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大学を休学する理由は?就職への影響も解説!

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大学休学すると就職に影響はあるのか、と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

大学を休学することによる影響は、少なからずあります。一方、留学やインターンの参加などは大学を休学して行うこともあるため、休学自体が就職にマイナスになるとは限りません。

こちらの記事では、大学を休学する理由や休学のメリットデメリットを解説しています。大学休学の正しい使い方や就職への影響について理解できる内容になっていますので、是非、参考にしてみてください。

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大学休学とは

大学休学とは

大学休学を実際にする場合、どういった点に注意して行うべきなのでしょうか。大学休学後の就職について考える前に、まずは休学の手続きや大学休学者の割合、休学中の学費についてそれぞれ解説します。

1. 申請期間は学校で違う

まず、大学休学をする場合、申請には期限が設けられています。つまり、自分のタイミングでいつでも自由に休学できるわけではないということです。たとえば立命館大学の場合、「春学期または当該年度の1年間休学の場合は5月31日まで、秋学期休学の場合は11月30日まで」に休学の申請をすることと定められています。

申請期限を過ぎた場合、または必要書類を提出しなかったなど手続きに不備があった場合、休学できなくなる可能性もある点には要注意です。

申請ができたとしても、休学のための審査を受けなければいけない大学もあります。休学期間を終えたら、原則として決められた時期に復学することになります。

2. 1大学あたりの休学利用者の割合

文部科学省「学生の中途退学や休学等の状況について」によると、平成26年度の大学(短大、高専を含)の休学者は67,654人と、全体の2.3%であることがわかっています。

ひとつの大学あたりの休学者数は、それぞれ異なります。また、学業不振や学校不適応、家庭の事情などによる休学なのか、海外留学のための休学なのかなどによっても、休学者数の捉え方は変わってきます。

たとえば中央大学の場合、学生数約30000人に対して、2020年の休学者数は前期241人、後期288人です。全体の学生の約1~1.5%程度が休学していた計算になり、やはり大学休学者は少数派であることがわかります。

3. 休学中の学費について

大学休学中にかかる学費は、大学によって異なります。基本的には、以下いずれかになります。

  • 全額または一部免除
  • 通常通り所定の授業料を支払う
  • 在籍料のみかかる

比較的あるのが「在籍料」がかかるケースです。学期ごとに5~10万円程度とさほど高額ではなく、この場合は授業料などの支払いは免除されていることが多くなっています。

ただし大学の規定や休学のタイミングによっては、休学中も学費の支払いが発生するパターンもあります。たとえば早稲田大学では「入学と同時に休学する場合には、その学期の所定の学費を払わなければいけない」とされています。

他の大学でも「入学年度の休学は学費の一部を支払う」という決まりになっている大学もあるなど、他学年で休学するよりも費用負担は高めになっていることが多い傾向です。

いずれにしても「大学休学=まったくお金がかからない」というわけではないという点は知っておきましょう。

大学を休学するよくある理由

大学を休学する理由として多いものを5つ、それぞれご紹介します。

理由1:家庭の事情

たとえば、以下のような理由による休学が考えられます。

  • 親が働けなくなり、学費を払うことが厳しくなっている
  • 自分が家族の世話をしなければいけなくなった(介護や家計のためなど)
  • 家業の手伝いをする必要が出てきた

「自分が稼がなければいけない」「家族の面倒を見なければいけない」など、通学が難しいレベルの家庭状況になってしまった場合、休学せざるを得ないこともあるでしょう。

この場合、まずは一旦休学して、大学を退学せずに済む方法がないか調べることをおすすめします。奨学金を借りる、学費の猶予・免除などの制度が大学にないか調べる、休学期間にアルバイトで学費を貯めるなど、できる範囲のことをしてからでも遅くはありません。

理由2:自分の人生を見直したい

たとえば、以下のような理由が考えられます。

  • やりたいことを見つけたい
  • 旅行などで国内外を放浪したい
  • いろんなことをやってみたい
  • 何もしたくない
  • 大学を辞めたいが、まだ迷っている
  • 大学が合わない・疲れた(勉強、人間関係など)

思い切りさまざまなことにチャレンジしたいという意味で休学する人もいますが、厳しい言い方をすると、一種の「逃げ」の休学になってしまっているケースもあります。なぜならば、大学は比較的自由な時間も多いため、学業と両立しながら自分探しをすることもある程度は可能だからです。

この場合、休学期間を無駄にしないようにすることを意識したほうがよいでしょう。なんとなく・またはネガティブな動機での休学は、復学後の就職に影響を与えてしまうことにもなりかねません。

理由3:留学する

大学休学で比較的多い理由のひとつです。特に難関大学や語学系の大学では、海外留学を選ぶ学生が一定数います。

夏休みのみなど短期間であれば休学の必要はありませんが、1年単位で留学するケースなどは、休学せざるを得ません。この場合は休学後、1年遅れで日本の大学を卒業することになります。ただし明確な目的がある休学となるため、就職活動の際に留学経験を評価されることはあっても、留学のために休学したことが不利になることはほぼないでしょう。

留学のために休学した場合、帰国後の就職活動をどうするか考えておいたほうがよいでしょう。同級生と同時期に就活はできなくなるため、ある程度、事前に見通しや計画を立てておいたほうがスムーズです。

理由4:インターンに参加

通常、インターンは短期間のものや、学校と両立しながらできるものが多くなっています。しかし、数か月以上の長期で働き、かつインターンをメインにしたい場合、休学の必要が出てくることもあります。

企業側が積極的に休学をすすめることは少ないかもしれませんが、以下のような場合は自主的に休学する選択肢もあるでしょう。

  • 地方や海外のインターンに参加したい
  • 集中して身につけたいスキル・知識がある
  • ひとつの強みになるほどのインターン経験を積みたい
  • すでに就職前提の企業があり、準備を万全にしたい

インターンで休学する場合、休学してインターンをしたからこそ得られたことに意識的になることが求められます。そうしないと、就活の際に企業から「なぜわざわざ休学までしたのか」と思われてしまいかねません。

理由5:学生起業したい

学生のうちから起業してビジネスをする人もいます。起業のために休学する理由としては、以下が考えられます。

  • 準備に時間がかかる
  • 勉強しながらだとなかなか集中できない
  • お金を工面する必要がある

起業自体は、やろうと思えば誰でもチャレンジできるものですが、成功させるにはさまざまな努力や苦労がかかってきます。そのため「中途半端な環境では取り組めない」と考えて、休学する人もいます。

学生起業を理由に休学する場合、確固たる目的や計画性が必要になってきます。退学ではなく休学にしておくことで、万が一うまくいかなかった場合でも再び学生に戻ることができる安心感があります。

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大学を休学するメリットと就職に活かす方法

大学を休学するメリットは、以下があります。

  • また復学できる
  • 学費の負担が少ない
  • 大学生の身分を残したまま、自由な時間を持てる
  • リスクが少ない
  • 「いましかできないこと」に挑戦できる

休学はあくまで「休んでいるだけの状態」になるため、休学期間が終わればまた大学生に戻ることができるのが最大のメリットです。そこまで高額な費用もかからず、リスクが低い状態でやりたいことに打ち込めるのも「大学休学」という立場ならではです。また、社会人になってからではなかなか難しいこと(学生起業、長期の留学や旅行)をすることも可能です。

休学経験を就職に活かす方法としては、以下が考えられます。

  • 休学期間中になんらかの成果をあげる
  • 「休学期間で得たこと」を自分のなかで明確にする

「休学したからこそ成し遂げられたこと」が具体的にあれば、エントリーシートや面接などでも自信を持って書く・話すことができます。休学期間を意欲的に過ごし、自分なりに振り返って言葉で説明できるようにしておくことで、就職活動の場でのアピールポイントになり得るでしょう。

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大学を休学するデメリットと就職への影響

大学を休学するデメリットは、以下があります。

  • 4年間で卒業できない
  • 大学に戻る意欲がなくなることもある
  • 復学後、学業や就活で忙しくなるケースも
  • ある程度の費用はかかる
  • ダラダラ過ごすだけならば意味がない

休学すると、その間の勉強はできなくなり、単位の取得にも影響が出ることがほとんどです。多くの場合、卒業時期が1年ずれることになります。また、休学をきっかけに大学へ通う意義を感じなくなり、そのまま中退してしまう人もいるかもしれません。休学中と復学後の日々にギャップを感じて疲れたり、ただ遊ぶだけの日々になってしまって有意義に過ごせなかったりすることもあります。

休学経験が就職にもたらす影響としては、以下が考えられます。

  • 就職活動開始の年齢が遅れる
  • 休学経験を活かせないと不利になることも

休学すると、卒業年度が1年遅れるのが一般的です。そのため、休学しなかった学生よりも遅いタイミングで就職活動をすることになります。「1年でも若い学生のほうがいい」と考える企業もゼロではないかもしれません。

また、休学中にこれといったことをしていなかった場合、休学経験をマイナスに捉えられてしまうリスクがあります。「ただ遊びたかっただけでは」「甘えがあるのではないか」など、厳しく見られてしまうこともないとは言い切れません。休学しても卒業できるまで努力した点は評価できますが、「なぜ、わざわざ休学?」という疑問が生まれてしまうことはありそうです。

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まとめ

大学を休学した場合、目的のある休学であれば就職にプラスに働くこともありますし、休学中の過ごし方によってはマイナスになってしまうこともあります。大学の休学期間をどう過ごすかは自分次第で、休学経験を活かして就職に成功している人たちもいれば、休学中に何もせず無気力になり、その後の就職活動にも苦戦する人もいます。

大学を休学しようか迷っている方、現在休学していて中退を考えている・就職をどうしようか考えている方は、ぜひ一度、弊社ジェイックのキャリアアドバイザーへご相談ください。プロの視点から、今後のキャリアについてアドバイスさせていただきます。

「大学休学の就職」によくある質問

そもそも大学休学とは?

「大学休学とは」で触れていますが、大学休学後の就職について考える前に、まずは大学休学について理解を深めておく必要があります。申請期限があったり、一定の費用がかかったりすることや、休学者は少数派となることなどは理解しておきましょう。

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小久保 友寛シニアマネージャー
株式会社ジェイックシニアマネージャー/中退者専門就職支援サービス「就職カレッジ®中退者コース」元事業責任者/「日本の中退を変える!」をモットーに、中退経験者のキャリア支援を続けています/中退経験をバネに、一緒に就活頑張りましょう!!