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フリーターから介護職は可能!理由や就活方法と向いている人を解説

フリーターから介護職は可能!理由や就活方法と向いている人を解説

フリーターから介護職で正社員になれるチャンスがあります。
未経験でもできる仕事があり、職歴や学歴が問われない場合が多いうえに、安定した雇用と将来性も魅力です。
資格を取得するとキャリアアップや収入アップも叶うでしょう。

本記事では、フリーターから介護職が可能な理由や就活方法、向いている人や主な業務などについて解説しています。
介護職になるための疑問点が解決できるため、自信を持って次の一歩を踏み出せるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。

フリーターから介護職に就職するのは可能!3つの理由

フリーターから介護職に就職するのは「やってみたい」という気持ちさえあれば可能です。

3つの理由について、それぞれ解説します。

  • 慢性的な人手不足だから
  • 未経験でもできる仕事があるから
  • 職歴や学歴が問われにくい場合が多いから

慢性的な人手不足だから

介護業界は高齢化が進む日本において需要が高まっている一方で、働き手が足りていないのが現状です。
多くの施設が常に人材を求めており、未経験者や介護の資格がない人でも受け入れている企業が増えています。

そのため、これまでフリーターとして働いてきた人でも「人と関わる仕事がしたい」「正社員になって安定した収入を得たい」などの気持ちがあれば、採用される可能性は十分にあります。

介護職は人手不足だからこそ、チャレンジしやすい業界といえるでしょう。

未経験でもできる仕事があるから

介護の仕事には資格が必要な専門業務もありますが、未経験から始められるサポート業務が多くあります。

未経験でもできる主な業務は次のとおりです。

  • 利用者の話し相手
  • 軽度なサポート
  • 食事の準備や後片付け
  • 清掃や洗濯、ベッドメーキング
  • レクリエーション
  • 事務作業

これらは未経験かつ無資格でも始めやすく、実務を通して学べます。
さらに、企業によっては働きながら資格を取れる制度や研修も整っているため、徐々にステップアップするのも可能です。

まずはできることから始められるのが、介護職の大きな魅力です。

職歴や学歴が問われにくい場合が多いから

介護職は人手不足が深刻なこともあり、人物重視で採用される傾向があると言われています。
これまでの職歴や学歴よりも「人と関わるのが好き」「誰かの役に立ちたい」といった思いや、やさしさを持った姿勢が重視されます。

特に利用者との信頼関係が大切な仕事のため、経験よりも人柄やコミュニケーション力が評価されるのです。そのため、職歴や学歴に自信がないフリーターの場合でも、前向きな気持ちがあれば介護職で就職できるチャンスは十分にあります。

介護職になるための就活方法

介護職に就くためには、いくつかの方法があります。

本章では、これから介護職にチャレンジしたいと考えているフリーターに向けて、就活方法を2つ解説します。

  • 介護職専門の転職エージェントを利用する
  • ハローワークで探す

介護職専門の転職エージェントを利用する

介護職専門の転職エージェントを利用する最大のメリットは、未経験者向けの求人が豊富で、自分に合った職場を見つけやすいことです。
また、キャリアアドバイザーが履歴書の書き方や面接対策まで丁寧にサポートしてくれるため、初めての就職活動でも自信を持って臨めるでしょう。

また、施設の雰囲気や人間関係など、求人票だけでは分からないリアルな情報も提供してくれる場合もあるため、ミスマッチを防げるのも魅力です。そのため、効率的に就職先を決めたいフリーターには心強い選択肢といえます。

ハローワークで探す

ハローワークは国が運営する就職支援機関で、介護職の求人も数多く取り扱っています。
地元の施設や中小規模の求人に強く、未経験者を歓迎する案件も豊富です。職員に相談しながら仕事を探せるため「どのような施設が自分に合うか分からない」と不安を感じる人におすすめです。

また、応募書類の添削や面接対策も無料でサポートしてもらえます。さらに、介護職向けの職業訓練を紹介してもらえる場合もあるため、未経験でも採用につながりやすい方法の1つです。

介護職に向いている人の特徴7選

介護職は技術や資格よりも人柄や姿勢が重視される仕事です。

介護職に向いている人の主な特徴を7つ紹介します。

  • 誰かの役に立ちたいと思う人
  • 人と接するのが好きな人
  • 体力がある人
  • 忍耐強く冷静に対応できる人
  • 責任感があり誠実に仕事ができる人
  • 臨機応変に対応できる人
  • チームワークを大切にできる人

誰かの役に立ちたいと思う人

介護職は日々の業務の中で「ありがとう」と感謝される場面が多く、人の役に立ちたいという気持ちが大きなやりがいにつながります。

体力的や精神的に大変だと感じる瞬間もありますが「利用者の笑顔を見ると頑張れる」「誰かの支えになれるのが嬉しい」と思える人にとって、大きなモチベーションになります。

仕事を通じて人との信頼関係が築けたり、自分の存在価値を実感できたりする点も魅力の1つです。
日々の仕事に意味を感じながら取り組みたい人には、介護職はまさにぴったりの職業といえるでしょう。

人と接するのが好きな人

介護の現場では、利用者との会話やふれあいが日常的に行われるため、人と接するのが好きな人にとっては自然体で働ける心地よい環境です。
利用者一人ひとりに寄り添いながら、ちょっとした声かけや笑顔を交わすことで信頼関係が生まれ、それが仕事のやりがいにもつながります。

さらに、スタッフや利用者の家族との接点も多いため、コミュニケーション力は大きな武器になります。誰かと関わることに楽しさや喜びを感じられる人なら、介護職の仕事を前向きに長く続けていけるでしょう。

体力がある人

介護の仕事は利用者の身体を支えたり、移動をサポートしたりと、体力を必要とする場面が多くあります。
立ちっぱなしや中腰での作業も多いため、ある程度の体力がある人なら無理なく働ける環境といえるでしょう。

また、勤務先によっては早朝や夜勤など不規則なシフトもあり、生活リズムの変化に対応できる体力があると、より安定して長く続けられます。
体を動かすことが苦にならない人や、運動が好きな人にとって、介護職は非常に向いている仕事です。

忍耐強く冷静に対応できる人

介護の現場では、利用者の体調や気分によって対応が変わるケースがあり、思いどおりにいかないと感じる場合があります。そのような場面でも感情的にならず、落ち着いて対応できる人は信頼されやすく、職場でも重宝されます。

また、緊急時やトラブルの際も、冷静に状況を判断して行動することが大切です。
平常心を保ちつつ忍耐強く相手と向き合える人は、利用者との信頼関係を築きやすく、安心感を与える存在になれるため、介護職に向いています。

責任感があり誠実に仕事ができる人

介護の仕事は、利用者の生活や命に関わる責任の重い仕事です。そのため、与えられた業務を丁寧にこなし、小さなことにも手を抜かず真摯に向き合う姿勢が求められます。

食事や服薬の介助、体調の確認など、日々の対応一つひとつが利用者の安心や安全に直結します。そのため、責任感を持って行動できる人は周囲から信頼され、現場でも欠かせない存在として活躍できるでしょう。
誠実に仕事と向き合える人は、介護職において高く評価される人材になれます。

臨機応変に対応できる人

介護の仕事では、利用者の様子や状況が日によって異なるケースが多く、決められた対応だけでは乗り切れないことが多くあります。
そのような場面で状況を冷静に見極めながら柔軟に対応できる人は、現場でも重宝されるでしょう。

また、緊急時にも落ち着いて適切に行動できるスキルは、利用者の安心と安全を支えるために欠かせません。
マニュアルに頼るだけでなく、その場の状況に応じて判断し、行動できる「臨機応変さ」を持つ人は、介護職に非常に向いているといえます。

チームワークを大切にできる人

介護の現場では、看護師や他の介護職員、リハビリスタッフなど、多くの人との連携が欠かせません。
情報共有や協力体制が適切にできていると、利用者への対応もスムーズに行えるため、安全性や満足度の向上にもつながります。

周囲とコミュニケーションを取りながら、助け合いや気配りができる人は、チームの中でも信頼されやすく、現場の雰囲気づくりにも貢献できます。
そのため、チームワークを大切にできる人は、介護職で大いに活躍できるタイプです。

介護職の主な業務

介護職の仕事は、利用者の日常生活を安全かつ快適にサポートすることです。

本章では、介護職の主な業務を4つ解説します。

  • 食事・入浴・排泄の介助
  • 利用者の記録や情報共有
  • 利用者の家族対応
  • レクリエーションの企画や実施

食事・入浴・排泄の介助

介護職の基本的な業務の1つが「食事・入浴・排泄の介助」です。
これは、利用者が日常生活を安心して送るために欠かせない仕事です。
食事の介助では食べやすい姿勢を保ちつつ、口への運び方などに配慮しながら食事をサポートします。

入浴の介助では、体調や安全面に注意しながら利用者の体を清潔に保つことが重要です。
排泄の介助では、トイレの誘導やオムツ交換など、プライバシーを大切にしながら丁寧に対応します。
いずれも信頼関係と細やかな気配りが求められる大切な業務です。

利用者の記録や情報共有

利用者の体調や行動、介助の内容などを日々記録し、スタッフ間で共有することが非常に重要です。例えば「食事の量が減った」「最近元気がない」など、小さな変化でも記録すると、早期の対応や医療の連携につながります。

また、日々の記録は他のスタッフや看護師とも共有されるため、チーム全体で利用者を支えるための大切な情報源となります。
正確かつ丁寧に記録や情報共有を行うと、安全な介護サービスの提供につながるでしょう。

利用者の家族対応

介護職の仕事には、利用者への対応だけでなく、その家族との関わりも含まれます。家族は利用者の体調や生活の様子に深く関心を持っているため、日々の様子を丁寧に伝えると、安心感や信頼感を育むきっかけになるでしょう。

また、介護に対する悩みや不安、施設での生活への疑問などを家族から相談されるケースもあります。そのため、思いやりを持って話を聞き、相手に寄り添った分かりやすい説明をすることが求められます。利用者の家族と良好な関係を築くことは、利用者の安心にもつながるため、介護職にとって大切な役割の1つといえるでしょう。

レクリエーションの企画や実施

介護職は日常生活のサポートだけでなく、レクリエーションの企画や実施も行います。レクリエーションには体操やゲーム、手芸、季節のイベントなど、さまざまな種類があり、利用者の気持ちを明るくしたり、体や頭を動かすきっかけになったりします。

レクリエーションを企画・実施する際は、参加者の体調や好みに合わせて内容を工夫し、場を盛り上げる明るさも必要です。利用者の笑顔や会話が増える時間を作るのも、介護職の大切な業務の1つです。

介護職のメリット6選

介護職には多くのメリットがあり、人と関わる仕事がしたい場合や、安定した職に就きたいと考えている人におすすめの職業です。

介護職のメリット6選について、それぞれ解説します。

  • 未経験でも就職しやすい
  • 働き方の選択肢が多い
  • 人の役に立つ仕事でやりがいを感じる
  • 資格を取るとキャリアアップできる
  • 今後ますます需要が増える
  • 社会保険や福利厚生がある

未経験でも就職しやすい

介護業界は深刻な人手不足が続いており、多くの施設が未経験者を積極的に採用しています。
そのため、これまで介護の仕事をしたことがない人でも、やる気や人柄を重視して採用されるケースが多いのが特徴です。

入社後は丁寧な研修が用意されていたり、先輩職員がしっかりフォローしてくれたりする環境が整っている場合も多いため、未経験でも安心して働けます。そのため、介護職は未経験から正社員を目指しやすい職種の1つといえます。

働き方の選択肢が多い

介護職は勤務形態が豊富で、自分のライフスタイルや家庭の事情に合わせて柔軟に働けるのが特徴です。例えば、正社員だけでなくアルバイトや派遣など、多くの雇用形態があります。
また、日勤のみ、夜勤専従、短時間勤務など、働く時間帯も選びやすい環境が整っています。

特別養護老人ホームやデイサービス、訪問介護など、職場の種類も幅広いため、自分に合った働き方を見つけやすいのも魅力です。
プライベートと両立しながら長く働きたい人にとって、介護職は非常に続けやすい仕事といえるでしょう。

人の役に立つ仕事でやりがいを感じる

介護職は利用者の生活を直接支える仕事であり「ありがとう」「助かったよ」の言葉や笑顔を通して、感謝の気持ちを受け取る場面が多くあります。
そのため、人の役に立っている実感を得やすく、大きなやりがいを感じられる仕事です。

また、体調の変化に気づいてすぐに対応できたときや、日々の会話で利用者が心を開いてくれたときなど、小さな変化や成長が自分の喜びにもつながります。

人と深く関わりながら支え合う経験が自分自身のスキルアップにもつながるのが魅力です。

資格を取るとキャリアアップできる

介護職では働きながら資格を取得できる環境が整っており、スキルや知識を段階的に高められます。例えば、介護職員初任者研修からスタートし、実務者研修や国家資格である介護福祉士へと進むと業務の幅が広がり、より専門性の高い仕事にも携われるようになります。
その結果、重要なポジションを任される機会も増えていくでしょう。

また、取得した資格に応じて手当がついたり、昇格や昇給の対象になったりする場合もあるため、キャリアアップや処遇の改善が期待できるのも大きな魅力です。

継続的に学びながら成長できる職場環境が整っているのが、介護職の強みといえます。

今後ますます需要が増える

介護職の需要が今後さらに高まる理由は、高齢化が進んでいるからです。高齢者の増加に伴い、介護を必要とする人が年々増えており、介護サービスの現場では慢性的な人手不足が深刻な課題となっています。

さらに、在宅介護や施設介護など、支援の形も多様化しており、個々のニーズに応じた柔軟な対応が求められる場面が増えています。
このような背景から、介護職は今後も安定して働き続けられる職種として注目されており、将来性と社会的意義の両方を兼ね備えた仕事といえるでしょう。

社会保険や福利厚生がある

介護職は多くの場合、正社員だけでなく一定の条件を満たす契約社員やパート、アルバイトも社会保険に加入できる環境が整っています。
健康保険や厚生年金、雇用保険などに加入すると病気やケガだけでなく、老後の生活も安心です。

さらに、施設によっては資格手当や住宅手当、退職金制度など、福利厚生が充実しているため、安定して長く働きやすいのが魅力です。
生活基盤を整えながら働けることは、介護職を選ぶ大きなメリットの1つです。

介護職のデメリット6つ

介護職はやりがいや将来性のある仕事ですが、デメリットもあります。以下の主なデメリットについてそれぞれ解説します。

  • 重労働が多く体力的にきつい
  • 入浴や排泄の介助がある
  • 精神的にストレスがたまる
  • 給料が低い施設がある
  • 夜勤で生活リズムが崩れる
  • 利用者が亡くなる場合がある

重労働が多く体力的にきつい

介護職は利用者の身体を支えたり、車いすへの移乗を手伝ったりと、体を使う場面が多い仕事です。さらに、入浴介助やベッドメイキング、中腰での作業など、1日を通して体に負担がかかる動きが続きます。

休む間もなく動き続けるケースもあるため、体力に自信がない人にとってはつらいと感じる場合もあるでしょう。

そのため、介護職は「体力勝負の仕事」と言われています。
日々の体調管理はもちろんのこと、腰やひざを守るため、正しい身体の使い方を意識することが大切です。

入浴や排泄の介助がある

介護職では利用者の入浴や排泄の介助が日常業務の一部となっており、人によっては抵抗感のある仕事です。
入浴介助では身体を支えながら洗浄をサポートし、排泄介助ではトイレの付き添いやオムツ交換など、プライベートな部分に深く関わるケアが求められます。

最初は戸惑う場面もありますが、利用者の尊厳を大切にしながら丁寧に対応すると、良好な関係が築けます。
慣れるまでは精神的な負担を感じるケースもあるため、心の準備も大切です。

精神的にストレスがたまる

介護職は人と深く関わる仕事のため、精神的なストレスを感じやすい場面が多くあります。
例えば、利用者の急な体調変化や認知症による対応の難しさ、感情的な言動への対応など、想定外の出来事が日常的に起こります。

また、人間関係や職場の人手不足による業務負担もストレスの要因となるでしょう。

責任感が強い人ほど「もっと良くしたい」という思いから疲弊してしまうこともあります。
感情のコントロールや適度な気分転換が、介護職で長く働くうえでの大切なポイントです。

給料が低い施設がある

介護職は社会的に必要とされる仕事である一方、施設によっては給料が低めに設定されている場合があります。
介護サービスの収入が介護保険制度に基づく公的な報酬でまかなわれており、施設側の利益が限られていることから、賃金に反映しにくい背景があるためです。

また、法人の規模や経営方針によっても待遇に差が出やすく、同じ仕事内容でも給与が異なるケースがあります。そのため、就業前に給与体系や手当の有無を確認することが重要です。

夜勤で生活リズムが崩れる

介護職の場合、夜勤を含むシフト勤務が必要な職場も多くあります。夜勤の場合は夕方から翌朝まで働くため、昼夜が逆転しやすく生活リズムが乱れやすくなります。

日勤と夜勤が交互にある「交代制勤務」の場合は体がうまく適応できず、睡眠不足や慢性的な疲労に悩まされることもあるでしょう。
その結果、体調を崩しやすくなったり、私生活とのバランスを保つのが難しくなったりする場合があります。夜勤のある職場で働く場合は、健康維持に努め、無理をしないことが大切です。

利用者が亡くなる場合がある

介護職では高齢の利用者と日々深く関わるため、看取りの場面に立ち会うこともあります。
長く接してきた利用者が亡くなると精神的な負担は大きく、心にぽっかりと穴があいたような気持ちになるでしょう。
特に、信頼関係を築いてきた相手との別れは、その思いがより強くなります。

このような経験は避けられないものですが、命と真剣に向き合うと、介護職が担う責任の重さや人の最期を支える意義の深さを実感するきっかけにもなります。そのため、誰かの人生に寄り添う仕事ならではの尊さがあるといえるでしょう。

介護職で給与アップを目指す方法

介護職は給料が低いと言われがちですが、努力次第で収入を上げるのも可能です。

本章では、介護職で給与アップを目指す主な方法を3つ紹介します。

  • 資格を取得する
  • 夜勤を増やす
  • 高収入を狙える職場を選ぶ

資格を取得する

介護職で資格を取ると、できる仕事の幅が広がるため、より専門的な業務を任されるようになります。そのため、資格手当がついたり、昇給や昇格のチャンスが増えたりなど、収入アップにつながりやすくなるのがメリットです。

ここでは、介護職の主な資格について解説します。

  • 介護職員初任者研修
  • 介護福祉士実務者研修
  • 介護福祉士(国家資格)
  • ケアマネージャー(介護支援専門員)

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護の基本的な知識と技術を身につけられる入門資格です。
以前の「ホームヘルパー2級」に相当するもので、無資格かつ未経験の人でも受講できます。

研修では身体介護の方法に加えて、利用者とのコミュニケーションの取り方や認知症に関する理解、介護における基本的な心構えなど、現場で実践的に役立つ内容を幅広く学べます。

修了後は訪問介護や施設介護などで、身体介助を含む介護業務に従事できるようになり、働ける職場の選択肢も広がります。そのため、介護職への第一歩として、非常に価値のある資格です。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の次のステップにあたる資格で、より専門的な介護スキルや知識を学ぶための研修です。
修了すると、国家資格である「介護福祉士」の受験資格が得られます。

研修には、たんの吸引や経管栄養など医療的ケアの内容も含まれており、対応できる業務の幅が広がるのが特徴です。
また、働きながらでも受講しやすいカリキュラムが整っているため、スキルアップとキャリアの向上を同時に目指す人におすすめの資格です。

介護福祉士(国家資格)

介護福祉士は介護業界で唯一の国家資格であり、専門的な知識と技術を持つ介護のプロフェッショナルを証明する資格です。
取得すると、より高度な業務に携われるようになり、利用者やその家族からの信頼も得やすくなります。

介護福祉士になるためには、一定の実務経験と実務者研修の修了が必要で、その後の国家試験に合格すると資格を取得できます。
昇給や役職への登用など、キャリアアップにもつながる資格として多くの介護職員が目指しています。

ケアマネージャー(介護支援専門員)

ケアマネージャー(介護支援専門員)は国家資格ではなく、各都道府県が認定する公的資格です。要介護者やその家族の相談に応じ、介護サービスの計画(ケアプラン)を立てる専門職です。介護職員や医療・福祉の関係者と連携しながら、利用者が安心して生活できるよう支援します。

介護福祉士などで一定の実務経験を積んだ後、試験に合格すると資格を取得できます。身体介護よりも相談業務や事務作業が中心のため、現場の経験を活かしてキャリアチェンジしたい人にも人気があります。

夜勤を増やす

介護職で給与アップを目指すためには、夜勤の回数を増やす方法もおすすめです。

多くの施設では夜勤の際に手当が支給されるケースが多いため、日勤よりも収入が高くなるのが特徴です。
月に数回夜勤に入るだけでも手取りが増えるため、短期間で稼ぎたい人に効果的です。

また夜勤のみを専門に担当する「夜勤専従」という働き方もあります。
日勤や早番、遅番などのシフトには入らず、基本的に夜間帯の勤務をメインとする働き方です。

夜勤の場合、生活リズムが崩れやすく体に負担がかかるため、無理のないペースでシフトを調整することが大切です。
働き方と収入のバランスを考えながら夜勤を活用しましょう。

高収入を狙える職場を選ぶ

介護職で収入アップを狙う場合、給与水準が高い施設を優先に検討しましょう。

以下の施設は年収が比較的高めと言われています。
それぞれの特徴を比較して見てみましょう。

施設特徴
特別養護老人ホーム(特養)要介護3以上の高齢者が多いため、介助の負担が大きい公的な施設が多い
老人保健施設(老健)自宅復帰が目的のため、介護の負担はやや少なめ医療スタッフやリハビリのスタッフとの連携が多い
有料老人ホーム(民間施設)運営法人による給与差が大きい家族とも頻繁に接するため、接遇スキルが必要

自身が希望する働き方や施設を選ぶと働きやすくなるでしょう。

まとめ

フリーターから介護職が可能な理由や就活方法、向いている人や主な業務などについて解説しました。

介護職はフリーターからでも正社員を目指しやすい業界です。
未経験でもできる仕事が多く、人柄が重視される傾向があるため、学歴や職歴に自信がない人にも挑戦しやすい環境が整っています。

また、働きながら資格を取得するとキャリアアップや収入アップも可能です。
やりがいや将来性もあるため、安定して長く働ける職種として注目されています。

本記事を参考にして、介護職への第一歩を踏み出してはいかがでしょうか。

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ABOUT US
近藤 浩充常務取締役
株式会社ジェイック 常務取締役 20~30代の既卒/フリーター層の就職支援事業、キャリア教育事業の統括責任者を歴任、マーケティング開発部門の事業部長(現任)として東証上場を果たす。IT×教育×職業紹介などテックを活用し、変化し続ける顧客のニーズを追求している。【著書】社長の右腕 ~中堅企業 現役ナンバー2の告白~