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ニートの就職は無理?就職しやすい人の特徴や就職成功のコツを解説

ニートでの就職は無理なの?就職しやすい人の特徴やおすすめの仕事を解説!

ニートからの就職は無理なのかな…?
就職したいと考えているニートの方のなかには不安がある方も多いでしょう。

結論、ニートの方でも就職することは十分に可能です。

日本では有効求人倍率が高く人手不足が深刻化していることから、職歴に不安があるニートの方でも採用されるチャンスはあります。

とはいえ「本当にニートでも就職できるの?」「ニートから就職を成功させるにはどうすればいいの?」と気になる方もいるでしょう。

そこで、本記事ではニートからの就職が無理ではない理由・ニートから就職に成功した方の体験談・ニートから就職を成功させるコツを解説します。

記事のPoint
  • 「ニートからの就職は無理」と思ってしまう主な原因は、体力面やブランクの長さ、コミュニケーションへの不安など
  • ニートの約3人に1人は就職しているというデータもあるので、ニートからの就職は決して無理ではない
  • ニートの方が就職を成功させるコツは、自己分析や企業研究を徹底する・ニートから挑戦しやすい仕事を選ぶ・就職支援サービスを活用するなど
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ニートが就職は無理と感じる4つの原因

ニートから就職しようと考えても「自分にはできる気がしない…」と感じる方もいるでしょう。

そこで、最初にニートの方が「就職は無理」と感じてしまう原因を解説します。

  1. 体力面が不安だから
  2. ブランクがあるから
  3. コミュニケーションに不安があるから
  4. 漫然と就職活動をしてしまっているから

あなたに当てはまる項目があるか確認してみてください。

原因別に対処法もまとめているので、該当する項目がある方は、今日から解決に向けて少しずつ行動していきましょう。

1. 体力面が不安だから

体力面の不安から「就職は無理」と感じてしまうニートの方は多いでしょう。

引きこもり生活が長い場合「正社員で週5日働ける自信がない…」という方もいるかもしれません。

体力面に不安のある方は、まずはラジオ体操や軽いストレッチなどで身体を動かす習慣を身につけましょう。

少しずつ身体を動かすことに慣れて、体力がついてきたら、単発もしくは短期のアルバイトに挑戦してみることをおすすめします。

いきなり正社員を目指すのではなく、少しずつ段階を踏んで正社員就職を目指すことも方法のひとつです。

2. ブランクがあるから

ブランクの長さゆえに「就職は無理」と感じてしまうこともありえるでしょう。

ニート生活が長かった方からすると、働いている自分の姿をイメージしづらいかもしれません。

また、長期間にわたって仕事と接点がなかった場合、自分のスキルや能力に対して不安を抱いてしまうこともあるでしょう。

いきなりフルタイムで働くことに不安がある方は、まず週2〜3日程度のアルバイトから始めてみることをおすすめします。

ニート期間が長い場合、急に社会人の生活リズムに合わせて働くことが難しいと感じる方もいるでしょう。

ですが、アルバイトであれば、ある程度自分の都合に合わせて働けます。そのため、徐々に仕事のある生活に対応していけるはずです。

しかし、なかには「外へ出て働くことがきつい…」と感じる方もいると思います。

いきなり外へ出て働くことが難しい方は、在宅ワークから始めることも検討してみてください。

3. コミュニケーションに不安があるから

コミュニケーションに苦手意識があるため「就職は無理」と感じてしまう方も多いでしょう。

実際、厚生労働省が公表したアンケート結果によると、「人に話すのが不得意」と回答したニートの方は64.4%にのぼっています。

これは、就労に必要な他の基礎的スキルと比べて最も高い数値でした。

参考:厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書

コミュニケーションに不安がある方は、人と関わる機会が少ない仕事を選ぶことをおすすめします。

無理に合わない仕事をする必要はありません。

まずは、あなたが「これならできそう」と感じる仕事から始めて、自信をつけていけばOKです。

コミュニケーションに対する苦手意識を克服していきたい方は、近所の人や立ち寄ったお店のスタッフに挨拶するところから始めてみましょう。

どうしても難しい場合は、友人と顔を合わせて話してみることからスタートしても大丈夫です。

4. 漫然と就職活動をしてしまっているから

漫然と就職活動を進めてしまった結果、思うような成果が得られず「就職は無理」と感じる方もいるでしょう。

「なんとなく就職したい」「親に言われたからとりあえず就活している」というように、目的意識がないまま就職活動を進めると、以下のデメリットがあります。

  • 就職活動に対するモチベーションが上がりにくい
  • 志望動機や将来のビジョンがあいまいになりやすい
  • 適職を見極めにくく、入社後のミスマッチが起きやすい

就職したいと考え始めたら、まずは自己分析を徹底することから始めましょう。

自己分析を通して、あなたの強み・本当にやりたいこと・将来の理想像などをはっきりさせることが重要です。

ニートからの就職は決して無理ではない3つの理由

「ニートからの就職は無理なのでは…?」と不安な方もいると思います。

しかし、ニートから就職することは十分に可能です。

とはいえ「本当にニートから就職できるの?」と気になる方も多いでしょう。

そこで、ニートからの就職は決して無理ではない理由をデータも交えて詳しく解説します。

  1. ニートの約3分の1が就職を果たしているから
  2. 有効求人倍率が高く人手不足の状態だから
  3. 卒業後3年以内なら新卒扱いになる場合があるから

本項目を読めば、就職を前向きに検討するきっかけになるでしょう。

ニートから就職できるのか不安な方は、チェックしてみてください。

1. ニートの約3分の1が就職を果たしているから

独立行政法人 労働政策研究・研修機構のデータによると、ニートから就職を果たした方の割合は37.1%でした。

雇用形態別の数値は以下のとおりです。

雇用形態割合
正規の職員・従業員18.0%
パート・アルバイト10.5%
労働者派遣事業所の派遣社員3.4%
契約・嘱託・その他雇用5.2%
参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構
若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③-平成29年版「就業構造基本調査」より-

ニートの約3人に1人は就職を果たしていることがわかります。

また、正社員就職を実現した人だけに絞っても、以下のように各年代で一定数存在していることが判明しました。

年齢男性女性
15~19歳35.2%32.5%
20~24歳39.0%49%
25~29歳37.6%45.3%
30~34歳25.0%32.5%
35~39歳18.8%23.2%
40~44歳19.7%23.8%
45~49歳12.5%25.7%
参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構
「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③-平成29年版「就業構造基本調査」より-」

年齢を重ねるごとに就職率は下がっていく傾向ですが、就職できる可能性は十分にあるといえるでしょう。

2. 有効求人倍率が高く人手不足の状態だから

少子高齢化により労働人口が減り、人手不足が深刻化しています。令和6年6月における全職業の有効求人倍率は、1.23倍です。

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和6年6月分)

有効求人倍率が1倍を超えている状態は、すなわち求職者数より求人の方が上回っていて、人手不足であることを意味します。

また、帝国データバンクの資料によると、51.0%の企業で正社員が不足していることがわかりました。非正社員が不足している企業の割合も30.1%にのぼっています。

参考:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2024年4月)

職歴に不安があるニートでも採用されるチャンスは十分にあるでしょう。

3. 学校卒業後3年以内なら新卒扱いになる場合があるから

企業によっては、学校を卒業して3年以内であれば、新卒として採用してもらえる可能性があります。

新卒の場合、中途採用とは違って経験・実績やスキルを問われません。

そのため、新卒入社のほうがハードルは低く、卒業後3年以内を新卒扱いにするという動きは、若いニートの方に大きなメリットです。

また、厚生労働省でも、学校卒業後3年以内の方も新卒枠で採用するように呼びかけています。

参考:厚生労働省「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!

ニートの方も就職を諦める必要はありません。

ニートから就職しやすい人の特徴

「ニートから就職できる人とできない人の違いって何?」

ニートから就職を考えている方のなかには、上記のような疑問をもっている方もいるでしょう。

実は、ニートから就職しやすい人にはいくつかの特徴があります。

そこで、ニートから就職しやすい人の特徴を以下にまとめました。

  1. 自己分析ができる人
  2. 何事もポジティブに考えられる人
  3. 仕事に偏見を持っていない人

それぞれの特徴について詳しく解説するので、あなたに当てはまる項目があるかチェックしてみてください。

特徴1:自己分析ができる人

自己分析ができる人は、ニートの状態からであっても就職できる可能性が高まります。なぜなら、自分の適性や強みを活かせる仕事を見極めたうえで就職活動を進められるからです。

そもそも、人には向き・不向きがあります。たとえば、モノやサービスを販売する「営業職」の場合にはコミュニケーション能力の高さが求められますが、人と密接に関わっていくことが苦手な人が応募しても、内定を獲得するのはなかなか難しいでしょう。

一方、自己分析を通して過去の経験を振り返る中で「私は初対面の人と話すのが苦にならない」「他の人よりもコミュニケーション力が高いかもしれない」と認識できれば、自信を持って営業職の面接に臨めます。こういう人は、面接官からも営業職への適性を認識され、仮に未経験であっても内定を獲得できる可能性があるのです。

特徴2:何事もポジティブに考えられる人

ポジティブに物事を考えられる人も、ニートからの正社員就職を叶えられる可能性があります。企業に対して「前向きな姿勢」アピールできるからです。

そもそも企業がニートの人を採用する場合、過去の経験や学歴はそこまで重視していません。それよりも「これからの可能性」に注目しています。具体的には「志望動機」や「なぜ正社員として働きたいのか」「将来の夢や目標は?」といった質問をするなかで、「働くことに対する意欲」をチェックしているのです。

たとえば「過去の自分には明確な意志がなく、ただ何となく日々を過ごしていました。そうした日々を今では反省し、一人前の社会人として両親にも立派な姿を見せたく、就職を決意しました」と語る人は、面接官にポジティブな印象を与えるでしょう。そして「働く意欲が強い=会社をすぐには辞めないだろう」という期待値も上がり、安心して内定を出しやすいのです。

特徴3:仕事に偏見を持っていない人

仕事に対する偏見や先入観を持っていない人も、就職活動で成功を収めやすいでしょう。なぜなら、幅広く多数の求人に応募ができるので、内定の確率も高まるからです。

世の中にはさまざまな職業があり、それらについての情報をインターネットやテレビ、あるいはSNSや家族・友人との話のなかで見聞きします。「営業は厳しい仕事」「事務職はルーティンワークばかりでつまらない」といった情報を耳にするかもしれませんが、こうした情報だけで判断するのは早計です。

どのような仕事にも、大変な面があります。たとえば、多くの人が憧れる「俳優」も体力や精神面での辛さがあることで知られていますし、一見楽しそうに思える「YouTuber」も、華やかさの裏では寝る暇を惜しんで編集作業に追われる毎日が待っています。

一方で、どの仕事にも“やりがい”があります。多くの社会人は、仕事の大変さを実感しながらも、“やりがい”を見出すことで仕事を続けられています。

ニートからの正社員就職は決して簡単なこととは言えないため、1~2社受けてすぐに内定をもらえるといったことはほぼありません。仕事を過剰に選(よ)り好みせず、まずは「どの仕事にも面白さがあるかも」と前向きに捉え、自分のなかの選択肢を広げていくと応募数が自然と増えていきます。すると、あなたに合った仕事に出会える確率も高まりますので、結果として正社員就職の可能性を向上させられるのです。

ニートからの就職が難しい人の特徴

反対に、ニートからの就職が難しい人の特徴は以下のとおりです。

  1. 行動を起こさない人
  2. 仕事に対してネガティブに考えてしまう人
  3. 他責思考がある人

それぞれの特徴を詳しく解説するので、あなたに当てはまる特徴がないかチェックしてみてください。

もし、一つでも当てはまる項目があれば、今日から改善していきましょう。求人を眺める・成功体験を思い出す・定期的に自己反省をするなど、小さなことからでも大丈夫です。

特徴1:行動を起こさない人

行動を起こさなければ、成果はうまれません。

どんな仕事をするか、仕事選びで何を重視するかといったことは、人それぞれ違います。アピールできる経験がない、面接が苦手など、対策すべき点も異なります。ニート状態からの挑戦であれば尚更、就職活動について不安を感じたり悩むこともあるでしょう。

でも、それが普通です。進みたい方向や、個人的な課題が異なれば、就職活動の進め方が違ってくるのは当然だからです。つまり“あなたにとっての正解”を自分見つける必要があり、そのためには失敗や遠回りをしながらでも、とにかく行動していくしかありません。

心のなかでは焦っているのに行動に移せない人は、いつまで経っても自分なりの進め方が分からず、結局は同じ場所から一歩も進めないおそれがあるのです。

特徴2:仕事に対してネガティブに考えてしまう人

仕事に対してネガティブな感情を抱いてしまう人も、就職活動がはうまく運ばない可能性があります。なぜなら、働くことに対するモチベーションが低いからです。

たとえば「正社員は責任が大きいから大変」「満員電車に毎日揺られて通勤するのは辛い」といった情報を耳にしたことがあるでしょう。これらは事実かもしれませんが、就職活動がはじめてであれば、正社員として働いたことも、電車で週5日通勤した経験もないはずです。それにも関わらず「大変だから」「辛いから」といった情報を信じるのは、心のどこかに「働きたくない」という気持ちがあり、言い訳に利用しているからです。

しかしこうした思考では、いざ就職活動を始めても自分のなかに「逃げ」の気持ちが湧いてきます。そのため気分が乗らなかったり、「あとでやればいいか」と後回しにしてしてしまい、貴重な時間だけが過ぎていってしまうのです。

特徴3:他責思考がある人

責任を他人に転嫁すること、いわゆる「他責思考」の人も就職活動に苦労する傾向があります。なぜなら、面接官から不安視されてしまう場合があるからです。

「家庭環境が悪かったから、ニートになった」「日本の政治が良くないから、私が働ける場所がない」など、自分がうまくいっていない状況を他人や社会のせいにするのは簡単です。しかし、100%満足のいく人生を送っている人はいません。どんな人も、辛い気持ちや厳しい環境と折り合いをつけたり、自ら物事を変えていこうとしながら生きています。

これは、仕事も同じです。100%うまくいく仕事は稀(まれ)で、多くの場合は失敗や悩みがつきまといます。特にニートから正社員として働き始めると、最初は失敗の連続かも知れません。それでも試行錯誤を繰り返していける人は、成長が期待できます。一方でミスを他人のせいにしたり、「自分は悪くない」と開き直る人は成長の機会を逃しています。周りの環境が悪いだけで自分には「非」が一切ない、つまり改善すべき点は自分にはないと考えてしまうからです。

もちろん、企業は自分自身で成長できる人材を求めています。そのため、面接での会話のなかで「他責思考」が感じられる人は、良い評価を得られないおそれがあるのです。

就職チャンステスト
就職チャンステスト

ニートでも就職に向けて自信をつけていくステップ

ニートのなかには、ブランクの長さやスキル不足などを理由に「就職は無理かもしれない…」と自信をなくしている方もいるでしょう。

就職が難しいと感じている状態だと、就職活動に対して前向きになれないこともあると思います。

そこで、ニートの方が就職に向けて自信をつけていく方法をまとめました。

ニートの方が就職に向けて自信をつけていく流れは、以下のとおりです。

大きな目標を持たず、スモールスタートする

結果ではなく行動したかで自分を評価する

他人の成功事例から学ぶ

各ステップの詳細を順番に解説するので、就職への自信がもてずに悩んでいる方は、参考にしてみてください。

1. 大きな目標を持たず、スモールスタートする

ニートの方が就職に向けて自信をつけていくためには、まずスモールスタートすることを意識しましょう。

いきなり大きな目標を立てて頑張ろうとすると、現実とのギャップに苦しみ、挫折してしまう可能性があるからです。

たとえば、長期にわたる引きこもり生活で体力が落ちているニートの方が、いきなりフルタイムで週5日働こうと思っても、難しい可能性が高いでしょう。

精神的にも体力的にも負担が大きいからです。

大きな目標を持つことは悪ではありません。しかし、小さな一歩を積み重ねることでしか目標達成は不可能です。

体力がない場合は、散歩やジョギングなどの軽い運動で少しずつ体力を戻してから、仕事を始めることも方法のひとつといえます。

また、アルバイトや在宅ワークから始めて、慣れてきたら正社員就職を目指すことも悪くない選択肢です。

このように、大きな目標を持たずに小さな一歩から始めることを意識すると、少しずつ自信がついてくるでしょう。

2. 結果ではなく行動したかで自分を評価する

結果ではなく、行動したかどうかで自分自身を評価することも大切です。結果にこだわると、うまくいかないときに余計に自信をなくしてしまう可能性があります。

自分の中で「これは大したことない」と思う行動でも構いません。たとえば、以下のような行動でもOKです。

  • 興味のあるアルバイトに応募した
  • 身体を動かす習慣がなかった人が散歩を始めた
  • 面倒だと思って避けていた自己分析に挑戦した

一歩踏み出したことが成長につながります。就職に向けて一歩前進していることになるので、自分自身を精いっぱい評価しましょう。

ただ、なかには「行動しても結果が出ないと意味がないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、行動すれば自分で決めたことをやり切る習慣が手に入ります。

自信は「自分を信じる」という意味です。「今日はこれに取り組む」という自分自身との約束を守り続けることで自信はついてきます。

そのため、就職への自信が持てずに悩んでいるニートの方は、結果ではなく行動に目を向けましょう。

3. 他人の成功事例から学ぶ

就職への自信が持てないニートの方は、他人の成功事例から学ぶことも重要です。

ニートを続けていると「こんなにダメなのは自分だけだ」「自分は社会不適合者だ」といった感覚を抱いてしまうこともあるかもしれません。

しかし、他人のエピソードを知れば、あなたの就職までの具体的なイメージがわくでしょう。

また、可能であれば複数の方の成功事例をチェックしておくことをおすすめします。

複数の成功パターンがあることを知っておけば、うまくいかないことがあっても落ち込まずに挑戦し続けられるでしょう。

次の項目では、ニートから就職を成功させた方の事例をまとめています。

内容をチェックすれば、就職を諦める必要はないと明確にわかり、自信をもって就職活動に挑めるでしょう。

ニートから実際に就職した方の体験談を知りたい方は、読んでみてください。

ニートから就職に成功した方の体験談

就職を考えているニートのなかには「実際に就職に成功した方の体験談を知りたい..」という方も多いはずです。

そこで、ニートから就職に成功した方の体験談をまとめました。

  • 大学中退・ニートを経て営業職に就職した事例
  • 公務員試験不合格・ニートを経て貿易会社に就職した事例
  • ニート・フリーターを経て防水材メーカーに就職した事例

いずれも就職カレッジを利用して就職した方の体験談です。

今は「就職は無理かな…?」と思っているニートの方でも、体験談を読めば「自分にもできるかも!」と勇気づけられるでしょう。

実際に就職に成功した方の事例を知りたい方は、チェックしてみてください。

大学中退・ニートを経て営業職に就職した事例

まず紹介する体験談は、D・Nさんの事例です。

D・Nさんは、子供のころからの夢であった小説家を目指したものの、限界を感じて断念することを決めます。

もともと「小説を書ける時間を確保できる」という理由で大学に進んだD・Nさんは、小説家をあきらめると同時に、大学に行く意味を見失い、中退を決意しました。

中退してからしばらくは求人を眺める程度で、本格的な就職活動をしていませんでした。

中退から半年後にようやく本格的に就職活動を開始します。ネットで目に留まった就職カレッジを利用して、ドリルなどの専門商社への就職を決めました。

現在は、営業職として担当する顧客を増やすことを目標にして日々働いています。

参考:ジェイック「D・Nさんの就職成功体験談

公務員試験不合格・ニートを経て貿易会社に就職した事例

次に紹介する体験談は、石渡弘樹さんの事例です。

石渡さんは、新卒でカーディーラーに就職したものの、数字へのプレッシャーに耐えきれず、入社後半年で退職を決意しました。

その後、消防士試験を目指して2年間努力を続けるも、合格には至りませんでした。

消防士試験が終わり、しばらくニート生活を送ったのち、就職活動を開始します。友人の紹介を受けて就職カレッジと出会い、5社から内定を勝ち取りました。

5社の中から第一志望であった貿易会社に入社し、海外事業を手がけるチームでビジネス拡大を目指して奮闘しています。

参考:ジェイック「石渡弘樹さんの就職成功体験談

ニート・フリーターを経て防水材メーカーに就職した事例

最後に紹介する体験談は、土佐さんの事例です。

土佐さんは、希望の研究室に入れなかったことをきっかけに、半年間の休学を経て大学を中退します。

大学中退後4か月ほどニート生活をしたのち、週5日でアルバイトを始めました。

大変な中でも楽しく働いていたものの、彼女からの「就職しなかったら別れる」という言葉をきっかけに就職への思いを強くします。

そこでネットをリサーチしていたところ、就職カレッジを見つけ、晴れて第一志望だった防水材のメーカーから内定を勝ち取りました。

現在では、先輩社員に同行しながら業務に必要なスキルを磨いています。

参考:ジェイック「土佐さんの就職成功体験談

ニートから就職を成功させる5つのコツ

「実際にニートから就職した人の声はわかった。でも、ニートから就職を成功させるには具体的にどうすれば良いのかわからない…」

ニートからいざ就職しようと決心しても、何をすればいいのかわからず、前に進めないと悩んでいる方もいるでしょう。

そこで、ニートから就職を成功させるコツを以下にまとめました。

  1. 自己分析を徹底する
  2. 企業研究も入念におこなう
  3. 希望条件を絞りすぎない
  4. アルバイトから始めてみる
  5. ニートをしていた理由を説明できるよう準備する

本項目を読むことで、就職に向けてあなたがとるべき行動が明確になるでしょう。

ニートからの就職でおさえるべきポイントを知りたい方は、チェックしてみてください。

1. 自己分析を徹底する

ニートから就職を考え始めたら、まずは自己分析を徹底しましょう。自身の強み・弱みを明確にすることで、あなたに向いている仕事が見えてきます。

自己分析の具体的なやり方は、紙に以下の項目を書き出すだけです。

  • あまり努力しなくてもできたこと
  • どんなに頑張ってもできなかったこと
  • 趣味
  • 興味のある仕事のジャンル
  • 理想の仕事の形

他にも、自己分析のやり方は以下のようにたくさんあります。

  • 自分史を作成する
  • 自己分析シートを使う
  • 自己分析ツールを活用する
  • モチベーショングラフを作成する
  • 友達や家族に自分のことを聞いてみる

どうしても難しい場合は、転職エージェントでキャリアアドバイザーに相談してみることも方法のひとつです。

2. 企業研究も入念におこなう

自己分析だけではなく、企業研究も入念におこないましょう。本当にあなたに合った会社かどうかを見極めるためです。

企業研究の際にリサーチしておきたい主な項目を以下にまとめました。

  • 社風
  • 業績
  • 事業内容
  • 経営理念
  • 求める人物像
  • 口コミ・評判
  • 待遇・福利厚生
  • 競合他社と比較した際の強み・弱み

企業の採用サイトや口コミサイトをチェックして情報を集めましょう。

リサーチしてもわからない場合は、直接企業の担当者に質問してみてください。可能であれば、職場見学を依頼して、直接企業の雰囲気を確かめてみることもおすすめです。

企業研究をおろそかにすると、入社してから「思っていた会社と違った…」と後悔することにもつながりかねません。

また、面接時に研究不足が伝わり、企業側から「本当に私たちの会社で働きたいの…?」と思われてしまうおそれもあります。

志望している企業に入社への意欲や熱意を伝えるためにも、企業研究を徹底しましょう。

3. 希望条件を絞りすぎない

求人を探す際は、希望条件を絞りすぎないようにしましょう。応募できる求人が限られてしまうからです。

理想を追求する気持ちは決して悪ではありません。

しかし、給料・立地・福利厚生など、希望条件があまりに多すぎると、応募できる求人が限られてしまい、就職できるチャンスが少なくなってしまう可能性があります。

そのため、条件に優先順位をつけましょう。譲れない条件を1〜2つほど決めて、他の条件は一旦後回しにすることも検討してみてください。

4. アルバイトから始めてみる

いきなり正社員で働くことが難しい方は、アルバイトから始めてみましょう。理由は以下のとおりです。

  • 職歴を作れるから
  • 働くことに対して「慣れ」ができるから
  • 実際に働くことで仕事に対する適性がわかるから
  • 就職活動に必要な資金(例:交通費やスーツ代)を確保できるから

ニートの方が挑戦しやすいアルバイトの特徴を以下にまとめました。

  • 単発・短期のアルバイト
  • 人との関わりが少ないアルバイト
  • 自分の生活リズムに合ったアルバイト

アルバイトであれば、正社員と比べて採用のハードルが低い傾向なので、ニートの方でも挑戦しやすいでしょう。

また、シフトや働く時間帯をある程度あなたの都合に合わせられるので、自分のペースで働けます。

ブランクが長い方や働いた経験がない方は、まずアルバイトで働くことに慣れてから正社員を目指すことも選択肢のひとつです。

ただし、アルバイトを長く続けたからといって、選考時に評価されるとは限りません。そのため、ある程度働く期間を決めたうえでアルバイトに取り組むことをおすすめします。

5. ニートをしていた理由を説明できるよう準備する

ニートをしていた理由を説明できるよう準備しておきましょう。面接でニートをしていた理由を聞かれるケースが多いからです。

そのため「資格取得に向けて勉強していた」「本当に自分に合う仕事を探す時間を作りたかった」などの回答をあらかじめ用意しておくことをおすすめします。

特に理由もなくニートをしていた場合は、以下のように反省を伝えつつ、今後どうしていきたいかもあわせて伝えると良いでしょう。

特に理由もなくニートを続けてしまったことは深く反省しています。ニート生活を続ける中で、このままではいけないという危機感をもち、就職を決意しました。これまで続けてきた〇〇の勉強や△△のアルバイト経験を活かして御社に貢献したいです。

ニートにおすすめの仕事5選

ニートの状態から正社員での就職を目指す場合におすすめの仕事を、5つ紹介します。

  • 1、営業職
  • 2、警備員
  • 3、介護職
  • 4、IT系
  • 5、ドライバー職

これらの仕事は未経験でも挑戦しやすく、社会人経験がない人の採用も活発です。それぞれの仕事内容や向いている人の特徴、仕事の注意点、必要な資格や平均年収についてもお伝えしますので、参考にしてください。

年収参考:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査

※平均年収の算出方法:「きまって支給する現金給与額×12」+「年間賞与その他特別給与額」(※千円以下切り捨て)

仕事1:営業職

営業職とは、製品やサービスを顧客に向けて提案・販売する仕事です。一般のお客様に向けて保険や家、車を売る仕事や、企業に向けてお金を融資したり、設備の導入をすすめたりする仕事など、さまざまな営業スタイルが存在します。

営業は、コミュニケーション能力が高い人に向いています。初対面の相手も含め、仕事のなかで関わる人が他の職種以上に多いため、誰とでも信頼関係を築ける人は活躍できるチャンスが高いでしょう。一方で「ノルマ」の達成が求められるため、人によってはストレスフルな毎日を送る可能性がある点には注意が必要です。

営業として働くうえで特に資格は必要ありませんが、金融業界で営業として働きたい場合には「ファイナンシャルプランナー」や「中小企業診断士」、不動産業界で働きたい場合には「宅地建物取引士」を持っていると就活で評価されます。

営業職の平均年収は、男性545万円、女性385万円です(※)。※「営業・販売事務従事者」の年収

仕事2:警備員

ビルや商業施設などで警備業務にあたる仕事です。入退管理や巡回、防災センターでの監視業務が主な役割ですが、それ以外にもシステムに問題が起きたときに対処する機械警備や、現金輸送車の護衛など、さまざまな現場で警備員が求められています。

警備員に向いているのは、責任感の強い人です。ときには自分の身に危険が及ぶ可能性がある点には注意が必要ですが、「施設を守りたい」「誰かのためになりたい」といった使命感を持ち続けられる人は、大きなやりがいを持って働けるでしょう。

「施設警備業務検定」や「機械警備業務管理者」など、その仕事によっていくつかの資格が存在します。そのため、まずはどの業務に就きたいか考えたうえで、それらの仕事に活かせる資格の取得を目指すのがおすすめです。

警備員の平均年収は、男性353万円、女性327万円です。

仕事3:介護職

介護職は、高齢者や障害者をはじめ、介護が必要な人(要介護者)の暮らしをサポートする仕事です。老人ホームでの勤務が一般的ですが、要介護者の自宅でサポートする「訪問介護」、認知症の進行を遅らせることを目的とする「グループホーム」などでも多くの介護士が働いています。

介護職は、気配り上手な人に向いています。要介護者だけでなく、その家族とも密接に関わっていく仕事のため、人間関係の面でストレスがたまりやすい仕事とも言えますが、そうしたなかでも相手の立場に立った言動ができる人、そして「入居者がもっと快適に過ごせるにはどうしたら良いだろう」と相手のために考え続けることができる人は現場で重宝されるでしょう。

介護職を目指す場合には、資格を保有していると就職活動で有利です。特に国家資格の「介護福祉士」を取得すると年収が高くなる傾向もあるため、介護の仕事に興味がある人は取得を目指してみましょう。

介護職の平均年収は、男性391万円、女性343万円です(※)。※「介護職員(医療・福祉施設等)」の年収

仕事4:IT系

ニートから正社員就職を目指す場合、IT系の仕事もおすすめです。なかでもシステムづくりの裏方として仕事をする「プログラマー」や、システム開発を主導していく「システムエンジニア(SE)」は多くの企業が人手不足に悩んでいるため、未経験者の採用も活発です。

ITの世界は移り変わりが激しいので、常に新しい知識や情報をキャッチアップする姿勢が欠かせません。そのため、IT系の仕事は好奇心旺盛な人に向いています。なお、IT企業のなかには社員を酷使する、いわゆる「ブラック企業」が紛れている可能性もあるため、企業選びの際には特に注意しましょう。

未経験からIT系の仕事に挑戦する場合には「ITパスポート」の取得がおすすめです。ITの基礎知識を幅広く学べるだけでなく、国家資格のため就職活動でも評価されます。

IT系の仕事の平均年収は、男性528万円、女性434万円です(※)。※「ソフトウェア作成者」の年収

仕事5:ドライバー職

ドライバー職は、人やモノの運搬を担う仕事です。トラックドライバーや、電車やバスの運転主などが当てはまります。

ドライバーの仕事は、長時間ひとりでいることが苦ではない人に向いています。特に、長距離トラックドライバーの場合には多くの時間をひとりで過ごすことになるため、誰かと一緒に仕事を進めていきたい人には向いていません。早朝から深夜までひたすら運転し続ける可能性もあるため、生活リズムが崩れやすい仕事であることは理解しておきましょう。

ドライバーとして働くためには、普通自動車免許は必須です。その他、4tトラックやスクールバスなどを運転したい場合には中型自動車免許、ダンプカーやミキサー車の場合には大型自動車免許がそれぞれ求められます。

ドライバー職の平均年収は、男性455万円、女性378万円です(※)。※「営業用大型貨物自動車運転者」の年収

ニートで就職したい人の仕事の探し方

ニートから就職を目指す場合には、次の方法で仕事を探していきましょう。

  • ハローワークの利用
  • 就職サイトの利用
  • 就職エージェントの利用

では、それぞれの方法について解説します。

探し方1:ハローワークの利用

ハローワークは、厚生労働省が運営する機関です。「雇用」に関するさまざまなサービスを提供している施設で、全国に500ヵ所以上設置されています。

ハローワークでは、主に次のようなサービス・サポートを無料で受けられます。

  • 求人の検索
  • 就職活動の相談
  • 就職セミナーの受講

ハローワークには中小企業の求人が多く集まっています。人手不足に悩んでいる企業も多く、仕事未経験者の採用が活発な企業も多いので、企業の規模に特にこだわりがない人、あるいは内定の確率を少しでも高めたい人はハローワークを利用してみましょう。

探し方2:就職サイトの利用

就職サイトとは、求人を一覧で確認できるWebサイトのことです。勤務地や、希望する業界・職種などの条件を設定することで、それらの条件にマッチする求人をすぐに確認でき、気になる求人があればサイト上から応募できます。

就職サイトは、ひとりでコツコツと就職活動を進めたい人に向いています。一方で、企業との面接日程の調整や、応募書類・面接の対策をひとりで進めないといけないため、就職活動がはじめての場合には不安を感じることがあるかもしれません。

誰かにサポートを頼みたい、応募企業との調整作業を任せたい、といった場合には、次に紹介する「就職エージェント」をぜひ利用してみましょう。

探し方3:就職エージェントの利用

就職エージェントとは、プロのキャリアアドバイザーが就職活動をサポートしてくれるサービスです。次のようなサービスをすべて無料で受けられるので、就職活動をひとりで進めるのが不安な人に向いています。

  • 自己分析のサポート
  • 求人の紹介
  • 履歴書の添削
  • 面接アドバイス
  • 企業への応募書類の送付
  • 企業との面接日程の調整

ニートから正社員就職を目指す場合、ジェイックが運営する就職エージェント「就職カレッジ®」の活用がおすすめです。ニートやフリーターなど、社会人経験が少ない10代・20代の方を主な対象としているため、未経験の状態から正社員就職を叶えるノウハウを具体的にお伝えできます。

また、上記に挙げたサービスだけでなく、書類選考なしで複数の企業と面接ができる「集団面接会」や、就職活動のコツやビジネスマナーを学べる「就職講座」など、内定獲得に近づけるサービスも、すべて無料で利用できます。

「安心して相談できると思う就職エージェント」でNo.1に輝いた実績もありますので、少しでも不安なことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

今はニートの方でも就職できる可能性は十分にあります。ニートの約3人に1人は就職を果たしていることに加え、日本では有効求人倍率が高く人手不足の状態だからです。

「ニートだから就職は無理…」と考える必要はありません。さっそく就職に向けて、自己分析や企業研究を徹底することから始めていきましょう。

「体力面が心配…」「仕事に就いていけるか不安…」という方は、アルバイトから挑戦することをおすすめします。

単発や短期のアルバイトから始めて、働くことに少しずつ慣れていきましょう。

また、アルバイトを始めれば、就職活動に必要な資金を確保できるので、金銭面が心配なニートの方にもおすすめです。

アルバイトに慣れてきたら、本格的に就職活動を始めていきましょう。

仕事を探す際は、希望条件を絞りすぎないことを意識してみてください。営業職や介護職など、ニートから挑戦しやすい仕事を選ぶことも方法のひとつです。

もし、就職活動で疑問や不安が生じたら、一人で悩まずに就職支援サービスの力を借りましょう。

ハローワークや就職エージェントであれば、求人紹介だけではなく、職業相談や応募書類に関するアドバイスなどが受けられます。

一人で就職・転職活動を進めることに不安があるニートの方は、活用してみてください。

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ABOUT US
池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」