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高学歴フリーターの脱出方法とは?高学歴だから活かせる素質も解説

高学歴フリーターの脱出方法とは?高学歴だから活かせる素質も解説

高学歴フリーターとは、どんな人?」「なぜ高学歴なのに、フリーターなの?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

この記事では、高学歴フリーターになる人の特徴や、その状態から脱する対処法も解説しております。高学歴に限らず、フリーター状態からは早めに抜け出した方が良いでしょう。なぜなら、就職意識が低いと思われることも多いからです。

「自分は、高学歴フリーターだ」という方、フリーター状態からの脱出方法を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

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高学歴フリーターは早めに抜け出そう

あなたが高学歴であっても、現在フリーターの状態にあるのであれば早めに抜け出すことが大切です。なぜなら時間が経つにつれ、就職が難しくなっていくからです。

以下のグラフを見ても分かるように、フリーターとしての年数が長引くほど、正社員就職率は右肩下がりで低くなっていきます。6ヶ月以内だと男女平均で約60%の就職率となっていますが、2~3年続けると40%台に落ち込み、5年以上経過すると約20%、およそ5人に1人しか正社員就職を実現できていない現状が見えてきます。

フリーター継続期間と正社員になれた割合

引用:労働政策研究・研修機構(JILPT)|労働政策研究報告書No.199「大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第4回 若者のワークスタイル調査」から―」(p.128)

また、正社員就職率を学歴別に見てみると次のとおりです。

▼フリーターから正社員になろうとした者のうち、実際になれた割合(学歴別)

学歴男女計男性女性
高卒50.5%63.0%40.0%
専門・短大・高専卒54.2%80.0%46.0%
大学・大学院卒62.5%74.0%52.1%
中卒・高校中退40.0%55.0%
高等教育中退57.6%69.4%43.3%

参考:労働政策研究・研修機構(JILPT)|労働政策研究報告書No.199「大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第4回 若者のワークスタイル調査」から―」(p.125)

こちらのデータは「正社員になろうした人」を対象にしていますが、たとえば大学・大学院卒の場合には、全体で60%ほどしか正社員就職を叶えられていないことが分かります。他の学歴と比べると高いですが、男女計では高等教育中退(57.6%)とさほど変わらず、男性(74.0%)で見ると専門・短大・高専卒(80.0%)よりも低くなっているなど、大卒、あるいは大学院卒だからといって、正社員就職で大きく有利になるとは限らないのです。

以上のことを踏まえると、たとえ高学歴であっても、いち早くフリーター状態から抜け出しておくに越したことはありません。「自分は高学歴だから、いずれなんとかなるだろう」と考えていると、就職先がなかなか決まらない…といった事態になりかねないので注意しましょう。

大卒のフリーターについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

高学歴でフリーターになりやすい人の特徴

高学歴なのにフリーターになりやすい人には、共通していくつかの特徴が見られます。

  • 特徴1:やりたいことが見つからない
  • 特徴2:自分の理想を追っている
  • 特徴3:就職活動が上手くいかなかった

では、それぞれについて見ていきましょう。

特徴1:やりたいことが見つからない

やりたいことが見つからない、という理由からフリーターを選択する人は少なくありません。事実、フリーター1,670人を対象にした調査結果を見ると、「フリーターになったきっかけ」の2位に「明確な職業を思い描けなかった(22.1%)」がランクインしています。その他の理由も含め、年代別のトップ3は以下のとおりです。

▼フリーターになったきっかけ(上位3項目)

 1位2位3位
15~24歳明確な職業を思い描けなかった(25.8%)正社員で働くより楽だから(24.8%)芸術関係やフリーランスなど、夢のため(16.4%)
25~34歳正社員で働くより楽だから(26.3%)明確な職業を思い描けなかった(22.0%)正社員として雇ってくれるところがなかった(18.1%)
35~44歳正社員で働くより楽だから(22.5%)正社員として雇ってくれるところがなかった(20.0%)家庭の事情のため(19.6%)

参考:株式会社マイナビ 社長室 HR リサーチ部アルバイトリサーチチーム|フリーターの意識・就労実態調査(2020年)

高学歴の人は、これまで勉強に熱心に取り組んできた人が多いはずです。良い大学に進学し、良い学歴を手にするために勉強に打ち込んできたと思いますが、一方で将来のキャリアについて具体的に考えようとしたときに「何を目指せば良いか分からない…」と思い悩んでしまう人も多い傾向にあります。

勉強の場合は、偏差値や、テストの点数など、明確な「判断軸」が存在します。一方で、将来のキャリアとなると話は別です。“正解”がないため、自分で考えて見つけていく必要があります。これまで客観的な評価を基準にしていた高学歴の人にとって、その“自由度”がむしろ苦痛に感じてしまうのです。

結果として「自分はどんな職業を目指すべきか分からない」と深く悩んでしまい、就活に対する意欲も湧かず、そのままフリーターとしての道を歩み始めてしまう人が多いのです。

特徴2:自分の理想を追っている

自分の理想を追っている、という理由からフリーターを選ぶ人もいます。若い人ほど、自分の夢に向かって突き進む時間が多いことはたしかです。先ほど紹介した調査(※)を見ても「芸能関係やフリーランスなど、夢のため」を理由として挙げている15~24歳が約5人に1人の割合で存在する一方で、他の年代にはそれほど多くはありません。

特に高学歴の人は、これまで幾多の努力を積んできたなかで、自分に対して自信を持っている人も多いでしょう。「自分だったらできる」「夢を叶えられる」と自信を力に変え、実際に夢をつかみ取る人もいますが、多くの人は夢破れていく…という現状があることも忘れてはいけません。

そして高学歴の人ほどプライドが高く、引き際をなかなか決められないという傾向も見られます。「自分だったらうまくいくはず」という自信が“足かせ”となってしまい、もう1年、あと少しだけ、とズルズル続けていくうちに、いざ夢を諦めて就職を目指したときに仕事がないという状況に陥ってしまう人も少なくないのです。

株式会社マイナビ 社長室 HR リサーチ部アルバイトリサーチチーム|フリーターの意識・就労実態調査(2020年)

特徴3:就職活動が上手くいかなかった

就職活動が上手くいかなかった人のなかには、「就職留年」や「既卒」として正社員を目指すことなく、そのままフリーターを選択する人もいます。

そもそも高学歴の人の場合、「せっかく有名な大学に入ったんだから、名の知れた企業に行きたい」、周りも有名企業を受けるみたいだから「なんとなく自分も大企業がいいなぁ」と考えがちです。しかし、多くの学生が応募するので大企業の選考倍率は高く、企業によっては数百倍といったケースも珍しくありません。

そして就活になると、自分と同じように高学歴の学生がライバルとなります。学歴が有利になる場面こそあるものの、それだけでは戦っていけず、入念な対策や面接の練習などを積み重ねなければ、ライバルとの熾烈な競争には勝てません。

また、公務員受験を考える人も多いのですが、安定志向の高まりもあり、そちらの倍率も決して低くありません。実際、高学歴の人のなかには「公務員浪人」として数年にわたって挑戦する人も少なくないのです。このように、高学歴だからといって大企業への入社、あるいは公務員への就職が約束されているわけではありません。

もちろん理想を高く掲げることは大切ですし、高学歴の人ほど自信を持って就活に臨めることもたしかです。一方で「現実」を直視し、適切な準備を行わなければ、それは無謀な挑戦に終わってしまいます。そして実際のところ「なんとかなるだろう」という根拠のない楽観から、特段の準備・対策を講じないまま就活に臨み、結果として大企業どころか、中小企業の選考にも残れず、そのまま正社員就職への道を諦めてしまう学生が多く存在するのです。

フリーターの就活やり方診断
フリーターの就活やり方診断

特徴4:「大手病」になっている

大手企業を強く志向するいわゆる「大手病」は、高学歴フリーターによく見られる傾向です。大学選びと同様に、就職先でも「ブランド力」にこだわりすぎてしまい、 中小企業や特定の業界の求人を選択肢から外してしまうケースがあります。 応募できる企業が極端に少なくなってしまい、就職活動が長期化することも少なくありません。

その結果、就職活動が長期化し「大手に入れないなら就職しない方が良い」と考えてフリーターを続けてしまうケースもあります。しかし、実務経験のない状態では大手企業の選考を突破しづらいため、まずは中小企業で経験を積むようなキャリアパスも考えるべきでしょう。

特徴5:完璧主義すぎる

高学歴の場合、これまでの受験で失敗をしないよう注意しすぎた結果、完璧主義になっているケースもあります。完璧主義の傾向が強いと、「失敗したくない」「万全の準備をしないと就職活動ができない」と考え、行動が後回しになってしまいます。

それだけでなく、企業研究や自己分析などの準備に完璧に対応しようとしてしまい、就職活動が進まない状態に陥ることも珍しくありません。

完璧主義は強みにもなりますが、就職活動においては行動の遅れに繋がります。まずは70%程度の準備で動き始める意識を持つと良いでしょう。

特徴6:どんなことでも徹底的に調べがち

高学歴の人は情報収集力が強い反面、どんな物事でも徹底的に調べがちな傾向があります。例えば業界研究や企業研究を徹底した結果、悪い情報が目に入ってしまい、応募のタイミングを見逃してしまうことがよくあります。

また、情報量が多くなると、その分不安も増えやすく、行動が止まる原因になりかねません。本来であれば強みになる分析力も、使い方次第では行動力を下げることに繋がるため、まずは1社応募するといった行動に移す意識を持ってみてください。

高学歴フリーターには3タイプある

ここでは、フリーターの志向性を大きく3つのタイプに分けつつ、それぞれの特徴を詳しく紹介していきます。自分が置かれている状況を正しく理解するためにも、当てはまる特徴がないか、考えてみましょう。

  • タイプ1:夢追求型
  • タイプ2:モラトリアム型
  • タイプ3:やむを得ず型

具体的な割合については、下のグラフを参考にしてみてください。

フリーターの類型ごとの割合

引用・参考:HITO Manager|「フリーター」とは?データで見る3タイプの特徴と採用ポイント【調査期間】2016年5月21日~5月23日

タイプ1:夢追求型

夢追求型とは、「明確な夢・目標を持っているフリーター」を指す言葉です。「職人・フリーランス志向型」と「芸能志向型」に分けることができ、それぞれ約5%と割合は多くありません。

職人・フリーランス型とは、漫画家やイラストレーターなど自分の技術によって生計を立てることを目指している人を指します。大学卒・大学院卒が割合として多いことが特徴で、「自由な暮らし」を重視し、正社員就職にはそれほど興味がない人も多い傾向にあります。

芸能志向型とは、俳優やアーティストとしての活動を夢見てフリーターになった人を指す言葉です。年齢で見ると18~24歳の若者が多く、33歳以上になるとその割合が極端に減ります。職人・フリーランス型と同じく、正社員志向が低いことが特徴です。

タイプ2:モラトリアム型

モラトリアム型とは、漠然とした職業観を持っているフリーターを指す言葉です。「自分が何になりたいのか分からない」「将来の夢がない」といった人が当てはまります。フリーターの半数近くがモラトリアム型に該当すると言われ、正社員の経験率はかなり低く、学校卒業後にアルバイトだけを続けている人がほとんどです。

なお、在学時に将来の展望を見出せなかった人とは別に、いったんは就職したものの、仕事や人間関係の悩み・心身の不調などから退職し、再就職の見通しがつかめずにそのままフリーターになる人も少なくありません。いわゆる「離職モラトリアム型」と呼ばれる人たちですが、こうした人の学歴に関しては大学卒や大学院卒が多い傾向にあります。

タイプ3:やむを得ず型

「やむを得ず型」とは、外部の要因によってフリーターにならざるを得なかった人を指す言葉です。家庭の経済的な事情によって退学した、あるいは会社の倒産によって働けなくなったという人が該当します。

このタイプには、就活が上手くいかず、そのままフリーターを選択した人(正規雇用志向型)も含まれます。フリーター全体の5分の1ほどが当てはまるとされ、アルバイトを続けながらも、正社員就職に向けて精力的に活動している人が多い傾向にあります。

高学歴フリーターを続けるデメリット

高学歴であっても、フリーターを続ける期間が長くなるほど、生涯賃金やキャリア形成の観点でデメリットが出てきます。正社員ではなくフリーターを続けたときの生涯賃金には約1億円の差が出てくるため、人生設計にも大きな影響を与えるでしょう。

また、正社員経験がないまま年齢を重ねると、将来的に選考に不利になることもあるなど、就職の難易度は徐々に高まります。ここからは、高学歴フリーターを続ける具体的なデメリットを4つ解説します。

デメリット1:生涯賃金が上がりづらい

労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2024」によれば、大卒正社員の生涯賃金が約2億5,150万円なのに対し、フリーターを含む非正社員だと約1億4,750万円となっています。つまり、高学歴フリーターをし続けることで、生涯で稼げる賃金に1億円の差が出てくるといったデメリットが挙げられます。

フリーターは正社員と違い、昇給がほとんどなかったり、賞与が存在しないなど、中長期的に見た家計への影響は見逃せません。社会保険や退職金制度が適用されないケースも多く、将来の資産形成に影響する可能性も考えられます。

デメリット2:就職しづらくなる

労働政策研究・研修機構の「大都市の若者の就業行動と意識の変容」によれば、フリーター継続期間と正社員就職率の関係性は以下のようになっています。

フリーター継続期間合計男性女性
1年以内68.8%74.7%64.6%
1年から2年61.2%64.2%58.8%
2年から3年56.6%68.9%47.5%
3年から4年61.1%69.0%55.8%
4年から5年37.9%51.4%28.8%
5年以上32.3%44.3%24.5%

このように、フリーター期間が長引くほど男女ともに正社員に就職できる割合は下がるといったデメリットがあります。これには、高学歴であっても年齢を重ねることで、ポテンシャル採用の対象年齢から外れるといった背景が考えられます。

就職しづらさを避けるには、早めに応募して経験を積む姿勢を示すことが重要です。

デメリット3:キャリアアップしづらい

キャリアアップには実務経験や実績が欠かせません。しかし、フリーター期間が長い場合、任される業務が限定的で専門性を高めにくく、結果としてキャリアアップしづらい状況になってしまいます。

情報処理能力や論理的思考力など、高学歴の強みを活かすには、一定の責任を持って経験を積む機会が必要です。言い換えれば、正社員として働くことで初めて昇進や職種転換のチャンスが広がると言えるでしょう。

フリーターのまま現場仕事で常に作業をしていてもキャリアアップは難しいため、早期に正社員になり、キャリアの土台を気づくことが重要です。

デメリット4:社会的信用が低いとみなされやすい

フリーターは雇用が安定していないため、住宅ローンの審査やクレジットカードの申し込みで不利になるデメリットもあります。また、周囲から「なぜ正社員として働いていないのか」を疑問視されるなど、社会的信用の面で苦戦することもあるでしょう。

たとえ高学歴であったとしても、社会人になった後は雇用形態による評価の差が大きいのが実態です。仮に同年代と同程度の賃金を稼いでいたとしても、正社員として安定した立場を築くことで、初めて信用力が高まります。

将来のライフプランの選択肢を広げるという意味でも、早めに正社員就職を目指すことがおすすめです。

高学歴フリーターから脱出する7つの対処法

高学歴フリーターが就職へ踏み出すためには、まず自分自身の強みを正しく理解し、行動を止めている思考の癖をなくすことが重要です。その上で、不必要に焦らないために他人と自分を比較することを止めつつ、正社員就職に関する理解を深めると良いでしょう。

また、過去・現在・未来を整理することで、就職活動の方向性を明確にすることがポイントです。迷ったらとにかく1歩動いてみるといった積極性も求められるため、場合によっては就職エージェントに背中を押してもらうのも1つの手です。

ここからは、高学歴フリーターから脱出する7つの対処法を詳しく解説します。

対処法1:高学歴ならではの強みを活かせる仕事を探す

高学歴の人は、論理的思考力や学習習慣が身に付いていますので、未経験からのスタートでも成長しやすいといった強みがあります。その強みを活かせる職種として、ITエンジニアやコンサルタント、営業職などが挙げられます。

まずは、自分の強みが活かせる環境や職種を基準に仕事を選ぶ意識を持ちましょう。これにより、就職後の早い段階で成果が出やすく、自信にも繋がります。企業側も高学歴の人材に対してポテンシャルを期待しやすく、応募時の選考通過率も高められるでしょう。

高学歴だからこそ活かせる素質:論理的思考力

論理的思考力は、問題解決や業務改善に直結する重要なスキルです。高学歴の人は情報を整理しつつ因果関係を捉える力が高いため、様々な職種や業界で重宝されます。さらに複数の視点から物事を分析できる点も強みで、課題発見から改善策の立案まで一貫して対応できる人材として期待されます。

未経験であっても、物事を論理立てて説明できるだけで企業からの評価は上がりやすく、特に企画・マーケティング・エンジニアなどの幅広い職種で素質を活かせます。

この力をアピールするためには、これまでの学習経験やアルバイトでの改善提案など、具体的なエピソードを交えて説明することがポイントです。

高学歴だからこそ活かせる素質:学習意欲

高学歴の人は学ぶことに抵抗がなく、新しい知識やスキルを吸収するスピードが早いといった強みがあります。特に未経験者に対し、企業は入社後の成長性を重視しますので、学習意欲の高さは大きな評価ポイントに繋がります。変化の激しい環境でも柔軟に対応しやすく、継続的に成長できる点は企業にとって大きな魅力です。

特にIT領域や営業職などの学習意欲が求められる職種においては、主体的に学び続けられる人材が求められます。面接では「これまでどのように学んできたのか」「将来的に身に付けたいスキル」を言語化することで、学習意欲の高さをアピールしてみましょう。

高学歴だからこそ活かせる素質:情報処理能力

高学歴の人は、大量の情報を整理しつつ重要なポイントを抽出する力に優れています。これは資料作成やデータ分析、業務改善など多くの職種で活かせる素質です。また、複雑な情報を理解して伝える能力は、社内外のコミュニケーションにも役立ちます。特に多様な関係者が関わる業務では、情報をわかりやすく整理する力が高く評価されます。

情報処理能力が高いと、未経験でも伸びしろを見込まれやすく、企業からの期待値も高まります。就職活動の際は、大学での研究経験やアルバイトでのコミュニケーションの工夫など、具体的なエピソードを示すことがおすすめです。

対処法2:コミュニケーション能力を向上させる

フリーターから正社員就職を目指す場合、コミュニケーション能力を高めることも意識してみてください。なぜなら、面接官からの評価を上げられるからです。

そもそも企業がフリーターを採用する場合、経験やスキルにはそこまで期待していません。職務経験がない、あるいは少ないことは分かっているので、むしろ「社会人としての基礎ができているか?」「一緒に働きたいと思える人柄か?」といった点を面接のなかで確認するケースがほとんどです。

そして、多くの企業が求めているのが「一定レベルのコミュニケーション能力」です。会社は人間関係で成り立っている組織であり、一から業務を習得していくうえで先輩や上司との関わりは欠かせないからです。

コミュニケーション能力に自信がない場合は、模擬面接の機会を多く経験することが大切です。友人や家族に面接官役をお願いして、言葉遣いは適切か、笑顔で好印象を与えているかといった点を確認してもらっても良いのですが、実際に彼らには面接官としての経験は無いでしょうから、適切なアドバイスをもらえないかもしれません。

そこでおすすめなのが、後ほど紹介する「就職エージェント」の活用です。これまで多くのフリーターを正社員就職に導いてきたアドバイザーが無料で面接対策を行います。採用面接で評価されるコミュニケーションの取り方をはじめ、選考通過につながる具体的なアドバイスが得られるでしょう。

対処法3:自分の事を他者目線で考える

3つめの対策は、自分を客観視することです。就職活動では、他人から自分を評価される場面が多いからです。

たとえば、面接に着ていく服装も「相手からどう見えているか」を気に掛けていればアイロンをかけたシャツを着ていくでしょうし、靴もきれいに磨いていくはずです。しかし、面接でうまく受け答えができるかどうかで頭が一杯になっている人は、服装などのマナーにまで頭が回らないことも多いのです。これは、先ほど紹介した「強み」に関しても同様です。面接とは「自分が伝えたいこと」をアピールする場ではありません。「相手が求めているモノを自分は持っていますよ」とアピールする場なのです。

高学歴フリーターのなかには「学歴」こそが自分の“武器”と考えている人も少なくありません。しかし、フリーターの採用を考える企業は、そこまで学歴を重要視していません。むしろこれからの可能性、具体的には「熱意」や「志望動機」を深くチェックしているので、「学歴をアピールすれば何とかなるだろう」と安易に考えないように注意しましょう。

対処法4:他人と自分を比較することを止める

高学歴フリーターが行動できなくなる大きな要因の1つが「他者との比較」です。友人が大企業で活躍している様子を見て焦りを感じ、自分との差を比べてしまうと、自己肯定感が低下して就活の動きが止まりかねません。

しかし、キャリアは人によって進むタイミングも方向性も異なりますので、他人と比較をしても意味がないのが事実です。したがって、まずは「自分がどうやって生きていきたいか」を軸に置き、未来に目を向けることで前向きに1歩を踏み出す意識を持っておくと良いでしょう。

対処法5:正社員就業に関する理解を深める

正社員になることに対して漠然とした不安を抱えていると、就職活動へのハードルが高く感じられることでしょう。実際未経験でも丁寧に研修を行う企業が多く、正社員になるのが初めてでも成長できる環境が整っています。

また、正社員には安定した収入や福利厚生があり、長期的なキャリア形成をしやすい点がメリットです。まずは具体的な仕事内容や働き方を理解し、自分でも正社員就職できるというポジティブな心理状態を目指してみてください。

対処法6:過去・現在・未来について整理する

就職活動がうまく進まない原因の多くは、思考の整理ができていないことが挙げられます。「なぜ今の状態に陥ったのか」「これからどうしたいのか」を言語化し、これから行動すべき方向性を明確にしましょう。

このように、過去・現在・未来を整理して言語化できるようにする事は、自分の意思を説明できることに繋がるため、面接対策にもなります。うまく説明できれば面接の評価も上がるだけでなく、ミスマッチの少ない就職が実現できるでしょう。

過去:なぜフリーターになったのか

過去を整理する際は、「大学時代に何を考えていたのか」「なぜ就職活動をしなかったのか」など、自分の背景を客観的に振り返ることが重要です。反省だけでなく、当時の価値観や迷いを正直に把握することで、自分の行動パターンが見えてきます。

自分の考えに対して理解を持っておくことで、面接でも一環した説明ができ、企業からも納得感を持って受け取られやすくなります。

▼回答例

大学時代は将来像を描けず、就職活動でも方向性を定められずに行動が遅れてしまいました。当時の判断は反省していますが、その経験から早く動く重要性を痛感し、今はキャリア形成に主体的に向き合えています。

現在:今後に向けて何に取り組んでいるか

現在の整理では、「正社員を目指すために何をしているのか」を明確にします。資格の勉強を始めた・生活リズムを整えた・求人サイトに登録したなど、小さな行動でも言語化することが大切です。

行動を可視化することで自信に繋がり、高学歴フリーターの弱みである行動力を払拭することが可能です。面接においても努力の過程をアピールすることに繋がるため、一石二鳥の整理と言えるでしょう。

▼回答例

正社員就職に向けて、生活リズムの改善と業界研究を継続しながら、ITパスポートの学習を進めています。また、毎週求人へ応募する目標を設定して実行できています。行動量を増やすことで成長を実感しています。

未来:なぜ正社員になりたいと思ったのか

未来の整理では、「どのような働き方をしたいか」「どんな生活を送りたいか」を描くことがポイントです。安定した収入を得たい・専門スキルを身に付けたいなどの理由を具体的にすることで、就職活動の軸が定まり行動が早まります。

企業側も目的意識のある応募者を評価する傾向があるため、短期的だけでなく、中長期的な視点でのキャリアプランを語れるように準備しておきましょう。

▼回答例

将来的には専門性を持ち、会社に貢献できる人材を目指したいと考えています。そのためにも責任ある立場で幅広い業務に取り組み、経験を積み重ねる必要があると考え、正社員として働く道を選びました。長期的にキャリアを築きたいと考えています。

対処法7:とにかく一歩動いてみる

高学歴フリーターが状況を変える最も効果的な方法は、完璧を求めすぎることなく小さな1歩踏み出すことです。情報収集ばかり続けてしまうよりも、まずは1社応募する・エージェントに相談するなど、行動を起こすことで就職活動がスタートします。

行動が増えれば増えるほど成功体験が積み重なり、自信が高まって次のアクションにも繋がります。未来を変えるためにも、小さな一歩でも構いませんので、とにかく動く意識を持ってみてください。

高学歴フリーターが就職するメリット

高学歴フリーターが正社員になることで、将来への不安が減り、キャリア形成の選択肢も大きく広がります。安定した収入やスキルアップのチャンスが得られるほか、経験を積むことで大企業へ挑戦できることもメリットです。

短期的にはフリーターの方が居心地が良いと感じる人もいるかもしれませんが、高学歴という武器を活かしながら正社員で活躍した方が、より良い人生が歩みやすくなります。これから解説するメリットを参考に、正社員を目指すべきかどうか検討してみてください。

将来への不安が少なくなる

正社員として働くことで、安定した収入や社会保障が得られ、将来の生活に対する不安が大幅に軽減されます。

フリーターは収入が不安定なため、生活費や将来の資産形成に不安を抱えることが多い傾向にあります。正社員になることで支出計画を立てやすくなり、精神的な安心感を得られるようになるでしょう。

また、キャリアを積むことで就職の選択肢も広がり、長期的な視点で人生設計を描きやすくなるといった大きなメリットも得られます。

スキルを身につけて昇給・昇進を目指せる

正社員として働くと、業務を通じて専門的なスキルやマネジメント能力が身に付きます。高学歴の人は学習能力が高いため、未経験からでも成長スピードが速く、昇給・昇進のチャンスを掴みやすい点が特徴です。

また、スキルを身に付けることで条件の良い職場への転職や、キャリアチェンジも可能になります。長期的に収入を伸ばしたい人にとって、フリーターから正社員に就職をすることは大きな価値を持つと言えるでしょう。

実績を積めば大企業へ転職できるチャンスが増える

高学歴であったとしても、フリーターのままでは責任ある業務に携わる機会が少なく、キャリアとして評価される実績を積みにくいのが現状です。まずは正社員として経験を積み重ね、将来的に大企業へ挑戦できるチャンスを増やす必要があります。

特に営業実績やプロジェクト経験、資格取得など具体的な成果を積み重ねることで、大手企業からの評価が大きく高まります。キャリアアップを目指すのであれば、まずは経験を積める環境に飛び込むことを意識しましょう。

高学歴フリーターの仕事の探し方

高学歴のフリーターが仕事を探す場合には、次の3つの方法を試してみましょう。

  • 探し方1:ハローワークの利用
  • 探し方2:就職サイトの利用
  • 探し方3:就職エージェントの利用

それぞれのサービス内容や、おすすめな人の特徴などについてお伝えしますので参考にしてみてください。

探し方1:ハローワークの利用

ハローワークとは、厚生労働省が運営する「公共職業安定所」の俗称です。全国に500ヶ所以上設置されており、以下のようなサービスを無料で受けられます。

  • 求人検索
  • 仕事探しなどの相談
  • 応募書類の添削
  • 面接のアドバイス

ハローワークの利用対象者は特に定められていないため、フリーターでも利用可能です。中小企業の求人が比較的多いことが特徴で、若者を採用したいと考える企業も多いため、まずは求人をチェックしてみましょう。

求人に関してはハローワークの施設内で探せますが、それ以外にインターネット上でも検索できます。どんな求人があるか気になる場合には、以下のサイトを確認してみてください。

ハローワーク インターネットサービス

探し方2:就職サイトの利用

フリーターから正社員を目指す際は、就職サイトの利用もおすすめです。

就職サイトとは求人が一覧で掲載されているWebサイトのことで、基本的には誰でも無料で利用できます。希望の条件を選択すると、その条件に合致する求人を閲覧でき、気になる求人があればサイト内でエントリーができます。

応募書類の送付手続きや、企業との面接日程の調整などは自分でおこなう必要がありますが、そのぶんマイペースに就職活動を進められることがメリットです。「履歴書の書き方」や「面接マナー」など、就職に役立つページを用意しているサイトも多いので、選考に通過できるか自信を持てない場合にはこうした情報も確認してみると良いでしょう。

探し方3:就職エージェントの利用

就職活動を一人で進めるのが不安な人は、就職エージェントの利用がおすすめです。

就職エージェントとは、プロのキャリアアドバイザーが就職活動をサポートしてくれるサービスです。具体的には、次のようなサポートをすべて無料で受けられます。

  • 求人の紹介
  • 履歴書の添削
  • 面接アドバイス
  • 企業との調整作業
  • 年収面の交渉

こうしたさまざまな支援を受けられるので、はじめての就職活動でも安心して進められることがメリットです。その他、就職エージェントでは求職者一人ひとりに「専任」で担当者がついてサポートするので、不安なときは相談できることもメリットと言えるでしょう。ハローワークでも就活をサポートしてくれますが、専任制ではないので、基本的には自分自身で就活を進めていくことになります。

なお、フリーターから正社員就職を目指す場合には「未経験歓迎」や「既卒可」と書かれた求人への応募がおすすめですが、エージェントによってはこうした求人の扱いが少ないので注意が必要です。

その点、ジェイックが運営する就職エージェントは、フリーターをはじめ、社会人経験が少ない方を専門にサポートしているため、「未経験歓迎」や「既卒可」といった求人を豊富に扱っています。

さらに、書類選考なしで多くの企業と面接できる「集団面接会」就活に役立つ知識が手に入る「就職講座」など、他のエージェントにはあまり見られないサービスもご用意していますので、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。

「高学歴 フリーター」によくある質問

高学歴フリーターになりやすい人の特徴とは?

高学歴なのにフリーターになりやすい人には、共通していくつかの特徴が見られます。「やりたいことが見つからない」「理想を追っている」「就活が上手くいかなかった」の3点です。

高学歴フリーターから脱出する対処法とは?

「自分の事を他者目線で考える」「強みを活かせる仕事を探す」など、具体的な対処法をご紹介します。ぜひ本記事をチェックしてください。

まとめ

高学歴フリーターの特徴をお伝えすると共に、正社員就職を目指す際のポイントや、おすすめの就職サービスを紹介してきました。

「高学歴なのにフリーター」という事実に対し、冷たい視線を浴びることもあるかもしれません。落ち込むときもあるかもしれませんが、大切なのは過去ではなく、未来に目を向けることです。

この記事の冒頭でお伝えしたとおり、フリーターの年数が短ければ短いほど、正社員として就職できる確率が高まります。そして過去の経験ではなく、未来の可能性を評価してくれる企業も数多く存在します。

一人で就職活動を進めるのが不安な場合にはフリーターに特化した支援サービスを使いつつ、諦めずに正社員での就職を目指していきましょう。

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ABOUT US
高藤 薫元ジェイック キャリアアドバイザー
元 株式会社ジェイックのキャリアアドバイザー|就活情報、お役立ち面白情報を発信|就活YouTube「ジェイック就職カレッジ®」配信|資格:キャリアコンサルタント・ポジティブ心理カウンセラー・7つの習慣®︎ファシリテーター