
既卒で職歴なしの就職に悩んでいませんか?この記事では、既卒の職歴なしでも就職できる、既卒の就職経験談、おすすめの職種、就活のコツや注意点などを解説しています。記事を参考に準備を始めてみてください。
職歴のない既卒は就職できない?

結論、職歴なしの既卒の人でも就職はできます。ただし、新卒の就職率よりは劣ります。
2019年にマイナビが発表した、新卒の既卒の就職率は下記のとおり。
- 新卒の就職率:82.6%
- マイナビの発表した既卒の就職率43.3%
既卒の就職率は、新卒の就職率の半分程度しかありません。
既卒は就職率が高くないので対策・準備が必要
既卒の就職率は決して高くないので、就活するときは対策・準備が必要です。
事実、既卒でも就職できている人はいるわけなので、コツをおさえておきましょう。
対策・準備なしで就活すると、不採用になる確率が上がります。
職歴のない既卒の就職経験談を紹介!
職歴なしの既卒の人の、就職経験談をご紹介します。
Aさんの体験談(成功パターン)
新卒で就活に臨むも、希望の企業では不採用
⇒内定がないまま卒業し、翌年に既卒として就活に挑む
このような方は非常に多いです。
Aさんがまず注目したのは、新卒の就活に失敗した理由でした。
冷静に考えてみると、大手企業とか有名企業ばかりにエントリーしていたため、志望動機も浅くなっていたようです。
- 大手で有名だから
- 大手は安定してそうだから
- 給料が多そうだから
これらの志望動機は表面的な理由ばかりで、面接で話すことはできません。そのため、Aさんは「自分は何をしたいのか?」を真剣に考えてみました。
出た答えは「手に職をつけたい!」というもの。終身雇用も崩壊したし、これからは企業ブランドではなく、手に職をつけた方がいいと考えました。
その中でAさんが選んだのはIT業界でした。
文系出身でしたが、文系でもIT業界に就職できると知り、企業分析を開始。未経験から就職できるIT企業を見つけて応募したところ、無事に内定をもらえました。
Aさんが既卒の就活に成功した理由
ずばり、自己分析をしたからです。
「自分は何をしたいのか?」を考えていますよね。
- 自分がやりたいことを見つける
- それを叶えられる企業を探す
自己分析をすれば、強い目的意識をもって就活に挑めます。自己分析ができれば、業界分析や企業分析もうまくいくものです。
Aさんは働く理由も明確なので、すぐに辞めてしまう可能性も低いでしょう。
Bさんの体験談(失敗パターン)
働きたいという気持ちがなく、まともに就活しなかった
⇒書類選考は通るものの、面接で落とされることが続く
このような方も非常に多いです。
既卒の就活を始めて、Bさんが面接で一番困ったのは、「なぜ就職しなかったんですか?」という質問。
- なんとなくです。
- やりたいことがなくて…
- 自分の将来を考えていたら卒業の時期になって…
特に理由がなかったので、不採用になっていました。
Bさんは面接に苦手意識をもってしまい、現在はニートです。
Bさんが既卒の就活に失敗した理由
「なぜ就職しなかったんですか?」に対する回答がよくありませんでした。
就職しなかった理由がネガティブだと、面接官は良い印象をもちません。なぜなら、仕事の取り組み方もネガティブだと想像するからです。
「なんとなく卒業してしまった」という人は、仕事でも「なんとなく仕事の期限が過ぎてしまった」と言いかねない怖さがあります。
新卒で就職しなかった理由を、いかにポジティブに伝えるかが重要です。
職歴のない既卒の就職方法
既卒の具体的な就職方法は、下記の3つです。
- 転職サイト
- ハローワーク
- 転職エージェント
1つずつ特徴を解説します。
転職サイト
転職サイトでも既卒の就活は可能です。よく見ると、既卒も採用している求人があるからです。
中には、聞いたことがある有名企業でも、既卒の募集していることがありますので、根気よくサイトを見ながら、良さそうな求人を探してみましょう。
ただし、転職サイトを使った就活は、すべてを自分でやらないといけません。
- 企業分析
- 応募
- 履歴書の作成
- 面接対策
上記のような対策すべてあなた1人で行います。
「なぜ就職しなかったんですか?」という質問にも、あなたが答えを用意して臨む必要があります。
ハローワーク
ハローワークでも、既卒の就活は可能です。地域の中小企業など、転職サイトに載ってない求人もあります。
ハローワークの職員さんに相談もできるので、履歴書や面接の質問をしてみましょう。
ただし、ハローワークは利用者が多いので、職員さんも「既卒の就活を専門的に扱っている」というわけではありません。既卒専門の相談窓口ではないのが注意点です。
転職エージェント
転職エージェントに相談する方法もあります。
特に「既卒の就活に強いエージェント」に相談しましょう。既卒ならではの悩みも、的確に答えてくれるからです。
- 「なぜ就職しなかったんですか?」という質問の答え方
- 履歴書の書き方
- 既卒を積極的に採用している企業リスト
- あなたに合っている仕事や会社
これらの悩みを転職エージェントであれば全て解決してくれます。
既卒の人は是非「既卒の就活に強い転職エージェント」に相談してください。あなたに合う企業に、採用される確率が高いからです。
ちなみに、私たちジェイックも「既卒の就活に強い転職エージェント」です。就職準備の対策や就職後のサポートも行っているので、お気軽にご相談ください。
職歴のない既卒におすすめの職種
既卒の人におすすめの職種は、下記があります。
- 営業
- IT
- 販売
1つずつ解説しますね。
営業
既卒の人の就職は、営業職がおすすめです。営業職は募集も多く、比較的採用されやすいからです。
営業に向いてる人
- コミュニケーションが好きな人
- 初対面の人と仲良くなれる人
- 友達が多い人
営業をするメリット
- 汎用的なスキルが身につく
- 転職しやすい
- 人脈ができる
どの営業職でも「人と話す」という点では同じなので、営業スキルが身につけばどこでもやっていけます。
IT
IT系も既卒の人におすすめです。未経験者でも募集があり、文系出身者でも採用される会社があるからです。
ITに向いてる人
- 集中力がある人
- コツコツと続けられる人
- 論理的思考ができる人
ITの仕事をするメリット
- 手に職がつく
- スキルが身につけば、転職しやすい
- 今後も伸びるので、将来に期待できる
IT業界が成長しているのはご存知の通りです。今後も需要が多いので、仕事が安定しています。
販売
販売職も既卒の人におすすめです。募集が多く、採用されやすいからです。
販売職に向いてる人
- 人当たりが良い人
- 説明がうまい人
- 雰囲気が明るい人
販売で経験を積んでから、営業に転職する人もいますね。
好きなブランドがあったり、人と関わるのが好きな人にはおすすめです。
既卒の職歴なしの就職のコツと注意点
既卒の人の就職のコツと注意点を解説します。就活を始める前に読んでおきましょう。
既卒を積極的に採用している企業に応募する
内定をもらえる確率を上げるコツは、既卒を積極的に採用している企業に応募することです。そもそも、既卒を求めているからです。
企業のホームページの採用のページを見て、以下のようなことが書かれている企業は狙い目と言えるでしょう。
- 既卒採用
- 既卒枠
などと書かれている企業が狙い目です。
意外な大手企業も既卒を募集しているので、情報収集が大切ですね。
行動量を重視する
既卒の人は、就活の行動量を重視しましょう。すぐに内定をもらえないことが予想されるからです。
・就活がうまくなる
・失敗を活かせる
・どういう会社に求められてるか見える
実際に行動することで、得られる情報は多いです。
「1社応募して不採用、また1社応募して不採用」とゆっくり就活するのではなく、同時進行で就活するのもコツですね。早くパターンをつかめるので、採用される確率も高くなります。
やる気を伝える
面接ではやる気を伝えてください。
既卒は「ポテンシャル採用」といって、そもそも即戦力とは思われていません。「将来の成長株」として採用されます。そのため、今すぐ何かできる必要はあまりないのです。
・元気よく話す
・素直で明るい雰囲気
・笑顔
・大学時代の活動をアピールする
・アルバイトの実績をアピールする
基本はハキハキと話すことです。印象が良くなって、採用される可能性が上がります。
既卒で就職活動している理由をポジティブに説明する
「なぜ就職しなかったんですか?」の質問には、ポジティブに答えるのが鉄則です。ネガティブな印象だと、採用されにくいからです。
・過去の失敗を反省していると伝える
・資格の勉強をしていた
・どうしてもやりたいことがあった
・海外留学していた
・家庭の事情
一番重要なのは「過去の失敗を反省している」と伝えることです。失敗を活かせる人に見えるからです。
新卒の就活では、深い考えなしに応募していました。
そのため、志望動機などを聞かれても表面的なことしか言えませんでした。思慮が浅かったと、今では反省しています。
この失敗を活かして、今年の就活では「自分は将来、何をしたいのか?」から考えてみました。
私は将来◯◯をしたいとわかり、それを叶えられるのが御社だったので、応募しました。
過去の失敗を活かして、前に進んでいる感じがしますよね。成長できる人にも見えるので好印象です。
「なぜ就職しなかったんですか?」の質問には、上記のようにポジティブに答えましょう。
ブラック企業に注意
既卒の人は、ブラック企業に注意してください。就職しにくい既卒の人を狙うブラック企業があるからです。
ブラック企業は、既卒の人の弱みにつけこんで、安い賃金で労働力を搾取します。
・平均年齢が若すぎる会社に注意する
・求人情報の内容が抽象的な会社に注意
・夜遅くに会社にいってみて、電気がついてないか見る
・ブラック企業を紹介しない転職エージェントに相談する
うっかりブラック企業に就職してしまうと、短期退職や転職回数の増加などデメリットが多くなりますので、注意してください。
経歴詐称は絶対ダメ
既卒の人が絶対にやっちゃダメなのが、経歴詐称です。嘘は必ずバレます。
履歴書や面接で嘘がバレるのではなく、入社してからバレます。
・社会保険の履歴
・年金の履歴
経歴詐称は立派な詐欺なので、最悪の場合は試用期間内に解雇されることもあるでしょう。そもそも、嘘をつく人をほしい企業はありません。
既卒であることを隠しても良いことはないので、正々堂々と立ち向かいましょう。
上記で説明してきた注意事項を守れば、経歴詐称をしなくても内定をもらえる可能性はあります。
ジェイックなら既卒の就職対策がすべて可能
上記の「既卒の就職のコツや注意点」を1人でやる自信がない人は、私たちジェイックに相談してください。「既卒の就職のコツや注意点」をすべて対策可能だからです。
既卒の就活に慣れている人はいません。
目的は就活に慣れることではなく、あなたに合う会社に就職することですよね。目的を達成するために、もっとも成功率が高い方法で就活しましょう。
私たちジェイックは、既卒の人の就職で多くの実績があるので、安心してお気軽にご相談ください。
・既卒の職歴なしだと就職率が下がる
・既卒の就職の成功体験談と失敗体験談を紹介
・具体的な就職方法とおすすめの職種をチェック
・就活のコツと注意点を知っておこう