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25歳での就職は遅い?始められる仕事も解説!

25歳での就職は遅い?始められる仕事も解説!

25歳での就職は遅いの、と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実は、25歳での就職は遅くありません。 なぜなら、28歳での就職でも間に合うことがあるからです。

こちらの記事では、25歳での就職が遅くないということや始められる仕事を解説しております。 こちらの記事を読むことで、25歳での就職を進めることが出来ます。気になった方は是非参考に読んでみてください。

記事のPoint
  • 25歳からの就職は遅くない!採用したい企業も多い年齢
  • 25歳からでも始められる仕事には、営業職、技術職、システムエンジニアなどもある
  • 25歳から就職を考えるなら、応募条件が「未経験応募可」「既卒歓迎」であるかをチェックしよう

25歳での就職は遅くない

結論からお伝えすると、25歳からの就職は遅くありません。
なぜなら、25歳を採用したいと考える企業は多いからです。

そもそも企業が若手社員を採用するときに重視するのは、以下の2点です。

  • 長く働いてくれるか
  • 環境に馴染んでくれそうか

25歳は、長い仕事人生からするとまだまだ“スタート地点”です。そのため、企業からは「これからウチの会社に長く貢献してくれそうだ」と評価してもらえます。

また20代は思考が柔軟なため、良い意味でこだわりなく働いてくれます。
企業としては自社の仕事の進め方や環境に馴染んでくれる人がほしいため、そうした点でも25歳、さらには仕事経験がない人のほうが「柔軟性がある」として評価される可能性が高いのです。

1. 大卒での就職率

大卒の25歳が正社員として就職できる割合は、およそ16%です。

大卒の25歳に絞った公的データは見つかりませんが、労働政策研究・研修機構の調査によると、正社員になろうとした割合のうち、実際に正社員になれた割合は大学・大学院卒者で「62.5%」となっています。
また、労働政策研究・研修機構の別の調査によると、過去1年間で、アルバイトなどから正社員に移行した人の割合は25~29歳で「25.5%」となっています。

以上の結果を踏まえると、1年間で正社員就職を果たした大卒25歳の割合はおよそ16%と言えそうです。

参考:労働政策研究・研修機構|労働政策研究報告書No.199「大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第4回 若者のワークスタイル調査」から―」p.125

参考:労働政策研究・研修機構|若年者の就業状況・キャリア・ 職業能力開発の現状3-平成29年版「就業構造基本調査」p.72

2. 高卒での就職率

高卒の25歳が正社員として就職できる割合は、およそ13%です。

高卒の25歳に絞った公的データは見つかりませんが、労働政策研究・研修機構の調査を見てみると、正社員になれた高卒者の割合は「50.5%」となっています。そして過去1年間でアルバイトなどから正社員に以降した人の割合は、25~29歳では「25.5%」です。

これらを踏まえると、1年間で正社員就職を果たした高卒25歳の割合はおよそ13%と言えそうです。

3. 新卒での就職率

新卒の25歳に絞った公的データは見つかりませんが、職歴なし・20代という点から「既卒者(※)」の就職率を参考にしてみます。

そこで、マイナビ発表の「2021年度既卒者の就職活動に関する調査」を見てみると、2021年9月下旬時点で、既卒者の就職内定率は「42.4%」ということが分かります。ちなみにコロナ禍の調査、という点を差し引いて考えてみると、25歳から新卒扱いで採用される人は2人に1人、およそ50%と言えそうです。

※既卒:学校卒業後、一度も社会人として働いたことがない人を指す言葉。卒業後3年までは「新卒」として採用する企業も多い

参考:株式会社マイナビ|2021年度 既卒者の就職活動に関する調査

25歳での就職は企業動向で見ても遅くない

25歳での就職は決して遅くなく、むしろ人材を募集している企業にとって歓迎される年齢ということもあり、早めに就職活動に取り組んだ方が良いと言えます。
昨今では慢性的な人手不足の影響を受け、正社員が足りないと感じている企業は約5割に登ります。
また、求人倍率を見ても、求職者の数より求人数の方が多い状況が続いており、様々な企業は人材確保のために未経験者を募集するケースも増えてきています。

ここからは、25歳での就職が遅くない理由について、企業側の目線に立って解説していきます。

正社員不足を感じる企業は約5割

帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2025年7月)」によれば、正社員の人手不足を感じている企業の割合は50.1%となっています。特に中小企業や中堅企業を中心に、採用できない問題が深刻化しており、25歳の若手は将来の成長が期待できる人材として前向きに評価されやすいです。

加えて、25歳という年齢は社会人として柔軟に新しい知識をインプットし、将来の会社の幹部候補として捉えられやすいこともあり、実務経験がなかったとしても、面接対策をしっかりすれば採用してもらえるケースが多くなっています。

求職者よりも求人数の方が多い状況が続く

厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和7年7月分)について」によると、少なくともこの10年は有効求人倍率が1.0倍以上を常に推移しています。これは仕事を探す求職者の数よりも求人募集数の方が多いことを示しており、売り手市場と呼ばれるような就職のしやすい状況が続いています。

特にサービス業や建設業、IT業界など需要が高い業界は人手不足の波が大きく、長期育成を前提として20代の若手を採用するケースが増加しています。
したがって、25歳という年齢は就職を目指す上で遅くなく、むしろ今の採用ニーズを追い風に早めに行動することがポイントと言えます。

未経験歓迎求人は多い

25歳という年齢は、採用市場においては若手とみなされるケースがほとんどです。したがって、実務経験の浅い未経験者の応募を歓迎する未経験歓迎の求人に応募することで、採用してもらうことが可能です。

大手転職サイトを見てみても、未経験歓迎求人は数千から数万件程度募集されていることもあり、応募先に悩むような事は少ないでしょう。また、未経験者を募集している企業では就職後の研修制度が整っていることも多く、初めての正社員であっても安心してキャリアをスタートできます。

未経験歓迎求人はポテンシャルや年齢の若さが評価基準になってくることもありますので、25歳の就職は遅いと思わずに、就職エージェントを活用しながら早めの行動を意識することがポイントです。

25歳でも始められる仕事5選

25歳からでも始められる仕事を5つ紹介します。

  • 営業職
  • 技術職
  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • 施工管理職

それぞれの仕事内容や、向いている人の特徴、平均年収などをお伝えしますので参考にしてみてください。

※以下、年収参考:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

仕事1:営業職

営業職とは、製品やサービスを提案・販売する仕事です。
学歴よりも「実力」が重視される仕事のため、25歳未経験からでも十分に戦っていけます。

営業は常に人と接している仕事のため、コミュニケーション力に自信がある人に向いています。一方で厳しいノルマが課されることも多く、精神面、そして体力面に自信がない人の場合には辛い日々を送る可能性があるので注意しましょう。

営業職にはさまざまな仕事がありますが、たとえば金融業界の営業職の平均年収は、男性614万円、女性489万円となっています。

平均年収533万円
求められるスキル・コミュニケーション力
・提案力
・交渉力
・目標達成に向けた計画力
向いてる人の特徴・人と話すことが好きな人
・結果にこだわりモチベーションを維持できる人
・行動力があり挑戦を続けられる人
20代からのキャリアパス例・営業リーダーやマネージャーへ昇進
・企画職やマーケティング職にキャリアチェンジ
・独立してコンサルタントや営業代行として働く

平均年収出典:厚生労働省「自動車営業 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

仕事2:技術職

技術職とは、簡単にいうと「モノづくり」に携わる仕事です。主にメーカーで活躍するケースが多く、たとえば製品を効率的に生産するための技術開発や、生産ラインの企画・設計といった仕事に関わることもあります。

技術職は慢性的な人手不足であること、また長期的に人材を育てていきたいと考える企業が多いことから、25歳未経験からでも挑戦しやすい仕事として知られています。入社後は勉強の毎日を過ごす可能性が高い点には注意が必要ですが、「手に職をつけたい」「早く成長したい」と考えている人にとってはぴったりな仕事と言えるでしょう。

機械技術者の平均年収を見ると、男性は594万円、女性は439万円となっています。

平均年収612万円
求められるスキル・専門知識や技術力
・正確性と丁寧さ
・安全意識とリスク管理能力
向いてる人の特徴・ものづくりや技術に関心がある人
・集中力を発揮して作業できる人
・現場で体力を活かしたい人
20代からのキャリアパス例・現場主任や技術リーダーを目指す
・資格取得を通じて専門技術者として活躍
・設計や研究開発職へのステップアップ

平均年収出典:厚生労働省「機械設計技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

正社員未経験者割合
正社員未経験者割合

仕事3:システムエンジニア

システムエンジニアとは、企業から依頼されたシステムの開発に携わる仕事です。

多くの企業がITシステムの導入に積極的な一方で、それを担うIT人材、特にシステムエンジニア不足は深刻です。そこで学歴や年齢、経験問わず採用する企業が多く、25歳未経験からでも採用される可能性は十分にあります。

システムエンジニアは多くの人と開発を進めていく仕事のため、チームで仕事をしていきたい人に向いているでしょう。一方、システムにはトラブルがつきものなため、深夜や休日に復旧に駆り出される場合もあるなど、生活が不規則になる可能性がある点には注意が必要です。

システムエンジニアの平均年収は、男性が528万円、女性は434万円となっています(※)。

平均年収684万円
求められるスキル・論理的思考力
・プログラミングやIT知識
・課題解決力
向いてる人の特徴・新しい技術を学ぶ意欲がある人
・問題を整理し解決策を考えることが得意な人
・チームでの協力を重視できる人
20代からのキャリアパス例・プロジェクトマネージャーへ昇進
・ITコンサルタントに転身
・AI
・クラウドなど高度な専門分野へスキル特化

平均年収出典:厚生労働省「システムエンジニア(基盤システム) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

仕事4:プログラマー

プログラマーとは、主にシステム開発における「プログラミング」に携わる仕事です。

先ほど紹介したシステムエンジニアと同じく、プログラマーの人手不足も深刻です。そのため、25歳未経験からでも採用されやすい仕事と言えます。

プログラマーは、ひとりでコツコツと作業を進めていくことが好きな人に向いています。会社によっては残業時間が多かったり、休みが少なかったりするなどかなり忙しい可能性があるため、仕事選びでは特に注意が必要です。

プログラマーの平均年収は、男性が528万円、女性は434万円となっています(※)。

平均年収557万円
求められるスキル・プログラミングスキル
・集中力と忍耐力
・問題を細分化して解決する力
向いてる人の特徴・細かい作業をコツコツ続けられる人
・論理的な考え方が得意な人
・成果物が形になる達成感を重視する人
20代からのキャリアパス例・システムエンジニアへのステップアップ
・フルスタックエンジニアとして幅広いスキル習得
・フリーランスエンジニアとして独立

平均年収出典:厚生労働省「プログラマー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

仕事5:施工管理職

施工管理とは、建設現場の「管理ポジション」として、工事の進捗管理や、作業員への指示出しなどを行う仕事です。

仕事に取り組むなかで「施工管理技士」などの資格取得を目指せること、そして施工管理士不足に悩む企業も多いことなどから、25歳未経験者を採用する企業も少なくありません。

建設現場にはさまざまな年代の作業員が働いていることもあり、人間関係の面でストレスを感じやすいため、気持ち的にタフな人でないと続けていけない可能性があります。ただし人と関わることが好きな人にとっては、大きなやりがいをもって働ける仕事と言えそうです。

施工管理の平均年収は、男性639万円、女性453万円となっています(※)。

平均年収632万円
求められるスキル・現場の進行管理能力
・安全管理や法令順守の知識
・チームマネジメント力
向いてる人の特徴・責任感が強く誠実な人
・人との調整や指導が得意な人
・現場で主体的に動ける人
20代からのキャリアパス例・現場監督や工事責任者への昇進
・ゼネコンや建設会社でプロジェクトマネージャー
・建築士や施工管理技士の資格取得を目指す

平均年収出典:厚生労働省「建築施工管理技術者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

25歳職歴なしでも遅くない!就職するためのコツ

25歳で職歴がなかったとしても、採用市場ではまだ若手と評価されるため、できるだけ早く行動することがコツです。また、新卒採用よりも中途採用の方が募集枠が少ないということもあり、気になる求人に積極的に応募していく姿勢が重要です。

合わせて、キャリアの選択肢を広く持っておくためにも、就職活動開始の時点から幅広く求人を探すことを意識しましょう。

ここからは、25歳職歴なしから就職するためのコツを3つに分けて解説します。

1. できるだけ早く行動する

職歴がない人の就職活動では、年齢が企業の重要な判断ポイントとなりますので、特に未経験歓迎求人に応募していく場合は、年齢の部分でハードルが上がらないようにするためにもできるだけ早く行動することがコツです。

ただ、いきなり求人に応募し始めても自分のポテンシャルや強みを十分にアピールすることが難しいため、まずは自己分析を行い、自分の強みや適性を的確に把握した上で就職活動の軸を見定める意識を持っておいてください。

早めに行動するほど選択肢も広がりますので、自己分析の制度や面接対策を効率的に進めていくためにも、就職エージェントの活用も検討してみてください。

2. 積極的に求人に応募する

25歳という若さは、企業から魅力的に捉えられることがほとんどではあるものの、書類選考や面接を必ずしも全て通過できるわけではありませんので、序盤から複数社へ同時並行で応募する意識を持っておくことがコツです。

特に就職活動に慣れてないうちは、書類選考で見送りになることが多くなる可能性もあるため、少しでも気になる求人を見つけたら積極的に応募しましょう。応募数を増やすことで自分とマッチする企業と出会える確率が高まるだけでなく、早期内定にも繋がります。

まずは就職活動の準備を終えた段階で、10社以上の求人に応募すると良いでしょう。

3. 最初から幅広く求人を探す

25歳職歴なしから就職を目指す場合、未経験歓迎求人を中心に応募していくことになるため、自分の可能性を幅広く持っておくためにも、業界や職種に縛られることなく気になる求人を探していく意識を持つことがコツです。

25歳から挑戦できる職種は、営業や事務、介護、ITを始め多岐に渡るため、業界と職種を比較検討しながら求人に応募していくといった進め方がおすすめです。また、視野を広げておくことで、「こんな職種も自分に向いているかもしれない」という発見に繋がることもあります。

まだまだ若い25歳という年齢だからこそ、様々なキャリアの可能性を持ち続ける意識を持ちましょう。

遅いと言われないための25歳就職活動のステップ

25歳からの就職活動を効率的に進めるためには、自己分析を進めた上で業界研究と職種理解を深め、就職活動の軸を定めていきます。
その上で就職エージェントを活用しつつ、応募書類や面接の対策を進め、気になる求人に応募していきます。

無事に書類選考に通過し、面接でも合格できれば晴れて正社員としてのデビューが実現できます。

ここからは25歳からの就職活動を8つのステップに分けて詳しく解説していきます。

1. 自己分析を進める

25歳から初めての就職活動に取り組む場合は、自分の適性や強みを明確にするためにも自己分析から始めましょう。職歴や学歴に自信がなかったとしても、学生時代の経験やアルバイトで培ったスキルを言語化することで、応募先にポテンシャルをアピールする材料になります。

自己分析を進めないと、実際に求人を比較検討するタイミングで応募先に迷ってしまったり、書類選考や面接における志望動機や自己PRの説得力が弱まってしまい、結果的に就職活動に時間がかかってしまうリスクに繋がります。

求人選びや面接の受け答えで一貫性を出すためにも、まずは焦らず自己分析に取り組むことから始めてみてください。

2. 業界研究と職種理解を深める

自己分析で分かった自分の強みや興味が活かせる仕事を見つけるためにも、業界研究と職種理解も合わせて行います。25歳は若手として採用されやすい一方で、将来のキャリア形成を考えると、長く続けられる仕事を選ぶ視点も重要です。

業界や職種によって、成長性や将来性だけでなく、働き方から待遇、キャリアパスまで大きく変わってきますので、自分の就職活動の軸にマッチした業界と職種が何かを理解しておきましょう。

情報収集を進める上では、具体的な求人票や企業の採用ページを見てみることもおすすめです。

3. 就職エージェントに登録する

25歳まで職歴がなく、就職活動に漠然とした不安を感じている場合は、就職エージェントの利用がおすすめです。就職エージェントはキャリア面談だけでなく、ネットには公開されていないような非公開求人も紹介してくれるため、選択肢を広げるのに役立ちます。

また、書類添削や面接対策、企業との面接日時の調整代行など、就職活動を進める上で幅広いサポートをしてくれるため、1人で就活に取り組むよりも成功確率を高めることが期待できます。

特に未経験からの就職においては、プロの支援を受けることで安心して内定を目指せるのは嬉しいポイントです。

就職エージェントとの面談のポイント

就職エージェントに登録すると、まずはキャリア面談を実施することになりますが、アドバイザーとの面談においては、自分の希望条件や不安を率直に伝えることがポイントです。

曖昧なまま相談すると適切な求人紹介やサポートが受けられなくなるため、自己分析の結果を面談でさらけ出す意識を持っておくと良いでしょう。

また、就職エージェントでの面談は、自分の強みや弱みを客観的に整理してもらえる機会でもあるため、自己分析を深めてミスマッチのない就職を実現するという意味でも有用です。

就職エージェントは強力なサポーターと捉え、不安を少しでも払拭することを意識してみてください。

4. 応募書類の添削を受ける

25歳が就職を成功させる上では、書類選考の通過が非常に重要なため、就職エージェントから応募書類の添削を受けましょう。特に自己PRや志望動機は応募企業ごとにカスタマイズすることが重要なため、企業の内情をアドバイザーに聞きながら応募書類の作り込みを進めていきます。

また、誤字脱字や文法上の基本的なミスがあると、どれだけ作り込んでいても見送りになるリスクが高まってしまいますので、就職エージェントにダブルチェックをしてもらうこともおすすめです。

履歴書作成のポイント

履歴書を作成する上では、読みやすさと誤字脱字のない正確さが重要なポイントです。特に25歳で職歴がない場合は、学業やアルバイト経験、資格取得の過去などを具体的に盛り込み、これまでの努力や成長の過程をアピールすると書類選考で通過しやすくなります。

また、自己PRや志望動機については結論から書くとともに、冗長な表現にならないよう意識しましょう。面接官もたくさんの履歴書をチェックしているため、自分の考えていることがすぐに伝わるような文章構成になっているか、セルフチェックも合わせて行うことがポイントです。

5. 求人に応募する

準備が整ったら、実際に求人に応募していきます。25歳はポテンシャル採用の対象となりやすいため、未経験歓迎の求人に積極的に応募していくことで内定確率を高めていきます。絶対に就職したい職種や業界がない場合は、幅広い業界や職種を検討し、自分とマッチしている仕事を見つける意識を持っておきましょう。

また、求人に応募する過程で企業研究や面接練習の機会も増えるため、経験値を積むことで、最終的に第一志望の会社から内定をもらえる可能性も高められます。

初めての就職活動で不安を抱えてしまうかもしれませんが、チャレンジを恐れることなく積極的に応募する姿勢を持ちましょう。

6. 面接対策を進める

25歳で職歴がない場合は、企業から意欲と将来性が重視されるため、前向きな姿勢を示せるよう面接対策に注力することがポイントです。あらかじめ考えられる質問とその回答を事前に準備するだけでなく、自己PRや志望動機を自信を持って話せるように模擬面接を繰り返しましょう。

また、面接では話す内容はもちろん、話し方や挙動もコミュニケーション力の評価の一環としてチェックされますので、模擬面接をしている自分の姿を録画し、後で見返してみるといった面接対策方法もおすすめです。

合わせて、本番に近い雰囲気で面接練習を行うためにも、就職エージェントに納得いくまで模擬面接の申し込みをしてみてください。

7. 面接を行う

実際の面接では、明るく前向きな態度で臨むことが重要です。25歳で職歴がなくても、成長意欲や会社への貢献意欲を具体的に伝えれば評価されやすくなります。また、面接官の質問には簡潔に答えるとともに、コミュニケーションを意識した応対を進めていきましょう。

面接の最後には企業への逆質問をすることで積極性を示せます。例えば「就職までに準備しておく事はありますか」「活躍している方にはどんな特徴がありますか」といった逆質問が効果的です。

面接は単に企業から評価を受ける場ではなく、自分を売り込むとともに、企業と自分がマッチしているかどうか見定めるための機会として捉えると、ポテンシャルの高さのアピールに繋げられますので意識してみてください。

8. 内定〜入社準備

内定が出たら入社準備を進めます。企業から案内される必要書類を納期までに提出することはもちろん、入社までの期間で基本的なビジネスマナーやパソコンスキル、就職する業界・職種で求められる基礎知識をインプットをしておくと安心です。

25歳からの社会人デビューは不安も感じやすいですが、準備を整えることでスムーズにスタートできます。また、フリーターやニートをしていた場合は、新生活に備えて生活習慣や体調管理の改善も意識しておきましょう。

25歳で就職をする際の注意点

25歳から就職を考える場合には、「選べる求人が限られてしまう」という点に注意しましょう。

そもそも20代向けの求人は、次の2つに大きく分かれます。

  • 未経験でも挑戦できる求人
  • 経験者が優遇される求人

たとえば「法人営業経験3年以上」と求人に書いてあった場合、フリーターの状態から応募しても通過はまず見込めません。
そして通過が厳しい求人に応募し、落ちる、といったことを繰り返すと、就活に対するモチベーションが下がってしまいます。

そのため、まずは求人の「応募条件」をしっかりチェックしましょう。
そのうえで「未経験応募可」「既卒歓迎」といった表記のある求人を選んでいくようにしてください。

25歳で就職エージェントを利用するメリット

25歳が就職活動を始める場合には、就職エージェントを利用するのがおすすめです。

就職エージェントとはキャリアアドバイザーが就職活動をサポートしてくれるサービスのことで、すべてのサービスを無料で利用できます。次のメリットも手に入るので、ぜひ利用してみましょう。

  • 自分に合った仕事を探してくれる
  • 自己分析/キャリア相談ができる
  • 履歴書の添削をしてくれる

では、それぞれのメリットについて解説します。

メリット1:自分に合った仕事を探してくれる

1つめのメリットは、自分に合った仕事を探してくれることです。

「どの仕事を選べばいいんだろう……」と迷ってしまう人は多いかもしれませんが、こうしたときに力になってくれるのが就職エージェントです。自分の強みや価値観、就職先に求める希望条件などをもとにぴったりな仕事を紹介してくれるので、仕事探しで悩む時間を減らせるでしょう。

メリット2:自己分析/キャリア相談ができる

2つめのメリットは、自己分析のサポートを受けられたり、キャリアについて相談できたりすることです。

就職エージェントのキャリアアドバイザーは「強み」や「価値観」を客観的な目線から教えてくれるため、自分ひとりで自己分析を行う以上に自分のことを深く理解できます。

そしてキャリアアドバイザーには、「この先どんな仕事に就けばいいか?」など、キャリアについての相談も可能です。どんなに細かな質問にも答えてくれるので、不安なとき、迷ったとき、きっとあなたの「心の支え」となって進むべき道を教えてくれることでしょう。

メリット3:履歴書の添削をしてくれる

3つめのメリットは、履歴書を添削してくれることです。

キャリアアドバイザーは、履歴書の基本的な書き方をはじめ、アピールする方法や、業界・企業に合わせた志望動機の書き方など、具体的なアドバイスを送ってくれます。書類が通過するか不安な人は、添削をぜひお願いしてみましょう。

25歳の就職活動の進め方

25歳が求人を探すときに利用したいサービスを3つ紹介します。

  • ハローワーク
  • 就職サイト
  • 就職エージェント

それぞれのサービスの特徴や、利用がおすすめな人についてもお伝えしますので、仕事を探す際の参考にしてみてください。

探し方1:ハローワークの利用

ハローワークとは、国が運営する「職業紹介所」のことです。施設内では求人を検索できるだけでなく、ハローワークの職員から履歴書の書き方や、面接のアドバイスも受けられます。

ハローワークには中小企業の求人が多く、社会人未経験者を採用したいと考える企業も少なくありません。多くの求人を確認できるので、「まずは一つでも多くの求人を見てみたい」と考えている人におすすめです。

探し方2:就職サイトの利用

就職サイトとは、求人が掲載されているWebサイトのことです。就職のアドバイスを直接受けることはできませんが、「履歴書の書き方」や「面接マナー」といったコンテンツが充実しているサイトも多いので、就活がはじめての場合にはこうした情報をチェックしてみましょう。

求人の検索や応募、企業との調整をひとりで進めていくことになるため、誰かのサポートを受けたい人には不向きですが、マイペースに就職活動を進めていきたい人にはおすすめできる方法と言えるでしょう。

探し方3:就職エージェントの利用

就職エージェントとは、キャリアアドバイザーが就職活動をサポートしてくれるサービスです。具体的には、次のようなサポートを無料で受けることができます。

  • 求人の紹介
  • 自己分析のサポート
  • キャリアについてのアドバイス
  • 履歴書の添削、面接対策
  • 企業との面接日程の調整

就職エージェントは内定獲得まで伴走してくれるため、就職活動をひとりで進めていけるか不安な人に向いています。

特に、25歳から就職を目指す場合には、弊社ジェイックが運営する就職支援サービスの利用を検討してみてください。

相談満足度93.5%
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よくある質問

就職が難しくなる年齢は?

一般的に、未経験での就職が難しくなるのは30歳を過ぎたあたりからと言われています。20代はまだ若手人材として扱われる企業がほとんどのため、職務経験がなかったとしても、面接で高いポテンシャルをアピールできれば採用してもらえるケースが多くなっています。

一方で、30歳を超えると即戦力を求められる傾向が強まり、実務で活かせるような具体的な経験とスキルがないと就職が難しくなります。したがって、25歳は実務経験を積むのにも余裕がある年齢ということもあり、早めに行動して正社員経験を積むことがポイントです。

ニートが許されるのは何歳までですか?

ニートが許される年齢というのに明確なラインはありませんが、そもそもニートは35歳までを対象とした言葉であることを考えると、35歳までであればニートが許されると言えます。ただ、現実的に30歳を超えるとニートからの就職難易度は高まるため、遅くとも20代後半までには社会復帰をしておくことがおすすめです。

だからといって、20代後半まで何もしないとキャリア形成のタイミングが遅くなるため、先延ばしにするのではなく就職を考えたタイミングですぐに行動に起こすことが大切です。

25歳であれば意欲を示すことで十分に正社員になれるチャンスがあるため、就職エージェントなどを活用して早めに行動していきましょう。

まとめ

25歳からの就職は遅いのか、という点について解説してきました。

繰り返しにはなりますが、25歳からの就職は決して遅くはありません。
そして25歳はまだまだ若いため、過去ではなく、未来の可能性を評価してくれる企業も多く存在します。

ぜひ自信をもって、就職活動を進めていきましょう。

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ABOUT US
池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」