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ニートとフリーターの違いとは?定義や印象、就職活動上の違いを解説

フリーターFV

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※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)

ニートとフリーターの違いをすぐに答えられますか?実はこれら2種類の言葉の定義は国によって定められています。この記事ではニートとフリーターの言葉の定義から、それぞれの印象の違い、就職活動における違いを解説していきます。この記事を読めば、ニートとは何か、フリーターとは何かをすぐに答えられるようになるでしょう。

ニートとフリーターの定義の違い

ニートとフリーターの定義の違い

まずは、ニートとフリーターは具体的にどこがどのように違うのか、その定義や意味合いについて知りましょう。

ニートとフリーターの違いは「働いているか・いないか」の違い

わかりやすく言うと、ニートとフリーターの違いは「働いているかどうか」です。

ニートとは「一切働いていない人」のことで、たとえば週に1~2回、あるいは月に数回程度でもアルバイトをしているという人はフリーターという扱いになります。

ただし以下でご紹介しますが、厳密にはニートとフリーターにはそれぞれ定義があります。

ニートとは

ニートとはどのような人のことを指すのか、混合されやすい引きこもりとの違いや、35歳以上のニートの扱いについて、それぞれご紹介します。

ニートの定義

en人事のミカタ「ニートとは何ですか?」によると、ニートは、英語で「Not in Education, Employment or Training」の頭文字をとった「NEET」が元になっている言葉とされています。

もともとはイギリスの内閣府の調査報告書のなかで使われていた言葉が、日本でも使われるようになりました。

ニートと引きこもりの違い

厚生労働省では「ニート」という名称では呼んではいないものの、同じような意味として「若年無業者」の定義を、以下のようにしています。

  • 年齢は15歳から34歳
  • 非労働力人口のうち、家事や通学をしていない者

一方、厚生労働省「ひきこもり施策について」によると、引きこもりは以下のように定義づけられています。

  • 仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態

たとえば「半年以上働いていない20代の人」がいた場合、以下のように区別されることがあるかもしれません。

  • 仕事はしていないが、友人と会ったり外出したりすることはある→ニート
  • 仕事をしておらず、ほぼ家の中にいて他人とも交流しない→引きこもり

人と会う、外出するなどの頻度がどの程度かということは定義されていませんが「日常的に自宅にこもっているかどうか」で判断するのが適切といえます。

なお、働いていなくても求職活動中の人は、ニートと引きこもりのどちらにも含まれません。

35歳以上のニートの呼び方は?

34歳までは「ニート」と呼ばれますが、35歳以上でいわゆる「ニート」に該当する人の呼び方は、明確に決まったものはありません。

ただし、たとえばNHK「『孤立無業』の実態と新たな取り組み(視点・論点)」日本経済新聞「『中年ニート』120万人、統計に表れない無業者」などにもあるように、場合によっては以下のように呼ぶことがあります。

  • SNEP(スネップ)
  • 中年ニート
  • 中年無業者
  • 無職

SNEPとは「孤立無業」という意味で「20歳~59歳の未婚で仕事をしていない人々のうち、ふだんずっと一人か、家族だけと一緒にいる状況」の人を指します。そのため、35歳以上のニートや引きこもりを呼ぶときに使われることもあるでしょう。

フリーターとは

フリーターについては、総務省、厚生労働省それぞれが定義しています。ふたつの定義の違いについてご紹介します。

総務省によるフリーターの定義

総務省統計局「フリーターの人数」には、労働力調査において、若年者の労働力を正確に把握するために、フリーターは次のように定義されているとあります。

  • 年齢は15歳から34歳
  • 働いている雇用形態が「アルバイト」もしくは「パート」
  • 男性は卒業者、女性は卒業者でかつ未婚
  • 家事も通学もしておらず就業先も決まっていない人で、希望する仕事が「アルバイト」もしくは「パート」

この定義に当てはめると、アルバイトやパートをしている既婚女性はフリーターではないという扱いになります。

もちろん家庭によって夫婦の働き方は異なりますが、一般的に「夫は会社員で妻はパート(アルバイト)」というケースは比較的あるため、このような定義が用いられているといえます。

厚生労働省によるフリーターの定義

厚生労働省「平成3年版労働経済の分析」において、フリーターは次のように定義されています。

  • 年齢は15歳から34歳
  • 現在「アルバイト」もしくは「パート」の雇用形態で就業している
  • 男性は、継続就業年数が1年から5年未満
  • 女性は未婚で、主に「アルバイト」もしくは「パート」の仕事をしている
  • 家事も通学もしていない無業者で「アルバイト」もしくは「パート」の仕事を希望している

総務省のフリーターの定義と大きく異なるのは、性別による違いです。この定義に当てはめた場合、男性で5年以上アルバイトかパートを継続している人はフリーターではないということになります。女性の場合は継続年数を問わず、アルバイトかパートで働く未婚者はフリーターということになります。

ただし、この定義が述べられたのはいまから30年以上前です。現在の社会や働き方の変化から、今後このフリーターの定義が変わっていくこともあるかもしれません。

ニートとフリーターの違い【印象/就職活動】

ニートとフリーターの意味や定義についてそれぞれご紹介しました。次に、世の中における印象や、就職活動をする際の違いについて解説します。

ニートとフリーターの印象の違い

ニートとフリーターの印象は、それぞれ以下のように異なります。

ニートの印象

一般的なニートの印象は、以下の通りです。

  • 怠け者
  • 現実逃避をしている
  • 社会に適応できない人
  • 自分に甘い
  • 人と関わるのが苦手そう

働けない事情がある場合は別ですが、「仕事をせず、かといってほかに何もしていない」というニートはやはり世の中では少数派な存在のため、どうしても悪い印象を持たれてしまうことは多そうです。

フリーターの印象

一般的なフリーターの印象は、以下の通りです。

  • 将来設計がない(生活が不安定)
  • 収入が低い
  • 努力していない
  • 社会的信用が少ない
  • 世間体が悪い

フリーターの場合「働いている」という点で、比較対象が正社員になります。正社員と比べたときにどうしても収入面や社会的信用、世間体などの面で劣るため、こちらも事情がない限りはネガティブには見られがちです。

フリーターと正社員の差について、以下の記事でくわしくご紹介しています。

「フリーターの何が悪いのか」を徹底的にリサーチ!正社員との格差と就職する方法

「フリーターの何が悪いのか」を徹底的にリサーチ!正社員との格差と就職する方法

フリーターと正社員の生涯賃金の差や、フリーターが就職するのに適したタイミングなどについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ニートとフリーターの就職活動上の違い

ニートとフリーターが就職活動をする際に経歴の影響は変わるのか、就職率はどの程度なのかについてご紹介します。

ニートとフリーターの経歴の違い

結論から言うと、ニートとフリーターのどちらであっても、企業から見た経歴の違いはほぼありません。

過去に正社員経験がない場合、基本的には「職歴なし」と判断されるケースが多いでしょう。

ただし、たとえば接客業のアルバイトをしていた人が接客業の正社員求人に応募するなど同職種で正社員を希望する場合や、アルバイト採用しかなかった仕事で数年間フルタイムで勤務していたなどの場合、例外的に職歴と見なされるケースはあるでしょう。

ニートとフリーターの就職率の違い

独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③-平成29年版「就業構造基本調査」」によると、フリーターから正社員就職できた人の年齢別の割合は、以下の通りです。

  • 15~19歳:29.9%
  • 20~24歳:32.7%
  • 25~29歳:25.5%
  • 29~34歳:18.1%
  • 35~39歳:15.5%
  • 40~44歳:15.6%

10~20代で約2.5~3割、30代以降は約1.5~2割しか正社員就職に成功していないということがわかります。働いているフリーターでさえこの結果ということは、働いていないニートの就職成功率は、さらに下がってしまうことが考えられます。

ニートから就職を成功させるためのポイントは、以下の記事でくわしくご紹介しています。

ニートが就職を成功させる3つのポイントとおすすめの就職先をご紹介!

ニートの就職が大成功!誰でもできる3つのポイント/就職しやすい職種をご紹介

ニートからの正社員就職は簡単ではありませんが、可能です。ニートの方が就職しやすい仕事などにも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ニートの高齢化による社会問題

ニートとフリーターの印象と就職についてご紹介しました。最後に、ニートから引きこもり化してしまった場合に起こりうるリスクと、その解決策についてご紹介します。

8050問題とは

8050問題とは「80代の親が50代の子どもの生活の面倒を見る」という問題です。厚生労働省社会福祉推進事業「~地域包括支援センターに見る『8050問題』事例への対応に関する調査~」や、NHKハートネット「『8050問題』とは? 求められる多様な支援」などで、社会問題として報告されています。

ニートや引きこもりなどが問題となりはじめたのは1980~1990年ごろからですが、当時10~20代だった若者&当時40~50代だったその親が、約30~40年が経過してともに高齢化し、生活に困窮し社会的にも孤立しているという状態です。

つまり、ニートや引きこもりになった当時は子どもも若く、親も仕事をして子どもを養うことができていたものの、その状態が何十年も続いてしまったということです。いまニートや引きこもりをしている人も、長期化すればいずれはこういった問題に直面する可能性もあります。

ニートや引きこもりでもそこから脱出しようと努力し、就職するなどして自立できれば問題ありません。ただ勇気が出ずタイミングを逃し続けたり、何も行動しないままズルズル時間が経ったりすると、いずれは自分も親も共倒れになってしまうリスクがあるということは理解しておきましょう。

国による支援施策~ひきこもり支援推進事業~

厚生労働省「ひきこもり支援推進事業」にあるように、国は、引きこもりの方への支援に力を入れています。

たとえば、以下のような支援が実施されています。

  • ひきこもり地域支援センターの運営
  • ひきこもりサポート事業

「『ひきこもり地域支援センター』の設置状況リスト」にもある通り、2020年12月1日時点で、全国すべての都道府県にひきこもり地域支援センターが設置されています。同センターでは、ひきこもり本人やその家族の相談支援、自立支援などを実施しています。

ひきこもりサポート事業では、市町村においてひきこもりの方の社会参加に向けた支援や、社会への居場所づくりなどのサポートを実施しています。

ニートから引きこもりの状態になり、社会復帰したくてもできなくなっている方は「なんとかしたいが、どうしていいかわからなくなっている」ケースが少なくありません。場合によっては、早い段階でこういったサポートの手を借りるのも有効な方法です。

まとめ

ニートとフリーターの違いや世間的な印象、就職率などについてご紹介しました。ニート状態が長く続くほど、自信を失って気分も塞ぎ込みがちになってしまう人も多いでしょう。「働きたい」という想いが強いのであれば、早めに社会復帰のための第一歩を踏み出しましょう。ただし無理はせず、いまの自分を責めずにできることから取り組むのがおすすめです。ジェイックでは、ニートやフリーターといった社会人経験がない・少ない方の支援に力を入れています。ニートから正社員就職を目指したい方は、ぜひ一度ジェイックへご相談ください。

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