
無職からの正社員就職は可能ですが、難しいと言えます。
なぜなら、無職期間が長いと就業意欲の低さや短期離職が懸念されやすいからです。
しかし、早期に就職活動を行い、積極的に応募することや、就業意欲をアピールすることで、就職の成功率を高めることができます。
この記事では、無職から正社員就職が難しいと言われる理由や無職へのイメージ、就職成功の具体策や職種例まで徹底解説します。
正社員就職を目指す無職の方や、就活が難しいと感じている無職の方は、ぜひ最後まで読んでください。




この記事の目次
無職から正社員就職は難しい?
結論から言えば、無職から正社員になるのは不可能ではないが、難しいのは事実です。
なぜなら事実として、無職からいきなり正社員に就職した人の割合は19.1%というデータもあるからです。
厚生労働省「ニート状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書」によると、無職から就業した人の雇用形態について下記の通りとなっています。
正社員 | 19.1% |
アルバイト | 49.4% |
契約社員・臨時社員など | 21.9% |
その他 | 4.5% |
無回答 | 5.1% |
また、ニート歴が長くなれば就業した割合は少なく、就業できなかった割合は多くなりやすいと言えます。具体的な割合は、以下のとおりです。
ニート歴 | 就業した | 就業できなかった | 無回答 |
---|---|---|---|
1年以下 | 44.2% | 30.2% | 25.6% |
1年超~3年以下 | 45.1% | 35.2% | 19.7% |
3年超~5年以下 | 50.7% | 31.9% | 17.4% |
5年超 | 42.3% | 42.3% | 15.5% |
参考:厚生労働省「ニート状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書」
無職から正社員就職が難しいことは確かですが、成功している方もいるため、無職から正社員になれないわけでは決してありません。

無職からの正社員就職が難しい4つの理由
無職からの正社員就職が難しい理由は、無職期間が長いと、企業から働く意欲や早期離職を懸念されてしまうからです。また、経験やスキル不足により応募できる求人が限られたり、自己アピールが苦手で企業に自分の魅力を伝えられないことも理由として挙げられます。
そのため、過去の経験を整理し、どのように企業に貢献できるかを言語化し、自信を持って伝える準備をすることがポイントです。
それぞれの理由について詳しく解説していきますので、無職からの正社員就職が難しい理由を理解したうえで、成功させるためには何をしたらいいかを考えてみてください。
経歴にブランクがあるから
経歴にブランクがあると、正社員就職が難しくなります。なぜなら、働くことに対しての意欲の低さや、早期離職につながる可能性を企業に懸念されてしまうからです。
事実として、無職の期間が長ければ長いほど就業できない割合が増えていることが、下記の表からも分かります。
ニート歴 | 就業できなかった |
---|---|
1年以下 | 30.2% |
1年超~3年以下 | 35.2% |
3年超~5年以下 | 31.9% |
5年超 | 42.3% |
参考:厚生労働省「ニート状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書」
ただし、ブランクが1年あったとして、それを長いと感じる企業もあれば、そう捉えない企業もあります。
ブランクがあるからと言って、正社員就職ができないと決めつける必要は一切ありません。
経験やスキルが応募要件に満たない場合が多いから
経験やスキルが応募要件に満たない場合、応募できる求人が限られてしまうことも、無職からの正社員就職が難しい理由です。
求人によっては「未経験歓迎」と書いているものもありますが、経験豊富な応募者と比較され、不利になってしまうこともあります。
未経験者歓迎の記載をうのみにせず、アルバイトや学生時代の経験からでもよいので企業にどう貢献できるかを伝えることが重要です。
まずは過去の経験を振り返り、何を身につけられたか、働く上でどう活かせるのかなどを書き出すことから始めるとよいでしょう。
すぐ仕事を辞めたくなる可能性があるから
無職からの正社員就職が難しい理由として、すぐ仕事を辞めたくなる可能性があることも挙げられます。なぜなら、正社員として働き始めると自由な時間が少なくなってしまい、以前の生活に戻りたいと感じる可能性があるからです。
たしかに無職期間よりも自由な時間が限られますが、働いて安定した収入を得ることで、自立という自由を手にすることもできます。
自由な時間を大切にしたい気持ちが強いのであれば、仕事とプライベートを両立して働きやすい環境を選ぶとよいでしょう。
選考で自分をアピールするのが苦手だから
選考で自分をアピールするのが苦手なままだと、無職からの正社員就職が難しいと言えます。なぜなら、企業は採用するメリットを感じない人に内定を出すことに関して、非常に慎重だからです。
一方で、無職になって自信を失っていると、積極的に自分の良さを伝えられなくなる可能性もあります。
事実として、無職の方は面接や働く上でのスキルに苦手意識を感じている割合が高いです。
面接に通る | 75.1% |
面接で質問に答える | 64.8% |
上司から信頼される | 64.1% |
参考:厚生労働省「ニート状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書」
話す内容を整理するだけでは正社員就職が厳しくなってしまうため、自分をアピールするための準備や、周りの人に相談してみるのもよいでしょう。
【状況別】無職の人に対して企業が持つ3つのイメージ
無職の人に対する企業側のイメージとして、仕事への熱意がないことや、入社してもすぐに辞めてしまうことなどが挙げられます。
卒業してから働いたことがない、アルバイトもしくは正社員を辞めて無職になった場合など、状況によっては見られ方も変わります。
働いたことがなければ、働くことに向けた意欲を伝えることが最重要です。
離職して無職になった人であれば「どんな経験を活かせるのか」「次は長く続ける覚悟がある」と伝えることでイメージを挽回できるでしょう。
無職から正社員就職を実現するためには、企業が無職の人に持つイメージを先に理解する必要がありますので、それぞれ解説します。
1. 卒業してから働いたことがない人に対するイメージ
働いたことがない人に対する企業側のイメージは「社会人として働く意欲がない」「ビジネスマナーが身についていない」です。なぜなら、もし働く気持ちを持っていてビジネスマナーも学んでいたとしても、働いていない現状を厳しく見られてしまうからです。
企業側はやる気があり、社会人の基本が身についている人を採用したいと考えているため、払拭すべきイメージと言えるでしょう。
上記のイメージ払拭のためには、自己分析や企業研究、基本的なビジネスマナーの理解を進めることが有効です。
2. アルバイトを辞めて無職になった人へのイメージ
アルバイトとして働いていたものの、無職になった人に対する企業のイメージとしては「社会人として働く覚悟がない」です。
とくに、学校を卒業してからアルバイトを辞めて無職になり、正社員として働いていない場合は「責任ある仕事に就きたくないのではないか」と疑われてしまいます。
アルバイトを通じて身に着けた知識やスキルでも構いませんので、企業に貢献していく覚悟があることを伝える必要があります。
3. 正社員を辞めて無職になった人へのイメージ
正社員を辞めて無職になった人への企業のイメージは「入社しても長続きしない」「キャリアについての考えが甘い」です。
特に1年未満での早期離職や、転職先が決まる前に離職した場合に、厳しく評価する企業も事実として存在します。
選考の中で退職理由を誠実に説明し、次の転職先では長く活躍していく覚悟を示すことでイメージを払拭できるでしょう。
無職から正社員に採用されやすい人の3つの特徴
無職から正社員に採用されやすい人の特徴は次の通りです。
- 働くことに前向きである
- 自己分析をしっかりと行っている
- 社会人としての基本マナーが身についている
無職でも企業が正社員として採用したいのは、働く意欲があり、一緒に働きたいと思える人と言えます。
社会人経験が浅くてもやる気が感じられ、基本マナーが身についていれば、採用するメリットがあると判断する企業もあります。
無職から正社員就職を成功させるには、うまく行く人の特徴を知っておくことも重要ですので、それぞれ解説します。
働くことに前向きである
無職であっても、社会人として働いていきたい気持ちを強く持っていることを伝えられる人は、正社員就職が成功しやすいです。
なぜなら企業としては、知識やスキルを教えることはできますが、意欲のない人には教える意欲がわかないからです。
過去を受け入れた上で、遅れを挽回すべく人並み以上に働く意欲を伝えれば、無職から正社員になることは十分可能と言えます。
自己分析をしっかりと行っている
自己分析をしっかりと行い、入社後にどのような貢献ができるかアピールできる人も、無職から正社員になれる人の特徴と言えます。
なぜなら、企業としては活躍の可能性を感じる人を採用したいと考えているからです。
たとえアルバイトの経験しかなかったとしても、どのようなスキルや知識を活かせると考えているか、伝えられるかが勝負どころになります。
自己分析に取り組んでいること自体が、企業側に働くことへの意欲を感じさせるものでもあるため、しっかり準備しておきましょう。
社会人としての基本マナーができている
社会人としての基本マナーが身についていることも、無職から正社員に採用されやすい人の特徴と言えます。
なぜならマナーが身についていることで、真面目で相手に気配りできる人であると、好印象を持つ企業が多く存在するからです。
基本的な内容ではありますが、以下のような習慣を身につけておくとよいでしょう。
- 生活リズムを整えて遅刻をしない
- 身だしなみを整える
- 挨拶はなるべく元気よく、自分から行う
社会人としての基本マナーができていると、無職からでも一緒に働きたいと感じてもらえる一つの魅力ともいえます。マナーについて学ぶことで就活が有利になるでしょう。
無職から正社員就職を成功させる5つのコツ
無職から正社員就職を成功させるためのコツは、次の5つです。
- できるだけ早く就職・転職活動を行う
- 積極的に応募する
- 応募書類で「就業意欲がある」とアピールする
- 面接でブランク期間をポジティブに伝える
- 就職支援サービスを活用する
無職から正社員就職を成功させるためには、早く動き始めること、書類選考や面接で就業意欲をアピールすることが欠かせません。
アピールするためには準備が必要であり、やみくもに取り組むのではなく、就職支援サービスなどを活用することも有効でしょう。
コツを押さえることで正社員就職の実現成功率がさらに高くなりますので、それぞれ詳しく解説します。
1. できるだけ早く就職・転職活動を行う
無職から正社員就職を成功させるうえで、できるだけ早く就職・転職活動を行うことが重要です。なぜなら、下記の表のように年齢が高くなればなるほど、事実として転職入職率が下がるからです。
年齢 | 転職入職率 (男性) | 転職入職率 (女性) |
---|---|---|
20~24歳 | 15.0% | 17.0% |
25~29歳 | 13.4% | 14.5% |
30~34歳 | 9.2% | 12.3% |
参考:厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」
時間が経つほど無職からの正社員就職は厳しくなるため、もしまだ就職・転職活動を行っていないなら、今すぐ始めましょう。
たとえ無職であっても早くから始めることで、正社員就職に成功する可能性は十分にありますので、今日から進めることが肝心です。
2. 積極的に応募する
無職からの正社員就職を成功させるためには、積極的に応募することも重要です。
就活や転職活動にはライバルが存在するので、企業にアピールするためのチャンスを増やすためにも、応募数が必要です。
応募数を増やす中で企業との接点も増え、アピールすることにも慣れてくるので、正社員就職が成功する可能性も高くなります。
だからこそ応募数を増やしつつ、選考を進めながら自分に合った会社を具体的に絞り込んでいくのが正しい順番です。
3. 応募書類で「就業意欲がある」とアピールする
応募書類で就業意欲をアピールすることも、無職から正社員就職を成功させるうえでは欠かせません。なぜなら、企業が最初に見るのは応募書類であり、その時点で意欲が伝わらなければ面接にすら行けないことも多いからです。
就業意欲をアピールするためには下記に関する内容を、なるべく企業の求める人物像に近い形で応募書類に記載しましょう。
- これまでの経験をどう活かすか
- なぜ応募したのか
- これからどんな活躍していこうと考えているか
アルバイトや学生時代の経験からでも構いませんので、企業が求める経験や能力に関する内容をアピールしていきましょう。
4. 面接でブランク期間をポジティブに伝える
無職から正社員就職を成功させるためには、面接でブランク期間についての質問に対し、ポジティブに回答することも欠かせません。なぜなら、企業側としてはブランク期間を厳しくみており、理由がネガティブなものであれば不採用になってしまうからです。
とくに働く意欲が感じられない場合や、入社してもすぐにやめてしまうと思われた場合には、正社員就職が厳しくなります。
だからこそ、無職でブランク期間があったとしても、前向きな回答を面接官にできるようになることが大切です。
病気やけがが原因で無職期間が長い人の伝え方
病気やけがが原因で無職期間が長い人は、今は完治しており、仕事には何ら影響がないことを伝えましょう。なぜなら、企業としては体調面で仕事に差し支える可能性がある人を採用することに、どうしても慎重になってしまうからです。
下記のような形で、体調は既に回復しており問題なく働けることと、今後の意欲を伝えるとよいでしょう。
無職期間が長引いてしまったのは、体調の回復に専念していたためです。すでに主治医からも就業に際して何ら差し支えがないことを確認しているため、遅れを取り戻すべく、改めて就職活動を始めました。学生時代の接客のアルバイトで身に着けた状況に応じた対応力を活かしつつ、入社後いち早く活躍できるよう尽力してまいります。
なお、完治していない場合は「月に一度通院する必要はありますが、医師から就業許可は得ています」等の言葉を添えるとよいです。
就職・転職活動が長引いている場合の伝え方
就活や転職活動が長引いている場合、伝え方の注意点としては「自責」を前提とした伝え方をすることです。自責は自分の過ちを認めることであり、他責は他人や環境のせいにする考え方を指します。
「他責である」と企業から判断された場合、敬遠される可能性が高いため、面接では自責の考えを持っていることを伝えた方が無難です。
面接でのアピールがうまくできなかった、ハードルの高い求人ばかりに応募していたなど、自責のとらえ方で伝えるとよいでしょう。
就職活動が長引いてしまったのは、これまでの自己分析や応募先が偏ったものになっていたことが理由であると私は考えています。遅ればせながら現状とこれからについて再考し、改めて自分の強みを求めてくださる環境で、何事も挑戦しようと覚悟しました。自分のキャリアに遅れが生じていることを認識していますので、入社した際には努力を惜しまず、仕事に励みたいと考えております。
ブランク期間に何もしていない場合の伝え方
働くのが嫌で何もしていない期間が長くなった場合も、就活や転職活動が長引いてしまった場合と同じく、自責の回答が必要です。
嘘はつかず、これまでの反省と併せて、これからどのように挽回しようと考えているかをアピールできるようにしましょう。
恥ずかしながらではありますが、前職を辞めた際、働くことについて前向きにとらえられなかった時期があります。この度のブランク期間で改めて今後の人生について考えた際、このままではいけないと考えを改めるようになりました。今後は、前職で培った対応力を活かしつつ、貴社募集職種で人一倍の努力を重ね、早期から活躍していきたいと考えております。
介護など家庭の事情で働いていない場合の伝え方
介護など家庭の事情で働いていない場合、伝え方のポイントとして現在は仕事で差し支えることはないと伝えることが挙げられます。
なぜなら企業としては、入社後に特別な配慮が必要だと判断した際、事実として採用に慎重になってしまう傾向があるからです。
当時は祖母の介護が必要であり、親族の状況として対応できるのは私のみでしたので、介護に専念しておりました。現在は祖母の体調も落ち着き、介護不要の状況となりましたので、もし入社させていただくことになった際にも影響はありません。介護とはいえブランクがあり、キャリアに遅れが生じていることも理解しているため、この度の就職では人一倍努力してまいります。
5. 就職支援サービスを活用する
無職から正社員就職を成功させるために、就職支援サービスを活用することも有効です。
一人で取り組むことが難しく感じた方は、就職支援サービスを使うことも検討してみてください。
下記の通り、各サービスについて簡単にまとめておきます。
就職支援サービスの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ハローワーク | ・地方の求人掲載が多い ・どの都道府県にも存在する | 求人情報が更新されていない場合がある |
地域若者サポートステーション | ・コミュニケーションへの不安など、仕事の前段階の相談から可能 ・働くこと以外に関する相談も、場合によっては可能 | 求人紹介はない |
転職エージェント | ・自己分析から面接対策まで、一通りサポートが受けられる ・自分に合った求人をプロが選んでくれる | 担当者や会社によっては、合わない求人を提案されることもある |
無職からの就職におすすめの仕事3選
実は、無職から正社員就職をする際、おすすめの仕事があります。
コミュニケーションに苦手意識があっても取り組みやすく、仕事内容としても複雑ではないため、スタートしやすい仕事です。
- 工場作業員
- 配達員
- 事務職
無職からの就職におすすめの仕事を理解することで、正社員として安心して働くことも可能になりますので、それぞれ解説します。
ニートにおすすめの仕事25選でも、無職からの就職におすすめの仕事をまとめていますので、併せて参考にしてください。
工場作業員[無職からの就職におすすめの仕事 1/3]
工場作業員は部品の組み立てや検品、梱包など手順通りに進めていく仕事内容であるため、無職からの就職におすすめと言えます。
工場内での仕事はマニュアルや上司の指示をふまえた上で、着実に作業を進めていく能力が求められます。
そのため、決まったことに取り組む方が安心できる人や、細かい作業も苦にならない人は活躍しやすいでしょう。
人と話す場面も最小限であるため、コミュニケーションが苦手な方でも安心して始められます。
逆に、繰り返しの作業が苦手な方や、人と話すことにやりがいを感じる方は窮屈に感じてしまうかもしれません。
平均年収 | 345.4万(※工場労務作業員の場合) |
必要なスキル | ・作業の正確性 ・集中力 ・体力 |
仕事に就くには? | 工場作業員を募集している求人に応募する |
配達員[無職からの就職におすすめの仕事 2/3]
配達員は集荷・配達する仕事であり、単調かつコミュニケーションも最小限であるため、無職からの就職におすすめと言えます。
お客様や利用者様の依頼をもとに、荷物のお預かりから配達まで、場合によっては集金なども担当することもあります。
同じところでずっと作業をすることが苦手な方でも、外周りをする機会が多い仕事ですので、安心して働けるでしょう。
逆に、免許を持っていない方や、運転への苦手意識がある方は大変に感じてしまうかもしれません。
平均年収 | 394.5万(※宅配便配達員の場合) |
必要なスキル | ・車両運転スキル ・体力 ・地理理解力 |
仕事に就くには? | 配達員を募集している求人に応募する |
事務職[無職からの就職におすすめの仕事 3/3]
事務職は指示通りに書類作成やデータ入力を行う仕事であり、PCスキルも身につくため、無職からの就職におすすめと言えます。
場合によっては、オフィス内での依頼事や来客対応、受電業務など幅広い対応が求められることもあります。
PCスキルだけでなく、業務を並行して処理する力が身につくので、学ぶ意欲のある方には特におすすめと言えるでしょう。
逆に、人と話すことへの苦手意識の強い方や、積極的に学ぶ意欲のない方は活躍が難しいかもしれません。
平均年収 | 481.4万(※介護事務の場合) |
必要なスキル | ・PCスキル ・マルチタスク処理力 ・電話応対力 |
仕事に就くには? | 事務職を募集している求人に応募する |
無職から正社員は難しいと思った時によくある質問2選
無職から正社員は難しいと思った時に、よくある質問2つにそれぞれ回答します。
1. 無職期間が1年以上ある時の面接の答え方は?
前提として、無職期間に関して嘘はつかず、正直に答えましょう。
その際「何もしていない」とだけ答えるのはNGです。
対処法としては、無職期間についての理由や状況を誠実に説明しつつ、これからの就職に向けた意欲を伝えることです。
企業に意欲をアピールできれば、無職期間が1年以上あっても前向きな印象を与えられる傾向にあるので、着実に準備を進めていきましょう。
2. 無職期間が5年を超えていても再就職できる?
無職期間が5年を超えていても再就職は可能です。
厚生労働省「ニート状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書」によると、無職期間が5年を超えている人の中で、就職できた人の割合は42.3%と言われています。
無職期間が5年を超えていても、正しい方法で就職活動を進めることができれば、事実として正社員就職も十分可能です。
早期からの行動が成功のカギになりますので、いますぐに就活に取り組みましょう。
まとめ
無職からの正社員就職が難しい理由、無職に対する企業側のイメージ、採用されやすい人の特徴とコツ、おすすめの仕事を解説しました。
結論としては、無職からでも正社員就職は十分可能です。
企業からネガティブに思われること、無職期間が長くなるほど不利になることも事実ですが、焦らず着実に進めていきましょう。
無職から正社員として就職するには、働くことへの意欲と活かせる経験を、企業にしっかりと伝えられることが重要です。
ブランクや無職期間について質問をされた時は、ネガティブな回答ではなく、正直かつ前向きに就業意欲を伝えるようにしましょう。




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