
フリーターが中途採用で正社員に転職しようとする際、即戦力が求められる傾向や、正社員経験のある人材がライバルとなるなど、転職が難しいと言われる理由が存在します。
しかし、企業がフリーターを採用する際の懸念点を理解し、未経験歓迎の求人を積極的に探すなどの対策をとることで採用されるチャンスを拡大することが可能です。
この記事では、中途採用の担当者がフリーターに抱く印象や、採用されやすいフリーターの特徴を具体的に解説します。さらに、求人サイト、転職エージェントなどを活用した求人の探し方や、履歴書・職務経歴書の作成、面接対策のノウハウも紹介。フリーターから正社員を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
- 「中途採用されやすいフリーターの特徴4選」を具体的に解説
- 中途採用では即戦力を期待される。フリーターとしての職歴を活かせる仕事を選ぼう
- 職歴の無い仕事を目指すなら、未経験OKの求人がオススメ




この記事の目次
中途採用でフリーターから正社員転職は難しい?
中途採用でフリーターが正社員を目指す際に難しさを感じるのは、即戦力が重視される傾向にあるためです。実務経験や資格を持つ人が優先される傾向にあり、未経験者は選考で不利になる場合があります。
また、第二新卒など正社員経験者がライバルとなりやすい点や、中途採用では募集人数が少なく、倍率が高い点も課題の一つです。まずは、フリーターから正社員へ転職するのが難しいと言われる理由について4つの観点から解説していきます。
理由1. 即戦力が求められる傾向があるから
中途採用枠でフリーターから正社員に転職するのが難しい理由は、中途採用は新卒者枠で募集された人材よりも即戦力としての働きが求められることが多いからです。
求人票の応募条件には、「営業経験2年以上」「法人営業の経験がある方」と書かれていることがあります。
したがって、その仕事に精通した技能や資格を持っている人や、前職がその仕事に近いものであった人などが採用されやすいのです。
しかし、中途採用の求人の中に「未経験歓迎」と書かれたものがあり、業界や職種の経験がなくても応募することができます。求人サイトで「未経験歓迎」の条件で検索したり、転職エージェントに未経験で応募できる求人を紹介してもらいましょう。
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フリーターから中途採用で、経験よりも人柄や意欲を重視して採用している企業への転職に成功した実績が多数あります。
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理由2. 正社員経験者がライバルになるから
先ほど中途採用にも「未経験歓迎」の求人があると説明しましたが、未経験歓迎の求人で応募する場合、「第二新卒」などと呼ばれる正社員経験のある人材がライバルとなります。
フリーターも第二新卒も、ポテンシャル重視で採用することは同じですが、企業はビジネススキルや正社員経験を経て得た忍耐力のある人材を求める傾向があります。
そのため、正社員経験のないフリーターは、選考で不利になりやすいと言われています。
理由3. 募集人数が少ないから
新卒採用は、数十名~数百名と募集している企業が多いですが、中途採用は数名の募集であることが多いです。そのため、倍率が高くなり、書類選考の通過率も低くなります。
新卒採用の書類選考通過率は50%と言われているのに対し、中途採用の書類選考通過率は30%前後と言われています。さらに未経験だともっと書類選考通過率は下がります。
フリーターから正社員に転職するなら、少なくとも5社は応募し、履歴書や職務経歴書でのアピールが重要となります。
理由4. 採用期間が短いから
新卒採用では長期間をかけて選考が行われるのに対し、中途採用では必要な人材を短期間で採用することが求められることが多いです。このため、企業は迅速な選考プロセスを行う一方で、転職者にとっては企業が求めるタイミングに合わない場合、選考から外れるリスクが高まります。
また、採用期間が短いためにじっくりと準備する時間が取れず、面接で実力を十分に発揮できないケースも見られます。このような採用スピードの差異が、転職活動の難しさにつながっています。




中途採用でフリーターは歓迎されている【企業調査データ公開】
中途採用において、フリーターから正社員を目指すのは難しいと言われている一方、多くの企業でフリーターが採用対象になってなっているだけでなく、実際に半数のフリーターが正社員になれているといったデータがあります。
また、実務経験を不問とする未経験歓迎求人が常時数万件以上募集されていたり、多くの職種で求職者よりも求人数の方が多い状況を鑑みると、中途採用でフリーターは歓迎されていると言えるでしょう。
ここからは、中途採用においてフリーターでも正社員就職できる理由を、調査機関や省庁等のデータをもとに解説していきます。
理由1:約6割の企業でフリーターが採用対象
レバレジーズ株式会社の調査結果によれば、中途採用を行っている企業の約6割が「フリーターは採用対象者に入る」と回答しています。これは、少子高齢化による労働人口の減少を受け、フリーターでもポテンシャルが見られる人であれば正社員になれる裏付けと言えるでしょう。
特に中小企業や介護・物流・建築業界など、人手不足の波が大きな会社にとっては若手人材の確保が課題となっています。社会人経験が浅かったとしても、今後の成長意欲や長期的な就業意欲の見込みがあれば、前向きに評価してもらえる可能性が高いです。
フリーターであっても、面接対策をしっかりして就業意欲やコミュニケーション力をアピールできれば、企業から魅力的な人材と思ってもらえるでしょう。
理由2:約6割のフリーターが正社員になれている
労働政策研究・研修機構の「大都市の若者の就業行動と意識の変容」によると、正社員になろうとして実際になれた人の割合は、2021年時点で男性が72.0%、女性が62.3%でした。つまり、6割以上のフリーターが正社員になれていることが分かっています。
実際に企業がフリーターを正社員として採用する動きがデータからも見られ、特に20代後半から30代前半では職歴よりもポテンシャルが評価されるケースが多いです。未経験職種での正社員採用も珍しくありません。
特にフリーターで働く際に培った接客や事務スキルを具体的に自己PRのエピソードとして伝えることで、企業に即戦力として期待できる人材と印象をつけることも可能です。
理由3:企業がフリーターを採用する際は就業意欲を重視する
厚生労働省の調査によれば、企業がフリーターを採用する際に最も重視するのは「就業意欲やチャレンジ精神」です。
資格やスキルよりも、働く姿勢や将来への意欲を評価する傾向が高い実態から、実務経験のないフリーターでも就活対策に取り組めば十分に正社員になれると言えます。
具体的に企業が15〜34歳のフリーターに対して、正社員として採用する際に重視しているポイントは以下の通りです。
| 学歴・経歴 | 7.9% |
| 職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神 | 68.7% |
| 柔軟な発想 | 5.9% |
| マナー・社会常識 | 59.8% |
| 組織への適応性 | 33.4% |
| 業務に役立つ専門知識や技能(資格・免許や語学力) | 19.9% |
| 業務に役立つ職業経験・訓練経験 | 17.5% |
| コミュニケーション能力 | 52.5% |
| 従順さ・会社への忠誠 | 7.8% |
| 体力・ストレス耐性 | 11.0% |
| その他 | 1.2% |
出典:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査結果の概況」
他にも、コミュニュケーション能力やマナー、社会常識がフリーターに対して強く求められる要素となります。あらかじめ就職エージェントなどで模擬面接に取り組んでおくと、特別なスキルがなくても正社員デビューをしやすくなるでしょう。
理由4:半数の企業が正社員不足に悩んでいる
帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2025年7月)」によれば、正社員の人手不足を感じている企業の割合は、2025年7月時点で50.8%に登ります。およそ半数の企業で正社員が足りない状況にあることから、実務経験のないフリーターでも応募が歓迎されていると言えるでしょう。
正社員不足を背景として、企業側も採用基準を見直す傾向が強まっており、中小企業のみならず大企業においても一部の職種でフリーターの採用をするようなケースも見られます。
面接では、今後どのようにキャリアを積みたいのか具体的に話すことで、やる気と成長意欲のアピールに繋がり、正社員として採用してもらいやすくなるはずです。
理由5:多くの職種で求人余りが起きている
転職サービス「doda」の求人倍率レポートにおいては、全職種における転職求人倍率は2.43倍となっており、単純計算で求職者の数よりも求人数の方が2倍以上あることが分かっています。
職種別に求人倍率を見てみると、以下の通りです。
| 転職求人倍率 | |
| 全体 | 2.43倍 |
| 営業 | 2.79倍 |
| 企画・管理 | 3.17倍 |
| エンジニア(IT・通信) | 11.03倍 |
| エンジニア(機械・電気) | 5.35倍 |
| 専門職(メディカル) | 0.63倍 |
| 専門職(化学・食品) | 1.54倍 |
| 専門職(建設・不動産) | 5.29倍 |
| 専門職(コンサル・金融) | 5.86倍 |
| クリエイター | 1.11倍 |
| 販売・サービス | 0.7倍 |
| 事務・アシスタント | 0.44倍 |
| その他 | 0.05倍 |
出典:doda「転職求人倍率レポート(2025年9月)【最新版】」
特にITエンジニアについては10倍以上の求人倍率になっていることから、フリーターであってもアピール次第で就職しやすい職種と言えます。
他にも、営業や企画・管理といった求人数の多い職種においても求人余りが続いているため、フリーターからの就職難易度は比較的低いと言えるでしょう。
このように、求人余りの状況はフリーターにとって追い風であり、経験がないから無理と諦める必要はありません。
理由6:未経験歓迎求人が数万件以上募集されている
フリーターでも利用できる求人サイトでは、未経験歓迎の正社員求人が常時数千から数万件以上掲載されています。実際、2025年11月時点で約30万件の求人を保有しているdodaで、職種・業種未経験歓迎求人を調べると、4万7,736件もヒットしました。
特に教育体制が整った企業であれば、研修やOJTによって基礎知識から学べるため、フリーターからでも安心して働き始められるでしょう。
特に教育体制が整った企業であれば、研修やOJTによって基礎知識から学べるため、フリーターからでも安心して働き始められるでしょう。
特に30代前半までのフリーターであれば、未経験職種での正社員就職も歓迎されやすい傾向です。やりたい仕事に挑戦する姿勢を見せることや、応募先の事業内容を理解して自分が貢献できるポイントを言葉で伝えることで、採用されるチャンスは十分にあります。
フリーターが中途採用で転職する方法
フリーターが中途採用で転職するためには、求人サイト・転職エージェント・ハローワークの3つのサービスを活用するのが一般的です。
求人サイトでは未経験歓迎の求人に応募することで、フリーターからでも正社員になりやすい求人を効率的に見つけられます。転職エージェントであれば、自分にマッチしている求人を紹介してもらえるだけでなく、アドバイザーから転職支援を受けられるのも特徴です。
これらの方法をうまく組み合わせることで、フリーターからでも中途採用を成功させやすくなります。それぞれの方法のメリットとデメリットをしっかりと理解し、自分に合った手段で転職を実現させましょう。
方法1:「未経験歓迎」の正社員求人に応募する
スキルがなくても採用される可能性があるので、正社員を目指す20代フリーターは「未経験歓迎」と書かれた中途採用求人に応募しましょう。
少子化などの影響により、多くの業種で20代の若手社員が不足しています。特に販売職やサービス業、ドライバーは人手不足が深刻なため、フリーターを含め、20代未経験者の採用に積極的な会社が少なくありません。
未経験歓迎の求人に応募することで、20代フリーターでも正社員として働くチャンスが広がります。求人サイトを利用する際は、「未経験歓迎」「未経験OK」といった検索条件をぜひ選択して求人を探してみてください。
方法2:20代向けの就職エージェントを使う
就職エージェントとは、専任の担当者が就職活動を無料で支援してくれるサービスです。求人紹介や選考対策など、内定獲得に向けて様々な面でフォローしてくれます。
エージェントによって特徴は異なりますが、なかには20代を専門に支援するエージェントもあります。
こうしたエージェントは「未経験OK」の正社員求人を多く扱っていたり、フリーター経験をアピールする方法を教えてくれたりするため、正社員就職を目指す20代にとって特に心強い存在といえるでしょう。
プロのサポートを受けたい方は、20代特化型のエージェントもぜひ活用してみてください。で、ぜひ相談してみてください。




方法3:わかものハローワークを使う
わかものハローワークとは、主に正社員を目指す34歳以下を支援する公的機関です。
厚生労働省が運営しており、全国に21か所の専用施設があります。
在学者・フリーター問わず利用でき、若者の就職に詳しいキャリアアドバイザー(就職支援ナビゲーター)が担当制で支援してくれることが特徴です。
次のようなサポートを無料で受けられるので、就活が不安な20代フリーターの方はぜひ利用してみましょう。
- 職業相談
- 就職セミナー
- 職業訓練
- 応募書類の作成支援、面接対策など
- 全国の求人情報の検索・閲覧
- 企業説明会
- 面接会
中途採用担当がフリーターに抱く印象
中途採用の担当者は、フリーターに対して「粘り強さに欠ける」「正社員になれない理由があるのでは」といった印象を持つことがあります。さらに、社会経験が乏しいと判断されてしまうと「ビジネスマナーが身についていない」「成果を出しづらいのでは」と懸念される場合もあります。
もちろん、誰もがこれらの印象を持つわけではありません。しかし、採用現場では上記のような先入観を持たれる可能性があるということを認識しておく必要があるでしょう。
ここからは、中途採用担当者がフリーターに抱く印象を解説します。
すぐに辞めてしまうのでは?
アルバイトは責任範囲が限定的なため、「正社員としての責任やプレッシャーに耐えられるだろうか」といった懸念を抱かれることがあります。
短期間で複数のアルバイトを転々としている場合も、継続力の面で不安を持たれる可能性があるでしょう。
企業は中途採用にかけたコストを無駄にしたくないため、長く働いてくれる人材かどうかを慎重にチェックします。その点、フリーターは上記の理由から「すぐに辞めてしまうかもしれない」と思われてしまうケースが多いのです。
対策:入社後の目標を考える
「この人は長期的に会社で成長し、貢献してくれるだろう」という前向きな印象を持ってもらえるため、入社後の目標を明確にしておきましょう。
目標を持っているということは、入社後を見据えて働こうとしている証拠です。そのため、フリーターが抱かれがちな「すぐに辞めてしまうのでは?」といった懸念を払拭できる可能性があるのです。
入社後の目標は、「短期目標(入社後3ヶ月〜1年)」と「中長期目標(3年後・5年後)」の2つに分けて考えておくのがおすすめです。
▼例:建築会社の「施工管理」を目指す場合
| 短期目標 | まずは現場の安全ルールや危険箇所を徹底的に頭に入れ、安全管理の意識を常に持ち続ける。 先輩社員に指摘される前に危険を察知し、安全確保に向けて自主的に行動・改善できるようになる。 |
| 中長期目標 | 3年後には、小規模な改修工事で工期・品質・安全・予算を計画通りに管理し、利益を確保できる管理者になる。 5年後には「1級施工管理技士」の資格取得を目指すとともに、職人さんや発注者から「◯◯に任せれば安心だ」と信頼される存在を目指す。 |
就職意欲が低いのでは?
フリーター期間が長いと「本当はアルバイト生活が良いのでは?」と思われ、正社員就職に対する意欲を疑われることがあります。
アルバイトに比べると正社員の働き方は“窮屈な側面”があるため、企業としては「自由さを手放してでも正社員として働く覚悟があるか」を確かめたいと思っています。
厚生労働省の令和5年度の調査を見ても、若年正社員を採用する企業が最も重視していたのは「就業意識・勤労意欲・チャレンジ精神(72.7%)」でした(※)。
これは「学歴・経歴(22.4%)」を大きく上回っており、それだけ就職意欲が中途採用で重視されていることが分かります。
※出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況|(2)若年正社員の採用選考にあたり重視した点(複数回答) 表4」p.7
対策:正社員就職の理由を前向きに伝える
正社員就職への覚悟が伝わると、「就職意欲が低いのでは?」という印象を払拭できます。そのため、フリーターから正社員を目指す理由はできるだけ前向きに伝えることを意識しましょう。
フリーターの中途採用では、「なぜ正社員として働きたいのですか?」という質問がよくされます。このときのポイントは、「アルバイト経験からの学び」と「就職後の強い意志」をバランスよく伝えることです。
具体的には、次の2つのステップで整理してみてください。
- フリーター経験を通じて得た気づきや課題
- フリーターの働き方では達成できない目標
本気度や覚悟を示すためにも、正社員として働きたい理由は前向きな内容を伝えましょう。
アルバイトで様々な仕事を経験する中で、特に接客の現場で「自分の働きが会社の売上に直結する」という点にやりがいを強く感じました。
しかしアルバイトでは裁量や責任の範囲に限界があり、「もっと深く事業の成功に貢献したい」という思いが芽生えたことから、正社員として働くことを決意いたしました。
ビジネスマナーが身についていないのでは?
フリーターの中には社会人経験が乏しい人も多いため、「ビジネスマナーが身についていないのでは?」といった不安を持たれる可能性もあるでしょう。
厚生労働省の調査では、若年正社員を採用する企業が重視する項目として「マナー・社会常識」がトップ3に入っています。
実際、正社員として働くと、取引先への対応や、信頼を損なわないメールや文書の書き方など、あらゆる場面でビジネスマナーが求められます。
一方、アルバイトは定型業務が中心で、社外の人と関わる機会も少ないため、「社会人としてのマナーが十分に備わっていないのでは?」と思われやすいのです。
※出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況|(2)若年正社員の採用選考にあたり重視した点(複数回答) 表4」p.7
対策:「サポステ」の就職講座に参加する
ビジネスマナーに不安がある人は、「地域若者サポートステーション(通称:サポステ)」の就職講座に参加してみましょう。
サポステとは、働くことに悩みを抱えている若者の就職支援を行っている公的機関です。
「ビジネスマナー講座」を無料で受講できることが特徴で、身だしなみやお辞儀の仕方、電話対応や名刺交換などのマナーを学べるほか、職場でのコミュニケーションの取り方も学べます。
中途採用の面接でもビジネスマナーは見られているため、社会人としての基本をしっかり押さえておきたい方は「ビジネスマナー講座」を受講しておきましょう。




フリーターが中途採用を成功させる秘訣
フリーターが中途採用を成功させるためには、教育や育成体制が整っているか確認することがポイントです。
合わせて、勤務時間や給与を始めとした条件面よりも、心から働きたいと思える職場かどうかを大切に考えると良いでしょう。それだけでなく、転職サービスを複数利用することで網羅的に求人を探せるようになり、短期間での正社員就職が実現しやすくなることを覚えておいてください。
ここからは、フリーター中途採用を成功させる秘訣を3つの観点から解説します。
教育体制が整っている求人に応募する
フリーターから転職した後に長く働ける職場を見つけるためにも、教育体制の充実した企業を選びましょう。未経験から育成する前提の会社であれば、入社後に基礎を学びながらスキルを身に付けられます。教育体制が整っているかどうかは、研修制度の有無やOJTの内容を確認しておくことがポイントです。
また、面接においては就職したいという意欲だけでなく、学ぶ姿勢があることを強調する意識を持ちましょう。「知らないことを素直に吸収したい」「先輩から業務を学び、すぐに活躍していきたい」といった前向きな姿勢が、採用担当者に好印象を与えることに繋がります。
条件面よりも働きたいと思えるかどうかを大事にする
転職を考える際、給与や休日などの条件だけに捉われてしまうと、就職した後に仕事内容にミスマッチを感じるリスクが高まります。仕事を選ぶ際は、「自分が興味を持てる仕事か」「就職後に長く続けられそうか」という観点を大切にすることがポイントです。
フリーターから正社員になる過程においては、最初から理想的な条件を求めすぎるよりも、成長の機会を優先することがおすすめです。
最初の会社で実務経験やスキルを積み上げ、数年後の転職でキャリアアップを目指すと言ったキャリアプランを検討すると、柔軟に就職先が選べるようになります。
転職支援サービスを複数利用する
フリーターから正社員を目指す場合は、転職支援サービスを複数利用することが効果的です。就職エージェントやハローワーク、求人サイトにはそれぞれメリットとデメリットがありますので、併用することによって効率的に転職活動が進められるようになります。
中途採用を希望するフリーターには、サポート力のある就職エージェントがおすすめですが、サービスごとに得意領域や担当アドバイザーの方針が異なります。転職活動を始めたてであれば複数の就職エージェントを併用し、自分らしく就職活動が進められるサービスを見定めていくような進め方がおすすめです。
フリーターから中途採用で転職しやすい仕事5選
フリーターが未経験から就職しやすい仕事としては、コミュニケーションやルーティンワークが中心の仕事が挙げられます。
厚生労働省が掲げている「未経験でも比較的入りやすい職業」の中でも、特にフリーターにおすすめできる仕事は以下の5つです。
- 建設・土木作業員
- 販売職
- 飲食店の店員
- 一般事務
- ドライバー
正社員で働くことに自信が持てない方や、仕事をきちんとこなせるかが心配な方は、ぜひ未経験から始められる仕事からチャレンジしてみてましょう。
気になる職種を見つけたら、まず求人票をチェックすることから始めてみてください。
建設・土木作業員[フリーターから中途採用で転職しやすい仕事 1/5]
建設・土木作業員は、体力と協調性があれば未経験からでも始めやすい仕事です。
資格がなくてもスタートでき、働きながら玉掛け・フォークリフトなどの資格を取得すればキャリアアップも可能です。
屋外での作業が多く、体を動かすことが好きな人に向いています。
| 平均年収 | 415.1万円 |
| 必要なスキル | ・基礎的な体力と持久力 ・安全意識と現場ルールの遵守力 ・チームで協力して作業するコミュニケーション能力 |
| 向いてる人 | ・体を動かす仕事が好きな人 ・コツコツと作業を続けられる人 ・現場で仲間と協力するのが得意な人 ・細かいルールや安全基準を守れる人 |
| 仕事に就くためには? | ・未経験可の求人に応募し現場経験を積む ・玉掛け・フォークリフトなどの資格取得を目指す ・建設会社や派遣会社を通じて現場配属を受ける |
平均年収出典:厚生労働省「建設・土木作業員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
販売職 [フリーターが中途採用で就職しやすい仕事 2/5]
販売職は、洋服や化粧品、スポーツ用品や携帯電話などさまざまな商品を店舗でお客様に提案・販売し、購入をサポートする仕事です。接客やレジ対応、商品管理やディスプレイなど幅広い業務に対応します。
販売職は未経験のフリーターからでも始めやすい特徴があります。お客様対応を通じて、敬語やビジネスマナーを身につけられるだけでなく、コミュニケーション力も磨かれるため、将来のキャリア形成にも効果的です。
人と接することが好きで、担当する商品に興味を持てる人は販売職に向いていると言えます。
| 平均年収 | 361.0〜515.7万円 |
| 必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・ビジネスマナー ・担当する商品知識 |
| 向いてる人 | ・コミュニケーションを取るのが好きな人 ・明るくはきはきと対応できる人 ・柔軟に対応できる人 ・気配りや観察力がある人 |
| 仕事に就くためには? | ・特別な学歴や資格は不要 ・担当する商品の知識や市場動向のキャッチが重要 ・販売士の資格を取得すると、小売業全般を理解するうえで効果的 ・求人広告などから応募可能 |
飲食店の店員[フリーターが中途採用で就職職しやすい仕事 3/5]
飲食店の店員は、接客や配膳、レジや簡単な調理補助などを行い、来店したお客様に快適なサービスを提供する仕事です。ファミレスやカフェ、居酒屋など店舗の業態によって業務内容は異なりますが、未経験のフリーターからでも始めやすい特徴があります。
フリーターとして接客経験がある人だけでなく、人と話すのが好きな人やチームで働くのが得意な人に向いています。
飲食店の店員はシフト制で働く場合が多く、働き方の柔軟性があるため、自分の生活リズムに合わせやすい職種です。
| 平均年収 | 327.9〜358.9万円 |
| 必要なスキル | ・コミュニケーション能力 ・臨機応変な対応力 ・体力 |
| 向いてる人 | ・明るく元気に対応できる人 ・コミュニケーションを取るのが好きな人 ・人と関わるのが好きな人 ・チームで働くのが好きな人 |
| 仕事に就くためには? | ・特別な学歴や資格は不要 ・パートやアルバイトからの正社員登用も可能 ・飲食店での就業経験がある場合は有利に働きやすい |
一般事務[フリーターから中途採用で転職しやすい仕事 4/5]
一般事務は、オフィスワークを目指すフリーターに人気の仕事です。PC操作や電話応対、書類整理などが主な業務で、正確さや丁寧さが重視されます。
ExcelやWordなどの基本スキルを身につければ、未経験からでも採用されるチャンスがあります。安定して働きたい人や人を支える仕事がしたい人に向いているでしょう。
| 平均年収 | 529.6万円 |
| 必要なスキル | ・パソコン操作の基本スキル ・正確なデータ入力 ・書類管理能力 ・ビジネスコミュニケーション力 |
| 向いてる人 | ・几帳面でミスの少ない人 ・人をサポートするのが得意な人 ・安定した環境で働きたい人 ・地道な作業をコツコツ続けられる人 |
| 仕事に就くためには? | ・PCスキルを習得し、マイクロソフトオフィススペシャリストなどの資格を取得する ・事務系の派遣や紹介予定派遣で経験を積む ・ビジネスマナーや電話応対を学ぶ |
平均年収出典:厚生労働省「一般事務 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
ドライバー[フリーターが中途採用で就職しやすい仕事 5/5]
ドライバーは、トラックやタクシーなどの車両を運転し、荷物や人を目的地まで安全に運ぶ仕事です。配送ドライバーや送迎ドライバー、ルート配送など種類が多く、企業や業務によって勤務スタイルも異なります。
普通自動車免許のみの保有や未経験でも応募できる職種もあるため、フリーターからでも挑戦しやすい点は魅力的です。
1人で業務することが多いため、人間関係のストレスの少なさが特徴です。また、ドライバーの種類によっては荷物の積み込みや積み下ろしなどが必要になるため、体力に自身のある人にもおすすめできます。
| 平均年収 | 393.6〜485.3万円 |
| 必要なスキル | ・普通自動車免許 ・職種によっては大型免許が必要 ・安全運転への意識 ・時間管理能力 |
| 向いてる人 | ・運転するのが好きな人 ・人との関わりが少ない仕事をしたい人 ・体力に自信がある人 |
| 仕事に就くためには? | ・特別な学歴は不要 ・普通自動車免許は必須。職種によって必要な運転免許は異なる ・ハローワークや求人広告から応募可能 |
「フリーター 中途採用」によくある質問
中途採用されやすいフリーターの特徴は、4つあります。例えば、忍耐力や精神の強さがあるか?前向きで積極的な姿勢があるのか?基本的なビジネスマナーが出来ているか?履歴書面接対策をちゃんとできているか?説いた特徴です。詳しくは、本編の「中途採用されやすいフリーターの特徴は?面接官のチェックポイント」で解説をしておりますので、是非参考にしてみてください。
中途採用者がフリーターに抱く印象は、職場を転々としている、正社員になれなかった人材、社会的常識から教える必要がある、仕事能力が低いのでは?といった4つの印象があるため中途採用がされにくいのです。詳しくは、本編の「中途採用担当がフリーターに抱く印象」で解説を行っております。
まとめ
中途採用でフリーターから正社員に転職する事は、複数のデータから見ても十分可能であると言えます。求人サイトや転職エージェントなど、複数の就職サービスを活用しつつ、未経験歓迎の求人を中心に応募することがポイントです。
また、目先の正社員就職だけでなく、中長期的なキャリア構築も加味して、研修や育成体制が整っている会社かどうか見定める意識を持っておきましょう。
自分にどんな会社が合っているか見当がつかない場合は、就職エージェントのアドバイザーに相談してみることもおすすめです。






当社の就職に関するコンテンツの中から、フリーターから正社員への就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。





































