歴なしの就職活動の現実をご覧ください。現実を覆す就活成功方法も紹介

27歳職歴なしの就職活動の現実をご覧ください。現実を覆す就活成功方法も紹介
ニートFV

27歳職歴なしの就職活動の現実はどうなのか、気になる人も多いのではないでしょうか?

この記事では、27歳まで職歴がない人が就職活動を始める際、どのような現実と向き合うことになるのかについて、実際の声を取り上げながら解説します。

また、27歳職歴なしの状況から、就職活動を成功させる方法やポイントについても解説しますので、これから真剣に就職活動に向き合っていきたいと考えている人は参考にしてみてください。

27歳職歴なしの人の現実の声

まずは、27歳で職歴なしの人がどういった現実を感じているのかについて、SNSの実際の声を調査して解説します。

27歳職歴なしの人の投稿をみる限り、大きく5つの現実が見られます。

  1. 人生が詰んでると感じてしまう
  2. 人格的に問題がある人だと思われやすい
  3. 社会的信用がないことに嘆く
  4. 家族から距離を置かれる
  5. スキルを身につけて逆転した人も

27歳職歴なしという事実については、ネガティブな声が多く見られますが、中にはポジティブな声も垣間見えます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 人生詰んでると感じてしまう

27歳職歴なしという現実について、「人生詰んでしまっている」という声がSNSの投稿で見られます。

「現在フリーターの皆様、色々と理由があってフリーターを選んでいると思います。若いうちはいいです。でも、歳をとったらアウトです。それがまだ20代半ばでも。27歳職歴無し人生詰んでるアカウントはこちら!(^0^)/」

X(旧Twitter)

27歳職歴なしの状況であっても、フリーターとしてしっかり働くことができれば、手取り収入で20万円〜30万円なら稼げるのが実態です。正社員の同期と比べても遜色のない収入のため、一見すると27歳職歴なしに問題を感じない人もいるでしょう。

しかし、数年〜数十年後のことを考えると、27歳職歴なしのフリーターのまま生活するというのは非常にリスキーであると言わざるを得ません。フリーターは正社員と違って雇用が守られていませんので、突然仕事がなくなることもありますし、年齢が上がって仕事を休めばその分丸々収入が減ります。

加えて、社会で活かせる本質的なスキルを身につけられていませんので、年齢が上がった後に正社員になるハードルが非常に高いのが現実です。

これらの実態を踏まえると、投稿にある通り「27歳職歴なしは人生詰んでいる」という声が大きくなるのも納得できます。

2. 人格的に問題がある人だと思われやすい

27歳職歴なしだと、自分自身ではネガティブに感じていなかったとしても、周囲の人から不安視されることが多くなってきます。

「来週入って来る新入社員、27歳大卒五年間職歴無し。大丈夫だろか…」

X(旧Twitter)

令和2年の内閣府の調査結果によれば、日本の就業率は男性で83.8%、女性で77.4%なっています。10人いれば8人は働いているという計算になることから、27歳職歴なしというだけで少数派になることは言うまでもありません。

社会はどうしても少数派の人に対して不安を感じやすいものですので、「27歳で職歴がないということは、どの会社にも採用してもらえないような人格の人なのではないか?」といった余計な憶測を産みやすいといった現実があります。

そのため、自分がいない場所で他の人からネガティブな意味で心配されることが多く、特に集団行動が必要な場面であったり、婚活などの場においてパートナーの親から不安視されるといった現実が考えられます。

3. 社会的信用がないことに嘆く

27歳職歴なしという現実は、社会から見ても信頼が難しい存在だと思われがちです。

「博士学生がクレカ審査落ちる、あるあるすぎる

27歳学生、職歴なし、収入()、、、、」

X(旧Twitter)

社会的信用というのは、文字通り社会からどれだけ信用してもらえるかといった観点であり、主にクレジットカードや住宅ローンの審査の通過率に大きく関わってきます。

他にも、婚活において異性側から見た時の初対面の印象、賃貸物件を借りる際の審査の厳しさなど、社会的信用は自身の将来設計に直結するほど重要な観点と言えます。

社会的信用は高い経済力や社会的地位に裏付けされる形で上下します。後者は公務員や政治家などの職業によって決まる傾向にありますので、多くの人は前者の「高い経済力」によって社会的信用が決まると言って過言ではありません。

27歳職歴なしの場合、安定して稼いでいる収入がなく、かつこれからも就職できる見込みが他の人に比べて低いということを考えると、社会的信用はほぼないのが現実です。そのため、生活する上で様々な制限がかかるでしょう。

社会的信用を高めるためには、まず就職することが第一となりますが、27歳まで職歴なしの過去があるため、内定がなかなか取れず、社会的信用に嘆き続けるといった負のループを感じ続けている人も少なくありません。

4. 家族から距離を置かれる

27歳職歴なしだと、家族から距離を置かれるような声も見られます。

「親にも母方の親戚にも仕事のこと何も言われないんだけど自分だけ?ちなみに27歳職歴無しの扶養内アルバイト」

X(旧Twitter)

それまでの家族仲次第ではありますが、いつまで経っても自宅で生活をし続け、親からの「そろそろ働いたら?」という声も無視した結果、27歳職歴なしの状態になっている場合は、家族や親戚から腫れ物のように扱われることもあるでしょう。

このように家族から距離を置かれるような状態になると、自宅にも居づらくなってしまい、精神的に塞ぎ込みやすくなることが考えられます。精神的にダメージを感じている状態だと、就職活動も成功しにくくなるため、結果的に職歴なしの期間が長引いてしまうかもしれません。

5. スキルを身につけて逆転した人も

これまで27歳職歴なしのネガティブな現実を見てきましたが、中にはポジティブな声も見られます。

「27歳職歴無しニートがいきなりフリーランスデビューして月45万稼いでるからエンジニアは夢のある仕事なんだなって再認識。

でも、OracleシルバーやLPIC2は独学で取得したから地頭は良いはず。」

X(旧Twitter)

27歳職歴なしの人だからといって、職歴がある27歳よりも能力が劣っているかと言われると、決してそういうことはありません。

むしろ、今までスキルを身につけてこなかった分の伸び代があるとも捉えられますので、キャリアと真剣に向き合うきっかけさえつかめれば、人生逆転することも十分に可能です。

27歳職歴なしの人がこれからの人生で逆転をするための一歩としては、正社員としての就職が挙げられます。次からの章にて、27歳職歴なしの就職事情について詳しく見ていきましょう。

27歳職歴なしでも就職できるのか?

27歳職歴なしでも就職できるのか不安に感じている人がいるかもしれませんが、結論から言うと、27歳職歴なしでも正社員として就職することは可能です。

ここからは、なぜ27歳職歴なしでも正社員就職ができるのかについて、厚生労働省のデータを取り上げつつ解説していきます。

職歴がないことは半数以上の企業で問題なし

「27歳職歴なし」の状況を分解すると、「27歳」であることと「職歴なし」ということの2つの観点に分けられます。このうち、27歳であることは就職市場にとっては若手に分類されますので、ネガティブな要因にはなりづらいと言えます。

では、職歴なしという事実がどれくらい就職活動に影響するのでしょうか?厚生労働省の調査では以下のように発表されています。

▽フリーターの評価別事業所割合(単位:%)

年齢プラスに評価する評価にほとんど影響しないマイナスに評価する不明
15〜34歳3.168.113.515.2
35〜44歳1.554.926.017.6

出典:厚生労働省「6 フリーターについて (1) フリーターの正社員への採用状況 過去3年間(平成 27 年 10

調査結果を見れば分かる通り、27歳がフリーターとして職歴なしの状態であっても、選考において評価にほとんど影響しないと回答している企業は7割弱にも登ります。

10%程度はマイナスの評価をしているものの、大抵の企業で職歴なしの事実は選考通過に関係ないと言えますので、これまでのことから27歳職歴なしの人が正社員就職することは可能と判断できます。

求人倍率は右肩上がりで求人が余っている

27歳職歴なしでも就職できるとは言え、求人そのものが少なければ就職先を見つけることは難しいのではないかと感じる人もいるでしょう。実態として、昨今の日本では求人の方が求職者よりも多い「求人余り」の市況感ですので、応募先についても求職者優位の状況となっています。

厚生労働省が発表した令和5年平均の有効求人倍率は1.31倍となっています。これは求職者1人に対して1.31個の求人があることを示しています。つまり、27歳職歴なしの人でも職場をある程度選ぶことが可能な水準だと言えるのです。

このように、求人が多い状況は求職者にとって有利になります。もちろんある程度就職活動の対策をしておかなければ内定の獲得はできませんが、市況感として有利な状況にあるということは認識しておいてください。

書類選考は不利になりやすい

27歳職歴なしの人が正社員就職を目指しやすい状況であるものの、やはりどうしても同年代の職歴がある人と同じ土俵に立つと、書類選考で見送られる可能性が高いのは事実として考えられます。

ただ、書類選考上不利というだけで、絶対に通過できないということではありません。

27歳職歴なしの人は、自己分析や就職エージェントなどを活用し、自分のポテンシャルをアピールすることに留意して就職活動を進めていくことが重要になります。

27歳職歴なしから就活活動の手段

27歳職歴なしの状態から就職活動を進めていくには、主に3つの手段があります。

  1. 求人サイト
  2. 就職エージェント
  3. ハローワーク

ここからは、それぞれどういった方法で内定を獲得するのか、メリットやデメリットはどういったものがあるのかについて解説します。

1. 求人サイト

求人サイトに掲載されている求人を自由に検索し、自分の意思で求人を選んで応募し、企業との面接を進めていく方法です。

求人サイトには数万件を超える求人が掲載されていますので、あらゆる志向性にマッチした求人を見つけられる点がメリットです。加えて、自分で応募先を選ぶことができるため、今まで憧れを持っていたような仕事に就職できるチャンスがあるのも魅力的なポイントと言えます。

ただ、応募時の履歴書などの準備や、応募後の企業との面接日時調整などの対応については全て一人で進めなければならないといったデメリットがあります。

自分一人で就職活動を完遂できる自信がある人には求人サイトの利用がおすすめですが、誰かに相談しながら就職活動を進めたい人にとっては難易度の高い方法と言えます。

2. 就職エージェント

自分を専任で担当してくれるエージェントが付き、エージェントからアドバイスをもらいながら就職活動を進めていく方法です。

就職エージェントに登録することで、無料で以下のようなサポートを受けることができます。

転職エージェント受けられるサポート
  • キャリアカウンセリング
  • 履歴書などの応募書類の添削
  • 模擬面接の実施
  • 自分の希望に合った求人の紹介
  • 企業との面接日時の調整代行
  • 面接後のフィードバックの共有

特に求人を自動で紹介してくれますので、自分一人だと就職活動を進める自信がない人におすすめできます。

就職エージェントによって紹介できる求人は変わるため、気になる就職エージェントを見つけたら複数登録するのがおすすめです。

3. ハローワーク

ハローワークは国が運営している公共職業安定所の愛称です。サービスとしては就職エージェントに近いものを受けられ、職歴なしや失業者などの利用が比較的多い点が特徴です。

また、地元に根ざしている中小企業の就職支援に強い傾向があるため、地元で働き続けたいという人に特におすすめできます。

ハローワークでは定期的に就職活動セミナーが実施されていますので、基本的な就職活動のノウハウを勉強するという観点でもおすすめできます。

ただ、国が運営する公的な施設ということもあり、サポート品質が民間の就職エージェントよりも若干物足りないという声が見られますので認識しておきましょう。

27歳職歴なしが就職活動前にできること

27歳職歴なしだと、いきなり就職活動を始めるのは心理的にためらってしまうかもしれません。ここからは、27歳職歴なしの人が就職活動前にできることを3つご紹介します。

1. ITスキルを身につける

多くの仕事ではパソコンを使います。特に事務職やWeb系の仕事といったデスクワークの場合は、ExcelやWordなどのオフィスソフトを多用しますので、前もってITスキル全般を独学で学んでおくことをおすすめします。

ITスキルといっても基本的なもので問題ありませんので、一人でExcelの表を作れるレベルを目安に参考書や動画投稿サイトの動画で自己学習をしてみてください。

また、プログラマーやエンジニアなどの技術職に就職したいのであれば、独学である程度プログラミングを学んでおくのもおすすめです。昨今は未経験者でもプログラマーとして採用する会社が増えてはきているものの、独学で勉強しておくことでやる気のアピールにも繋がります。

これらのスキルを習得する上ではパソコンが必須となってきますが、もし自宅にパソコンがない場合は、多少の制限はかかってしまいますが、漫画喫茶などのパソコンを操作して独学するのも良いでしょう。

2. 資格を取得する

27歳職歴なしでも自分のスキルをアピールすることができます。それは応募先の求人に関係した資格の取得です。

資格を取れば就職できるということではありませんが、少なくとも選考において有利になる可能性は高まります。資格自体は様々な種類がありますが、そこまで取得が難しくなく、かつ幅広い職種でアピールに活用できる資格としては以下が挙げられます。

  • マイクロソフトオフィスソフトスペシャリスト(MOS)
  • 日商簿記検定
  • 秘書検定
  • ビジネスマナー検定
  • TOEIC

資格取得に時間を使いすぎて、就職活動のスタートを遅らせることは避けるべきですが、時間的に余裕があれば上記のいずれかの資格取得を検討してみるのが良いでしょう。

3. バイト先で何らかの成果を出す

職歴とはなりませんが、今バイトをしているのであれば、バイト先で何かしらの成果を出せるように頑張ってみるのもおすすめです。

例えば業務効率を少しでも改善できるように意見を出したであったり、1日で対応できる顧客の数を増やしたりなど、数字で分かりやすくアピールできる成果を中心に検討してみると良いでしょう。

しっかりと実績を数字でアピールできれば、面接官の人も職歴がないことにネガティブなイメージを感じにくくなるはずです。

27歳職歴なしが現実を覆す就職活動の6つのコツ

27歳職歴なしの人が、希望の会社に就職するために意識しておきたいコツとしては、以下の6つが挙げられます。

  1. 徹底的に自己分析をする
  2. 企業研究をして熱意をアピール
  3. 未経験歓迎・学歴不問の求人に応募する
  4. 面接中は明るくコミュニケーションを取る
  5. 職歴がないことの理由を考える
  6. 気になる企業にはすぐに応募する

これらのコツを意識した上で就職活動に向き合えば、選考通過率を高めていけるはずです。一つずつしっかり理解し、就職活動を始める際は忘れずに意識してみてください。

それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。

1. 徹底的に自己分析をする

27歳職歴なしの人が就職活動を始める際、いきなり求人に応募することは避けましょう。まずは自分がどういった強みを持っていて、どんな仕事に向いているのかを知るためにも自己分析を行うようにしてください。

自己分析とは、今までの経験を棚卸しし、長所と短所を言語化することで、自分自身についてより深く知るために行う分析のことを言います。自己分析がしっかりできていると、自身の特性にマッチした職場を見つけやすくなるだけでなく、面接でのポテンシャルのアピールが効果的にできるようになります。

自己分析のやり方については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせて参考にしてみてください。

自己分析とは?簡単なやり方や自己分析のメリットを解説

2. 企業研究をして熱意をアピール

特に志望度が高い求人や会社を見つけられた際は、応募する直前に企業研究を必ず行いましょう。

企業研究とは、求人票や企業ホームページ、就職口コミサイトなどの情報を網羅的に調べ、その企業で働いている姿を鮮明にイメージするリサーチのことを言います。企業研究がうまくできれば、熱意のアピールに繋がることに加え、就職後にアンマッチを感じにくくなるといったメリットがあります。

できれば応募する企業全てで企業研究を行うことが望ましいですが、企業研究にかける時間が中々取れない場合は、10社程度を上限の目安として取り組むと良いでしょう。

企業研究のやり方については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

企業研究のやり方で就活が変わる?自分に合ったやり方を見つけよう

3. 未経験歓迎・学歴不問の求人に応募する

27歳職歴なしだと、どうしても同年代の職歴がある人に書類選考で見劣りしやすくなってしまいますので、少しでも内定獲得可能性が高い求人に応募するのがポイントです。

そのためにも、未経験歓迎・学歴不問の求人に応募するのがコツとなります。

未経験歓迎とは、文字通りその仕事の社会人経験がなくても採用できることを表しており、職歴そのものがない人であっても内定をもらえる可能性が高い求人となっています。

また、学歴不問とは中卒でも高卒でも大卒でも、ポテンシャルさえ感じられれば採用できるということを表しています。特に多くの応募者や採用枠が用意されている求人で見られる条件といった特徴があります。

求人サイトを使って自分で求人を探していこうとしている人は、「未経験歓迎」「学歴不問」といった条件をチェックした上で、求人の比較検討をしていきましょう。

4. 面接中は明るくコミュニケーションを取る

無事書類選考に通過し、面接の場を迎えることができたら、とにかく面接中は明るくコミュニケーションを取ることを意識しましょう。

どのような仕事においても、共通してコミュニケーションの高さは常に求められます。むしろ、特別なスキルがなくてもコミュニケーション能力さえあればなんとか仕事を進められる程、重要な能力ということを認識しておいてください。

具体的に面接の場でコミュニケーション能力をアピールするためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 相手の目を常に見ながら話す
  • 相手の質問に対して簡潔に分かりやすく話す
  • 聞き取りやすい声量でハキハキと話す

日頃から他人と話慣れていないと、モゴモゴと下を向いて話してしまいがちになりますので、できれば就職エージェントやハローワークの模擬面接を実施した上で面接に臨むのがおすすめです。

5. 職歴がないことの理由を考える

27歳まで職歴がないという事実は、高い確率で面接官から質問をされます。そのため、前もって「なぜ自分は27歳まで職歴なしで過ごしてきたのか」という理由を考えておくことがポイントです。

伝える内容としては、以下のものを例として参考にしてみてください。

職歴がない理由の例
  • どうしても叶えたい夢があったため
  • 就職活動がうまくいかなかったから
  • 資格取得の勉強に集中するため
  • 独立して働くための準備をしていたため
  • 家業の手伝いをしていたため

ただ、面接の場で嘘の理由を伝えることは絶対に避けましょう。

6. 気になる企業にはすぐに応募する

記事の冒頭で解説した通り、今は求職者よりも求人数の方が多いといった市況感です。そのため、就職活動を始めると数多くの求人を見つけることができるでしょう。

よりどりみどりで、どの求人に応募するか時間をかけて悩みたくなるかもしれませんが、27歳職歴なしの人が応募することになる中途採用募集の求人は、採用枠に達した時点で募集が終わってしまいます。

従って、応募するか悩んでいる間に募集が終わり、応募するチャンスが無くなるといったリスクが考えられます。そのため、気になる求人を見つけたらできるだけ早く応募するようにしましょう。

ちなみに、複数の企業に同時に応募しても問題ありません。内定を獲得するためには、数十社に応募する必要があるといったデータも見られますので、積極的に行動していくことを意識してください。

27歳職歴なしから正社員就職するメリット

ここからは、27歳職歴なしから正社員就職するメリットについて、改めて3点に絞って解説します。

1つでも魅力的に感じるメリットがある人は、すぐにでも就職活動をスタートさせるのがおすすめです。

1. 安定した収入が稼げる

正社員就職する最大のメリットは、安定した収入が稼げるようになるという点です。仕事によって収入は変わってきますが、毎月決まった日に決まった金額が入ってくるというだけで、ライフプランを計画しやすくなります。

また、しっかりと家計の管理を行えば貯金をしていくことも可能になりますので、将来への金銭的な不安を解消することもできるでしょう。

加えて、正社員の場合は一定日数の有給休暇が付与されますので、不意に体調不良で欠勤したとしても、有給を使って収入を落とさないといったことも可能になります。どうしても不安定な生活がしたいという人を除き、正社員の収入の安定さは魅力的に映るはずです。

2. 社会的信用が高まる

正社員として働くことで、社会的信用が非常に高まります。これにより、金融機関での各種ローンの審査が通過しやすくなるだけでなく、将来のパートナー探しをする際にも有利になることができます。

もちろん就職先の収入の高い低いによって、さらに細かく社会的信用が分けられていきますが、職歴なしのフリーターと会社員というだけで雲泥の差がありますので、すぐにでも就職の恩恵が受けられるでしょう。

3. 自己実現やスキルアップを叶えられる

正社員になることで、仕事において発揮できるスキルを身につけることができます。

加えて、仕事で実績を出せば管理職に昇格したり、自分の好きな仕事にキャリアチェンジしやすくなったりなど、仕事を通じた自己実現が可能になるといったメリットがあります。

仕事は生活をするためにするものですが、それ以外にも、自分の人生をより豊かにするといった考え方もあります。仕事で活躍できれば、プライベートの生活水準を一層引き上げることができますし、メリハリをつけた毎日を過ごせるようになるでしょう。

フリーターやニートでは決して得られない感覚となりますので、将来を見据えてスキルアップしていきたい人は、重い腰を上げて就職活動をスタートさせてみてください。

27歳職歴なしが就活をする際の注意点

最後に、27歳職歴なしが就職活動をする際の注意点を4点解説します。

1. 1人で就職活動をしない

27年間、一度も就職活動をしてきていない人が手探りで就職活動をするのは危険です。就職成功率が下がるだけでなく、ブラック企業に誤って入社してしまうリスクもあるでしょう。

自分にとって最もマッチした企業に、効率良く就職するためにも1人で就職活動をすることは避けてください。身近なところで言えば、既に会社員として働いている友達や家族へ相談するのがおすすめです。

もし知っている人に自分の就職の相談をするのが恥ずかしいのであれば、就職エージェントなどの第三者に相談しながら就職活動を進めていくのが良いでしょう。

2. 見送られてもくじけないようにする

27歳職歴なしの人だと、どうしても選考で見送られる回数が増えてしまいます。

ただ、昨今は1人で数十社に応募して1内定を獲得することも珍しくない市況感ですので、落ち込むことなく就職活動を継続するよう意識してみてください。

むしろ、「こんなにポテンシャルのある自分を見送るなんて、企業には見る目がない」など、開き直って元気に気持ちを切り替えるくらいのポジティブさを持てると良いでしょう。

3. 期間を決めて就職活動をする

いつまでもダラダラと就職活動を続けてしまうと、内定を獲得できないまま数年が経過することも十分に考えられます。特に27歳から就職活動を数年間すると、30歳に突入してしまい、さらに就職成功率を下げる要因になりかねません。

いつまでに内定を獲得するのか、明確に期限を決めた上で就職活動を進めていきましょう。目安としては、3ヶ月〜6ヶ月以内に内定を獲得し、就職先を決めるのがおすすめです。

4. やりたい仕事がなくても就活すべき

27歳職歴なしの人の中には、「やりたい仕事がないから就職活動をしない」と考えている人がいるかもしれません。しかし、今働いている人の全員が、今の仕事に就きたくて就いているということではありません。

むしろ、就職して実際に働いてみてから、その仕事が好きになったり、自分の長所を発見したりする傾向にあります。従って、やりたい仕事がなくてもまずは就職活動を進めていくことをおすすめします。

まとめ

27歳職歴なしのままでい続けると、将来的に厳しい生活を強いられるリスクがあります。昨今の市況感から考えて、しっかりと就職対策を行えば、27歳職歴なしからでも希望の会社に正社員就職することは可能です。

ただ、1人で就職活動をするとブラック企業に就職するリスクが考えられるため、就職サポートのプロである就職エージェントに相談しつつ、着実に就職活動を進めていくのがおすすめです。

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池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」