

※1. 就職支援サービス「就職カレッジ」の実施年数
※2. 2005/5/1~2023/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3.入社日2022/8/1~2023/1/31に入社した人材の3か月定着率
※4. 2022/3~2023/3の当社相談参加者へのアンケートで『満足』『どちらかといえば満足』を選んだ方の割合
「30代に入ったいまでも、仕事で何がしたいかわからない……」このように悩んでいませんか?そもそも自分の就職は正しかったのか、この先の人生でもいまの仕事を続けていていいのかなど、30代は、仕事にまつわるさまざまな迷いが出やすい時期でもあります。この記事では、仕事で何がしたいかわからない30代に向けて、仕事の探し方やポイント、NG行動などについてご紹介しています。自分が何がしたいかわからないという30代の方は、いまの閉塞感から脱却すべく行動しましょう。
- 30代で何がしたいかわからない場合は、3つの解決方法を試してみよう
- 何がしたいかわからない30代が「やってはいけない3つのNG行動」に要注意!
- 「30代からやりたい仕事をみつけるためのポイント3選」も参考にしよう
この記事の目次
何がしたいかわからない30代は珍しくない

30代で「仕事で何がしたいかわからない」と考えてしまう人がいるのはどうしてなのか、その理由について理解しましょう。
30代になってもやりたい仕事がわからないのはなぜ?
そもそも「自分が何がしたいかわからない」と悩む30代は珍しくありません。ネット上では「もう30歳なのに、まだ自分の適職がわからず悩んでいる」「30代半ばでもやりたい仕事は見つかりますか?」といった声も見受けられます。
もちろん、20代で社会人生活を始めたころは経験もないため、自分が何をしたいのかわからない時期というものは、多くの人が過ごすことでしょう。
しかし実は、30代になってもその想いから抜け出せないことがあります。なぜなら、日本は年功序列の会社がまだまだ多く、30代であっても、やりがいのある仕事を任されている人ばかりではないからです。
つまり、自分の裁量が大きな仕事をやり遂げる経験や達成感を得る機会が少ないために「本当に自分はこの仕事に向いているのか」「ほかにやりたい仕事があるのではないか」と悩んでしまうことがあるのです。
とくに、業務が細分化されていて手順やルールなども多いいわゆる「大企業」に勤めている人は、こうした悩みを抱えてしまうことが少なくありません。
一方で、20代で多くの仕事を任されてきた人であっても、ようやく一息つける30代のタイミングは「これからのこと」を考えはじめる時期でもあります。この場合「色々やってきたけど、自分は一体何をしたいのかな」ともやもやしてしまうことも少なくありません。
このように、何がしたいかわからない30代は決して珍しい存在ではなく、むしろ多くの人が悩み、解決策を模索し続けているという現実があるのです。
30代のための「何がしたいかわからない」解決方法

ここからは、何がしたいかわからない30代に向けて、その解決方法を紹介します。
具体的には、以下の3つの方法を試してみて下さい。
- 興味のあることを書きだす
- 小さな目標に落とし込む
- 仕事のことを考えない時間を持つ
それぞれの解決法について、解説します。
興味のあることを書きだす
まずひとつ目が、興味があることを書きだしてみることです。
そもそも、本当はやりたいことがあるけれど「稼げないから」「趣味に過ぎないから」といった理由から、「やりたい」という想いにフタをしている人も少なくありません。
そこでまずは、自分のなかの固定観点を取り払うために、興味があることを書き出してみましょう。ケーキづくり、YouTuberなど、どんなことでもOKです。「これはいいのかな」と考えず、どんどん書き出してみます。
すると書き出した項目のなかに、共通点が見つけられることがあります。たとえば「ケーキづくり」「ハンドメイド」といった項目があれば「手作業で何かをつくり出すこと」に少なからず関心が高いということになります。
「やりたいこと」を頭のなかだけで考えると、思考がいろいろなところに飛んでしまい、結局は何も考えられなかった……となることは少なくありません。そのためまずは紙のうえに、興味のあることをすべて書き出してみましょう。
そうすることで自分の頭のなかが整理でき、本当にやりたいことが見えてくるようになります。
小さな目標に落とし込む
次におすすめなのが、小さな目標に落とし込むことです。
たとえば「手作業で何かを生み出す仕事」に関心があったとします。この場合、求人サイトで未経験の仕事を探す、自分でもハンドメイド作品をつくってみる、といった行動をしがちですが、これはNGです。
なぜならば、いきなり大きな行動に出ると、それが自分のなかの「義務」になってしまい、興味があったことに対しての意欲が薄れていってしまう可能性があるからです。
そこで大切なのが、小さな目標に落とし込むことから始めることです。すると「興味の芽」を絶やすことなく、やりたいことが現実のものとして見えてきます。
上記の例の場合、たとえば「ハンドメイドを副業にしている人をTwitterで毎日3人フォローする」といったことから始めてみてもよいでしょう。
自分に負荷をかけ過ぎず、興味の対象に近づいていくことができれば「何となくやりたいこと」が「本当にやりたいこと」として確信に変わっていくことがあるのです。
仕事のことを考えない時間を持つ
逆説的ですが、何がしたいかわからないときは「あえて何も考えない」というのも効果的です。
とくに、いまの仕事でイヤなことがあったり、将来のことを考えなければいけない状況に追い込まれたりしていると、頭のなかがいろいろな考えに埋め尽くされるものです。すると「考えがまとまらないけれど考えなければいけない」といった、負のループに陥ってしまうことが多いのです。
そこで大切なのが、何も考えない時間を意識的につくることです。たとえば、休日や有休を取って日帰り~一泊旅行に行く、一日かけて部屋を掃除する、といったことを意識的におこなってみましょう。
そうすることで気持ちも心もリフレッシュでき、すっきりとした頭で物事を考えられるようになります。結果として、「やりたいこと」を冷静な頭で考えられるようになるのです。
何がしたいかわからない30代のNG行動

何がしたいかわからないと、つい焦ってしまうものです。そして30代ともなると、将来のことも深く考えなくてはならず、その焦りがさらなる焦りを生んでしまうこともあります。
ただし、焦って取った行動が良い結果を生むことはほぼありません。特に、以下3つの行動に走らないように気をつけてください。
- 資格取得が目的になっている
- 全く違う環境に飛び移る
- 怪しい誘いに乗る
それぞれのNG行動について、くわしくご紹介します。
資格取得が目的になっている
資格を取得し続けることは、NG行動の代表例です。資格取得は悪いことではありませんが、意味もなく「なんとなく将来に役立ちそうだから」という理由で資格を取り続けるのはおすすめしません。
なぜなら、資格取得が目的となってしまい「やりたいことを見つける」という本来の目的から逸れていってしまうからです。
さらに、いざ資格を取得すると「この資格を活かせる仕事に就かなきゃ……」といった想いに捉われることもありそうです。この場合、自分で自分の可能性を狭めてしまうことにもつながりかねません。
全く違う環境に飛び移る
全く違う環境に飛び移ることも、おすすめできる行動ではありません。たとえば「従業員数万人規模の大企業から、社長を含め2~3名のベンチャーへの転職」「都会から田舎への移住」といった行動も当てはまるでしょう。
もちろん、自分のなかに明確な理由があって、このような行動を取るぶんには問題ありません。しかし「環境を変えたらやりたいことが見つかるのでは」という期待を持ちつつ、その行動を起こそうとしているのであれば、それは一度立ち止まるべきです。
なぜならその行動は「自分は何かをやっている」といった満足感を持ちたいがための行動に過ぎない可能性があるからです。少し厳しい言い方をすると「やりたいことを考えることから逃げている」ともいえるのです。
そしてこうした行動は、やりたいことに近づくのではなく、むしろ自分を遠ざけていってしまうことにもつながります。
怪しい誘いに乗る
怪しい誘いに乗ることも、絶対に避けましょう。世の中には「やりがいがある」「成長できる」「儲かる」といった言葉を使って、この先のキャリアに悩んでいる人に近づいてくる人やそのような求人を出している企業もあるからです。
たとえば、知人などから「面白い仕事がある」と言われて手伝ったら、それが違法または違法に近い仕事だったということもあるかもしれません。
また「副業でいま以上に稼げるようになる」といった文言に惹かれた結果、高額の情報商材を買わされたといった被害も後を絶ちません。
このように「仕事に対して悩んでいる人」をターゲットにした商売は、残念ながらあります。また、やたらと「実力次第で評価」「成長できる環境」などを謳い、実際には、ただ都合よく使える労働者を確保することを目的とした企業もあります。
仕事で悩んでいるときは「自分が変わるきっかけ」を何でもよいから掴みたくなるものです。「チャンスを逃さない」という姿勢は大切ですが、「そのチャンスが怪しいものではないか」といったことは、冷静に考える必要はあるでしょう。
30代からやりたい仕事をみつけるためのポイント

30代からやりたい仕事を見つけるためには、いくつかのポイントがあります。特に以下3つを押さえることで、自分自身が納得できる仕事に就ける可能性を高められるでしょう。
- 「苦ではなかったこと」を思い出す
- 「転職したい理由」を明確にする
- 「自分が必要とされる仕事」を探してみる
それぞれのポイントについて、解説します。
「苦ではなかったこと」を思い出す
ひとつ目のポイントは、これまでの仕事人生のなかで「苦ではなかったこと」を思い出すことです。
たとえば「社外でプレゼンをしたときはかなり緊張したけれど、プレゼン資料のためのリサーチや資料作成はストレスなくできた」などの経験は、誰にでもあると思います。
このケースの場合、人前に立つことが多い仕事ではやりがいを感じられないかもしれません。一方で、データを分析する、情報を可視化する、ひとりで黙々と作業に打ち込むといったことには、やりがいや働きやすさを感じられる可能性が高いでしょう。
人は、自分が興味を持てる仕事や、その仕事をしていることが苦ではなくむしろ「楽しい」と思える仕事であればあるほど、幸福度は上がっていくものです。仕事をするうえで苦ではなかったことを思い出すことは、楽しいと思える仕事を見つけるための「大切なヒント」となるのです。
自分が何をしたいかわからない場合は、ストレスなく取り組むことができた仕事について、まずは思い出してみてください。
「転職したい理由」を明確にする
「転職したい理由」を明確にすることもおすすめです。たとえば今の仕事に飽きているのであれば、「なぜ飽きているか」を考えます。
「同じことの繰り返しだから」が理由であれば、さらに「なぜ同じことの繰り返しがイヤなのか」と考えていきます。この場合、「成長が感じられない」という理由に突き当たったら、それが本当の転職理由といえるでしょう。
つまり次の仕事を探すときは、「成長が実感できること」を第一に考えるべきといえるのです。
「やりたいこと」と聞くと、具体的な仕事名を考えなきゃ……と焦ってしまう人は少なくありません。しかし、それだと行き詰まってしまいます。
一方で「自分が成し遂げたい状態」から逆算して考えると、やりたい仕事に近づいていけることも。
「仕事を通じて自分の成長を実感したい」という自分の希望がわかったのであれば「ならば、成長を実感できる仕事ってなんだろう」といったことから考え始めることで、自分の思いに即した仕事選びが効率的にできるようになるのです。
「自分が必要とされる仕事」を探してみる
何をしたいかわからない場合は「自分が必要とされる仕事」を探してみることも検討してみましょう。なぜなら、相手から必要とされることや感謝されることは、自分にとってその仕事へのやりがいにつながる可能性があるからです。
たとえば、過去に上司から褒められた仕事、顧客から喜ばれた経験を思い出してみましょう。自分にとっては、たとえ面白みを感じられない仕事であったとしても、誰かから喜ばれるということは大きなやりがいにつながるものです。
実際に、はじめはつまらなく思えた仕事でも、相手から感謝されたことがきっかけとなってやりがいを感じるようになり、その仕事をずっと続けているという人も少なくありません。
「自分が必要とされる仕事は何か」という視点に立って探すことで、自分にとって長く続けられる仕事に出会える可能性を高められるといえます。
何がしたいかわからないときは転職も検討しよう
「仕事で何がしたいかわからないけれど、もう30代だし、いまの仕事を続けるしかない」と考えている方もいるかもしれません。しかし、30代で転職に成功し、やりがいを感じられる仕事に就けた人がいることも事実です。「いまの仕事がつまらないから辞める」という方法はおすすめできませんが、自己分析やこれまでの仕事を振り返ったうえで自分の適性やりたいことを見つけられたのであれば、転職という選択肢もひとつあるでしょう。
何がしたいかわからないときは転職エージェントを活用もおすすめ
何がしたいかわからない、転職活動をプロにサポートしてもらいたいと考える人には各社就職/転職エージェントの活用もおすすめです。
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