

※1. 就職支援サービス「就職カレッジ」の実施年数
※2. 2005/5/1~2023/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3.入社日2022/8/1~2023/1/31に入社した人材の3か月定着率
※4. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
INFP(仲介者)タイプに向いてる仕事は、人と協力したりコツコツと行うような仕事や丁寧に人をケアするような仕事が多いとされています。
日本でも15人に1人がINFP(仲介者)タイプといわれていますが、身近に同じタイプの人が少なく、自分に向いてる仕事がどんなものか疑問にお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
こちらの記事では、INFP(仲介者)に向いてる仕事や業種、向いていない仕事や、INFP(仲介者)の傾向にあった強み弱みの活かし方を解説していきます。
ぜひ、就職活動や普段の仕事に役立ててください。
この記事の目次
INFP(仲介者)の人とは?

それでは、INFP(仲介者)というタイプについて詳しく見ていきましょう。
INFPの16 Personalities性格診断とは?
まずはじめに「16 Personalities性格診断」について簡単に解説します。
「16Personalities性格診断」は、人の興味や関心の方向・ものの見方などの傾向から、その人の「本質的な性格の類型」を探る診断テストです。ネット上で手軽に行えるテストもあり、自分の性格やタイプについて知りたい人や、自己分析の参考として受ける人も増えているようです。
この記事で参照している「16Personalities性格診断テスト」は無料で診断できるサイトで、回答に要する時間は約12分ほどです。
たとえば、下記のような質問項目が約60件、用意されています。
- 自分の心より自分の頭に従うことが多い
- グループで何かをするのが好き
- 色々なことに興味がありすぎて、次に何に挑戦するか決めがたい
質問にすべて回答すると、あなたが16タイプの分類のどれに該当するかの診断結果が表示されます。
次に、タイプの名称にある「4文字のアルファベット」は、それぞれ「4つの指標」における「2つのタイプ」の組み合わせを表しています。
興味・関心の方向 | 内向型(I) | 外交型(E) |
物事の見かた | 感覚型(S) | 直観型(N) |
判断のしかた | 論理型(T) | 感情型(F) |
物事への姿勢 | 判断型(J) | 知覚型(P) |
上記「4つの指標」における「2つのタイプ」の組み合わせは16通りになり、それが16種類のパーソナリティとされています。
また、「MBTI(エム ビー ティー アイ/Myers-Briggs Type Indicator)」という性格検査もあります。
「MBTI」とは、ユングのタイプ論をもとにした、世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査です。「MBTI」の公式サイトによれば、「『16Personalities性格診断テストはMBTIとは全く別のものであり、ISTJやENFPなどアルファベットをつかってタイプを表しているのはMBTIをまねたもの』とされています。その点については、どうぞご承知おきください。
なお、この記事は「16Personalities性格診断」に依拠して解説をしていきます。「MBTI」について知りたい場合は、日本MBTI協会の発信をご参照ください。
INFP は何の略?意味は?
それでは、この記事で解説する「INFP(仲介者)タイプ」について解説します。
INFPは、先ほどの指標では下記の分類となります。
- 興味・関心の方向…内向型(I:Introverted)
- 物事の見かた…直観型(N:Intuitive)
- 判断のしかた…感情型(F:Feeling)
- 物事への姿勢…知覚型(P:Perceiving)
INFPは、内向型(I)、直観型(N)、感情型(F)、知覚型(P)の4つの特徴を持つタイプです。
INFP(仲介者)の性格的な特徴
INFP(仲介者)は、独自の美的センスと共感力の高さを持つ理想主義者です。
「仲介者」の名にふさわしく、人をサポートしたり、物事の本質を捉えてわかりやすく伝える能力に長けています。
内向型(I)であるため、コミュニケーションの取り方は控えめです。一方で、直観型(N)の特徴として、心のうちにいきいきとした理想や情熱を秘めています。
他者に対して寛容であることも魅力の一つで、これは感情型(F)であることに由来します。知覚型(P)の要素として、マイペースで臨機応変な対応が得意です。
INFPタイプには、「思いやり深い」「柔軟性がある」「クリエイティブ」といった要素が当てはまります。飽きっぽくて傷つきやすい面もありますが、創造的な仕事に向いています。どちらかといえば一人の時間を好むため、舞台裏で作業に集中できるような仕事に向いているでしょう。
INFP-AとINFP-Tの違い
INFPは、さらに「INFP-A」と「INFP-T」の2タイプに分類されます。
ハイフンの後に付いている「A」は「自己主張型」、「T」は「慎重型」を意味しています。
それぞれの特徴は下記の通りです。
「INFP-A」の特徴
「自己主張型」のINFP-Aは前向きで、みずから行動を起こせるタイプです。周囲の人に頼られるリーダー的な要素もあります。ただ、自信が過剰気味になってしまう場合があることには要注意です。自己主張をしすぎないよう気を付けましょう。目先の目標だけにとらわれ、大事なポイントを見過ごしてしまわないよう注意すると良いでしょう。
「INFP-T」の特徴
「慎重型」であるINFP-Tは、他者の感情に寄り添えるタイプです。勤勉で目標達成への努力を惜しまず、周囲から信頼が寄せられる傾向にあります。
ただ、INFP-Tには敏感な気質があるため、生きづらさを感じていることもあるようです。人から批判されることを過度におそれてしまい、やりたいことをなかなか実行できないという特徴もあります。
INFP(仲介者)に向いてる仕事15選
ここからは、INFP(仲介者)タイプの性格的要素に適性がある仕事を15種類、ご紹介していきます。
人事 [INFP(仲介者)に向いてる仕事1/15]
人事は、組織の人材管理に関する業務全般を行います。
人材の採用・配置・異動など、適切な人事計画を策定・推進することが求められる仕事です。
人的資源を最大限に活かすことは経営の成否を左右します。人事の仕事は、企業経営の要となります。
INFP(仲介者)タイプの人には、観察力や本質を捉える力があります。採用活動や人員配置の場面で、それは大いに役立つでしょう。協力的な性格は、社内の各部署と横断的にコミュニケーションや調整を行う上で強みになります。
カウンセラー [INFP(仲介者)に向いてる仕事2/15]
カウンセラーは、心理学の知識や臨床経験を用いて、相談者の心の問題や悩みを緩和したり解決に導く支援を行う仕事です。
独立開業しているケースだけでなく、企業や学校に勤務しているカウンセラーもいます。ストレスを抱える人が多い現代社会において、近年、その存在意義が重要視されている職業です。
心理的な不安や問題を抱える人に誠実に向き合い、信頼関係を築くことができるでしょう。INFP(仲介者)タイプの人は、カウンセリングにもっとも求められる傾聴力や共感力も持ち合わせています。
キャリアコンサルタント [INFP(仲介者)に向いてる仕事3/15]
キャリアコンサルタントは、前出の2つの職種「人事」と「カウンセラー」の要素をあわせ持つ職業です。
相談者の適性や強み・弱みを見極めて、キャリア形成のためのサポートを行います。民間の人材会社や行政機関、教育機関などに活躍の場があります。
INFP(仲介者)タイプが持つ観察眼や分析能力と、高い共感力に裏打ちされたコミュニケーション能力が、どちらも活かされることでしょう。
クリエイター [INFP(仲介者)に向いてる仕事4/15]
独創的なセンスを持つINFP(仲介者)タイプは、クリエイティブな職業に向いています。
クリエイターはみずからの作品を通じて、人々の心に何かを訴えかけたり、メッセージを伝える仕事です。そのため、共感性と共にオリジナリティや斬新なアイデアが求められます。過去の例や既存のルールにとらわれない、自由な発想も必要でしょう。
こうしたクリエイティブ系の職業は、INFPの持つ多角的な視点や豊かな発想力を活かせる仕事と言えるでしょう。
教育関連 [INFP(仲介者)に向いてる仕事5/15]
INFP(仲介者)タイプには、個々の人をよく観察し、その可能性を開花させる能力があり、それは教育関係の仕事で最大限発揮できるものです。
教育関連の仕事は、人々の成長や目的の達成をサポートするものであり、人の生き方に大きな影響を与える職業です。
共感力の高いINFPにとって教育の仕事は適職であり、関わった人たちの良き理解者となることにやりがいを感じられるでしょう。
イベントプランナー [INFP(仲介者)に向いてる仕事6/15]
イベントプランナーは各種のイベントを企画し、その準備や管理などを請け負う仕事です。企業の販売促進キャンペーン、自治体のイベント、コンサートなど、活躍の場は多岐にわたります。
この職業でも、INFP(仲介者)タイプの発想力やクリエイティビティが活かされます。また、このように発注元や目的が明確なイベントでは、予算や時間的な制約があったり、準備を進めていく中で何らかの変更を余儀なくされるケースもあります。そんな時には、INFPの柔軟さや臨機応変な対応がいかんなく発揮されることでしょう。
図書館司書 [INFP(仲介者)に向いてる仕事7/15]
図書館司書は、公共施設や教育機関の図書館において、本や資料の選定から、貸出・返却などの窓口業務、読書案内やイベントの案内・開催など、図書館内のさまざまな業務を担います。国家資格が必要となる職業です。
本が好きで、知的好奇心が旺盛な人に向いています。そして、注意深さや記憶力の良さ、忍耐力も求められるため、INFP(仲介者)タイプの適性が活かせる仕事です。
さまざまな年代の人と関わり、本や図書館の魅力を多くの人に広めていく役割でもあり、INFP(仲介者)タイプの自分の信念に忠実なところや、コミュニケーション能力を発揮できるポジションになるでしょう。
研究者 [INFP(仲介者)に向いてる仕事8/15]
研究者は、自分のテーマにそった研究活動を行うことが主な仕事です。
好奇心旺盛なINFPは、物事を探求していく研究者に向いていると言えます。
また、INFPの裏方気質や集中力の高さも、研究者という自分のテーマに没頭できる職業への適性を示しています。INFPには、その細やかな注意力を活かしてミスなどを発見する能力もあり、安心して物事を任せられるタイプです。
NPO,NGO活動家 [INFP(仲介者)に向いてる仕事9/15]
NPOとは、「Non-Profit Organization」又は「Not-for-Profit Organization」の略称です。さまざまな社会貢献活動を行い、収益分配を目的としない団体の総称です。
また、NGOは、「Non Governmental Organization」の略称で、「非政府組織」という意味です。政府ではなく民間の立場から、発展途上国の貧困や戦争、環境問題などの解決を目的として活動する団体です。
INFP(仲介者)タイプは、社会に貢献したいと考える傾向がありますので、これらの仕事に適性が高いと言えます。
デザイナー [INFP(仲介者)に向いてる仕事10/15]
デザイナーには、WEBデザイナー・建築デザイナー・グラフィックデザイナーなど、様々な分野での仕事があります。
いずれの分野にも、ユーザーとクライアント双方のニーズを最大限に満たすための、独創的なデザインセンスが求められます。
INFP(仲介者)タイプの、独創的なアイデアやセンスが活かせる仕事です。
作家 [INFP(仲介者)に向いてる仕事11/15]
INFP(仲介者)タイプは、独自の創作能力を活かすことで、作家を目指すこともできるかも知れません。
作家とは、事実や自身の想像に基づいて物語や詩を制作し、それを作品として発表する職業です。手掛けるジャンルはさまざまで、小説・ノンフィクション・コラム・戯曲・詩・絵本など、幅広い分野があります。収入源は、原稿を書くことで出版社などから払われる原稿料と、単行本の販売により発生する印税です。
ただ、作家として生計を立てられる人は限られており、狭き門ではあります。
ジャーナリスト [INFP(仲介者)に向いてる仕事12/15]
ジャーナリストとは、世の中の出来事や話題を取材し、それらの事象を分析したり背景や原因を追求し、その結果として判明した事実や見通しなどを発信する仕事です。活躍の場は、政治や経済、社会、スポーツ、芸能、文化など幅広いジャンルがあり、多くの場合 個々のジャーナリストは専門とする領域をもっています。
新聞や雑誌、テレビ局やweb媒体などのメディア企業に所属する場合と、フリーランスとして活動する場合の、大きく2つの勤務スタイルがあります。
INFP(仲介者)タイプの「物事の本質を捉えてわかりやすく伝える能力」が発揮でき、単独で動く事を好む傾向にも合致する職業です。
マーケター [INFP(仲介者)に向いてる仕事13/15]
マーケターとは、マーケティング活動を行う仕事です。マーケティングは「人々や社会が求めている商品・サービスを創造・提供する活動」を指します。商品・サービスの開発から消費者が届くまでのプロセスは、すべてマーケティングに含まれます。
マーケターとしても、INFP(仲介者)タイプの能力は活かされます。高い共感力や観察眼で人々や社会のニーズを察知し、創造性を活用してニーズを満たす商品やサービスを企画します。
写真家 [INFP(仲介者)に向いてる仕事14/15]
写真家は、文字通り写真を撮影することを生業とする職業です。
自分が撮りたい写真を撮って発表するアーティスト系の写真家や、さまざまな依頼や案件を受けて撮影を行う写真家もいます。
撮影した写真は、さまざまな人の目に触れます。また、被写体となった人や、依頼してくれたお客様に喜んでもらえることは、INFP(仲介者)タイプが仕事を続けていく上で大きなモチベーションにつながります。独自の芸術性を極めることができるのも、INFPの裏方として黙々と仕事に打ち込みたい意向に沿う仕事です。
美容師 [INFP(仲介者)に向いてる仕事15/15]
美容師は、専門的な知識や技術に基づいて、お客様のヘアカット、セット、カラーリング、パーマなど、髪のお手入れ全般を行います。 美容室によっては、メイク、ネイル、着付けなどを行うこともあり、それぞれ専門技術が必要なサービス業です。
美容師に向いているのは、ヘアメイクに関わることが好きで、人の個性を輝かせることにやりがいを見出せるタイプの人です。美的センスに優れ、人をサポートすることが好きなINFPにとって、まさにぴったりの職業でしょう。
INFP(仲介者)には向いてる業種
①芸術/人文科学
芸術/人文科学分野には、以下のような業種が含まれています。
- 学術・開発研究機関…自然科学研究所(理学・工学・農学・医学・薬学)、人文社会科学研究所
- 専門サービス業(その他)…デザイン業、著述・芸術家、経営コンサルタント業、翻訳、通訳
- 広告業…広告業(広告代理、屋外広告)
- 技術サービス業(他に分類されないもの)…獣医師、土木建築サービス(建築設計、測量)、機械設計業、商品検査業、非破壊検査業、計量証明業、写真業
INFP(仲介者)タイプは、創造力が豊かであるため芸術分野に向いています。また、物事の本質を捉えてわかりやすく伝える能力に長けているため、人文科学の分野でも才能を発揮できるでしょう。ひとりか少人数で集中して業務をしたり、裏方で活躍することを好む傾向にも、これらの業種には合致しているものが多いでしょう。
②出版/メディア
出版/メディア分野には、以下のような業種が含まれています。
- 映像・音声・文字情報制作業…映画・ビデオ、テレビジョン番組、アニメーション制作、配給業、レコード・ラジオ番組制作、新聞業、出版業、広告制作、ニュース供給業
INFP(仲介者)タイプは、物事を関連づけて分析したり、物事の本質を捉えてわかりやすく伝える能力に優れています。
また、クリエイティブな問題解決の手法に惹かれたり、視覚芸術の才能を発揮することもあります。これらのスキルは、メディアや出版関係での仕事に役立つでしょう。
③教育系
教育系の分野には、以下のような業種が含まれています。
- 学校教育…幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、高等教育機関(大学・短大・高等専門学校)、専修学校、各種学校、幼保連携型認定こども園
- その他の教育・学習支援業…図書館、博物館、美術館、動・植物園、学習塾、教養・技能教授業(音楽・書道・茶道・生花・外国語会話・スポーツ等)
INFP(仲介者)タイプは、他者の思考や感情を繊細に汲み取ることができ、さらに自分の知識や技術を喜んで他者に提供します。これらの傾向は、教育・指導する仕事に適性が高いと言えるでしょう。
④ビジネス
これは、業種というよりも、職種に該当する類型です。
INFP(仲介者)タイプは、ビジネスにおけるさまざまな場面において、有能な管理者としての一面を発揮できるでしょう。
- オフィスマネージャー
- 人事担当
- アカウントマネージャー
今日のビジネスはますます多様化し、テクノロジーの活用が重視され複雑化しています。INFP(仲介者)タイプは、ストレスの多いビジネスにおいて、創造力や繊細さ、大局的な分析力を発揮でき、適切な管理を行うことが期待できます。
INFP(仲介者)には向いてない仕事
INFP(仲介者)タイプはクリエイティブで感性が豊かである反面、飽きっぽくて傷つきやすい面もあります。また、コミュニケーションの取り方は控え目であり、「大勢でわいわい」というよりも、ひとりや少人数で集中して仕事に打ち込める環境を好みます。
そんなINFP(仲介者)に向いていない仕事についてですが、具体的な特徴としては以上の3点があげられます。
- ①ルーチンワークが中心の仕事
- ②プレッシャーがあり迅速な判断が求められる仕事
- ③組織のルールや方針が厳格な仕事
それでは、詳しく見ていきましょう。
①ルーチンワークが中心の仕事
INFP(仲介者型)タイプは、定型の業務やルーチンワークが中心の仕事には向いていません。
具体例としては、下記のような職業です。
- 会計、監査
- 品質管理
会計や監査は、業務内容や流れが定型的であり、クライアントはさまざまに変わる可能性もありますが、同じ業務を繰り返すことが多い職業です。
また、品質管理は、製品や製造ラインを細かくチェックする仕事です。
INFPはクリエイティブを好むタイプですので、定型の業務を行うことやルーチンワークが多い仕事を長く続ける事に困難を感じてしまう可能性が高いと言えます。
②プレッシャーがあり迅速な判断が求められる仕事
INFP(仲介者型)タイプは、仕事をする上でのプレッシャーが強かったり、判断にスピード感が求められる仕事には向いていません。
具体例としては、下記のような職業です。
- 営業マネージャー
- プロジェクトリーダー
- 証券トレーダー
INFPタイプは感受性が豊かであり、物事を深く考えたり分析することを好みます。そのため、職務上の心理的プレッシャーが高い仕事や、迅速な判断が重視される仕事には、ストレスを感じてしまうでしょう。また、プロジェクトリーダーなどの仕事は、細部にまで気を配ることが求められるため、INFPには苦手な役割と言えそうです。
③組織のルールや方針が厳格な仕事
INFP(仲介者型)タイプは、ルールや方針が厳格に定められている仕事には向いていません。
具体例をあげるとすれば、下記のような職業です。
- 公務員
- 大企業の中間管理職
- 製薬会社の品質管理(QC)
一般的に、これらの仕事には明確なルールや規制、組織としての方針が定められていることが多い傾向にあります。それは、仕事の性質上、そうしたルールや方針が必要となる根拠や理由があるためです。
ただ、INFPにとっては、職務上の自由度が低いと創造性という強みが生かせないのです。
その他
他にも、以下のような仕事はINFP(仲介者)タイプにあまり向いていない傾向があります。
弁護士
弁護士は、依頼者の権利や利益を守るため、論理的な主張を行う必要があります。しかし、INFPは論理を最重視するタイプではなく、人の心や感情の方を大切にする価値観の持ち主です。また、他人に対して高い共感力があり、競争を好まない特性であることも、時には強く主張したり闘う姿勢が求められる弁護士にはあまり向かないと考えられます。
データアナリスト
データアナリストは、クライアントが抱えている課題を解決するために必要となるデータは何かという仮説を立て、ビッグデータを分析して明確な解決案を提案する仕事です。
一見すると、INFP(仲介者)タイプの洞察力や分析力が活かせるように思えますが、INFPの感受性を活かした主観的な分析とは手法が異なるため、あまりやりがいを見出せない可能性が考えられます。
ノルマの厳しい営業
前述の通り、INFP(仲介者)タイプは心理的なプレッシャーが高い仕事には向いていません。そのため、目標やノルマが厳しく設けられた営業職も避けるべき仕事のひとつです。プレッシャーが掛かる仕事を任されることで発奮し、成長できるタイプの人には向いていますが、INFPはストレスが良い方向には働かないので、適職とは言えないのです。
INFP(仲介者)の強み
INFP(仲介者)タイプの主な強みは、こちらの3点です。
- ①深く繊細な共感力
- ②環境変化への適応力
- ③価値観や信念に基づいて行動できる
それでは、順番に見ていきましょう。
①深く繊細な共感力
INFP(仲介者)タイプの人には思いやりがあり、他者への共感力に優れています。弱い立場にあったり、苦労している人に自然体で寄り添い、行動する事ができます。
利他的な性格であることは、時には自己中心的な人に利用されやすいおそれもありますが、長期的には本当に信頼がおける人との人間関係を構築することに繋がります。
②環境変化への適応力
INFP(仲介者)タイプは集中力が高く、やると決めた事には情熱的に取り組むことができます。それらを活かして、急激な環境変化に対しても臨機応変に対応します。
また、INFPタイプの目標達成に向けてひたむきに努力する姿は、周囲の人々のモチベーションも高めます。
③価値観や信念に基づいて行動できる
INFP(仲介者)は、自分の価値観や信念に忠実なタイプです。それらに基づいて行動することに迷いがありません。この強みは、それらを持たない人々と比べて、特に危機に瀕したときに本領を発揮します。時流や常識にとらわれず、自分の軸があるということは、ビジネスにおいてはもちろんプライベートにおいても役立つ特性です。
仕事場での活かし方
上記3つの強みは、仕事をする上でどのように役立てられるでしょうか?
例えば、INFP(仲介者)タイプは、ビジョン型のリーダーとして、良好なチームワークを構築し、社会や業界の環境変化に適応できるしなやかな組織を作ることができるでしょう。
先入観がなく、常にフラットな目線で物事を判断できる点も、働く上で大きな利点になります。どんな人にも公平に接し、中立の立場で物事を見ることができるので、客観的な判断や意思決定が可能になります。
就職や転職活動でのPR方法
就職や転職活動において、これらの強みを自己PRする例文をご紹介します。
私は、臨機応変な適応力がある方だと思います。
学生時代に1年間、オーストラリアに語学留学をしました。習慣や文化の異なる外国で生活できるか不安もありましたが、ホストファミリーや学校の友人たちと良い関係性を構築できました。
私は社交的な性格ではありませんが、目の前の人としっかり向き合い誠実に付き合いたいと考え、多少時間はかかりますが一度仲が良くなると長く付き合うタイプです。環境が大きく変化しても、人と素直にコミュニケーションをとることで順応できることが強みだと考えています。
これを貴社での業務においても発揮し、調整役として活躍できればと思います。
私は、チームワークを大切にしています。
大学時代のゼミで、当初はメンバー同士の人間関係があまり良いとは言えませんでした。特にメンバーのうち数人が、個人的な理由から対立していました。
そこで私は、中立的な立場から、まずは双方の話をじっくりと聞くようにしました。そして、誤解が生じている部分について解消できたことをきっかけに、感情的なわだかまりを払拭することができました。人間関係の修復に貢献できたことは、コミュニケーションにおける自身の強みを認識する経験となりました。
御社で働く機会をいただければ、チームの一員として信頼される存在になれるよう努力し、チームワークを活かして目標達成を目指したいと考えています。
INFP(仲介者)の弱み
INFP(仲介者)タイプの主な弱みは、こちらの3点です。
- ①ストレスへの感受性が高い
- ②理想主義の度が過ぎる
- ③自己犠牲が過ぎる
こちらについても、順番に見ていきましょう。
①ストレスへの感受性が高い
INFP(仲介者)は、ストレスに対してかなり敏感なタイプです。
公私にわたり、心理的なプレッシャーを敏感に察知し、無意識のうちに「このストレスに対応しなければ」と身構える傾向があります。
自分自身を守るためのストレス反応は必要なものですが、それが行き過ぎてしまうと例えば「他者に対する批判」という形で現れるケースもあります。
もし、そうした批判の内容が、冷静さを欠いたものである場合には他者の信頼を損ないますし、特に働く事における弱みとなってしまいます。
②理想主義の度が過ぎる
INFP(仲介者)タイプの創造性やセンスは強みですが、理想が先走り過ぎて現実から乖離してしまう可能性があることには注意が必要です。
理想論やアイデアをもとにして見切り発車の行動が増えたり、周囲からの建設的な指摘を軽視しては、実行可能なプランを崩してしまうこともあります。
③自己犠牲が過ぎる
INFP(仲介者)タイプがもっとも用心すべき弱みが、「過度な自己犠牲をしてしまう傾向」です。言い方を変えれば、「利他的すぎる」とも表現できます。
INFPは、他者をサポートしたり、チームに貢献することに「やりがい」を見出す傾向がありますが、それに徹するあまり、自分自身の利益を損なってしまう恐れがあります。
利他的な精神はチームワークに欠かせない要素ですが、主客が逆転するようなレベルでの「自己犠牲」は行うべきではありません。
「〇〇のために尽くす」という形の思考停止にならないよう、時には人からの頼み事を断る勇気を持ち(あなたにはその自由があります!)、常に自分自身をしっかりと守ることを意識してください。
仕事場で注意すべきこと
上記3つの弱みについて、職場で注意するべきポイントを紹介します。
例えば、「自己犠牲が過ぎる時がある」という弱みについては、チームや会社が大変な時に、他人をサポートしすぎて、自分自身の体調不良を顧みなくなるというケースが考えられます。無理をし過ぎてあなたが倒れてしまっては、かえってチームの状況を悪化させる可能性があります。「無理をすることは美徳」ではありません。「自己管理で自らを守る」ことでチームに貢献できると考えてください。
また、ストレスを感じた際は、その対象(プロジェクト、人など)から意識的に(できれば物理的にも)距離を取り、客観的に判断するための時間をとってください。ストレスに対し瞬発的に反応しないことが大切です。信頼できる仲間にアドバイスを求めたり、あなたの好きなこと(趣味、スポーツ、食事など)をする時間を取りましょう。特に職場において感情的に振る舞うことは周囲からの評価を下げてしまい、結果として不利益を被る可能性があります。
そして、理想主義に過度に偏っていないかの自己チェックも定期的に行うと良いでしょう。INFP(仲介者)タイプの独特のセンスやアイデアは、他の人に真似できない強みです。それを現実的なプランに落とし込むことに長けたパートナーを見つけると良いでしょう。
就職や転職活動で損しないためのポイント
INFP(仲介者)タイプの独創的なアイデアとセンスは、面接の場でも評価されることでしょう。ただ、実績や根拠が伴わない理想論ばかりを語らないように気を付けましょう。
また、INFPの「自分を犠牲にしてチームに尽くす傾向」は、激務が当たり前になっているブラックな職場から狙われる可能性があることにも要注意です。あなたの「やりがい」を搾取されないよう、就職や転職活動においては職場の環境や勤務条件をあらかじめしっかりチェックしましょう。
控え目な性格が選考過程で不利に働かないように、履歴書や職務経歴書をていねいに作成して、あなたの長所や強みを文字情報でしっかり伝えるようにする工夫もおすすめです。
INFP(仲介者)がマッチする職場環境
INFP(仲介者)タイプにマッチする職場環境についても考えてみましょう。
①人と深い関係を築ける職場
人間関係を重視するINFP(仲介者)タイプには、下記のような特徴がある職場環境が適しています。
- 上司や同僚から誠実さが感じられる
- メンバーへの思いやりが評価される
- 仕事を通して、人の役に立っている実感がある
人々の関係性が穏やかな職場であれば、INFP(仲介者)タイプは安心して業務に打ち込むことができます。
②自分のペースで仕事できる環境
自分のペースで仕事に集中できる職場環境であることも、INFP(仲介者)タイプにとって大切です。
- 業務に集中できる時間や空間がある
- 最小限の規則やルールはあるが、個々の権限や裁量の幅が広く認められている
- 静かで、機能的に整理整頓されたオフィス
上記のような要素も、内向的で裏方志向のINFP(仲介者)タイプがその能力を発揮できる環境と言えます。
③理想や信念を大切にする職場
理想や信念を大切にする職場であることも、INFP(仲介者)タイプには重要なポイントです。
- 新しい手法やアイデアが評価され、チャレンジできる環境
- 社内政治や利潤追求よりも、社会的意義や貢献を重視
- 自分の価値観や信条を曲げずに働ける
INFP(仲介者)タイプは、理想や信念を大切にします。それらを軽視したり、社会的な役割よりも自社の利益にばかり汲々としている組織では、自分らしく働いていくことは難しいでしょう。
INFP(仲介者)に向いてる仕事を見つける方法
INFP(仲介者)タイプが「企業を見る際に重視すべきポイント」は以下の通りです。
- 職場の雰囲気…人間関係を重視するため、職場の人間関係は要チェック
- ミッションやビジョン…価値観や信念に基づいた行動を重視するため
- 教育制度や成長支援制度…学習意欲や成長意欲が高いため
- 組織の柔軟性や変革への取り組み…変化への適応性や、理想追及の姿勢を活かせるかどうか
- CSR活動やCSV活動…社会的意義など、価値観や信念の次元を大切にするため
これらのポイントを見定めるために、就職活動は以下の3つの側面から行うと良いでしょう。
①人事や現場の人に面談の機会を多く持つ
就活における「面接」は、次の選考に進めるかどうかをジャッジされる場です。
一方で「面談」は、明確な選考過程ではなく、個別の会社説明や、人事関係者や現場メンバーと話す機会を意味します。ただ、「面談」の場であっても、企業関係者からは常に評価をされているという意識で対応するようにしましょう。
さて、INFP(仲介者)タイプが「面談」の機会を多く持った方が良い理由は、社内の人間関係が垣間見える、ビジョンやミッションへの本気度がわかる、という点です。
企業関係者との「面談」の機会を得るには、会社説明会に参加したり、学校の就職課を通じて紹介を受けたり、OB・OGのツテを利用したり、といった方法があります。あらゆる機会を捉えて、積極的に面談を申し込むようにしてください。
②IR資料やCSR資料などをチェック
少し難易度が高いかも知れませんが、特に応募の優先順位が高い企業に関しては「IR資料」や「CSR資料」の内容をチェックしてみましょう。
まず、IRとは「Investor Relations」の略で、企業が株主や投資家に対して財務・経営状況など、投資の判断に必要な情報を提供するものです。企業の財務状況や経営状態を投資家にわかりやすく伝えるため、専門用語などを使わずに、わかりやすい文面で記載されているのが特徴です。説明会や人事の話ではわからないような経済の財務・経営状況や、客観的な事実を知ることができるため、企業研究に役立ちます。
次に、CSRとは「Corporate Social Responsibility」の略で、「企業の社会的責任」を意味します。企業は事業活動を行う中で、さまざまな利害関係者(ステークホルダー)と関わっています。従業員をはじめ、顧客や取引先、株主、地域住民といった、企業を取り巻くあらゆる人々です。CSRとは「企業は利益を追い求めるだけでなく、すべてのステークホルダーと良好な関係を保ち、より良い社会を築くために積極的に社会貢献しよう」という考え方です。CSR資料は、その企業のCSRに対する考え方や実際の活動内容を記した資料です。
INFP(仲介者)タイプにとって、企業の「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」やCSR活動、変革への取り組みなどは重要なポイントです。それらについての長期的な視点や計画がわかるIR資料やCSR資料は、ぜひ読むようにしてください。
なお、IR資料やCSR資料は、各企業の公式サイトなどからダウンロードできます。
③教育制度など人事制度をチェック
vINFP(仲介者)タイプは学習意欲や成長意欲が高いため、社員教育や成長支援のための制度が充実しているかどうかもポイントになります。
これらは、公式サイトや求人情報で概要を掴みつつ、実際の内容や社員の満足度などを現場メンバーとの面談や口コミサイトなどで確認すると良いでしょう。
INFP(仲介者)はどんな人と相性がいいの?
INFP(仲介者)タイプは、どんなタイプの人と相性が良いのかについても紹介します。「16 Personalities性格診断」の中であれば、どのタイプが当てはまるのかも解説します。
仕事面①連携を重視する同僚
仕事面においては、まず「連携を重視する同僚」との相性が良いでしょう。
INFPは創造的で直感的なアイデアを生み出しますが、それを現実的な形に落とし込むことができる仲間が必要です。
「16 Personalities性格診断」では、ISTJ(管理者)タイプこそがその人です。
ISTJの強みは、協調性の高さと、物事をコツコツと継続できる点です。両者の強みがうまく連携すれば、独創的なアイデアを実現可能なビジネスへと発展させられるでしょう。
ISTJは、感受性豊かなINFPの話をじっくり聞いてくれる良きパートナーです。一方で、INFPは、目標達成に向けて多大な努力をする傾向があるISTJを、惜しみなくサポートすることが大切です。
仕事面②計画的な実行力がある同僚
仕事面では、「計画的な実行力がある同僚」の存在も欠かせません。
ESTJ(幹部)タイプは、INFPの独創的なアイデアやセンスを活かし、実現可能なプランの中で実現させていく仲間です。
「16 Personalities性格診断」では、ESTJ(幹部)タイプが該当します。
INFPは感性豊かで創造的、そしてESTJは実用的で指導的な傾向があるタイプです。両者には「共通の目的を持つことにより、それに向かって本気で取り組むことができる」という特徴があります。彼らが同じ目標に向かって共同作業を行う場合、お互いの感性と能力を活かし合い、より良い結果を生み出すことができます。
ESTJは、INFPが人間関係を大切にする点を尊重しましょう。INFPとのコミュニケーションには、優しさや理解が必要だということを忘れないでください。一方で、INFPは、ESTJの強みだけでなく弱みも認識した上で付き合いましょう。ESTJは、リーダーシップや責任感に優れていますが、時に決断が早すぎることや柔軟性に欠けることもあります。弱みを理解した上で、補完しあう関係を目指しましょう。
仕事面③信念を重視してくれる上司
INFP(仲介者)タイプには、彼らの価値観や信念に理解を示してくれる上司が必要です。そのような上司の元では、持ち前のクリエイティビティやセンスを存分に発揮できるでしょう。
「16 Personalities性格診断」では、INFJ(提唱者)タイプが該当します。
INFJは、他者への共感力に溢れ、支援に熱心で、社会的な意味や倫理的な価値観に関心を持つ人が多い傾向があります。独特のセンスを持つINFPの、良き理解者となってくれるでしょう。
プライベート面①思考を深めてくれる人
プライベートにおける友人としてINFP(仲介者)と相性がいいのは、思考を深めてくれる人です。INFPは、思考や価値観といった内面世界の豊かさを重視するため、そこを刺激しあえる存在が大切になります。
「16 Personalities性格診断」では、ISFP(冒険家)タイプが該当します。
ISFPは洞察力があり、物事の背景を鋭く分析できるタイプです。似た者同士なので良好な関係が築きやすい相性です。
プライベート面②考えの整理をしてくれる人
INFP(仲介者)は、アイデアが次々あふれ出てくるタイプです。
そんなINFPの自由な発想を整理してくれるのが、INTP(論理学者)タイプです。せっかくのアイデアや発想も、うまく整理したり言語化できなければ、そのまま過ぎ去ってしまうおそれがあります。
INTPとINFPは、同じ「直観」型ですが、INFPはより感情的なアプローチをとり、INTPは論理的な思考力が強みです。INFPのアイデアを、現実の世界に適した形に落とし込めるのがINTPと言えるでしょう。
INFP(仲介者)と相性が悪い性格タイプ
続いて、INFP(仲介者)は、どんなタイプの人と相性が悪いのかについて紹介します。お互いの違いを理解して、関係性をより良くするための参考にしてみてください。
相性が悪い性格タイプ①競争を好むタイプ
INFP(仲介者)と相性が悪い性格タイプは「競争を好むタイプ」です。
「16 Personalities性格診断」では、ESTJ(幹部)タイプが当てはまります。
ESTJは、仕事面で相性のいいタイプ「計画的な実行力がある同僚」にも上がりましたが、競争的な側面はINFPと合わないこともあります。
相性が悪い性格タイプ②きっちりしたタイプ
ISTJ(管理者)タイプの「ルールや規則をしっかりと守りたい」傾向は、そうしたものに縛られたくないINFP(仲介者)タイプと相容れないことが往々にしてあります。
INFPは情熱的で感情面を重視しますが、ISTJは現実主義者で論理的思考を大切にします。また、INFPは自由奔放で計画ずくめになることを好まず、ISTJは堅実で計画通りに物事を進めたいため、生活リズムや価値観の違いも問題が起こりがちです。
相性が悪い性格タイプ③無感情なタイプ
INFP(仲介者)は「あまり感情を表さないタイプ」を苦手とすることがあります。
「16 Personalities性格診断」では、INTJ(建築家)タイプが当てはまります。
INTJは、冷静沈着で、一見すると共感性が高くないように見られる傾向があります。そのため、INFPとはうまく相容れないこともあるでしょう。
INFP(仲介者)の性格タイプを更に詳しく理解しよう
16PersonalitiesのINFPについて
記事の前半でも触れましたが、INFP(仲介者)タイプの特徴は、16Personalities診断テストに用いられる「4つの対抗軸の組み合わせ」から解説されています。
興味・関心の方向 | 内向型(I) | 外交型(E) |
物事の見かた | 感覚型(S) | 直観型(N) |
判断のしかた | 論理型(T) | 感情型(F) |
物事への姿勢 | 判断型(J) | 知覚型(P) |
INFP(仲介者)は、上記の要素のうち、内向型(I)、直観型(N)、感情型(F)、知覚型(P)の4つの特徴を持つタイプです。
感受性を大切にしつつ、ルールや枠にとらわれないスタイルを好みます。「思慮深い」「柔軟」「クリエイティブ」などのキーワードがよく当てはまるでしょう。
単独行動を好みながらも、チームワークも重視するINFPは、対立を起こすことなく仲間との信頼関係を築くことが強みです。仕事についての考え方も柔軟なので、自分やメンバーが個性を活かせるような働き方を好みます。独自の発想やアイデアにあふれているので、周囲からはユニークな存在として一目置かれることも多いでしょう。
自分の性格タイプを活かす方法をアドバイス
INFP(仲介者)タイプは、仕事のみならずプライベートな面でも利他的に振る舞う傾向があります。そのため、恋愛や友人関係においても相手に対して献身的に対応しがちです。
また、険悪な雰囲気になったり、喧嘩をするのが何よりも嫌なので、多少の我慢であれば厭わずなるべく相手に合わせようとします。親切なINFPタイプは、相手に利用されたり騙されないように注意することが必要です。
INFP(仲介者)について「よくある質問」
INFPのあるあるって?
INFP(仲介者)タイプあるある、よく聞かれるものをいくつかご紹介します。
- 暇があれば、すぐ空想の世界に浸ってしまう
- 感受性が豊かで喜怒哀楽が激しい
- 独特のセンスや発想が、周囲から一目置かれている
- 不平等や理不尽な事が嫌い
- 一人の時間が大好き。何時間でも一人で過ごすことができる
- 人の気持ちや感情の変化を察知できる
- 大人数で騒ぐよりも、1対1でじっくり話す方が好き
- 忍耐力がある方だが、我慢し過ぎる時もある
- 親切で、滅多に怒ることはない
- 秘密主義なところがある
- コミュニケーションの取り方は控え目だが、仲良くなると長く付き合う
あなたは、いくつ当てはまりましたか?
INFPはなぜ「仲介者」と呼ばれるのか?
INFPタイプには、「自分の価値観を明確にし、それを大切にしながら自分や他者の成長に貢献したい」という願望があります。また、他者の気持ちに敏感なため、周囲の人が必要とすることを直観で察し、思いやりに溢れる接し方で対応します。自分や他者の感情を尊重し、それぞれが必要としていることを直観的に推測しながら接する様子から、このタイプは「仲介者」と呼ばれています。
INFPは生きづらいの?
INFP(仲介者)タイプは、理想主義者で自己否定的な面もあるため、時として「自分が我慢して物事がうまくいくならそれでいい」と考えてしまうことがあります。物事に対して敏感な気質もあり、これらの要素に当てはまると生きづらいと感じる人もいるかも知れません。
そのような場合の対処法としては、「自分の内面を理解してくれる人と付き合う」のがおすすめです。あなたの理想主義や利他的な性格を利用するようなタイプの人からは、なるべく早く離れましょう。あなたが安心して独自のクリエイティビティを発揮できるのは、その価値をちゃんと認識して感謝してくれる人や、あなたにも同じように尽くしてくれるタイプの人です。
INFP(仲介者)タイプが心の平安を保ち、創造性を発揮するためには、身近で付き合う人を慎重に見極めることも必要です。
まとめ:INFP(仲介者)に向いてる仕事をゲットしよう!
INFP(仲介者)タイプは、クリエイティブな発想力と高い感受性を活かし、自身のアイデアを存分に活かせる仕事を探しましょう。また、内向的な面があるので、職場の環境や人間関係を重視することも、働きやすさを確保する上で重要なポイントです。
INFP(仲介者)タイプの強みと弱みをしっかりと理解した上で、向いている仕事を探すようにしましょう。
どんな仕事が向いているのか分からなかったり、向いている仕事の探し方を知りたい方は、就職エージェントを活用するのがおすすめです。その人の適性に合う仕事探しを、専任のエージェントに相談したりアドバイスが受けられます。
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