
転職活動のやる気が出ない無職の方は、まず「やる気が出ない自分」を認めることが第一歩です。
そのうえで「今は自分を見つめ直す大切な時間なんだ」と前向きに捉えたり、生活リズムを整えたりすることも、気持ちを立て直すうえで効果的です。
この記事では、無気力な状態から抜け出すためのヒントを紹介しています。
「無職のままではいけないと分かっているけど、どうしてもやる気が出ない…」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
無職の人が転職のやる気が出ない原因
無職の人が転職のやる気が出ない原因としては、「やりたい仕事が分からない」「過去の失敗を引きずっている」といった内面的な課題が影響している可能性があります。
「精神的な不調」や「選考に落ち続けて自信を失った」など、メンタル面の不安が転職活動の足かせになっているケースも少なくありません。
「活動自体が面倒に感じる」「どうせ自分はうまくいかない」といったネガティブな気持ちから、転職に対して後ろ向きになっていることもあるでしょう。
その他としては、「相談できる人がいない」といった環境的な要因も考えられます。
1. やりたいことがない
「自分にはどんな仕事が向いているのか分からない」といった悩みを抱えていると、応募先を選べず、転職活動に踏み出す気持ちになれない無職の人は多いものです。
「この会社に入れば続けられるはず」「この仕事であればやりがいを感じられるはず」という確信も持てず、求人情報を見ても「どれも同じに見える」と感じてしまうこともあるでしょう。
目標が定まらない状態だと何に向かって努力すれば良いか分からず、不安な気持ちばかりが膨らんでしまい、前向きな気持ちにもなかなかなれません。
結果として、転職に向けた具体的な行動を起こす意欲が湧きにくくなるのです。
2. 過去の失敗経験を引きずっている
以前の職場での失敗体験やトラブルが心に残っていると、新しい職場でも同じことを繰り返すのでは…と不安になり、転職への一歩を踏み出せない無職の人も少なくありません。
「会社に大きな損失を与えてしまった」「人間関係がうまくいかなかった」といった経験があると、「自分は社会でうまくやっていけないのでは」と自信を失ってしまうことがあります。
「また迷惑をかけるかも…」という心配から、たとえ興味のある求人があっても、応募する勇気が出ないこともあるでしょう。
このように過去のつらい記憶が足かせとなり、新たな挑戦に向かう気力を奪われてしまう人は多いのです。
3. 精神的な不調で無気力になっている
「朝起きるのがつらい」「何をやっても楽しくない」といった状態だと、履歴書を書いたり求人を探したりする作業すら重荷に感じられるため、転職活動に取り組む気力が湧かない無職の人もいます。
無職生活は経済的な心配や孤独感を覚えやすいため、精神的な不調に陥りやすいものです。しかし、特に真面目な性格の人はこうした状態を「甘え」と感じやすく、転職に向けてやる気が出ない状況に対し、自分を責めたり落ち込んだりする人もいます。
結果としてメンタルがさらに悪化し、転職活動に手をつけられないまま時間だけが過ぎてしまう人も多いのです。
4. 選考落ちが続いて自己肯定感が下がっている
面接に何度も落ちたり、書類選考に通らなかったりすることで心が折れ、転職活動への意欲を失ってしまう無職の人も一定数存在します。
なんとか気力を振り絞って職務経歴書を何枚も書き、面接対策に入念に取り組んだにもかかわらず結果が出ないと、自己肯定感が大きく下がってしまいます。
「自分には価値がないのでは…」「社会に必要とされていないのでは…」と感じてしまう方もいるでしょう。
こうしたネガティブな思考に陥ると、「どうせまた落ちる」「対策しても無駄かもしれない」といった考えが頭をよぎり、転職に向けて挑戦する気持ち自体が萎えてしまうのです。
5. 転職活動が面倒に感じている
職務経歴書の作成や企業研究、面接準備など、転職活動は細かい作業が多いため、取り組む前から億劫な気持ちになる無職の人も多くいます。
いざ取り組もうとしても、「履歴書を何枚も書かなければならない」「企業ごとに志望動機を考えなければならない」など、多くの作業量を前にして気が重くなってしまうこともあるでしょう。
転職活動が初めての人の中には、この先の進め方がイメージできず、内定を取るまでのハードルが高く感じている方もいるかもしれません。
結果として転職活動を面倒なものに感じてしまい、行動を起こす気力が湧かない無職の人も多いのです。
6. 転職は難しいと思っている
年齢や無職期間の長さが採用に不利になると考え、転職活動のやる気が出ない無職の人も少なくありません。
「もう30歳だから転職は無理だよね」「半年も働いていないと印象が悪いよね」といった思いから、自分が採用される可能性は低いと感じてしまうのです。
特に30代後半を過ぎると、企業からは即戦力としての活躍を求められることが増えるため、自分のスキルが基準に達していないと感じ、自信をなくしてしまう人もいるでしょう。
このように転職に対して“諦め”にも似た気持ちを抱くことで、「自分がうまくいくはずがない」と思い込んでしまう無職の人も多いのです。
7. 誰にも相談できず孤独感を覚えている
転職活動の悩みや不安を話せる相手がいないと強い孤独感を覚え、精神的なストレスが増してしまうため、転職に向けて前向きな気持ちを取り戻せない無職の人もいます。
転職活動はただでさえストレスが多く、精神的な負担が大きいものです。不採用通知を受け取ったり、面接でうまく話せなかったりすると、自信を失って落ち込むこともあるでしょう。
こうした時に、話を聞いてくれたり、励ましてくれたりする人がいないと、ネガティブな感情を一人で抱え込み、精神的に追い詰められてしまいます。
結果として、転職活動に集中できなくなってしまうのです。
転職のやる気が出ない無職の人が取り組みたいこと
転職のやる気が出ない無職の人は、まずは「無理に頑張らなくていい」と自分自身を認めることから始めましょう。
今は自分を見つめ直す時間と考え、生活リズムを整えることも大切です。「今日は求人を1時間調べる」など、できることから少しずつ進めていくことで自信も取り戻せるはずです。
金銭面の不安がある場合は、失業手当の申請や、生活困窮者自立支援制度などの活用も検討してみてください。
相談できる人が身近にいない時は、自立相談支援機関や、よりそいホットラインなどの無料窓口を頼ることで、不安な気持ちを軽減できる可能性もあります。
1. やる気が出ない自分を認める
無理に頑張ろうとすると状況が悪化する恐れもあるため、まずは「やる気が出ない自分」を認めることから始めましょう。
無職の状況では精神的な負担が大きくなりがちです。そんな中で「やる気が出ない」と感じるのは、決して怠けているわけではなく、むしろ自然な感情といえます。
こうした時は「やる気が出なくても仕方ない」とあえて認めることで、自己嫌悪や焦りといったプレッシャーから解放されることも多いのです。
無理にポジティブになろうとせず、今の気持ちをそのまま受け入れると心が軽くなるため、前向きな気持ちも戻ってくるでしょう。
2. 自分を見つめ直す時間と捉える
転職活動のやる気が出ない時期を「自分を見つめ直す時間」と捉えると、焦りや自己否定の感情が和らぎ、気持ちにゆとりを持てるようになります。
「今は自分を見つめ直す時期なんだ」「大切な充電期間なんだ」と意識することで、「何もしていない」と感じていた期間に“意味”が生まれ、無意識に自分を責めていた気持ちが薄れていくからです。
「どんな環境なら長く働けそうか」といった点を冷静に整理することは、次の職場選びでの失敗リスクを減らすことにもつながります。
そのため、やる気が出ない時期こそ、自分を見つめ直す時間を意識的に持つようにしましょう。
3. 規則正しい生活を心がける
生活リズムが乱れると体調が悪くなるだけでなく、気分も落ち込みやすくなって転職活動の意欲も下がってしまうため、無職の人は規則正しい生活を意識することも大切です。
仕事から離れる期間が長くなると、「決まった時間に起きる」「決められた時間に食事をとる」といった基本的な習慣が崩れやすくなります。
そこで、まずは転職後の生活をイメージしながら、「毎朝7時に起きて夜11時には寝る」「3食きちんととる」など、普段の生活リズムを整えることを心がけてみてください。
心と体が安定してくると、自然と転職活動にも前向きに取り組めるようになるはずです。
4. できることを少しずつ広げていく
いきなり大きな目標を立てると挫折しやすく、やる気が出ない要因となるため、「できることを少しずつ広げていく」という意識を持つことも大切です。
無職の人の中には「早く働かないと…」と焦るあまり、予定を詰め込み過ぎてしまい、思うように計画が進まずに落ち込んでしまう人もいます。
そこで「今日は求人を1時間調べる」「明日は気になる会社を3社調べる」といったように、まずはスモールステップで進めてみてください。
どんな小さなことでも、「できた」という達成感は次の行動へと進む“原動力”になるため、転職活動のモチベーションを維持できるでしょう。
5. 国の金銭的なサポートを受ける
無職期間は生活費の不安を強く感じやすいため、経済的に安心して転職活動に集中したい方は国の支援制度を活用してみましょう。
雇用保険加入者は「失業手当」を受け取れる可能性が高く、生活に困っている方は「生活困窮者自立支援制度」で家賃相当額の支給を受けられる場合もあります。
当面の生活費が必要な場合は、「生活福祉資金貸付制度」によって無利子または低利子でお金を借りられるケースもあります。
経済的な支援制度をうまく活用すれば、金銭的な不安を和らげつつ、落ち着いて転職活動を進められるでしょう。
制度名 | 主な対象者 | 主な支援内容 |
---|---|---|
失業手当 | 失業中の人 | 給与の約5~8割を一定期間支給 |
生活困窮者自立支援制度 | 様々な困難により生活に困窮している人 | 住居確保給付金の支給 |
生活福祉資金貸付制度(総合支援資金) | 低所得世帯 | 生活再建に必要な資金の貸付 |
※2025年6月時点
6. 無料の相談窓口を利用する
誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になるため、無職の方は「無料の相談窓口」も活用してみましょう。
たとえば自立相談支援機関は、就職や生活面に関する相談に幅広く対応しており、生活再建に向けたサポートも行ってくれます。
よりそいホットラインでは、仕事の不安や生活の悩みを匿名で気軽に相談できます。
こころの健康相談統一ダイヤルでは、メンタルの悩みについて専門的な助言を受けることが可能です。
相談相手が周りにいない無職の方は、こうした相談窓口の利用も検討してみてください。
相談窓口 | 主な相談内容 | 利用方法 |
---|---|---|
自立相談支援機関 | 就職・住居・家計管理 | 各自治体の窓口で相談 |
よりそいホットライン | 仕事や暮らしの悩み | 電話:0120-279-338(岩手・宮城・福島:0120-279-226) |
こころの健康相談統一ダイヤル | メンタル不調 | 電話:0570-064-556 |
※2025年6月時点(受付時間は窓口や地域によって異なります)
【年齢別】無職から抜け出すポイント
無職の20代は友人と比べて焦りやすいため、まずは周囲と比較せず「昨日の自分より前進する」ことを意識しましょう。求人を30分調べる、職務経歴書を数行だけ書くなど、小さな積み重ねが自信につながります。
無職の30代は「自分には何もできない」と感じて転職のやる気が出ないことが多いため、これまでの経験に目を向けつつ、「できること」に焦点を当てることが大切です。
無職の40代は「社会から必要とされていない」といった孤独を感じやすいため、ボランティアなどを通じて社会との接点を増やし、「役に立つ経験」を積むことをおすすめします。
20代:周囲との比較をやめる
20代は、友人などの活躍を見て「自分だけ取り残されている」と焦ったり、劣等感を抱いたりしやすいため、まずは周囲との比較をやめましょう。
たとえば、大学時代の友人がSNSで結婚を報告していたり、前職の同期が新しい職場で活躍している話を聞いたりすると、自分と比べて落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、人それぞれ歩むペースは違いますし、無職の時期があっても、その後に大きく成長する人もたくさんいます。
大切なのは、昨日の自分より少しだけ前進することです。
- 昨日より早く起きられた
- 求人サイトを30分だけ見た
- 職務経歴書を3行だけ書けた
このような「できた」の積み重ねが、自信につながり、転職への意欲も少しずつ戻ってきます。
20代は、まだまだやり直しがきく時期です。他人と比べ過ぎず、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。
30代:「できること」に目を向ける
30代は、無職期間が続くと「自分は何もできない…」と思い込みやすいため、これまで培ってきたスキルや経験を整理し、自信を取り戻すことが大切です。
20代とは違い、一定の職歴があるからこそ、再就職がうまくいかないと「年齢的に遅いのでは」「転職先で通用するスキルがないのでは」といった不安に陥ってしまう人も少なくありません。
しかし「〇〇がない」といった考え方にとらわれ過ぎると、諦めの気持ちが強まり、転職に向けた行動にさらにブレーキがかかってしまいます。
そこで、まずは「できること」に目を向けてみましょう。
たとえば「営業で成果を出すために工夫したこと」や「後輩の指導で心がけたこと」など、自分には当たり前に感じることでも、実は十分に強みといえることも多いものです。
自信を失いがちな時こそ、30代は“キャリアの棚卸し”をしてみましょう。
40代:“必要とされる場所”を作る
無職の40代は「誰からも必要とされていないのでは」と感じ、気持ちが塞ぎ込みやすいため、まずは“必要とされる場所”を見つけて自信を取り戻すことが大切です。
40代の中には前職で責任ある立場を任されていた人も多く、「頼られる存在」としての自分に誇りを持っていた方も少なくありません。そのぶん、無職になると自分の存在意義が分からなくなり、無力感に襲われてしまう人も多いのです。
そこで、まずは以下のような「誰かの役に立つ経験」を意識的に積むことをおすすめします。
- 地域のボランティア活動に参加し、高齢者の話し相手になる
- クラウドソーシングで簡単な仕事を受け、クライアントから評価をもらう
「自分は必要とされている」という実感を持てると自己肯定感が高まり、転職の意欲も自然と湧いてきます。
やる気が出ない時こそ、40代は社会との接点を増やしていきましょう。
無職の状態が長引くデメリット
無職期間が長くなると企業から不安視されやすく、求人数も減少するため、再就職が難しくなる恐れがあります。
収入が途絶えても家賃や光熱費などの固定費はかかり続け、失業手当の給付期間にも限りがあるため、経済的な不安定さが増すこともデメリットの一つです。
生活リズムの乱れにより体調や気分が悪化し、メンタル面に不調をきたすことで、転職活動に対するやる気が出ない状態に陥る可能性もあります。
仕事で培ったスキルが衰えてしまい、再就職後の業務に不安を感じることも、無職期間が長引くことによるデメリットといえるでしょう。
1. 再就職が難しくなる
無職期間が長くなると、企業から疑念を持たれやすくなり、応募できる求人数も減っていくため、転職成功率が大幅に下がってしまう場合があります。
リクルートワークス研究所の調査によると、離職から1年以上経過した人(再就職活動をしている人)の再就職率は、ブランク期間がほぼない人と比べて20〜30%以下にまで低下することが分かっています(※)。
履歴書の職歴欄に1年以上の空白があると、採用担当者に「この人は本当に働く意欲があるのだろうか」と疑念を持たれることもあるでしょう。
年齢が上がるにつれて応募可能な求人数も減少する傾向にあり、特に正社員求人においては「未経験OK」「ブランクOK」といった条件の求人は少なくなっていきます。
このように、無職期間が長引くほど再就職のハードルは高くなり、転職が難しくなってしまうのです。
※出典:リクルートワークス研究所「なぜ転職したいのに転職しないのか―転職の“都市伝説”を検証する―|図表2-3 再就職確率と再就職活動確率の推移(ブランク期間別)」P.13
2. 経済的に不安定になる
無職期間が続くと収入が途絶える一方で、支出は変わらず発生するため、生活が苦しくなってしまいます。
たとえ働いていなくても、家賃や食費、光熱費といった毎月の固定費はかかりますし、失業手当の給付期間も最長で360日と限られており、永続的に受け取れるわけではありません。
国民年金や国民健康保険の支払いが滞ると、将来の年金額が減ったり、医療費が一時的に全額自己負担になったりする恐れもあるでしょう。
こうした状況の中で、貯金が減っていく現実や将来への不安を前に焦りが募り、精神的に追い込まれてしまう人も少なくないのです。
3. 生活リズムが乱れやすい
働いていた頃と比べると、無職期間は決まった時間に起きる必要がないため、夜更かしや昼夜逆転といった不規則な生活になりがちです。
「朝早く起きなくてもいい」「時間に追われることがない」といった気の緩みから、夜遅くまでテレビを見たり、一日中ベッドの上で過ごしたりする方も多いのではないでしょうか。
しかし生活リズムが崩れると体調も崩しやすくなり、頭がぼーっとして集中力が続かなくなったり、気分が落ち込みやすくなったりすることもあります。
結果として、「何もやる気が出ない」「転職活動が手につかない」といった状態に陥ってしまう人も多いのです。
4. スキルが衰えていく
無職期間は、これまで仕事で使っていた知識や技術を活かす機会がほぼないため、自分の能力が低下することに焦りや不安を覚える人も少なくありません。
エクセルの関数を使いこなしていた人でも、半年以上使わないと操作方法を思い出せなくなることがあります。
営業職の方であれば、自分なりのクロージングのコツや業界知識を忘れてしまい、「再就職後にうまくやっていけるかな…」と自信を失ってしまうこともあるでしょう。
このように、せっかく身につけたスキルが衰えてしまう可能性があることも、無職期間が長引くことで生じるデメリットといえるのです。
無職で転職のやる気が出ない人のよくある質問
1. 退職後に何もやる気が起きない時はどうすればいい?
退職直後にやる気が出ないのは、心と体が疲労から回復しようとしているサインのため、まずは自分を責めず、しっかりと休息をとりましょう。
仕事で溜まったストレスや疲れは、退職後すぐに消えるものではなく、時間をかけて徐々に回復していきます。
特に、前職で残業が毎日続いていた人や、人間関係で悩んでいた人は、自分でも気づかないうちに心に大きな傷を負っていることも多いものです。
そのため退職直後は“心の治癒期間”と捉え、あえて何もしない日を意図的に作ったり、好きな映画を見たりして、心をゆっくり休める時間を持つことをおすすめします。
2. 無職だけど寝てばかりでやる気が起きない…何をすべき?
生活リズムが乱れると気分が不安定になりやすく、転職の意欲も失われてしまうので、まずは生活習慣を少しずつ整えていきましょう。
生活リズムをいきなり大きく変えるのは難しいので、朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる、少し遠くのコンビニまで歩くなど、無理のない範囲から始めてOKです。
図書館で本を読むなど、ちょっとした予定を作ることで外出するきっかけが生まれ、自然とベッドから起き上がれることもあるでしょう。
寝てばかりでやる気が出ない…と感じている無職の方は、まずは小さな行動から始め、生活リズムを焦らず整えていくことをおすすめします。
3. 空白期間がある場合、転職活動で不利にならない期間は?
企業の採用担当者は3ヶ月程度の空白期間はマイナスに捉えない傾向があるため、転職活動で不利にならない期間は、一般に「3ヶ月」と言われることが多いです。
離職後は、失業手当の申請や国民健康保険の加入などの各種手続きに追われることも少なくありません。また、心身のリフレッシュや、自己分析・キャリアの棚卸しに取り組むなど、次の職場選びに向けた準備期間として過ごす人も多いでしょう。
そのため、3ヶ月程度のブランクであれば「転職までの期間として妥当」と判断されるケースが多く、採用において不利になることは少ないのです。
4. 転職がうまくいかずに無職になった…何をすればいい?
転職活動がうまくいかずに無職になった場合、特にお金の面の不安が大きくなりがちなため、まずは失業手当などの公的支援を活用して生活を安定させることを優先しましょう。
予期せぬ収入減に見舞われた方は、住民税の減免や、国民健康保険料の軽減・減免措置を受けられる場合もあります。
なお、各自治体が設置している「自立相談支援窓口」では、こうした支援制度の情報提供に加えて、就業までの具体的なプラン作成もサポートしてくれます。
経済的な不安を抱えたままでは転職活動に集中しづらいので、まずは生活基盤の安定を図ることが大切です。
まとめ
この記事では、転職のやる気が出ない無職の方に向けて、現状から抜け出すための具体的な方法を紹介しました。
自分のことを一番労(いた)わってあげられるのは、自分自身です。
行動に移せない自分を責めてしまうこともあるかもしれませんが、まずは「やる気が出ない自分」を否定せず、受け入れることから始めてみてください。
自分の気持ちに正直になり、小さな一歩を重ねていくことで、前向きな気持ちも少しずつ戻ってくるでしょう。




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