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ニートの面接対策を解説!空白期間や自己PRの答え方・例文も紹介

ニートの面接対策を解説!空白期間や自己PRの答え方・例文も紹介

ニートの方が面接を成功させるためには「空白期間の答え方」「逆質問への対処法」などに対する事前の準備がかかせません。

この記事では、「堂々とした態度」「本音で話す」など、面接に挑むためにおすすめしたい心掛けや、ニートであった期間、つまり空白期間についての質問、または逆質問をされた時の答え方をコツを交えて解説します。

この記事を参考にして面接に対する不安を克服し、次のステップへと踏み出しましょう!

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ニートが面接で心がけておくこととは

どんな人でも、面接は緊張するものです。ニートを脱出しようと面接を受ける場合、その緊張感はさらに高まり、どんなことを聞かれるかなどの不安もいっぱいあるでしょう。

面接を受ける際は、様々なことに気を配らなければいけません。それでは、面接には何が必要なのでしょうか。

ちゃんとしたリクルートスーツや挨拶の方法、所作など多々ありますが、まずはこのような心がけをもって挑んでみて下さい。

堂々とする

ニートだからといって萎縮する必要はありません。「ニートだから下に見られるだろう」なんて、不安を持つ必要もありません。

「現在、自分はニートである!しかし、脱出しようとしている!」と、今自分がニートであることは受け入れて、それがどうした、という気持ちで堂々として挑みましょう。

それだけで自信があふれ、しっかりと働けるような印象を持ってもらえます。

自信がなく、おどおどとした態度では、面接官も「会社に馴染めなさそうだな」という印象を持つでしょう。自信のない態度は損にしかなりません。

受かるための面接にしない

面接に受かるために、思ってもいないことを喋ってしまう。そして就職した後にミスマッチがおきてすぐに退職してしまった。

このようなことが起きないためにも、面接に受かるための受け答えを考えるのはやめておいたほうが後々のためです。

正直に話すと内定が出ないかもしれない。と不安に感じて嘘をつくより、ありのままを受け入れてくれる企業を探してみましょう。

すべて正直に話しても「うちにはあなたが必要です」と言ってくれる企業が見つかるはずです。

ニートでも採用する会社は多々あります。そういった会社の多くは、あなたの学歴や職歴ではなく、今後どうやって生きていきたいと思っているのか、頑張って働いてくれそうか、そんな部分を見ています。

ですから、経歴をごまかす必要はないのです。また、面接官が喜びそうな言葉を選んで面接を受ける必要もありません。

「御社であれば自分の実力を発揮できると思い~」といったような、ありきたりの答えでは受かるものも受からなくなってしまいます。

しかし、あなたの得意なことややっていきたいこととマッチすれば、その言葉は嘘ではなくなります。嘘ではないと伝われば、面接官の心には必ず届くでしょう。

正直に、これまで働いてこなかったこと、これからは一生懸命働きたいと思っていることを伝えましょう。

また、社会に出るのが初めての場合はそのむねを伝え、初めてなのでなるべくコツコツできる仕事を選んだ、といったようなことを話したほうが好印象になることは多々あります。

本音を話す

上記と同じようなことですが、とにかく嘘はいけません。それが経歴の面であれば、経歴詐称につながることもあります。

実際には働いていなかったのにさも働いていたようによそおい、前職があるように嘘をついてしまったとしましょう。

経歴を調べる会社の場合、履歴書に書かれていることに嘘はないか調査をすることがあります。そこで嘘が発覚すれば、その会社から内定を受けることはほぼありません。

ニートであることよりも、嘘をついて本音を画すほうが会社側から見ると問題です。大事な場面で嘘をつく性格とわかってしまったら、何も期待されなくなってしまうでしょう。

働く意欲がどうしても出ずに働けなかった、心身の問題で働くことが難しかったなど、本当のことを話して下さい。

そしてなぜこれから働かなければいけないのか、どうして働く意欲がうまれたのかも正直に話しましょう。

ニートが面接で聞かれること

ニートの方が面接でされる可能性が高い9つの質問について、答え方のポイントや回答例を紹介します。

  • 自己紹介をしてください
  • これまでの経歴を教えてください
  • ニートになった理由を教えてください
  • 空白期間はどう過ごしていましたか?
  • 志望動機を教えてください
  • 自己PRをお願いします
  • 目標やビジョンを教えてください
  • 何か質問はありますか?

1. 自己紹介

自己紹介は、以下の流れに沿って簡潔に伝えましょう。

  1. 名前と挨拶
  2. 現在の状況
  3. 過去の経験と学び
  4. 目標と志望理由
  5. 締めの挨拶

自己紹介は第一印象を左右するため、明るく笑顔で話すことを意識しましょう。

現在の状況は「家庭の事情で働いていませんでしたが、働きたい気持ちが強くなりました」など、今の状況を正直に伝えればOKです。

過去の経験は、学校生活や趣味について話しても問題ありません。

上記のポイントを踏まえ、1〜2分程度で自己紹介を考えてみてください。

回答例

自己紹介の回答例を紹介します。

はじめまして、◯◯と申します。
これまでは家庭の事情もあり、自宅で過ごしていましたが、社会とのつながりを大切にしたいという思いが強くなり、働くことに挑戦したいと考えるようになりました。
学生時代は飲食店のアルバイトを1年ほど経験し、接客をする中で丁寧な対応や、チームワークの大切さを学ぶことができました。
個人営業は未経験の分野ではありますが、新しい環境でも前向きに学び、成長していきたいと思っています。
本日はこのような機会をいただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

2. 経歴

経歴は、以下の流れで伝えましょう。

  1. 卒業後の経験(正社員経験・アルバイト経験など)
  2. ニート期間を通して考えていること
  3. 就職を目指した経緯・意気込み

履歴書の内容を読み上げるのではなく、「ニート期間にどう向き合ってきたか」を伝えることが大切です。

ニート期間をマイナスに受け取る面接官もいるため、これまでの経験を前向きにとらえ、成長している姿勢を見せることでポジティブな印象につなげましょう。

経歴を話す際は、上記のポイントをぜひ意識してみてください。

回答例

経歴の回答例を紹介します。

高校卒業後は携帯ショップでアルバイトをしていました。ただ、接客でうまく対応できなかったことが続いたことで辞めてしまい、その後は働くことから逃げている自分がいました。
この1年間は「仕事が続かなかった原因」を考える期間にあてており、一人で悩みを抱えていたことが理由だと考えるようになりました。
現在は「このままではいけない」という気持ちから、社会人経験が長い両親にも相談しつつ、就職に向けて行動しています。
これからは周りの意見にも耳を傾けながら、責任感を持って働いていきたいと考えています。

3. ニートになった理由

ニートになった理由を聞かれた際は、以下の流れで話しましょう。

  1. ニートになった経緯
  2. 反省・学び
  3. 就職意欲・意気込み


まずは嘘をつかず、経緯を正直に伝えることが大切です。面接官はニートだったことよりも、「その経験をどう受け止めているか」を重視しているからです。

そのうえで、うまくいかなかった理由を振り返り、そこから何を学び、どんな気持ちで就職を目指しているかを伝えましょう。

このように、ニートになった理由を聞かれた時は「過去の説明」だけで終わらせず、「これからどうしていきたいのか」までをセットで話すことがポイントです。

回答例(就活に失敗した場合)

ニートになった理由が「就活失敗」の場合は、内定を取れなかった原因を突き止め、現在の就活にどう活かしているかを伝えることがポイントです。

では、回答例を紹介します。

就職活動では業界の理解が浅く、自分の適性と合わない企業ばかりを受けてしまいました。
既卒となってからの半年間は、自分を見つめ直す時間として活用しました。特に自分の強みである「細部への気配り」を活かせる仕事は何かを考え、業界研究や職種研究に取り組みました。
現在は、自分の強みを活かせる可能性がある事務職として働くことを希望しています。これまでの学びや努力を、正確さや丁寧さが求められる事務職の仕事に活かしながら、御社で早く活躍できるように働いていきたいと思います。

回答例(人間関係が原因の場合)

ニートになった理由が「人間関係」の場合は、ブランク期間中にコミュニケーション力をどう磨いてきたかを伝えることがポイントです。

では、回答例を紹介します。

前職では職場の人間関係に適応できず、退職しました。
その後は、自分自身の対人コミュニケーションの課題を見つめ直す時間とし、オンラインの心理学講座を受講したり、ボランティア活動に参加したりすることで実践的な対人スキルを身につけました。
こうした経験を通じて、自分の感情をコントロールする力や、相手の立場を理解する姿勢が養われたと感じています。
今後は過去の反省を活かしながら、周囲と良好な関係を築き、チームの一員として貢献できる社会人を目指していきたいと考えています。

回答例(病気が原因の場合)

ニートになった理由が「病気療養」の場合は、前向きな姿勢や、復職の許可が出ていることを明確に伝えることが大切です。

では、回答例を紹介します。

前職で体調を崩し、やむを得ず療養生活を送ることになりました。
約1年間の療養期間中は、医師の指導のもと計画的に回復に努め、健康管理の大切さを身を持って学びました。
徐々にではありますが、CADの資格取得にも取り組み、特に御社の建築分野に関連する設計の知識を深めることに時間をあててきました。
現在は医師からも就労可能との診断を受けており、体調も安定しています。
この経験から得た自己管理能力や、どんな時も前を向いて行動する力を活かし、御社に貢献していきたいと考えています。

4. 空白期間

空白期間(ブランク期間)について聞かれた時は、以下の流れで話しましょう。

  1. 就職しようと思ったきっかけ
  2. 空白期間に取り組んでいたこと
  3. 就職意欲・意気込み

多くの面接官は「ブランク期間がある=悪い」とは考えていません。むしろ成長意欲や就業意欲があるかを確かめるために、ニート期間にどんなことに取り組み、どんなことを得たのかを知りたいと思っています。

読書や資格の勉強、家事や家族のサポートなど、どんな些細なことでも構いません。空白期間について聞かれた際は、上記の流れを意識しつつ、自分なりに前向きに過ごしてきたことを伝えましょう。

回答例1(何もしてない場合)

特に何もしてなかった場合は、「就職を目指すきっかけ」と「働く意欲」を明確に伝えることがポイントです。

では、回答例を紹介します。

正直に申し上げますと、卒業後しばらくはこれといった目標もなく毎日を過ごしていました。
そんな中、すでに働いている友人から仕事のやりがいや達成感について話を聞く機会があり、自分も社会の一員として誰かの役に立ちたい、という思いが強くなっていきました。
現在は遅れを取り戻すべく、ITパスポートの資格取得に向けて勉強を続けるなど、IT業界で必要な知識の習得に努めています。
御社に入社できました際は、ITエンジニアとして一日でも早く戦力として貢献できるように、努力を重ねていきたいと考えております。

回答例2(病気療養をしていた場合)

病気療養をしていた場合は、まずは回復していることを明確に伝えることが大切です。

では、回答例を紹介します。

約1年間の療養生活を送っていましたが、現在は医師からも就労可能との許可を受けております。
体調が回復するにつれ、社会復帰への意欲が強くなり、療養中に多くの方に支えられた経験から「自分も医療を通して社会に貢献したい」という思いが芽生えました。
そこで療養中は、医療業界の知識の習得に取り組み、MRとして仕事をすることを目指して、営業スキルを学べるオンライン講座も受講していました。
この経験を通じて培った自己管理能力や、「誰かの役に立ちたい」という強い思いをもとに、御社の一員として活躍していきたいと考えております。

5. 志望動機

志望動機を聞かれた時は、次の順番で答えましょう。

  1. 結論(就職・転職したい理由)
  2. 会社・仕事に興味を持ったきっかけ
  3. 事業内容や理念への関心
  4. 長く働いていきたいという熱意・意欲

ニートの方を採用する企業は「スキルや経験」を求めているのではなく、「これからの成長や働く意欲」を期待しています。

「すぐに辞めてしまわないかな?」と不安に思う企業も多いため、入社後にどのように活躍したいかという前向きな姿勢もアピールしつつ、長く働く意志があることをしっかり伝えましょう。

面接官に熱意が伝わるように、上記の流れをもとに志望動機を考えてみてください。

回答例

志望動機の回答例を紹介します。

人と直接関わり、誰かの役に立てる仕事に携わりたいと考え、応募いたしました。
昔から人と関わることが好きで、ここ半年ほどは地域のボランティア活動で高齢者の方の生活をサポートしていました。その中で感謝の言葉をいただくことも多く、人の役に立てることに喜びを感じるようになりました。
私自身、御社の「利用者第一」という理念と共に、利用者のご家族にも丁寧に接することを大切にしている姿勢に惹かれております。
入社後は、何事にも真面目に取り組む姿勢と向上心を活かし、早く戦力になれるように努力を重ねていきます。将来的には、利用者様やご家族、そして一緒に働くスタッフの方からも信頼される存在を目指したいと考えています。

6. 自己PR

面接官から自己PRを求められたら、次の流れで話しましょう。

  1. 結論(自分の強み)
  2. 強みを発揮したエピソード
  3. 強みが仕事にどう活かせるか

自己PRを面接官が聞くのは、ただ強みを知りたいからではなく、その強みが「会社でどのように活かせそうか」を見極めるためです。そのため、自分の強みが仕事でどのように役立つかを意識して話すことが大切です。

自分の強みは、褒められた経験や、成果をあげた経験を思い出すことで見えてきます。

本番の面接で自信を持って伝えられるように、上記のポイントをもとに自己PRを準備しておきましょう。

回答例

自己PRの回答例を紹介します。

強みは継続力です。
前職を退職後、以前から関心のあったプログラミングを学ぶためにオンライン講座に参加し、毎日学習を続けました。最初はつまずくことも多かったですが、小さな目標を立てながら進めたことで、半年後には簡単なWebアプリを開発できるまで成長しました。
最初は分からないことだらけで挫折しそうになりましたが、小さな目標を設定しながら着実に進めたことで、実際に動くアプリを完成させることができたと考えております。
プログラマーとして働くと、エラーの対応や納期のプレッシャーに直面する場面も多いかと思いますが、学習を通じて身につけた粘り強さを活かし、着実に成果をあげていきたいです。

7. 目標や将来のビジョン

目標や将来のビジョンを聞かれた時は、次の流れで答えましょう。

  1. 目指している姿
  2. その目標を持つようになった経緯
  3. 入社後にどんな努力をしていきたいか

面接官は「仕事を続ける明確な理由があるか」を確認するために、目標や将来のビジョンを質問します。

特にニートの方に対し、「大変なことがあるとすぐに辞めてしまうのでは?」という不安を持つ会社は多いため、「なんのために頑張るのか」というモチベーションの源泉や、「すぐには辞めない」という姿勢をアピールすることが欠かせません。

これらのポイントをもとに、目標や将来のビジョンについても回答を用意しておきましょう。

回答例

目標や将来のビジョンを質問された時の回答例を紹介します。

私の目標は、お客様一人ひとりに寄り添える「接客のプロ」になることです。ゆくゆくは、店舗運営の中心となるマネージャー職を目指しています。
この目標を持ったのは、デパートで親身に対応してくれた販売員の方に助けられた経験があるからです。そして、その時に感じた安心感を、私も多くのお客様に届けたいと考えました。
入社後は商品知識の習得に加えて、先輩方の接客を積極的に観察し、アドバイスを求めていきたいと思っております。
社外のセミナーにも自ら参加することでセールストークや顧客心理の理解を深めていき、将来的にはスタッフの方に信頼されるリーダーになれるように努力を重ねていきます。

8. 逆質問

面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。

逆質問の時間は、応募者の疑問を解消するだけでなく、「入社後に活躍できる人材かどうか」を見極めるために設けられることが一般的です。

質問が多い人は意欲があると評価されやすい一方、「特にありません」と答えると関心が低いと思われる可能性があるためしっかりと準備しておきましょう。

逆質問のポイントは、次の4つです。

  • 調べれば分かることは聞かない(福利厚生など)
  • 条件面の質問は避ける(休日・給料など)
  • 自信がなさそうに見える質問はしない(未経験でも大丈夫ですか?など)
  • 面接官に合わせた質問をする

では、1次・2次・最終面接ごとに適した逆質問を紹介します。

【1次面接】逆質問の例

1次面接の逆質問の例を紹介します。

  • ◯◯様は、仕事のどういった点にやりがいを感じていますか?
  • 仕事をされる中で苦労されたことはありますか?
  • 1日のスケジュールを教えてください
  • 入社後、最初に覚える業務を教えてください
  • スキルを高めるために意識されていることはありますか?

企業によって異なりますが、1次面接では現場の若手社員が面接官を務めるケースが多いです。

そのため「会社の将来性」や「経営方針」など、役職者でないと答えづらい内容ではなく、仕事内容や職場の雰囲気、面接官自身の経験など、若手社員でも答えやすい質問を選びましょう。

【2次面接】逆質問の例

2次面接の逆質問の例を紹介します。

  • 活躍されている部下の方に共通する特徴はありますか?
  • 部署内で大切にされている考え方はありますか?
  • 仕事を進めるうえで、他部署との連携はどの程度ありますか?
  • 新しいメンバーに期待していることがあれば教えてください
  • 評価やフィードバックはどのように行われていますか?

2次面接は、希望する部署の課長・部長が面接官を担当する傾向にあります。

これらの役職者は配属先のマネジメント(管理業務)を担っているため、現場の業務内容やチームの運営方針など、より実務に近い視点での質問をするのがおすすめです。

【最終面接】逆質問の例

最終面接の逆質問の例を紹介します。

  • この先注力していく事業や領域はありますか?
  • 御社の成長において、最も重要だとお考えになることは何でしょうか?
  • 御社の理念について◯◯様の解釈をお聞かせください
  • 私が特に共感した◯◯の理念について、具体的な事例があればお聞かせください
  • 御社で長く働いている社員の方に共通する特徴があれば教えてください

最終面接は、役員や社長が面接官を担当するケースが一般的です。

今後の方向性や理念、経営層の考えを踏まえた質問をすることで、会社への関心の高さや、「長期的に働きたい」という意欲をアピールしましょう。

ニートが面接時に聞かれる「空白期間」の答え方は?

全部本音で、と言われても、空白期間について聞かれてしまうと正直に答えにくいものです。これまでずっとニートでした。

同年代のみんなが働く中遊んで暮らしていました。家事手伝いもアルバイトも特に何もしていませんでした。

こんな風に正直に言いすぎてしまうと、面接はすぐに終了してしまうのではという恐怖感もありますよね。

このような質問には、嘘をつかずにしっかりと答えられるコツ、が存在しています。ニートの時期に達成した物事を相手に伝わるようにする方法を紹介します。

ニート期間に出した成果を伝える

家庭の事情や介護などで、仕事が出来ない状況の方もいらっしゃると思います。

そんな方は、家事を手伝っていました、家族の介護をしていたので体力には自信があります、などと伝えましょう。女性の場合には、違和感をいだかれにくい伝え方です。

時々、数日間のアルバイトをしていた経験があるのであれば、日雇いバイトをしていましたと伝えましょう。

「特に会社には所属していませんでしたが、こういう仕事の経験があります。」とその時のアルバイトの内容を伝えましょう。

大げさにし過ぎはNG

とはいえ、大げさにしすぎて実績が伴わないことをいってはいけません。

一日中パソコンをしていたからパソコンに詳しい、はアピールになりますが、プログラミングができないのにプログラミングに精通しています、というのはもちろんNGです。

就職した後、発言したことがどう影響するのかしっかり考えて答えましょう。

ニートが面接時に聞かれる「逆質問」の答え方は?

面接にはいくつかお決まりのことがあります。「逆質問」もそのひとつです。面接の最後に「それでは最後になにか質問はありますか?」と面接官からほぼ100%の確率で聞かれます。

この質問の時、もっとも良くないとされるのが、「特に何もありません。」と答えることと言われています。

しかしこの質問、実際には特に意味がなく「聞き逃したことはありませんか?」といったような意味で使われていることがほとんどです。

面接の最後のみで、合否が決まるということはほぼありません。面接官に会ったタイミングから面接官は始まっています。

まず、特に見られるのが服装の乱れ、見た目の印象、最初の話し方です。合否の分かれ目のポイントになるので、事前に確認して練習しておきましょう。ですので、最後の質問で失敗したから内定が取れなかったということは殆どありません。
しかし、もしあなた以外にも面接している人がいて、どちらに決めるか悩ましい場合は、なにか差異はないだろうか?と考えた時「そう言えば逆質問の時…」ということはあるでしょう。

もしあなたが面接で落ちたとしたら、それは逆質問のせいではなく、面接官とかわされたいくつもの質問から導き出されたものです。

逆質問のことを心配するよりも、面接の最後まで気を抜かずしっかりとやりきることが大切です。

一般的な面接であればそこまで気にする必要はありません。例えば待遇面や就業時間、休日について聞き漏らしたことがあれば正直に聞いてみるといいでしょう。

それでも何も質問がない、不自然だからなにか質問をしておきたい時にはこのようなことを聞いてみてください。

  • 採用後、入社までに用意しておくべきことはありますか?
  • 採用後、入社までに勉強しておくことはありますか?
  • 私と同年代の人は働いていますか?
  • 採用後に配属される部署ではどのような業務を行うのですか?

このように、採用後についてなにか聞いてみるといいでしょう。しかし、無理やり逆質問をして、それがあまりにも模範的なものだとかえって悪い印象を与える可能性もあります。

なければない、と正直に言う度胸も必要です。

あまり質問しすぎてもいけません。採用後のことについて内定も取れていないのにいくつも聞いてしまうと、めんどうがられる可能性もあります。

ニートが面接対策ですべきこととは?

ニートの方が面接対策でしておくべきことは多々あります。少しハンデの多いニートですから、準備を怠ってはいけません。

その中でも特に大切なのが面接の練習です。先程も触れた空白期間に対する質問への答え方もそうですが、こういったものは練習を重ねることで返答の仕方もだんだんと良くなり、面接に対する自信に繋がります。

採用側が見ているのは、これまでの経歴ばかりではありません。これからこの人はどう伸びそうか、熱意を持って長く働いてくれるだろうか。

そんな点に着目しています。ですから、ニートであった事実をみとめつつ、これから真面目に頑張れる、ということを面接でアピールしなければいけないのです。

自信というものは、根拠のないところからは生まれません。面接時の自信は、練習を頑張ってきたという根拠から生じるものです。

そして面接の練習は一人ではうまくいきません。最初は一人で鏡に向かって練習してもいいですが、実践方式で模擬面接、模擬練習を受けましょう。

面接の模擬練習は、ハローワークや民間の就職支援サービスでも行っています。どのようなサービスを利用するのかは、あなた次第。

ハローワークに行くのは心理的ハードルが高いという場合は、民間の就職支援サービスを利用するといいでしょう。これまでもハローワークで就職の支援を受けているのであれば、そのままハローワークで模擬面接を受けたほうが楽かもしれません。

面接時、面接官は本当に細かいところまでよく見ています。所作、目の動き、話し方、汗のかきかた、座っている姿勢や態度、服装や頭髪といった見た目もすべて合否の要素になりえます。

面接練習で必要なのは客観的な意見です。第三者に面接に対する態度をみてもらい、意見をもらいましょう。

意見を受けながら改善していくことで、正しい面接の態度が身につきます。練習を積み重ね、地道に努力していけば正社員として雇用されることも難しくはありません。

面接の練習は多ければ多いほどよいです。もちろん、本当の面接を何度も経験するのも力になります。

「ちょっと無理かもな」と思う企業から面接を受けて、だんだんハードルを低くしていくと面接でもあまり緊張しなくなってくるでしょう。

大切なのは回数をこなすための体力と、ダメ出しをされてもへこたれない心、続ける意思です。面接練習の中で何度もダメ出しされる部分はしっかりと直し、人の話に耳を傾けて悪い部分は徹底的に改善していきましょう。

面接に自信のないニートはプロの支援を受けるのがおすすめ

こういった面接の練習はどこで受けることができるのでしょうか。もちろん、知人や友人、家族に見てもらいながら練習することもできます。

しかし効率的な練習をしたいのであれば、就職に関するプロに見てもらうのが一番です。

ニート歴が長く、まず面接にたどり着くまでが大変かもしれないと感じているのなら、地域若者サポートステーション、サポステを利用しましょう。

自宅の近くにサポステがないか検索してみてください。働くことへの恐怖、面接への不安も、人間関係の構築に関する悩みもしっかり応えてくれます。

面接練習以前の問題を抱えている人にとっては、大きな支えになる可能性が高いです。働かなきゃいけないのに、恐怖が強くて何もできない方はまず訪れてみましょう。

履歴書の作成や面接の練習も行ってくれます。サポステは民間や、NPO法人が展開している事業のため、事業所によって行うことに細かな違いがあります。

自分には合わないと感じたら、別の機関を利用してみることをおすすめします。

ハローワークやわかものハローワークでも模擬面接を行っていますので、自宅近くのハローワークへ足を運んでみて下さい。

事務的な対応のほうが落ち着く、という方はこちらのほうが合っているかもしれません。

親身にされたり顔を覚えられたりするのがちょっと苦手、という人にもおすすめです。ただし、ハローワークには大勢の人が来ますので、すこし窮屈さを感じるかもしれません。

就職するまでの道を確実に示してもらいたいのであれば、民間企業が行っている就職支援サービスを受けてみましょう。

就職支援サービスでは、模擬面接だけではなくあなたにぴったりの就職先を斡旋してくれるはずです。

また、就職支援サービスの中には就職までのサポートではなく、就職後の悩みにまで応えてくれるものもあります。

そういったサービスを展開している企業のひとつが弊社、ジェイックです。本気で就職を決めたい方は、ぜひ弊社にご相談ください。

弊社が斡旋する企業の中には、職歴、社会人歴に関係なくとにかく「頑張ってくれる人」を探している企業も多くあります。正社員になるために必要なものは学歴、職歴ばかりではないのです。

ジェイックでは、面接対策だけでなく、研修や合宿を利用したビジネスマナー講座も開催しています。こちらでは就職に関するあらゆることをご相談していただけますので、お気軽に利用ください。

指導を行うのはもちろん就職に関するプロばかり。ジェイックの就職支援を受けて多くの人が正社員への道を歩んでいます。

弊社を利用しているのは同じように就職に悩んでいる方ばかりですから、研修や合宿を通して情報交換をしてモチベーションを高め合うこともできます。

利用方法はあなた次第。さまざまな支援を利用して、より早く正社員になれるよう努力していきましょう。

ニートの面接について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

まとめ

ニートが就職するために必要なものは、見栄でも嘘でもなく、正直さと堂々とした態度、そして面接練習です。

堂々とした態度になるためには、自信をつけるための練習が必要です。なんども練習して、失敗しながら前進していきましょう。

面接の練習は知人や家族を相手にせず、かならず第三者に見てもらうことをおすすめします。ハローワークやサポステ、民間の就職支援サービスを利用してみてください。

就職までの道のりは大変かもしれませんが、プロの支援を受けていればより効率よく目標を達成できる可能性があります。

誰かの手を借りたいけれど、どこから手を付けていいのかわからない。そんな時には弊社ジェイックへご相談ください。

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ABOUT US
池本 駿
株式会社ジェイックマーケティング開発部。2016年慶応義塾大学経済学部卒業。2018年慶應義塾大学大学院経済学研究科修了(修士課程)。2019年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(修士課程)。同大学経済学部附属経済研究所「こどもの機会均等研究センター」協力研究者。元・三菱経済研究所研究員。経済産業大臣登録 中小企業診断士。著書「教育経済学の実証分析: 小中学校の不登校・高校における中途退学の要因分析」