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既卒就活を成功させるポイントと企業の既卒採用傾向

企業の既卒採用傾向と既卒就活を成功させるポイント
既卒FV

※1. 2018/2/1~2018/7/31の当社研修参加者の内、当社が把握している就職決定者の割合
※2. 2005/5/1~2020/4/30の弊社主催の面接会参加人数
※3. 調査期間:2021年9月17日~9月19日(日本コンシューマーリサーチ)

既卒就活の進め方がわからない…」新卒の場合とは異なり、既卒になると就職活動を自分ひとりで進めなければならないことが多く、戸惑う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、既卒者の就活が厳しいといわれる理由や、既卒者におすすめする就活の進め方を紹介していきます。

既卒でも、場合によっては大手企業に就職できる可能性もあります。その方法も解説しているので、参考にして就活を進めていきましょう。

既卒になると、就活をどうやって進めればいいかわからない人が多そうだね。

決まった就活方法がないからこそ、しっかりと進め方がを知ったうえで、就活を進めると一気に有利になるよ。紹介していくので、参考にしてみよう。

既卒とは

既卒とは

「既卒」とは、高校・専門学校・短大・大学などを卒業して3年以内で、一度も正社員経験のない人を指す場合が一般的です。

たとえば卒業後に以下のような生活をしている人は、すべて既卒に該当します。

  • 働いていないニート
  • アルバイトで生計を立てるフリーター
  • 資格取得を目指して勉強中

いずれにしても、正社員として就職した経験がない人は一律で「既卒」という扱いになります。

既卒と第二新卒の違い

「第二新卒」とは、高校・専門学校・短大・大学などを卒業後3年以内に、一度でも正社員経験のある人のことです。

卒業後3年以内であれば就業期間の長短は問われず、たとえば1社目に就職した会社を3か月で辞めても、2年半で辞めても、どちらも第二新卒として扱われます。

つまり既卒と第二新卒のもっとも大きな違いは『就職した経験の有無』です。

そのほかに、第二新卒が経験していて既卒が経験していない事柄として、以下が考えられます。

  • 社会人としての基本的なマナー/ビジネススキル
  • 会社組織の一員として働いた経験
  • 研修や教育(企業による)

第二新卒は、一度企業に入社して働いたことがあり、最低限のマナーなどは身についているという点で、転職市場では比較的需要があります。

以下の記事でも既卒について解説していますので、こちらも参考にしてください。

新卒と既卒の違いとは?既卒で就職を成功させる方法も解説!
既卒とは?就活における既卒者ならではの攻略方法

既卒と第二新卒だと企業からの見られ方が違いそうだね。既卒でも受け入れを拡大をしているみたいだからしっかり準備すれば就職できそう!

既卒を採用する企業は増えている?

既卒を採用する企業は増えている?

既卒を正社員として採用する企業は、増えています。

理由は、人手不足などによって企業の採用傾向が変化していることと、企業側に既卒を採用するメリットがあるためです。

各理由について、データを参照しながら解説します。

企業の既卒採用傾向

帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2022 年 10 月)」では、「正社員が不足している」と答えた企業は51.1%に上りました。

加えて、少子高齢化の影響によって新卒枠のみで若い人材を確保することが厳しくなっていることから、既卒を採用する企業が増えてきています。

2021年度労働経済動向調査では、新卒採用枠で正社員を募集した事業所のうち、「既卒者は応募可能だった」と答えた割合は69%と発表されました。

2016年の同調査では、「既卒者は新卒枠で応募可能」とする事業所の割合が43%程度であり、5年間で既卒を受け入れる企業が20%以上増えたことがわかります。

上記のことから、既卒を採用する企業は増加傾向にあるといえます。

企業が既卒を採用する理由

厚生労働省は、2010年に「青少年雇用機会確保指針」の改正を行い、学校等を卒業して3年以内の既卒は新卒枠で応募できるよう企業に要請したことで、既卒を採用する企業は増えました。

また、以下のような企業側の既卒採用のメリットも考えられます。

  • 採用競争を避けられることもある
  • 既卒は採用が決まればすぐに入社できる
  • 他社に染まっていないので教育しやすい

厚生労働省が既卒の新卒枠応募受付を企業に要請をしているものの、応募者が多い大企業ではまだ新卒枠のみで人材を確保できるため、既卒採用を行っていないケースもあります。

このことから、中小企業は既卒をターゲットとすることで採用競争を避けつつ、優秀な人材を確保することができるのです。

また、新卒は卒業まで入社を待つ必要がありますが、既卒は新卒同様の若さや柔軟性がありながらも採用後すぐに働けます。

このようなメリットがあることから、企業の既卒への需要も高まっているといえます。

既卒の就活を成功させる方法を以下の記事で紹介しているので、こちらもご参照ください。

既卒就活を成功させる人の特徴

就職を成功させる既卒者の特徴は、以下3つあります。

  • 【特徴1】既卒になった理由を自己分析している
  • 【特徴2】就職活動の準備をしっかりとしている
  • 【特徴3】エージェントや就職支援の活用

順番に詳しく解説します。

【特徴1】既卒になった理由を自己分析している

企業は面接で「既卒になった理由や経緯」など、説明が難しいことも必ず質問します。その分、新卒者の面接に比べ、より一層しっかりした事前準備が必要です。

既卒になった理由もふくめて自己分析を行うことで、面接の場で「答えにくい質問でも、逃げずに回答」できるようになります。さらに「ネガティブな経験も、将来プラスに転じさせようとする姿勢・熱意を感じる」と企業側に伝われば、アピールポイントにもなり得ます。

【特徴2】就職活動の準備をしっかりとしている

「自己分析」に加えて、応募する企業の研究や、その企業が属する業界全体のこともしっかり調べておきましょう。これらを行っているか否か、面接官にはすぐに伝わります。もちろん、事前準備がしっかりされている人が、面接で有利になることは言うまでもありません。

【特徴3】エージェントや就職支援の活用

就職エージェントなどの支援サービスを活用すれば、就職成功率が大幅にアップします。

フリーターや既卒者の平均的な内定率は42.4%だと言われています。

一方で、私たちジェイックを利用した方の就職成功率は80%以上です。

既卒になっても就活を成功させた人たちの中には、エージェントや就職支援サービスをうまく活用している人が多いようです。

既卒の就活はしんどそうだけど、しっかりとやることをやっていれば就活も成功しそう。やり方をしっかりと理解していきたいね。

既卒は人生終了じゃない~就職の準備と具体的な方法を解説~

既卒の就活方法

既卒の就職方法

既卒者におすすめの就職活動の方法として、就職エージェント、就職サイト、ハローワークがあります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

就職エージェント

就職エージェントの特徴とメリット・デメリットは、以下の通りです。

就職エージェントの特徴

民間企業が提供するサービスで、専任のキャリアアドバイザーが現状や就きたい仕事などについてヒアリングをして、希望に近い企業を紹介してくれます。

必要に応じて講座への参加や、書類添削・面接対策なども利用でき、個々に合った仕事や企業探しを、プロがサポートするサービスです。

就職エージェントのメリット・デメリット

就職エージェントを利用するメリットは、以下の内容があげられます。

  • 質の高い求人の紹介が期待できる
  • 専任のアドバイザーが担当するため相談しやすい
  • 企業とのやりとりが不要で、就活に専念できる

一方、デメリットとしては、以下の項目が考えられます。

  • エージェントや担当者と合わないこともある
  • 希望に合う求人を紹介してもらえるとは限らない
  • 100%就職できる保証はない

就職エージェントが扱う求人は、自社スタッフが求人企業を実際に訪問し詳細を確認しています。労働条件はもちろん、社風や社内の雰囲気などについても把握しているため安心です。

一人ひとりにプロのアドバイザーがつくため、質問や相談がしやすいのも利点です。

また、面接の日程調整や企業に聞きづらい質問などの連絡も代行してもらえるため、自分でなければできない活動に専念できます。

ただし、とにかく早く就職するよう急かしてきたり、自分の希望とまったく異なる求人ばかり紹介するエージェントや担当者には要注意。合わないと感じる場合は、担当者の変更を申し出る、他のエージェントに切り替えるなどの対応も検討しましょう

また、エージェントを活用すると就職の成功率は上がりますが、必ず就職できると確約されているわけではない点を理解しておきましょう。

就職エージェントについて、詳しくはこちらの記事もご参照ください。

既卒向けの就職支援サービスをご紹介!既卒にオススメの職種は?
既卒はエージェントを利用すべき?メリットや利用の流れについても解説!

就職サイト

就職サイトの特徴とメリット・デメリットは、以下の通りです。

就職サイトの特徴

就職サイトは、氏名や住所、年齢、学歴や職歴などを登録することで利用できます。希望職種や給料、勤務地などの条件を入力して求人検索し、気になる企業があれば、サイト上から応募できます。

大手が運営するサイトのほか、特定の業界や職種が中心、女性向け、若者向けなどの特徴を持つ就活サイトもあり、複数のサイトを併用することもできます。

就職サイトのメリット・デメリット

就職サイトを利用するメリットは、以下の内容が考えられます。

  • 自分のタイミングで閲覧・応募できる

一方、デメリットとしては、以下の内容があげられます。

  • 面接の日程調整などを自分でやる必要がある
  • 事実と異なる/大量採用を目的とした求人もある
  • 企業の詳細がわからずミスマッチも起きやすい

就職サイトはスマートフォンからでもチェックできるため、空き時間などを使って自分のペースで就活を進められます。履歴書や職務経歴書を登録すると、企業側から「応募しませんか」「面接を確約します」などの連絡が来ることもあるため、自分に合う企業が見つかる可能性もあります。

一方、すべての連絡を自分で行うため時間と手間が掛かったり、選考段階では企業に質問などがしづらいと感じることもあります。求人情報に書かれている内容は限られているため、実際に入社してから「思っていたのと違った」と感じるリスクもあります。

就職サイトについては、こちらの記事もご参照ください。

既卒におすすめな就職サイトとは?選ぶ際のポイントについても解説!

ハローワーク

ハローワークの特徴とメリット・デメリットは、以下の通りです。

ハローワークの特徴

ハローワークは国が運営を委託している、全国に設置されている職業紹介施設です。失業者しか使用できないわけではなく、求職登録をすれば誰でも利用可能です。

求人の閲覧や応募だけでなく、職員への相談やハローワーク主催のセミナー・イベント参加、条件を満たしていれば職業訓練の受講などもできます。

ハローワークのメリット・デメリット

ハローワークを利用するメリットは、以下が考えられます。

  • 管轄地域の就職情報に強い
  • 就職活動の一環として気軽に通うことが可能
  • ハローワークならではのサービスを利用できる

一方、デメリットとしては以下の内容があげられます。

  • 問題がある企業の求人も混ざっている
  • 相談員の対応の質にばらつきがある
  • 正社員以外の求人も多い

ハローワークは管轄している地域の企業の求人を多く扱っているため「地元で就職したい」人にとっては便利です。

職業訓練など、就職するためのスキルを身につけられるサービスを活用するのもよいでしょう。

ただし、企業側が求人情報を出したり採用するのも無料であるため、人材採用に経費をかけられない企業や、労働環境や条件面で見劣りする企業などの求人も混ざっている点は否めません。

相談員も求人内容の詳細や社内の雰囲気までは把握していないこともあり、事前に知っておきたい情報が得られないケースもあります。また、正社員の求人に特化しているわけではなく、パートなどの求人数も多めです。

ハローワークを利用した就職方法は以下の記事でも解説していますので、こちらもご参照ください。

既卒がハローワークで就職する方法【他の就活方法も解説】

企業HPなどからの直接応募

企業に直接応募する場合の特徴とメリット・デメリットは以下の通りです。

直接応募の特徴

直接応募とは転職エージェントやハローワーク経由ではなく、企業に直接応募することです。

具体的には、企業のWebサイトの採用ページから応募を行う方法と、企業に書類を郵送する方法があります。

直接応募のメリット・デメリット

直接応募のメリットは以下があげられます。

  • 意欲を評価されやすい
  • 転職サイトにはない企業に挑戦できる

一方で、以下のデメリットも考えられます。

  • 既卒を募集していないこともある
  • 企業との条件交渉はすべて自分で行う

特に企業のWebサイトでは既卒募集していないことが多いため、既卒の場合、直接応募はあまりおすすめできません。

既卒の就職活動の方法については、以下の記事も参考にしてください。

既卒採用とは?新卒/中途採用方法についても解説!
既卒になると就職は難しい?既卒者が内定を得るためのポイントを紹介
既卒で死ぬしかないと思っている方に必見!既卒でも就職できる方法を紹介

既卒就活のやり方はいくつもあるけど、自分に合った就活方法で進めていこう!

既卒就活で必要な準備

既卒就活で必要な準備

既卒就活をはじめる前に、必ずやっておきたい準備について解説します。

今すぐに、できることから取り組んでみましょう。

仕事の種類を知る

総務省「日本標準職業分類」を参照すると、日本にある職業の数は1万7209種類が想定されます。ひとことで「仕事をする」「企業に就職して働く」といっても、世の中には膨大な数の仕事があるのです。まずは職業の一覧などを参考に、どんな仕事があるのかを知るのが第一歩です。

たくさんの仕事の中から、ひとつでも自分に合ったものが見つかればよいわけですから、気軽に楽しみながら調べてみましょう。

適性検査を受けてみる

インターネットでの適性検査や適職診断などを受けてみて、自分にはどのような特性があり、どんな仕事であれば能力を発揮できそうかをチェックしてみましょう。

検査データの統計をもとにあなたの性質に適した職業が提案されるため、一定の説得力があります。ただし適性検査や適職診断は数多く存在するため、客観的に評判の良い検査・診断など、信頼性の高いものをリサーチして利用しましょう。

WEB適性検査の対策方法とは-テストの問題や企業が適性検査で見るポイントも解説-

自己分析をしてみる

これまでの人生を振り返り、転機となったり印象深かった出来事、成功・失敗の経験などについて、当時の気持ちやそこから得たものなどを書き出してみましょう。そうすることで、自分の価値観や大切にしていること、得意なことや苦手なことが見えてきます。

人の本質は、あまり大きくは変わりません。過去を振り返ることで、自分の考え方や行動パターンなどが見えてくるため、今後のキャリアを考える上で重要な要素になります。

自己分析とは?簡単なやり方や自己分析のメリットについて分かりやすく解説

履歴書・職務経歴書を書いてみる

最初は見よう見まねでよいので、履歴書と職務経歴書を書いてみましょう。

いくらでも書き直しができるため、まずは自己PRや趣味・特技、アルバイトの経験がある場合は仕事内容やそこで得たことなどを書きます。書き出すことで自分の特徴・経験の「棚おろし」ができ、今後の就職活動に役立ちます。

既卒であることから自信を失っている人もいるかも知れませんが、自分の強みや個性・アピールできるところが見えてくることもあります。

以下の記事では履歴書の書き方を解説しているので、こちらも参考にしてください。

既卒者の履歴書の書き方とは?履歴書の選び方や作成のステップを解説!

面接対策をする

既卒者が就活をするとき、既卒である理由は100%聞かれると思っておいたほうがよいでしょう。たとえば、面接では以下のようなことを聞かれる可能性があります。

  • 在学中に就職活動はしたのか/していない場合、それはなぜか
  • 卒業してからこれまで何をしていたのか
  • 本気で就職する気はあるのか
  • なぜ既卒から正社員を目指そうと思ったのか

既卒者の立場からすると、厳しく感じる質問が多いかもしれません。しかし企業は採用にコストをかけているため、ミスマッチや早期離職をできるだけ避けたいと考えています。また、一度正社員採用をするとよほどのことがない限り辞めさせることができないため、問題のありそうな人は入れたくないという面もあります。

そのため、既卒者の採用を検討する際は新卒や通常の転職者以上にシビアな目で見ていて、突っ込んだ質問をして本気度を確かめようとする傾向があります。

まずは、想定される質問に対して説得力ある回答ができるよう、自分なりに準備してみましょう。

既卒の面接について、詳しくは以下の記事をご参照ください。

既卒ニートだけど就職できる?既卒ニートの就活の始め方と面接のコツ!
既卒の面接でよく聞かれる質問と回答例

まずは、自分の就活の軸を定めること。入社はゴールじゃなくてスタートだからこそ、改めて考えていきたいね。

既卒就活を成功させるポイント

既卒の就活におけるポイントと、その対処法も準備しておきましょう。

受ける企業数は一定以上は決めておこう

就職ジャーナル「内定した先輩たちに聞きました。 面接、どのくらい通過するもの?」によると、内定をもらった人のうち、面接を受けた企業数は以下の通りです。

  • 1~5社:36%
  • 6~10社:22%
  • 10~20社:20%

マイナビ転職「【転職活動、何社応募した?】平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい?」によると、20代の転職者が応募した企業の平均社数は、以下の通りです。

  • 20〜25歳:6.3社
  • 26〜30歳:7.1社

既卒の場合、新卒や転職者と比較すると選考が厳しくなる可能性もあるため、企業数を絞りすぎるのも危険です。しかし、やみくもに応募数を増やしても、かえって個々の連絡や準備に時間が掛かってしまい、就活の期間が長引く恐れもあります。

少なくとも5社以上、多くても20社程度を目安に考えておくとよいでしょう。

私たちジェイックの面接会では、約20社の企業と同時に面接ができます。そこに参加する企業は「良い人材であれば、既卒であっても積極的に採用したい」と考えています。効率よく、採用意欲の高い企業に出会えます。

一般的な就活事情を知っておくと、臨機応変に対応することができるようになるよ。準備して就活に挑んでいこう!

既卒の仕事選びについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

職歴のない既卒でも就職できる【就職のコツと注意点を解説】
既卒で公務員に就職できる?【民間企業も視野に入れて就活する】

大手企業・有名企業ばかり受けない

応募する企業を大手有名企業に絞らず、視野を広げて就活することも大切です。

大手有名企業は倍率が高いうえに、高学歴の新卒だけでなく海外留学や起業して成果を上げた優秀な既卒がライバルになることもあるため、なかなか内定獲得に繋がらない可能性があります。大企業に就職したいのであれば、一度、同業界の会社で経験を積んでから、再度挑戦してみると良いでしょう。

既卒からいきなり大手企業への就職は難しいみたい。でも、正社員就職して、経験を積めば転職も可能だから長期的な目線で進めていきたいね。

また、大企業のみが優良企業とは限りません。全国的に有名でなくても業界ではトップクラスの企業や大企業の子会社、ベンチャー企業などにも目を向けて、自分の可能性を広げましょう。

企業選びのコツを以下の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてください。

既卒から正社員になれるのはどんな人?就職しやすい職種や就職活動の方法をご紹介
既卒でも大手企業への就職は可能?狙える仕事も紹介

長期的なキャリアを描いて入社しよう

「自分には突出した経歴や実績なんて無い」という人も、それだけであきらめてしまうのは早いかも知れません。

なぜなら、既卒からすぐに大手企業に就職できなくても、いったん同業界の中小規模の企業に就職し、そこで数年間の経験を積んで実績をあげてから、あらためて大手企業の門をたたくことも可能だからです。

総務省の統計によれば、日本でも「転職をする人の数」は増加傾向にあります。2019年には351万人と、比較可能な2002年以降で過去最多となりました。また、「より良い条件の仕事を探すため」に前職を離職した転職者が2013年以降増加傾向で推移しており、2019年は127万人と過去最多になりました。

今すぐは難しくても、数回先の転職で大手企業を目指すためには、そこから逆算した長期的なキャリアの計画を立ててみましょう。

ただし、直近で就職する企業や、そこでの業務を軽んじていては、長期的な目標に到達できません。「今、自分がいる場所」で他者よりも実績をあげて評価されてこそ、さらに高い目標への道が開かれることを理解しておきましょう。

できることを増やし、スキルを磨く

就職した企業での実績や経験をもとに、いずれ大手企業を目指す方法をご紹介しましたが、それ以外にもすぐにはじめられる事はあります。

たとえば、自分が目指したい業界・企業で求められるスキルに関する資格の勉強をはじめてみるのも一案です。実際にその資格を取得しているのがベストではありますが、まだ取得していなくても「スキルアップに前向きに取り組んでいる姿勢」や「勉強を通じて多少の基礎知識をすでに持っている」ことが、書類選考や面接で企業側からプラスの評価になりえます。

「今の自分にできること」からスタートして、できることやスキルを少しづつでも増やしていきましょう。

既卒がバイトをする場合の仕事の選び方や注意点については、以下の記事を参考にしてください。

既卒におすすめのバイト10選!-知っておくべき既卒を続ける危険性とは-

熱い思いをアピールする

企業によっては、既卒に対して「働く意欲が低いのではないか」と懸念を持っていることもあるため、既卒は自己PRや志望動機で仕事への熱意を伝えることが重要です。

事業内容や企業理念などから「その企業で働きたい理由」「企業にどう貢献したいか」「将来の目標」を具体的に説明することで、会社への熱い思いをアピールすることができます。

併せて、前項で紹介したスキルアップへの取り組み姿勢も伝えると、より好印象です。

既卒就活におすすめの時期はある?

既卒就活におすすめの時期はある?

最後に、既卒者の就活のポイントについて時期別にご紹介します。結論から言うと、既卒の就活に適した時期というものはなく、いますぐに行動することで成功率が高まります。

時期によって多少状況は変化しますが、よい企業や求人は、人材を採用するとすぐに募集を終えてしまいます。タイミングを逃さず、なるべく早い段階で就活を開始しましょう。

4月~6月に就活をする場合のポイント

4月~6月の就活は、以下のような特徴があります。

  • 4月に入社した新卒の教育・研修をしている企業が多い
  • 新卒の早期離職などに備え、中途採用を実施する企業もある
  • 在職者は仕事が忙しい時期のため、転職者(ライバル)がやや少ない

新卒のほとんどは4月入社のため、企業は新卒への教育や研修などに追われていることが多くなります。ただし入社まもない段階で離職する新卒者もいるため、中途採用を実施する企業も一定数あります。

企業で働いている人は忙しくしていることも多い時期のため、転職活動をする人はそこまで多くはないといえます。

7月~9月に就活をする場合のポイント

7月~9月の就活は、以下のような特徴があります。

  • 新卒向けの研修などが落ち着き、中途採用を検討する企業が増える
  • 夏季休暇やお盆休みなどで、採用選考に時間がかかることも
  • 新卒者の内定辞退に備え、未経験者採用をする企業もある

夏の時期にボーナスを受け取ってから辞める人が出てくる一方で、会社自体が夏休みに入ったり、採用担当者が休暇を取得したりすることも多いため、採用選考自体は時間を要することがあります。

新卒向けに内定を出し終わっている企業も多い反面、内定辞退などを考慮して、新卒以外の採用活動を実施する企業もあります。

10月~12月に就活をする場合のポイント

10月~12月の就活は、以下のような特徴があります。

  • 企業・個人ともに「年内に採用・就活を終えよう」と動く傾向がある
  • 年末年始は、採用選考がストップするのが一般的
  • 年末まで勤めて、その後辞める人も一定数いる

企業側・就活をする人の両者とも、きりのよい年内に採用・就活を終えたいという想いで、集中的に活動する時期でもあります。

年末年始は休みになるため、12月に入ると採用選考のスピードがやや落ちる可能性があります。在職者は、冬のボーナスをもらったタイミングで辞めるという人も出てきます。

1月~3月に就活をする場合のポイント

1月~3月の就活は、以下のような特徴があります。

  • 4月入社のチャンス/あえて4月以前入社を目指すのも◎
  • 2~3月は、内定をもらっていない学生のラストスパートの時期
  • 春になると人事が忙しくなるため、未経験採用などの動きが鈍くなる

この時期に内定が決まると、新卒が入る前のタイミングで入社するか、4月入社かのいずれかになるでしょう。きりが良い4月入社を希望する人もいれば、新卒と比較されることを避けるため、あえて4月より前に入社してなじんでおきたいという人もいます。

2~3月になると、卒業を控えた現役の大学生がライバルになる可能性もあるため、早めの行動がおすすめです。

既卒のメリットは、新卒と違って4月入社ではないこと。既卒の強みを生かして就活を進めていこう。

まとめ

既卒の就活は簡単ではありませんが、既卒であることをそこまでネガティブに捉えない企業も一定数存在します。既卒の方は新卒にコンプレックスを感じることもあるかもしれませんが、新卒も既卒も、社会人経験がないという点では同じです。これからの長いキャリアのスタートラインに立つべく、前向きに行動しましょう。

既卒の就活の方法は人それぞれで「これをやれば絶対に成功する」という保証はありません。しかし、何をしたらよいかわからない方は、正しい就活の方法やスキル・知識を身につけて挑むのがおすすめです。ジェイックには、既卒の方の正社員就職実績が豊富にあります。既卒でこれから就活を考えている方は、お気軽にジェイックのキャリアアドバイザーへご相談ください。

既卒の就活に関するよくある質問

既卒からの就活は厳しい?

ジェイックでは既卒の方などを対象とした「就職カレッジ」を実施していますが、参加者の方の就職成功率は80%以上です。これは、一般的な既卒者の方の就職成功率よりもかなり高い数字です。そのため、既卒から効率的に正社員就職したい方におすすめのサービスです。

就職できず既卒になったら人生終了?

既卒だからと就職をあきらめる必要はありません。「既卒を採用する企業は増えている?」でもご紹介していますが、既卒者を採用する企業は増加傾向にあります。既卒からの就職は可能であり、人生終了というには早計かもしれません。

既卒の就活は何から始めるべき?

既卒の就活は、就職はしたいけれど何から就職活動をスタートしたらよいのかわからないという方もいるかもしれません。ジェイックでは、5日間の研修を通して就職活動を進めることができるため、そのような方に向いています。まずは「就職相談」にお申込みいただき、ぜひお話をお聞かせください。

既卒の就活方法を知りたい

既卒の就職方法」で触れていますが、もっともおすすめの方法が、転職エージェントの利用です。ジェイックのサービスをご利用いただければ、研修期間から、早い方であれば約3~4週間で就職が決まっています。そのため、はじめての正社員就職を目指す既卒の方にも最適です。

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ABOUT US
近藤 浩充常務取締役
株式会社ジェイック 常務取締役 20~30代の既卒/フリーター層の就職支援事業、キャリア教育事業の統括責任者を歴任、マーケティング開発部門の事業部長(現任)として東証上場を果たす。IT×教育×職業紹介などテックを活用し、変化し続ける顧客のニーズを追求している。【著書】社長の右腕 ~中堅企業 現役ナンバー2の告白~