オンライン面談実施中!

ニートの割合は?割合の推移と年齢別・学歴別のデータを紹介

ニートの割合は?割合の推移と年齢別・学歴別のデータを紹介

日本におけるニートの割合はどのぐらいかご存知ですか?本記事では、ニートの割合の推移と年齢別・学歴別のデータを紹介します。ニートの就活成功の割合などもまとめていますので、ニートの方はぜひ将来を考える際の参考にしてください。

日本におけるニートの割合

日本におけるニートの割合

まずはじめに、ニート全体の割合を解説します。

  • ニート全体の割合
  • 学歴別ニートの割合

ニートの実態について把握しておきましょう。

ニート全体の割合

ニートとは「15〜39歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として就職活動をしていないもの)のうち、通学も家事労働もしていない者」と定義されています。ニートは2019年時点で74万人おり、割合は2.3%(約43人に1人)です。こちらのYahoo!ニュースの記事によるとニートの割合は2000年前後までは1.5%以下で推移していたものの、2000年以降、徐々にニートの割合は増大し、現在は2.3%前後となっているそうです。

学歴別の割合

ニートの学歴別割合は、次のようになっています。

  • 中学校卒:16.3%
  • 高校卒:29.1%
  • 専門学校卒:18.2%
  • 大学・大学院卒:29.7%

このデータを見ると、高校卒と大学・大学院卒の人が多くニートになっていると分かります。そうなる理由は、高校卒と大学・大学院卒の人口が単純に多いからです。実際のところ、学歴による差はほとんどありません。

これを言い換えると、「高学歴であれば、必ず職に就けるとは限らない」ということです。特に日本は諸外国と比べて高学歴ニートの割合が高く、大卒ニートになる原因は以下の理由が考えられます。

  • 大学を中退して、その後のキャリア形成に失敗したから
  • 就職先が決まらなかったから
  • 公務員試験の勉強をしていたが、挫折してしまったから

この記事を読んでいる人の中には同じ状況の人がいるかもしれません。

ニートの人口推移とその割合

ニートの人口推移とその割合


ニートの数と割合はどのように変化しているのでしょうか。ニートの人口推移とその割合を紹介します。

ニートの割合は2001年から2010年まで年々増加

ニートの数は2001年からの10年間で徐々に増えています。15〜34歳人口に占めるニートの割合は以下の通りです。

  • 2001年:1.4%
  • 2002年:1.9%
  • 2005年:2.0%
  • 2010年:2.1%

2001年から2002年にかけて増加の原因は定かではありませんが、一説によると学校の週休2日制が原因と言われています。以降値は横ばいが続きながら緩やかに上昇しています。この10年のニートの増加の原因は、就職氷河期による就職難や家庭環境の変化、1人で遊べる環境の充実などが考えられます。

参考「内閣府:平成27年版子供・若者白書 第2節:若年無業者・フリーター・ひきこもり」

2020年、ニートが急激に増加

2020年のわずか1年間で、ニートは人数・割合ともに急激に増加しました。

  • 人数は56万人→69万人
  • 割合は2.2%→2.8%

増加の原因は新型コロナウイルスの流行です。コロナウイルスの影響によって、2020年に雇い止めになった人は累計7万9660人となり、2.9%に上っています。

その中でも若者の失業率が特に高いです。全体の失業率2.9%に対して、15〜24歳の失業率は4.8%とかなり高い数値です。

失業を機にニートになる人がいる一方で、大学や専門学校を中退してニートになる人もいます。総務省の調査によると、2020年にコロナウイルス感染拡大が原因で大学専門学校を休学・中退した学生は約5800人です。中退・休学の理由としては、以下の理由が考えられます。

  • 感染拡大による経済的な問題
  • オンライン授業によるストレスや不安感

このように新型コロナウイルスによって、2020年ニートの数は急増しました。

参考「総務省統計局:労働力調査2020年平均結果の要約」

年齢別ニート数の変化

学歴による差はほとんど見られなかったニートですが、年齢による差は見られました。15〜24歳と25〜34歳では、ニート数の変化が異なります。特に2019年から2020年までの1年間は大きな差があり、それぞれ以下のように変化しています。

15〜24歳

  • 2019年:24万人
  • 2020年:37万人

25〜34歳

  • 2019年:32万人
  • 2020年:32万人

25歳〜34歳では、ニートの数にほぼ変化が見られませんでした。つまり2019年から2020年にかけて急増したニートは、15〜24歳の若い層が大半といえます。

参考「総務省統計局:労働力調査2020年平均結果の要約」

ニートになった理由の割合

ニートになった理由の割合

日本全国で約66万人いるニートですが、ニートになったのはどのような理由があるのでしょうか。厚生労働省が発表した調査を元に、ニートになった理由とその割合を紹介します。

学校でいじめられた

ニートになった理由の1つは、学校でいじめられたことです。以下のデータから、学生時代にいじめを受けていた人は、ニートとなる確率が高いと考えられます。

調査によると、ニート全体の55%が「学校でいじめを受けた経験がある」と回答しています。また内閣府が行った引きこもりに関する調査の結果「小中学校時代にいじめられた経験がある」と答えた割合は以下の通りです。

  • 引きこもり:42.4%
  • 一般群:22.9%

つまり引きこもりやニートは、一般の人に比べおよそ2倍〜2.5倍の割合でいじめにあっていることが分かります。人間関係のストレスによってニートになる人は多いですが、特に学生時代に周りからいじめられた人は「いじめられたこと」がトラウマになっている場合が多く、人間関係に苦手意識を持ってしまうようです。

参考「厚生労働省:ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」

参考「内閣府:引きこもりに関する実態調査」

学校を中退した

学校を中退してニートとなる人も多いです。ニートのうち中退者の割合は、高校から大学、専門学校まで含めて約30%という結果でした。学校を中退する理由としては以下のような理由が挙げられます。

  • 新卒の就活に失敗した
  • いじめられた
  • 趣味に没頭しすぎた

いずれにしても中退した後、明確な目標が持てなかったり、ストレスで外出できず引きこもりがちとなり、ニートになった人が多いようです。

参考:「厚生労働省:ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」

精神的な病気

精神的な病気をきっかけに、ニートとなる人も多いです。ニートのうち「精神科又は心療内科での治療を受けた経験がある」人の割合は49.5%でした。

精神的な病気は再発率も高く、アルバイトや正社員として一旦就職をしたが、病気が再発して辞めてしまうケースもあります。特に精神障害者の働く環境は厳しく、1年以内の定着率は5割程度です。このような人は、精神的な病気により「働きたくても働けない」という状況に陥っています。

参考:「厚生労働省:ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究

参考:「厚生労働省職業安定局:障害者雇用の現状等

仕事のストレス

仕事に対するストレスもニートになってしまう原因です。仕事に対する意識の質問では、ニートの多くが以下の苦手意識を持っていると答えました。

  • 仕事をしていく上での人間関係:80.9%
  • 仕事を覚える:57.2%
  • 仕事で失敗を繰り返さない:59.8%
  • 教えてもらわなくても、周囲のやり方を見て覚える:60.2%
  • このようなストレスを感じる理由は以下の2つです。

  • 職場の人間関係
  • 仕事ができない自分を責めてしまった

高圧的な上司から怒られ続けたり、同期にいじめられたりして人間関係がうまくいかなると、仕事を辞めてしまったり、精神的な病気を発症して、そのままニートになることも多いです。

「仕事ができない自分を責めてしまう」ことも、ニートになる大きな原因です。自分の能力に自信を失くして、働くことから距離を置いてしまう人は多くいます。

参考:「厚生労働省:ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究

ニートが就活成功する割合

ニートが就活成功する割合

ニートが就活成功する割合ですが、一般的にニート歴が短い人ほど、就活が成功する割合は高いです。なぜならニート期間が長いと、その間にしていたことを面接で聞かれても上手く答えられないからです。

この章では、ニートが就活成功する割合についてご説明します。ただしニートに関するデータは見られないため、類似データとなっているフリーターの就活成功割合を解説していきます。

フリーター歴が長いほど就職は難しくなる

フリーター歴が長いほど就職は難しくなる傾向です。

その理由は、以下のフリーター歴別就職率データを参照ください。

  • 6ヶ月以内:64%
  • 7ヶ月〜1年:58.3%
  • 1年〜2年:52.2%
  • 2年〜3年:58.9%
  • 3年以上:48.9%

フリーター歴が6ヶ以内の場合は64%の割合で就職成功しますが、期間が長くなるにつれて就活成功する割合は徐々に下がっていき、3年以上の場合は5割を切る結果になりました。ニート・フリーター歴が長ければ長いほど就活が難しくなることがわかります。

参考:「厚生労働省:正社員?フリーター?何が違うの?〜将来の進路について悩んでいる方へ〜

年齢が高いほど就職は厳しくなる

ニート・フリーターの年齢が高いほど就職は厳しいです。フリーターから正社員への移行割合を年齢別にみてみると、以下の通りです。

  • 15〜19歳→16.4%
  • 20〜24歳→21.9%
  • 25〜29歳→18.3%
  • 30〜34歳→13.0%
  • 35〜39歳→10.9%
  • 40〜44歳→10.2%

このように30歳を境目に大きく減少していることがわかります。ニート・フリーターから就職をしたい場合は、20代のうちに就活を行うと有利です。

フリーター歴や年齢が就活に関係する理由

フリーター歴が長く、年齢が高いほど就職に不利になってしまうのは、フリーター歴が長いほど時間を浪費しているように見えてしまうからです。企業がフリーター経験を評価しない理由としては、以下の理由があります。

  • 根気がなく、いつ止めるかわからない
  • 年相応の技能や知識がない
  • 職業に対する意識などの教育が必要

フリーターやニートは一般的に、正社員として働く知識や技術・心構えが足りないと考えられる場合が多いです。

フリーター歴が長くても、就職成功できるケース

一般的にフリーター歴が長い人は就職に不利ですが、一方でフリーター経験を評価してもらえる企業もあります。フリーター経験を評価される場合は以下のようなケースです。

  • 募集する職種と関連がある
  • 1つの企業に、継続して勤務した期間が一定期間ある
  • フリーター経験から何を得られたか具体的に説明できる

これらに当てはまるフリーターの人は、これまでの経験や実績を評価してもらえる場合もあります。

【共通】CTAボタン