
ニートから再就職するには、まずは自己分析やキャリアの棚卸をし、面接で聞かれやすい退職理由や空白期間の取り組みについて説明できるように準備しましょう。
この記事では、ニートから再就職は無理なのか、再就職する方法、おすすめの仕事について解説します。ニートからの再就職は何からすればいいのか不安な方はぜひ読んでみてください。




ニートからの再就職は無理?
ニートからの再就職は無理ではありません。なぜならニートのうち、約3割が再就職を果たしている可能性があるからです。
労働政策研究・研修機構の調査によると、「ニートの社会復帰率(1年前にニート状態にあった15歳~34歳男女が1年後に社会復帰している割合)」は39.4%です(※)。
ここでの社会復帰率にはアルバイトや派遣なども含まれますが、15歳~34歳の場合、およそ3人に1人以上の割合でニート状態から定職に就けていることが分かります。
別の調査によると、ニート状態にある若者のうち「連続で1ヶ月以上就労した経験」がある者は79.0%というデータもあります。
これらのデータを加味すると、概算で30.4%のニートが再就職を果たしているといえるため、ニートからの再就職は決して不可能ではないのです。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③-平成29年版「就業構造基本調査」より-」p.105
出典:厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書(概要)」
ポテンシャルに期待して採用されることもある
ニートは、いわゆる「ポテンシャル採用」のチャンスが比較的あります。ポテンシャル採用とは「応募者のスキルやキャリアではなく、潜在能力や将来性を期待した採用」のことです。そのため、ニートの方でも十分に採用の可能性があります。
ポテンシャル採用のメリットには、以下があります。
- 職歴なしでも働ける
- 入社してから仕事を覚えていけばよい
- 適性があれば活躍できる
ポテンシャル採用の最大のメリットは、就業経験や正社員経験がゼロでも採用の可能性があることです。また、入社時点ではスキルを求められていないため、実務をやりながら業務を覚えていくことができます。未経験からでも、その仕事に向いていれば能力を発揮でき、しっかりとしたキャリア形成も可能です。
空白期間をこれ以上延ばさないことが大切
ニートの方が再就職を目指す際は、できるだけ早めに就活を始めましょう。無職の期間が長引くほど、再就職が不利になってしまうからです。
離職からのブランク期間が再就職率に与える影響を調べた調査によると、ブランクがない人に比べ、たとえ3ヶ月の空白期間でも再就職率は15%ほど下がります。さらに、6ヶ月を超えると約20%も下がってしまうのです。
ブランクが長くなると再就職が不利になるのは、「働く意欲が低いのでは?」「職場に馴染めないのでは?」といった懸念を抱かれやすくなることが理由です。
求人情報をチェックしたり、職務経歴書の準備を進めたりするなど、ブランクをこれ以上伸ばさないためにも早めに行動を始めましょう。
出典:リクルートワークス研究所「なぜ転職したいのに転職しないのか―転職の“都市伝説”を検証する―」P.13
再就職に失敗するニートの特徴は?
ニートからの再就職がなかなかうまくいかない人によくある特徴と、対策についてご紹介します。
1. 就職活動の方法がわかっていない
一度も就職したことがないニートの方に多い特徴です。たとえば、敬語をはじめとした基本のマナーが身についていない、面接に適した服装を理解できていない、正しい求人の探し方がわかっていない、などです。
就職活動の基本が理解できていないと、よくわからないまま自己流で進めることになってしまうため、がんばって行動しても落とされることが続く…ということがあり得ます。
インターネットの記事や動画、書籍などにも、就職活動に関する情報は掲載されています。さほど難しいものではありませんので、最低限、必要なことは自分で調べておきましょう。
2. 履歴書や面接の対策ができていない
企業の求人に応募する際、書類選考免除の採用も一部あるものの、基本的には必ずといってよいほど書類選考と面接があります。いずれも、自分はどのような人材で、どんな強みがあるのかを適切にアピールする機会でもあります。
ニートの場合、履歴書の書き方が間違っていたり、面接官からの質問にうまく答えられなかったりして、適切にアピールできずなかなか選考を突破できないことがあります。こちらも、インターネットや書籍で調べる、面接の練習をしておくなど事前準備を万全にし、自信を持って臨める状態にしておくことが就職への近道です。
書類や面接対策を適切に進める際には、自己分析がきちんとできていることも大切です。
こちらの記事も、ぜひ参考にしてみてください。
3. 1回の失敗で行動できなくなる
ニートから就職活動をした人のなかには、一社に応募して落とされただけであきらめたり、就職活動をしなくなってしまったりする人もいます。面接で厳しいことを言われたり否定されたりして自信をなくし「やっぱり再就職は無理なんだ」と、すぐに断念してしまうケースも見られます。
ニートに限らず、通常の就職・転職活動でも一社で内定が決まることは稀です。また、一般的な就職・転職と比較すれば厳しいことに変わりないので、選考で落とされても過度に気にせず、気持ちを切り替えてどんどん挑戦していくことが再就職への近道です。
ニートが再就職に成功するための最短3ステップ
一刻でも早く再就職を成功させたいニートの方は、「生活リズムを整える」→「空白期間の回答を用意する」→「未経験歓迎の求人に応募する」というステップで就活を進めましょう。
安定して長く働き続けるためにも、まずは生活リズムを「朝型」にシフトさせることが第一歩です。そのうえで、面接で質問されやすい「空白期間の過ごし方」の回答を用意しておくことが欠かせません。
内定を早く勝ち取るには、「未経験歓迎」と記載のある求人に応募することもポイントです。
ステップ1. 生活リズムを整える
社会に出て長く働き続けるためにも、まずは生活リズムを整えることから始めましょう。
ニート期間が長いと夜型の生活になっている方も多いかと思います。こうした状態のままいきなり働き始めると体や心がついていけないため、まずは毎日同じ時間に起き、体力を取り戻すことが最優先です。
具体的には、以下の行動を意識してみてください。
- 毎朝7〜8時に起きる
- 1日30分は外に出て歩く習慣を作る
- 身だしなみを整える(ひげをそる、メイクをするなど)
ステップ2. 空白期間の回答を用意する
次に、面接でほぼ確実に聞かれる「空白期間」についての回答を用意しましょう。
企業としては就職意欲などを確認する意図があり、ニートの方に対して「働いていない期間は何をしていましたか?」とよく質問します。
空白期間があっても、伝え方を工夫すれば「これからは頑張ってくれそうだ」という前向きな印象を与えられますが、答え方によっては評価が下がるため、しっかりとした回答を用意しておくことが欠かせません。
前向きな印象を持ってもらうためにも、面接では次の3つのポイントを意識しましょう。
- 再就職を目指す理由(なぜもう一度働こうと思ったのか)
- 空白期間に取り組んでいたこと(就職に向けた取り組みなど)
- 就職意欲(この会社で頑張りたいという気持ち)
空白期間の回答例
| 体調を崩し、しばらく社会と距離を置いていましたが、その間に自分と向き合い、再び働きたいという気持ちが強くなりました。現在は就職後に備えて生活リズムを整えており、毎日決まった時間に起き、食事を取るように心がけています。今後は自己管理力をさらに高め、御社に長く貢献できるように努力を重ねていきたいと考えております。 |
ステップ3. 未経験歓迎の求人に応募する
再就職先を少しでも早く決めたいニートの方は、「未経験歓迎(未経験OK)」と書かれた求人に応募しましょう。こうした求人は採用で人柄や意欲が重視されるケースが多いため、ブランクが長くても内定をもらえる可能性が高いからです。
特に、以下のような「人手不足が深刻な業界」は未経験者を積極的に受け入れています。
| 業界 | 「未経験歓迎」の求人が多い職種 |
|---|---|
| 介護・福祉 | 介護スタッフ、生活支援員 |
| 建設 | 施工管理、建設・土木作業員 |
| IT | ITエンジニア、プログラマー |
| 小売り | 店舗スタッフ、販売・レジ担当 |
| 運搬・包装 | トラックドライバー、積卸作業員 |
未経験歓迎の求人に応募するときのチェックポイント
未経験歓迎の求人に応募する際は、「求める人物像」「募集人数」「研修」の項目を特に確認しましょう。
入社後にキツい肉体労働を任される恐れがあるため、求める人物像の欄に「元気な方」「体力がある方」といった表現が並んでいる場合は要注意です。
人材を大量募集している会社の場合、社員が入ってもすぐに辞めてしまうブラック企業の可能性があります。
入社後に安心して働くためにも、具体的な研修期間や内容が書かれているかもチェックしてください。
▼未経験歓迎求人のチェックポイント
| 項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 求める人物像 | 「元気な方」「体力がある方」とだけ書かれていないか |
| 募集人数 | 「大量募集」という記載がないか |
| 研修 | 「研修期間」や「研修内容」が具体的に書かれているか |
自分に合った選択肢は?ニートが再就職を目指すルートを解説
ニートから再就職を目指す主なルートは、「正社員をすぐに目指す」「就職支援サービス経由で応募」「職業訓練に参加」「アルバイト経由で正社員登用を目指す」の4つです。
自分に適したルートを知りたい方は、まずは次の質問に答えてみてください。
Q1. 現在の年齢は29歳以下ですか?
| YES | ⇒[Q2]へ |
| NO | ⇒[Q4]へ |
Q2. ニート期間は1年未満ですか?
| YES | ⇒【ルートA 】正社員をすぐに目指す |
| NO | ⇒「Q3」へ |
Q3. 1年以上の正社員経験がありますか?
| YES | ⇒【ルートA 】正社員をすぐに目指す |
| NO | ⇒【ルートB】就職支援サービス経由で応募 |
Q4. 現在の年齢は34歳以下ですか?
| YES | ⇒「Q5」へ |
| NO | ⇒「Q6」へ |
Q5. 1年以上の正社員経験がありますか?
| YES | ⇒【ルートB】就職支援サービス経由で応募 |
| NO | ⇒【ルートC】職業訓練に参加 |
Q6. 就活や面接に対する苦手意識は強いですか?
| YES | ⇒【ルートD】アルバイト経由で正社員登用を目指す |
| NO | ⇒【ルートC】職業訓練に参加 |
ルートA:正社員をすぐに目指す
次の2つの条件に当てはまるニートの方は、再就職に向けてすぐに就職活動を始めても良いでしょう。
| 年齢 | 29歳以下 |
| ニート期間 | 1年未満 |
年齢が20代と若く、仕事をしていない期間が1年未満であれば、「これから成長していくポテンシャルがある」「スムーズに社会復帰できるはず」としてポジティブに評価される傾向があります。
ニート状態であっても正社員就職を実現しやすいので、こうした有利な状況を逃さないためにもできるだけ早く動き出すことが欠かせません。
まずはハローワークで求職申込みをしたり、就職サイト(求人サイト)に登録したりするのが第一歩です。これらのサービスは気になる求人にすぐに応募できるので、比較的早く再就職を叶えられるでしょう。
ルートB:就職支援サービス経由で応募
次のいずれかのパターンに当てはまるニートの方は、就職支援サービス(就職エージェントなど)を活用して就職活動を進めましょう。
| パターン1 | パターン2 | |
|---|---|---|
| 年齢 | 29歳以下 | 30代前半 |
| ニート期間 | 1年以上 | 問わない |
| 正社員経験 | 1年未満 | 1年以上 |
パターン1はニート期間が長いですが、20代という若さは大きな武器となります。とはいえ職歴が乏しく、何をアピールするか迷う方も多いかと思うので、まずは就職エージェントに登録して「アピールポイント」を教えてもらいましょう。
パターン2は年齢が30歳を超えるため、20代よりも求人の選択肢が狭まります。一方で正社員経験はあるため、まずは就職エージェントに登録し、過去の就業経験を活かせる求人を紹介してもらうのがおすすめです。
ルートC:職業訓練に参加
次のいずれかのパターンに当てはまるニートの方は、職業訓練を活用して就職活動を進めましょう。
| パターン1 | パターン2 | |
|---|---|---|
| 年齢 | 30代前半 | 35歳以上 |
| 正社員経験 | 1年未満 | 問わない |
| 就活や面接に対する苦手意識 | 問わない | そこまでない |
30代を超えると即戦力が求められるため、正社員経験に乏しい30代の就職難易度は高めです。そのためまずは職業訓練(※)を通し、専門スキル習得や資格取得を目指すのが再就職に向けた近道といえます。
35歳以上の場合は就職難易度がさらに上がりますが、就活や面接の苦手意識がそこまでなければ自力でも内定を勝ち取れるでしょう。とはいえ30代前半以上にスキルの高さが求められるため、まずは職業訓練に参加し、応募先で評価されるスキルを身につけることがおすすめです。
※職業訓練:就職に必要な知識やスキルをほぼ無料で身につけられる公的な研修制度。ハローワークが窓口となり、Webアプリ開発や経理事務など様々な講座を開講している
参考:厚生労働省「求職者支援制度のご案内」
ルートD:アルバイト経由で正社員登用を目指す
次の2つの条件に当てはまるニートの方は、アルバイト先で正社員登用(※)を目指すことを検討しましょう。
| 年齢 | 35歳以上 |
| 就活や面接に対する苦手意識 | 強い |
ニート期間がある35歳の再就職は「落ちることが当たり前」ともいえるため、精神的なタフさが求められます。しかし就活や面接の苦手意識が強い方の場合、不採用通知が届くたびに気持ちが深く落ち込み、途中で挫折してしまうリスクもあるでしょう。
その点、アルバイトからのスタートであれば「何社も面接を受けて落とされる」という強いストレスからは解放されます。いわゆる“一発本番”の就活とは異なり、これまでの仕事への取り組み方を評価してもらえることも安心できるポイントといえるでしょう。
※正社員登用:非正規雇用(アルバイト・パートなど)で入社したスタッフを、本人の希望や評価に応じて正社員へと切り替える仕組み
再就職・社会復帰を目指すニートにおすすめの職業は?
再就職や社会復帰を目指すニートの方におすすめの職業は、営業職、介護職、事務職の3つです。
特に営業職と介護職は人手が足りていない会社・事業所が多く、仕事経験がない方や、ブランクが長い方の応募を受け付けているところも少なくありません。
事務職は人気な仕事のためハードルは少し高いですが、営業職や介護職と比べると人とのコミュニケーションは多くないため、対人関係の面で不安を感じているニートの方は応募を検討してみましょう。
1. 営業職
顧客に商品・サービスを提案する仕事で、既存顧客メインのルート営業、自身でお客さんを見つけていく新規開拓営業の2種類があります。
営業職に向いてる人は、人と接することが好き・得意な人、臨機応変な対応ができる人です。営業職だからといって必ずしもおしゃべりが上手である必要はなく、物静かでも受注に成功している営業職の人もいます。ただし、「人」が苦手な人には不向きであることは間違いありません。
注意点としては、ノルマが厳しすぎる職場もなかにはある点です。休日も仕事をしないと終わらなかったり、遅くまでアポイントを取ることが恒常化しているなどの状況から定着率が悪い職場もあるため、労働環境は確認しておきましょう。
2. 介護職
日常生活のサポートが必要な高齢者を実際にケアしたり、適切な支援につなげたりする仕事です。職種の例としては、介護スタッフ、ケアマネージャー、生活相談員などがあります。
介護職に向いてる人は、必要とされることに意義を感じる人、誰かの役に立ちたい気持ちが強い人です。介護職に就く人のなかには「天職」と考え、忙しいながらも長年働き続けている人も少なくありません。
注意点としては、ある程度の忍耐力が求められる仕事である点です。特に現場で働く介護スタッフはやりがいがある一方でストレスも大きく、未経験からでも始められる反面、誰にでも務まる仕事ではないため、適性を見極める必要はあるでしょう。
3. 事務職
社内にまつわる業務を担当し、来客対応や書類作成、備品管理、社内行事の運営、従業員の管理・連絡など、幅広い仕事を担当します。企業によっては、経理や人事などの役割も兼ねているケースがあります。
事務職に向いている人は、コツコツとした作業が得意な人、人をサポートすることが好きな人です。デスクワークや静かな環境で働きたいという人にも向いています。
注意点としては、いわゆる「飽きっぽい人」には向かない点です。基本的にはオフィスでの勤務が中心で、社外の人と関わる機会も比較的少ないため、変化や新たな刺激を求める気質の人にはあまり適性がないでしょう。
ニートが再就職に成功するための面接対策
再就職を目指すニートの方が面接を突破するには、「退職理由に反省を含める」「応募企業・職種に活かせる強みをアピールする」「面接練習を繰り返し行う」という3つの対策を徹底することが重要です。
前職を辞めた理由を質問された際は、「退職経験から何を学んだか」を伝えることがポイントです。自己PRをするときは「応募企業で求められる強み」をアピールしましょう。
ニート期間中は会話をする機会が減るため、面接練習を通して「人と話す感覚」を取り戻すことも大切です。
1. 退職理由には反省を含める
前職の退職理由を説明する時は、反省の気持ちを素直に伝えることがポイントです。企業は過去の経歴よりも、「そこから何を学び、どう変わろうとしているか」を重視する傾向があるからです。
たとえば「上司との相性が悪かった」「残業が多すぎた」など、環境への不満をそのまま伝えたくなることもあるかもしれません。しかし他責的な印象を与えてしまうと、マイナス評価につながる恐れがあります。
そのため退職理由を伝える時は、次の3点を意識しましょう。
- 前職を退職した経緯
- 反省・学び
- 就職意欲
前職では人間関係に悩み、退職しました。
自分から働きかける姿勢が足りなかったと反省し、現在は職場のコミュニケーションに関する書籍を読むなど、改善に取り組んでいます。
今後は学びを活かし、職場で良い関係を築けるよう努めていきたいと考えています。
上記のポイントを参考に、面接官に前向きな印象を持ってもらえるように準備しておきましょう。
2. 応募企業・職種に活かせる強みをアピールする
企業からの評価が高まるため、応募企業や応募職種で活かせる強みをアピールすることも大切です。
たとえば営業職では「コミュニケーション力」が特に求められるため、営業職に応募する場合、これまでの仕事経験の中からコミュニケーション力を発揮したエピソードを伝えると評価が高まります。
自分の強みを把握するには「キャリアの棚卸し」が有効です。応募先で求められる強みが分からない場合は、就職エージェントのキャリアアドバイザーに直接聞いてみるのもおすすめです。
▼回答例(自己PR)
| 私の強みは、どのような方とでも良好な関係を築けることです。 前職は飲食店で働いており、老若男女問わず毎日多くのお客様が来られるため、一人ひとりの表情や状況に合わせたお声がけを徹底していました。 営業職でもコミュニケーション力の高さを活かし、お客様と良好な関係を築いていきます。 |
3. 面接練習を繰り返し行う
人と話す感覚を取り戻すためにも、再就職を目指すニートの方は面接練習に繰り返し取り組みましょう。
ニート期間がある場合、家族以外と話す機会がない方も多いかもしれません。この場合、練習を全くせずに面接に臨むと極度に緊張してしまい、頭が真っ白になってうまく話せない方も多いものです。
以下の就職サービスは無料で面接練習ができるので、ぜひ利用してみましょう。
- 就職エージェント
- ハローワーク
- 各都道府県が運営する就職支援施設(東京しごとセンターなど)
再就職を目指すニートが相談したい就職支援サービス
再就職を目指すニートの方におすすめの就職支援サービスは、就職エージェント、わかものハローワーク、サポステ、職業訓練の4つです。
これらのサービスは無料で利用できるだけでなく、正社員経験がない方や、前職を離れてからブランク期間が長い方の就職ノウハウが豊富です。
特に就職エージェントは選考対策をマンツーマンでサポートしてくれるので、正社員就職について相談できる相手がほしい方や、就職率を高めたい方は利用を検討しましょう。
1. 就職エージェント
就職エージェントは就職サポートを手厚く受けられるため、再就職を目指すニートの方におすすめです。
就職エージェントとは、民間企業が運営する就職支援サービスのことです。専任の担当者が求人を紹介してくれるだけでなく、応募書類の作成支援や添削、面接練習なども無料でサポートしてくれます。
就職エージェントの中にはニート・フリーターに特化しているところもあり、こうしたエージェントは社会人経験が少ない方の就活のコツや面接ノウハウを熟知しています。
ニート期間の答え方なども教えてくれるので、再就職に不安がある方でも安心して就活を進められるでしょう。
2. わかものハローワーク
わかものハローワークは就活をすぐそばで伴走してくれるため、再就職を目指すニートの方におすすめです。
わかものハローワークとは、正社員就職を目指す「おおむね35歳未満の若者」を対象とした公的な就職支援機関です。
同じ担当者が個別に支援してくれるため、現在の状況を踏まえ、これからやるべきことを示してくれることがメリットです。内定獲得に向けて担当者が二人三脚でサポートしてくれるため、就活に不安を抱えている方にとって特に心強い存在といえるでしょう。
臨床心理士などに就活の悩みや不安も相談できるので、メンタル的に崩れやすい方にもおすすめです。
参考:厚生労働省「わかものハローワーク」
3. サポステ(地域若者サポートステーション)
サポステは就活を進める前段階の支援が充実しているため、再就職を目指すニートの方におすすめです。
サポステとは、働くことに不安や悩みを抱えている15歳から49歳を対象とした公的機関です。「どの求人に応募すればいいか分からない」「いきなり面接を受けるのはハードルが高い」といった悩みに寄り添い、就活を本格的に始める前の“土台作り”を手厚くサポートしてくれます。
次のようなプログラムに参加できるので、無理なく再就職を目指したい方はサポステを利用してみましょう。
- コミュニケーション講座
- ビジネスマナー講座
- 職業体験
4. 職業訓練(求職者支援訓練)
職業訓練は生活費の不安を減らしつつスキルを習得できるため、再就職を目指すニートの方におすすめです。
職業訓練にはいくつか種類がありますが、無職の方は「求職者支援訓練」に参加するケースが一般的です。条件を満たせば月10万円の給付金を受けられるだけでなく、Webデザインや事務、介護など、専門スキルや資格取得を目指せる2〜6ヶ月の講座をほぼ無料で受講できます。
再就職に向けた就職支援を受けられることも特徴の一つです。求職活動を全面的にバックアップしてくれるので、訓練で身につけたスキルを活かせる企業にすぐ就職できる可能性もあるでしょう。
参考:厚生労働省「求職者支援制度のご案内」
ニートが再就職したら必要な手続き
再就職が決まったニートの方は、いくつかの手続きが必要になる場合があります。
たとえば、ハローワークでの失業保険の受給停止手続きや、国民健康保険から会社の健康保険への切り替えなどが挙げられます。
スムーズに社会復帰するためにも、次に紹介する内容を参考に、再就職後の手続きについてはしっかりと確認しておきましょう。
ハローワークでの手続き
再就職先が決まったニートの方は、必要に応じてハローワークで次の手続きを行いましょう。
- 失業保険の受給停止
- 再就職手当の申請
- 就業促進定着手当の申請
再就職手当や就業促進定着手当は、ニート期間の生活費や就職後の収入を補う制度です。受け取り忘れを防ぐためにも、自分が対象かどうかハローワークで確認しておきましょう。
では、それぞれの手続きについて解説します。
失業保険の受給停止
失業保険(失業手当)を受給している場合、再就職が決まったら速やかに受給停止の手続きを行いましょう。
失業保険は「働いていない期間」を支援する制度のため、就職が決まった(失業状態ではなくなった)時点で受給を止める必要があるからです。
手続きの流れは、以下の通りです。
- 就業開始日を確認する
- ハローワークに連絡し、受給停止手続きを依頼する(再就職先の会社名や就業開始日などを伝える)
- 必要書類をハローワークに提出する(採用証明書、雇用保険受給資格者証、失業認定申告書)
手続きをせずに給付を受け続けると、不正受給とみなされる恐れがあります。そのため再就職が決まったら、忘れずにハローワークで停止手続きを済ませましょう。
再就職手当の申請
再就職手当とは、失業手当の受給資格を満たしている人が、就職先を早く見つけた場合に受け取れる手当です。
申請の流れは、以下の通りです。
- 再就職先に「採用証明書」の記載を依頼する
- 必要書類をハローワークに提出する(採用証明書、雇用保険受給資格者証、失業認定申告書)
- ハローワークから「再就職手当支給申請書」を受け取り、再就職先に記入を依頼する
- 「再就職手当支給申請書」と「雇用保険受給資格証」をハローワークに提出する
再就職手当を受給するには、「失業手当の支給残日数が3分の1以上残っている」など、複数の条件を満たす必要があります。
詳しい受給条件はこちらのリーフレットで確認できるので、申請前に確認しておきましょう。
就業促進定着手当の申請
就業促進定着手当とは、再就職先の賃金が前職より低い場合に支給される手当です。
基本的には、再就職手当を受給した人が再就職先で6か月間働いた場合に対象となり、前職との賃金差額の一部が支給されます。なお、再就職手当を受けていない人は対象外のため注意が必要です。
申請の流れは、以下の通りです。
- ハローワークから届く「支給証明書」を記入する
- 再就職後、6か月が経過した翌日から2か月以内の間にハローワークに必要書類を提出する(支給証明書、雇用保険受給資格証など)
詳しい支給条件や金額は、厚生労働省のリーフレットで確認できます。
再就職後の収入減をカバーできる制度のため、条件に該当するニートの方は忘れずに申請しましょう。
国民健康保険の手続き
国民健康保険に加入していた方で、再就職後に会社の健康保険に加入する場合は、国民健康保険の脱退手続きを行う必要があります。
国民健康保険とは、会社に勤めていない人(自営業者やニートなど)が加入する公的な医療保険です。
脱退の一般的な流れは、次の通りです。
- 再就職先から健康保険証を受け取る(または資格取得証明書を準備する)
- 必要書類を用意する(国民健康保険証、本人確認書類など)
- 住んでいる市区町村の役所で申請をする(郵送やオンライン申請が可能な場合もあり)
脱退の届け出をしないと、保険料の二重払いになる恐れもあります。
手続きは自分で行う必要があるので、失業保険の受給停止などと共に、国民健康保険の脱退手続きも忘れずに行いましょう。
まとめ
ニートの再就職は簡単とはいえませんが、可能です。ニート期間があっても自分に合った企業を見つけ、社会人として自分らしく働いていくことはできます。ただし、行動しなければ何も始まりません。就職活動において多少大変なことがあってもめげず、ニートである現状を気にしすぎずに、これからのことを前向きに考えて行動していきましょう。
「ニートからの再就職を目指したいが、自信がない」「どのように就活を進めればよいかわからない」という方は、お気軽に弊社ジェイックへご相談ください。






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