
女性がフリーターから正社員に就職する方法として、正社員登用制度や紹介予定派遣の活用があります。
他にも、就職エージェントやハローワークなどを利用して正社員を目指すことも可能です。
実際にフリーターから正社員になった女性は6割に達しているため、正社員になるチャンスは十分にあるといえるでしょう。
正社員を目指す時には、就職先に求める条件を絞りつつ、事務職や販売職など女性が活躍しやすい仕事を探すのがおすすめです。
この記事では、女性がフリーターから正社員を目指すメリットとデメリットや、女性におすすめの仕事などについて紹介しています。
フリーターから正社員になれるか不安な方や、正社員に就職する方法を具体的に知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
フリーターから正社員になった女性の割合は約6割
労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容」によると、フリーターから正社員になろうとした女性の中で、実際に正社員になれた人は62.3%でした。
また、25~29歳の割合は61.2%、30~34歳の割合は63%とそこまで大きく差が開いていなかったため、30代前半までは比較的正社員になりやすい状況と言えます。
ただし一般的には30代後半になると、未経験からの正社員就職は難しくなる傾向があるため、早くから就職に向けた準備をするのが良いでしょう。
フリーターから正社員になるのは難しいのはなぜ?
フリーターから正社員になるのが難しいと言われる理由として、就業意欲や責任感が足りないと判断されやすいことが挙げられます。
経験やスキルが不足していると思われやすかったり、年齢が上がると経験者が優遇されやすかったりすることも、フリーターから正社員になるのが難しいと言われる理由です。
労働政策研究・研修機構の調査によると、フリーターをマイナスに評価する企業の理由と割合は下記の通りでした。
フリーターをマイナスに評価する理由 | 割合 |
---|---|
根気がなくいつ辞めるか分からない | 71.7% |
年齢相応の技能、知識がない | 47.5% |
職業に対する意識などの教育が必要 | 44.9% |
責任感がない | 43.5% |
参考:労働政策研究・研修機構「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査」
それぞれ詳しく解説しますので、企業側からどんな印象を持たれているかを理解しつつ、自分はどうするかを考えてみてください。
1.就業意欲や責任感が足りないと判断されやすいから
就業意欲や責任感が足りないと判断されやすいのは、フリーターから正社員になるのが難しいと言われる理由の一つです。
なぜなら企業側は、採用してすぐに辞められてしまうことを強く懸念しているからです。
企業の懸念を払拭するためには、書類選考や面接で就業意欲や責任感をきちんと示すことが欠かせません。フリーターから正社員を目指す理由や、今後どのような活躍をしたいのかといった将来像を明確に伝える必要があります。
将来の働き方についてあいまいな回答しかできなければ、採用担当者に「すぐ辞めそう」と思われ、選考を通過するのが難しくなるでしょう。
2.経験やスキルが不足していると思われやすいから
経験やスキルが不足していると思われやすいことも、フリーターから正社員になるのが難しいと言われる理由です。
なぜなら、フリーターは正社員よりも「働く姿勢や職業意識を学ぶ必要がある」企業からと判断されやすく、その分教育に時間がかかると見られてしまいやすいからです。
特に、システムエンジニアなど専門的な知識が必要な仕事であれば、フリーターでの経験を活かせる場が少ない傾向にあります。
フリーターで身につけたコミュニケーション能力や継続力をアピールしつつ、自分でIT知識を習得するなどの努力も欠かさず行いましょう。
3.年齢が上がると経験者が優遇されやすいから
年齢が上がると経験者が優遇されやすいことも、フリーターから正社員になるのが難しいと言われる理由として挙げられます。
企業は同じ採用コストをかけるなら、即戦力として働ける正社員の経験者を優先する傾向があるからです。
特に20代後半以降は「教育コストをかけて育成するよりも、スキルを持った人を採用したい」と考える企業が増える傾向にあります。
そのため、未経験歓迎の求人が減り、競争率も高くなりがちです。
また、応募者の年齢が上がると「本当に長く働いてくれるのか」「なぜ今まで正社員にならなかったのか」といった疑問を持たれることもあります。
年齢に見合ったスキルや明確なキャリアプランを示せないと、選考を突破するのが難しくなるでしょう。
女性がフリーターから正社員を目指すメリット3選
女性がフリーターから正社員を目指すメリットとして、安定した収入を得られることが挙げられます。
福利厚生が充実していたり、昇進・昇給のチャンスが広がることも、女性が正社員を目指すメリットと言えるでしょう。
正社員を目指すメリットについて知ることで、自分はこれからどうするかを具体的に考えることができます。
それぞれ詳しく解説しますので、もし自分が正社員として働き始めたらどんなメリットがあるかを想像しながら読み進めてください。
1.安定した収入を得られる
安定した収入を得られることは、女性がフリーターから正社員を目指すメリットの一つです。
アルバイトや派遣で働いている場合は、シフトによって収入が上下し、あまり働けなかった際には想定よりも収入が少なくなります。
一方で正社員の場合、月給制での勤務となるため、シフトによる影響がなく、一定の決まった収入が期待できます。
安定した収入を得られることで、生活面の計画が立てやすかったり、安心感を得られたりすることはメリットと言えるでしょう。
2.福利厚生が充実しやすい
福利厚生が充実しやすいことも、女性がフリーターから正社員を目指すメリットとして挙げられます。
福利厚生とは、企業が給与や賞与とは別に、従業員の生活を豊かにするために提供されているサービスや手当のことです。
福利厚生の例は、下記が挙げられます。
- 健康保険・厚生年金保険
- 家賃補助
- 育児・介護休業
- 保養所や宿泊施設の利用
福利厚生が整っている環境で働ける可能性があることは、女性がフリーターから正社員を目指すメリットと言えるでしょう。
3.昇進・昇給のチャンスが広がる
昇進・昇給のチャンスが広がることも、女性がフリーターから正社員を目指すメリットです。
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、正社員で働く女性の賃金は29万4,200円に対し、正社員以外では21万300円でした。
年齢階級ごとの正社員と正社員以外の賃金については、下記のとおりです。
年齢 | 正社員 | 正社員以外 |
---|---|---|
20~24歳 | 23万5,700円 | 19万5,800円 |
25歳~29歳 | 26万5,100円 | 21万4,400円 |
30歳~34歳 | 28万2,200円 | 21万3,400円 |
正社員では年齢を重ねることに賃金が上がる一方、正社員以外ではあまり変化がありません。
事実として昇給のチャンスが広がることは、女性がフリーターから正社員を目指すメリットと言えるでしょう。
女性がフリーターから正社員を目指すデメリット3選
女性がフリーターから正社員を目指すデメリットとして、自分のペースで働きづらくなることが挙げられます。
また、正社員になることで仕事の責任が増えたり、転勤や移動のリスクが生じたりすることもデメリットと言えます。
メリットだけでなく、デメリットについても理解することで、自分に合った選択がしやすくなるでしょう。
それぞれ詳しく解説しますので、自分にとって何がデメリットになるかをイメージしながら読み進めてください。
1.自分のペースで働きづらくなる
自分のペースで働きづらくなることは、女性がフリーターから正社員を目指すデメリットと言えます。
なぜなら自分のペースで働きづらくなることで、生活と仕事のバランスがとりづらくなる場合があるからです。
たとえば趣味や家族・友人との予定、家の用事など、フリーターの場合には柔軟に調整できていたものが、正社員になると難しくなる可能性があります。
自分のペースで働くことを重視している人にとって、正社員を目指すのはデメリットになるかもしれません。
2.仕事の責任が増える
仕事の責任が増えることも、女性がフリーターから正社員を目指すデメリットとして挙げられます。
事実としてアルバイトや派遣のような働き方と比較すると、正社員は仕事における責任が増えます。
仕事の責任が増えることで、拘束時間が伸びたり要望の基準が高まったりするため、人によっては苦痛を感じるかもしれません。
フリーターでは感じなかった仕事の責任が増えることは、女性がフリーターから正社員を目指すデメリットと言えるでしょう。
3.転勤や異動のリスクがある
転勤や異動のリスクがあることも、女性がフリーターから正社員を目指すデメリットと言えます。
フリーターには転勤や異動はありませんが、正社員として働く場合は辞令として転勤や異動を命じられることがあります。
転勤が難しいと会社に伝えておけば、ある程度は配慮してもらえることが多いでしょう。ただし部署異動については、正社員として働く以上、どうしても避けられない場合があります。
転勤や異動は避けたいと考えている人にとっては、フリーターから正社員を目指すデメリットと言えるでしょう。
女性がフリーターから正社員に就職する5つの方法
女性がフリーターから正社員に就職する方法として、正社員登用制度を活用して就職することが挙げられます。
紹介予定派遣から正社員を目指す、就職エージェントやハローワークに相談することも、女性がフリーターから正社員に就職する方法と言えるでしょう。
女性がフリーターから正社員に就職する方法について知ることで、効率よく正社員就職を実現できます。
それぞれ詳しく解説しますので「自分ならどう就職した方がいいか」と考えながら読み進めてください。
1.正社員登用制度を活用して就職する
正社員登用制度を活用することは、女性がフリーターから正社員に就職する方法の一つです。
厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年2月)の概況」によると、正社員への登用制度があると回答した業界合計は76%でした。
登用制度の有無にかかわらず、過去1年間に登用実績がある事業所の割合は50%だったので、多くの会社で正社員になれるチャンスがあるとわかります。
正社員登用制度を活用することで、フリーターの女性が正社員に就職できる可能性を高められるでしょう。
2.紹介予定派遣から正社員を目指す
女性がフリーターから正社員に就職する方法として、紹介予定派遣から正社員を目指すことも挙げられます。
紹介予定派遣とは、派遣社員として最長6カ月働いた後、双方の合意があれば派遣先企業に直接雇用されることを前提とした働き方です。
正社員として働くにはスキルや経験が足りないとしても、派遣期間の働きぶりや将来性を重視してもらえることがメリットです。
実際の仕事内容や職場の雰囲気を経験できるため、ミスマッチの可能性を下げられることも魅力と言えるでしょう。
ただし、派遣先企業側の判断で直接雇用が見送られる場合もあります。
3.就職エージェントに相談する
就職エージェントに相談することも、女性がフリーターから正社員に就職する方法と言えます。
なぜなら求人探しから応募書類の準備、面接対策、内定後の企業への条件面の確認や交渉まで、全てサポートしてもらえるからです。
特にフリーターから正社員に就職するには、正しい履歴書や職務経歴書の作成、面接でよく聞かれる質問への回答準備が欠かせません。
一人で行うには時間と労力がかかる上、内容が適切かどうか判断も難しいですが、就職エージェントを使えば効率よく進められます。
自力では内定を勝ち取るのが難しい企業への就職を目指せることも、就職エージェントに相談するメリットと言えるでしょう。
4.ハローワークを利用して就職活動を行う
ハローワークを利用して就職活動を行うことも、女性がフリーターから正社員に就職するための方法です。
ハローワークは国(厚生労働省)が運営しており、全国にあるため、居住地に関係なく相談できます。
求人検索、面接練習、就活に関するセミナー受講など、幅広いサポートを受けられるのがメリットです。
地方の求人が多く掲載されているため、地元で働きたいと考えている人は、一度利用してみるとよいでしょう。
5.求人サイトを使って一人で就職活動する
求人サイトを使って一人で就職活動することも、女性がフリーターから正社員に就職するための方法と言えます。
求人サイトではさまざまな業界や職種の募集をまとめて確認でき、勤務地や給与などの条件を絞り込みながら仕事を探せます。
求人サイトによっては、就職活動に関するコラムや、業界図鑑など役に立つ情報も掲載されている場合がありますので、あわせて参考にするとよいでしょう。
女性がフリーターから正社員になる時におすすめの仕事
女性がフリーターから正社員になる時におすすめの仕事として、事務職が挙げられます。
なぜなら知識やスキルを身につけることで、腰を据えて長期的に働ける可能性があるからです。
販売職や営業職、介護職やコールセンタースタッフも、アルバイトの経験が活かせることが多いため、女性がフリーターから正社員になる時におすすめです。
おすすめの仕事について理解することで、フリーターから正社員になる時の仕事選びに役立つでしょう。
それぞれ詳しく解説しますので、自分はどの仕事が合っているかを考えながら読み進めてください。
1.事務職
事務職は知識やスキルを身につけることで、腰を据えて働き続けることができるため、女性がフリーターから正社員になる時におすすめの仕事と言えます。
仕事内容は文書の作成や整理、電話応対、来客対応、伝票管理など、周りの社員が働きやすいようサポートをすることです。
一般事務、営業事務、経理事務、貿易事務など様々な分野がありますので、自分の興味や適性を考えながら求人を探してみましょう。
平均年収 | 529.6万円※一般事務の場合 |
必要なスキル | ・PCスキル(文書作成、表計算ソフト操作能力) ・ビジネスマナー ・コミュニケーション力 |
向いてる人 | ・正確に作業を進められる人 ・人や作業に丁寧な対応ができる人 |
仕事に就くためには? | PCスキルの習得と資格取得に励みながら、未経験者募集を探して応募する |
2.販売職
アルバイトで接客対応をしていた人は経験が活かしやすいため、販売職は女性がフリーターから正社員になる時におすすめの仕事です。
店舗でのお客様対応だけでなく、売り場づくりや予算管理、アルバイトスタッフのマネジメントなど、幅広い仕事に挑戦できます。
知識や経験を重ねることで、社内でのキャリアアップだけでなく、他の業界や職種で活かせる能力を身につけることができますので、将来的に転職する際にも有利になります。
平均年収 | 369.4万円※衣料品販売の場合 |
必要なスキル | ・お客様の要望を理解する力 ・お客様が求める商品を提案する力 |
向いてる人 | ・話すのが好きな人 ・売上を伸ばす意識がある人 |
仕事に就くためには? | 求人を探して応募する |
3.営業職
営業職は学歴や職歴ではなく、人柄や意欲を重視する傾向があるため、女性がフリーターから正社員を目指す時におすすめの仕事です。
お客様の問題や課題を理解した上で、問題解決に向けて自社の商品サービスを提案し、売上をつくることが営業の仕事です。
営業職は実力主義の会社が多く、昇給や昇格が早期から実現できる場合もあるため、早期からキャリアアップを実現したいと考えている人には特におすすめと言えるでしょう。
平均年収 | 618.3万円※広告営業の場合 |
必要なスキル | ・数をこなす力 ・要望を正しく理解するヒアリング力 ・相手を動かすプレゼン力 |
向いてる人 | ・相手の役に立ったうえで稼ぎたい人 ・負けず嫌いな人 |
仕事に就くためには? | ・売上をつくる重要性を理解する ・未経験募集を探して応募する |
4.介護職
介護助手であれば無資格・未経験からチャレンジしやすいため、介護職はフリーターから正社員を目指す時におすすめの仕事と言えるでしょう。
生活介助や相談対応など、親身で寄り添った対応が求められるため、人と話したり感謝されたりすることが好きな女性であれば活躍しやすいです。
介護職は人手不足が続いており、需要が伸び続けている分野でもあるため、安定して長く働けることも魅力と言えます。
平均年収 | 376万円※施設介護員の場合 |
必要なスキル | ・相手や状況に応じた対応力 ・体力 |
向いてる人 | ・直接的に人の役に立つことが好きな人 ・高齢者に好かれる人 |
仕事に就くためには? | 介護職員初任者研修課程を修了し、求人を探して応募する |
5.コールセンタースタッフ
コールセンタースタッフは、接客の経験が活かせるため、アルバイトで接客に従事していた女性が正社員を目指す時におすすめです。
受電対応や架電業務、メールやチャットでの質問対応など、お客様からの質問や要望に幅広く対応する仕事です。
経験を重ねることで高度なコミュニケーション力が身につけられ、スーパーバイザー(管理者)を目指すこともできるので、キャリアアップしたい人は特におすすめと言えます。
平均年収 | 393.6万円※コールセンターオペレーターの場合 |
必要なスキル | ・正しい言葉遣い ・お客様との関係構築力 |
向いてる人 | ・丁寧な対応ができる人 ・ストレス耐性のある人 |
仕事に就くためには? | 未経験者募集を探して応募する |
女性がフリーターから正社員になるための4つのコツ
女性がフリーターから正社員になるためのコツとして、就職先に求める条件を絞っておくことが挙げられます。
なぜなら就職先に求める条件を絞ることで、求人を探したり就職先を決めたりするときに、迷いがなくなるからです。
女性や未経験者を積極的に採用している企業を探したり、選考対策を入念に行ったりすることも、女性がフリーターから正社員になるためのコツと言えます。
それぞれ詳しく解説しますので、効率よく正社員になるためにはどうしたらいいかを考えながら読み進めてください。
1.就職先に求める条件を絞っておく
就職先に求める条件を絞ることは、女性がフリーターから正社員になるためのコツと言えます。
なぜなら求人を探すときに迷う時間を減らし、応募書類の準備や面接対策など、重要なところに時間を使えるようになるからです。
給料面、休日、勤務時間、仕事内容など、自分は何を大切にしたいかを明確にして、求める条件を二つまでに絞るとよいでしょう。
2.女性を積極的に採用している企業を選ぶ
フリーターから正社員になれる仕事を探す際は、女性を積極的に採用している企業を選ぶのをおすすめします。
女性がたくさん働いている企業は、産休・育休制度や柔軟な働き方など、長く働きやすい仕組みが整っている場合が多いからです。
厚生労働省「女性の活躍推進企業」などの情報源もうまく活用することで、女性の採用や活躍に積極的な企業を探すことができます。
女性がフリーターから正社員になるためには、女性を積極的に採用している企業を選ぶとよいでしょう。
3.未経験からチャレンジできる仕事に応募する
未経験からチャレンジできる仕事に応募することも、女性がフリーターから正社員になるためのコツと言えます。
なぜなら未経験からチャレンジできる求人は、学歴や職歴ではなく、人柄や意欲を重視する傾向があるため採用されやすいからです。
ハローワークや就職エージェント、求人サイトなどを活用することで、効率よく未経験からチャレンジできる求人を探せます。
フリーターから正社員を目指すときには、上記を活用しつつ、未経験者歓迎の求人にも積極的に応募するとよいでしょう。
4.選考対策を入念に行う
選考対策を入念に行うのは、フリーターから正社員になるためには欠かせません。
しっかり準備することで、書類選考や面接で自分の強みを伝えやすくなり、企業に「正社員として活躍できそう」と思ってもらいやすくなります。
特に下記の内容については、面接官が納得できるよう、はっきりと答えられる準備をしておきましょう。
- 自己PR
- フリーターになった理由
- 正社員就職を希望する理由
- 志望動機(業界、職種、会社)
- 入社後どんな活躍をしたいか(将来のビジョン)
- 逆質問
選考対策を入念に行うことで、採用担当者に「やる気がある」「信頼できる人」と思ってもらいやすくなるはずです。
女性がフリーターから正社員を目指す時によくある質問
女性がフリーターから正社員を目指す時によくある質問について、それぞれ回答します。
1.高卒フリーターの女性は就職できる?
高卒フリーターの女性でも就職が可能です。
就職を成功させるためには、学歴や年齢よりも、仕事への意欲やスキルを重視する企業を選ぶことです。
そのためにも、自己分析で希望する働き方や強みを整理しつつ、就職支援サービスで自分に合う求人を見つけることで、就職できる可能性が高まりやすくなるでしょう。
2.正社員経験なしの30代女性は就職が可能?
正社員経験なしの30代女性でも、就職は十分可能です。
労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容」によると、30歳〜34歳のフリーターから正社員になろうとした人のうち、正社員になれた割合は63%でした。
30代で正社員経験のない女性であっても、女性や未経験者歓迎の求人に積極的に応募することで、正社員就職は十分可能と言えます。
ハローワークや就職エージェント、求人サイトを複数活用することで、正社員就職の成功率を一層高められるでしょう。
ただし、30代後半になると就職しづらくなる傾向にあるので、早めに就職活動を始めるのをおすすめします。
3.女性は何歳までなら正社員になれますか?
女性が正社員になれる年齢に、法律上の制限はありません。
しかし一般的には就職先の選択肢が狭まるため、30代前半までには就職活動をするのが有利だと考えられます。
特に未経験で正社員を目指す場合、30代後半以降は就職が難しくなる傾向があるため、早めに就職に向けた準備をすることが重要です。
まとめ
フリーターの女性が正社員に就職するには、正社員登用制度や紹介予定派遣、就職エージェントやハローワークを活用しましょう。
とくに、事務職や販売職、営業職、介護職、コールセンターの仕事は女性がチャレンジしやすい仕事なので、ぜひ求人をチェックしてみてください。
また、自分に合った正社員の仕事を選ぶためには、就職先に求める条件を絞ったり、女性の採用に積極的な企業を選んだりするとよいでしょう。
入念な選考対策がフリーターから正社員になるには欠かせませんので、この記事を参考にしつつ、なるべく早く準備を進めましょう。




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