大学がつまらないのはなぜ?やめたい時にやらない方がいいことも紹介

大学がつまらないのはなぜ?やめたい時にやらない方がいいことも紹介

大学がつまらないと感じても、すぐに中退を決めるのは避けたほうが良いでしょう。なぜなら、つまらなさの原因は人それぞれで、原因さえ見極めれば在学中に改善できる場合も多いからです。

たとえば授業への不満なのか、目標の欠如なのか、人間関係の悩みなのかによって、有効な対処法は大きく変わってきます。

そこで本記事では、大学がつまらないと感じる原因を一つずつ整理し、それぞれの改善策から中退を判断する基準まで詳しく解説します。

「このままでいいのかな」と迷っている方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

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記事のPoint
  • 大学がつまらないと感じる理由には、「授業内容に興味がもてない」「将来の目標がない」「気の合う友達がいない・少ない」などがある
  • 大学がつまらないからという理由で衝動的に休学や中退を決めてしまうと、後悔する可能性がある
  • もし中退を考えるな、中退後ではなく中退前に就職活動に向けた準備を進めておくほうがよい

大学がつまらないのはなぜ?

大学がつまらないと感じたら、以下のチェックリストで度合いを確認してみましょう。

いくつ当てはまるか数えながら、読み進めてみてください。

【大学生活・負担度チェックリスト】

  • 大学へ行くのが面倒だと感じる日が増えた
  • 授業の内容がまったく頭に入ってこない
  • 大学に通う意義を感じられず「休学」や「中退」という言葉が頭をよぎる
  • 友人と大学の話をしても、楽しさを感じられない
  • 「何のために通っているのか」がわからなくなった

3個以上当てはまる場合、大学へ通うことに対する負担が大きくなっている可能性が高いといえるでしょう。1〜2個程度なら、一時的に大学へ通うのが大変だと思っている可能性があります。

ただし、このチェックリストはあくまで目安であり、正式な診断ではない点にご注意ください。

大学がつまらないと感じる背景には、授業内容や人間関係、心身の疲れなど、さまざまな原因が潜んでいます。次からは、代表的な原因を一つずつ見ていきましょう。

原因1. 授業内容に興味が持てない

大学がつまらないと感じる大きな理由の一つが、授業内容に興味を持てないことです。

大学の授業が専門的すぎて内容についていけなかったり、興味を持てない分野が多かったりすると、学ぶ意欲が低下しやすくなります。

さらに、入学前に想像していた内容と実際の授業が異なる場合、期待とのギャップから失望感を抱くこともあります。特に大学1年・2年までは必修科目が多く、希望していない分野の授業や座学中心のカリキュラムに退屈さを感じることもあります。

その結果、授業を積極的に受ける姿勢が薄れ、単位を取得するためだけに出席する状態になってしまうことがあります。

大学の授業に興味が持てなくてつまらない時の対処法

自分が所属する学部や学科の授業がつまらないと感じる場合、興味のある学部や学科の授業を受けてみる方法があります。もちろん受講できないものもありますが、大人数の講義などの場合、別の学部生や学科生でも参加できることがあります。

自分の興味や関心がある授業を受けてみることで刺激になり、また、知識も蓄えることができます。大学に転部・転科制度などがある場合、チャレンジしてみてもよいかもしれません。

原因2. 将来の目標ややりたいことがない

大学に通う目的や卒業後の進路が明確でない場合、日々の学びが意味を持たず、惰性で通学してしまうことがあります。特に入学時に「とりあえず大学へ」という選択をした人は、学問や活動に積極的になれず、成績や出席も必要最低限になりがちです。

また、就職や進学など将来の選択肢を具体的に考えていないと、授業や課題が自分の成長やキャリアにどうつながるのかが分からず、意欲を失いやすくなります。

一方で、目標を持っている学生は、その達成のために授業や研究、課外活動を活用できます。目的意識があるかないかで、大学生活の充実度は大きく変わるため、自分の興味や将来像を早めに言語化することが重要です。

将来の目標がなくて大学がつまらない時の対処法

将来の目標が見えない場合、大学のキャリアセンターに相談してみましょう。

なぜなら、キャリアセンターでは、学んでいる内容が将来どう役立つのか具体的に教えてもらえるからです。自分の学びと仕事とのつながりを知ったり、自分に合いそうな進路についてアドバイスをもらったりすることもできます。

自分の興味や目指したい方向が少しずつ明確になれば、次のような行動につながりやすくなるでしょう。

  • 自己分析を始めてみようと思える
  • 理想の仕事に向けて勉強しようと思える
  • 今やるべきことが少しずつ見えてくる

また、キャリアセンターは就職活動に関する相談だけでなく、大学生活の過ごし方についても相談に乗ってくれます。

「何のために通っているかわからない」と感じたときこそ、気軽に足を運んでみてください。

原因3. 気の合う友達がいない・少ない

学生活では、高校までのように固定されたクラスがないため、自分から人間関係を築く必要があります。

しかし、人見知りだったり友達づくりのタイミングを逃したりした場合、授業や休み時間を一人で過ごすことが増え、孤独感や疎外感が強まり、大学がつまらないと感じることに繋がります。

人間関係は学生生活の充実度に直結しやすいため、少人数のゼミや共通の趣味を持つコミュニティなど、自分が居心地よく過ごせる環境を見つけることが大切です。

大学で気の合う友達がいない・少ない時の対処法

気の合う友達が少ないと感じたら、まずは自分が「一人でいたいタイプ」「積極的に交流したいタイプ」どちらのタイプか考えてみましょう。

積極的に交流したい方は、サークルに入って同学年との接点を増やすのがおすすめです。

一方、無理に人と関わらなくてもよいと感じる方は、一人で熱中できることを探してみてください。友達がいない寂しさはあっても、大学生活の充実度は人間関係だけで決まるわけではありません。

一人でも没頭できることは、意外と大学内にも隠れています。

  • 図書館で気になる本を見つけて読んでみる
  • 空きコマに資格試験の勉強を進めてみる
  • キャンパス内の展示や掲示物をじっくり眺めてみる

まずは明日、図書館に立ち寄ってみるところから始めてみましょう。

原因4. サークルがつまらない

大学生活の楽しみのひとつにサークルがありますが、サークルに所属していても「思っていたよりも楽しくない」と感じることがあります。サークルにもさまざまあり、熱心に活動するサークルもあれば、飲み会やイベントなど遊びが中心のサークルも存在します。

サークルの雰囲気やメンバーに馴染めない、サークル活動が思っていたよりも少ない多いなど、入る前とのギャップを感じてしまうと、つまらないと感じることがありそうです。

大学には多種多様なサークルがあり、雰囲気や参加している人の性格も異なります。ときには、自分とは相性が合わないこともあるでしょう。

合わないと思ったら辞めても問題ありません。別のサークルに入るのもいいです。無理に今のサークルにこだわる必要はないでしょう。

大学のサークルがつまらない時の対処法

サークルがつまらないと感じたら、今の場所以外に居場所を探してみましょう。

なぜなら、大学にはサークル以外にも、ゼミや研究室、ボランティアなどさまざまなコミュニティが存在するからです。

今の環境が合わないからといって、他がつまらないとは限りません。

新しい居場所は、次のような場所から探してみてください。

  • 大学のポータルサイトに掲載された募集情報
  • 食堂や図書館に貼られている学内掲示板
  • 学生課やキャリアセンターの窓口

これらの場所には、大学公認のイベントや活動の案内が載っていることも多いといえます。

なお、新しい居場所を探す際、今のサークルをすぐに辞める必要はありません。所属したまま合う場所を探せば、交流できる機会を残せるので、誰かと話したい時にも気軽に利用できるでしょう。

原因5. 心身が疲れている

大学がつまらないと感じる背景には、心身の疲れが隠れている場合があります。つまらないから疲れるのではなく、疲れているからつまらなく感じるケースも少なくありません。

大学生が疲れやすい理由として、以下が挙げられます。

  • レポートや試験勉強に追われる時期がある
  • 授業以外にアルバイトやサークル活動もこなす必要がある
  • 一人暮らしなど新しい環境への適応で気が張っている

「大学が合っていないのでは」と感じたときも、まずは心身を休めることで楽しさが芽生える場合があります。

心身が疲れていて大学がつまらないと感じる時の対処法

心身の疲れを感じているなら、まずは1週間、生活リズムを整えてみましょう。

なぜなら、疲労が溜まったままでは、本来楽しいはずのことも楽しめなくなってしまうからです。体調を整えることで、大学生活でやりたいことが見えてくる可能性もあります。

生活リズムを整える方法としては、以下が挙げられます。

  • 日付が変わる前に寝る
  • 朝は8時より前に起きる
  • 決まった時間に朝・昼・晩ご飯を食べる習慣をつける
  • 就寝前のスマホ操作を控える

まずはいつもより早く寝ることから、今夜さっそく試してみましょう。

原因6. 毎日同じことを繰り返している

大学がつまらないと感じる背景には、毎日同じことの繰り返しが影響している場合があります。なぜなら、履修内容が決まると時間割がほぼ固定され、授業を受けて帰るだけの生活になりやすいからです。

特に、授業以外の活動をしていない場合、こうした単調さを強く感じやすいといえます。

この状態が続くと、大学へ行くこと自体が義務のように感じられてしまうかもしれません。

その結果、「大学生活で思い出がないまま卒業してしまった」と、後から後悔する可能性もあります。

毎日同じことを繰り返していると感じる時の対処法

毎日同じことの繰り返しに感じるなら、週に1度だけ違うことを取り入れてみましょう。

なぜなら、小さな変化を加えるだけで気分がリフレッシュされ、楽しみが増えやすくなるからです。

大学生活のマンネリは、大きな決断より、日々のちょっとした工夫で変えられる場合が多いといえます。

大学がつまらない時にやらない方がいい3つのこと

大学がつまらない時にやらない方がいいことは、衝動的に休学や中退を決めてしまうことです。


一時的な気持ちでの決断や思い込みによる行動は、あとから後悔する可能性が高いからです。

つまらないと常に考え続けているとマイナスな感情になり、周りと比べて自分だけうまくいっていないと思い詰めてしまうこともあります。

また、つまらないからと授業をサボると、進級や卒業に必要な単位が足りなくなってしまう場合もあるでしょう。

ここでは、やらない方がいい3つのことを紹介するので、後悔しない選択をするために一度立ち止まって考えてみてください。

1. 「大学はつまらない」と常に考え続ける

「大学はつまらない」と常に考え続けるのは、気分をさらに落ち込ませてしまうのでやらない方がいいでしょう。

同じ思考を何度も繰り返すと、視野が狭くなり「環境が悪い」「自分がダメなんだ」と極端に決めつけてしまいやすくなってしまいます。

周りや自分を責めてばかりいるとメンタルも落ち込んでしまうでしょう。

そんなときは、親や友人に相談したり、大学以外で楽しいことを探したりするのがおすすめです。

考え続けても答えが出ないときは、心が少しでも軽くなる行動をとってみてください。

2. 授業をサボる

大学がつまらないからと感じて授業をサボると、あとで取り返すのが大変になってしまいます。

出席日数が足りなかったり、課題を出さなかったりすれば単位を落とす可能性があり、最悪の場合留年してしまうこともあるでしょう。

留年などの可能性が出てくると「つまらないのに学校へ行かなければいけない」と追い詰められてしまいます。

気が進まなくても授業には参加して単位を落とさないようにしましょう。

最低限のことはやると決めて、まずは授業に出席する習慣をつけてみてください。

3. 衝動的に休学や中退を決めてしまう

大学がつまらない時に、衝動的に休学や中退を決めてしまうのはやめた方がいいでしょう。その場の感情で判断してしまうと後悔する可能性が高いからです。

将来的に社会人としてのキャリア形成に影響することもあります。以下に、休学・中退のデメリットをそれぞれまとめたので参考にしてみてください。

主なデメリット
休学・他の人と同じタイミングで卒業できない
・就職活動で休学の理由を聞かれる
中退・大卒資格が必要な求人に応募できない
・就職活動で中退の理由を聞かれる

また、文部科学省「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」によると、大学生の中退率と休学率は以下のとおりです。

  • 中退率:2.04%
  • 休学率:2.69% 

上記から、中退や休学を選ぶ人は少ないとわかります。
一時の感情に流されず、立ち止まって状況を整理してみましょう。

大学生活を楽しむためには何をするといい?

大学がつまらない場合、大学生活を楽しくするための方法としては、以下があります。

1. 趣味を深める

大学生活を楽しむためには、趣味を深めるのもひとつの手段です。授業や人間関係につまらなさを感じていても、没頭できる趣味があれば心の安定につながる可能性があります。

とことん趣味を楽しむことで将来やりたいことや、向き・不向きがわかったりする場合もあるでしょう。

たとえば、以下のような趣味を深めると将来の仕事につながりやすいです。

  • 読書
  • プログラミング
  • 英会話
  • 登山
  • 筋トレ

また、趣味をきっかけに人間関係が広がることもあります。好きなものが同じなので、趣味でつながる人間関係は心地良い関係になれる可能性が高いです。

まずは上記の中で興味のあるものから試してみてください。

2. 資格勉強に取り組む

今学んでいる分野や興味のある内容の資格勉強に取り組むことは、大学生活が楽しくなる方法のひとつです。

大学生活は時間がたっぷりあるので、思う存分勉強できます。以下のような資格を取っておけば、就職活動でアピールする際の材料になるでしょう。

  • ITパスポート
  • 日商簿記
  • FP
  • 宅建

何の資格を取ったらいいかわからない時は通信講座のサイトを見たり、本屋で資格関連の本が並んでいるコーナーに行ってみたりするのがおすすめです。

3. アルバイトをする

大学生活がつまらないと感じているなら、アルバイトをするのもひとつの手段です。大学と家の往復ばかりの生活から抜け出せて、大学以外の新たな交友関係ができるからです。

他にも、アルバイトには以下のようなメリットがあります。

  • 貯金が増えて留学や旅行などやりたいことの資金ができる
  • 社会経験ができる
  • 自分で稼ぐ経験ができて金銭感覚が養われる
  • 働いた経験が就職活動でアピールできる

アルバイト先ではさまざまな世代の人が働いています。大学以外の世界を知るきっかけになるので、興味のある仕事から気軽にチャレンジしてみましょう。

4. インターンシップに参加する

インターンシップに参加するのも、大学生活を楽しめるようになる方法のひとつです。

マイナビキャリアリサーチ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」によると、2026年卒の大学生のうち85.6%がインターンシップに参加したと回答しています。

インターンシップに参加するメリットは、以下のようなものがあります。

  • 実際の仕事を体験できる
  • ビジネススキルを身につけられる
  • 就職活動時の自己PRになる

また、大学1回生からでも参加できるインターンシップもあるので、大学のキャリアセンターで相談してみるといいでしょう。信頼できる企業を紹介してもらえます。

興味がある業界や会社から、まずは1つチャレンジしてみてください。

5. 旅行する

大学生活を楽しむために、旅行するのもひとつの手段です。旅行は、大学生活に非日常の刺激を与えてくれるリフレッシュ方法だからです。

大学生は時間に余裕があるからこそ、ゆっくり旅行できます。社会人になると長期の休みを取るのは簡単ではないので、今しかできない貴重な体験といえるでしょう。

旅行は友達と行くのも楽しいですが、一人旅もおすすめです。知らない土地で、自由な時間を過ごすと、今まで知らなかった新しい自分を見つけられるかもしれません。

気になる場所があれば、この機会に訪れてみてください。

6. 留学する

留学するのも、大学生活を楽しめるようになる貴重な経験です。国内では得られない刺激や成長の機会があり、大学がつまらないと感じている方は、一度真剣に検討してみる価値があるでしょう。

留学するメリットは以下のようなものがあります。

  • 日本人にはない文化・価値観に触れられる
  • 語学力を短期間で高めやすい
  • 留学経験が就職活動でのアピール材料になる

ただし、留学にはお金がかかるほか、長期留学になると休学が必要な場合もあります。

そのため、事前に費用やスケジュールをしっかり確認し、親とも相談しておく必要があるでしょう。

7. 一人暮らしをしてみる

一人暮らしをしてみると、環境が変わって大学生活に楽しさを感じられる可能性があります。

たとえば、友人を呼んで朝まで語り合ったり、好きな食材で自由に料理を楽しんだりするなど、今までできなかったこともやりやすいです。

もちろん掃除・洗濯・自炊といった家事を自分でこなす必要がある点は大変です。

しかし、大学生で時間があるうちに生活力を身につけておけば、社会人になっても自立した生活を送れます。社会人になる準備期間ととらえて一人暮らしをしてみるのもおすすめです。

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大学がつまらない時に中退を考える基準

大学中退を考え始めたら、決断する前にチェックリストを使って自分の考えを整理してみましょう。なぜなら、中退はその後の人生に大きく影響するため、勢いで決めると後悔につながりやすいからです。

以下のうち、いくつ当てはまるか数えてみてください。

  • つまらないと感じる以外にも、大学中退を考える理由がある
  • 休学や転学など、中退以外の選択肢も十分に調べた
  • 中退後にやりたいことを、具体的に説明できる
  • 授業料と今の大学生活を比較して、続ける価値があるか検討した

すべてに当てはまる場合、中退後のことまで具体的に考えられているといえるでしょう。2〜3個なら、もう少し検討しておきたい点が残っていると言えます。

ただし、このチェックリストはあくまで目安であり、最終判断は自分自身で行う必要があります。

次から、それぞれの基準を一つずつ詳しく見ていきましょう。

基準1. つまらない以外の中退理由はあるか

大学を辞めたい理由が「つまらない」だけの場合、いったん立ち止まって考えることをおすすめします。

なぜなら、「つまらない」という感覚は一時的な感情に過ぎない可能性があるからです。

感情だけで中退を決めてしまうと、「あのとき我慢すれば良かった」と後悔するケースも見られます。

そこで、辞めたい理由を以下の手順で一度整理してみましょう。

  1. 辞めたい理由をすべてメモに書き出す
  2. 一つひとつの理由について「本当に辞める必要があるか」「履修変更や休学で解決できないか」を考える

整理した結果、他の分野を学び直すなど、辞めるのが妥当だと判断できる場合もあるでしょう。

そのようなときは、一人で決めず、家族などに相談しながら考えることをおすすめします。

基準2. 大学に残る選択肢を十分に考えたか

大学中退を検討する際は、大学に残る選択肢を十分に考えたか振り返ってみましょう。

なぜなら、つまらないと感じると「辞めるか続けるか」の二択で考えがちだからです。

あらゆる選択肢を検討しないまま中退すると、「あの方法なら続けられたかもしれない」と後悔しやすくなります。

つまらないと感じやすい理由ごとに、中退以外の選択肢をまとめました。

つまらない理由中退以外の選択肢
人間関係がうまくいかない履修変更で会う機会を減らす
気持ちの整理がつかない休学して考える時間を作る
授業内容が合わない転部や転学を検討する

どのような選択肢があるかわからない場合は、大学の学生課に相談するのも一つの方法です。

基準3. 中退後に何をするか説明できるか

大学中退を考えるなら、辞めた後に何をするか具体的に説明できるか確認してみましょう。

なぜなら、次の進路が曖昧なままだと、思っていたことと違う行動を取ってしまう場合があるからです。

実際、中退直後に「したい」と思っていたことと、実際に「した」ことには差が見られます。

中退直後にしたかったこと直前に思った割合実際にした割合
正社員として就職46.6%32.1%
アルバイトを探す21.4%31.8%
在学中のアルバイトを継続11.1%27.3%

参照:労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」

進路を明確にしないまま中退すると、ダラダラと過ごしてしまいかねません。

さらに、中退後に何をするか決めていないと、就職活動で中退理由を聞かれるたびに、答えづらさを感じやすくなります。

ただし、つまらない気持ちだけで次の進路を考えるよりも、本当に辞める必要があるかを先に考えることが大切です。

基準4. 授業料と大学の満足度が見合うのか考える

文部科学省の「国公立大学の授業料等の推移」によれば、令和3年時点での大学の入学金と1年あたりの授業料の平均額は、以下の通りです。

  • 国立大学…入学金28万2,000円/授業料53万5,800円
  • 公立大学…入学金39万1,305円/授業料53万6,363円
  • 私立大学…入学金24万5,951円/授業料93万943円

引用:文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」

大学によって金額に差はあるものの、約50〜80万円もの授業料を4年間毎年支払うことになります。そのため、大学の授業がつまらないと感じている人のなかには「金額に見合っていない」と感じることもあるかもしれません。

親に大学費用を出してもらっているのではなく、奨学金を借りているのであればなおさらです。

中央労福協が2016年に発表した「奨学金に関するアンケート調査結果」によれば、奨学金の借入総額の平均は312.9万円で、毎月の返済額の平均は約1万7000円という結果です。奨学金の借入総額が500万円以上である人も全体の1割で、この場合は、月3万円以上の返済をしている人が4割となっています。

引用:中央労福協「奨学金に関するアンケート調査結果」

たとえば私立大学の4年間の学費を500万円と仮定し、その全額を奨学金で賄って進学した場合、社会人になってから月3万円の返済をしたとしても、全ての返済を終えるまでには合計13年以上もかかる計算となります。

また、就職をしても何らかの事情で働けなくなったり、収入が減ったり、予想外の支出などが必要になる可能性もあります。その場合はさらに生活が苦しくなってしまい、奨学金返済の負担がより重くのしかかってしまうことになるかもしれません。

大学がどうしてもつまらないと感じていて意欲ややる気もなく「つまらない大学に通うために、社会人になっても奨学金返済を続けるのは嫌だ」という場合には、中退という選択肢を検討してみるのもひとつの方法かもしれません。

ただし中退は、大学がつまらないという悩みを解決する最後の手段といえます。大学中退にはリスクも多いため、深く考えずに決断するのはやめましょう。

就職したい大学生が中退前にやっておきたい準備

大学がつまらないと感じて中退を考えるなら、就職活動に向けた準備を進めておきましょう。

なぜなら、中退後に慌てて動き出すと、就職活動で不利になりやすいからです。

就職したい大学生が中退前にやっておきたい準備は以下のとおりです。

中退前にやっておきたい準備準備をする意図
就職したい業界・職種を決める中退前に希望する分野を固めておくため
中退理由を説明できるようにする面接で聞かれても答えられるよう整理しておくため

それぞれの準備について、詳しく見ていきましょう。

準備1. 中退前に就職したい業界・職種を決める

中退を考えているなら、就職したい業界・職種は前もって決めておきましょう。

なぜなら、中退後に一から調べ始めると、就職活動を始められるまでに時間がかかりやすいからです。

業界・職種を決める際は、以下の点を考えておくとスムーズに進められます。

  • 大学で学んだ内容を仕事に活かしたいか
  • どのような働き方が自分に合っていると思うか
  • 給与や勤務地など、譲れない条件はあるか
  • 将来的にどんなキャリアを築きたいか

大学で学んだ内容を活かしたい場合は、専攻分野に関連する企業の求人を中心に探すとよいでしょう。

一方、大学で学んだ内容を活かしたくない場合は、未経験者歓迎の業界や職種を狙うのも一つの方法です。たとえば営業職や販売職などは、学歴不問で募集していることが多い傾向にあります。

このように方向性さえ決めておけば、中退後の就職活動を迷わず進めやすくなるでしょう。

準備2. 中退理由を説明できるようにする

中退前には、中退理由をきちんと説明できるようにしておきましょう。

なぜなら、中退理由は就職活動の面接で、ほぼ必ず聞かれる質問だからです。

このとき「大学がつまらなかった」とだけ答えると、企業側に「仕事もつまらなくなったら辞めるのでは」という懸念を抱かれやすくなります。

マイナスな印象を避けるためには、まず自分が何に対してつまらないと感じているのかを明確にすることが大切です。

そのうえで、以下の流れに沿って伝えると、納得感のある回答になりやすいでしょう。

  1. つまらないと感じた具体的な理由
  2. 改善のために取り組んだこと
  3. 中退を決めた理由と、その先の目標

【回答例】入学当初は専攻分野の授業に興味を持てず、履修変更やサークル参加など改善策を試みましたが、最終的に学びたい内容と現状にずれがあると判断しました。将来は別分野で専門性を高めたいと考え、中退後に学び直すことを決意しました。

よくある質問6選

ここからは大学がつまらないときのよくある質問について紹介していきます。
楽しい大学生活を送るために、疑問を解消しておきましょう。

1. 大学がつまらなくて中退するのはあり?

大学がつまらないという理由で中退しようか迷っている方は、一度ジェイックの「就職相談」へお申込みください。経済的または家庭の事情などがない限り、大学を中退するかどうかは慎重に考えるべきです。ジェイックのアドバイザーが、あなたが本当に大学中退すべきかどうかを親身になって考えます。

2. 大学がつまらないのはなぜ?

大学がつまらない理由として考えられる主なものには、授業やサークルがつまらない、同級生のレベルが低い、友だちや恋人がいない、といったことがあります。「大学がつまらないと思う理由」で、詳細をご紹介しています。

3. 大学を楽しくする方法は?

「どうしたら大学生活が楽しくなるのか?」で触れていますが、勇気を出して自分から交友関係を広げたり、ほかの大学とのつながりを持ってみたりして自分の世界を広げるのはよい方法です。新型コロナウイルスにより学校生活に影響が出ている人も多いかもしれませんが、楽しむための工夫はしましょう。

4. 大学が楽しくないと思っている人の割合は?

大学が楽しくないと思っている人の割合は、6.3%だと考えられます。これは全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査」において、「大学が好き」と答えた学生の割合が93.7%だったことから、残りの6.3%の学生は楽しくないと感じている可能性が高いからです。
また、同調査では「学生生活が充実している」と回答した割合も公開されており、学年別に見ると以下のようになります。
どの学年でも9割以上が学生生活に対して「充実している」と感じており、楽しいと思っている人が多いとわかります。

学年学生生活が充実している割合
1年生93.5%
2年生92.5%
3年生92.7%
4年生93.0%
5. 大学でぼっちの人は何割くらいですか?

大学でぼっちだと感じている人の割合は11.2%です。これは話をしたり一緒に遊んだりする友達がいない人の割合を示しています。
また以下の表のとおり、大学内で友達がいない人の割合は2012年から2021年にかけて増えていることがわかります。

年話をしたり一緒に遊んだりする友達がいない
2012年5.9%
2016年7.2%
2021年11.2%

参考:ベネッセ教育総合研究所「学内の友人関係」

6. 理系の大学生活はつまらない?

理系の大学生活は、化学・物理などの分野に興味が持てないとつまらないと感じる場合があります。
講義や実験などが入り、授業も詰め込まないといけないため、興味がない方はつらく感じてしまうかもしれません。
一方で、理系分野に興味がある方にとっては充実した時間を過ごせます。専門知識を深める内容が多く、実験やレポートも楽しんで取り組めるでしょう。
理系科目が好きであればやりがいを感じられますが、そうでない場合は自分の興味と進路が一致しているかを見直してみてください。

7. 大学中退者はどういう理由で辞めている?

大学を中退する理由として最も多いのは「進路変更」です。文部科学省「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」によると、大学中退の主な理由とその割合は以下のとおりです。

転学や就職が多い理由は「思っていた学習内容と違う」「やりたい方向に近づいていない気がした」といったギャップを感じたからと考えられます。
大学生活は4年間と長いため、他に明確にやりたいことがあるなら、中退して進路を変えるのもひとつの選択肢です。
ただし、別の学校へ行く場合は高額な費用がかかるため親と相談する必要があります。また、中退した経歴は企業から懸念される場合もあるので、慎重に判断しましょう。

中退理由割合(%)
転学・進路変更等22.0%
学生生活不適応・修学意欲低下16.5%
就職・起業等14.4%
経済的困窮13.6%

まとめ

大学がつまらないと感じている場合、そこから抜け出すのも、つまらないまま大学生活を過ごすのも、自分次第といえます。

大学は高校までとは異なり、担任の先生やクラスメイトなどが気にかけてくれるというわけでもないため、自分から行動を起こしていくことが何より大切です。

「大学がつまらないから中退して就職しようかな」「中退したいけれど就職ができるか心配」という方は、ジェイックの就職アドバイザーまでお気軽にご相談ください。

大学を辞めたいと考えている方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

2022/12/12~2025/5/31に当社「就職カレッジ」等の就職相談を受けアンケートに回答した方のうち、相談に満足された方の割合

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ABOUT US
小久保 友寛キャリアコンサルタント
元株式会社ジェイック シニアマネージャー/「就職カレッジ®中退者コース」事業責任者。国家資格キャリアコンサルタント。これまで約1400名以上*の大学中退者やフリーターのキャリアカウンセリングや就職支援講座を行う。(*2014年8月~2020年7月)現在は、学生団体の活動支援や、企業・経営者への組織づくり支援、終活支援など、世代や立場を問わず「やりがい」や「いきがい」を育む取り組みを幅広く展開中。 「誰もが人生を楽しめる社会をつくる」──その想いは、「日本の中退を変える!」と掲げていた頃から今も変わりません。