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ENTJ(指揮官)に向いてる仕事15選!性格から分かる適職一覧

ENTJ(指揮官)に向いてる仕事15選!性格から分かる適職一覧
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ENTJ(指揮官)タイプに向いてる仕事は、強いリーダーシップと戦略的思考力が活かせるような、複雑な課題と向き合うことになる仕事です。決断力の強いENTJ(指揮官)タイプですが、自分に向いてる仕事はなんなのか悩んでしまう人もいるでしょう。

こちらの記事では、ENTJ(指揮官)に向いてる仕事や業種、向いていない仕事や、ENTJ(指揮官)の傾向にあった強み弱みの活かし方を解説していきます。ぜひ就職活動や普段の仕事に役立ててください。

ENTJ(指揮官)の人とは?

ENTJ(指揮官)に向いてる仕事15選!性格から分かる適職一覧

ENTJ(指揮官)とは、近年受検者が増加している「16 Personalities性格診断」の診断結果の一つとして示される性格タイプのことを言います。

ENTJ(指揮官)の人に向いてる仕事をご紹介する前に、まずはENTJ(指揮官)タイプがどういった性格や強みがあるのかについて解説します。

ENTJの16 Personalities性格診断とは?

まず、「16 Personalities性格診断」とはどういった性格診断なのかについて解説します。

「16 Personalities性格診断」とは、物事に対する考え方や価値観の傾向から個人の思考を分析し、その人の深層的な強みと弱みに加え、思考の傾向について明らかにする性格診断テストのことを言います。

テスト自体は会員登録などせず誰でもネットで受検することができ、約60問の簡単な質問に回答していくだけで、自分の性格タイプを知ることが可能です。その手軽さから、最近では就職活動や転職活動における自己分析の一環として取り組む人も増えてきています。

ちなみに、「16 Personalities性格診断」では以下のような質問が次々とされます。

  • 自分はとても感傷的だ
  • 自分はとても感傷的だ
  • 日々のルーティンを決めるのではなく、いつもその時に自分がしたいことをするのが好き

このような質問に対し、自分がどれだけ同意するかを7段階の選択形式で回答することにより、性格タイプを知ることができます。

「16 Personalities性格診断」における診断結果は必ずアルファベット4文字で表現されますが、これは以下の4つの指標×2つのタイプのどちらかの組み合わせを表しています。

興味・関心の方向 内向型(I)外交型(E)
物事の見かた感覚型(S)直観型(N)
判断のしかた論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

この組み合わせは全部で16通りあることから、「16 Personalities性格診断」という名前になっています。

また、「16 Personalities性格診断」と似て非なる診断として、「MBTI(エム ビー ティー アイ/Myers-Briggs Type Indicator)」というものがあります。

「MBTI」は世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた絵視覚検査で、公式サイトによれば『16 Personalities性格診断とMBTIは全く別のものであり、INTPやENFPなどアルファベットで性格タイプを表しているのはMBTIを真似たもの』とされています。両者を混同しないようにしましょう。

なお、この記事は「16Personalities性格診断」に依拠して解説をしていきます。「MBTI」について知りたい場合は、日本MBTI協会の発信を参照してみてください。

一般社団法人 日本MBTI協会

ENTJ は何の略?意味は?

「16 Personalities性格診断」におけるENTJ(指揮官)タイプについて、より詳しく解説します。

ENTJ(指揮官)タイプとは、「16 Personalities性格診断」の指標において以下の傾向を表す性格とされています。

  • 興味・関心の方向…外交型(E)
  • 物事の見かた…直観型(N)
  • 判断のしかた…論理型(T)
  • 物事への姿勢…判断型(J)

つまり、ENTJ(指揮官)タイプとは外交型・直観型・論理型・判断型の4つの性格的特徴を持った人という意味になります。

ENTJ(指揮官)の性格的な特徴

ENTJ(指揮官)タイプは生まれつきのリーダーであり、人を惹きつけるようなカリスマ性に溢れた存在です。常に自分に自信を持っているため、エネルギッシュに周囲の人を惹きつけて活動することに長けています。

また、どれだけ複雑な課題であっても乗り越えられるというマインドを有しており、長期的に戦略を立てて行動することで自己実現を成すことも得意としています。物事に真正面から向き合う姿に魅力を感じる人も少なくありません。

物事を分析する力に長けていて、基本的にどのような人とも明るくコミュニケーションが取れる性格ではありますが、怠惰や仕事ができないと感じた人に対しては極めてぶっきらぼうに応対してしまうといった弱みも見られます。

ENTJ(指揮官)タイプの人は、いかに相手に対して配慮をしたコミュニケーションができるかどうかで、活躍できるステージの大きさが変わってくるということを認識しておくと良いでしょう。

ENTJ-AとENTJ-Tの違い

ENTJ(指揮官)タイプは、さらに「ENTJ-A」と「ENTJ-T」の2つの性格タイプに分けることができます。ハイフンの後につく「A」はポジティブさを表していて、「T」はネガティブさを表しています。

「ENTJ-A」は、元々自己主張が強いENTJ(指揮官)タイプをさらにポジティブにしたような性格で、とにかく様々な人に対してのリーダーシップをより強く発揮していきます。

ちょっとやそっとのことでは落ち込むことなく、自分の思い描いた世界に向けて突き進んでいくエネルギッシュさが特徴です。

対して「ENTJ-T」は、リーダーシップの裏に慎重さを兼ね備えたような性格で、常に相手のことを思いやれる反面、ストレス耐性が弱く相手の言動に必要以上に敏感に反応してしまうでしょう。

どちらが優れた性格ということではありませんので、ここではENTJ(指揮官)タイプにも様々な性格傾向があるということだけを理解しておけば問題ありません。

※. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合

ENTJ(指揮官)に向いてる仕事15選

ここからは、ENTJ(指揮官)タイプの人に向いてる仕事を15選にしてご紹介します。

それぞれ仕事内容とどんな点がENTJ(指揮官)タイプに向いてるのかを解説しますので、これから仕事選びをしようとしている人は参考にしてみてください。

営業 [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 1/15]

営業は、企業や個人に対して商品やサービスを提案し、契約を取ってくる仕事です。仕事の大半は誰かしらとコミュニケーションを取ることになり、外交型のENTJ(指揮官)タイプにとって非常に向いてる仕事と言えます。

また、営業は実は戦略的思考が求められる仕事でもあります。特にITシステムやツール、広告などの無形商材の場合、ただ顧客と会話するだけでなく、「なぜそのツールを導入した方がいいのか」「どういったメリットがあるのか」など顧客が買う理由を明確に提示しなければなりません。

ENTJ(指揮官)タイプの人は極めて戦略的に物事を考え発信する力に長けていますので、営業として高い実績を残せると考えられます。

営業マネージャー [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 2/15]

営業マネージャーは、自分で数名の営業メンバーで構成されたチームを持ち、チームの目標数値達成のために主にマネジメントをしていく仕事です。

営業として優れた実績を残した人の次のキャリアであり、ここから営業部長や役員などのキャリアに派生していきます。

マネジメントが仕事になるわけですが、ENTJ(指揮官)タイプの人は生まれ持ったリーダーシップを強みとしていますので、仕事に悩む部下のフォローも的確に進められるでしょう。

また、マネージャーとして決裁やクレーム対処などを行うこともあり、ENTJ(指揮官)タイプの決断力の強さを発揮できる仕事でもあります。

広告代理店 [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 3/15]

広告代理店は、何か商品やサービスを世に広めたいと考えている広告主に対して窓口となり、適切なメディアに適切なクリエイティブを持って広告宣伝を代行する仕事です。

広告代理店の中にも、アカウントプランナーと呼ばれる営業職やデザイナー、Web広告出稿におけるWebマーケターなど様々な役割の人がチームを組んで、一つのクライアントの広告効果を最大化させるために働いています。

特に人員の多いアカウントプランナーは、社内外の他の専門家を束ねてクライアントに対して提案や広告運用を行っていきますので、強いリーダーシップが求められます。

ENTJ(指揮官)タイプの人は複数人と一緒に同じ目標に向かって突き進んでいくことに強みがありますので、難易度の高い広告代理店の仕事も十分にこなしていけるでしょう。

商品企画 [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 4/15]

商品企画は企画職の一つであり、自社が展開する新商品の企画開発を行ったり、既存商品のリニューアルなどを企画する花形のような仕事です。

キラキラしたイメージを商品企画に持つかもしれませんが、実際に商品を企画する上では、生産をする工場とのやり取りや商品を販売する営業部門との交渉が必要になってきます。

また、生みだそうとする商品が市場から受け入れられるかの調査を行うためにマーケターとやり取りしたりと、実は多くの関係部署とのコミュニケーションが発生する仕事となっています。

ENTJ(指揮官)タイプの人は、立場の違う人ともリーダーシップを持って仕事を進めていくのに強みがありますので、商品企画の仕事をやりがい持って進めていけるでしょう。

施工管理 [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 5/15]

施工管理は、工事現場においてスケジュール通りに工事が完了するように現場を監督する仕事です。施工管理の人が直接工事をすることはなく、あくまでも実際に手を動かすのは大工や工務店のスタッフであり、それらの人を管理監督する立場ということを理解しておきましょう。

工事期間は厳密に定められていますので、基本的に遅れることは許されません。天候や資材搬入トラブルが起きても、現場のスタッフを一丸に束ねて乗り越えていく必要があり、ENTJ(指揮官)タイプの強いリーダーシップを活かしていけるはずです。

また、ENTJ(指揮官)タイプには結果主義の性格的特徴もあり、「仕様通りの建物が建築される」という結果が重要な施工管理との相性は良いと考えられます。

Webディレクター [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 6/15]

Webディレクターは、WebサイトやWebメディアといったクリエイティブ制作を行う際に、進行管理や適切な人員のアサイン、業務進捗把握などを担う仕事です。プロジェクトマネージャーに近い側面があり、複数人を束ねてアウトプットを納品します。

ディレクションをする上では、Webデザイナーやマーケターなどと一緒に進めていくことになりますので、ENTJ(指揮官)タイプのコミュニケーション能力を存分に活かせます。

また、Web媒体では戦略的思考力が常に求められるため、根っからの戦略家であるENTJ(指揮官)タイプとの相性が良いです。

スケジュール管理など細かな業務も少なくはありませんが、どこででも働けるといったメリットもある仕事ですので、将来的にリモートで働きたいといった人にもおすすめできます。

不動産仲介 [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 7/15]

不動産仲介は、不動産を買いたい人に対し、適切な物件を紹介(仲介)して販売する仕事です。求人メディアによっては不動産営業職として表されていることもあります。

対話能力などの基本的な営業スキルだけでなく、不動産仲介に関する知識や税務面での知識など幅広く知識が求められるのが特徴です。

不動産仲介をする上では、物件の売主と買主に加え、物件登記に関係する司法書士や融資を実行する銀行員など多くの人を巻き込んで仕事を進めていく必要があります。

営業職ながらより強いリーダーシップが求められるため、ENTJ(指揮官)タイプの強みを活かせる仕事と言えるでしょう。

マーケティング職 [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 8/15]

マーケティング職は、商品やサービスを売るための仕組みを考え実行することで、売り上げを最大化することを目的とした仕事です。

キラキラとしたイメージを持つマーケティング職ですが、顧客インタビューを地道にしたり、数値を分析して細かく施策を実行したりと地道な側面も強い仕事というのが特徴と言えます。

マーケティングの仕事は中長期的なプロジェクトになることも多く、かつその場限りで物事を考えていては成果にインパクトしませんので、戦略的な思考力が常に求められることになります。

ENTJ(指揮官)タイプの人は、戦略的に物事を考えて課題を解決していくことに強みがありますので、レベルの高い業務が求められるマーケティング職でも実績を残していけるでしょう。

マーケティングディレクター [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 9/15]

マーケティングディレクターは、マーケティング職とWebディレクター職を掛け合わせたような仕事で、これから発売する新商品や新サービスの発信方法やコミュニケーションチャネルを的確に戦略立てる業務を担います。

また、自社だけでなくコンサルティングのようにクライアントワークをすることもあり、その際はマーケティングディレクターがマーケティング戦略の全責任を負うポジションとなり、極めて責任重大な仕事と言えるでしょう。

強いリーダーシップや戦略的思考力はもちろんのこと、これから行うマーケティング施策で本当にいいのかを決断する力も求められます。これら3つをENTJ(指揮官)タイプの人は強みとして有していますので、求められるものの多いマーケティングディレクターとして活躍していけるはずです。

経営コンサルタント [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 10/15]

経営コンサルタントは、法人の経営課題を分析し、適切な解決策を提案することでクライアントの経営状態を改善していく仕事です。データ分析や仮説思考、施策立案から交渉力などあらゆるスキルを高いレベルで求められることもあり、高年収の会社も少なくありません。

経営コンサルタントは、一つのプロジェクトに対して複数人のコンサルタントでチームを組成して仕事をする傾向にあるため、プロジェクトメンバーを巻き込んでいくような強いリーダーシップがあることが望ましいです。

加えて、現状から未来のアクションを提示するのが主となる仕事であることから、戦略的思考が求められることは言うまでもありません。ENTJ(指揮官)タイプの強みである戦略的思考力を存分に活かすことができるでしょう。

プロジェクトマネージャー [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 11/15]

プロジェクトマネージャーは、一つの大きな課題に対して複数のプロジェクトを組成し、そのプロジェクトの進捗や業務管理を行う仕事です。会社規模によっては、企画部門の部長職も一種のプロジェクトマネージャーと言えるでしょう。

プロジェクト全体を俯瞰し、常に数穂先の手まで戦略的に思考していく必要があり、ENTJ(指揮官)タイプの強みが活かせます。それに加え、マネージャーとして強いリーダーシップを発揮する必要もあるため、コミュニケーション能力も重要になってきます。

実務的なスキルも幅広く求められますが、素養としてはENTJ(指揮官)タイプの人が持つものが多いため、向いてる仕事の一つと考えられます。

経営者 [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 12/15]

経営者は、文字通り会社を経営する役割を担う人のことを言います。自分で創業した会社だけでなく、入社した会社で実績を残していくことで執行役員などの経営陣のメンバーとして出世するパターンもあります。

経営者ともなれば、常に社内外の人に対して適切なコミュニケーションを取っていく必要があります。加えて、自分の決断一つ一つが会社の業績を大きく変えるほどの影響力を持つため、日々全力で決断をしていかなければなりません。

また、10年単位で将来を見通すような戦略を描くスキルも求められ、働いていく上では総合的なスキルを有している必要があるでしょう。

ENTJ(指揮官)タイプの人は、性格傾向的には決断力や思考力に強みがありますので向いてると言えます。実務経験を積み、さらに上の役職へ出世したいと考えるのであれば、経営者を目指すのも一つの選択肢です。

起業家 [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 13/15]

起業家は、自分で始めた事業を法人化し、会社の経営を行う人のことを言います。広義では経営者と同じ意味となり、個人事業主として事業を行う人は実業家と言われます。

現代では既に様々なビジネスを行う起業家が日本にも複数人存在していますので、その中でどのように自分の会社が勝任をしていくのかを考えていかなければなりません。

戦略的にビジネスを進めていく必要があるため、ENTJ(指揮官)タイプの高い戦略的思考を活かすことができるでしょう。

また、起業家は自分の判断一つひとつで人生をも左右することになるため、ENTJ(指揮官)タイプの持つ決断力は不可欠です。決断の連続と向き合っていく必要があり、心身ともにタフな人しかこなせない仕事と言えます。

データアナリスト [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 14/15]

データアナリストは、膨大なデータを分析して事業課題に対する提言を行ったり、具体的な施策を実行したりする仕事です。分析のスペシャリストとも言える仕事のため、会社によっては専門職として特別な評価形態を取っているケースもあります。

多くのものがデジタル化されている現代において、一企業が収集するデータは凄まじい量となっています。そのデータを分解し、傾向を見つけることで事業を前進させるのがデータアナリストという仕事です。

データを収集してまとめるだけでなく、戦略的にどういった箇所に課題があるのかを見極めていかなければならないため、ENTJ(指揮官)タイプの戦略的思考を活かす必要があります。

データアナリストの市場価値はこれからも右肩上がりで高まっていくことが考えられますので、手に職をつけたいという人に向いてる仕事です。

ただ、相応の地頭の良さが求められますので、データアナリストとして働く上では日々勉強の連続となることを認識しておきましょう。

証券アナリスト [ENTJ(指揮官)に向いてる仕事 15/15]

証券アナリストは投資機関に所属し、機関が投資する先を選定するために経済動向を分析し、適切な提言を行う仕事です。データアナリストに近い専門職であり、高度な計数分析能力と経済を見通すスキルが求められます。

ENTJ(指揮官)タイプの強みとしては、戦略的思考が発揮できるでしょう。また、自身の分析結果を元に巨額の投資を促すと言う意味で、リーダーシップも発揮できると言えます。

特に外資の証券アナリストの場合は1,000万円以上の年収を稼げるケースもあり、実績次第でどんどん稼いでいくことができるのが特徴です。投資に興味があったり、既に投資で高い実績を残していたりする人におすすめの仕事と言えます。

ENTJ(指揮官)に向いてる業種

ENTJ(指揮官)タイプには、向いてる仕事だけでなく、その強みを活かせるような向いてる業種がいくつも存在します。

ここでは、特にENTJ(指揮官)タイプに向いてる業種を4つご紹介します。

①情報通信業

情報通信業には、以下のような業種が含まれています。

  • 情報通信業…ソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理サービス(SI)業界、インターネット・Web業界、通信インフラ業界

いわゆるIT業界に分類される情報通信業ですが、この業界では主にシステム開発や設計が仕事の中心となります。

システム開発に当たっては非常に多くのエンジニアやプログラマーを束ねていく必要があり、ENTJ(指揮官)タイプの高いリーダーシップが存分に活かせるでしょう。

また、ITシステムやツールは既に数多くのサービスがリリースされているため、これから新しいシステムを開発するのであれば、顧客のニーズを深く理解して戦略的に開発を進めていく能力が求められます。

ENTJ(指揮官)タイプの人は戦略的思考力に強みがありますので、システム開発の工程の中でも上流の設計や要件定義などを担えるだけの資質があると言えます。

②卸売業

卸売業には、以下のような業種が含まれています。

  • 卸売業…繊維・衣服等卸売業、飲食料品卸売業、建築材料・鉱物・金属材料等卸売業、機械器具卸売業

卸売業とは、製品の製造元(メーカー)と小売店の間に立って、材料や製品の売買を代理で行う業種のことを言います。安く仕入れて高く売るということが常に求められるため、戦略的に売買できるかどうかが成果に直結します。

また、売買に失敗すると直接会社の損失として計上されるといったリスクも考えられるため、決断力が求められる業種でもあります。

この二つの求められる資質については、ENTJ(指揮官)タイプの人が強みとしている部分でもありますので、未経験から入社してもしっかりと活躍していけるはずです。

③金融業

金融業には、以下のような業種が含まれています。

  • 金融業…銀行業、信用金庫業、証券業、保険業、信販(クレジットカード)業、リース行、政府系金融機関業、アセットマネジメント業

金融業ではすべからく誰かのお金を取り扱うことになります。当然ながらお金は全人類にとって重要なもののため、投資勧誘にしろ保険勧誘にしろ相手から信頼を得なければ仕事が成り立ちません。

相手から信頼を得るためにはいくつかの手段がありますが、最も効果的なのは強いリーダーシップを見せつけ、相手に「この人になら、大切なお金を預けられる」と感じてもらうことだと考えられます。

その点、ENTJ(指揮官)タイプの人は強いリーダーシップを有していますので、優秀な金融パーソンとして業績を残していけるでしょう。

④教育業

教育業には、以下のような業種が含まれています。

  • 教育業…教師、学習塾業界、企業向け研修業界、リスキリング業界、教材業界

教育は今まで子どもに対して行われるものという認識が社会的にされていましたが、昨今では大人の学び直し(リスキリング)の重要性についても問われてきています。そのため、教育業が担う領域が幅広くなってきているのが特徴です。

誰かに対して教育を行うということは、その相手に対して力強く勉学を教えるといったリーダーシップが必要になります。また、ただ知識だけを詰め込んでも教育はなし得ないため、生徒一人ひとりに合わせた戦略的なカリキュラムを組むことも求められるでしょう。

ENTJ(指揮官)タイプの人は、リーダーシップも戦略的思考にも優れていますので、高い教育力を発揮できる存在となれるはずです。

ENTJ(指揮官)には向いてない仕事

ENTJ(指揮官)タイプの人は、強いリーダーシップや戦略的思考力の必要な仕事に向いてる反面、定型化された業務や技術力が必要になる仕事には向かない傾向にあります。

具体的には、ENTJ(指揮官)タイプの人には以下のような仕事は向いてないと考えられます。

①目標設定が難しい仕事
②ルーティンワークが多い
③細部への技術力が必要な仕事

向いてる仕事だけでなく、向いてない仕事もしっかり理解しておくことで、後悔しない仕事選びが可能になります。それぞれ詳しく解説していきます。

①目標設定が難しい仕事

ENTJ(指揮官)タイプの人は、徹底的な結果主義であるが故に、目標設定が難しい仕事だといつまでも目標を決め切ることができずに業務が滞ってしまうリスクがあります。

目標設定が難しい仕事としては、以下のようなものが挙げられます。

  • クリエイター
  • ゲームプランナー

いわゆるクリエイティブ職については、生み出す創作物のクオリティは当然大切ながらも、世の中のトレンドや経済動向などに大きく反響が左右されるため、納得いく目標設定をすることが難しいと考えられます。

売上目標やプロモーションリーチ目標など、数値的な目標設定にばかり固執してしまうと、創作物の本来の価値や開発者の想いをしっかりと届けられなくなってしまいますので、ENTJ(指揮官)タイプの人はどちらかというとクリエイターよりもビジネス系の仕事に向いてると言えます。

②ルーティンワークが多い

あれこれ新しいことを考えて実行していくことに強みのあるENTJ(指揮官)タイプには、毎日決まった作業をこなすようなルーティンワークの多い仕事に向きません。

ルーティンワークが多い仕事としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 経理
  • 総務

事務系の仕事はどうしても日々同じことをし続けることになるため、心身の安定を求める人には向いていますが、戦略性やリーダーシップがほぼほぼ発揮できませんので、ENTJ(指揮官)タイプの強みが活かせないと言えます。

強みが活かせないということは、実績を残すことも難しくなるということもありますので、日々ストレスを抱えながら働くことになってしまうでしょう。

もしENTJ(指揮官)タイプの人で事務職を希望しているのであれば、自分が仕事に対して求めていることは何かを言語化することをおすすめします。

③細部への技術力が必要な仕事

ENTJ(指揮官)タイプの人は物事の大枠の方向性を決断する能力に恵まれていますが、細部の技術的なスキルは持ち合わせていません。そのため、細かな技術力が求められる仕事には向かないと言えます。

特に、以下のような技術系職種には向きませんので理解しておいてください。

  • 品質管理
  • プログラマー

どちらも手先を使うような精密な技術を求められる仕事のため、大枠で物事を語りたいENTJ(指揮官)タイプにとって、業務が苦痛に感じてしまうかもしれません。

また、品質管理であれば品質保証、プログラマーであればシステムエンジニアなど、他にリーダーシップを発揮する役割の人の指示のもと業務を進める仕事でもあります。

従って、ENTJ(指揮官)タイプの人が品質管理やプログラマーといった仕事につくことで、仕事に「やらされ感」が出てしまい、モチベーションの維持が難しくなることもあるでしょう。

その他

ENTJ(指揮官)タイプの性格傾向を考えると、以下のような仕事にも向いてないと考えられます。

  • 秘書
  • 警備・清掃

どちらの仕事も誰かのサポートをすることを目的に働く仕事です。ENTJ(指揮官)タイプの人は、自らが率先して誰かの行動を変えにいくような業務にやりがいを感じる傾向にあるため、サポート能力は比較的低めです。

リーダーシップを持って仕事に向き合える人は貴重です。ぜひENTJ(指揮官)タイプの人は自分の強みを理解した上で、その強みを存分に発揮できる仕事に就職するといった意識を持つようにしてください。

ENTJ(指揮官)の強み

ENTJ(指揮官)タイプの主な強みとしては、以下の3点が挙げられます。

①強いリーダーシップ
②戦略的な思考力
③決断力

これらの詳しい解説とともに、就職・転職活動における自己PR例文についてもご紹介します。

①強いリーダーシップ

ENTJ(指揮官)タイプは生まれつき強いカリスマ性やリーダーシップを持っていますので、複数のメンバーを束ねて何かを成し遂げるといったことに大きな強みがあります。

また、自分がトップに立ってメンバーに指示出しをしていくような「ボス」というよりも、メンバーと一緒になって困難な課題の立ち向かっていくような「リーダー」という役割を担おうとするため、周囲の人からの信頼がより一層高い傾向が見られます。

リーダーシップは誰しもが持っているようなものではありません。周囲の人に気を配りつつも、与えられたミッションを的確に咀嚼し、行動に落としていくといった一連の流れは非常にハイレベルな能力が求められます。

ENTJ(指揮官)タイプは外交的で判断力にも優れていますので、チームを率先して牽引し、会社にとってなくてはならない存在と感じてもらえるはずです。

②戦略的な思考力

ENTJ(指揮官)タイプは軍師的なポジションに適性があるため、戦略的に思考する能力にも長けています。ただただ目の前の課題を乗り越えるだけでなく、一歩二歩先を読んで思考できるため、会社でも戦略策定を担う役割に向いています。

物事を戦略的に考えられるかは、知識や経験も重要ですが、そもそも物事に対するスタンスも非常に影響してきます。問題が起きる前にその傾向を察知し、必要な検討事項を洗い出し、先手で対応策を打つことで、大きなトラブルに見舞われることなく事業が成長できます。

ENTJ(指揮官)タイプの戦略的思考力は、全てのビジネスパーソンが習得したいスキルでもあります。仕事ではぜひ積極的に思考していくように心がけましょう。

③決断力

ENTJ(指揮官)タイプはリーダーとして決断する力に長けています。決断するということは責任を取るということでもありますので、ENTJ(指揮官)タイプは責任感が強いと言い換えることもできるでしょう。

人は基本的に責任を取ることを避けようとするため、決断を誰かに委ねることが多いです。そんな中でENTJ(指揮官)タイプの人が率先して決断力を発揮できれば、信頼される社員として一目置かれることになります。

このように、ENTJ(指揮官)タイプの人は他の人にはない強みを多く有しているのが特徴です。

仕事場での活かし方

ENTJ(指揮官)タイプの強みを仕事で活かしたいのであれば、自ら積極的にどんな仕事にも挑戦していくといったスタンスが大切になります。

経験がないうちは失敗の連続になるかもしれませんが、その努力やスタンスを上司は評価してくれるはずですので、やがて大きな仕事を任せてもらえるようになるでしょう。

また、リーダーシップがあるからといって傲慢な態度を取るのはNGです。周囲の人と助け合いながら、一緒に仕事に取り組んでいくといった姿勢を持っておくことをおすすめします。

就職や転職活動でのPR方法

就職活動や転職活動において、ENTJ(指揮官)タイプの強みを自己PRするための例文を2つご紹介します。

例文1

私はリーダーシップを発揮して物事を進めるのに強みがあります。

学生時代は学園祭の実行委員会の委員長として、学園祭の運営に尽力しました。メンバーは100名程度と大所帯であったため、適切にグループを分け、裁量権を各グループ長に渡しつつ、適切に決断をしていくことで準備を進めていきました。

しばしば機材搬入や企画検討の遅延などのトラブルが発生しましたが、必要に応じて委員長として介入し、トラブルを解決していきました。そこではリーダーシップとともにコミュニケーションスキルも発揮し、悩みをすぐに解決できる関係性作りに留意しました。

結果的に学園祭は前年よりも満足度が120%向上し、地域の方からの評判もよく終えることができました。

御社に入社した後も、リーダーシップを発揮してクライアントを先導するような仕事をしていきたいです。

例文2

私は物事を戦略的に考える力に強みがあります。

前職は営業職として新規開拓の部署に配属されました。周囲の人は手当たり次第にリストにテレアポをしていましたが、それでは効率が悪いと考え、開拓した顧客に顧客を紹介してもらうというスキームを構築し、勝手に新規開拓が進む土台を設計しました。

また、このスキームを運用する上で、顧客紹介者と紹介される側にそれぞれインセンティブが必要だと考え、前もって上司から一定金額の値引決済権を承認してもらっておきました。

結果的にこのスキームの運用は上手くいき、部署で唯一予算達成率150%超で通気目標を達成でき、MVPも受賞できました。

御社に入社した後も、仕事に対して思考することをやめず、一手二手先を読んで業務に邁進していきたいと考えています。

ENTJ(指揮官)の弱み

ENTJ(指揮官)タイプの人は、強みだけでなく以下のような弱みも持ち合わせています。

  • 過度な結果主義
  • 頑固になりすぎる時も
  • 感情的配慮が少ない

強みだけでなく弱みも知ることで、自分に向いてる仕事がはっきり分かってくるようになります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

①過度な結果主義

ENTJ(指揮官)タイプの人は、チーム一丸となって目標を達成しようとする意思が強すぎるがあまり、過度な結果主義に陥ってしまうことがあります。

個人プレーのような仕事であれば、一人で独走するように結果主義に走っても問題ありませんが、チームで一人だけ結果主義を貫いていると、周囲の人から煙たがられてしまう恐れがありますので注意が必要です。

ENTJ(指揮官)タイプの人は、適度に結果主義を意識しつつも「世の中には様々な思いで仕事に向き合っている人がいる」という意識を持っておくことが大切です。

②頑固になりすぎる時も

ENTJ(指揮官)タイプの人は自分の戦略的思考力に一定のプライドと自信を持っています。仕事を進めていく上で自分のスキルに自信を持つこと自体はいいのですが、プライドが強すぎると今度は頑固になりすぎるという弱みに変わってしまいます。

頑固な性格は、周囲の人の意見を無視してしまったり、新しい物事を考える時の視野を大幅に狭めてしまうなど、どんどん思考が凝り固まってしまうといったデメリットにも繋がります。

ENTJ(指揮官)タイプの人は、常に他人の意見に耳を傾けるとともに、自分の意識を柔軟に変化させていくことの重要性を理解しておくと良いでしょう。

③感情的配慮が少ない

ENTJ(指揮官)タイプの人は強いリーダーシップを発揮することに強みがある反面、「自分が周囲を引っ張っていく」ということに固執してしまい、結果的に相手の思いや考えを無視したチームプレイをするリスクがあります。

言い換えると、相手への感情的な配慮が少ないという弱みと言え、独裁者のようなリーダーになりかねません。当然ながら、独裁的なリーダーは現代のビジネスにおいて機能しませんので、結果的に実績を残すことも難しくなってしまうでしょう。

ENTJ(指揮官)タイプの人は、自分でチームを牽引する意識は持ちつつも、常に周囲の人への気配りを忘れないようにしてください。これにより、さらに一歩進んだリーダーとして一目置かれる存在へとステップアップしていけるはずです。

仕事場で注意すべきこと

ENTJ(指揮官)タイプの人が仕事で弱みを克服していくためには、常に周囲の人から自分がどう見られているのかを意識することが最も大切です。

感情的配慮の不足感や頑固さといった弱みについては、全て相手への思いやりで解決することができます。言い換えれば、自分一人で仕事を進めていると思わないようにすることがポイントと言えるでしょう。

また、結果主義に走るのも時には重要ですが、一方でメンバーと仲良く業務を進めるという意識もポイントです。

馴れ合いのように働くという意味ではなく、適度な緊張感は持ちつつも、お互いいいところは褒める、悪いところは注意するといった、本当の意味でいい関係性作りができるように頑張ってみるだけでも、仕事は大きく前進させられるはずです。

就職や転職活動で損しないためのポイント

ENTJ(指揮官)タイプの人はリーダーシップを自己PRするのが効果的ですが、その際も面接官から「傲慢な人」「自信過剰な人」と思われないようにするのがポイントです。

リーダーとは、メンバーがいて成り立つ存在です。当然ながらリーダー一人だけで何か大きな課題を成し遂げるのはほぼほぼ不可能です。

そのため、自分をよく見せようとして、「全て自分のリーダーシップで物事を完遂させた」といった自己PRをすることは避けるのが無難です。

もし就職や転職活動でリーダーシップをアピールするのであれば、周囲の人の助けもあったことを添えるようにしましょう。これだけで、リーダーシップとともに謙虚さもアピールすることができ、面接官に効果的に自分の魅力を伝えられるでしょう。

ENTJ(指揮官)がマッチする職場環境

自分らしく働くためには、仕事や業界に加えて性格にマッチしている職場環境の会社に就職することが重要です。

ここでは、ENTJ(指揮官)タイプの性格にマッチする職場環境を3つご紹介します。

①挑戦の機会が多い職場

ENTJ(指揮官)タイプの人は高い目的達成意欲があります。その課題が難しければ難しいほどモチベーション高く仕事と向き合える傾向にあるため、挑戦の機会が多い職場とマッチするでしょう。

  • 手を挙げると仕事を任せてもらえる
  • 挑戦して失敗しても責められない
  • 成長産業で次々と新規事業が生まれている

特に設立間もないベンチャー企業だと、挑戦の連続となりますのでENTJ(指揮官)タイプの人に非常に向いていると言えるでしょう。

また、挑戦できる機会が多いだけでなく、失敗を許容する文化が根付いている職場が望ましいです。いざ挑戦してみても、失敗する度に上司から詰められるように怒られてしまえば、モチベーションは一気に落ちてしまいます。

社員の平均年齢が若い会社や部署だと、失敗を許容する傾向にありますので参考にしてみてください。

②成果主義の職場

ENTJ(指揮官)タイプの高い成果主義の意識を発揮するためにも、成果主義で物事を判断していく職場に就職するのがおすすめです。

  • 成果を出した人が昇格する仕組みが整っている
  • インセンティブの報酬が多い
  • 売り上げが年々右肩上がり

年功序列制で給料が上がっていくような職場の場合、実績を出しても評価に反映されるケースが少なくなりますので、成果主義のENTJ(指揮官)タイプにはマッチしないと考えられます。

特にENTJ(指揮官)タイプの人には、インセンティブ(歩合)の報酬が大きな職場が向いています。不動産営業職や保険営業職は契約を取れば取るほど収入を上げられるため、成果主義の意識が強いENTJ(指揮官)タイプにマッチすると言えるでしょう。

③裁量権が若手から与えられやすい職場

ENTJ(指揮官)タイプの人は自分で課題を見つけ、解決方法を模索して課題提起をしていくといった一連の流れを自走して行うのが得意です。そのため、若手のうちから裁量権を与えられやすい職場にマッチしています。

  • 実力次第で年齢に関係なく決裁権を与えられる
  • 20代から管理職になれる
  • 上司がしっかりと責任を取ってくれる

ベンチャー企業は当然ながら若手のうちに多くの裁量権を与えてくれますが、最近では中堅〜大手企業でも若手に裁量権を与える企業が増えてきています。

裁量権をどれくらい与えてくれる職場かはネットの情報だけではどうしても取り切ることができません。そのため、企業との繋がりが強い就職エージェントや、企業との面談を通じて質問していくのがおすすめです。

ENTJ(指揮官)に向いてる仕事を見つける方法

ここからは、ENTJ(指揮官)タイプの人が自分に向いてる仕事を見つける方法として、試して欲しいものを3つご紹介します。

①企業のビジョンを重視する

ENTJ(指揮官)タイプは、中長期的な未来のありたい姿に向かって課題設定をすることにやりがいを感じる傾向にあります。そのため、企業の将来のビジョンが自分にマッチしているかどうかで就職先を決めるのがおすすめです。

ビジョンに共感できる企業であれば、就職した後も業務を進めていく軸がはっきりとしますので、余計なことを考えずに目の前の仕事に集中することができます。

企業のビジョンについては、基本的に会社ホームページに記載されています。もし記載されていない場合は、企業のビジョンそのものが存在しない可能性が高いため、ENTJ(指揮官)タイプの応募先としては適さないかもしれません。

②成長性や事業方針をチェックする

ENTJ(指揮官)タイプに向いてる職場は、若手のうちから裁量権を持って活躍できることが要素の一つとなります。そのためにも、会社の成長率や将来の成長性、事業方針がどうなっているのかをチェックすることが重要です。

成長していっている会社であれば、次々と複雑な課題に挑戦する機会に恵まれることになりますので、ENTJ(指揮官)タイプの人のモチベーションを高く維持できるでしょう。

また、事業方針がきっちり決まっている会社であれば、将来会社でやりたいことができた時に実現できる可能性が一気に高まります。

成長性や事業方針を確認するためには、企業の決算情報を確認するのが一番です。直近の決算書と、中期経営計画書に目を通し、自分が入社した後にチャレンジする機会に恵まれそうかを判断してみてください。

③社風をチェックする

ENTJ(指揮官)タイプの人が自分らしく働ける状況としては、「周囲の人を巻き込んで仕事を進められる」「手を挙げたら挑戦させてもらえる」といったものが挙げられます。

そういった働き方ができる会社かどうかを知るためにも、応募前にはできる限りその企業の社風を確認しましょう。

社風を知るための手段としては、転職口コミサイトのチェックが挙げられます。口コミサイトには現職・離職者の生々しい口コミがたくさん寄せられていますので、自分にとってマッチしている職場なのかを確認してみてください。

ENTJ(指揮官)はどんな人と相性がいいの?

ここからは、ENTJ(指揮官)タイプの人と相性が良い人の特徴について解説します。適切な付き合い方を知って、仕事やプライベートを充実させていきましょう。

仕事面①アイデアが豊富な同僚

ENTJ(指揮官)タイプの人は、現状の課題を論理的に分析していく力に優れている反面、ゼロからイチを生み出すようなアイデアを発想する力には若干の弱みがあります。

その弱みを補ってくれるような、アイデアが豊富な同僚であれば相性良く働いていけるでしょう。

「16 Personalities性格診断」のタイプでいうと、INFJ(提唱者)タイプです。

INFJ(提唱者)タイプの同僚とチームを組めば、論理性と創造力を兼ね備えた強固なチームとなりますので、ぜひ一緒に働きたいことろです。

ENTJ(指揮官)タイプの人がINFJ(提唱者)タイプの同僚と働く時は、できるだけ自分が知っている情報を共有し、クリエイティブに考えることを促してみると良いでしょう。

仕事面②柔軟についてきてくれる部下

ENTJ(指揮官)タイプの人は自らが強いリーダーシップを発揮しますので、その先導に従ってくれるような、柔軟性のある部下との相性が良いです。

「16 Personalities性格診断」のタイプでいうと、ISTJ(管理者)タイプです。ISTJ(管理者)タイプの人は与えられたミッションを忠実にこなしますので、ENTJ(指揮官)タイプの方針に従って高いパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

ISTJ(管理者)タイプの人は的確に指示を受けられないと自発的に行動することがほぼないため、ENTJ(指揮官)タイプの人はしっかりと分かりやすく指示出しをするよう意識してください。

仕事面③成果主義的な上司

ENTJ(指揮官)タイプは成果主義で物事を考えていきますので、同じく成果主義を大切にするENTJ(指揮官)タイプの上司との相性が良いです。

ENTJ(指揮官)タイプの上司に対しては、「自分はどこまで成果を出すのか」「成果を出すためにどういったフォローを上司にして欲しいのか」をしっかりとコミュニケーションするのがおすすめです。

プライベート面①深く思考する人

ENTJ(指揮官)タイプの人は、プライベートにおいても思考を止めることはありません。様々な物事に対して自分の考えを持っていますので、その考えを受け止めてくれるような人との相性が良いです。

「16 Personalities性格診断」の診断結果でいうと、INTP(論理学者)タイプです。このタイプの人はENTJ(指揮官)タイプに負けないほど分析や思考が好きなので、議論を交わし合うような知的な関係性を構築できるでしょう。

プライベート面②進んでサポートしてくれる人

ENTJ(指揮官)タイプの人は、プライベートでの自分に関係することは率先して判断して決断していきます。その決断をサポートしてくれるようなパートナーや友人とは、ぜひ仲良くしておきたいところです。

「16 Personalities性格診断」の診断結果で言えば、ISFJ(擁護者)タイプです。ENTJ(指揮官)タイプの人が決めたことに対して、的確なサポートをしてもらえるはずですので、より自分の決断を後悔するリスクを減らすことが可能です。

ENTJ(指揮官)と相性が悪い性格タイプ

続いて、ENTJ(指揮官)タイプと相性が悪い性格タイプについても解説します。

悪い性格タイプ①変化を嫌うタイプ

ENTJ(指揮官)タイプの人は変化を柔軟に受け入れ、その上で自分は何をするかを考えて行動します。従って、変化することそのものを嫌うような人との相性が悪いです。

「16 Personalities性格診断」の診断結果で言えば、ESTJ(幹部)タイプです。彼らに対しては、変化をしなければならない理由を論理的に説明するのがおすすめです。

感情的に伝えてしまうとトラブルを引き起こしかねませんので注意してください。

悪い性格タイプ②過度に感情的なタイプ

ENTJ(指揮官)タイプの人は冷静に物事を見極めて対処していきたいと考えるため、角に感情的なタイプの人とは会話にならないこともあります。

「16 Personalities性格診断」の診断結果で言えば、ESFP(エンターテイナー)タイプです。このタイプの人はエネルギッシュな反面、感覚的にいいと思ったことに対して賛同する傾向にあるため、論理性があまり通用しません。

従って、ENTJ(指揮官)タイプの人はESFP(エンターテイナー)タイプの人に対し、上手く「ノせる」ようなコミュニケーションを取るのがおすすめです。

悪い性格タイプ③干渉を嫌うタイプ

ENTJ(指揮官)タイプの人はチームメンバーに対して適度に介入し、組織としての成果を追求していきます。その上で、誰かから干渉されることを嫌うタイプとは相性が悪いと考えられます。

「16 Personalities性格診断」の診断結果で言えば、ISTP(巨匠)タイプです。彼らは自己実現を追求するスキルに長けている反面、外からの干渉を嫌う傾向にあります。

ENTJ(指揮官)タイプの人は、ISTP(巨匠)タイプの人に過度に干渉せず、ある程度の決裁権と自由を渡して仕事を自発的に進めてもらうのが良いでしょう。

ENTJ(指揮官)の性格タイプを更に詳しく理解しよう

改めて、ENTJ(指揮官)タイプの性格傾向について詳しく解説します。

16PersonalitiesのENTJについて

記事の冒頭で解説した通り、ENTJ(指揮官)タイプの特徴は「16 Personalities性格診断」で用いられている4つの性格指標の組み合わせを表しています。

興味・関心の方向内向型(I)外交型(E)
物事の見かた感覚型(S)直観型(N)
判断のしかた論理型(T)感情型(F)
物事への姿勢判断型(J)知覚型(P)

ENTJ(指揮官)タイプは、外交型(E)、直観型(N)、論理型(T)、判断型(J)の4つの性格傾向を兼ね備えた特徴があります。

ENTJ(指揮官)タイプは生まれながらのリーダー気質を有していますので、自然と自分の周りに人が集まってくるでしょう。また、その状況を心から楽しみ、実力を発揮していける資質も持ち合わせていますので、タフな心身が求められる仕事にぴったりです。

その反面、目的達成意欲が強すぎて、会社によっては周囲から浮いた存在となってしまうこともあります。そのため、相手を思いやり、丁寧にコミュニケーションを取っていくといった意識を持つようにしてみてください。

自分の性格タイプを活かす方法をアドバイス

ENTJ(指揮官)タイプの人が自分の強みを活かすためには、仕事だけでなくプライベートにおいても自分が率先して物事を決断していくといったスタンスが大切です。

友人やパートナーに対しても、コミュニケーションを取りながら自らが意思決定をしていくことにより、自分らしい人生を歩んでいけるはずです。

ただ、独りよがりに自分の人生を決めすぎていると、パートナーとの相性によっては険悪な関係になることもありますので、何を相談し、何を自分だけで決めるべきかを明確に線引きしておくことがポイントです。

ENTJ(指揮官)について「よくある質問」

最後に、ENTJ(指揮官)タイプについてよくある質問をまとめました。

ENTJのあるあるって?

ENTJ(指揮官)タイプのあるあるとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 何もしなくてもリーダーになっていることが多い
  • 幼少期のころから学級委員長などをやっていた
  • 誰かと何かを成し遂げるのが好き
  • 自分は何かを成し遂げられる人間だと思っている
  • 信頼されている状態が何よりも好き
  • 自分の思い通りにならないとストレスを感じる
  • 成果を評価されるとモチベーションが上がる

あなたはいくつ当てはまりましたか?

ENTJはなぜ「指揮官」と呼ばれるのか?

ENTJ(指揮官)タイプが指揮官と言われるのは、リーダーとしてのカリスマ性が高いためです。天性のリーダーシップを持っていることから、指揮官と言われています。

ちなみにENTJ(指揮官)タイプは全人口の3%しかいないと言われている、非常にレアな性格傾向です。診断結果がENTJ(指揮官)タイプと表示された人は、自信を持ってリーダーシップを発揮していくと良いでしょう。

ENTJが「性格悪い」といわれる理由は?

ENTJ(指揮官)タイプの人は性格が悪いという傾向はないものの、自我が非常に強いため時折相手のことを考えない発言をしてしまうことがあります。

そういった姿を見て、「ENTJ(指揮官)タイプは性格が悪い」という声に繋がってしまうと考えられます。

そのような悪評を受けないためにも、ENTJ(指揮官)タイプの人は可能な限りきめ細やかなコミュニケーションを取るようにしましょう。

まとめ:ENTJ(指揮官)に向いてる仕事をゲットしよう!

ENTJ(指揮官)タイプの人は、強いリーダーシップや決断力、戦略的思考力を活かせる仕事に向いていますので、この記事で紹介した仕事や業種、職場環境の求人を見つけて応募するのがおすすめです。

反対に、自我が強いことで望ましくないコミュニケーションに繋がる恐れもあるため、チームメンバーや同僚・上司に対しては常に相手のことを思いやった発言をするようにしてください。

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古庄 拓取締役
株式会社ジェイック取締役。IT業界・コンサルティング業界等への転職支援からキャリアを開始。大学キャリアセンターとの就職支援プロジェクト(2021年2月末:102大学と連携)、新卒の就職支援事業、リーダー研修事業など、複数サービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。新卒の就職、中途の転職、また企業側の採用・育成事情に詳しい。 7つの習慣R認定担当インストラクター、原田メソッド認定パートナー、EQPI認定アナリスト等