
ニートの就活は①事前準備、②求人選び、③書類作成・書類選考、④面接、⑤内定・入社という流れで行います。ニートの就活にかかる期間はおよそ1ヵ月から3ヶ月程度が一般的です。
この記事では、これから就活を始めたいと考えているニートが知っておくべき基本的な流れや、就活を始める前の準備について詳しく解説します。
他にも、ニートが就活を進める際の履歴書作成や面接対策のコツについても詳しく解説しますので、どうすれば正社員になれるのか理解を深めたいニートは、記事の内容を参考にしてみてください。
- ニートの就活の流れは①事前準備、②求人選び、③書類作成・書類選考、④面接、⑤内定・入社
- 就活にかかる期間は1~3ヶ月
- 就活を始めるならスーツや証明写真などを用意しよう




この記事の目次
ニートの就活のやり方の流れ
ニートの就活の流れを大きく分解すると、①事前準備、②求人選び、③書類作成・書類選考、④面接、⑤内定・入社といった流れで進めることになります。
ニートの就活にはおよそ1ヵ月から3ヶ月程度かかることになるため、具体的に正社員になりたいと考えている時期が決まっている場合は、余裕を持って入社希望時期の3ヶ月前から準備を始めると良いでしょう。
ニートの就活の流れを細かく分解すると以下の通りです。
- 流れ1:就職サービスに登録
- 流れ2:自己分析
- 流れ3:業界研究
- 流れ4:企業研究
- 流れ5:応募する求人を決める
- 流れ6:履歴書を作成する
- 流れ7:職務経歴書の作成(職歴がある場合)
- 流れ8:求人に応募する
- 流れ9:面接対策
- 流れ10:面接
- 流れ11:内定〜入社
それぞれどういったことに取り組むのか、詳しく解説していきます。
流れ1:就職サービスに登録
ニートの方は、まずは就職サービスに登録しましょう。
はじめての就活を手厚くサポートしてくれたり、求人に効率よく出会えたりと、利用するメリットが大きいからです。
具体的には、次の3つのサービスの利用がおすすめです。
| 就職サービス | 主な特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| ハローワーク | ・全国の求人を豊富に扱っている ・職業相談や就活セミナーを無料で受けられる | 安心して利用できる公的サービスを使いたい人 |
| 求人サイト | ・時間や場所に縛られず、自分のペースで求人を検索できる ・企業からスカウトを受け取れる場合もある | 自宅で気軽に求人を探したい人 |
| 就職エージェント | ・専任のキャリアアドバイザーが付く ・企業との調整作業を代行してくれる | 一人で進める就活に不安がある人 |
イメージがついていないようなニートにおすすめできる方法と言えるでしょう。
ハローワーク
ハローワークとは、厚生労働省が運営する就職支援機関(施設)です。
求人検索や就職相談、就職セミナーなど、幅広いサービスを無料で受けられます。
- 自宅近くのハローワークを検索し、開館時間に足を運ぶ
- 専用の登録端末で求職情報を入力する(または「求職申込書」に手書きで記入する)
- 相談窓口に行き、求職申込み手続きと職業相談を行う
参考:ハローワークインターネットサービス「求職申込み手続きのご案内」
ハローワークの職員(相談員)は、ニート状態にある人の就活を数多く支援しています。
「だらだら過ごしてきたことを怒られるかな…」といった不安を感じる必要はないので、まずは不安な気持ちなどを正直に伝え、これからの進め方を一緒に考えてもらいましょう。
求人サイト
求人サイトとは、企業が公開している求人情報を自由に検索し、サイト上で応募できるWebサービスです。
- 利用したい求人サイトにアクセスし、会員登録を行う(氏名、メールアドレス、現在の就業状況などを入力)
- 「Web履歴書」を作成する(経歴、自己PR、資格・免許などを入力)
- 求人を検索する
- サイト内の専用フォームを通じて企業に応募する
- 複数回の面接を行う
ニートの方が求人サイトを利用する際は、「未経験歓迎」「ブランクOK」といった検索条件にチェックを入れておきましょう。
こうした条件で絞り込むことで、社会人経験が少ない人や、無職期間が長い人でも採用されやすい求人を効率的に見つけられます。
就職エージェント
就職エージェントとは、専任の担当者が就活をサポートしてくれるサービスです。
- 利用したい就職エージェントの公式サイトにアクセスし、会員登録を行う(氏名、メールアドレス、現在の就業状況などを入力)
- 担当者との個別面談を受ける
- 求人の紹介を受ける
- 応募書類を作成する
- 応募したい企業を担当者に伝える
- 複数回の面接を行う
ニートの方が就職エージェントを利用する際は、担当者に「選考対策」をお願いしてみましょう。
就職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の添削、応募企業を想定した模擬面接などを無料で受けられます。内定率が高まるコツを教えてくれるので、ぜひ積極的にアドバイスを求めてみてください。
ニートの就職に強いサービスがおすすめ!
ニートが就活を始めるなら、ニートの就職支援に強いサービスを利用するのがおすすめです。
弊社ジェイックの就職支援サービスは、ニートの就職支援歴が豊富にあり、ブランクあり・未経験でも応募可能な企業とのマッチングや選考対策に強みを持っています。
就職に対する不安の相談や就活の進め方についてアドバイスを行っているので、ぜひ相談してみてください。

流れ2:自己分析
就職サービスに登録した後は、いきなり求人に応募するのではなく、まず自己分析に取り組みましょう。
自己分析とは、今までの経験を棚卸しし、強みと弱みを言語化することで、自分に向いてる職場や仕事の特徴を把握するために行う分析を言います。
自己分析ができていると、就活をスピーディーに進められるだけでなく、就職後にストレスを感じることなく長く働けるようになります。
自己分析の基本的なやり方は以下のように進めていきます。
- 自己分析のテーマを選ぶ(例:小さい頃に夢中になったこと)
- テーマに対して「なぜそれを感じたのか」を繰り返して掘り下げていく
- 別のテーマで同じことを繰り返す
- 掘り下げて内容から、自分に共通する価値観や強み・弱みを見つける
自問自答するように自分の考えを深掘りしていくのが自己分析です。
1人で自己分析を進める自信がない人は、就職エージェントのアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。
[ケース]27歳/ニート歴2年
▼想定ケース
| 年齢・経歴 | 27歳/大学院で就職活動に失敗し、その後2年間ニート期間を過ごす |
| 熱中したこと | ニート期間中のオンラインゲーム(戦略ゲーム) |
| 褒められた経験 | 大学院時代のアルバイト(カフェ) |
まずは、特に熱中した経験として「オンラインゲーム」を取り上げ、なぜ熱中したのかを掘り下げていきます。
- 複雑なルールを調べ、独自の攻略フローを考えることに熱中した
- なぜ情報収集や攻略フローを作るのが楽しかったのか?(1回目)
- 複雑な情報が整理され、勝率アップという成果につながったことが嬉かった
- なぜ成果につながることが嬉しいのか?(2回目)
- 自分で考えた仕組みや計画が、実際のゲーム内で役立つことに達成感を覚えるから
◎ 発見した自分の特徴: 論理的に考える力がある、仕組みづくりが好き
次に、過去に褒められた経験として「アルバイト」をテーマに、同じように掘り下げていきます。
- カフェで清掃チェックリストを作成・導入したところ、業務の抜け漏れが減り、店長に褒められた
- なぜ清掃チェックリストを作ろうと思ったのか?(1回目)
- スタッフごとの清掃レベルに差があり、非効率な状態を改善したいと思ったから
- なぜ改善したいと思ったのか?(2回目)
- 曖昧な状態が嫌いで、ルールを決めることで、誰でも同じ作業ができる状態にすることに安心感とやりがいも感じるから
◎ 発見した自分の特徴: 改善意識が高い、仕組みづくりが好き
最後に2つの経験を比べ、共通する特性を整理します。
今回の例では、どちらの経験からも「仕組みを考えて整えることにやりがいを感じる」という共通点が見えてきます。そのため、これが自分の価値観と考えても良いでしょう。
流れ3:業界研究
自分のことを自己分析で理解できたら、これから応募する求人のジャンルを絞っていくために業界研究を進めていきます。
自己分析をして見えてきた自分の強みが活かせそうな業界をいくつか絞った上で、それぞれの業界がどういったビジネスをしているのかであったり、働く上で求められる素質を調べていきます。
例えば、自己分析をして「人と話すことが好き」といった場合であれば、サービス業の適性があると考えられるため、サービス業界のリサーチを進めると良いでしょう。
この時、研究する業界についてはイメージだけで選ばないようにすることがポイントです。「この業界は知っているから」という理由だけで初めから業界を絞ってしまうと、就職後に後悔する可能性が高まってしまうので注意してください。
[ケース1]世の中にどんな業界があるか分からない場合
そもそもどんな業界があるんだろう?と疑問に感じているニートの方は、「job tag(ジョブタグ)」の利用と「合同説明会」への参加がおすすめです。
job tagは厚生労働省が提供する職業情報提供サイトで、世の中にどんな仕事があるかを知る手段として役立ちます。
▼job tagの具体的な使い方
| おすすめの機能 | 特徴 |
|---|---|
| 「業種・職種を知る」 | 金融、医療・看護、土木・建築、BtoB(企業間取引)など、業界ごとの特徴や仕事内容が分かりやすくまとめられている |
| 自己診断ツール 「職業興味検査」 | 質問に答えると、自分の興味領域に合った職業を示してくれる |
合同説明会とは、多くの企業が一つの会場に集まり、企業ごとにブースを設けて会社説明を行う就職イベントです。
就活を始めたばかりのニートの方は、まずは複数の業界の企業がブースを出展している合同説明会に参加してみましょう。
[ケース2]ニートからの就職におすすめの業界を知りたい場合
内定を取りやすい業界を知りたいニートの方は、入社時点で専門知識やスキルがそこまで求められない業界や、人手不足が深刻な業界を調べてみましょう。
具体的には、job tagの「未経験でも比較的入りやすい職業」のページを確認する、または帝国データバンクの最新調査を見て「人手不足の業界を把握する」ことがおすすめです。
▼未経験でも比較的内定をもらいやすい業界の調べ方
| job tag「未経験でも比較的入りやすい職業」 | 未経験でも始めやすい業種・職業一覧が分かる |
| 帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2025年10月)」 | 業界別の「人手不足割合」が分かる <例> 2025年10月時点建設業、情報サービス業で正社員の人手不足感が特に強い |
[ケース3]業界ごとの特徴や将来性を詳しく知りたい場合
業界ごとの特徴や将来性を詳しく知りたいニートの方は、『会社四季報 業界地図』や『日経 業界地図』といった専門書籍の活用がおすすめです。
いわゆる「業界地図」と呼ばれる書籍には、業界ごとの特徴や、この先の成長性などが分かりやすくまとめられています。
▼おすすめの書籍
| 会社四季報 業界地図 | 194の業界情報を掲載。 主要企業の業績や、企業同士の関係性、業界の最新動向などが分かる(2026年版) |
| 日経 業界地図 | 201の業界情報を掲載。 業界ごとの基礎知識や、「業界別・年収伸び率ランキング」などが分かる(2026年版) |
流れ4:企業研究
同じ業界であったとしても、勤める企業によって働き方は大きく変わります。自分らしく腰を据えて長く働ける会社に就職するためには企業研究が重要になります。
企業研究をする上では、求人票や企業ホームページだけでなく、就職口コミサイトを確認することが重要です。また、働き方だけでなく、ビジネスモデルがどうなっているのかまで調査できると、本当の意味で自分の強みが活かせる会社かどうかを特定することが可能です。
また、企業研究をする上では、ネットの情報だけでなく、生の情報を収集することも大切です。就職エージェントのアドバイザーであれば、基本的に企業の採用担当者と直接やりとりをしているため、働き方や企業の文化まで教えてもらえます。
[ケース1]資材メーカーA社について調べる場合
企業研究のポイントは、「何を/誰に/どうやって」という3つの視点で整理することです。この3つを押さえることで、その会社の特徴を大まかに掴めます。
▼企業研究の進め方(資材メーカーA社)
| ポイント | A社の場合 | 調べ方 |
|---|---|---|
| 「何を」 | 高強度・軽量化を実現した特殊ボルト | ・公式サイトの「製品紹介」のページを見る ・公式サイトの「IR情報(投資家情報)」を見て、売上高の高い製品と技術的な特徴を確認する |
| 「誰に」 | 大手ゼネコンや、耐震補強工事が専門の工事業者 | 公式サイトの「取引先情報」「導入事例」を確認する |
| 「どうやって」 | 技術営業が顧客に直接提案し、商社を通して全国の建設現場へと流通させている | ・採用ページの「社員インタビュー」を読む(特に営業職・製造職の社員) ・求人票の「仕事内容欄」を確認し、営業スタイルが「直販(メーカー営業)」か「代理店営業」かを確認する |
[ケース2]スーパーマーケットB社について調べる場合
スーパーマーケットのように、生活に身近な企業を志望する場合は、実際に店舗に足を運び、消費者(利用客)の目線で観察してみましょう。
そのうえで、近隣の競合他社の店舗にも足を運び、接客の様子や品揃え、価格帯、来店している客層などを比べてみてください。
▼企業研究の進め方(スーパーマーケットB社)
| ポイント | B社の場合 | 調べ方 |
|---|---|---|
| 「何を」 | 惣菜、生鮮食品、PB(プライベートブランド)商品など | 競合店を含め、実際に店舗へ足を運ぶ(商品の種類、価格帯、陳列方法などを確認する) |
| 「誰に」 | 子育て世代が多い住宅街に出店している | ・出店場所から、B社がどの層のニーズを重視しているか考える ・インターネットで「B社 出店戦略」と検索する |
| 「どうやって」 | 実店舗だけでなく、ネット販売も行っている | 公式サイトで、ネットスーパーや配送サービスなどの取り組みがあるか確認する |
流れ5:応募する求人を決める
業界研究や企業研究を行って自分が応募しようとしている業界や職種が絞り込めてきたら、具体的に応募する求人を決めていきます。
特にどの求人に応募するかの判断については、以下の条件に注目すると良いでしょう。
- 仕事内容
- 雇用形態
- 勤務地
- 勤務時間
- 給料
- 福利厚生
求人は数十万件以上存在していますので、ある程度希望条件を絞った上で検索していくことがおすすめです。
しかし、希望条件を絞りすぎてしまうと、応募できる求人が減ってしまうので注意が必要です。意識しておきたいのが、どうしてもゆずれない条件を3つ以内に絞り、それ以外は希望条件の優先順位をつけることです。
すべての条件に当てはまる求人は見つからないという前提で応募する求人を決めた方が、結果的に正社員になれるスピードを早めることに繋がります。
なお、自分で求人を探す自信がない人は、就職エージェントに相談して求人を紹介してもらうというのも1つの手です。
[ケース1]はじめての仕事で不安な場合
はじめての仕事でうまくやれるかな…と心配なニートの方は、求人サイトで「未経験歓迎」と記載のある求人を中心に探したり、「トライアル雇用求人」への応募を検討したりするのがおすすめです。
「未経験歓迎」として人材を募集している企業は、現時点でのスキルや経験よりも、働く意欲や、これからの成長を重視して採用する傾向があります。
「トライアル雇用」とは、就業経験が少ないことで就職が難しい方を対象に、原則3ヶ月のあいだ“試しに働ける制度”です。期間終了後、労働者と企業の双方が合意すれば無期雇用(正社員)として働き続けることができます。
参考:厚生労働省「トライアル雇用」
[ケース2]お金を稼ぎたい場合
「少しでも多くの収入を手にしたい」「生活に余裕を持ちたい」と考えているニートの方は、成果主義を採用している企業に応募するのも一つの手です。
特に、人材業界やハウスメーカーの営業職では「インセンティブあり」「歩合制」といった条件の求人が多く見られます。個人の成果や売上が給与に直接反映されるため、結果を出せば大幅な収入アップを目指せます。
また、「資格手当」が支給される企業への応募も検討してみましょう。たとえば不動産業を営む会社の中には、「宅地建物取引士(宅建)」を取得した社員に対し、月額1〜2万円を追加で支給する会社も珍しくありません。
流れ6:履歴書を作成する
応募する求人が決まったら履歴書を作ります。
最近ではWeb上の履歴書提出が求められることも多いため、各就職サービスで提供される専用のフォーマットに従って履歴書を作成していきましょう。
履歴書に記載する内容としては以下が挙げられます。
- 応募者の基本情報(氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス)
- 証明写真
- 学歴
- 職歴
- 資格
- 志望動機
- 自己PR
履歴書を作る上では証明写真の添付が必要になるため、ニートが就活を始める際は証明写真を用意しておくことも大切です。
流れ7:職務経歴書の作成(職歴がある場合)
これまでに職歴がある場合は、職務経歴書の作成を行います。
ここで言う職歴とは基本的には正社員のものになりますが、正社員として働いたことがない人であれば、アルバイト経験を記載しましょう。
職務経歴書を作る上では、どういった仕事に取り組んできたのかに加えて、仕事の成果によってどういった結果を会社にもたらしたのかということを明記するのが大切です。
職務経歴書の作り方については、就職エージェントのアドバイザーに相談してみることをおすすめします。
流れ8:求人に応募する
ここまで準備ができたら、いよいよ求人に応募します。
求人への応募は就職サービスを使えばワンクリックで行いますので、それほど難しいものではありません。
しかし、ニートの就活の第一関門となってくるのが応募の書類選考です。求人に応募した後は、登録している履歴書の情報が応募企業に送信されます。
応募企業がその情報をもとに書類選考を行うことになるため、応募後に書類選考で見送りになることも少なくありません。
書類選考で通過するためには、志望動機や自己PRをしっかりと作り込んでおくことが重要です。だからこそ、求人に応募する前に自己分析や企業研究、応募書類の作成が重要になってくると言えます。
流れ9:面接対策
求人に応募した後、無事に書類選考に通過すると面接に進みます。面接の基本的な流れとしては以下の通りです。
- 面接会場で受付をする(オンライン面接の場合は送られてきたURLから入室する)
- 挨拶・自己紹介
- これまでの経歴
- 志望動機
- 自己PR
- 企業からの質問への回答
- 企業への逆質問
職歴のないニートであっても、面接対策をしっかりこなせば面接に通過する事は可能です。
後ほど解説する面接対策のコツを意識しつつ、就職エージェントなどの模擬面接に取り組んでおくこともおすすめです。
また、面接回数については企業によって様々です。
面接が1回しかない企業もありますので、すぐにでも正社員になりたいと考えているニートは、面接回数の少ない企業に応募するのも良いでしょう。
流れ10:面接
面接当日になったら、時間に遅れないよう面接会場に到着します。目安として、面接の時間の10分前には会場に着いておくと良いでしょう。
なお、面接の時間に1分でも遅刻してしまうと、企業からの心象が悪くなってしまうだけでなく、それだけで面接に落ちてしまうことも考えられます。
就活を進めていく場合は、企業ごとにいつ面接が設定されているかをスケジュール管理しておくことが大切になってきます。
流れ11:内定〜入社
面接を終えると、およそ1週間程度で結果が送られます。無事に内定を獲得できた場合は、内定通知書や労働条件通知書が提示されますので、内定を承諾するかを企業に回答します。
内定を承諾した後の流れは、基本的に企業が案内をしてくれますので、それに従って入社手続きを進めていきます。
入社時期については求人や企業によって異なりますので、内定承諾のタイミングで企業の人事に確認しておいてください。

※4. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
ニートでも就職はできますか?
“ニート状態”にあった人のうち、1年以内に18%が正社員として働いているというデータ(※)もあるため、現時点で無職であっても就職は可能です。同データでは、約4割が社会復帰を果たしていることも分かっています。
一方で、年齢が上がるにつれて、正社員として就職できる割合は下がっていく点には注意が必要です。特に20代後半から30代前半にかけては、男女ともに正社員就職率が10ポイント前後低下しています。
30代でも就職はできますが、少しでも有利に正社員就職を進めたい場合は20代の早いうちから就活を始めましょう。
※出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③-平成29年版「就業構造基本調査」より-|図表3-18 1年前「無業・非家事非通学・無配偶で卒業者」(非求職無業+求職者)であった者の現状」p.105
1年以内に約4割がニートから社会復帰を果たしている
労働政策研究・研修機構の調査によると、15〜34歳でいわゆる“ニート状態”(※)にあった人のうち、1年以内に18%の人が正社員として働いています。
また、パートやアルバイト、派遣社員などを含めると、約4割(39.4%)が何かしらの仕事に就いています。
このように多くの人が社会復帰を果たしているため、たとえニートであっても就職することは可能といえるでしょう。
▼1年前に“ニート状態”だった人の1年後の状況
| 就業状況 | 15~34歳(男女) |
|---|---|
| 正社員 | 18.0% |
| パート・アルバイト | 10.5% |
| 派遣 | 3.4% |
| 契約・嘱託・その他雇用 | 5.2% |
| 役員・自営業主・自営手伝い | 1.4% |
| 家事等が主で有業 | 0.9% |
| (計) | 39.4% |
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③-平成29年版「就業構造基本調査」より-|図表3-18 1年前「無業・非家事非通学・無配偶で卒業者」(非求職無業+求職者)であった者の現状」p.105
※ニート状態:1年前に無業で家事も通学もしておらず、1年後の現在において卒業者で配偶者がいない者(求職活動をしていた者も含まれる)
30歳を過ぎると正社員就職率が大きく下がる
先ほど「ニートであっても就職することは可能」とお伝えしましたが、年代によって正社員として就職できる割合に差がある点には注意が必要です。
具体的には、20代後半から30代前半にかけて正社員就職率が大きく下がります。男性は22.0%から12.5%へ、女性は18.3%から10.7%へと、10ポイント近く落ちてしまうのです。
これは企業が若者の成長性や柔軟性に期待し、ニートを含めた20代を積極的に採用している一方、30代を過ぎると未経験者の採用に慎重になる企業が増えることが理由と考えられます。
年齢が上がるほど正社員就職は難しくなるため、もしあなたが20代であれば、できるだけ早く就職に向けて動き出すことをおすすめします。
▼1年前に“ニート状態”だった人の1年後の正社員就業率
| 正社員 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 25~29歳 | 22.0% | 18.3% |
| 30~34歳 | 12.5% | 10.7% |
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③-平成29年版「就業構造基本調査」より-|図表3-18 1年前「無業・非家事非通学・無配偶で卒業者」(非求職無業+求職者)であった者の現状」p.105
ニートが就活をする際の準備
ニートからの就活で特に大切なのが、生活習慣を整えることです。面接は日中に行われるため、その時間帯にしっかり頭が働くよう、まずは規則正しい生活リズムを取り戻しましょう。
就活をずるずると後回しにしないためにも、「ゴール(就職日)」を先に決め、そこから逆算して就活スケジュールを立てておくこともおすすめです。
就活は意外とお金がかかるため、スーツ代や靴代、交通費などを準備しておき、持っていないものがあれば購入しておきましょう。履歴書に貼る証明写真も用意しておくと、応募のタイミングで慌てずに済み、スムーズに就活を進められます。
1. 規則正しい生活に慣れる
ニートが就活を進める際は、まず何よりも規則正しい生活になれることがポイントです。
就活を進めていくと面接をすることになりますが、面接の時間は基本的に企業が日中営業をしている時間内で設定されます。昼夜逆転したまま面接に臨んでしまうと、頭がうまく働かずに適切な答えが返せない可能性があります。
まずは就活をする前段階の準備として、規則正しい生活に慣れておくことで、結果的に面接の受け答えの品質を高めたり、就職後に規則正しく働く準備に繋がります。
朝早く起きて夜は夜更かしをしないといった基本的な生活リズムを習得できるよう、今日から取り組むようにしてみてください。
2. 就活のスケジュールを決める
ニートが就活をダラダラと始めてしまうと、いつまでも正社員になることができずに就活の期間だけが長引いてしまうリスクが考えられます。
メリハリをつけて就活に臨み、確実に内定獲得を目指していくためには、就活のスケジュールを決めることが重要です。
特に正社員として就職するゴールの日付を決めることで、逆算して何から手をつけていけばいいかとスケジュールが組めるようになります。
そのため、希望入社時期を明確に定めた後に就活に取り組むことを意識してみてください。
3. 就活にかかるお金を準備
就活を進めていくには様々なお金がかかります。
例えば面接会場まで行く往復の交通費や、スーツを始め身だしなみにかけるお金など、収入のないニートからすると大きな出費となります。
したがって、就活にかかるお金を何らかの方法で準備しておくことが重要です。
ちなみに、就活にかかるお金の概算としては以下の通りです。
- スーツ:20,000円前後
- 靴:10,000円前後
- カバン:5,000円〜10,000円
- ネクタイ:3,000円前後
およそ30,000円から40,000円程度かかる計算になります。
また、地方から都心で就職を考えている場合は、新幹線代などの交通費がかさんでくることを合わせて認識しておいてください。
4. スーツやバッグを買う
先ほど触れた通り、就活を進める上では基本的にどの会社においてもスーツで面接を受けることになります。
ニートが就活をする場合、通常新卒で使用されるリクルートスーツだと学生感が出てしまうため、ビジネススーツを新調しましょう。
また、スーツだけでなく一緒に着用することになるネクタイや革靴も用意します。
スーツショップに行って就活をしたいということを伝えれば、必要なものをある程度見繕ってもらえます。
また、面接がオンラインであってもスーツを着る必要があります。内定後の勤務においても就活で購入したスーツを使うことができますので、どのような面接スタイルであったとしても、前もってスーツを準備しておくことが重要と言えます。
5. 証明写真を撮影する
履歴書を提出する上では、証明写真の提出も必須になります。ニートから正社員を目指す場合は、証明写真はスーツを着用して清潔感のある身だしなみで撮影する必要があります。
履歴書における写真は、書類選考における印象を大きく左右します。
したがって、清潔感のあるスーツの着こなしや髪型のセット、女性であればナチュラルな化粧をしているかなどをしっかりとチェックした上で証明写真の撮影を行います。
なお、証明写真の撮影ではスマホアプリを使うこともできますが、社会人として最低限のマナーがある印象を与えるためには、証明写真機やスタジオでの撮影がおすすめです。
ニートの就活における履歴書作成のコツ
就活の“第一関門”とも呼べる書類選考を通過するには、「空白期間(ニート期間)に何もしていなかった」という印象を企業側に与えないことが大切です。たとえば就職に向けて勉強していた場合は、自己PR欄にその内容を記載するのもおすすめです。
自己PR欄には、応募職種に合わせた経験を書くことも意識しましょう。営業職を志望する場合は「目標を達成した経験」を盛り込むなど、職種との関連性を意識して記載することがポイントです。
嘘の経歴を書くと大きなトラブルにつながる恐れがあるため、働いていない期間があったことは隠さず、正直に記載しましょう。
1. 空白期間の書き方のコツ
履歴書の職歴欄については基本的に正社員として働いた事実を書いていきますが、ニートの場合は空白期間が存在していることもあるでしょう。
空白期間をそのまま空白で提出してしまうと、企業からの印象が悪くなってしまいますので、以下のコツを意識することが重要です。
- 空白期間に習得した資格を職歴に記載する
- アルバイトをしたことがある場合は職歴として記載する
- 自己PR欄で空白期間に勉強したことをアピールする
職歴欄に書くことがどうしても見つからない場合は、代わりに志望動機や自己PRを手厚く書くことを意識してみてください。
最終的にニートが正社員になるためには熱意をアピールする必要がありますので、企業ごとに履歴書を準備するつもりで作成していきましょう。
記載例:職歴欄(アルバイトをしたことがある場合)
アルバイトをしたことがある場合は、その経験を職歴欄に記載しても構いません。
具体的には、「勤務開始年月(退職年月)」「勤務先の正式名称」「アルバイト」という表記と共に、「主な役割」を簡潔に記載します。
▼職歴欄の記載例(アルバイト経験がある場合)
| 年 | 月 | 職歴 |
| 2023 | 5 | 株式会社◯◯ 入社(アルバイト) |
| ▲▲レストラン(大阪駅前店)にてキッチンスタッフとして従事 | ||
| 2024 | 4 | 株式会社◯◯ 退職(一身上の都合により) |
| 2024 | 10 | ◯◯株式会社 入社(アルバイト) |
| ▲▲遊園地にて、チケット窓口での接客、後輩指導を担当 | ||
| 現在に至る | ||
| 以上 |
アルバイト経験がない場合は、以下のように記載しましょう。
▼職歴欄の記載例(アルバイト経験がない場合)
| 年 | 月 | 職歴 |
| なし | ||
| 以上 |
2. 応募する職種に合わせた経験を記載する
企業からの評価を高められるため、履歴書の自己PRを書くときは「応募職種に必要な強みが自分にあること」を意識して記載しましょう。
たとえば営業の仕事には、目標達成力や調整力が必要です。このとき「文化祭でポスターのデザインを担当した」という経験を書くよりも、「売上目標達成のために行動した」「メンバーをまとめた」といった経験のほうが営業としての適性をアピールできます。
ITエンジニアであれば課題解決力が評価されるため、「トラブルの原因を特定し、改善策を実行した」といったエピソードがマッチするでしょう。
「この仕事に必要な強みを持っている」と企業から判断されると、たとえ未経験であっても採用される可能性があります。そのためニートから正社員就職を目指す場合は、応募する職種に必要な強みと結びつくエピソードを優先して記載しましょう。
記載例:自己PR
強みは「目標達成力」です。
大学の軽音楽サークルではイベント担当を務めていました。文化祭で行うライブは、チケットの売上枚数が毎年目標の8割に届かず、悔しい表情を浮かべる先輩の姿を見てきため、私は「今年こそ必ず完売させる」と覚悟を決めました。
そのためには「従来のやり方を変えなければ目標達成は難しい」と考え、SNSでの告知に頼り切りだった現状を変えることを決意します。
まずは販売戦略を見直し、SNSだけでなく、交流のあった他大学の軽音楽サークルに協力を依頼したり、大学近くの商店街に足を運んでポスターの掲示をお願いしたりと、宣伝範囲を広げました。
また、20名のサークルメンバーそれぞれに具体的な販売目標を設定し、週次で進捗を共有。売上が伸び悩むメンバーには個別に声をかけ、販促方法の提案やフォローを行いました。
その結果、目標としていた200枚のチケットが完売し、サークル史上最高益を上げることができました。
貴社に入社後も、与えられた目標に対して「どうすれば達成できるか」を徹底的に考え、結果を出す営業として売上に貢献していきます。
3. 嘘の経歴は書かない
ニートであることを隠そうとして、嘘の経歴を書く事はNGです。
仮に嘘が見破られずに入社できたとしても、入社後の手続きで社会保険の加入実績の経緯などから嘘がばれることが考えられます。嘘がばれた場合は懲戒解雇になるだけでなく、損害賠償を請求される可能性もありますので注意が必要です。
ニートが就活を進める際は、空白期間があることを明らかにした上で面接に臨む意識を持ちましょう。

※4. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
ニートの就活における面接対策のコツ
ニートの方が面接を受けるときは、ハキハキと明るく話す、空白期間(ニート期間)はポジティブに伝える、今後の意欲をアピールする、という3つのポイントを意識することが大切です。
どのような会社でもコミュニケーション力は重視されるので、まずは小さな声でぼそぼそと話さず、ハキハキと元気に話すことを心がけましょう。
「空白期間の過ごし方」を質問されたときは、「将来を見つめ直す期間にあてていた」など、前向きな表現に言い換えることがポイントです。
「すぐに辞めてしまうのでは」と不安を抱く企業も多いため、入社後のキャリアプランもしっかりと考えておきましょう。
1. ハキハキと明るく話す
どんな職種に応募する場合であっても、面接においてはハキハキと明るく話すことを心がけてください。
どんな会社のどんな職種であっても、コミュニケーション能力の有無が重視されます。
ハキハキと明るく話すだけでもコミュニケーション能力のアピールに繋がりますので、相手の目を見てまっすぐに話すトレーニングを行っておきましょう。
2. 空白期間は嘘をつかずポジティブに伝える
ニートが面接をすると、高い確率で空白期間に関する質問がなされます。
その際、空白期間について嘘をつかないようにするだけでなく、空白期間そのものをポジティブに伝えることを意識してみてください。
例えば、ニートとして空白機関で何もしていない場合「何もしていなかった」とだけ伝えるのではなく、「次の職場を見つけるために情報収集をしつつ、自分の将来を見つめ直す期間としていた」などと伝えるだけでも、空白期間をポジティブに見せることができます。
3. 今後の意欲をアピール
企業が人材を採用する際は、出来る限り長く働いてくれそうな人かどうかを見極めています。そのため、今まで働いていなかったニートに対しては「採用した後すぐにやめてしまうのではないか」などと思われてしまいがちです。
そういったネガティブな印象を払拭するためにも、就職後に長く働いていく意欲があることをアピールしましょう。特に就職後のキャリアプランを具体的に伝えることができると、長く働く意欲があるアピールに繋がりますので意識してみてください。
ニートの就活には就職エージェントがおすすめ
就職活動の進め方が分かるだけでなく、内定獲得まで心強いサポートも受けられるので、就活に不安を感じているニートの方は「就職エージェント」を利用しましょう。
就職エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが就職活動を支援してくれるサービスです。
自己分析や企業研究のやり方を教えてくれたり、スキルや社会人経験がなくても挑戦できる正社員求人を紹介してくれたりと、内定獲得に向けたサポートを全て無料で受けられます。
キャリアアドバイザーが面接官役となって模擬面接も行ってくれるので、面接に苦手意識を持っているニートの方もぜひ活用してみましょう。
1. 自己分析や企業研究のやり方が分かる
就職エージェントに登録することで、自己分析や企業研究などニートが就活準備を進める上で重要になるアクションのやり方をレクチャーしてもらえるようになります。
就活にかかる時間を短縮できるだけでなく、就職後に自分らしく働ける可能性が高まりますので、今まで正社員として働いたことがないニートこそ就職エージェントを活用するメリットがあると言えます。
2. 自分に向いてる仕事を紹介してくれる
就職エージェントでは、キャリア面談を行った後に、希望条件や自身の強みにマッチする求人を紹介してくれるようになります。数多くの求人の中から応募先を比較検討する手間が省けるため、就活に慣れていないニートでも迷わず応募先を判断できるでしょう。
また、就職エージェントの場合は、ネットでは閲覧できない非公開求人も紹介してくれます。数多くの求人の中から応募先を見つけたいと考えているニートにとっては大きなメリットと言えます。
3. 面接対策でニートから正社員を目指せる
就職エージェントは、求人の紹介だけでなく、面接対策として模擬面接も実施してくれます。
今まで面接を経験したことがないニートであっても、一つ一つ重要なポイントをレクチャーしてもらえますので、正社員を目指す近道とも言えます。
このように、就活が初めてで何をどのように進めていけば分からないというニートこそ、就職エージェントを使うことで理想の正社員就職を実現できると考えられます。
登録から利用まで全て無料なため、気になる就職エージェントを見つけたらまずは登録をしてみてください。
まとめ
ニートが就活をする上で知っておきたい知識や流れを網羅的に解説しました。
正社員を目指すと聞くと難易度の高いことだと感じてしまうかもしれませんが、基本的な流れに沿って1つずつ取り組むことで、理想の就職を実現する事は可能です。
1人で就活を進めきる自信がない場合は、就職エージェントのアドバイザーへの相談も検討してみてください。






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