
フリーターの就活「未経験で応募できる求人が少ない」「アピールできるスキルが乏しい」などの理由から厳しいと言われています。
この記事では、フリーターの就活が厳しいと言われる4つの理由と、就職できない時の原因と対処法を解説します。
フリーターからの就活が不安な方や、就職活動が上手くいかずに悩んでいる方はぜひ読んでみてください。




この記事の目次
フリーターの就活は厳しい?
フリーターの就活は、新卒に比べると厳しくなる傾向があります。フリーター経験をマイナスに評価する企業があることや、フリーター歴が長いほど就職難易度が上がること、年齢が上がると未経験求人が減りやすいことが関係しているためです。
実際、2021年に調査された以下の結果でも、フリーターから正社員を目指した人のうち、正社員になれた割合は約6割にとどまっています。
| 区分 | 正社員になれた割合 |
|---|---|
| 男性(25~29歳) | 66.7% |
| 女性(25~29歳) | 61.2% |
参考:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 2022」
一方、2025年に大学を卒業する新卒の就職率は98.0%と非常に高いため、フリーターからの就活は新卒よりも厳しいといえるでしょう。(参考:厚生労働省「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」)
フリーターの就活が厳しいと言われる理由や就職のポイントは、次の見出しで解説します。
フリーターの就活が厳しい理由や就職のポイントは、次の見出しで解説します。
フリーター経験をマイナスに評価する企業は約4割
フリーター経験は企業によって評価が分かれますが、以下の調査では約4割の企業がマイナスに評価していることが分かっています。
- プラスに評価:1.8%
- マイナスに評価:39.5%
- 評価にほとんど影響しない:54.8%
(参考:労働政策研究・研修機構「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査」)
また、企業規模が大きいほどフリーター経験をマイナスに評価する傾向があり、中小企業では「影響しない」とする割合が比較的高いことも分かっています。そのため、フリーターから正社員を目指す場合は、中小企業も含めて幅広く応募することがポイントです。
フリーター歴が長くなるほど就職難易度がアップ
フリーター歴が長くなるほど、正社員として就職する難易度は高くなるとされています。
以下の表は、フリーター継続期間と正社員になれた割合の関係をまとめたものです。
| フリーター継続期間 | 正社員になれた割合(合計) |
|---|---|
| 1年以内 | 68.8% |
| 1~2年 | 61.2% |
| 2~3年 | 56.6% |
| 3~4年 | 61.1% |
| 4~5年 | 37.9% |
| 5年以上 | 32.3% |
参考:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 2022」
フリーター期間が長くなるほど、正社員になれた割合は低くなっています。これは、アルバイトは補助的な業務が中心になりやすく、職歴として評価されにくいことがあるためです。
また、フリーター歴が長いと「年相応のスキルや経験が少ないのではないか」「社会人マナーから教える必要があるのではないか」と企業に懸念される可能性もあります。
年齢が上がるほど未経験歓迎求人は減少
年齢が上がるほど、未経験から応募できる求人は少なくなる傾向があります。
正社員として働くなら、フリーターのときとは別の仕事に挑戦したいと考える人もいるでしょう。しかし、企業の採用方針を見ると、若い年代ほど未経験採用に積極的といえます。
マイナビの調査では、未経験者採用に積極的な企業の割合が20代で61.1%、30代で52.4%でした。年代が上がるほど割合が低くなっているのです。(参考:マイナビ「中途採用状況調査2025年版(2024年実績)」)
フリーターのときと同じ仕事であれば即戦力として評価される可能性がありますが、別の職種に挑戦する場合は早めに就職活動を始めた方が求人の選択肢が広がるでしょう。
意欲やコミュニケーション力をアピールするのが大事
フリーターから正社員を目指す場合、面接では熱意やコミュニケーション力をどれだけ伝えられるかがポイントです。
実際に、企業がフリーター採用の面接で「かなり重視する」「やや重視する」と回答した項目・割合は以下のとおりです。
| 面接で重視される項目 | 重視する企業の割合 |
|---|---|
| 熱意・意欲 | 92.9% |
| コミュニケーション力 | 88.2% |
| 忍耐力 | 86.4% |
参考:労働政策研究・研修機構「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査」
このように、企業は経験やスキルだけでなく、仕事への意欲や人柄も重視しています。
コミュニケーション力が評価されることもあるため、面接では正社員を目指す理由や仕事への姿勢を具体的に伝えましょう。
企業がフリーターに対して抱きやすい懸念・対処法
企業がフリーターを採用する際は「すぐ辞めてしまうのではないか」という懸念を持たれやすいです。調査でも、フリーター経験をマイナスに評価する理由として「根気がなくいつ辞めるかわからない」と答えた企業が最も多く、継続して働けるかどうかが重視されています。
また「年齢相応のスキルや知識が不足している」「責任感が弱い」といった点も懸念されやすいポイントです。そのため面接では、継続して取り組んだ経験や任された役割、身につけたスキルなどを具体的に伝えることが重要といえるでしょう。
次の見出しでは、企業がフリーターに対して抱きやすい懸念と、その対処法を詳しく解説します。
懸念:いつ辞めるかわからない
企業がフリーターに対して抱きやすい懸念の一つが「すぐ辞めてしまうのではないか」という点です。
調査では、フリーター経験をマイナスに評価する理由として「根気がなくいつ辞めるかわからない」と答えた企業は71.7%で最も多い結果となっています(参考:労働政策研究・研修機構「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査」)。その次に多い理由は40%台だったため、割合の高さが目立つ結果です。
この背景には、企業が「なぜこれまで正社員として働いてこなかったのか」と考え、すぐ辞めてしまうのではないかと不安を感じやすいことがあるといえます。
対処法:長く続ける意思を示す
企業の不安を和らげるには、長く働く意思があることを具体的に伝えることが大切です。ただ「長く続けたい」と伝えるだけでは説得力が弱いため、根拠や覚悟もあわせて示すよう意識しましょう。
例えば、次のような伝え方があります。
- フリーター経験が長い場合は、同じ職場で働き続けた年数を伝え、継続力があることをアピールする
- 仕事で大変だったことや嫌なことにも逃げずに取り組んだエピソードを伝える
- 就職後にどのように働きたいのか、将来の目標やキャリアのイメージを具体的に話す
このように、長く働く意思を根拠とともに示せれば「すぐ辞めるのではないか」という企業の不安を和らげやすくなります。
年齢相応のスキル・知識がない
企業がフリーターをマイナスに評価する理由の一つに「年齢相応の技能・知識がない」と考える点があります。
調査では、フリーター経験をマイナスに評価する理由として「年齢相応の技能・知識がない」と答えた企業は47.5%で、「根気がなくいつ辞めるかわからない」に次いで多い結果でした(参考:労働政策研究・研修機構「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査」)。
こうした評価の背景には、同じ年齢の応募者がいた場合、企業がフリーター経験者より正社員経験者を優先して採用するケースが多いことがあります。正社員経験者は責任ある仕事を任されてきた実績があり、実務経験や基本的な社会人マナーを身につけていると判断されやすいのです。
対処法:何を経験・学習したのかを具体的に伝える
企業の不安を和らげるには、フリーター期間にどのような経験やスキルを積み上げてきたのかを具体的に伝えましょう。
例えば接客業の場合「コミュニケーション力が身についた」と伝えるだけでは不十分です。1時間に何人ほどのお客様を対応していたのか、クレーム対応や売上目標の達成など、具体的な実績や数字を交えて説明するとスキルが伝わりやすくなります。
また、応募先の仕事に活かせそうな勉強をしている場合は、その内容もあわせて伝えるとよいでしょう。こうした説明ができれば、ただ受け身でフリーターをしていたわけではなく、主体的にスキルや知識を身につけてきたことをアピールできます。
責任感がない
企業がフリーターをマイナスに評価する理由の一つに挙げられるのが「責任感がない」と考える点です。
フリーター経験をマイナスに評価する理由として「責任感がない」と答えた企業は43.5%で、上位に挙げられる理由の一つという調査結果が出ています(参考:労働政策研究・研修機構「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査」)。
このように思われやすい理由として、フリーターは辞めたいと思えば比較的簡単に別の職場へ移れる点があります。一方で企業は、正社員に長く働いてほしいと考えているため、アルバイトと同じ感覚で働かれるとすぐ辞めてしまうのではないかと不安を感じやすいのです。
対処法:責任を引き受けた・継続した経験を伝える
企業に責任感を伝えるには、フリーター期間中に継続して取り組んだ経験や、任された役割を具体的に説明することがポイントです。
例えば、同じ職場で数年働き続けた経験や、資格取得のために毎日勉強を続けた経験などは、継続力のアピールになります。大変な時期があっても途中で投げ出さず取り組んだことを伝えると、粘り強さも伝わりやすいでしょう。
また、新人教育を任されたりクレーム対応を任されたりした経験があれば、職場から信頼されて責任ある仕事をしていた証拠になります。その際、業務をきちんと行うためにどのような工夫や努力をしたのかまで説明できると、より好印象につながります。
フリーターが就活を成功させる4ステップ
フリーターが就活を成功させるには、まずやりたくない仕事を明確にしましょう。やりたい仕事がすぐに思い浮かばない場合でも「避けたい仕事内容や働き方」を整理すれば、求人選びの方向性が見えやすくなります。
次に、就職サービスに登録して求人情報を確認できる状態を整えましょう。求人をチェックしながら履歴書や職務経歴書を準備し、企業研究を行ったうえで応募を進めていきます。
また、就職面接では志望動機や将来のビジョンを詳しく聞かれる場合が多いため、事前に面接対策をしておくことも大切です。
それぞれのステップについて詳しく知りたい方は、次の見出しを参考にしてみてください。
1.やりたくない仕事を明確にする
フリーターが就活を始めるときは、まずやりたくない仕事を明確にすることから始めるのがおすすめです。何も決めずに求人を探し始めると選択肢が多すぎて迷いやすく、方向性が定まりにくくなるためです。
やりたい仕事が思い浮かばない場合は「どんな仕事ならやりたくないか」「どんな職場環境は避けたいか」を紙に書き出してみましょう。その中で「やってみたいかもしれない」と思える仕事があればメモしておくと、求人を探す際の参考になります。
基本は興味のある仕事を中心に探しますが、就職活動がうまく進まない場合は、やりたくない仕事以外にも視野を広げて検討することが大切です。
2.就職サービスに登録する
就職活動を成功させるためには、就職サービスに登録して求人を確認できる状態にしておきましょう。登録しておくと求人情報をチェックできるだけでなく、気になる求人があればすぐ応募できる準備も整います。
就職サービス1:ハローワーク
ハローワークは国が運営する就職支援機関で、求人紹介や職業相談、応募書類の添削などのサポートを無料で受けられるサービスです。フリーターの就職支援にも対応しており、若年層向けの「わかものハローワーク」など、年齢や状況に応じた支援を受けられます。
ハローワークを利用するメリットは、地元企業の求人を幅広く確認できる点や、職業訓練を利用してスキルを身につけられる点です。IT・事務・介護などの分野を学びながら就職を目指せます。
一方で、求人は地域企業が中心のため、大企業や人気企業の求人は少ない場合もあります。
地元で働きたい人や、スキルを身につけながら就職を目指したい人に向いているサービスです。
参考:厚生労働省「ハローワーク」「ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)」「わかものハローワーク」
就職サービス2:就職エージェント
就職エージェントは、キャリアアドバイザーが求人紹介や面接対策、応募書類の添削などをサポートしてくれるサービスです。登録すると担当者がつき、希望や経歴をもとに求人を紹介してくれるため、フリーターでも効率よく仕事を探しやすくなります。
自分では気づきにくい強みを整理してもらえたり、企業ごとの選考ポイントを教えてもらえたりするため、就職活動に慣れていない人でも進めやすいでしょう。
ただし、担当者との面談が必要な場合もあるため、自分のペースで進めたい人には負担に感じることもあります。
就職サービス3:求人サイト
求人サイトは、掲載されている求人情報を自分で検索し、企業へ直接応募できるサービスです。多くの求人を一度に比較できるため、幅広い選択肢の中から仕事を探しやすい点が特徴です。
一方で、応募手続きや企業とのやりとり、面接対策などは基本的に自分で進める必要があります。サポートを受けながら就職活動を進めたい場合は、就職エージェントを利用した方が安心といえるでしょう。
自分のペースで求人を探したい人や、まずはどのような仕事があるのか広く情報収集したい人に向いているサービスです。
3.履歴書・職務経歴書を用意して応募する
就職活動では、履歴書や職務経歴書を準備して応募を進めます。アルバイトの応募書類と違い、企業は「長く働ける人材かどうか」を重視しているため、志望動機や自己PRは企業について調べたうえで丁寧に作成することが大切です。
また、履歴書と職務経歴書には共通する基本マナーがあります。例えば次のような点に注意しましょう。
- 誤字脱字がないか提出前に必ず確認する
- 会社名・学校名は略さず正式名称で書く
- 日付や学歴・職歴の時系列をそろえる
基本的なマナーを守るだけでも、書類の印象は大きく変わります。書き方に不安がある方は、「フリーターの履歴書の書き方!学歴・職歴・志望動機を例文付きで解説」「フリーターの職務経歴書の書き方【見本・チェックリストあり】」も参考にしてみてください。
4.面接対策を入念に行う
就職活動では、面接対策を事前に行っておくことが大切です。アルバイトの面接ではシフトや勤務可能日が重視される一方、就職面接では志望動機や将来のキャリアなどを詳しく聞かれる傾向があります。
また、フリーターの場合は「なぜ正社員ではなくフリーターだったのか」といった質問をされることも少なくありません。あらかじめ答えを整理しておくと、落ち着いて説明できるでしょう。
面接では、以下で挙げた基本的なマナーも重要です。
- 清潔感のある服装で臨む
- 面接官の目を見てはっきり話す
- 質問には結論から簡潔に答える
面接でよく聞かれる質問や回答例については「フリーターが就職面接で聞かれることとは?質問例・回答例」も参考にしてみてください。
面接で聞かれる「なぜフリーターだった?」への回答例
面接で「なぜフリーターだったのか」と聞かれた場合は、就職先が決まらなかった理由などを正直に伝えつつ、その後どのように行動してきたのかを説明しましょう。
単に当時の状況を話すだけでなく、その経験から何を学び、現在はどのような考えで就職活動に取り組んでいるのかまで伝えると、前向きな印象につながります。
やりたい仕事が見つからなかった場合や、すぐ働こうと思っていなかった場合でも、当時の考えを振り返りながら現在の意欲を説明すると説得力が生まれます。どのような理由であっても、反省・改善・意欲を示すことが重要です。
次の見出しでは、具体的な回答例を紹介します。面接対策として、ぜひ参考にしてみてください。
フリーターで働く理由:就職先が決まらなかった
就職先が決まらずフリーターになった場合でも「どこにも受からなかった」とそのまま伝えるのは避けた方がよいでしょう。消極的な印象を与える可能性があるためです。
自分なりに就職活動を行ったものの「ご縁がなかった」「自分に合う企業が見つからなかった」といった表現にすると、主体的に行動していた印象になりやすくなります。また、その後の経験や現在の就職意欲まで説明することも大切です。
新卒の就職活動では複数の企業に応募しましたが、結果としてご縁に恵まれませんでした。その後はアルバイトとして接客業務を経験し、社会人として働くことの大切さを実感しました。現在は長期的に働ける環境でスキルを身につけたいと考え、正社員としての就職活動に取り組んでいます。
フリーターで働く理由:やりたい仕事がなかった
やりたい仕事が見つからずフリーターになった場合は、当時の状況を説明するだけでなく、現在の考え方の変化を伝えましょう。
やりたい仕事にこだわっていた場合や、将来を十分に考えられていなかった場合など理由はさまざまですが、そのまま伝えると消極的な印象になる可能性があります。過去を振り返り、現在はどのように考え方が変わり行動しているのかを説明すると、前向きな印象につながるでしょう。
当時はやりたい仕事が明確に決まっておらず、進路について十分に考えきれていませんでした。そのため、まずはアルバイトとして働きながら自分に合う仕事を見つけたいと考えました。接客業務を経験する中で、仕事に責任を持って取り組むことの大切さを学び、現在は長く働ける環境で経験を積みたいと考え、正社員としての就職活動に取り組んでいます。
フリーターで働く理由:すぐ働こうと思っていなかった
すぐに正社員として働こうと思っていなかった場合は、当時の考えを素直に認めたうえで、現在はどのように考えが変わったのかを説明しましょう。理由を曖昧にすると責任感がない印象につながる可能性があります。
過去の判断を振り返りながら反省を伝え、現在はどのような意識で就職活動に取り組んでいるのかを具体的に説明すると、前向きな印象を持たれやすくなるでしょう。
当時は正社員として働くことについて深く考えられておらず、まずはアルバイトとして働いていました。しかし働く中で、安定して長く働ける環境で経験を積みたいと考えるようになりました。現在は将来を見据えてスキルを身につけたいと考え、正社員として働くための就職活動に取り組んでいます。
フリーターで働く理由:体調の回復を優先していた
体調の回復を理由にフリーターとして働いていた場合、現在は仕事に支障がない状態であることを伝えましょう。病名を細かく説明する必要はありませんが、完治しているのか、通院しながら働く予定なのかといった点は企業に伝えておくと安心感につながります。
また、体調が回復したことで働く意欲が高まっている点もあわせて説明すると、前向きな印象を持たれやすくなるでしょう。
以前は体調を崩したことがあり、回復を優先するためアルバイトとして働いていました。現在は体調も安定しており、仕事に支障なく働ける状態です。体調管理にも気を付けながら、長く働ける環境で経験を積みたいと考え、正社員としての就職活動に取り組んでいます。
フリーターから正社員を目指しやすいおすすめ職種
フリーターから正社員を目指す場合は、未経験歓迎の求人が多い職種を選びましょう。未経験からチャレンジできる仕事であれば、入社後に業務を教えてもらえる可能性があり、いきなり難しい仕事を任されるケースも少ないためです。
例えば飲食チェーン店の店員は、アルバイト経験を活かしながら正社員を目指しやすい仕事といえます。また、衣料品販売のように接客経験が評価されやすい職種や、一般事務のように未経験から事務スキルを身につけられる仕事も選択肢の一つです。
フリーターから正社員を目指したい方は、次の見出しで紹介する職種も参考にしてみてください。
なお、今回紹介する職種は、厚生労働省の職業情報提供サイト「未経験でも比較的入りやすい職業」を参考に選出しています。
1.飲食チェーン店店員
飲食チェーン店の店員はアルバイトから正社員へ登用されるケースも多いことから、フリーターから正社員を目指しやすい仕事といえます。
主な仕事内容は、ホールでの接客やレジ対応、キッチンでの調理などです。お客様の案内や注文対応、料理の提供、会計、店内清掃などを担当します。
一方で、飲食店は昼食や夕食の時間帯に忙しくなりやすく、スピードやチームワークが求められます。また、立ち仕事が中心のため体力面の負担を感じることもあるでしょう。
接客経験がある人は、その経験を活かして正社員を目指しやすい職種です。
| 平均年収 | 358.4万円 |
| 必要なスキル | ・接客マナー・コミュニケーション力 ・忙しい状況でも落ち着いて対応できる判断力 ・チームで協力して働く協調性 |
| 向いている人 | ・人と接することが好きな人 ・体を動かす仕事が苦にならない人 ・周囲と協力しながら仕事を進められる人 |
出典:厚生労働省「飲食チェーン店店員– 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
2.衣料品販売
衣料品販売は未経験から働き始める人も多く、接客や販売の経験も活かせるため、フリーターから正社員を目指しやすい職種といえます。
主な仕事内容は、来店したお客様への接客や商品の提案、レジ対応、商品の陳列、店内清掃などです。お客様の好みに合わせて商品を紹介したり、コーディネートを提案したりすることもあります。
こうした仕事をするうえで、アパレル業界は流行の変化が早いため、商品の特徴やファッションのトレンドを学ぶ姿勢も求められます。人と会話することが好きな人に向いている仕事です。
| 平均年収 | 369.4万円 |
| 必要なスキル | ・接客マナー・コミュニケーション力 ・商品の特徴やファッションのトレンドを学ぶ姿勢 ・お客様の希望を聞き取る提案力 |
| 向いている人 | ・人と会話することが好きな人 ・ファッションやコーディネートに興味がある人 ・周囲と協力しながら仕事を進められる人 |
出典:厚生労働省「衣料品販売– 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
3.一般事務
一般事務は未経験からでも事務スキルを身につけやすいため、フリーターから正社員を目指しやすい仕事といえるでしょう。
主な仕事内容は、文書や資料の作成、データ入力、電話やメール対応、書類整理などです。会社によっては、伝票作成や備品管理などの事務処理を担当することもあります。
事務職は書類やデータを扱う場面が多いため、正確さや丁寧さが求められます。基本的なパソコン操作や、コツコツと作業に取り組める人に向いている仕事です。
| 平均年収 | 529.6万円 |
| 必要なスキル | ・基本的なパソコン操作(Word・Excelなど) ・正確に作業を進める注意力 ・電話やメールでの基本的なビジネスマナー |
| 向いている人 | ・コツコツと作業することが得意な人 ・細かい作業や確認作業が苦にならない人 ・周囲をサポートする仕事にやりがいを感じる人 |
出典:厚生労働省「一般事務– 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))」
フリーターからの正社員登用率と企業の視点
直近1年間で見ると、正社員以外の労働者から正社員へ登用した実績がある企業は50%となっています。つまり、フリーターから正社員になるチャンスは一定数あるといえるでしょう。
ただし、企業の人手不足への対応を見ると、既存の非正規社員を登用するより、新卒や中途採用、アルバイトの採用で新たな人材を確保しようとする動きも見られます。
そのため、正社員登用制度がある企業でも必ず登用されるとは限りません。次の見出しでは、正社員登用の実態や企業の考え方について詳しく解説します。
直近1年間で正社員登用実績のある会社は50%
厚生労働省の調査によると、正社員以外の労働者から正社員へ登用した実績がある事業所は全体の50%となっています。(対象期間:令和6年2月~令和7年1月)
業界ごとの詳しい割合は以下をご覧ください。
| 業界 | 正社員登用実績ありの割合 |
|---|---|
| 製造業 | 52% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 47% |
| 卸売業・小売業 | 46% |
| 運輸業・郵便業 | 43% |
参考:厚生労働省「労働経済動向調査(令和7年2月)の概況」
こうした業界は人手が必要とされる場面も多く、非正規雇用から正社員への登用や未経験者の採用が行われやすい傾向があります。
フリーターから正社員を目指す場合は、こうした正社員登用の実績がある業界や企業を選ぶことも一つの方法といえるでしょう。
企業は正社員登用よりも採用を重視する傾向あり
労働者が不足している企業はどのような対策を行っているのかを見ると、正社員登用よりも新規採用で人材を確保する傾向が見られます。
総務省の調査をもとに、人手不足への主な対応を期間ごとにまとめました。
| 期間 | 新規学卒者の採用強化 | 中途採用の拡大 | 臨時・パート採用 | 正社員以外からの登用 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年4~6月実績 | 49% | 64% | 39% | 20% |
| 令和7年7~9月実績 | 40% | 68% | 40% | 17% |
| 令和7年10~12月予定 | 35% | 66% | 41% | 18% |
| 令和8年1~3月予定 | 40% | 65% | 38% | 18% |
参考:総務省統計局「労働経済動向調査(令和7年11月)の概況」
正社員以外からの登用は比較的少なく、多くの企業は新卒採用や中途採用、臨時・パート採用で人手不足に対応しています。
つまり、人手不足だからといって正社員登用のチャンスが増えるとは限らず、企業は新たな人材の採用を優先する可能性があります。そのため、正社員登用制度がある企業であっても、必ず登用されるとは限らない点には注意が必要です。
「フリーターの就職が決まらない」ことに関するよくある質問
フリーターの就職がなかなか決まらない理由としては、大きく分けると、明確な目標がない・ネガティブになっているなどのマインドの部分と、自己PRや面接の受け答えが不十分といったような就職活動の方法の部分に分けられます。
フリーターの就職活動は、通常の新卒や転職者よりもハードルが高くなりがちです。就職活動の正しい方法がわからず、就活が長期化してしまうこともあるでしょう。ジェイックの「就職相談」にお申込みいただければ、フリーターから就職を成功させるための方法をアドバイスさせていただくことが可能です。
フリーターの方は、30代になる前に行動して就職を目指しましょう。フリーターからの正社員就職は簡単ではないものの、20代のうちであれば、まだ就職のチャンスはたくさんあります。詳しくは、本記事をご参照ください。
まとめ
フリーターで就職がなかなか決まらないと、「もうダメだ」とあきらめたくなるかもしれません。しかし、あきらめてしまうと10年後、20年後もフリーターのままでいる可能性が大です。
肝心なのはあきらめずに就職活動を続けること。なかなか就職が決まらない場合は、就職支援会社を利用するなどして就職を成功させましょう。




当社の就職に関するコンテンツの中から、フリーターから正社員への就職活動に不安を感じている方向けに、就活で困りがちなことを解決するための記事をまとめました。




































