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ISTP(巨匠)に向いてる仕事15選!性格から分かる適職一覧

ISTP(巨匠)に向いてる仕事15選!性格から分かる適職一覧

ISTP(巨匠)向いてる仕事は、冷静にデータや顧客を分析し、難易度の高い課題に対して解決策を考えていく仕事が挙げられます。

こちらの記事では、ISTP(巨匠)に向いてる仕事や業種、向いていない仕事や、ISTP(巨匠)の傾向にあった強み弱みの活かし方を解説していきます。

ぜひ就職活動や普段の仕事に役立ててください。

記事のPoint
  • ISTP(巨匠)に向いている仕事には、プログラマー、警察官、農家などがある
  • ISTP(巨匠)の性格は、自分のこだわりを貫き行動するのが好きなスペシャリストタイプ
  • ISTP(巨匠)の強みは冷静さ、自立性の高さなど。弱みは人の感情を理解するのが苦手なことなど
  1. システムエンジニア 
    高い問題解決能力、幅広いIT知見が求められる
  2. プログラマー 
    最新のスキルに対する自発的な勉強、瞬時の行動力が必要
  3. 機械設計
    高い知識と検証能力が求められる仕事に職人気質の性格が適している
  4. 生産技術 
    高い課題解決能力、冷静さが活かせる
  5. プロゲーマー
    瞬発力、冷静さ、スキルを高める職人気質が重要
  6. 自動車整備士
    高い専門知識と知見が求められる仕事が向いている
  7. Webデザイナー
    職人気質の性格を活かし思ったものを形にすることができる
  8. SEOディレクター 
    強みである学習意欲やトレンドを読む力が活かせる
  9. アフィリエイター
    SEO周りの知識と記事執筆能力が同時に求められる
  10. 警察官
    冷静に事件と向き合える精神力、課題解決力が求められる
  11. 電気技師
    知識と経験が重要となる仕事に職人気質の性格が適している
  12. 映像編集者
    職人気質を活かし映像作品の良さを追求できる
  13. パイロット
    瞬時の判断力、冷静に問題を解決するスキルが重要
  14. 農家
    一人で黙々と作業し自分なりのやり方を追求する仕事が適している
  15. フリーランス全般
    自立志向が強い性格が向いている

ISTP(巨匠)の人とは?

ISTP(巨匠)とは、最近話題の「16 Personalities性格診断」の診断結果の一つです。

ISTP(巨匠)タイプの人に向いてる仕事をご紹介する前に、まずはISTP(巨匠)タイプがどういった性格傾向にあるのかを解説します。

ISTPの16 Personalities性格診断とは?

そもそも、「16 Personalities性格診断」とはどういった診断なのかについて解説します。

「16 Personalities性格診断」とは、興味関心やものの見方の傾向を分析し、その人の本質的な価値観や強み・弱みを明らかにする診断テストのことを言います。

誰でも無料で診断を受けることができ、ネット上でおよそ60問の問いに回答していくことで、性格タイプの結果を知ることが可能です。自分自身を詳しく知りたい人や、就職・転職活動の自己分析の一環として活用する人が受検する傾向にあります。

なお、「16 Personalities性格診断」では以下のような質問がなされます。

  • ひとつのプロジェクトを完全に終わらせてから、次のプロジェクトを始めるのが好き
  • 些細なことでも間違えると、自分の能力と知識全般を疑ってしまう
  • 予定表やリストなどの整理・管理ツールを使うのが好き

このような質問に対し、自分はどれくらい同意するかを7段階のレベルで回答していくだけで、自分の性格傾向が16タイプのどれに該当するのかの結果が得られます。

また、「16 Personalities性格診断」における診断結果は4文字のアルファベットで表されますが、これは以下の4つの性格指標と2つのタイプの組み合わせを意味しています。

興味・関心の方向内向型(I)外交型(E)
物事の見かた感覚型(S)直観型(N)
判断のしかた論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

この表の組み合わせは全部で16通りとなるため、「16 Personalities性格診断」という名前になっているのです。

また、「16 Personalities性格診断」とよく混同されている性格検査として「MBTI(エム ビー ティー アイ/Myers-Briggs Type Indicator)」というものもあります。

「MBTI」は世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査で、公式サイトによれば『16 Personalities性格診断とMBTIは全く別のものであり、INTPやENFPなどアルファベットで性格タイプを表しているのはMBTIを真似たもの』とされています。両者を混同しないようにしましょう。

なお、この記事は「16Personalities性格診断」に依拠して解説をしていきます。「MBTI」について知りたい場合は、日本MBTI協会の発信を参照してみてください。

一般社団法人 日本MBTI協会

ISTP は何の略?意味は?

この記事で取り扱う「16 Personalities性格診断」における、ISTP(巨匠)タイプとは、「16 Personalities性格診断」の指標上、以下の分類結果でまとめられる性格タイプです。

  • 興味・関心の方向…内向型(I)
  • 物事の見かた…感覚型(S)
  • 判断のしかた…論理型(T)
  • 物事への姿勢…知覚型(P)

つまり、ISTP(巨匠)タイプとは、内向型・感覚型・論理型・知覚型の4つの性格的な特徴を持ったタイプということになります。

ISTP(巨匠)の性格的な特徴

ISTP(巨匠)タイプは、イメージとしてはエンジニアや職人の性格傾向に近い特徴を持っています。

内向型という性格傾向があることから、目の前の課題に対して自分一人で向き合い解決する能力に非常に優れています。自分のこだわりを貫いて一つの作品を作ることに喜びを感じるため、スペシャリストとしての素質に溢れた性格と言えるでしょう。

また、ミステリアスな人と感じられることも多々あります。冷静沈着に物事を分析していると思ったら、突発的に行動することも珍しくありません。これは、ISTP(巨匠)タイプの人に隠れたエネルギッシュさが突然爆発するためです。

ISTP(巨匠)タイプは物事を論理的に判断できる反面、スタンスとしては知覚を優先して行動するため、自分がいいと思ったことに従う傾向にあります。

したがって、もし組織のルールが間違っていると感じたら、ルールに従わずに勝手に行動してしまうといった弱みも孕んでいます。

総じて、ISTP(巨匠)タイプはスペシャリストといった強みはあるものの、突発的に行動することが多く、良くも悪くも破天荒な性格と言えるでしょう。

ISTP-AとISTP-Tの違い

ISTP(巨匠)タイプは、さらに「ISTP-A」と「ISTP-T」の二つの性格タイプに細分化されます。ハイフンの後につく「A」とは自己主張型を表しており、「T」は慎重型を表しています。

「ISTP-A」タイプの人は、自分の言いたいことや考えていることを発信する傾向にありますので、精神的なストレスを抱え込みにくいという強みがあります。

ただ、時にはわがままばかり言っているように感じられることもあり、周囲の人とうまくやっていけるかがポイントになります。

それに対し、「ISTP-T」タイプの人は考えていることを自分の心の中にしまいこんでしまう傾向にあるため、周囲の人と歩調を合わせられるものの、精神的にストレスを感じやすい傾向にあります。

どちらが優れている性格ということはありませんが、両者に違いがあるということだけ認識しておくと良いでしょう。

ISTP(巨匠)タイプの意味や特徴については以下の記事で詳しく解説しています。

日本におけるISTP(巨匠)の割合

16personalitiesの公式サイトで公表されているデータによれば、日本におけるISTP(巨匠)の割合は2.87%となっています。

また、性格傾向を細分化した「T(神経型)」と「A(自己主張型)」で見てみると、ISTP-Tは1.54%、ISTP-Aは1.33%であり、神経型のISTP-Tの方が多い割合となっています。

ISTP(巨匠)タイプの日本人は全ての性格タイプの中でも割合が少なく、トップレベルに珍しい性格だと言えます。

全32タイプのうち、ISTP-TとISTP-Aはそれぞれ28番目と29番目に多い割合となっていることから、ISTP(巨匠)というだけで、他の人とは異なる才能やスキルを発揮できる可能性があると言えます。

日本における16personalities各タイプの割合について、以下の記事で詳しく解説しています。

出典:Japan Personality Profile | Country Personality Profiles | 16Personalities

ISTP(巨匠)に向いてる仕事15選

ISTP(巨匠)タイプの特徴について理解できたところで、ここからはISTP(巨匠)タイプに向いてる仕事を15選にしてご紹介します。

ISTP(巨匠)は高い問題解決能力と、ゼロからイチを生み出すような想像力に長けた性格のため、システムエンジニアやWebデザイナー、機械設計などの仕事に向いています。

それぞれ仕事内容や、どういった点がISTP(巨匠)タイプの性格に向いてるのかについて解説しますので、これから仕事探しをしていきたいという人は参考にしてみてください。

  1. システムエンジニア 
    └高い問題解決能力、幅広いIT知見が求められる
  2. プログラマー 
    └最新のスキルに対する自発的な勉強、瞬時の行動力が必要
  3. 機械設計
    └高い知識と検証能力が求められる仕事に職人気質の性格が適している
  4. 生産技術 
    └高い課題解決能力、冷静さが活かせる
  5. プロゲーマー
    └瞬発力、冷静さ、スキルを高める職人気質が重要
  6. 自動車整備士
    └高い専門知識と知見が求められる仕事が向いている
  7. Webデザイナー
    └職人気質の性格を活かし思ったものを形にすることができる
  8. SEOディレクター 
    └強みである学習意欲やトレンドを読む力が活かせる
  9. アフィリエイター
    └SEO周りの知識と記事執筆能力が同時に求められる
  10. 警察官
    └冷静に事件と向き合える精神力、課題解決力が求められる
  11. 電気技師
    └知識と経験が重要となる仕事に職人気質の性格が適している
  12. 映像編集者
    └職人気質を活かし映像作品の良さを追求できる
  13. パイロット
    └瞬時の判断力、冷静に問題を解決するスキルが重要
  14. 農家
    └一人で黙々と作業し自分なりのやり方を追求する仕事が適している
  15. フリーランス全般
    └自立志向が強い性格が向いている

システムエンジニア [ISTP(巨匠)に向いてる仕事1/15]

ISTP(巨匠)は複雑な構造のものでもすぐに理解することが得意なため、システムエンジニアの仕事に向いています。

システムエンジニアの業務では、複雑なプログラム構造を理解する必要がありますが、ISTP(巨匠)の強みである理解力や分解力を活かすことで、どういったポイントを意識して設計図を組めばいいかが判断できます。

また、システム開発ではトラブルがつきものですが、ISTP(巨匠)の冷静な判断力があれば、問題を1つずつ解決して遅れることなく仕事を進めていけるでしょう。

①平均年収523万円
必要なスキル・システム開発、ITインフラに関する知識
・プログラミングスキル
・コミュニケーション能力
・マネジメントスキル
③仕事に就くためには?・コンピューターメーカー、システム開発会社などの求人に応募する
④関連する資格・情報処理技術者試験
・基本情報技術者試験
・システムアーキテクト試験

プログラマー [ISTP(巨匠)に向いてる仕事2/15]

ISTP(巨匠)は、新しい技術を身に付けて仕事に活かすような業務に向いているため、プログラマーの適性があります。

プログラマーとして働く上では、プログラミング技術を日々アップデートしていく必要があります。ISTP(巨匠)は職人気質を持った性格ですので、自分から進んで技術の習得を行えるため、プログラマーとして活躍しやすい性格だと言えるでしょう。

ISTP(巨匠)は自立心も高いため、与えられたタスクを粛々とこなす優秀なプログラマーになれることが考えられます。

①平均年収558万円
必要なスキル・プログラミングスキル
・論理的思考力
・情報収集スキル
③仕事に就くためには?・情報サービス会社、メーカーなどに就職しプログラマーとして配属される
④関連する資格・基本情報処理技術者

機械設計 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事3/15]

ISTP(巨匠)は、今までにない新しいものづくりに挑戦することにやりがいを感じる性格のため、機械設計の仕事に向いています。

機械設計では、今までにないプロダクトの設計図を作ることになりますが、ISTP(巨匠)の想像力や発想力、新しいものを生み出す力を発揮することができれば、仕事で活躍していくことが期待できます。

加えて、ISTP(巨匠)には複雑な物事を他人に分かりやすく説明するような力も備わっていますので、自身が作り上げた設計図で世の中を変えるような製品を作り上げていけるでしょう。

①平均年収612万円
必要なスキル・機械設計に関する専門知識
・調整、管理能力
・ヒアリング力
・コミュニケーション能力
③仕事に就くためには?・専門学校、大学などを経て、企業の機械設計技術者求人に応募する
④関連する資格・機械設計技術者

生産技術 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事4/15]

ISTP(巨匠)は、自らの技術を高めて仕事に活かしていくような業務に向いているため、生産技術に適性があります。

生産技術では、機械設計職が作った設計図をブラッシュアップするような業務に携わることになりますが、ISTP(巨匠)は課題を見つけて解決していく能力に長けていますので、より生産効率の高い方法を作り上げることができるでしょう。

また、ISTP(巨匠)の強みである冷静さを活かせば、機械や工場スタッフを相手に的確な指示をしていけるため、円滑に仕事を進められるはずです。

①平均年収688万円
必要なスキル・製品の技術知識と製造知識
・冷静な判断力
・忍耐力
③仕事に就くためには?・企業で技術者として経験を積んだ後、生産・品質管理の部署に配属される
④関連する資格・技術士

プロゲーマー [ISTP(巨匠)に向いてる仕事5/15]

ISTP(巨匠)は、1人でコツコツと同じことに取り組み続け、スキルを身に付けることにやりがいを感じる性格のため、プロゲーマーに向いています。

プロゲーマーとして活躍し続けるためには、同じゲームを研究し続ける必要がありますが、ISTP(巨匠)からすれば非常にやりがいを感じる行為だと言えます。

また、プロゲーマーは瞬時に状況を把握して、冷静に対処をしていくような動きが求められますので、ISTP(巨匠)の強みである冷静さが活かせる点も適性があるポイントと言えます。

①平均年収450万円
必要なスキル・集中力
・ゲーミングスキル
・忍耐力
③仕事に就くためには?・ゲームの大会などに出場して実績を積む
④関連する資格・特に資格は必要とされない

自動車整備士 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事6/15]

ISTP(巨匠)は、1人で機械を黙々といじって修理をするような仕事に向いているため、自動車整備士にも適性があります。

自動車整備士は持ち込まれた自動車の点検や修理を担う仕事ですが、職人気質の高いISTP(巨匠)にとってみれば天職とも言える仕事でしょう。

技術力や集中力、どういった点が問題なのかを見極める能力など、幅広くスキルが求められる自動車整備士という仕事に対し、ISTP(巨匠)は強みの全てを活かして、業務に取り掛かることができます。

①平均年収488万円
必要なスキル・自動車整備に必要な知識と技術
・コミュニケーション能力
・集中力
・探究心
③仕事に就くためには?・整備工場、自動車ディーラーなどの自動車整備士求人に応募する
④関連する資格・自動車整備士
・自動車の運転免許
就職カレッジよくあるご相談
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Webデザイナー [ISTP(巨匠)に向いてる仕事7/15]

ISTP(巨匠)は、高い職人気質がありますので、Webデザイナーの仕事に向いています。

Webデザイナーは、日々自身のデザインスキルを向上させるために、様々なデザインを見たり、デザイン知識をインプットし続けることが求められます。

ISTP(巨匠)は、1つの物事のプロフェッショナルになる適性が高いため、Webデザイナーになることができれば、社内でも唯一無二のスキルを持った存在になれるでしょう。

①平均年収509万円
必要なスキル・デザインの基礎知識・技術
・パソコンスキル
・Webマーケティングの知識
・表現力
③仕事に就くためには?・Webサイトの企画制作会社に就職する
・フリーランスとして働く
④関連する資格・ウェブデザイン技能士
・アドビ認定エキスパート

SEOディレクター [ISTP(巨匠)に向いてる仕事8/15]

ISTP(巨匠)は、数字を見て課題を特定し、解決策を導き出すような強みがありますので、SEOディレクターにも向いています。

SEOディレクターはWebサイトのアクセスを分析するような仕事ですが、ISTP(巨匠)の課題解決力を発揮できれば、会社の利益を大きく改善していけるはずです。

また、SEOは日々トレンドや仕様が変化しているものですので、情報をインプットし続けることも重要です。

ISTP(巨匠)の高い学習能力が活かせる点も、SEOディレクターの仕事に向いてる理由と言えます。

①平均年収554万円
必要なスキル・SEOに関する知識
・アクセス解析の知識
・情報収集能力
・分析能力
③仕事に就くためには?・企業のSEOディレクター求人に応募する
・SEOライターとしてノウハウを貯める
④関連する資格・SEO検定
・認定SEOコンサルタント
・Webアナリスト検定

アフィリエイター [ISTP(巨匠)に向いてる仕事9/15]

ISTP(巨匠)は、自分が作ったものを黙々と改善していくような職人気質に優れた性格のため、アフィリエイターに向いています。

アフィリエイターは、自分で作ったブログやSNSアカウントを更新し続けて広告収入を稼ぐような仕事ですが、職人気質の高いISTP(巨匠)との適性が強いと考えられます。

加えて、アフィリエイターはSEOディレクターと同じく、ネットのトレンドを常にインプットし続けることが求められますが、ISTP(巨匠)の学習能力や分析力を活かすことができれば、高い収入を稼いでいくことも期待できます。

①平均年収0万円
必要なスキル・ライティングスキル
・情報収集能力
・ブログ、SNSの知識
SEOの知識
③仕事に就くためには?・ブログやWebサイトを構築しアフィリエイト広告を貼る
④関連する資格・特に資格は必要とされない

警察官 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事10/15]

ISTP(巨匠)は、どんな状況であっても冷静に判断をすることができる性格のため、警察官に向いています。

警察官として働いていると、日々突発的な事件に対して対処しなければなりませんが、ISTP(巨匠)の冷静さや課題解決力を活かすことで、事件を解決に導くことができるはずです。

警察官になるためには一定の学力も求められますが、インプットが得意なISTP(巨匠)であれば、試験に合格することも難しくないと考えられます。

①平均年収720万円
必要なスキル・正義感
・倫理観
・強靭な体力と精神力
③仕事に就くためには?・警察官採用試験に合格する
④関連する資格・特に資格は必要とされない

電気技師 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事11/15]

ISTP(巨匠)は、自分の知識を活かして作業に没頭することに長けていますので、電気技師に向いています。

電気技師は、基盤や回路など機械製品の専門的な知識が求められる仕事ですが、ISTP(巨匠)は学習能力が高いことに加えて、インプットした知識をすぐにアウトプットできるような強みがあるため、高いスキルを持った電気技師になることができます。

スキルや知識を身に付けるだけでなく、ISTP(巨匠)には冷静さも持ち合わせていることから、トラブル対処能力が高く、電気技師として多くの人から信頼されるでしょう。

①平均年収551万円
必要なスキル・電気設備を取り扱う知識と技術
・慎重さ
・責任感
③仕事に就くためには?・工業高専などで課程を修了し資格を取り電気工事会社などに就職
④関連する資格・電気工事士(第一種・第二種)

映像編集者 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事12/15]

ISTP(巨匠)は、職人気質を持ってどんな物事にも取り組める性格のため、映像編集者の仕事に向いています。

映像編集者には職人気質があることが常に求められます。

加えて、技術力が重要となる仕事になりますが、いずれもISTP(巨匠)の強みを発揮しやすい点が特徴です。

ISTP(巨匠)が映像編集者になれば、与えられた仕事を素早くこなせるだけでなく、副業としてさらに収入を稼いでいくこともできるでしょう。

①平均年収551万円
必要なスキル・編集ソフトの操作スキル
・継続的な学習意欲
・企画構成力
・忍耐力
③仕事に就くためには?・映像プロダクション、テレビ局などの映像編集者求人に応募する
④関連する資格・アドビ認定プロフェッショナル
・CGクリエイター検定
・動画編集検定

パイロット [ISTP(巨匠)に向いてる仕事13/15]

ISTP(巨匠)は、どんな状況に陥っても冷静に物事を判断してトラブル対処できる性格のため、パイロットに向いています。

パイロットとして航空機を運転していると、大小様々なトラブルに見舞われることも少なくありません。ISTP(巨匠)の冷静さや判断力を発揮できれば、多くの乗客を安全に目的地まで送迎することができるでしょう。

知識や技術力がとにかく重要になる仕事ですので、職人気質のISTP(巨匠)に非常に向いています。

①平均年収1779万円
必要なスキル・航空機操縦のスキル
・体調管理能力
・冷静な判断力
③仕事に就くためには?・パイロット養成施設、航空大学校などを経て航空会社に就職
④関連する資格・事業用操縦士
・定期運送用操縦士

農家 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事14/15]

ISTP(巨匠)は、1人で黙々と作業できるような仕事に向いていますので、農家の適性があります。

農家は基本的に1人で畑を耕し農作物を作る仕事になるため、黙々と作業をすることにやりがいを感じるISTP(巨匠)にとって、働きがいを感じやすいと考えられます。

また、農作物を作るにあたっては様々なトラブルが発生することもありますが、ISTP(巨匠)の冷静さや判断力、トラブル対応力の高さを発揮できれば、どんなトラブルもものともせず農家として稼いでいけるでしょう。

①平均年収0万円
必要なスキル・農業や経営のノウハウ
・忍耐力
・植物に対する興味、研究意欲
③仕事に就くためには?・農業法人に就職する
・家業を継承する
・補助金などを利用し個人で農業を始める
④関連する資格・・特に資格は必要とされない

フリーランス全般 [ISTP(巨匠)に向いてる仕事15/15]

ISTP(巨匠)は自立思考が高いため、フリーランスといった働き方にも向いています。

フリーランスは自由に働ける反面、自分で自分を律することができないとお金を稼ぐことができません。

その点、ISTP(巨匠)は自分がやるべきことを自分で判断し、高い自己管理能力を発揮して物事を進められますので、フリーランスという働き方に適性があります。

それだけでなく、ISTP(巨匠)はスキルアップを黙々と進められる性格ですので、フリーランスとしてスキルを上げてどんどん稼いでいくことも期待できるでしょう。

①平均年収ピンキリ
②必要なスキル・自己管理能力
・仕事を獲得する営業力
・スケジュール管理能力
・専門的に特化したスキル
③仕事に就くためには?・専門分野に対する知識や実績を付ける
・本やwebサイトをかつようして独学でスキルをつける
④関連する資格分野により異なる

出典:厚生労働省「職業情報サイト jobtag」

ISTP(巨匠)に向いてる業種

ISTP(巨匠)タイプの人には、向いてる仕事だけでなく向いてる業種もいくつか存在します。

ここではISTP(巨匠)タイプに向いてる4つの業種をご紹介しますので、先ほどの向いてる仕事と合わせて参考にしてみてください。

①製造業

製造業には、以下のような業種が含まれています。

  • 製造業…機械製造業、金属・鉄鋼製造業、電気機械器具製造業、化学製品製造業、食品関連製造業、医薬品製造業

いわゆるメーカー企業では、一つの商品を作り上げるために黙々と働き続けるといった素養が求められます。ISTP(巨匠)タイプの人は、自分が興味を持っていることに対する集中力が極めて高いため、特にエンジニアとして活躍できるでしょう。

ただ、エンジニアとして働く上では理系的な知識が求められることもあります。求人票を確認し、募集要件として学歴が条件となっているかどうかについてはしっかり確認しておいてください。

②建設業

建設業には、以下のような業種が含まれています。

  • 建設業…土木一式工事業、建築一式工事業、大工工事業、左官工事業、とび・土木工事業、石工事業、屋根工事業、電気工事業、管工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、鋼構造物工事業、鉄筋工事業、舗装工事業、しゅんせつ工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、防水工事業、内装仕上工事業、機械器具設置工事業、解体工事業

このように、建設業に属する業種は非常に幅広く、会社規模も個人単位でやっているところもあれば、数百名単位で工事を受託している企業まで、様々あります。

ただ、いずれにしても工事現場で自分の経験を強く発揮していくことが求められるため、職人気質であればあるほど工事をスムーズに進められます。

自立心が高く、一人で黙々と作業に取り組んでいくことが得意なISTP(巨匠)タイプの人であれば、建設業で働く上で求められるスタンスや価値観を併せ持っていますので、しっかりと活躍していくことができるはずです。

③農林・水産業

農林・水産業には、以下のような業種が含まれています。

  • 農林・水産業…耕種農業、畜産農業、農業サービス業、漁業、育林業、素材生産業、林業サービス業

農林・水産業で働く場合は、基本的には自分が直接手を動かして作業を行うことになります。農業や漁業など、自身で畑を耕したり、船に乗り込んで魚を釣りに行ったりなど、とにかく肉体労働が必要になるという点はあらかじめ覚悟しておいてください。

ただ、業務としては自分との戦いとなりますので、黙々と作業することに強みのあるISTP(巨匠)タイプに向いてる業界と言えます。

④専門・技術サービス業

専門・技術サービス業には、以下のような業種が含まれています。

  • 専門・技術サービス業…研究業、士業、デザイン業、芸術家業、コンサルタント業、翻訳業

上記の業種は一例ですが、総じて職人気質を持っていてスペシャリストになることが得意なISTP(巨匠)タイプにとって、自分の専門性や技術を発揮できる業界は非常に相性が良いです。

また、専門知識や技術が求められる仕事は、それぞれの分野における発展に貢献するといった一面も持っています。自身の知見で世の中を変えるといったことも十分に可能であり、研究者気質でもあるISTP(巨匠)タイプにとって、働きがいのある仕事領域と言えるでしょう。

性格お仕事診断
性格お仕事診断

ISTP(巨匠)には向いてない仕事

ISTP(巨匠)タイプの人は、自身の知識や経験を活かして黙々と作業を進める仕事に向いてる反面、コミュニケーションが多かったり、長期的に一つのプロジェクトを完遂させるような仕事には向いていません。

具体的には、ISTP(巨匠)タイプの人には以下のような仕事は向いていないと考えられます。

  • ①高い対人スキルが必要な仕事
  • ②長期的な計画や戦略を立てる仕事
  • ③ルーティンワークが多い仕事

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①高い対人スキルが必要な仕事

ISTP(巨匠)タイプに向いてる仕事は、自分一人で思ったように進められるといった特徴があります。逆に言えば、誰かとコミュニケーションを取りながら業務を進めていかないといけない仕事には向かないと言えます。

具体的には、以下のような仕事にはISTP(巨匠)タイプの人は向きません。

  • カウンセラー
  • 社会福祉士

ISTP(巨匠)タイプの人は物事を考える時に自分を中心としがちですので、他人の意見を組み入れてアドバイスをするといったことにはめっぽう弱い傾向にあります。

特に悩んでいる人に対して手を差し伸べなければならないカウンセラーや社会福祉士といった仕事は、共感性やコミュニケーション能力など、対人スキルを高いレベルで求められます。

ISTP(巨匠)タイプの人は、対話によって業務を進めていくような仕事と相性が悪いということを認識しておくと良いでしょう。

②長期的な計画や戦略を立てる仕事

ISTP(巨匠)タイプの人は、自分が興味を持ったことに対して情熱的かつ衝動的にアクションを取る傾向にあります。したがって、長期的にスケジューリングしたり、戦略を立てたりする仕事には向いていません。

具体的には、以下のような仕事だとISTP(巨匠)タイプの人は強いストレスを感じてしまうでしょう。

  • 経営/戦略コンサルタント
  • プロジェクトマネージャー

これらの仕事を抽象的に捉えると、自分が率先してチームメンバーに働きかけていくようなリーダー的な仕事と言えます。ISTP(巨匠)タイプの人は、スペシャリストでありゼネラリストではないため、特定分野に対する知見を発揮できる仕事に就くべきと言えます。

なお、計画や戦略を組み立ててチームに展開していく時は、高いコミュニケーション能力も必要になります。ISTP(巨匠)タイプの人は内向的な性格傾向にあるため、そういった意味でも向いてない仕事と考えられます。

③ルーティンワークが多い仕事

ISTP(巨匠)タイプの人は次々と新しいプロジェクトに配属され、知識と経験を活かして創造物を作っていくことにやりがいを感じる傾向にあります。そのため、日々変わり映えのしないルーティンワークが多い仕事には向きません。

ルーティンワークが多い仕事としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 事務職
  • コールセンター
  • 清掃作業員

いずれも毎日同じ業務を定められた手順で進めていくことが重要になる仕事ですので、ISTP(巨匠)タイプのクリエイティブ力が一切発揮できません。

また、ルールを守ることが苦手なISTP(巨匠)タイプにとって、絶対にマニュアル通りに業務を完遂させなければならない仕事との相性は最悪と言っても過言ではないでしょう。

ISTP(巨匠)タイプの人は、少しでも自分の想像力が活かせる仕事を選ぶことがおすすめです。

その他

ISTP(巨匠)タイプの性格傾向を踏まえると、以下のような仕事にも不向きだと言えます。

  • 学者

一見、黙々と作業していくという観点でISTP(巨匠)タイプと相性が良さそうに感じるかもしれませんが、学者はハイレベルな抽象的思考力が求められます。

ISTP(巨匠)タイプの人は、目の前の課題に対して効率的かつ現実的な思考をすることに強いため、求められる思考力に違いがあるのです。

ISTP(巨匠)に向いてる仕事を見つける方法

仕事選びを進めていく上では、自分の性格に合った方法を取ることが重要です。

ここからは、ISTP(巨匠)タイプに向いてる仕事を見つける方法として知っておきたいものを3つご紹介します。

①実際の業務内容に注目する

ISTP(巨匠)タイプは何よりも自分が向き合う仕事に対して真摯に向き合う意識を持っていますので、会社のネームバリューや規模などではなく、実際の業務内容に注目して求人を探すことをおすすめします。

エンジニア系の会社であれば、どのような技術を使っているのかであったり、開発実績を調査するのも良いでしょう。また、クリエイティブ系の会社であれば、発想力がどういった手法で発揮されているかを調べてみるのがポイントです。

入社後にどのような仕事ができるのかを具体化しておくことは、短期離職を防ぐという意味でも大切です。求人に応募する際は、できるだけその会社で働くイメージをクリアにしておく意識を持っておいてください。

②働き方や組織風土

自由な働き方を望むISTP(巨匠)タイプの人にとっては、働き方や組織風土もしっかりとチェックしておきたいところです。

働き方で言えば、「有給休暇の取得率」「育休・産休制度の利用率」だけでなく、「フレックスタイム制があるか」「リモートワークできるか」「直行直帰が柔軟にできるか」などの観点で求人票をチェックしておいてください。

また、組織風土としては風通しが良く、部下から上司に意見することが普といった環境が望ましいです。特に、ISTP(巨匠)タイプの人は自分の世界を大切にしたいと考えますので、忖度が求められるような風土かどうかを確認しましょう。

③業種や職種で見る

ISTP(巨匠)タイプの得意・不得意については、業種や職種でほぼほぼ判別できます。

一人でじっくり集中できる仕事や業界であればあるほど、ISTP(巨匠)タイプの人は実績を出しやすい傾向にありますので、基本的にはこの記事でご紹介した仕事や業界の求人を中心にチェックしていくと良いでしょう。

最初はたくさんの選択肢があって迷ってしまうと思いますが、求人を見ていく上で自然と興味を持てる業種や職種が絞られてくるはずですので、まずは自分の目で求人探しを始めてみるのがおすすめです。

ISTP(巨匠)がマッチする職場環境

ストレスなく自分らしく働き続けるためには、仕事内容だけでなく職場環境も非常に大切です。

ここでは、ISTP(巨匠)タイプの人にマッチする職場環境を3つご紹介します。

①自由度の高い職場

ISTP(巨匠)タイプの人は、自分の独立性を持って伸び伸びと働ける職場に安心感を覚える傾向にあります。そのため、働く自由度が高い職場にマッチしているでしょう。

  • フレックス制で働く時間を自由に決められる
  • 上司が細かく自分の行動を監視してこない
  • 成果さえ上げていれば、過程は問わない

このような職場は自由度が非常に高いため、ISTP(巨匠)タイプの人が持つ世界を壊さずに仕事と向き合えます。

反対に、どのような人も画一的に扱われるような、ルールに厳格な職場だとストレスを感じることもあるでしょう。

②技術的な改善が評価されやすい職場

ISTP(巨匠)タイプの人はエンジニア気質を持っているということもあり、実践的な思考による技術改善に強みを持っています。このことから、特に技術的な改善を評価してもらえる職場とマッチしていると言えます。

  • 社内でのエンジニアの立場が確立されている
  • 改善業務に対する評価制度が整っている
  • 保守的な人が比較的少なく、変革思考を持っている人が多い

会社によっては、営業職が一番偉くてエンジニアなどの技術部門の重要性を軽視しているケースもあります。そのような会社では、技術によるコスト圧縮などに成功してもなかなか評価してもらえないこともあります。

会社の上層部にエンジニア出身の人が多い会社では、技術的な改善が評価される制度が整っている傾向がありますので、会社のホームページをチェックしたり、面接で質問してみるのがおすすめです。

③単調さの少ない職場

あらゆる物事に好奇心を発揮できるISTP(巨匠)タイプの人には、単調さが少ない職場がマッチします。

  • IT業界など、変化が激しい業界に属している
  • 異動が比較的多く設けられている
  • 新商品や新サービスをどんどん展開している

特に新商品や新サービスを積極的に展開しているような、成長フェーズにある会社であれば単調な業務は少ないと考えられます。

また、変化の激しい業界に属していれば単調さは無くなる傾向にありますので、求人を探す際はその企業のポジションやプレスリリースなどをチェックしてみるのがおすすめです。

ISTP(巨匠)の強み

ISTP(巨匠)タイプの主な強みとしては、以下の3点が挙げられます。

  • ①高い問題解決能力
  • ②冷静さ
  • ③自立性が高い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①高い問題解決能力

ISTP(巨匠)タイプの人は、どれだけ困難な問題に直面したとしても、溢れ出るアイデア力と知見をフルに活かして解決へと導く力に長けています。

また、好奇心が旺盛な生粋のエンジニア気質でもあることから、問題の難易度が高ければ高いほど「なんとかして攻略してやろう」という気持ちが強まるため、実力以上の成果に繋げられるケースが多いです。

0から1を作る能力にも優れていますので、組織の体制を作り上げたり、業務フローを構築して仕事そのものの流れを整理するといったスキルにも強みがあります。

どのような仕事でも課題解決力は求められることから、ISTP(巨匠)タイプの人はスキルや経験が重要になる仕事への適性が高いと言えるでしょう。

②冷静さ

ISTP(巨匠)タイプの人は常に現実思考で意思決定をしますので、冷静に物事と向き合えるといった強みがあります。また、どのような相手も受け入れてしまう寛大さも兼ね備えているため、ちょっとやそっとのことでは動じません。

加えて、常に自分の中での正解を人知れず導いていることから、周囲の人が必要以上に騒いでいたとしても、自らが騒ぎの輪の中に入ることも少ない傾向にあります。そのような姿を見た人は、ISTP(巨匠)タイプのことを大人びた人だと感じることもあるでしょう。

③自立性が高い

ISTP(巨匠)タイプの人は、どんなことに対しても自分の力でなんとかしてしまおうとする傾向にあります。非常に自立性が高く、上司から仕事を教わるまでもなく自分なりの方法で実績を出すこともあり、手のかからない部下という印象を受けることも少なくないはずです。

また、基本的にISTP(巨匠)タイプの人は内向型であることからコミュニケーション能力には弱みを持っていますが、優れたプロジェクトを目にした時は好奇心が勝り、極めて積極的に会話を楽しむ一面も見られます。

これからの時代は、指示を待つだけの人間はAIに仕事を奪われるかもしれないという声もあります。自ら進んで仕事を覚え、自分なりの仕事の進め方を効率的にマスターできるISTP(巨匠)タイプの人は、向いてる仕事にさえ就ければすぐに実績を出していけるでしょう。

仕事場での活かし方

ISTP(巨匠)タイプの人は、職人のように一人で集中して作業を進めていく瞬間にパワーを発揮できます。そのため、データ分析や設計作成などの作業を行う際は、一人で集中できる環境に移動してしまうのがおすすめです。

弱みの部分でも触れますが、ISTP(巨匠)タイプの人は作業中に誰かに干渉されると一気に集中力が落ちますので、作業部屋や周りに同僚がいない場所に移動するか、それが難しければいっそのこと「今日は作業に集中したいので、あまり話しかけないでください」とストレートに伝えるのも手です。

他にも、自立性の高さを活かすために、難しい仕事を積極的に引き受けていくのも良いでしょう。最初はミスをしてしまうこともあるかも知れませんが、実務の中で自らを成長させるアクションを取れるタイプですので、タスクが終わる頃には見違えるような成長を果たせているでしょう。

このように、ISTP(巨匠)タイプの強みを活かすのであれば、集中することの重要性を自己認識することと、自ら難しい仕事にチャレンジする意識が大切になってきます。

就職や転職活動でのPR方法

就職活動や転職活動において、ISTP(巨匠)タイプの強みを自己PRする時の例文を2つご紹介します。

例文1

私はどれだけ困難な状況に陥っても、冷静に問題を解決できる人間です。

学生時代には、学園祭実行委員としてミスコンの企画・運営者を担当していました。ファイナリストの選定や会場手配、当日のスケジュールなど順調に準備が進んでいく中、ミスコンの終盤で使うドレスの貸し出しをお願いしていた業者が倒産してしまいました。

毎年同じ業者から借りていたこともあり、どうすればいいのか委員全員が混乱している中、私は冷静に近隣のアパレルショップに対して交渉を実施しました。結果的にすぐ代わりの業者が見つかり、無事にミスコンを終えることができました。

御社に入社してからも、この冷静さを武器にして活躍していきたいと思います。

例文2

私はどんな状況下であっても自立してアクションを取れるといった強みがあります。

前職では営業職として内定をもらい、現場配属されました。営業職自体は経験があったものの、入社した会社はニッチな業界であったため、業界知識の習得が必須という状況でした。

しかし、周囲の同僚や上司は常にオフィスにいることがなく、業界知識を知ろうにも知ることができない日々を過ごしていました。そんなことではいけないと思い、私は会社の元営業職経験者の人に話を聞きにいき、業界知識をインプットしました。

その後、インプットした知識をすぐに商談で活用することで知識を定着させるといったループを繰り返して行った結果、徐々に契約も取れるようになってきました。

後から聞いたところ、入社して勝手に勉強して実績に繋げてくる人間は初めてだったようで、中途入社者の部門でMVPをいただくこともできました。

今回は今までに経験をしたことのない企画職として応募させていただきましたが、すぐに自分が取るべきアクションを見定め、行動し続けることで早く企画者として一人前に成長していきたいと思っています。

ISTP(巨匠)の弱み

ISTP(巨匠)タイプの人は、強みだけでなく以下のような弱みも持っています。

  • ①長期的な計画力がない
  • ②感情的理解が苦手
  • ③干渉されるのが苦手

強みだけでなく弱みも知って、自分に向いてる仕事や働き方を特定することに役立てるようにしましょう。それぞれ詳しく見ていきます。

①長期的な計画力がない

ISTP(巨匠)タイプの人は、瞬発的な判断や行動に対して凄まじい反応速度で対応できる反面、課題が長期的なものになると計画性の無さが弱みとして出てきてしまいます。

これは、ISTP(巨匠)タイプの人の好奇心の強さが影響していると考えられます。好奇心が高く様々なことに興味を持てるものの、その分興味のベクトルが四方八方に飛んでしまい、一つの物事に集中し続けることができない傾向にあるのです。

確かに、計画を考えるだけであれば、自立心の高いISTP(巨匠)タイプの人にとって朝飯前かもしれません。ただ、計画は立てるだけで終わりということではなく、やり遂げて初めて評価されるものです。

同じことに長期的に向き合えないという弱みがあることは、しっかりと心に刻んでおくと良いでしょう。

②感情的理解が苦手

ISTP(巨匠)タイプの人は良くも悪くも職人気質を持っていますので、しっかりとした自分の軸や世界が構築されています。相手の考えや言葉に惑わされることがないため、良く言えば自分を持っていると言えるものの、悪く言えば人の感情を理解するのが苦手です。

特に、ISTP(巨匠)タイプの人が人間関係を作ろうとする時、対話による共感ではなく、背中で語るような行動を通してしまいがちです。初対面の人からすれば、無口で勝手に行動している人と思われてしまうため、距離を置かれてしまうこともあり得るでしょう。

ISTP(巨匠)タイプの人が仕事を円滑に進めていきたいと考えるのであれば、人一倍コミュニケーションを意識するのが第一歩となります。

③干渉されるのが苦手

ISTP(巨匠)タイプの人は目の前のことに対する集中力がとにかく高いです。その反面、作業中に誰かに干渉されてしまうと一気に集中できなくなってしまうという弱みを持っています。

それだけでなく、ISTP(巨匠)タイプの人は自分の世界をしっかり持っていますので、その世界に干渉してくるような人が現れようものなら一気にやる気を失うことも考えられます。

誰にもまったく干渉されることなく生きていくのは、基本的に不可能です。ISTP(巨匠)タイプの人は時間の使い方や環境を工夫するなどして、他人から干渉されても自分の世界を保ち続けられるように心掛けましょう。

仕事場で注意すべきこと

ISTP(巨匠)タイプの人が仕事で注意すべきこととしては、まず相手のことを理解し受け入れる大切さを学ぶことが挙げられます。

特に、会社に勤めるサラリーマンの場合、ほぼ確実に誰かとコミュニケーションを取って仕事を進めていくことになります。自分の世界を大切にする気持ちも分かりますが、対峙している相手の気持ちを理解するといった意識もしっかり持つようにしてください。

また、長期的に物事に関わり続ける意識も持つようにしましょう。興味関心が尽きないのはいいことではありますが、長期的な計画が立てられないようでは、いつまで経っても大きな仕事に挑戦することはできません。

まずは、最終的なゴールを設定してから逆算的に中間ゴールを複数設定することで、ISTP(巨匠)タイプの人も飽きずにプロジェクトと向き合えるようになりますので意識してみてください。

就職や転職活動で損しないためのポイント

ISTP(巨匠)タイプの人が就職や転職活動における面接で注意すべきポイントとしては、コミュニケーションが第一に挙げられます。

面接というのは、企業が応募者のことをジャッジする場であるだけでなく、応募者と企業がマッチしているのかを確かめる場でもあります。

そのためには面接でしっかりと会話ができるかがポイントになりますので、面接官のことを受け入れながら、堂々と分かりやすいコミュニケーションを取ることを意識しましょう。

ISTP(巨匠)はどんな人と相性がいいの?

ここからは、ISTP(巨匠)タイプの人と性格上の相性がいい人の特徴について解説します。

仕事面①新しいアイデアや改善にオープンな上司

ISTP(巨匠)タイプの人は具体的な改善をするためのアイデアを出すことに強みがありますので、そうした提案に対してオープンに受け入れてくれる上司との相性が良いです。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えば、ENTJ(指揮官)タイプの上司です。想像力が豊かで、強い意志を持っているENTJ(指揮官)タイプの上司であれば、ISTP(巨匠)タイプの部下が提案したアイデアに対して前向きにフィードバックが期待できます。

また、突飛すぎるアイデアはお互い好まない傾向にもありますので、根本的な性格傾向も似ていると考えられます。ストレスなく仕事を進められるという意味で、心強い上司となってくれるはずでしょう。

仕事面②計画能力のある同僚

ISTP(巨匠)タイプの人は長期的な計画を設計して実現することに弱みがあります。そんな弱みを補完してくれるような、計画能力のある同僚は仕事における相性が良いと言えるでしょう。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えば、ENFJ(主人公)タイプです。複数人を取りまとめ、理想のゴールに向かって突き進むことに強みのあるENFJ(主人公)タイプの同僚とであれば、ISTP(巨匠)タイプが設計した計画を現実にすることができるでしょう。

仕事面③干渉の少ない同僚

ISTP(巨匠)タイプの人は自立心が強いため、他人から干渉されることを極めて嫌います。そんな性格と相性が良いのは、同じく人に干渉することの少ない同僚です。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えば、INTJ(建築家)タイプです。ISTP(巨匠)タイプと同じ内向型(I)の性格傾向がありますので、お互い独立独歩で業務に邁進していけるでしょう。

また、お互いに想像力が豊かといった強みを持っていますので、アイデア出しに煮詰まった時は、適度な距離感を持ってブレインストーミングに付き合ってもらうのもおすすめです。

プライベート面①新しいもの好きで冒険好きな人

ISTP(巨匠)タイプの人はプライベートであっても好奇心が旺盛で、挑戦性を持っています。そのため、率先して新しい場所やものを見つけて紹介してくれるようなESFP(エンターテイナー)タイプの友人との相性が良いです。

自発性が高く率先して新しい場所に連れて行ってくれるため、ISTP(巨匠)タイプの感性やセンスにいい刺激を与えてくれることでしょう。

プライベート面②個人の時間を尊重する人

仕事だけでなく、プライベートにおいても自分の時間を邪魔されたくないと考えるISTP(巨匠)タイプにとって、同じく個人の時間を尊重するINTP(論理学者)タイプの性格の人との相性は良いです。

お互いに内向型(I)の性格傾向ですので、二人でいても会話は少ないかもしれませんが、そんな時間も心地よいと感じるはずです。

ISTP(巨匠)タイプの人がINTP(論理学者)タイプの人とプライベートで過ごす場合は、無理に会話しようとせず、マイペースに過ごす意識を持っておきましょう。

ISTP(巨匠)と相性が悪い性格タイプ

続いて、ISTP(巨匠)タイプと相性が悪い性格タイプについても解説します。

悪い性格タイプ①過度に感情的なタイプ

ISTP(巨匠)タイプの人は冷静で自分の軸を持っていますので、感情的な人を見ると一歩引いて関係性を深めたがらない傾向にあります。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えば、ESFJ(領事官)タイプの人は、社交的で思いやりがある反面、感情的に会話することも少なくないため、ISTP(巨匠)タイプの人との相性は良くないと言えます。

もし感情的に話しているESFJ(領事官)タイプの人を見たら、冷静になるまで一旦放っておくと良いでしょう。

悪い性格タイプ②ルールや慣習に厳格なタイプ

仕事においてもプライベートにおいても、自由に過ごしたいと考えているISTP(巨匠)タイプにとって、ルールや慣習に厳格な人との相性は最悪と言っても過言ではありません。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えばISFJ(擁護者)タイプです。ISFJ(擁護者)タイプの人は他人を守ろうとする献身性が強いためルールを人一倍守ろうとします。

ISTP(巨匠)タイプの人に対してもルールを守るように指摘してくることが考えられますので、指摘に真っ向から否定するのではなく、まずは自分の考えも相手に伝えて会話することを意識してみてください。

悪い性格タイプ③計画性がないことを嫌うタイプ

ISTP(巨匠)タイプは計画性の無さが弱みです。そんな計画性の無さについて嫌悪感を感じるような性格の人とは、どうしてもいい相性だと言えません。

「16 Personalities性格診断」の結果で言えばENFJ(主人公)タイプです。ENFJ(主人公)タイプとは、弱みを補完できるという観点で仕事上の相性はいいものの、プライベートにおいては互いにストレスを感じてしまいやすい傾向にあります。

ENFJ(主人公)タイプの友人と付き合う際は、最初に自分には計画性がないことをカミングアウトしておき、助けてもらいやすい関係性を築いておくのがおすすめです。

ISTP(巨匠)と相性の良い性格タイプについては以下の記事で詳しく解説しています。

ISTP(巨匠)と相性の良い性格まとめ!恋愛・仕事の相性や向いてる職業も解説

ISTP(巨匠)の性格タイプを更に詳しく理解しよう

ここでは改めて、ISTP(巨匠)タイプの性格傾向について詳しく解説します。

16PersonalitiesのISTPについて

記事の序盤で解説した通り、ISTP(巨匠)タイプの特徴は「16 Personalities性格診断」で用いられる4つの性格傾向の組み合わせを表したものです。

興味・関心の方向内向型(I)外交型(E)
物事の見かた感覚型(S)直観型(N)
判断のしかた論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

つまり、ISTP(巨匠)タイプの人は内向型(I)、感覚型(S)、論理型(T)、知覚型(P)の4つの性格的特徴を兼ね備えたタイプということです。

ISTP(巨匠)タイプの人の性格上における特徴を一言で表すなら、「真面目にコツコツと仕事をこなす職人気質」です。自分の世界に没頭し、どんな物事でも解決してしまうことから、職場で頼られる存在となっていることも多いでしょう。

ただ、内向型(I)かつ論理型(T)という性格傾向があることから、相手の気持ちを考えない発言をしてしまうことも往々にしてあります。

そのため、いい人間関係を築いていきたいのであれば、人一倍相手の考えていることに寄り添うような意識を持つことが鍵になってきます。

自分の性格タイプを活かす方法をアドバイス

ISTP(巨匠)タイプの人は、好奇心旺盛な性格を活かすためにも、気になったことがあったらまずは徹底的に調べることがおすすめです。

知識を蓄えれば蓄えるほど、ISTP(巨匠)タイプの人が生み出せるものの種類が増えますので、仕事のバリエーションが豊富になっていきます。

また、特に恋愛など他人との関係性を良くしていきたいような時は、自分の性格を先んじてオープンにしておくことが有効です。「自分は自分の時間をある程度取りたい」「傷つける発言をしてしまっていたら指摘して欲しい」などを自己開示しておくことで、トラブルを未然に防止することができるでしょう。

ISTP(巨匠)について「よくある質問」

最後に、ISTP(巨匠)タイプについてよくある質問をまとめました。

ISTPのあるあるって?

ISTP(巨匠)タイプのあるあるをいくつかご紹介します。

  • どんな課題であっても自分なりの答えがすぐに導ける
  • 会話するよりも、パソコンや機械をいじっている時間の方が好き
  • 自分の思い通りにいかないとイライラしてしまう
  • ストレスを感じた時は、一旦自室に閉じこもりがち
  • 自分の仕事の成果を褒められた時に人一倍喜んでしまう
  • 数多くの友達を作るより、落ち着ける友達数人を作る方がいい

あなたはいくつ当てはまりましたか?

ISTPはなぜ「巨匠」と呼ばれるのか?

ISTP(巨匠)タイプが巨匠と呼ばれるのは、プロフェッショナル思考の持ち主だからです。そもそも巨匠というのは画家や陶芸家などの専門家に対して使われるような言葉ですので、同じくなんらかの専門的知識に優れているからこそ、「巨匠」と表現されていると言えます。

興味を持ったことに一直線に向き合えることは明らかに強みとなります。これからもスペシャリストを目指して目の前の仕事に挑戦していきましょう。

ISTPが他人に興味がないといわれるのはなぜ?

ISTP(巨匠)タイプは自分一人で黙々と作業をする傾向にあり、他人とコミュニケーションを取ることが得意ではありません。そうした性格があるからこそ、他人に興味がないと言われがちです。

ただ、ISTP(巨匠)タイプが本当に他人に興味を持っていないということではありません。感情表現をすることが苦手なので、興味を持っていても話しかけられないというのが正しい表現と言えるでしょう。

ISTP(巨匠)タイプの人は、まずは恐れずに相手とコミュニケーションを取ってみるなど、一歩踏み出してみる意識を持ってみてください。

まとめ:ISTP(巨匠)に向いてる仕事をゲットしよう!

ISTP(巨匠)タイプの人は、プロフェッショナル的な仕事に向いていますので、エンジニアなどの技術職と相性が良い傾向にあります。

また、ルールに縛られずに自由に業務を進めたいと考えていることから、クリエイティブ系の仕事とも相性が良いでしょう。

この記事で解説した内容を参考に自分の性格傾向を把握し、向いてる仕事を見つけてみてください。

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ABOUT US
池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」