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ISTP(巨匠)に向いてる仕事15選!性格から分かる適職一覧

ISTP(巨匠)に向いてる仕事15選!性格から分かる適職一覧
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ISTP(巨匠)タイプに向いてる仕事は、冷静にデータや顧客を分析し、難易度の高い課題に対して解決策を考えていく仕事が挙げられます。

こちらの記事では、ISTP(巨匠)に向いてる仕事や業種、向いていない仕事や、ISTP(巨匠)の傾向にあった強み弱みの活かし方を解説していきます。

ぜひ就職活動や普段の仕事に役立ててください。

ISTP(巨匠)の人とは?

ISTP(巨匠)の人とは?

ISTP(巨匠)とは、最近話題の「16 Personalities性格診断」の診断結果の一つです。

ISTP(巨匠)タイプの人に向いてる仕事をご紹介する前に、まずはISTP(巨匠)タイプがどういった性格傾向にあるのかを解説します。

ISTPの16 Personalities性格診断とは?

そもそも、「16 Personalities性格診断」とはどういった診断なのかについて解説します。

「16 Personalities性格診断」とは、興味関心やものの見方の傾向を分析し、その人の本質的な価値観や強み・弱みを明らかにする診断テストのことを言います。

誰でも無料で診断を受けることができ、ネット上でおよそ60問の問いに回答していくことで、性格タイプの結果を知ることが可能です。自分自身を詳しく知りたい人や、就職・転職活動の自己分析の一環として活用する人が受検する傾向にあります。

なお、「16 Personalities性格診断」では以下のような質問がなされます。

  • ひとつのプロジェクトを完全に終わらせてから、次のプロジェクトを始めるのが好き
  • 些細なことでも間違えると、自分の能力と知識全般を疑ってしまう
  • 予定表やリストなどの整理・管理ツールを使うのが好き

このような質問に対し、自分はどれくらい同意するかを7段階のレベルで回答していくだけで、自分の性格傾向が16タイプのどれに該当するのかの結果が得られます。

また、「16 Personalities性格診断」における診断結果は4文字のアルファベットで表されますが、これは以下の4つの性格指標と2つのタイプの組み合わせを意味しています。

興味・関心の方向内向型(I)外交型(E)
物事の見かた感覚型(S)直観型(N)
判断のしかた論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

この表の組み合わせは全部で16通りとなるため、「16 Personalities性格診断」という名前になっているのです。

また、「16 Personalities性格診断」とよく混同されている性格検査として「MBTI(エム ビー ティー アイ/Myers-Briggs Type Indicator)」というものもあります。

「MBTI」は世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査で、公式サイトによれば『16 Personalities性格診断とMBTIは全く別のものであり、INTPやENFPなどアルファベットで性格タイプを表しているのはMBTIを真似たもの』とされています。両者を混同しないようにしましょう。

なお、この記事は「16Personalities性格診断」に依拠して解説をしていきます。「MBTI」について知りたい場合は、日本MBTI協会の発信を参照してみてください。

一般社団法人 日本MBTI協会

ISTP は何の略?意味は?

この記事で取り扱う「16 Personalities性格診断」における、ISTP(巨匠)タイプとは、「16 Personalities性格診断」の指標上、以下の分類結果でまとめられる性格タイプです。

  • 興味・関心の方向…内向型(I)
  • 物事の見かた…感覚型(S)
  • 判断のしかた…論理型(T)
  • 物事への姿勢…知覚型(P)

つまり、ISTP(巨匠)タイプとは、内向型・感覚型・論理型・知覚型の4つの性格的な特徴を持ったタイプということになります。

ISTP(巨匠)の性格的な特徴

ISTP(巨匠)タイプは、イメージとしてはエンジニアや職人の性格傾向に近い特徴を持っています。

内向型という性格傾向があることから、目の前の課題に対して自分一人で向き合い解決する能力に非常に優れています。自分のこだわりを貫いて一つの作品を作ることに喜びを感じるため、スペシャリストとしての素質に溢れた性格と言えるでしょう。

また、ミステリアスな人と感じられることも多々あります。冷静沈着に物事を分析していると思ったら、突発的に行動することも珍しくありません。これは、ISTP(巨匠)タイプの人に隠れたエネルギッシュさが突然爆発するためです。

ISTP(巨匠)タイプは物事を論理的に判断できる反面、スタンスとしては知覚を優先して行動するため、自分がいいと思ったことに従う傾向にあります。

したがって、もし組織のルールが間違っていると感じたら、ルールに従わずに勝手に行動してしまうといった弱みも孕んでいます。

総じて、ISTP(巨匠)タイプはスペシャリストといった強みはあるものの、突発的に行動することが多く、良くも悪くも破天荒な性格と言えるでしょう。

ISTP-AとISTP-Tの違い

ISTP(巨匠)タイプは、さらに「ISTP-A」と「ISTP-T」の二つの性格タイプに細分化されます。ハイフンの後につく「A」とは自己主張型を表しており、「T」は慎重型を表しています。

「ISTP-A」タイプの人は、自分の言いたいことや考えていることを発信する傾向にありますので、精神的なストレスを抱え込みにくいという強みがあります。

ただ、時にはわがままばかり言っているように感じられることもあり、周囲の人とうまくやっていけるかがポイントになります。

それに対し、「ISTP-T」タイプの人は考えていることを自分の心の中にしまいこんでしまう傾向にあるため、周囲の人と歩調を合わせられるものの、精神的にストレスを感じやすい傾向にあります。

どちらが優れている性格ということはありませんが、両者に違いがあるということだけ認識しておくと良いでしょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)に向いてる仕事15選

ISTP(巨匠)タイプの特徴について理解できたところで、ここからはISTP(巨匠)タイプに向いてる仕事を15選にしてご紹介します。

それぞれ仕事内容や、どういった点がISTP(巨匠)タイプの性格に向いてるのかについて解説しますので、これから仕事探しをしていきたいという人は参考にしてみてください。

システムエンジニア [ISTP(巨匠)に向いてる仕事1/15]

システムエンジニアは、システム開発を行う際に要件を決めたり、プロジェクトを組成してプログラマーの進捗管理をする仕事です。

プロジェクトによって異なりますが、一般的にはシステムエンジニアが直接プログラミングをすることはありません。そのため、「システムエンジニアであるが、プログラミングを実際にすることはできない」という人もいます。

一言でシステム開発をするといっても、ITシステムは非常に複雑に技術が絡み合っていますので、適当に向き合っていては顧客の希望する要件でのシステム開発はできません。

ISTP(巨匠)タイプの人は高い問題解決能力を有していますので、幅広いIT知見が求められるシステムエンジニアとしても活躍していけるでしょう。

IT業界では慢性的な人手不足に陥っていますので、未経験からでもシステムエンジニアを募集する求人が数多くあります。手に職をつけていき、市場価値の高い人材へと成長したいISTP(巨匠)タイプの人におすすめの仕事です。

プログラマー [ISTP(巨匠)に向いてる仕事2/15]

プログラマーは、システムエンジニアが作った要件定義書や仕様書に基づき、プログラミングスキルを持ってシステム構築をしていく仕事です。

建築現場で例えるなら、システムエンジニアは施工監督で、プログラマーは大工というイメージになります。

プログラマーとして活躍していくためには、プログラミング言語を習得し、必要に応じてその知識を活用していく必要があります。また、プログラミングの世界は日に日に技術が進化していることから、常に最新のスキルを身につけられるよう自発的に勉強していく必要があります。

ISTP(巨匠)タイプの人は、今自分が取るべき行動は何かを瞬時に考え、行動に移せる強みがありますので、プログラマーとして活躍し続けていくための素養があると言えるでしょう。

機械設計 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事3/15]

機械設計は、冷蔵庫や車など機械製品を作る際の設計図を作る仕事のことで、広義にはエンジニア職となります。

基本的に大量生産を前提に設計することになりますので、機械設計職が作る設計図は寸分のミスも許されません。そのため、高い知識と検証能力が求められるレベルの高い仕事と言えます。

実際に機械設計として働く人も職人気質の人が多く、ISTP(巨匠)タイプの職人肌といった性格傾向とマッチしているでしょう。

また、今まで会社で作ったことのある人がいないような新製品を設計する際は、自主的に技術を学んで業務に活かしていくといった行動が不可欠です。

ISTP(巨匠)タイプの人は、自発的に行動することを基礎行動だと捉えて動ける性格ですので、そういった意味でも機械設計職として活躍するための強みがあると言えます。

生産技術 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事4/15]

生産技術とは、機械設計と同じく機電系エンジニアに属する仕事の一つで、設計図を元にどうやって効率的かつ精度高く大量生産していくかの工程を設計するのが業務となります。

設計図通りの仕様で生産することはもちろんのこと、どうやったら低コストで不良品を抑えて大量生産をしていくかを考える仕事ですので、高い課題解決能力が求められます。

加えて、機械製品を常に相手にする仕事でもあることから、常に冷静に業務と向き合っていく必要があるとも言えるでしょう。

このような生産技術に求められる素質を、ISTP(巨匠)タイプの人は全て兼ね備えていますので、向いてる仕事と言えます。

プロゲーマー [ISTP(巨匠)に向いてる仕事5/15]

プロゲーマーは、ゲームの大会に出場し、勝利することで賞金を得て生活する人のことを言います。また、最近ではeスポーツが市民権を得てきていることから、スポーツ選手のようにスポンサーからお金をもらいつつゲームの腕を磨いていくような人も増えてきています。

プロゲーマーはゲームで勝ち続けることが常に求められる仕事となりますので、一人でゲームを黙々と研究し、スキルを身につけていく必要があります。

加えて、大会では相手の行動パターンや傾向を瞬時に分析し、ゲームプレイで圧倒していくことが求められるため、瞬発力と冷静さを兼ね備えていることも重要です。

プロゲーマーとして求められる資質は、職人気質で一つの物事を極めていくことに強みのあるISTP(巨匠)タイプの人の性格にマッチしていると考えられます。

格闘ゲームやFPSといったジャンルのゲームが得意だったり好きだったりする人は、プロゲーマーの道を検討してみてもいいかもしれません。

自動車整備士 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事6/15]

自動車整備士は、その名の通り持ち込まれた自動車の整備を生業とする仕事です。故障が考えられる自動車を点検し、どうやったら修理できるかを考えたり、定期的な車検を行ったりと、自動車に関するプロフェッショナルと言えるでしょう。

自動車は細かな点こそ違えど、基本的には同じようなパーツや構造で作り上げられています。ただ、自動車整備士が誤った知識で車を整備してしまうと、路上でいきなり車が壊れて大事故に発展するといったことも考えられます。

このように仕事の内容が人命に直結するということもあり、自動車整備士として働くためには整備士の国家資格を取得しなければなりません。

非常に高い専門知識と知見が求められる仕事であることから、ISTP(巨匠)タイプの人に向いてる仕事と言えます。

Webデザイナー [ISTP(巨匠)に向いてる仕事7/15]

Webデザイナーは、バナー画像やWebサイトなどWeb上で表示されるクリエイティブのデザインを行う仕事です。デザイナーという単語が入っていますが、特に美術大学を卒業していないとなれないというわけではありません。

Webデザインを進めていく上では、ディレクターの作成指示や意図をしっかりと汲み取っていく必要があります。また、想定するユーザーにどのようなデザインなら刺さるかを考えながら仕事をしていくことになりますので、センスよりも実務経験を積んでいくことが大切です。

ISTP(巨匠)タイプの人は職人気質であることから、自分がいいと思ったものを形にする能力に長けています。ものづくりに興味があるという人にも向いてる仕事の一つですので、スキルと経験を積んでいきたい人にもWebデザイナーはおすすめできます。

SEOディレクター [ISTP(巨匠)に向いてる仕事8/15]

SEOディレクターとは、メディアのSEO対策を考えて行動にまで落とし込む仕事です。SEOというのは、簡単にいうとGoogleやYahooといった検索エンジンで検索した時、どれだけ上位に検索結果を表示させられるかを考えることを言います。

どれだけ良い記事を書いたとしても、SEOで上位表示されなければ読者の目に止まることはありませんので、メディア戦略を重視する企業にとってなくてはならない存在と言えるでしょう。

SEOのトレンドは定期的に変化します。SEOディレクターとして働いていくのであれば、学習意欲やトレンドを読む力が求められるため、ISTP(巨匠)タイプの強みを存分に発揮できると考えられます。

会社に一人でもSEOディレクターとして優れたスキルを持つ人がいれば、その会社の利益を大きく改善することも可能です。ISTP(巨匠)タイプとして高い課題解決能力を活かせるという点でも、向いてる仕事として挙げられます。

アフィリエイター [ISTP(巨匠)に向いてる仕事9/15]

アフィリエイターは、アフィリエイトという成果型広告での収入を得て生活する人のことを言います。アフィリエイトというのは、ブログなどの記事内で商品を紹介し、そのリンクから実際に商品が購入された時にその一部を報酬として受け取れる仕組みです。

アフィリエイターとして収入を得ていくためには、SEO周りの知識と記事執筆能力の二つのスキルが主に求められます。自分一人で黙々とブログに向き合っていくことになりますので、ISTP(巨匠)タイプの仕事に対する姿勢とマッチしているでしょう。

アフィリエイターは副業としても取り組みやすい仕事ですので、気になる人はまずは自分のブログを開設し、そもそもアフィリエイトがどういったものなのかを実感してみるところから始めてみるのがおすすめです。

警察官 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事10/15]

警察官は、町の安全と安心を守る公務員です。パトロールや交通規制、事件が起きた時の解決から事故を未然に防止するための対策活動など、安全を守るために幅広い業務を担うことになります。

フィジカルの強さは当然求められますが、それ以上に求められる資質として、冷静に事件と向き合える精神力があります。ISTP(巨匠)タイプの強みは冷静さと課題解決力ですので、警察官の業務に高い親和性があると言えるでしょう。

なお、警察官になるには警察官採用試験に合格する必要があります。学力試験だけでなく身体検査や体力試験、面接IDなど、警察官として働く資質があるかを総合的に判断されます。

倍率も決して低くはありませんので、もし警察官になることに興味があるのであれば、まずは試験内容を詳しく調べるところから始めてみてください。

電気技師 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事11/15]

電気技師とは電気工事士とも言われ、電気設備の取り付け工事を行う仕事です。仕事をする上では電気工事士という国家資格が必要になり、どの種類の資格を持っているかによって入れる工事現場が変わってきます。

変電設備の配線や電気機器の回路メンテナンス、コンセントの取り付けから電球の交換まで、電気に関わる全てを担うのが業務内容となります。

知識と経験が重要となる電気のスペシャリストという点で、職人気質のISTP(巨匠)タイプに向いてる仕事と言えるでしょう。

映像編集者 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事12/15]

映像編集者は、撮影された動画素材を編集し、多くの視聴者に楽しんでもらえる動画を作る仕事です。

動画編集者と似てはいますが、どちらかというと映像編集者は映画やプロモーションムービーなど、シネマティックに撮影された動画を編集する仕事のことを指す傾向にあります。

映像編集をする上では、監督のイメージに合わせる意識だけでなく、いかに自分が良いと思った作品を追求できるかがポイントとなります。映像のプロフェッショナルとして仕事に向き合う姿はまさに職人であり、ISTP(巨匠)タイプの素養とマッチしていると言えるでしょう。

パイロット [ISTP(巨匠)に向いてる仕事13/15]

パイロットとは、飛行機などの航空機を操縦する仕事です。業務自体は「操縦」と極めてシンプルではありますが、決して簡単な仕事ではありません。

パイロットはその日の天候や風向き、乗客の人数などを計算に入れた上で航空機を操縦する必要があります。加えて、事故は絶対に起こせないためトラブルが起きようものなら瞬時に判断して対応していくことも求められます。

ISTP(巨匠)タイプの人は、どんな時であっても冷静に問題を解決するといったスキルに強みがありますので、パイロットとして活躍する素質があると言えます。

ただ、パイロットになれる確率は2%程度という調査結果もあり、パイロットになるまでには10年程度かかるなど、一握りの人しかなれないという点には注意が必要です。

農家 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事14/15]

農家は農作物を作って卸す仕事です。自分の畑を持ち、その土地に適した農作物を作るといったケースがほとんどで、必然的に地方郊外で自営業として働くことになります。

家族と協力するケースはありますが、農作業の多くは自分一人で黙々と進めていく必要があるため、トラブルが起きても冷静に対処することが求められます。

また、農業には正解がないため、自分なりのやり方を追求していかなければならず、一種の職人とも言えるでしょう。

肉体労働で大変な仕事ではあるものの、ニーズはほぼなくならない仕事とも言えますので、最近では若いうちから農家として働くことを選択する人も少なくはありません。

ISTP(巨匠)タイプの人は一人で黙々と作業することに向いてる性格ですので、農家として働く適性があると考えられます。

フリーランス全般 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事15/15]

フリーランスとは、会社に属することなく自分一人の力でお金を稼いで生活している人のことを言います。自営業と近いですが、イメージとしてはパソコン一台で収入を得ている人をフリーランスという傾向にあります。

会社に属していないため、ノルマややらなければならない仕事というものはありません。自分がやりたいことだけをやって稼げるという点で非常に魅力がある働き方である一方、安定感は皆無となりますので、どうしても毎日生きていくことに不安を感じ続けることになります。

ISTP(巨匠)タイプの人は自立志向が強いため、フリーランスという生き方を選択しても力強く稼いでいけるでしょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)に向いてる業種

ISTP(巨匠)タイプの人には、向いてる仕事だけでなく向いてる業種もいくつか存在します。

ここではISTP(巨匠)タイプに向いてる4つの業種をご紹介しますので、先ほどの向いてる仕事と合わせて参考にしてみてください。

①製造業

製造業には、以下のような業種が含まれています。

  • 製造業…機械製造業、金属・鉄鋼製造業、電気機械器具製造業、化学製品製造業、食品関連製造業、医薬品製造業

いわゆるメーカー企業では、一つの商品を作り上げるために黙々と働き続けるといった素養が求められます。ISTP(巨匠)タイプの人は、自分が興味を持っていることに対する集中力が極めて高いため、特にエンジニアとして活躍できるでしょう。

ただ、エンジニアとして働く上では理系的な知識が求められることもあります。求人票を確認し、募集要件として学歴が条件となっているかどうかについてはしっかり確認しておいてください。

②建設業

建設業には、以下のような業種が含まれています。

  • 建設業…土木一式工事業、建築一式工事業、大工工事業、左官工事業、とび・土木工事業、石工事業、屋根工事業、電気工事業、管工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、鋼構造物工事業、鉄筋工事業、舗装工事業、しゅんせつ工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、防水工事業、内装仕上工事業、機械器具設置工事業、解体工事業

このように、建設業に属する業種は非常に幅広く、会社規模も個人単位でやっているところもあれば、数百名単位で工事を受託している企業まで、様々あります。

ただ、いずれにしても工事現場で自分の経験を強く発揮していくことが求められるため、職人気質であればあるほど工事をスムーズに進められます。

自立心が高く、一人で黙々と作業に取り組んでいくことが得意なISTP(巨匠)タイプの人であれば、建設業で働く上で求められるスタンスや価値観を併せ持っていますので、しっかりと活躍していくことができるはずです。

③農林・水産業

農林・水産業には、以下のような業種が含まれています。

  • 農林・水産業…耕種農業、畜産農業、農業サービス業、漁業、育林業、素材生産業、林業サービス業

農林・水産業で働く場合は、基本的には自分が直接手を動かして作業を行うことになります。農業や漁業など、自身で畑を耕したり、船に乗り込んで魚を釣りに行ったりなど、とにかく肉体労働が必要になるという点はあらかじめ覚悟しておいてください。

ただ、業務としては自分との戦いとなりますので、黙々と作業することに強みのあるISTP(巨匠)タイプに向いてる業界と言えます。

④専門・技術サービス業

専門・技術サービス業には、以下のような業種が含まれています。

  • 専門・技術サービス業…研究業、士業、デザイン業、芸術家業、コンサルタント業、翻訳業

上記の業種は一例ですが、総じて職人気質を持っていてスペシャリストになることが得意なISTP(巨匠)タイプにとって、自分の専門性や技術を発揮できる業界は非常に相性が良いです。

また、専門知識や技術が求められる仕事は、それぞれの分野における発展に貢献するといった一面も持っています。自身の知見で世の中を変えるといったことも十分に可能であり、研究者気質でもあるISTP(巨匠)タイプにとって、働きがいのある仕事領域と言えるでしょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)には向いてない仕事

ISTP(巨匠)タイプの人は、自身の知識や経験を活かして黙々と作業を進める仕事に向いてる反面、コミュニケーションが多かったり、長期的に一つのプロジェクトを完遂させるような仕事には向いていません。

具体的には、ISTP(巨匠)タイプの人には以下のような仕事は向いていないと考えられます。

  • ①高い対人スキルが必要な仕事
  • ②長期的な計画や戦略を立てる仕事
  • ③ルーティンワークが多い仕事

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①高い対人スキルが必要な仕事

ISTP(巨匠)タイプに向いてる仕事は、自分一人で思ったように進められるといった特徴があります。逆に言えば、誰かとコミュニケーションを取りながら業務を進めていかないといけない仕事には向かないと言えます。

具体的には、以下のような仕事にはISTP(巨匠)タイプの人は向きません。

  • カウンセラー
  • 社会福祉士

ISTP(巨匠)タイプの人は物事を考える時に自分を中心としがちですので、他人の意見を組み入れてアドバイスをするといったことにはめっぽう弱い傾向にあります。

特に悩んでいる人に対して手を差し伸べなければならないカウンセラーや社会福祉士といった仕事は、共感性やコミュニケーション能力など、対人スキルを高いレベルで求められます。

ISTP(巨匠)タイプの人は、対話によって業務を進めていくような仕事と相性が悪いということを認識しておくと良いでしょう。

②長期的な計画や戦略を立てる仕事

ISTP(巨匠)タイプの人は、自分が興味を持ったことに対して情熱的かつ衝動的にアクションを取る傾向にあります。したがって、長期的にスケジューリングしたり、戦略を立てたりする仕事には向いていません。

具体的には、以下のような仕事だとISTP(巨匠)タイプの人は強いストレスを感じてしまうでしょう。

  • 経営/戦略コンサルタント
  • プロジェクトマネージャー

これらの仕事を抽象的に捉えると、自分が率先してチームメンバーに働きかけていくようなリーダー的な仕事と言えます。ISTP(巨匠)タイプの人は、スペシャリストでありゼネラリストではないため、特定分野に対する知見を発揮できる仕事に就くべきと言えます。

なお、計画や戦略を組み立ててチームに展開していく時は、高いコミュニケーション能力も必要になります。ISTP(巨匠)タイプの人は内向的な性格傾向にあるため、そういった意味でも向いてない仕事と考えられます。

③ルーティンワークが多い仕事

ISTP(巨匠)タイプの人は次々と新しいプロジェクトに配属され、知識と経験を活かして創造物を作っていくことにやりがいを感じる傾向にあります。そのため、日々変わり映えのしないルーティンワークが多い仕事には向きません。

ルーティンワークが多い仕事としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 事務職
  • コールセンター
  • 清掃作業員

いずれも毎日同じ業務を定められた手順で進めていくことが重要になる仕事ですので、ISTP(巨匠)タイプのクリエイティブ力が一切発揮できません。

また、ルールを守ることが苦手なISTP(巨匠)タイプにとって、絶対にマニュアル通りに業務を完遂させなければならない仕事との相性は最悪と言っても過言ではないでしょう。

ISTP(巨匠)タイプの人は、少しでも自分の想像力が活かせる仕事を選ぶことがおすすめです。

その他

ISTP(巨匠)タイプの性格傾向を踏まえると、以下のような仕事にも不向きだと言えます。

  • 学者

一見、黙々と作業していくという観点でISTP(巨匠)タイプと相性が良さそうに感じるかもしれませんが、学者はハイレベルな抽象的思考力が求められます。

ISTP(巨匠)タイプの人は、目の前の課題に対して効率的かつ現実的な思考をすることに強いため、求められる思考力に違いがあるのです。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)の強み

ISTP(巨匠)タイプの主な強みとしては、以下の3点が挙げられます。

  • ①高い問題解決能力
  • ②冷静さ
  • ③自立性が高い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①高い問題解決能力

ISTP(巨匠)タイプの人は、どれだけ困難な問題に直面したとしても、溢れ出るアイデア力と知見をフルに活かして解決へと導く力に長けています。

また、好奇心が旺盛な生粋のエンジニア気質でもあることから、問題の難易度が高ければ高いほど「なんとかして攻略してやろう」という気持ちが強まるため、実力以上の成果に繋げられるケースが多いです。

0から1を作る能力にも優れていますので、組織の体制を作り上げたり、業務フローを構築して仕事そのものの流れを整理するといったスキルにも強みがあります。

どのような仕事でも課題解決力は求められることから、ISTP(巨匠)タイプの人はスキルや経験が重要になる仕事への適性が高いと言えるでしょう。

②冷静さ

ISTP(巨匠)タイプの人は常に現実思考で意思決定をしますので、冷静に物事と向き合えるといった強みがあります。また、どのような相手も受け入れてしまう寛大さも兼ね備えているため、ちょっとやそっとのことでは動じません。

加えて、常に自分の中での正解を人知れず導いていることから、周囲の人が必要以上に騒いでいたとしても、自らが騒ぎの輪の中に入ることも少ない傾向にあります。そのような姿を見た人は、ISTP(巨匠)タイプのことを大人びた人だと感じることもあるでしょう。

③自立性が高い

ISTP(巨匠)タイプの人は、どんなことに対しても自分の力でなんとかしてしまおうとする傾向にあります。非常に自立性が高く、上司から仕事を教わるまでもなく自分なりの方法で実績を出すこともあり、手のかからない部下という印象を受けることも少なくないはずです。

また、基本的にISTP(巨匠)タイプの人は内向型であることからコミュニケーション能力には弱みを持っていますが、優れたプロジェクトを目にした時は好奇心が勝り、極めて積極的に会話を楽しむ一面も見られます。

これからの時代は、指示を待つだけの人間はAIに仕事を奪われるかもしれないという声もあります。自ら進んで仕事を覚え、自分なりの仕事の進め方を効率的にマスターできるISTP(巨匠)タイプの人は、向いてる仕事にさえ就ければすぐに実績を出していけるでしょう。

仕事場での活かし方

ISTP(巨匠)タイプの人は、職人のように一人で集中して作業を進めていく瞬間にパワーを発揮できます。そのため、データ分析や設計作成などの作業を行う際は、一人で集中できる環境に移動してしまうのがおすすめです。

弱みの部分でも触れますが、ISTP(巨匠)タイプの人は作業中に誰かに干渉されると一気に集中力が落ちますので、作業部屋や周りに同僚がいない場所に移動するか、それが難しければいっそのこと「今日は作業に集中したいので、あまり話しかけないでください」とストレートに伝えるのも手です。

他にも、自立性の高さを活かすために、難しい仕事を積極的に引き受けていくのも良いでしょう。最初はミスをしてしまうこともあるかも知れませんが、実務の中で自らを成長させるアクションを取れるタイプですので、タスクが終わる頃には見違えるような成長を果たせているでしょう。

このように、ISTP(巨匠)タイプの強みを活かすのであれば、集中することの重要性を自己認識することと、自ら難しい仕事にチャレンジする意識が大切になってきます。

就職や転職活動でのPR方法

就職活動や転職活動において、ISTP(巨匠)タイプの強みを自己PRする時の例文を2つご紹介します。

例文1

私はどれだけ困難な状況に陥っても、冷静に問題を解決できる人間です。

学生時代には、学園祭実行委員としてミスコンの企画・運営者を担当していました。ファイナリストの選定や会場手配、当日のスケジュールなど順調に準備が進んでいく中、ミスコンの終盤で使うドレスの貸し出しをお願いしていた業者が倒産してしまいました。

毎年同じ業者から借りていたこともあり、どうすればいいのか委員全員が混乱している中、私は冷静に近隣のアパレルショップに対して交渉を実施しました。結果的にすぐ代わりの業者が見つかり、無事にミスコンを終えることができました。

御社に入社してからも、この冷静さを武器にして活躍していきたいと思います。

例文2

私はどんな状況下であっても自立してアクションを取れるといった強みがあります。

前職では営業職として内定をもらい、現場配属されました。営業職自体は経験があったものの、入社した会社はニッチな業界であったため、業界知識の習得が必須という状況でした。

しかし、周囲の同僚や上司は常にオフィスにいることがなく、業界知識を知ろうにも知ることができない日々を過ごしていました。そんなことではいけないと思い、私は会社の元営業職経験者の人に話を聞きにいき、業界知識をインプットしました。

その後、インプットした知識をすぐに商談で活用することで知識を定着させるといったループを繰り返して行った結果、徐々に契約も取れるようになってきました。

後から聞いたところ、入社して勝手に勉強して実績に繋げてくる人間は初めてだったようで、中途入社者の部門でMVPをいただくこともできました。

今回は今までに経験をしたことのない企画職として応募させていただきましたが、すぐに自分が取るべきアクションを見定め、行動し続けることで早く企画者として一人前に成長していきたいと思っています。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)の弱み

ISTP(巨匠)タイプの人は、強みだけでなく以下のような弱みも持っています。

  • ①長期的な計画力がない
  • ②感情的理解が苦手
  • ③干渉されるのが苦手

強みだけでなく弱みも知って、自分に向いてる仕事や働き方を特定することに役立てるようにしましょう。それぞれ詳しく見ていきます。

①長期的な計画力がない

ISTP(巨匠)タイプの人は、瞬発的な判断や行動に対して凄まじい反応速度で対応できる反面、課題が長期的なものになると計画性の無さが弱みとして出てきてしまいます。

これは、ISTP(巨匠)タイプの人の好奇心の強さが影響していると考えられます。好奇心が高く様々なことに興味を持てるものの、その分興味のベクトルが四方八方に飛んでしまい、一つの物事に集中し続けることができない傾向にあるのです。

確かに、計画を考えるだけであれば、自立心の高いISTP(巨匠)タイプの人にとって朝飯前かもしれません。ただ、計画は立てるだけで終わりということではなく、やり遂げて初めて評価されるものです。

同じことに長期的に向き合えないという弱みがあることは、しっかりと心に刻んでおくと良いでしょう。

②感情的理解が苦手

ISTP(巨匠)タイプの人は良くも悪くも職人気質を持っていますので、しっかりとした自分の軸や世界が構築されています。相手の考えや言葉に惑わされることがないため、良く言えば自分を持っていると言えるものの、悪く言えば人の感情を理解するのが苦手です。

特に、ISTP(巨匠)タイプの人が人間関係を作ろうとする時、対話による共感ではなく、背中で語るような行動を通してしまいがちです。初対面の人からすれば、無口で勝手に行動している人と思われてしまうため、距離を置かれてしまうこともあり得るでしょう。

ISTP(巨匠)タイプの人が仕事を円滑に進めていきたいと考えるのであれば、人一倍コミュニケーションを意識するのが第一歩となります。

③干渉されるのが苦手

ISTP(巨匠)タイプの人は目の前のことに対する集中力がとにかく高いです。その反面、作業中に誰かに干渉されてしまうと一気に集中できなくなってしまうという弱みを持っています。

それだけでなく、ISTP(巨匠)タイプの人は自分の世界をしっかり持っていますので、その世界に干渉してくるような人が現れようものなら一気にやる気を失うことも考えられます。

誰にもまったく干渉されることなく生きていくのは、基本的に不可能です。ISTP(巨匠)タイプの人は時間の使い方や環境を工夫するなどして、他人から干渉されても自分の世界を保ち続けられるように心掛けましょう。

仕事場で注意すべきこと

ISTP(巨匠)タイプの人が仕事で注意すべきこととしては、まず相手のことを理解し受け入れる大切さを学ぶことが挙げられます。

特に、会社に勤めるサラリーマンの場合、ほぼ確実に誰かとコミュニケーションを取って仕事を進めていくことになります。自分の世界を大切にする気持ちも分かりますが、対峙している相手の気持ちを理解するといった意識もしっかり持つようにしてください。

また、長期的に物事に関わり続ける意識も持つようにしましょう。興味関心が尽きないのはいいことではありますが、長期的な計画が立てられないようでは、いつまで経っても大きな仕事に挑戦することはできません。

まずは、最終的なゴールを設定してから逆算的に中間ゴールを複数設定することで、ISTP(巨匠)タイプの人も飽きずにプロジェクトと向き合えるようになりますので意識してみてください。

就職や転職活動で損しないためのポイント

ISTP(巨匠)タイプの人が就職や転職活動における面接で注意すべきポイントとしては、コミュニケーションが第一に挙げられます。

面接というのは、企業が応募者のことをジャッジする場であるだけでなく、応募者と企業がマッチしているのかを確かめる場でもあります。

そのためには面接でしっかりと会話ができるかがポイントになりますので、面接官のことを受け入れながら、堂々と分かりやすいコミュニケーションを取ることを意識しましょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)がマッチする職場環境

ストレスなく自分らしく働き続けるためには、仕事内容だけでなく職場環境も非常に大切です。

ここでは、ISTP(巨匠)タイプの人にマッチする職場環境を3つご紹介します。

①自由度の高い職場

ISTP(巨匠)タイプの人は、自分の独立性を持って伸び伸びと働ける職場に安心感を覚える傾向にあります。そのため、働く自由度が高い職場にマッチしているでしょう。

  • フレックス制で働く時間を自由に決められる
  • 上司が細かく自分の行動を監視してこない
  • 成果さえ上げていれば、過程は問わない

このような職場は自由度が非常に高いため、ISTP(巨匠)タイプの人が持つ世界を壊さずに仕事と向き合えます。

反対に、どのような人も画一的に扱われるような、ルールに厳格な職場だとストレスを感じることもあるでしょう。

②技術的な改善が評価されやすい職場

ISTP(巨匠)タイプの人はエンジニア気質を持っているということもあり、実践的な思考による技術改善に強みを持っています。このことから、特に技術的な改善を評価してもらえる職場とマッチしていると言えます。

  • 社内でのエンジニアの立場が確立されている
  • 改善業務に対する評価制度が整っている
  • 保守的な人が比較的少なく、変革思考を持っている人が多い

会社によっては、営業職が一番偉くてエンジニアなどの技術部門の重要性を軽視しているケースもあります。そのような会社では、技術によるコスト圧縮などに成功してもなかなか評価してもらえないこともあります。

会社の上層部にエンジニア出身の人が多い会社では、技術的な改善が評価される制度が整っている傾向がありますので、会社のホームページをチェックしたり、面接で質問してみるのがおすすめです。

③単調さの少ない職場

あらゆる物事に好奇心を発揮できるISTP(巨匠)タイプの人には、単調さが少ない職場がマッチします。

  • IT業界など、変化が激しい業界に属している
  • 異動が比較的多く設けられている
  • 新商品や新サービスをどんどん展開している

特に新商品や新サービスを積極的に展開しているような、成長フェーズにある会社であれば単調な業務は少ないと考えられます。

また、変化の激しい業界に属していれば単調さは無くなる傾向にありますので、求人を探す際はその企業のポジションやプレスリリースなどをチェックしてみるのがおすすめです。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)に向いてる仕事を見つける方法

仕事選びを進めていく上では、自分の性格に合った方法を取ることが重要です。

ここからは、ISTP(巨匠)タイプに向いてる仕事を見つける方法として知っておきたいものを3つご紹介します。

①実際の業務内容に注目する

ISTP(巨匠)タイプは何よりも自分が向き合う仕事に対して真摯に向き合う意識を持っていますので、会社のネームバリューや規模などではなく、実際の業務内容に注目して求人を探すことをおすすめします。

エンジニア系の会社であれば、どのような技術を使っているのかであったり、開発実績を調査するのも良いでしょう。また、クリエイティブ系の会社であれば、発想力がどういった手法で発揮されているかを調べてみるのがポイントです。

入社後にどのような仕事ができるのかを具体化しておくことは、短期離職を防ぐという意味でも大切です。求人に応募する際は、できるだけその会社で働くイメージをクリアにしておく意識を持っておいてください。

②働き方や組織風土

自由な働き方を望むISTP(巨匠)タイプの人にとっては、働き方や組織風土もしっかりとチェックしておきたいところです。

働き方で言えば、「有給休暇の取得率」「育休・産休制度の利用率」だけでなく、「フレックスタイム制があるか」「リモートワークできるか」「直行直帰が柔軟にできるか」などの観点で求人票をチェックしておいてください。

また、組織風土としては風通しが良く、部下から上司に意見することが普といった環境が望ましいです。特に、ISTP(巨匠)タイプの人は自分の世界を大切にしたいと考えますので、忖度が求められるような風土かどうかを確認しましょう。

③業種や職種で見る

ISTP(巨匠)タイプの得意・不得意については、業種や職種でほぼほぼ判別できます。

一人でじっくり集中できる仕事や業界であればあるほど、ISTP(巨匠)タイプの人は実績を出しやすい傾向にありますので、基本的にはこの記事でご紹介した仕事や業界の求人を中心にチェックしていくと良いでしょう。

最初はたくさんの選択肢があって迷ってしまうと思いますが、求人を見ていく上で自然と興味を持てる業種や職種が絞られてくるはずですので、まずは自分の目で求人探しを始めてみるのがおすすめです。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)はどんな人と相性がいいの?

ここからは、ISTP(巨匠)タイプの人と性格上の相性がいい人の特徴について解説します。

仕事面①新しいアイデアや改善にオープンな上司

ISTP(巨匠)タイプの人は具体的な改善をするためのアイデアを出すことに強みがありますので、そうした提案に対してオープンに受け入れてくれる上司との相性が良いです。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えば、ENTJ(指揮官)タイプの上司です。想像力が豊かで、強い意志を持っているENTJ(指揮官)タイプの上司であれば、ISTP(巨匠)タイプの部下が提案したアイデアに対して前向きにフィードバックが期待できます。

また、突飛すぎるアイデアはお互い好まない傾向にもありますので、根本的な性格傾向も似ていると考えられます。ストレスなく仕事を進められるという意味で、心強い上司となってくれるはずでしょう。

仕事面②計画能力のある同僚

ISTP(巨匠)タイプの人は長期的な計画を設計して実現することに弱みがあります。そんな弱みを補完してくれるような、計画能力のある同僚は仕事における相性が良いと言えるでしょう。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えば、ENFJ(主人公)タイプです。複数人を取りまとめ、理想のゴールに向かって突き進むことに強みのあるENFJ(主人公)タイプの同僚とであれば、ISTP(巨匠)タイプが設計した計画を現実にすることができるでしょう。

仕事面③干渉の少ない同僚

ISTP(巨匠)タイプの人は自立心が強いため、他人から干渉されることを極めて嫌います。そんな性格と相性が良いのは、同じく人に干渉することの少ない同僚です。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えば、INTJ(建築家)タイプです。ISTP(巨匠)タイプと同じ内向型(I)の性格傾向がありますので、お互い独立独歩で業務に邁進していけるでしょう。

また、お互いに想像力が豊かといった強みを持っていますので、アイデア出しに煮詰まった時は、適度な距離感を持ってブレインストーミングに付き合ってもらうのもおすすめです。

プライベート面①新しいもの好きで冒険好きな人

ISTP(巨匠)タイプの人はプライベートであっても好奇心が旺盛で、挑戦性を持っています。そのため、率先して新しい場所やものを見つけて紹介してくれるようなESFP(エンターテイナー)タイプの友人との相性が良いです。

自発性が高く率先して新しい場所に連れて行ってくれるため、ISTP(巨匠)タイプの感性やセンスにいい刺激を与えてくれることでしょう。

プライベート面②個人の時間を尊重する人

仕事だけでなく、プライベートにおいても自分の時間を邪魔されたくないと考えるISTP(巨匠)タイプにとって、同じく個人の時間を尊重するINTP(論理学者)タイプの性格の人との相性は良いです。

お互いに内向型(I)の性格傾向ですので、二人でいても会話は少ないかもしれませんが、そんな時間も心地よいと感じるはずです。

ISTP(巨匠)タイプの人がINTP(論理学者)タイプの人とプライベートで過ごす場合は、無理に会話しようとせず、マイペースに過ごす意識を持っておきましょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)と相性が悪い性格タイプ

続いて、ISTP(巨匠)タイプと相性が悪い性格タイプについても解説します。

悪い性格タイプ①過度に感情的なタイプ

ISTP(巨匠)タイプの人は冷静で自分の軸を持っていますので、感情的な人を見ると一歩引いて関係性を深めたがらない傾向にあります。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えば、ESFJ(領事官)タイプの人は、社交的で思いやりがある反面、感情的に会話することも少なくないため、ISTP(巨匠)タイプの人との相性は良くないと言えます。

もし感情的に話しているESFJ(領事官)タイプの人を見たら、冷静になるまで一旦放っておくと良いでしょう。

悪い性格タイプ②ルールや慣習に厳格なタイプ

仕事においてもプライベートにおいても、自由に過ごしたいと考えているISTP(巨匠)タイプにとって、ルールや慣習に厳格な人との相性は最悪と言っても過言ではありません。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えばISFJ(擁護者)タイプです。ISFJ(擁護者)タイプの人は他人を守ろうとする献身性が強いためルールを人一倍守ろうとします。

ISTP(巨匠)タイプの人に対してもルールを守るように指摘してくることが考えられますので、指摘に真っ向から否定するのではなく、まずは自分の考えも相手に伝えて会話することを意識してみてください。

悪い性格タイプ③計画性がないことを嫌うタイプ

ISTP(巨匠)タイプは計画性の無さが弱みです。そんな計画性の無さについて嫌悪感を感じるような性格の人とは、どうしてもいい相性だと言えません。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えばENFJ(主人公)タイプです。ENFJ(主人公)タイプとは、弱みを補完できるという観点で仕事上の相性はいいものの、プライベートにおいては互いにストレスを感じてしまいやすい傾向にあります。

ENFJ(主人公)タイプの友人と付き合う際は、最初に自分には計画性がないことをカミングアウトしておき、助けてもらいやすい関係性を築いておくのがおすすめです。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)の性格タイプを更に詳しく理解しよう

ここでは改めて、ISTP(巨匠)タイプの性格傾向について詳しく解説します。

16PersonalitiesのISTPについて

記事の序盤で解説した通り、ISTP(巨匠)タイプの特徴は「16 Personalities性格診断」で用いられる4つの性格傾向の組み合わせを表したものです。

興味・関心の方向内向型(I)外交型(E)
物事の見かた感覚型(S)直観型(N)
判断のしかた論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

つまり、ISTP(巨匠)タイプの人は内向型(I)、感覚型(S)、論理型(T)、知覚型(P)の4つの性格的特徴を兼ね備えたタイプということです。

ISTP(巨匠)タイプの人の性格上における特徴を一言で表すなら、「真面目にコツコツと仕事をこなす職人気質」です。自分の世界に没頭し、どんな物事でも解決してしまうことから、職場で頼られる存在となっていることも多いでしょう。

ただ、内向型(I)かつ論理型(T)という性格傾向があることから、相手の気持ちを考えない発言をしてしまうことも往々にしてあります。

そのため、いい人間関係を築いていきたいのであれば、人一倍相手の考えていることに寄り添うような意識を持つことが鍵になってきます。

自分の性格タイプを活かす方法をアドバイス

ISTP(巨匠)タイプの人は、好奇心旺盛な性格を活かすためにも、気になったことがあったらまずは徹底的に調べることがおすすめです。

知識を蓄えれば蓄えるほど、ISTP(巨匠)タイプの人が生み出せるものの種類が増えますので、仕事のバリエーションが豊富になっていきます。

また、特に恋愛など他人との関係性を良くしていきたいような時は、自分の性格を先んじてオープンにしておくことが有効です。「自分は自分の時間をある程度取りたい」「傷つける発言をしてしまっていたら指摘して欲しい」などを自己開示しておくことで、トラブルを未然に防止することができるでしょう。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ISTP(巨匠)について「よくある質問」

最後に、ISTP(巨匠)タイプについてよくある質問をまとめました。

ISTPのあるあるって?

ISTP(巨匠)タイプのあるあるをいくつかご紹介します。

  • どんな課題であっても自分なりの答えがすぐに導ける
  • 会話するよりも、パソコンや機械をいじっている時間の方が好き
  • 自分の思い通りにいかないとイライラしてしまう
  • ストレスを感じた時は、一旦自室に閉じこもりがち
  • 自分の仕事の成果を褒められた時に人一倍喜んでしまう
  • 数多くの友達を作るより、落ち着ける友達数人を作る方がいい

あなたはいくつ当てはまりましたか?

ISTPはなぜ「巨匠」と呼ばれるのか?

ISTP(巨匠)タイプが巨匠と呼ばれるのは、プロフェッショナル思考の持ち主だからです。そもそも巨匠というのは画家や陶芸家などの専門家に対して使われるような言葉ですので、同じくなんらかの専門的知識に優れているからこそ、「巨匠」と表現されていると言えます。

興味を持ったことに一直線に向き合えることは明らかに強みとなります。これからもスペシャリストを目指して目の前の仕事に挑戦していきましょう。

ISTPが他人に興味がないといわれるのはなぜ?

ISTP(巨匠)タイプは自分一人で黙々と作業をする傾向にあり、他人とコミュニケーションを取ることが得意ではありません。そうした性格があるからこそ、他人に興味がないと言われがちです。

ただ、ISTP(巨匠)タイプが本当に他人に興味を持っていないということではありません。感情表現をすることが苦手なので、興味を持っていても話しかけられないというのが正しい表現と言えるでしょう。

ISTP(巨匠)タイプの人は、まずは恐れずに相手とコミュニケーションを取ってみるなど、一歩踏み出してみる意識を持ってみてください。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

まとめ:ISTP(巨匠)に向いてる仕事をゲットしよう!

ISTP(巨匠)タイプの人は、プロフェッショナル的な仕事に向いていますので、エンジニアなどの技術職と相性が良い傾向にあります。

また、ルールに縛られずに自由に業務を進めたいと考えていることから、クリエイティブ系の仕事とも相性が良いでしょう。

この記事で解説した内容を参考に自分の性格傾向を把握し、向いてる仕事を見つけてみてください。

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ABOUT US
古庄 拓取締役
株式会社ジェイック取締役。IT業界・コンサルティング業界等への転職支援からキャリアを開始。大学キャリアセンターとの就職支援プロジェクト(2021年2月末:102大学と連携)、新卒の就職支援事業、リーダー研修事業など、複数サービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。新卒の就職、中途の転職、また企業側の採用・育成事情に詳しい。 7つの習慣R認定担当インストラクター、原田メソッド認定パートナー、EQPI認定アナリスト等